洗面台のタイルの主な種類一覧とメリット・デメリットを解説!
家族が毎日使う、洗面台。
明るい気持ちで1日をスタートさせるためにも、素敵なデザインに仕上げたいですよね。
洗面台には色々な素材が使われますが、そのひとつに「タイル」があります。
タイルは耐久性のある素材ですし、デザインバリエーションが豊富で、インテリア性が高いのも魅力です。
ただ、実際にタイルを貼るとなると、お手入れの手軽さはどうなのか、どのくらいの費用がかかるのか、といった不安もあるでしょう。
実際、洗面台に使われるタイルにはどのような種類があり、それを使うとどんなデザインに仕上げられるのでしょうか。
また、洗面台にタイルを貼ることにはどのようなメリット・デメリットがあり、施工にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
この記事では、以下のような点についてご紹介します。
この記事のポイント |
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この記事が、洗面台にタイルを貼ろうかどうか迷っているあなたのお役に立てれば幸いです。
洗面台のタイルの主な種類一覧
洗面台やその周りの装飾に使われるタイルは、その形状によって、モザイクタイル・サブウェイタイル・大判タイル、の3種類に分けられます。
タイルのデザインは、洗面台だけでなく、洗面所全体の雰囲気を大きく左右します。
そこでまずは、洗面台やその周りに貼るタイルにはどんな種類があるのか、詳しく見ていきましょう。
1-1.モザイクタイル
モザイクタイルとは、表面積が50㎠以下のタイルのことをいいます。
表面積といわれても、あまりピンとこないかもしれません。
例えば、1辺5㎝四方のタイルなど、比較的小さなサイズのタイルをイメージしていただくと、わかりやすいかと思います。
1-1-1.モザイクタイルはデザインバリエーションが豊富!
モザイクタイルの魅力は、デザインバリエーションが豊富であることです。
オーソドックスなデザインで飽きがこない正方形タイル、色や柄の組み合わせによってデザインバリエーションが広がる六角形タイル、色々な柄を焼き付けた柄タイルや、透明感のあるガラスタイルも素敵です。
変形タイルを組み合わせれば、あなただけのオリジナルデザインを作れますよ!
このように、モザイクタイルの魅力は、組み合わせ次第でデザインバリエーションが無限に広がる点にあります。
洗面台のデザインにとことんこだわりたい方、オリジナリティーあふれる空間づくりをしたい方は、モザイクタイルを検討してみてはいかがでしょうか。
1-1-2.洗面台の周りにモザイクタイルを取り入れたデザイン例
洗面台やその周りにモザイクタイルを使った施工例には、以下のようなものがあります。
■好きな色のモザイクタイルを貼って使うのが楽しくなる洗面台に
大好きな色のモザイクタイルを貼れば、毎朝使うのが楽しみになるような洗面台を作れるでしょう。
ご家族それぞれが好きな色を組み合わせて、家族全員の「好き」が詰まった洗面台を作るのもおすすめですよ!
■壁の一部にモザイクタイルを取り入れて
木やホーローなどの素材を基調としつつ、一部分にだけモザイクタイルを取り入れるスタイルも素敵です。
柔らかな色味のタイルを組み合わせて優しい雰囲気の洗面台に仕上げたり、モノトーンカラーのタイルで統一して、お洒落なカフェにあるような洗面台に仕上げたり。
タイルは、壁や洗面台の一部分にポイント使いするだけでも、強い存在感を放ってくれます。
■シックな色味のモザイクタイルでアンティーク調の洗面台に
ブラウンやべっ甲柄といったシックな色味のモザイクタイルを貼ると、アンティークな雰囲気の洗面台に仕上げられます。
全て同じ色・柄のモザイクタイルで統一してもいいですし、同じテイストのモザイクタイルを複数種類組み合わせてもいいでしょう。
1-2.サブウェイタイル
サブウェイタイルは、シンプルな長方形で、洗面台やキッチンなどの水回りに使われることの多い素材です。
元は、アメリカのSUBWAY CERAMICS社がデザインしたもので、ニューヨークの地下鉄に用いられていたことから、「サブウェイタイル」と呼ばれるようになりました。
ちなみに、サブウェイ(地下鉄)のことをフランスでは「メトロ」ということから、サブウェイタイルはメトロタイルと呼ばれることもあります。
