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基本から応用まで!システムキッチンの収納術と収納グッズ21選

「システムキッチンの収納がうまく使えない!」

「調理器具の出し入れがストレス……」

そんなお悩みをもつ方も多いのではないでしょうか?

しかし、正しい収納場所や収納方法を知っていいれば、システムキッチンは意外とスッキリ整います

まず、適切な収納場所を知ることで、使いたいときに使いたい場所で、サッと調理器具を取り出せるようになります。

さらに、ごちゃつきがちな細かいキッチンツールや置き場に困るアイテムには、カゴやラックなどの収納グッズを取り入れるだけで、スッキリまとまります。

なかなか上手に収納できないという人は、こうした収納方法を知らないだけかもしれませんよ。

この記事では、システムキッチンの基本的な収納場所と収納のポイント、さらに今すぐ取り入れられる収納アイデアをご紹介します。

【この記事でわかること】
  • システムキッチンの基本の収納場所
  • 使いやすいキッチンにするための収納ポイント
  • おすすめの収納グッズ
  • おすすめの収納アイデア

システムキッチンの収納がスッキリ整えば、毎日の家事がもっと楽しくなるはず。

毎日ストレスなく、快適に家事をするためにも、上手な収納方法をマスターしましょう!

目次

【基礎編】おすすめのシステムキッチンの収納場所一覧

システムキッチンの収納はシンク下やコンロ下などと分かれていますが、実は、それぞれ何をしまう場所かがある想定されて作られています。例えば、足元収納には重さのある土鍋などの調理器具を収納するのが一般的です。

使いやすいキッチンは、使う場所の近くに使う物を収納するのが基本です。収納場所が間違っていると、それだけで使いにくいキッチンになってしまいます。

そこで、まずは基本的な収納場所をチェックしてみましょう。

1-1. シンク下には水を入れて使うものを

シンク下には、水回りで使用するキッチングッズを収納するといいでしょう。

ザルや鍋などは、取り出したあとにシンク内で使うことがほとんど。そのため、水を入れて使うキッチングッズはシンク下に収納したほうが作業効率が高くなるのです。

システムキッチンのシンク下収納は通常、上段の「大きな収納」と下段の「高さのない収納」に分かれています。それぞれ、次のようなアイテムを収納します。

【シンク下収納例】
シンク下・上段……ザル、ボウル、水切り、ポットなど

シンク下・下段……ヤカン、鍋など重さのあるもの

1-2. コンロ下にはフライパンや鍋を

火を使うコンロ下には、火まわりで使用するキッチングッズを収納するといいでしょう。

コンロで使用するアイテムは、主にフライパンやフタなど。コンロ下にしまっておけば、使いたいときにサッと取り出せます。

コンロ下収納も、上段の「大きな収納」と下段の「高さのない収納に分かれ、さらにグリル横にも小さな収納がある場合があります。

【コンロ下収納例】
コンロ下・上段……フライパン、フタ、油、菜箸、お玉など

コンロ下・下段……土鍋など重さのあるもの、ガスコンロやホットプレートなど

グリル横……スパイスや小さな調味料など

1-3. 調理エリア下にはカトラリー類やストック食品を

中央の調理エリア下には、調味料やカトラリー類を収納するといいでしょう。使用頻度の高い調理器具もここに収納します。

調理エリアではピーラーなどの細かなキッチンルールを使用して作業します。また盛り付けから配膳までの作業を行うのもこのエリア。そのため、調理エリア下には調理や盛り付けに関わる細かなキッチンツール、調味料を収納しておくと便利です。

メーカーによりますが、調理エリア下は2~3段に分かれていることが多いです。

【調理エリア下収納例】
調理エリア・上段……ハシやスプーンなどのカトラリー類、ピーラーや栓抜きなどの細かな調理器具など

調理エリア・中段……ボトル調味料、ラップやホイル、缶詰などのストック品、まな板など

調理エリア・下段……使用頻度の低い鍋やストック品、ミキサー、プレートなど

1-4. 吊戸棚には使用頻度が低く軽いものを

システムキッチン上部に吊戸棚(頭上収納)がついている場合もありますね。吊戸棚には、使用頻度が低い、軽いものを収納しましょう。

吊戸棚は手が届きにくい位置にあるため、使用頻度が高くないアイテムを入れるのに適しています。また高い場所の収納は取り出しの際に落としてしまう可能性もあるため、頭上収納には軽くて割れないものを収納すると安心です。

