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賃貸の洗面台をDIYでおしゃれにする方法とは?手順や実例も紹介

洗面台をDIY

「SNSで見かけるようなおしゃれな洗面台にDIYしたい」
「洗面台くらいは自分でDIYして費用を安く抑えたい」
このように考えている方はいませんか?

結論から言うと、「既存の洗面台を簡単におしゃれにするDIY」は自分でできますが、「洗面台本体を自分で交換するDIY」は行うことができません。

なぜなら、洗面台本体を交換するDIYは、水道法の関係で有資格者でなければ行えないからです。

そこでこの記事では、下記について詳しく解説します。

  • 既存の洗面台をおしゃれにDIYする方法
  • 洗面台本体を交換するDIYをおすすめしていない理由
  • 洗面台のDIYで失敗しないためのポイント

それぞれのDIYの特徴を画像付きで紹介し、詳しい手順やDIYに使う道具なども合わせて解説します。ぜひ参考にして、洗面台をおしゃれにDIYしてみてくださいね。

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目次

賃貸物件の洗面台はどこまでDIYしていいのか

賃貸物件の洗面台はどこまでDIYしていいのか気になる方がいると思います。

賃貸のお部屋をDIYする場合、元の状態に戻せることが重要です。よって、壁紙が破れたり、備え付けの家具が破損したり、部品を紛失したり、大きな穴を開けたりするのは避けるべきです。

しかし、自分好みにリメイクをしたい場合は、貼って剥がせる壁紙やマスキングテープ、両面テープなどを使ってDIYを行うことができます。

では、賃貸の壁には絶対に穴を開けてはいけないのでしょうか。

実は、国土交通省が原状回復に関するガイドラインを出しており、画鋲でカレンダーやポスターを掲示するのは日常生活における損耗の範囲内とされています。

ウォールミラーやウォールシェルフなどを取り付ける場合は、大きなネジではなく小さなピンタイプのものを使用すれば、損耗の範囲内と考えられるため、賃貸でも安心して取り付けることができます。

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洗面台をおしゃれで簡単にDIYする方法一覧

洗面台のDIYは大きく分けると2つの方法があります。

  • 既存の洗面台を手軽におしゃれにDIY
  • 洗面台本体を交換するDIY

洗面台のDIYはどんなことができるのか分からない人もいるでしょう。この章では、どういったDIYができるのか画像付きでご紹介します。参考にしながら自分がしたいと思うDIYを見つけてみてくださいね。

冒頭でも述べた通り、洗面台本体を交換するDIYはおすすめしていません。こちらの理由も後ほど詳しく解説します。

方法①洗面台にリメイクシートを貼るDIY

リメイクシートは、その言葉通り家具や壁などをリメイクできるシートのことです。裏面がシール状になっており、そのまま家具や壁に貼って雰囲気を変えられます。

木目調や大理石調、コンクリート柄、タイルなど様々な柄があり、自分好みのテイストに変えることが可能です。

リメイクシートを使ったDIYは、ホームセンターだけでなく100円均一でも購入でき、工具も要らないため誰でも簡単にDIYできますよ。

3-1.洗面台に貼るリメイクシートの特徴

リメイクシートの特徴は、大きく分けると2つあります。

  • 貼りやすい
  • 壁や棚、床など場所を問わず貼れる

リメイクシートは裏にのりが付いているため、剥離紙を取るとすぐに貼ることが可能です。シール状になっているので、思うようにいかなければ何度か貼り直すこともできます。

また、リメイクシートは「弱粘着タイプ」と「強粘着タイプ」の2種類の接着面があります。

弱粘着タイプは、剥がしても跡が残りにくい特徴があり、定期的にDIYして模様替えしたい場合や賃貸の洗面台DIYに使いたい人におすすめです。

剥がれ落ちが気になる人は、強粘着タイプのリメイクシートで貼りましょう。

また壁紙や床、収納棚など場所を問わず貼れるところも魅力です。クロスは壁に下地を貼る手間がありますが、リメイクシートではそういった手順を踏まずにどこでも直接貼れるため、DIY初心者さんにもおすすめです。

3-2.洗面台にリメイクシートを貼る方法

まずは実際に洗面台にリメイクシートの貼り方を解説していきます。

手順は以下の通りです。

  • 貼りたい場所を採寸しリメイクシートを切る
  • 貼りたい場所を掃除する
  • 貼りたい場所に仮止めをする
  • リメイクシートを貼る
  • 仮止めを取る

