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ゴキブリはマンションの何階から出やすくなる?条件や対処法を解説

マンションのゴキブリ
  • 「マンションでゴキブリに遭遇したくない!」
  • 「何階以上に住めば、ゴキブリに遭遇しないの?」

せっかく引っ越したマンションでゴキブリに遭遇すると、気分が落ち込みますよね。

株式会社オウチーノが首都圏を対象に実施した「住居内の「虫トラブル」実態調査」では、11階以上となると急にゴキブリの遭遇階数が激減することが分かりました。

しかし、上層階に住んでいてもゴキブリはマンション内の窓やベランダ、排水溝などさまざまな場所から侵入するため油断はできません。

また、ゴキブリの出やすさにはマンション周辺の環境や構造なども関わってくるため、ゴキブリが出にくいマンションを選ぶには正しい知識を身につけることも欠かせません。

そこでこの記事では

をまとめてご紹介します。最後まで読めば、どのような環境のマンションを選べばいいのか把握できるようになるはずです。

ゴキブリを気にせず快適にマンション暮らすためにも、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

マンションの何階までゴキブリが出る?階数ごとの遭遇可能性を解説

「ゴキブリに遭遇したくないから何階に住もうか迷う」という人は、多いのではないでしょうか。

冒頭でも触れたように株式会社オウチーノが首都圏を対象に実施した「住居内の「虫トラブル」実態調査」では、11階以上となると急にゴキブリの遭遇階数が激減することが分かりました

1年間でゴキブリに遭遇した回数
1階~2階3.39回
3階~5階3.61回
6階~10階1.28回
11階以上 0.07回

参考:株式会社オウチーノ「住居内の「虫トラブル」実態調査」

11階以上はゴキブリに年間0.07回しか遭遇しないにもかかわらず、1階~2階の年間ゴキブリ遭遇回数は約4.8倍の3.39回となっています。

また、1階~5階までは年間ゴキブリ遭遇回数が約3回とほぼ変わらないので、ゴキブリを避けるなら最低でも6階以上に住む必要があると言えるでしょう。

高層階なら安心できるというわけではない

研究のため20年以上ゴキブリ100万匹を飼育しているアース製薬研究部生物研究課の社員によると、マンションの高層階であっても

  • 排気口や排水口を使い侵入
  • ベランダをつたって侵入
  • ダンボールに卵が付着している
  • 外から持ち込む荷物にゴキブリが紛れている

といったケースがあり、高い場所に住めば安心というわけではないと注意喚起をしています。第3章「マンションにゴキブリが侵入する5つの経路」でも詳しく解説しますが、ゴキブリの侵入経路は多岐に渡ることを念頭に置いておきましょう。

ゴキブリが出やすいマンションの5つの特徴

住んでいる階数問わずゴキブリが出やすいマンションの特徴として

  • 1階がコンビニや飲食店
  • 築年数が古い
  • マンションの近隣に緑が多い
  • 木造のマンション
  • 共用部分が汚れている

という5つのポイントがあります。なでゴキブリが出やすいのかチェックしてみてください。

1階がコンビニや飲食店

1階に飲食店やコンビニなど食べ物を扱うマンションは、ゴキブリが出やすいと言われています。ゴキブリは視力が悪く鋭い嗅覚を頼りに行動し、エサや居心地のいい場所を探しています

そのため、長時間食べ物の臭いがする飲食店は、どうしてもゴキブリが集まりやすい場所となってしまいます。また、ゴキブリは食べ物の臭いだけでなく腐敗臭も好むため生ゴミが出やすい飲食店やスーパー、コンビニなどにも引き寄せられる傾向があるようです。

1階にゴキブリが集まりやすい環境があると階段や壁、排水溝を利用し他の階にもゴキブリが広がってしまう可能性は充分考えられます。

築年数の古いマンション

築年数の古いマンションは、ゴキブリに遭遇する頻度が高くなると言われています。

株式会社オウチーノが実施した「住居内の「虫トラブル」実態調査」によると、1年間でゴキブリに遭遇する回数は築1年~5年の建物で年間1.43回なのに対し、築21年以上になると約3.4倍の4.98回となっていることが分かりました

【築年数別】1年間にゴキブリに遭遇した回数
築1~5年1.43回
築6~10年1.87回
築11~20年3.23回
築21年以上4.98回

参考:株式会社オウチーノ「住居内の「虫トラブル」実態調査」

この背景には

  • 室内に隙間が増えて、ゴキブリが侵入しやすくなっている
  • 新築マンションに比べ性能が衰え、湿気が溜まりゴキブリ暮らしやすい環境になっている
  • すでにゴキブリが住み着いてしまってる可能性をある