シンク上は湯気が上がる可能性があるため、乾物よりも掃除用品などのストック品を収納するといいでしょう。

【吊戸棚収納例】
シンク上……洗剤やポリ袋などの掃除用品ストックなど

調理エリア上……乾物などの食品ストック、ラップや割りばしなど

ストック品などはプラスチックのカゴなどに小分けにして収納すると、取り出しやすくなり、見た目もスッキリします。

吊戸棚のなかでも高い位置には、重箱などの特に使用頻度の低いアイテムを収納するといいでしょう。

【応用編】使いやすいシステムキッチンにするための収納ポイント3つ

使いやすいキッチンとは、ストレスなく家事ができるキッチンのこと。収納の際は、次のようなキッチンを目指しましょう。

使いたいアイテムが見やすく整理されており、使いたいときにパッと取り出せるキッチンが理想的。また、よく使うアイテムほど取り出しやすい位置に収納しておくこともポイントです。

そこで次に、より使いやすいキッチンを目指すために、収納のポイントを3つご紹介します。

システムキッチン3つの収納ポイント
  • 使う場所の側に使うものをまとめて収納
  • 収納グッズを上手に使用 
  • 使用頻度に応じて位置を調整

2-1. 使う場所の側に使うものをまとめて収納

基礎編でご紹介したように、キッチングッズは使う場所の側に収納することで、家事がスムーズに進みます。

例えば……
野菜を茹でる ⇒ザル、鍋、ボウルがシンク下にあるとスムーズ!
揚げ物を作る ⇒油、揚げ物用鍋、油きり、キッチンペーパーをコンロまわりに収納

使うものを使う場所の近くに、なるべくまとめて収納することで導線がスムーズになり、料理の効率もアップしますよ。

2-2. 収納グッズを上手に使用 

どんなに新しいシステムキッチンでも、調理器具をただ詰め込むだけではごちゃついてしまいます。上手な収納のポイントは、収納グッズを活用することです。

例えば、100円ショップにはさまざまな収納グッズやボックスなどが売られていますが、こうしたボックスに細々としたキッチングッズを収納するだけでも、かなり見た目がスッキリします。

さらに、ボックスの形や大きさ、種類を揃えることで、統一感のあるキッチンになりますよ。

高い位置の収納では収納容器ごとにラベルをつけてあげれば、一目で何が収納されているかがわかり、使いやすさも向上します。

2-3. 使用頻度に応じて収納場所を調整 

自分にとって使いやすいキッチンにするためには、調理器具の使用頻度を考え、収納場所を調整することも大切です。なぜなら、どの調理器具をよく使うかは、人によって異なるためです。

例えば……
お菓子をよく作る ⇒はかりや計量器具、オーブン用シートなどを調理エリア下(中段)に収納
毎日お弁当を作る ⇒お弁当箱、ピック、お弁当用カップなどを調理エリア下(上段)に収納

使いやすいキッチンの条件は人によって変わるため、キッチングッズは使用頻度を考えながら収納場所を調整しましょう。

そもそもキッチングッズが多すぎる場合には、使用頻度の少ないグッズの断捨離も検討しましょう。

おすすめのシステムキッチン収納グッズ9選

ここからは、システムキッチンが使いやすく整う収納グッズや収納アイデアをご紹介していきます。まずは、収納に困りやすいキッチンアイテムごとに、おすすめの収納グッズをご紹介します!