もし、賃貸の場合は、リメイクシートを貼る前にマスキングテープを貼りたい場所全体に貼っておくと、剥がれやすくなり原状回復しやすいです。試してみてくださいね。

用意するもの・リメイクシート
・メジャー/定規
・ハサミまたはカッター
・養成テープまたはマスキングテープ
・乾いた雑巾
・スキージー(ヘラ)※定規で代用可能
・画鋲

DIYで使うような大がかりな工具は必要ありません。スキージー(ヘラ)がなければ定規で代用できますよ。

では手順を詳しく説明していきますね。

3-2-1.STEP①貼りたい場所を採寸しリメイクシートを切る

まずは、貼りたい場所のサイズを測り、必要なサイズに合わせてハサミやカッターでカットしていきます。

この時のポイントは、採寸した大きさよりも1cm程余分にあたりを付けてカットすることです。リメイクシートが足りなくなったあとに、つぎ足すよりもはみ出した部分をカットする方が見栄えがよくなります。

貼りたい所よりも気持ち大きめに切っておきましょう。

リメイクシートの剥離紙には目盛りが付いていることが多いですが、メーカーの種類によって実際のサイズと目盛りにズレが生じることがあります。ズレ防止のために定規で測り、確認しておくことをおすすめします。

3-2-2.STEP②貼りたい場所を掃除する

次に、乾いた雑巾を使って、貼りたい場所をしっかりと掃除していきましょう。

ホコリや汚れ、水分などが残らないようにしっかりと拭いておきます。汚れや水分が残ってしまうと、リメイクシートの粘着力が弱くなってしまうことがあるので、しっかりと掃除してください。

もし、賃貸住宅の場合は、洗面台を原状回復する必要があります。退去時に綺麗に剥がせるようにする必要があるため、貼りたい箇所全面にマスキングテープや養生テープを貼っておくことをおすすめします。

3-2-3.STEP③貼りたい場所に仮止めをする

貼りたい場所の上部にリメイクシートを合わせて、マスキングテープで仮止めし場所を固定します。

リメイクシートは、上から下に向かって貼ると綺麗に仕上がります。必ず、貼りたい箇所の上部にリメイクシートを合わせて仮止めするようにしましょう。

3-2-4.STEP④リメイクシートを貼る

リメイクシートを貼りたい場所に仮止めし固定できたら、いよいよリメイクシートを貼っていきます。

貼り方のコツは、剥離紙を上から下に向かって少しずつ剥がしていくことです

一度に全部剥がしてしまうと、予期せぬところに粘着部分がくっついたり、空気が入りしわになったりしやすくなります。

上部から徐々にに剥がし、スキージーや定規で空気を抜きながら貼っていきましょう。スキージーで空気を抜くときも、上から下に向かってかけると綺麗に仕上がります。

リメイクシートは、時間の経過とともに縮んでいくことがあります。つなぎ目を揃えて貼ると綺麗に見えますが、時間経過とともに隙間が出てくる可能性があるので、少し重ねて貼るのがおすすめです。