という要因が考えられます。とくに、築年数が古くメンテナンスが行き届いていないマンションとなるとすでにゴキブリが住み着いてしまっている可能性もあるでしょう。

近隣に緑が多いマンション

ヤマトゴキブリなどゴキブリの種類よっては、雑木林に生息していることがあります。雑木林で暮らしているゴキブリは食べ物を求め、近隣のマンションや建物に侵入します。

そのため、マンションの周辺に

  • 雑木林や田畑が多い
  • マンションのベランダ側や入口側に森林公園などの緑豊富な場所がある
  • 緑が豊富な公園が近い

といった環境の場合は、ゴキブリが出やすくなる可能性があります。

木造のマンション

木造のマンションは鉄骨やコンクリート造に比べて、ゴキブリが出やすいと考えられています。木造は構造上高温多湿になりやすく、ゴキブリが好む環境を生み出しやすいからです。

また、経年変化により木材や木痩せや腐敗が起こることもあり、コンクリートや鉄骨造よりも隙間ができやすくなっています

ゴキブリが壁の間に住み着いてしまったり出入りできる隙間を見つけてしまったりすると、長期間に渡り居座ってしまう可能性もあります。

共用部分が汚れている

マンション室内をどれだけきれいにしても、共用部分が汚れているとゴキブリを引き寄せてしまいます。

例えば、

  • 共用のゴミ箱やポストにゴミが溜まったままになっている
  • 階段や廊下の排水溝に水や泥が貯まりやすい
  • 階段や廊下、バルコニーにホコリや枯葉などが蓄積している
  • 駐車場や駐輪場の手入れがされていない

という状況だと、エサを求めてゴキブリが寄ってきてしまうことも。廊下や階段などの共用部分でゴキブリが発生すると、先ほども紹介したように玄関や窓、ベランダから侵入しやすくなります。マンション全体の衛生管理が行き届いているかどうかも、ゴキブリを遠ざける重要なポイントです。

ここまで読んで、ゴキブリが出やすいマンションの特徴が把握できたかと思います。下記に「ゴキブリが出にくいマンションのチェックリスト」を作成したので、いくつ当てはまるかチェックしてみてください。

ゴキブリが出にくいマンションのチェックリスト

  • 1階がコンビニや飲食店、スーパーではない
  • マンションの近くに雑木林や公園など、緑が多い場所がない
  • 鉄構造や鉄筋コンクリート造である
  • 築10年未満である
  • 共用部分の手入れが行き届いている(害虫対策をしている)

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マンションにゴキブリが侵入する5つの経路

ゴキブリが出やすいマンション特徴が把握できたところで、マンションの室内にどうやってゴキブリが侵入するのか気になるところですよね。

ここでは、ゴキブリの侵入経路として多い

  • 玄関
  • ベランダや窓
  • ダンボールや植物に付着する
  • トイレや台所の排水溝
  • 換気扇や給排気口などの小さな隙間

という5つの経路をご紹介します。

3-1.玄関

ゴキブリはちょっとした隙間を見つけて侵入するのが得意なので、玄関が閉まっていても開口部分の隙間や壁と玄関の隙間から侵入します。

下記の表は日本に生息する主なゴキブリをまとめたもので、成虫で30mmほど、卵だと10mm前後です。玄関に明らかな隙間がなくても体を縦向きにすれば、7mm以上の小さな隙間からでも侵入できます

ゴキブリの種類成虫の大きさ卵の大きさ
チャバネゴキブリ10~15mm10mm
クロゴキブリ25~30mm10mm
ヤマトゴキブリ20~25mm10mm
ワモンゴキブリ30~35mm10mm

また、扉に郵便受けが付いているマンションでは、扉をつたい郵便受けからゴキブリが侵入するケースもあるようです。

「玄関からのゴキブリの侵入をできるだけ抑えたい」という場合は、内廊下タイプのマンションを選ぶことでゴキブリが玄関からマンション内に侵入する可能性を減らすことができます。

