リノベーションの進め方

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中古マンションや戸建ての購入に伴うリノベーション、または現在住んでいる自宅のリノベを検討している方へ向けて、失敗しないための「リノベーションの具体的な進め方」を詳しく解説します。
リノベーションの全体スケジュール(目安:約半年〜1年)
リノベーションは「物件探し」から「引き渡し」まで、早くても半年、こだわりの設計を行う場合は1年近くかかります。全体像を把握し、いつまでに引っ越したいか逆算して動くことが成功の鍵です。
1. 目的の整理と予算計画(期間:1ヶ月〜)
最初に取り組むべきは「どんな暮らしがしたいか」の言語化と、現実的な「資金計画」です。
- 理想の暮らしと優先順位の整理
- 「LDKを広くしたい」「ワークスペースを作りたい」「収納を充実させたい」など、家族で要望を出します。予算オーバーを防ぐため、「絶対譲れない条件」と「できれば叶えたい要望」に分けておきます。
- 資金計画(ローンと予備費)
- リノベーション費用だけでなく、家具・家電購入費、引越し代、仮住まい費用などの諸費用も計算に入れます。
- ポイント: 解体後に構造上の補修や配管の交換が必要になるケースがあるため、総予算の10%程度は「予備費」として残しておきましょう。
2. 会社選びと物件探し(期間:1〜3ヶ月)
依頼するパートナー選びと、リノベーションに適した物件選びを同時に進めます。
- 施工会社の種類と特徴
- ワンストップ会社: 物件探しから設計、施工、住宅ローン手続きまで一括で窓口になってくれるため、非常にスムーズです。
- 設計事務所 + 工務店: 自由度の高いデザインにこだわりたい場合に向いていますが、費用や手数がかかる傾向があります。
- リノベ会社・工務店: 自宅のリノベや、すでに物件を購入済みの場合の一般的な選択肢です。
- リノベ目線での物件探し(購入する場合)
- 間取りの自由度は構造によって決まります。たとえばマンションの場合、壁で建物を支える「壁式構造」は間仕切り壁を撤去できないことが多いですが、「ラーメン構造」であれば柔軟な間取り変更が可能です。
- できれば検討段階からリノベ会社の担当者に内覧へ同行してもらい、希望の間取りが実現できるか確認しましょう。
3. プランニングと工事契約(期間:2〜3ヶ月)
現地調査を経て、理想の住まいを形にしていく最も楽しいステップです。
- 現地調査と打ち合わせ
- 専門スタッフが現地に入り、寸法だけでなく構造、配管の向き、日当たりなどを細かく調査します。
- ヒアリングをもとに図面やパース(完成予想図)が提案されるので、生活動線やコンセントの位置まで吟味します。
- 見積もり確認と本契約
- 仕様(キッチン、床材、照明など)が固まった段階で「最終見積もり」を出してもらいます。予算オーバーしている場合は、素材のグレードを下げるなどの調整(減額調整)を行い、納得したうえで本契約を結びます。
4. 着工と工事管理(期間:2〜3ヶ月)
契約が終わると、いよいよ工事がスタートします。
- 近隣への挨拶
- 工事中の騒音や職人の出入りで迷惑をかけるため、着工前に施工業者と一緒に上下左右の部屋(戸建てなら両隣や向かい)へ挨拶回りを行います。
- 中間チェック
- 壁を解体した直後(スケルトン状態)や、配管・配線が終わった段階で現場を確認します。図面通りに進行しているか、コンセント位置などに問題がないか直接チェックします。
5. 竣工検査と引き渡し
工事が完了したら最終チェックです。
- 施主検査(竣工検査)
- 施工会社と一緒に、仕上がりを確認します。壁紙の剥がれ、ドアの開閉、水の流れ、傷の有無などを入念にチェックし、不具合があれば直し工事を依頼します。
- 引き渡し・ご入居
- 手直しが完了したら鍵と保証書を受け取り、引き渡し完了です。
成功のための注意点
- マンションの管理規約を必ず確認: 床材の防音等級(L-45など)の指定や、水回り設備の移動禁止ルールなどがあるため、契約前に規約をチェックします。
- 住宅ローンの組込み: 中古物件購入と同時にリノベする場合、住宅ローンとリノベーションローンを一本化できる「セットローン」を利用すると、金利を低く抑えられます。