3-1. フライパンやフタには立てる収納グッズ

フライパンや鍋のフタには、立てる収納グッズがおすすめです。

大きさの違うフライパンや鍋のフタを、いくつか所有している方も多いと思います。しかし、フライパンや鍋のフタを重ねて収納してしまうと、取り出しにくくストレスがたまりますよね。

フライパンやフタ専用の収納グッズを用いれば、取り出しやすく整理しやすい収納に。幅を調節できる収納グッズを選ぶと、お手持ちのフライパンやフタに合わせて自由にカスタマイズできますよ。 

【おすすめの立てる収納グッズ】

出典:山崎実業 YAMAZAKI シンク下伸縮鍋蓋&フライパンスタンド プレートホワイト 3965

価格 2,505円 (税込)

山崎実業のシンク下伸縮鍋蓋&フライパンスタンドは、横に伸縮可能な収納グッズ。そのため、収納スペースの大きさに合わせて使用できます。

また、仕切りパーツも付け替え可能なため、手持ちのフライパンやフタの数・サイズに合わせて自由にカスタマイズできますよ。

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出典:山崎実業 レンジフードなべ蓋ホルダー タワー ブラック 2980

価格 1,980円 (税込)

よく使う鍋のフタはキッチンまわりに置いておきたいという方には、山崎実業のレンジフードなべ蓋ホルダーがおすすめ。レンジフードまわりに収納できるので、使いたいときにパッと手に取ることができます。

こちらはレンジフードの溝を利用し、引っかけるタイプの商品ですが、キッチン収納のとびらに引っかけるタイプの商品もありますよ。

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3-2. 長い調理器具にはツールスタンド

菜箸、トング、木べらなどの長い調理器具も、立てて収納すると便利です。

お玉などはレンジフードの縁に引っかけるタイプの収納もいいですが、レンジフードのタイプによっては使えないこともあります。また、引き出し内に寝かせて収納すると、重なってしまって取り出しにくくなります。

そんなときは、口が広い容器や専用のツールスタンドなどに立てて収納すれば、重ならずにさっと取り出せます。

【おすすめのツールスタンド】

出典:Hinata Life 【ideaco】Kitchen Tool Stand COMBO ストーンサンドホワイト

価格 4,950円 (税込)

Hinata Lifeのキッチンツールスタンドは、ナチュラルなストーンサンドの素材を使用しており、見た目もオシャレ。インテリアとしても部屋になじみます。

価格は少し高めですが、見せる収納として使いたい方にはおすすめです。

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出典:Honey Reed 【ホーロー ユーテンシルホルダー(ホワイト)】 ホーローのツールスタンド

価格 1,430円 (税込)

Honey Reedのツールスタンドは、比較的、手に取りやすい価格帯。ホーロー製のため、汚れやキズがつきにくく、重さもあるので倒れにくい点もメリットです。

シンプルな白のツールスタンドなら、どんなキッチンにもなじみそうですね。

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毎日使うキッチンアイテムなら、少しオシャレなツールスタンドを使って見える収納としてキッチンの上に置くのもいいでしょう。

綿棒やマッシャーなど使用頻度の低いアイテムはシステムキッチンの収納内に、立てて収納しておくといいですよ。 

3-3. 細かい調理器具には仕切りかボックス

栓抜き、ピーラー、茶こしといった細かな調理器具は、仕切りか小さなボックスなどを組み合わせて収納するといいでしょう。システムキッチンの収納専用の仕切り付きボックスも市販されています。

【おすすめの仕切りボックス】

出典:dinos 伸縮&スライドカトラリートレータワー

価格 1,980円 (税込)

dinosのカトラリートレーは伸縮が可能。そのため、どんな引き出しにもフィットします。伸縮トレーの上部に透明なトレーがもう一段ついているので、カトラリーや細かなツールの収納に便利ですね。

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出典:TOTONO カトラリーポケット/キッチンツールポケット【 RT-CP_L 】

価格 660円 (税込) ※ボックス1つの価格

手持ちのキッチンツールに合わせて、ボックスのサイズを自由に組み合わせたいなら、TOTONOのカトラリーポケットが便利。引き出しと各ツールのサイズを確認して、お好きなボックスを購入すれば、無駄のないオリジナル収納に仕上がりますよ。