参考:公益社団法人東京都ペストコントロール協会「飲食店で見かけるゴキブリの種類」

3-2.ベランダや窓

ゴキブリは壁をよじ登って、ベランダや窓から侵入することがあります。嗅覚が敏感なゴキブリは、料理中に窓を開けているとその臭いにつられて寄ってくる可能性があります。

また、ゴキブリは高い場所から低い場所へと滑空する習性をもっています。クロゴキブリやヤマトゴキブリ、ワモンゴキブリは羽があり、5mほど滑空できるそうです。

いくら室内を清潔な状態にしていても、窓やベランダといった外部から侵入できる場所を利用すれば

  • 離れている向かいの部屋から滑空して侵入
  • 上の階にいたゴキブリが滑空して侵入
  • 隣の部屋から滑空して侵入

なども充分に考えられます。

3-3.ダンボールや植物などに付着する

稀に外部から持ち込まれるダンボールや荷物、植物にゴキブリやゴキブリの卵が付着しており、室内に持ち込まれるケースがあります。

ゴキブリは夜行性で暖かく湿気のある場所を選ぶ習性があるため、保温性が高く暗い空間が作れるダンボールはとくに好んで付着する可能性があります。

すでに室内に数匹のゴキブリがいる場合は段ボールやプランターの下が絶好の居場所となり、住み着いてしまうことも。

少量のダンボールや荷物を持ち込む場合は目視で確認しやすいですが、大量のダンボールや外に置きっぱなしだったダンボールや植物を室内に入れるときには入念にチェックしたほうがいいでしょう。

3-4.トイレや台所の排水溝

トイレや台所、お風呂や洗面所の排水溝からもゴキブリが侵入することがあります。排水溝内は常に水が並々と溜まっているわけではありません。大量の水を流さなければ、水に浸かっていない部分や水が貯まっていない部分が多いです。

ゴキブリは泳ぐことはできませんが水に浮くことはできるため、排水溝の水が貯まっていない壁面をよじ登り室内に侵入できます。

ゴキブリが水に浸かる時間や壁をよじ登る手間を考えると、排水溝からの侵入は高層階より低層階でのほうが多いと言われています。

3-5.換気扇や給排気口などの小さな隙間

先ほどゴキブリは小さな隙間に入り込むのが得意と説明しましたが、外部と室内と繋ぐ小さな隙間はゴキブリの出入口となる可能性があります。

マンションの室内には、主に下記のような場所で隙間ができることがありゴキブリが侵入しやすくなっています。

隙間ができる場所侵入方法
換気扇閉じている間に換気扇口の隙間からゴキブリが侵入することがある
風呂やトイレの換気口外部の換気口の隙間からゴキブリが侵入することがある
エアコンのドレンホース入口を防虫キャップなどで塞いでいない場合、害虫やゴキブリが侵入することがある
排水管を通すために壁や床に開けた穴テープ等で隙間を塞いでいることが多いが、劣化することで隙間が広がりゴキブリが侵入することがある

とくに、どのマンションにも必ずある換気扇や換気口は外部に換気口が用意されているため、ゴキブリが通れる隙間があれば侵入経路となることが。

また、台所やエアコンの排水管を通すために開けられた穴の周辺にも隙間ができやすく、ゴキブリが出入りしやすい環境となっている可能性があります。

マンションの室内にゴキブリを寄せ付けない方法

ゴキブリはさまざまな方法を使い侵入してくるので、できるだけゴキブリを寄せ付けないよう工夫をすることも大切です。

ここでは、簡単に実践できるマンションの室内にゴキブリを寄せ付けない方法をご紹介します。

4-1.常に清潔な状態に保つ

ゴキブリを寄せ付けないためには、何と言っても室内を清潔な状態に保つことが欠かせません。下記の表は、ゴキブリを寄せ付けないという視点から取り入れたい掃除のポイントをまとめたものです。

掃除をする場所掃除のポイント
台所食べ物を床に置かない
お菓子や野菜などゴキブリの好む臭いのあるものはタッパーなどに入れて保管する

三角コーナーに生ゴミを残さない

排水口にはネットなどをかけて、ゴキブリが出入りできないようにする
リビング床に物を置かない

ゴミ箱は蓋付きのものを使用する

ホコリや食べかすがないよう隅々まで掃除をする
寝室床に物を置かない

敷布団の場合は、敷いたままにしない

ベッドの場合はベッドの下も隅々まで掃除をする
浴室排水口にはネットなどをかけて、ゴキブリが出入りできないようにする

水気を残さない
トイレホコリがないよう隅々まで掃除をする

こまめに水を流して、ゴキブリが侵入できないよう水位を保つ
玄関傘立てや下駄箱は定期的に場所移動させる

床に物を置かない

投函ポスト付き扉の場合は、できる限りポストを使用しない
ベランダプランターを置いている場合は定期的に場所移動させる。

床に物を置かない

水気を残さない

台所は、ゴキブリを寄せ付けてしまう食べ物や生ゴミの臭い対策が重要です。とくに、生ゴミは三角コーナーなどに残したままにしないで、料理をする度に蓋付きのゴミ箱に捨てる習慣を付けるといいでしょう。