1-2-1.素材や質感にもこだわりたいサブウェイタイル
シンプルな形状のサブウェイタイル。
かつては、表面がつるつるした陶器のような質感のタイルが一般的でしたが、最近では、マットな質感が美しい、石目調のタイルやレンガ調のタイルも人気です。
インダストリアルテイストな洗面所にしたい方、シンプルかつお洒落な内装をお好みの方は、サブウェイタイルを検討してみてはいかがでしょうか。
1-2-2.洗面台の周りにサブウェイタイルを取り入れたデザイン例
洗面台やその周りにサブウェイタイルを使った施工例には、以下のようなものがあります。
■オールホワイトの清潔感ある洗面台
タイルはもちろん、目地まで白で統一した、オールホワイトの洗面台。
シンプルかつスタイリッシュで、清潔感のある空間になります。
■ホワイトタイル×黒目地でつくるインダストリアルテイストな洗面台
ホワイトタイルと、黒の目地を組み合わせてつくる洗面台。
ニューヨークの地下鉄を思わせる、インダストリアルな風合いがお洒落です。
■カラータイルを使った明るく可愛い洗面台
ダスティカラーのサブウェイタイルを使ったデザイン。
出かけるのが億劫な朝も、好きな色のタイルを貼った洗面台で顔を洗えば、明るい気持ちになれるでしょう。
1-3.大判タイル
大判タイルは、1枚のサイズが大きいタイルです。
商業施設やホテルでも使われる大判タイルは、高級感のある空間づくりに最適な素材です。
また、大判タイルは施工に必要なタイルの枚数が少なくてすむためコストを抑えられますし、目地が少ないためお手入れも簡単です。
洗面所を高級感のある空間にしたい方、お手入れのしやすさにもこだわりたい方は、大判タイルを検討してみてはいかがでしょうか。
1-3-1.デザインで空間の雰囲気が変わる大判タイル
大判タイルは、どんなデザインのタイルを選ぶのかによって、空間全体の雰囲気が大きく変化します。
無地の大判タイルを使ってシンプルな洗面所をつくるのも良いですし、大理石調タイルや石目調タイルを使って、高級感のある洗面所に仕上げるのも素敵です。
1-3-2.洗面台の周りに大判タイルを取り入れたデザイン例
洗面台やその周りに大判タイルを使った施工例には、以下のようなものがあります。
■無地の大判タイルを使ったシンプルで高級感のある空間
無地の大判タイルを規則的に貼った、シンプルかつ高級感のあるデザインです。
グレーのタイルで大人な雰囲気にしたり、パステルカラーのタイルでフェミニンな空間にしたり、というように、同じタイルの形でも、セレクトする色によって全体の雰囲気が大きく変わります。
■トーンを抑えた大判タイルで統一した落ち着きのある空間
グレーの大判タイルで統一された、落ち着いた雰囲気の洗面所。
シンプルなのにお洒落で、大人な雰囲気が素敵です。
■大理石調の大判タイルを使った高級感のあるシックな洗面所
大理石調の大判タイルを使ったデザイン。
大人な雰囲気で、高級ホテルを思わせる、ラグジュアリーな空間に仕上がっています。
洗面台のタイルは目地の色もバリエーションが豊富
洗面台にタイルを貼るならば、タイル選びと同じくらいこだわりたいのが、タイルの「目地」選びです。
タイルの目地というと、かつては白いものが一般的でしたが、最近では、グレーやブラック、ブラウン、パステルカラー、といようにカラーバリエーションがかなり豊富になっています。
同じ色・柄のタイルでも、目地の色が変わるだけで全体の雰囲気が違ってきますよ!
2-1.お手入れの手軽さで選ぶなら色付きの目地がおすすめ
洗面台にタイルを使う場合、やはり気になるのは、日々のお手入れですよね。
洗面台やその周りは、水がはねやすく汚れやすいため、タイルを貼る場合、きれいな状態を保つにはこまめなお手入れが欠かせません。
とはいえ、仕事や家事で毎日忙しくしていると、こまめな掃除が難しいこともあるでしょう。
「洗面台にタイルを使ってみたいけれど、目地の汚れが不安…」という方は、色付きの目地を検討してみてはいかがでしょうか。
色のついた目地は、白い目地に比べて汚れが目立ちません。
暗い色の目地に抵抗がある方は、クリーム色やベージュといった、薄い色の目地を検討してみましょう。
少し色がついているだけでも、汚れの目立ちやすさがかなり変わります。
2-2.目地の色を変えると洗面所の雰囲気が変わる!