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その他、100均でも購入可能な仕切り板を使用して、引き出し内に仕切りを作る方法もあります。ごちゃつきがちな細かい調理器具も、サイズごとに収納場所を分けるとスッキリしますよ。3-4. サイズの異なるお皿はコの字ラック

意外と収納に困るのが、お皿。大きさの異なるお皿を何枚も重ねて収納してしまうと、下のお皿を取り出すのが大変になりますよね。

大きな食器棚や背面収納があればいいですが、ない場合は取り出しやすくする工夫が必要です。

そこでおすすめなのが、コの字ラックです。

【おすすめのコの字ラック】

出典:山崎実業 ディッシュラック ディッシュストレージ プレート L ホワイト 2960

価格 1,664円 (税込)   

山崎実業のディッシュラックは、シンプルで使いやすいデザイン。サイズはS(18.5 x 21.5 x 9 cm)とL(18.5 x 40 x 9 cm)があります。

上下をひっくり返してハンギングバスケットのように使用することも可能です。

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出典:ライクイット (like-it)  キッチン 収納 プラスラック スリム 幅29.5x奥14x高14cm ナチュラル 日本製 RA-02

価格 2,091円 (税込)

ラックイットのコの字ラックは、ナチュラルな木目調が特長。見た目がオシャレなコの字ラックなら、食器棚の中だけでなく、調味料置きやマグカップ置きとしても使えます。

カラーはホワイト・ナチュラル・グレーの3色から選べますよ。

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高さのある食器棚や収納内であれば、コの字ラックを置くだけで段を増やせます。普段使いの食器やマグカップは、キッチン上に少しオシャレなコの字ラックを置いて、見える収納にしてもいいですね。

3-5. タッパー類はフタと容器に分けてストックバスケットに

サイズの異なるタッパーがたくさんあると、重ねられずに場所をとりがち。できれば同じ種類で統一し、フタと容器に分けて重ねて収納するのが◎。

棚にそのまま収納すると崩れやすくなるので、ストックバスケットなどのカゴに収納するといいですよ。

【おすすめのストックバスケット】

出典:楽天市場 ストックバスケット A4 ホワイト

価格 165円 (税込)

シンプルなストックバスケットです。キッチンで使う収納ボックス類には、白がおすすめ。白いストックバスケットをいくつか揃えて使用すれば、清潔な印象になり、見た目がスッキリ整います。

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ストックバスケットは100均にも売られています。お弁当箱、水筒、掃除用品なども、同じサイズのストックバスケットに分けて収納すると、取り出しやすく見た目もスッキリします。

お金をかけないシステムキッチン収納アイデア

最近はシステムキッチン用として、さまざまな収納グッズが市販されています。しかし、あまりお金をかけたくない方も多いはず。

そこで次に、お金をかけずにできる収納アイデアをご紹介します。

4-1. 突っ張り棒で棚を追加

シンク下が開き戸の場合など、上部の空間を有効活用できると便利ですよね。

コの字ラックでは幅が狭く使いにくい、段を増やしたい……そんなときには、突っ張り棒を使用すると、簡単に棚を作れます。

作り方は、突っ張り棒を2、3本、高さを合わせて上部の空きスペースに設置するだけ。市販の突っ張りラックなども売られていますが、それよりも断然安く済ませられますよ。

S字フックなどを組み合わせれば、軽いアイテムならひっかけて収納することも可能。またスプレーボトルなどはトリガー部分をそのまま引っかけて収納できます。

突っ張り棒を利用した簡易棚は、キッチンだけでなく、ちょっとしたスキマでも活用できる方法ですね。

ただし、あまり重たいものは乗せられないので注意しましょう。

4-2. 100均のアイテムを活用

100均には便利なアイテムがたくさんあります。前項でご紹介した突っ張り棒のほか、コの字ラックやさまざまな大きさのボックス、フックなども種類が多く販売されています。