3-2-5.STEP⑤仮止めを取ってシワがないか最終チェックする

貼り終えたら、仮止めのマスキングテープを取ります。

もし、空気が入ってしまった箇所が残っていれば、ハケや定規を使って押し出したり、画鋲を使って穴をあけて空気を逃がしてあげましょう

ドライヤーの温風をあてながら空気を抜く方法もあります。

3-3.洗面台にリメイクシートを貼ったDIYの事例

こちらは、収納扉や床にリメイクシートを貼った例です。経年劣化した洗面台の収納扉や壁紙、床材に貼ることによって明るい印象にできます。

洗面台や洗面所の床・壁など複数個所にリメイクシートを貼る場合のポイントは2つ。

  • 同じカラーのリメイクシートを使ってDIYする
  • 同系統の質感のリメイクシートを使ってDIYする

こちらの事例でいうと、同じような木目調のリメイクシートでDIYしています。「同系色・同系統の質感」でDIYを施しているため、統一感があるレトロなデザインに。

洗面台のテーマを1つに絞ってリメイクシートを選ぶとおしゃれにDIYできますよ。

3-4.洗面台のDIYにおすすめのおしゃれなリメイクシート3選

先ほどもお伝えしましたが、リメイクシートはさまざまな柄があります。ここでは、おしゃれにDIYできるリメイクシートを3つご紹介します。

テーマやコンセプトに合わせて色柄を変えるだけで、簡単におしゃれな雰囲気にDIYできますよ。

貼りやすさなどの機能面についても解説します。デザインだけでなく、使い勝手にも着目して選んでみましょう。

3-4-1.ブルーの木目調のリメイクシート|温かみと爽やかさのあるデザイン

出典:Rakuten

サイズ巾100cm×1m~
柄・色木目柄(ブルー)
素材PVC(塩化ビニル)
粘着タイプ強粘着

単なる木目柄のリメイクシートだけでなく、こちらのようにペイントを施されたような木目柄のリメイクシートもあります。

こちらの商品は、ブルーの木目調のリメイクシートです。商品の例のように、空間全体の色味や素材感を統一させることで、木目の温かみと爽やかさを併せ持ったおしゃれな洗面台に生まれ変わっています。

出典:Rakuten

このように台紙を剥がして簡単に貼り付けができます。

こちらのリメイクシートは、厚手で壁紙の上からでもしっかりと貼れる「強粘着タイプ」です。ただし、リメイクシートを剥がす時、下地表面にキズが入りやすいことがあります。原状回復などで貼り換えを考えている方は、マスキングテープで下地を作ってから貼ってみましょう。

【おすすめな人】

  • 温かみのある木目のデザインに爽やかさをプラスさせたい
  • 清潔感のある洗面台にDIYしたい

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3-4-2.タイル風のリメイクシート|おしゃれなモザイクタイル風のデザイン

出典:Rakuten

こちらの商品は、洗面台のバックパネルや洗面ボウルの側面に貼るのが向いているモザイクタイル風のデザインです。モザイクタイルをワンポイントに入れるだけでおしゃれな雰囲気に仕上がります。

ぷっくりと立体感のあるシールになっており光沢感があるため、本物のタイルのような仕上がりが楽しめます。

こちらは「弱粘着タイプ」のリメイクシートなので、貼り直しや貼り換えが簡単で綺麗に剥がすことが可能。

出典:Rakuten

また、防水性が高いため、タオルで拭くだけでお手入れが可能に。洗面台のバックパネルや鏡部分、カウンターの水汚れが気になる時にもおすすめです。

【おすすめな人】

  • おしゃれな洗面台にDIYしたい
  • 洗面台の水汚れを抑えたい

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3-4-3.大理石のリメイクシート|高級感のあるデザイン

出典:Rakuten

こちらのリメイクシートは、大理石調のデザインです。カウンターに貼るだけで、高級感のあるおしゃれな雰囲気を演出できます。

出典:Rakuten

色味は11種類もあるので、シックな雰囲気からモダンなテイストまでお好みでDIYできます。

防水性・防汚性も高く、水ハネを抑えながらおしゃれにすることが可能。お手入れしやすく清潔感を保てます。また「弱粘着タイプ」なので、簡単に模様替えを楽しめるところも魅力的です。

少し厚みを感じられるシートになっているため、DIY初心者さんでも簡単に貼ることができますよ。

【おすすめな人】

  • 高級感のある洗面台にDIYしたい
  • いろんな色から選びたい
  • 模様替えも楽しみたい

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方法②洗面台の鏡(ミラーキャビネット)を外すDIY

ミラーキャビネット


次は、よくある化粧洗面台のミラーキャビネットを外し、新しくおしゃれな鏡を設置するDIYをご紹介します。

洗面台の鏡は目線と同じ高さにあります。鏡をDIYで変えるだけでいつもの洗面台がおしゃれな雰囲気に変わります。

既存の洗面台のミラーを外すには、工具が必要になりリメイクシートのDIYに比べて難易度が高いでしょう。しかし、ミラーキャビネットの外し方さえ分かれば、誰でもできるDIYです。洗面台の

鏡をDIYで変えることで、雰囲気が変わり垢抜けた洗面台になります。

本格的なDIYにチャレンジしたい人で、半日~1日かけておしゃれな洗面台にDIYしたい人におすすめです。

ただし、DIYを始める前に以下の点だけ注意しておきましょう。

この画像のように、キャビネット下から水栓や蛇口が付いているタイプの洗面台は、ミラーキャビネットを交換するDIYはできません

蛇口部分と鏡が一体となっており、鏡を外してしまうと水栓の接続ができないため、洗面台として機能しないからです。

また、ミラーキャビネットは非常に重たいです。1人で取り外し交換する作業ができますが、可能であれば2人以上で作業するとスムーズに取りかかることができ、安全に作業ができますよ。