また、どの場所にも共通しているのか床に物を置かないことです。ダンボール雑誌が積み重なると、暗くて暖かいゴキブリにとって最高の住処となってしまうので、すぐに片付けるようにしましょう。

ちなみに、ゴキラボが実施した「2018年ゴキブリに関する意識調査」では、下記のように「台所でゴキブリを見た」という声が圧倒的に多いので、とくに入念に掃除をすることをおすすめします。

家の中でゴキブリに遭遇した場所は?(複数回答可:回答者数1,000人)
台所718人
居室286人
寝室208人
洗面所183人
浴室171人
玄関140人
廊下139人
トイレ121人
ベランダ94人
階段63人
クローゼット51人
エアコン2人

参考:ゴキラボ「2018年ゴキブリに関する意識調査」

4-2.ゴキブリの好む臭いに気をつける

ゴキブリは好みの香りを嗅覚で嗅ぎ分けるため、ゴキブリが好む香りのものは置きっぱなしにしないよう心がける必要があります。

下記の表は、ゴキブリの好む香りと苦手な香りをまとめたものです。

好きな香り・食べ物

  • 玉ねぎ
  • じゃがいも
  • ビール
  • エビなどの甲殻類
  • 肉類
  • 生ゴミなどの腐敗臭

嫌いな香り・食べ物

  • ハッカなどのハーブの香り
  • グレープフルーツやレモンなどの柑橘系の香り

常温保存できる玉ねぎやじゃがいもの香りを好むため、臭いを広めないよう袋に入れたり冷蔵庫の野菜室を活用したりしましょう。

一方、ゴキブリの苦手な香りとしてグレープフルーツなどの柑橘系やハッカなどのハーブの香りがあり、ハーブの香りは天然由来の防虫剤としても使用されています

生ゴミ処理の後や料理の後にゴキブリが苦手な香りを吹きかけるだけでも、ゴキブリを寄せ付けない効果が期待できるでしょう。

4-3.侵入経路となる隙間や換気扇の対策をする

室内を清潔な状態に保っていても外部からの侵入を予防できないと、ちょっと隙間からゴキブリが侵入してしまう可能性があります。

換気扇や換気口、壁や床に開けた穴の周りなどは、下記のような方法で隙間を作らないように対策をします。

ゴキブリが侵入する可能性がある場所対処法
玄関や窓の隙間隙間テープを貼って小さな隙間を埋める
換気扇や換気口、ドレンホースフィルターを付けて、ゴキブリが通れないようにする
排水管を通すために壁や床に開けた穴隙間テープを貼り直すか、パテで隙間を塞ぐ
台所などの排水口ゴキブリが通れないように、ゴミ受けやネットを設置

玄関や窓の隙間が気になる場合は、隙間テープを使って微調整をすることで小さな隙間までしっかり埋めることができます。

換気扇や換気口などはゴキブリが通れないよう目の細かなフィルターを取り付けることで、外部からの侵入を防ぐことが可能に。また、排水管を通すために開けた穴の周りに隙間がある場合は、パテを使って埋めると広がりにくくなります。

このように、簡単にできる対策を実施することで、ゴキブリが外部から侵入するのを防げるようになります。

4-4.窓や入口を開けたままにしない

ゴキブリは動きが俊敏なので少しの間でも窓や玄関を開けたままにすると、その隙に室内へと侵入してしまいます。

とくに夜間は臭いだけでなく光にも反応して室内に飛び込んでくることがあるので、窓や玄関を開けたままにするのは厳禁です換気などで窓を開けたいときには網戸を活用して、ゴキブリを侵入させないよう工夫しましょう。

4-5.洗面所やお風呂に水気を残さない

ゴキブリは食べ物がなくても、水1滴があれば3日生き延びることができると言われていますすでに室内にゴキブリやゴキブリの卵がある場合、水さえあれば繁殖を繰り返すことができるのです。