例えば、ファイルボックスを使用すれば、フライパンや鍋のフタの収納を自作できます。調味料ボトルや掃除用品などの収納にも、ファイルボックスがピッタリです。

また、頭上収納には持ち手のついた収納ケースを揃えて使用すると便利です。

100均にはさまざまなデザインの持ち手つきケースが多数、販売されています。

同じく100均で購入できる名前シールやマスキングテープなどで、ケースごとにタグをつけてあげると、中身がわかりやすくなりますよ。

4-3. 家にある紙袋でケースを自作

「見えない場所の収納に、わざわざいくつもボックスを購入したくない!」そんな方は、紙袋を利用してボックス代わりにしてはいかがでしょうか。

しっかりした紙袋を、好きな高さになるように内側に折り返して使用すれば、簡単に収納ボックスを自作できます。

掃除道具や、玉ねぎなどのストック野菜の収納にも便利ですよ!

 収納が足りないときのシステムキッチン収納アイデア

なかには収納場所が足りず、物があふれてしまうという方もいるのではないでしょうか。そこで最後に、収納を増やすアイデアをご紹介します。 

5-1. ラック使用で壁際のスペースを活用

食器棚や背面収納などの収納が足りない場合、壁沿いの空きスペースや、壁沿いのカウンター上に薄めのラックなどを置くのもいいでしょう。

【おすすめの突っ張り式ラック】

出典:突っ張り式カウンター上ラック 3段 幅65.5cm NJ-0228/NJ-0229

価格 12,500円 (税込)

天井と突っ張るタイプのラックなら、省スペースで壁沿いの空間を有効活用できます。揺れにも強く、地震などで倒れる心配がありません。

こちらの商品は高さを79~129㎝まで伸縮できるので、作業台と吊戸棚の間などにおすすめですよ。

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参照:cecile 突っ張り2段水切り/シンク上スリム設計

価格 10,780円 (税込)

アパートの壁付キッチンなどで、水切りかごの置き場がない方には、水切りかごタイプの突っ張り式ラックが便利です。狭いキッチンでも、作業スペースをしっかり確保できますね。

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5-2. 吊るす収納グッズでレンジフード下を活用

レンジフード下は吊り下げタイプの収納グッズが便利です。キッチンの壁際の空間を有効活用でき、調理器具をすぐに取り出せるため料理の効率もアップします。 

レンジフード下の折り返し(油だまり)を利用して引っかけるタイプの収納グッズは、多く市販されています。

お玉などを吊り下げるフックがついた商品が一般的ですが、キッチンペーパーや調味料を収納できるタイプも販売されていますので、用途に合わせて利用するといいでしょう。

【おすすめの吊り下げ収納グッズ】

参照:レンジフードメッシュパネル タワー Bセット ブラック【4833・4188・4190・4194・4192・2870×2】

価格 9,790円 (税込)

調味料置き場に小さなキッチンツールをかけるフック、キッチンペーパーホルダーまで、便利な機能がつまった商品です。

背面のパネルと収納パーツがセットになった商品のため、パーツの位置はお好みで調整が可能。必要なパーツだけ好きな位置に取り付ければ、オリジナルの壁面収納が簡単に作れますよ。

フックのみとりつけ、鍋やフライパンをひっかけて収納することも可能です。

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参照:レンジフード調味料ラック タワー

価格 2,970円 (税込)

こちらは上部が調味料ラックになったタイプ。調味料の置き場が広めに欲しい方には使いやすい収納グッズかもしれませんね。

フライ返しなどのキッチンツールをかけて使いたい方にもおすすめです。

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ただし、レンジフードのタイプによっては折り返しがなく、引っかけるタイプが使えない場合もあるので注意しましょう。どうしても吊り下げたい場合は、突っ張り棒とS字フックを組み合わせる方法もあります。

5-3. コンロ用ラックでコンロまわりを活用

レンジフードが引っかけられないタイプの場合、置き型タイプの収納グッズも便利です。コンロ横のスキマは通常15cmほどありますが、コンロサイドラックを用いれば、手軽に収納を増やせます。

【おすすめのコンロサイドラック】

参照:タワー コンロサイドラック

価格 7,810円 (税込)