4-1.ウォールミラーに変えるDIYの特徴

ウォールミラーに変えるDIYの特徴は2つあります。

  • 洗面台がすっきりして圧迫感がなくなる
  • 個性的な洗面台にできる

既存の洗面台のミラーキャビネットはどうしても鏡裏に収納がある分、立体感があり圧迫感を感じます。特に狭小住宅やマンションなどの狭い洗面所なら尚更です。

ミラーキャビネットからウォールミラーに変えることで、壁からの圧迫感がなくなり、すっきりとしたおしゃれな空間にできます。

こちらは、アンティーク調の枠が飾られたミラーです。このように、おしゃれなミラーに変えるだけで、空間の印象がガラリと変わります。自分の洗面所や住宅のテーマやコンセプトに合うミラーに変えてみると、より統一感が出せて垢抜けた印象に見えますよ。

DIYの時間としては半日〜1日かかってしまいますが、「本格的なDIYをトライしたい・DIYが好き」、「洗面台をすっきりさせたい」という方にはおすすめです。

4-2.おしゃれな鏡を設置するDIYのやり方

次に洗面台の鏡を変えておしゃれにするDIYのやり方を解説していきます。

手順は、以下の通りです。

  1. ミラーキャビネットを外す
  2. 下地材の位置を調べる
  3. 好きな鏡またはウォールキャビネットを取り付ける
  4. 元の鏡のビス跡がある場合はパテで埋める

少し難易度が高いDIYですが、この手順を踏めば誰でも行うことができます。

用意する物・ドライバー
・メジャー
・クロスの穴埋め剤
・下地センサー
・ビス
・好きな鏡またはミラーキャビネット

手順を詳しく説明しますね。

4-2-1.STEP①鏡(ミラーキャビネット)を外す

まずは、ミラーキャビネットのネジを外していきます。


画像のように、洗面台の白いカバーが覆っているところにネジが隠れています。白いカバーを外してドライバーで各箇所のネジを外しましょう。

メーカーにもよりますが、4~6か所ほどネジを外します。ネジをはずすだけで、簡単にミラーキャビネットを外せます

※ミラーキャビネットを外すと、このようなむき出しになったコンセントや配線があるので注意してください。

以下の作業は電気工事士の資格が必要で、自分でDIYはできません。

  • むき出しのコンセントにコンセントベースを取り付けて埋め込む
  • コンセントの増設
  • 電圧を変える ……など

自分でDIYすると、火災事故や感電事故につながってしまうケースがあります。また、無資格での電気工事には「3年以下の罰金、または3ヶ月以下の懲役」が科せられます。

ここだけに関しては、自分でDIYを行わずに「電気工務店」に依頼するようにしましょう。

4-2-2.STEP②下地材の位置を調べる

鏡を取り付けるビスを打つ前に、下地センサーを使い取り付ける場所に下地材があるかどうか確認します。

日本の住宅のほとんどは間柱の下地に石膏ボードを取り付けて作られています。そのため、下地がない場所にビスをさしてしまうと、石膏ボードが崩れてしまう恐れがあるのです。

下地センサーを使うことで、下地がある場所を確認できるので、重量があるウォールミラーでも固定が可能になります。鏡を取り付ける前に、下地センサーを使い下地の位置を確認しておきましょう。
下地材の場所が見つかったら、鉛筆などで印をつけておいてくださいね。

▼おすすめの下地センサー

出典:Amazon

こちらの下地センサーは、矢印のライトとブザー音で間柱の位置を知らせてくれるシンプル設計が魅力です。

壁厚が約19㎜下まで探知でき、壁に穴を開けずにセンサーで探すことが可能。木材と金属の間柱を探知します。

ベニヤや石膏ボードに対応しているため、洗面台以外にも自宅の簡単なDIYをするときに重宝しますよ。

タイプセンサータイプ
探知物木材
金属
検出深度19㎜

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4-2-3.STEP③好きな鏡またはミラーキャビネットを取り付ける

下地材の場所が見つかったら、メジャーを使ってウォールミラーについているビスを引っ掛ける穴の位置を正確に測ります。

目印の箇所にドライバーを使ってビスを打ち込み、ミラーを引っ掛けましょう。

4-2-4.STEP④元の鏡のビス跡がある場合はパテで埋める

元あった鏡のビス跡や穴が開いている箇所は、クロス用の穴埋め材(パテ)で埋めていきましょう。
クロスに近い色味のパテを穴に埋め込み、表面を付属のヘラで整えます。硬化後、埋めた箇所の凹みが気になる場合は、二度塗りしてみてください。
穴埋め材は、元あった鏡のネジ穴が気になる人におすすめです。見栄えもよくなりますよ。
▼おすすめの穴埋め材