ゴキブリを引き寄せないためにも洗面所やお風呂にはなるべく水分を残さず、乾燥させるようにしましょう。

また、洗面所や台所、お風呂に水気があるとゴキブリが好む高温多湿の環境になりやすいところも、水気を残さないようにしたい理由の一つです。

ゴキブリを見たときの駆除方法

最後に、マンションの室内でゴキブリを見かけてしまったときの駆除方法をご紹介します。ゴキブリに遭遇してしまった場合は、ぜひ参考にしてみてください。

5-1.ゴキブリを見たらスプレー式駆除剤で駆除

マンションの室内でゴキブリを見かけたら、ゴキブリ専用のスプレー式駆除剤を使用しゴキブリに向かって噴射しましょう。

ゴキブリの駆除剤には「合成ピレスロイド系」の殺虫成分が含まれていることが多く、神経を興奮させることで殺虫効果を示します。

急にゴキブリが出てくると驚いてしまいスリッパや新聞紙で叩いて潰したという話も聞きますが、この方法は避けたほうがいいでしょう。

ゴキブリを潰してしまうとゴキブリが保有している菌をまき散らすことになり、衛生上よくありません。スプレー式駆除剤で弱ったところをテティッシュなどで包み、ゴミ袋に入れて捨ててください。

スプレー式駆除剤は今目の前にいるゴキブリに対しては効果が高いですが、身を潜め隠れているゴキブリへの効果はあまり期待できません。あくまでもゴキブリが現れたときの対処法として利用するといいでしょう。

5-2.ベイト剤を使用してゴキブリを弱らせる

ベイト剤とはホウ酸団子に代表される「毒餌剤」のことです。ゴキブリの食べ物の臭いに敏感という習性を活かし、ゴキブリが好む臭いでおびき寄せ餌に含まれる殺虫成分で弱らせるという仕組みです

ベイト剤は第3章で紹介したマンションへの侵入経路に設置しておくと、マンション内に入ってきたゴキブリを一網打尽にできます。

「この前マンションの室内でゴキブリを見かけた」という場合は、すでに住み着いているゴキブリ駆除にも利用できます。ゴキブリは集団で行動し繁殖力が非常に高いので、一匹見つけるとどこかにまだ潜んでいる可能性が高いです。

  • 台所のシンク下
  • 冷蔵庫や食器棚の隙間
  • 洗面所の収納の中
  • 収納棚やゴミ箱の隙間
  • 洗濯機の下
  • ベッドの下
  • 靴箱の下
  • ベランダ

など、ゴキブリがすみかにしやすい場所に設置することで、身を潜めているゴキブリを引き寄せて駆除できるようになります。

5-3.自分で駆除したくない場合は業者に依頼をする

自分でゴキブリ駆除をしたくないという場合は、害虫駆除に関して知識がある業者に依頼するのも一つの方法です。

マンション室内の様子を見ながらベイト剤を仕掛けたり細かな隙間を掃除したりとゴキブリを寄せ付けない対策を徹底的にしてもらえます。

中には、季節に合わせた対策ができるコースや定期的な駆除ができるコースを用意している場合も。他の方法に比べると料金がかかってしまうのがデメリットですが、徹底的にゴキブリを遠ざけたい場合は検討してみてください。

まとめ

いかがでしたか?

ゴキブリが出やすいマンションの特徴やゴキブリの侵入経路などが把握でき、ゴキブリが出にくいマンションを選べるようになったかと思います。

最後にこの記事の内容をまとめてみると

11階以上ではゴキブリの遭遇率は減るが、ゴキブリが侵入しないわけではない

ゴキブリが出やすいマンションの特徴は次の5つ

  • 1階がコンビニや飲食店など食品を扱っている
  • 築年数が古い
  • 公園や雑木林などマンションの近隣に緑が多い
  • 木造のマンション
  • 廊下やゴミ箱など共用部分が汚れている

マンションの室内にゴキブリが侵入する経路は次の5つ

  • 玄関の小さな隙間から侵入
  • ベランダや窓など外部に接している場所から侵入
  • ダンボールや植物に付着する
  • トイレや台所の排水溝をつたい侵入
  • 換気扇や給排気口などの小さな隙間から侵入

マンションの室内にゴキブリを寄せ付けない方法は次の5つ

  • 室内を清潔な状態に保つ
  • 玉ねぎや腐敗臭などゴキブリが好む臭いに気をつける
  • 侵入経路となる隙間を塞ぐ
  • 窓や玄関を開けたままにしない
  • お風呂や洗面所に水気を残さない

万が一マンションの室内にゴキブリが出た場合の駆除方法は次の3つ

  • 目の前にゴキブリがいる場合はスプレー式駆除剤を吹きかける
  • 室内にゴキブリが潜んでいる場合はベイト剤を仕掛ける
  • 自分で駆除をしたくない場合は専門業者に依頼をするのも一つの手段

この記事をもとに、ゴキブリを気にせず快適なマンション暮らしができるようになることを願っています。

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この記事の執筆
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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