置き型のコンロサイドラックは複数販売されていますが、少しでもカスタマイズできると便利。こちらの商品は、中段の棚位置と、フックの位置を調整できます。

下部には重たい鍋も置けるので、鍋のちょい置きにも便利ですね。

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参照:山崎実業 キッチン自立式スチールパネル タワー 縦型 ブラック 【品番:05125】

価格 3,960円 (税込)

こちらの商品は、パネルタイプのキッチンラックです。背部のパネルと各種パーツは磁石でくっつくようになっているため、位置も自由に変えられます。

磁石のついたものであれば、付属のパーツ以外でも自由にくっつけられるため、アイデア次第で使い勝手がグンと高まる商品ですね。

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参照:平安伸銅工業 SPLUCE 突っ張りキッチンラック スリムポールラック ハンガーset ホワイト Mサイズ SPL-2

価格 2,540円 (税込)

突っ張りタイプのキッチンラックは、最小限のスペースで設置できるため、狭いキッチンにもおすすめです。付属のフックのほか、サイドにもS字フックなどを取り付ければ、より収納力がアップしそうですね。

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注意点として、コンロ奥はグリルの吹き出し口があるため、調味料などをコンロ奥に置くのはおすすめできません。

コンロ奥を活用したい場合、鍋置き用のラックなどを置くと、鍋などの仮置き場にでき、作業スペースが確保しやすくなりますよ。

参照:コンロ奥ラック〈ブラック〉

価格 1,100円 (税込)

簡単なつくりのラックですが、そのぶん値段もお手頃です。たくさん料理を作りたいときなど、鍋のちょい置きに便利ですね。

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5-4. ハンギングバスケットで棚下を活用

吊戸棚などの頭上収納下を活用できる収納グッズとして、ハンギングバスケットがあります。

ハンギングバスケットはメーカーによって名称が異なる場合がありますが、さまざまなタイプが市販されています。何を収納したいかを考えたうえ、用途に合わせて選ぶといいでしょう。

  • 水切りタイプ
  • 幅や高さを伸縮できるタイプ
  • 下に何段かつなげて使用できるタイプ
  • 布巾やキッチンツールをかけられるタイプ
  • 木目調やアイアン調など見た目がオシャレなタイプ

ここでは、2つほどピックアップして、おすすめの商品をご紹介します。

【おすすめの棚下収納】

参照:吊り式バスケット(連結式)

価格 722円 (税込)

シンプルなタイプのハンギングバスケット。吊戸棚の下部に差し込んで使用します。連結式なので、下につなげていくことで収納を増やすことができます。

下に棚を置きたくない方や、上部の空間を有効活用したい方に便利です。

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山崎実業 戸棚下多機能ラック プレート ホワイト 4746

価格 2,367円 (税込)

山崎実業の戸棚下多機能ラックはキッチンの吊戸棚下に差し込むだけと、設置もカンタン。上部の棚下には縦に穴が空いており、ティッシュペーパーやポリ袋を収納すれば、そのまま穴から取り出せるようになっています。

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5-5. スキマ用ラックでスキマを活用

冷蔵庫とキッチンの間などに、無駄なスキマはありませんか? 無駄なスキマには、スキマ用ラックを使用すると少しの空間も有効活用できます。

【おすすめのスキマ用ラック】

参照:dinos 取り出しやすい2面オープンすき間収納庫 奥行55cm・幅15cm

価格 17,600円 (税込)

固定タイプの収納棚です。この商品は最小12cmからとサイズ展開が多いので、設置する場所の幅に合わせて選べます。ラックは中央部分で分離させることも可能です。

キッチンと冷蔵庫のスキマなどに設置する場合、下部の引き出しにストック品、上部の収納に普段使いのアイテムなどを収納するのがよさそうですね。

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参照:Slim Wagon With Handle(ハンドル付き スリムワゴン)キッチンワゴン 3段

価格 11,000円 (税込)

比較的コンパクトで可動性の高いワゴンタイプ。スキマから取り出せば、収納アイテムが一目確認でき、取り出しもカンタンです。

こちらの商品は、幅13cm。15cmほどのスキマに丁度いいサイズです。調味料などのボトル類のストックに最適ですね。

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システムキッチンの使い勝手が悪いならリノベーションも検討すべき

「システムキッチンが古く、収納自体が少ない……」「そもそもキッチンを対面型にしたい」そんなお悩みをお持ちなら、リノベーションという選択肢もあります。

システムキッチンの寿命は20年ほどといわれ、コンロやレンジフードなどの汚れやすい機器は10年ほどで交換が必要な場合も。キッチン全体を思い切ってリノベーションすれば、使いやすいキッチンの夢が叶います。

6-1. キッチンリノベーションとは?