タイルの目地の色は、洗面所の雰囲気を大きく左右します。例えば、以下のようなデザインはいかがでしょうか。
■白の目地で清潔感のある空間に
モノトーンカラーのモザイクタイルに白目地をあわせた、清潔感のあるデザイン。
お手入れが大変、というデメリットはあるものの、清潔感のあるシンプルな洗面台をお好みであれば、白目地がおすすめです。
■白タイル×黒目地でメリハリのある洗面台に
白タイルに黒目地をあわせた、お洒落度高めな洗面台。
デザイン性が高いのはもちろん、黒い目地は汚れが目立ちにくく、お手入れが簡単なのも魅力です。
■タイルと目地をピンクで統一したフェミニンな空間
タイルと目地をピンク系カラーで統一したデザイン。
女性らしく可愛らしい洗面台で、毎朝、顔を洗うのが楽しみになりそうです。
洗面台にタイルを使うメリット4つ
形、大きさ、色、柄など、デザインバリエーション豊富なタイル。
そんなタイルを洗面台に使うことには、以下のようなメリットがあります。
ここからは、これらのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
3-1.デザイン性が高くお洒落
洗面台にタイルを使うメリットとしてまず挙げられるのが、デザイン性が高くお洒落であることです。
内装に使われるタイルは、色や柄、大きさはもちろん、素材や質感にも色々なバリエーションがあり、洗面台を希望に合わせてコーディネートできます。
クロスやパネルなど壁一面に貼る素材とは異なり、好きなタイルを組み合わせることでデザインを自由にカスタマイズできますし、壁の一部分だけにタイルを貼ることも可能です。
3-2.水濡れに強く耐久性がある
タイルには、水濡れに強く耐久性がある、というメリットもあります。
洗面台の周りは水がはねやすく、壁紙などを使っている場合、濡れたままにしているとシミになったり、カビが生えたり、継ぎ目部分から壁紙が剥がれてきたりすることがあります。
これに対してタイルは、表面に水がついても染み込まず、タイルそれ自体にカビが生えたり、シミになったりすることがありません。
また、水や洗顔料などが付着した場合、水拭きによる掃除が可能です。
さらにタイルは、高温で焼かれたとても硬い素材で、耐久性が強く、洗剤や化粧品が付着しても変色しません。
洗面台は家族が毎日何度も使う場所ですので、「水濡れに強く耐久性がある」というのは、とても魅力的なポイントでしょう。
3-3.ホルムアルデヒドを含んでいない
タイルは、主原料となる粘土を高温で焼いて作られます。
そのため、ホルムアルデヒドなどシックハウス症候群の原因となる物質が含まれていません。
家づくりにおいて「安全性」はとても重要なポイントですので、体に優しい素材である、というのはタイルがもつ大きな魅力であるといえます。
3-4.部分的なリフォームや修理が可能
洗面台やその周りにタイルを使うメリットとしては、部分的なリフォームや修理が可能、という点も挙げられます。
例えば、洗面所の壁紙が汚れてしまった場合、基本的にはその部分の壁紙全てを張り替える必要があります。
経年劣化により壁紙が変色している場合、色合わせのため洗面所全体の張り替えが必要になる場合もあるでしょう。
これに対してタイルの場合、経年劣化による変色などはほぼありませんので、汚れたところや破損したところだけを、部分的に修理することが可能です。
傷んだところだけを部分的にリフォーム・修理できるというのは、とても魅力的なポイントでしょう。
洗面台にタイルを貼るデメリット4つ
デザイン性が高く、水濡れにも強いタイルですが、洗面台にこの素材を使うことには、以下のようなデメリットもあります。
タイルを貼ってから「こんなはずではなかった」と後悔することのないよう、洗面台にタイルを使うデメリットについても、きちんと理解しておくことが大切です。
4-1.コストがかかる
洗面台にタイルを使うデメリットとしてまず挙げられるのが、コストが高い、という点です。
施工に使う素材 | 1㎡あたりの施工費用目安 |
クロス | 約800円~1,000円 |
タイル | 約3,500円~20,000円 |
例えば、洗面台の周りにクロスを貼る場合、施工費用の目安は1㎡あたり800円~1,100円ほどです。
これに対して、タイルを使う場合、タイルの種類にもよりますが、1㎡あたり3,500円~20,000円ほどの費用がかかります。
大手メーカーが扱うタイルの中には、1㎡あたりの施工料金が25,000円を超えるものもあるようです。
洗面台にタイルを使うならば、初期コストがかかることを覚悟しておく必要があります。