出典:Amazon

こちらの穴埋め材は、クロス壁紙やしっくい壁にできたネジ穴やフックを埋めるのに適しています。

バルーン素材のため、目減りが少なく目立たないのが特徴。汚れやホコリも付きにくく仕上がりやツヤのない自然な膨らみにできます。

ドライヤーで温めると、より綺麗に凹凸が再生します。


出典:Amazon

ホワイトやベージュなど5色展開なので、壁紙の色に合わせて施工ができますよ。

素材バルーン材
カラーホワイト
アイボリー
ベージュ
オフホワイト
ライトグレー

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方法③洗面台・洗面台周辺に壁面収納を作るDIY

洗面台周辺では、意外と収納しなければならないものが多く収納スペースに困ったことはありませんか?

洗面台は、洗顔料や歯ブラシ、タオル以外にも洗剤や化粧品、コンタクト用品など収納したいアイテムが多いため、収納スペースが足りないと感じる人も多いでしょう。

そんなときは、洗面台壁面のデッドスペースを利用して収納棚を作るDIYがおすすめです。

5-1.洗面台の壁面収納を作るDIYの特徴

洗面台の壁面収納の特徴は、2つあります。

  • デッドスペースを活かすことができる
  • 洗面台スペースが狭くても収納を確保できる

洗面台は、狭いスペースですが意外とデッドスペースが多い空間です。その空いたスペースに収納をDIYすることで、狭い洗面台スペースでも収納を確保できます。

【おすすめな人・特徴】

  • DIY初心者さんから上級者まで幅広く取り組むことが可能
  • 収納スペースを増やしたい
  • 手軽におしゃれな雰囲気の洗面台にDIYしたい

5-2.洗面台の壁面収納を簡単にDIYできる方法3選

壁面収納は「木材や金具を買ってきて棚を作り組み立てる方法」と「既製品の棚をDIYで取り付ける方法」があります。

ここでは、誰でも見栄えよく綺麗な洗面台収納がDIYできるように、初心者さんでも簡単に作業できるおすすめのDIY商品をご紹介します。

5-2-1.ラブリコで壁面収納を作る

DIYパーツ販売で有名なラブリコは、洗面台の壁面収納として使うこともできます。工具不要なので、DIY初心者さんや賃貸住宅にお住まいの人にもおすすめです。

出典:LABRICO

1×4アジャスターと木材を合わせるだけで、鏡下に収納棚をDIYできますし、木目を活かしたおしゃれな演出が可能です。

複雑そうに見えますが、簡単に取り付けられます。

出典:LABRICO

用意する物・ラブリコのアジャスター
・取り付ける長さより50mm短い1×4木材
・メジャー

DIY手順としては下記が挙げられます。

  1. 設置したい場所の長さを測り、1×4木材をホームセンター等で用意する
  2. アジャスターを木材の両端に差し込む
  3. 取り付けたい場所に木材を設置。このとき平行になるように気を付けて設置する
  4. ハンドルを回して圧着固定する

ラブリコの1×4材アジャスターは、ジャッキ部分が中に収納されているため、洗面台がスマートな印象に仕上がりおしゃれに見せてくれます。ネジやドライバーなどの必要がないので、DIYに挑戦してみたいと思っている人にもおすすめです。

セット内容アジャスター1セット(上キャップ・下キャップ)
カラーオフホワイト・ブロンズ・ヴィンテージグリーン
設置方法ジャッキ式
荷重1㎏(横方向の場合)・10㎏(木材の柱に設置する場合)

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5-2-2.ディアウォールでつっぱり棚を使用する

出典:WAKAIオンラインストア

こちらは、若井産業のディアウォールを使ったつっぱり棚です。

ディアウォールは、お部屋を大切にしながら自由自在にDIYを楽しめるアイテムをコンセプトに作られています。先ほどご紹介したラブリコと同じように、壁や天井に穴を開けずにDIYができるパーツが揃っています。

洗面台の横や奥のスペースに余裕があるのならば、このようなつっぱり棚を用いた壁面収納をDIYしてみましょう。

場所を選ばず設置が可能です。

用意する物・1×4ディアウォールR 2セット(柱2本分)
・棚受け 2セット(棚板2枚分)
・取り付ける長さより45㎜短いの1×4木材(柱用)
・棚板用の1×4木材
・ドライバー