まず、リフォームとリノベーションの違いをご説明します。リフォームとリノベーションには定義として厳密な線引きはありませんが、イメージとしては次のようになります。

キッチン「リフォーム」は、家屋の古くなった部分を復元するイメージです。一般的に、キッチンの交換や壁紙・床材の張り替えなどを指します。

対して、キッチン「リノベーション」では、改修をとおして住まいに新たな価値を与えるイメージです。住む人の好みやライフスタイルに合わせて、より使いやすく快適なキッチンをめざせます。

6-2. リノベーションならキッチンの作業効率が格段にアップ!

キッチンリノベーションなら、人気の対面キッチンやアイランドキッチンへの変更も可能です。キッチンとリビングとの壁を取り払えば、リビングに解放感が生まれるでしょう。

参照:LIXIL  リシェルSI

参考価格:933,000円~2,289,500円

リシェルSIの収納は、とにかく大容量。中段の大きな収納には上部にもシェルフがついているため、無駄になりがちな上部スペースを無駄なく活用できます。

オプションのロングスライド引き出しを選択すれば、キッチン奥側のスペースまでしっかり活用できますよ。

扉側にもポケットがあり、扉を引き出すと手前に傾く設計に。そのため、ポケット内部のアイテムもラクに取り出せます。

LIXILで詳細を見る

収納が少なく困っていた方も、収納に優れた最新キッチンを取り入れたり、間取り自体を変えて背面収納を増やしたりすれば、収納場所に困ることもなくなります。

ただし、換気扇や水回りの位置を変えたり、間取りを変更したりといった作業には、それなりに費用が発生します。料金はご自宅の状態や作業内容によって異なるため、まずはリノベーション会社に問合せてみましょう。

まとめ

システムキッチンの収納がうまく使えないとお悩みの場合、まずは基本の収納場所を確認しましょう。

【基本の収納場所】

  • シンク下には水を入れて使うものを
  • コンロ下にはフライパンや鍋を
  • 調理エリア下にはカトラリー類やストック食品を
  • 吊戸棚には使用頻度が低く軽いものを

使いやすいキッチンにするための収納ポイントは、以下の3つです。

システムキッチン3つの収納ポイント

  • 使う場所の側に使うものをまとめて収納
  • 収納グッズを上手に使用 
  • 使用頻度に応じて位置を調整

今回ご紹介した、おすすめの収納グッズは以下の5つ。

  • フライパンやフタには立てる収納グッズ
  • 長い調理器具にはツールスタンド
  • 細かい調理器具には仕切りかボックス
  • サイズの異なるお皿はコの字ラック
  • 掃除グッズはボックスに分けて

お金をかけない収納アイデアは以下の3つ。

  • 突っ張り棒で棚を追加
  • 100均のアイテムを活用(コの字ラック、ボックス、ファイルボックスなど)
  • 家にある紙袋でケースを自作

収納を増やすアイデアは以下の5つ。

  • ラック使用で壁際のスペースを活用
  • 吊るす収納グッズでレンジフード下を活用
  • コンロ用ラックでコンロまわりを活用
  • ハンギングバスケットで棚下を活用
  • スキマ用ラックでスキマを活用

ご自宅で取り入れられそうなものがあれば、ぜひ、ご活用くださいね。

なお、キッチン自体を変えたい方は、リノベーションを検討するのもいいでしょう。

キッチンがキレイに整うと、料理が楽しくなるだけでなく、家族との時間も楽しいものとなるはずです。

あなたのキッチンが、使いやすい理想のキッチンに生まれ変わることを祈っています!

この記事の執筆
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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