洗面台にタイルを使う場合の費用については、5.洗面台にタイルを貼るためにかかる費用でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
4-2.タイルの目地が汚れやすくこまめな掃除が必要
タイルは、シミやカビが発生しにくく、耐汚性に優れた素材です。
ただし、タイルとタイルの間にある目地は、汚れが付着したりカビが発生したりしやすいため、注意が必要です。
洗面台は、手洗いや歯磨き、洗顔などで毎日使う場所ですので、水や洗剤、化粧品などの汚れがどうしても付着してしまいます。
そのため、洗面台のタイルをきれいに保つには、こまめに掃除をして汚れを定着させないようにすることが大切です。
最近は、タイルと目地をコーティングして汚れをつきにくくする施工もありますので、汚れが心配な方は、こういった対策を検討してみてはいかがでしょうか。
4-3.定期的な目地材の補修が必要
洗面台にタイルを貼ったら、定期的に目地材の補修をする必要があります。
タイルの施工では、タイルとタイルの間に目地材を充填するのですが、この目地材は、約10年ほどで劣化します。
そして、目地材の劣化が進むと、汚れが付きやすくなったり、目地材の隙間から水が入ってカビが発生したりするようになるのです。
洗面台やその周りにタイルを使うならば、定期的に目地材の補修をしましょう。
そうすることで、洗面台のタイルを長い間きれいに保つことができます。
4-4.強い衝撃によりタイルが割れることがある
タイルは粘土を高温で焼き固めた耐久性の強い素材ですが、重いものや角のとがったものを落とすと、その衝撃によって割れてしまうことがあります。
タイルの上に化粧水のボトルを落としたり、掃除をするときに強い衝撃を与えてしまったりすると、タイルが破損する可能性がありますので、注意しましょう。
洗面台にタイルを貼るためにかかる費用
洗面台にタイルを貼るためにかかる費用は、タイルの種類によって異なります。
ここからは、洗面台やその周りにタイルを貼る場合に、どのくらいの費用がかかるのかについて見ていきましょう。
5-1.タイルの施工にかかる費用の目安はどのくらい?
リーズナブルなタイルであれば1㎡あたり3,500円ほどで施工が可能ですが、高価なタイルになると、1㎡あたり20,000円以上の費用がかかることもあります。
【洗面台にタイルを貼るためにかかる費用の目安】
例えば、6帖の洗面所の壁全体に1㎡あたりの施工料金が5,000円のタイルを貼る場合、30㎡ほどの広さに施工する必要がありますので、その費用は約15万円ほどになります。
5-2.部分的な施工で費用を抑える
タイルを貼るためにかかる費用は、施工面積が広くなればなるほど高くなります。
タイルを使いたいけれど予算的に厳しい、という方は、施工面積を狭くできないか検討してみてはいかがでしょうか。
例えば、上の例と同じ単価(1㎡あたり5,000円)のタイルを使う場合、洗面台の前の壁、2㎡だけにタイルを貼る施工であれば、その費用を1万円まで抑えられます。
また、1㎡あたりの施工費用が15,000円ほどするかなり高価なタイルでも、1㎡への部分的な施工であれば2万円以下の費用に抑えられます。
タイルは、部分施工でも十分な存在感がありますので、限られた予算の範囲内で洗面台にタイルを使いたい、という方はこういった方法を検討してみることをおすすめします。
洗面台にタイルを貼るのがおすすめな人・おすすめできない人
洗面台やその周りにタイルを貼ることは、誰にでもおすすめできるわけではありません。
家族が毎日、何年も使う場所だからこそ、そのメリット・デメリットをきちんと理解したうえで、タイルを貼るかどうか決めることをおすすめします。
6-1.洗面台にタイルを貼ることをおすすめする人
下記に該当する方は、洗面台にタイルを貼ることを検討してみてはいかがでしょうか。
洗面台やその周りにタイルを使う魅力は、なんといってもデザイン性の高さにあります。
とにかくお洒落な洗面台を作りたい方、洗面台のデザインを自分好みにカスタマイズしたい方には、タイルを使った施工がおすすめです。
また、タイルには壁紙やパネルにはない陶器のような質感がありますので、その風合いが好きな方、タイル特有の質感を活かした空間づくりをしたい方も、洗面台にタイルを貼る施工をおすすめします。
6-2.洗面台にタイルを貼ることをおすすめできない人
下記に該当する方は、洗面台にタイルを貼るかどうか、もう一度慎重に考えてみましょう。
タイルの目地は汚れやすく、こまめなお手入れや掃除が欠かせません。
また、洗面台やその周りは水や洗剤がはねやすく、こまめに掃除をしていても、タイルや目地に汚れが付くことがあるでしょう。
そのため、こまめなお手入れや掃除が苦手な方や、目地などの汚れにストレスを感じる方には、タイルを使った施工はおすすめできません。
また、タイルを使った施工は他の素材を使う施工に比べて費用が高くなりがちですので、洗面台や洗面所の施工費用をとにかく安く抑えたい、という方にも、あまりおすすめできません。
洗面台にタイル貼る前に知っておくべきリフォーム会社の選びのポイント
洗面台へのタイル施工をリフォーム業者に依頼する場合、下記のような点に注意しましょう。
7-1.見積内容がわかりやすく適正な料金になっているか確認
リフォーム会社にタイルの施工を依頼する場合、まずは見積もりをしてもらう必要があります。
この見積書には、素人にはわかりにくい材料名や専門用語が記載されていることもあるでしょう。
見積内容に疑問点がある場合は、「これは何の費用ですか?」「この施工は何のために必要なのですか」といった感じで、遠慮なく質問してみましょう。
見積もりに関する疑問点を解消できれば、安心して施工を任せられるはずです。
反対に、質問に対する回答が不明確であったり、問い合わせに答えてくれなかったりする業者は、あまりおすすめできません。
また、提示された見積額が適正料金かどうか判断するためにも、複数社に見積もりを依頼してみることをおすすめします。
7-2.見積もりに含まれない料金を追加請求されることはないか確認
見積もりをとる時に必ず確認しておきたいのが、追加料金の有無についてです。
現場の状況や施工内容によっては、追加料金が発生する可能性がありますが、どんなケースでどのくらいの費用が発生する可能性があるのか、事前に説明を受けていれば安心ですよね。
リフォーム会社選びでは、追加料金についても事前にきちんと説明してくれるかどうか、という点もチェックしてみてください。
7-3.担当者の応対や説明のわかりやすさも重要!
リフォーム会社に問い合わせや見積もり依頼をする場合、担当者の応対は親切か、説明がわかりやすいか、といった点もチェックしておきましょう。
タイルの施工を依頼するにあたっては、タイル・目地選び、施工範囲、デザイン、というように打合せしなければならないことが沢山あります。
担当者の応対が不親切であったり、説明がわかりにくかったりすると、言いたいことを言えず、納得の良く仕上がりにならなかった、といった事態を招きかねません。
リフォーム会社選びでは、担当者が話しやすい人かどうか、説明がわかりやすいかどうか、というのも重要なポイントです。
7-4.施工実績を確認できれば安心
タイル貼りは技術を要する施工であり、仕上がりは職人の技量に大きく左右されます。
そのため、リフォーム会社選びでは、ホームページなどで過去の施工事例を確認しておくことをおすすめします。
過去の施工実績を確認できれば、施工をする職人の技量をある程度確認できるため、安心して依頼できるでしょう。
タイル選びやデザインの打合せをする際、自社の施工事例を見せながらアドバイスをしてくれるリフォーム会社もおすすめです。
まとめ
洗面台に使うタイルには、モザイクタイル、サブウェイタイル、大判タイルの3種類があります。
これらのタイルにはそれぞれに異なる特徴がありますが、デザインにこだわりたい方にはモザイクタイルを、シンプル派の方にはサブウェイタイルを、高級感のある空間づくりをしたい方には大判タイルをおすすめします。
タイルは水に強く変色しにくい素材ですし、タイルを使えば、洗面台のデザインバリエーションが無限に広がります。
ただし、こまめなお手入れが必要であったり、定期的に目地材の補修をする必要があったり、といったデメリットもありますので、タイルが自分のライフスタイルや好みに合う素材かどうか、慎重に検討することが大切です。
下記に該当する方は、タイルを使った施工を検討してみてはいかがでしょうか。
洗面台にタイルを貼ることをおすすめする人 |
〇 お洒落な洗面台を作りたい
〇 洗面台のデザインを自分好みにカスタマイズしたい 〇 タイル特有の陶器質な風合いが好き 〇 こまめなお手入れ・掃除が苦にならない |
反対に、こまめなお手入れ・掃除が難しい方や、タイルの目地に付着した汚れに強いストレスを感じる方は、洗面台にタイルを貼るかどうか、もう一度検討し直してみることをおすすめします。
また、タイルの施工はプロに依頼する必要がありますが、リフォーム会社選びでは、下記のような点に注意しましょう。
リフォーム会社選びのチェックポイント |
〇 料金は適正か。高すぎたり安すぎたりしないか。
〇 見積もりに含まれない料金を追加請求されることはないか。 〇 担当者の電話応対は親切か。説明がわかりやすいか。 〇 施工実績は豊富か。実績をHPなどで確認できるか |
この記事が、洗面台にタイルを貼るかどうか迷っているあなたのお役に立てることを祈っています。