出典:WAKAIオンラインストア

【DIY手順】

  1. 設置したい場所の長さを測り、1×4木材をホームセンター等で用意する
  2. 柱になる木材の上下にディアウォールを設置
  3. 柱を立てる。このときに天井と地面が水平になるように設置する
  4. 柱に棚受けをネジで設置。棚になる木材を置いてネジで固定

棚受けに合わせた色の着色ネジがついているため、ネジ自体が目立ちにくくおしゃれに仕上がります。棚板をネジで設置する分、跡から場所を変えたい場合に手間がかかりますが、荷重は5㎏とたっぷり収納できます。

木目調のおしゃれな収納棚を設置したい方にもおすすめです。

【おすすめな人】

  • DIY初心者・洗面台のDIYに挑戦してみたい人
  • 木目調のおしゃれなデザインにしたい
  • スマートな収納スペースが欲しい
セット内容1×4ディアウォールR 2セット
1×4・2×4棚受け 2セット(ネジ付き)
カラーホワイト・ライトブラウン・ダークブラウン・ブラック
設置方法ネジ式
荷重荷重

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5-2-3.周辺にウォールキャビネットを付ける

出典:Amazon
こちらは、100%無垢材とアイアンバーが付いたデザインのウォールシェルフです。木目調のデザインやヴィンテージなテイストにマッチします。

用意するものは電動ドリルで、DIY手順は下記になります。

  1. ウォールシェルフの両端の穴の位置に合わせて壁に印をつける
  2. 印の場所に電動ドリルを使いネジの穴を開ける
  3. 付属の金属ネジでウォールシェルフを取り付ける

ブラケットがあるため、コップや歯磨き粉など高さがあり倒れやすい物を収納できます。。電動ドリルで壁に穴を開ける手間がある分、耐荷重は約10㎏です。化粧水などのコスメを収納しやすくなっています。

【おすすめな人】

  1. 小物を収納したい
  2. 化粧水など重さがあるものを収納したい
  3. ヴィンテージなデザインにしたい
セット内容ウォールシェルフ×2
拡張プラグ×6
ネジ×6
サイズ42×15.2×7.5(㎝)
設置方法ネジ式
荷重10㎏

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洗面台DIYで失敗しないための3つのポイント

ここまで、工具が要らない簡単な洗面台のDIYから少し大がかりなDIYまで様々な方法をご紹介してきました。自分で洗面台をDIYするのですから、失敗したくありませんよね。

この章では、洗面台をDIYする際の3つポイントについて解説します。

  • DIYするときに洗面台周辺を養生する
  • 【賃貸住宅の場合】原状回復できるDIYかどうか確認する
  • 15~20年以上経っている場合は、プロの業者に見てもらう

見落としがちなポイントもあります。順番に解説していきますので、DIYする前にチェックしてみてくださいね。

6-1.DIYするときに洗面台周辺を養生する

DIYする際に、洗面ボウルや洗面台周辺の床、壁などにキズが入らないように養生しておきましょう。

特にドライバーなどの工具を使うDIYの場合、洗面台に落としてしまうと洗面ボウルにヒビが入ってしまう恐れがあります。「リメイクシートを貼る」といった簡単なDIYなら必要ありませんが、

鏡の設置や収納棚を付けるDIYの場合も洗面台周辺にキズが付かないように養生しておくことが重要です。

DIYする前に必ず、ビニールシートで覆ったり、養生テープを使って保護してくださいね。

6-2.【賃貸住宅の場合】原状回復できるDIYかどうか確認する

賃貸住宅にお住いの場合は、必ず原状回復できるDIYなのかどうか確認してからするようにしてください。

原状回復とは、何らかの事情により変化してしまったものを元の状態に戻すことを指します。簡単にいうと「借主が破損してしまった壁紙や床材などを破損する前の状態に戻してオーナーに返還する」ということです。

例えば、洗面台のDIYでは釘やネジを使う場合がありますよね。

国土交通省の原状回復をめぐるトラブルとガイドラインによると『重量物の掲示等のためのくぎ、ネジ穴は、画鋲等のものに比べて深く、範囲も広いため、通常の使用による損耗を超えると判断されることが多いと考えられる。』とあるため、ネジ穴のような大きい穴は、原状回復が求められ費用が掛かるかもしれません。

賃貸の契約内容によって「ここまで原状回復しなければならない」といった条件が変わってきます。物件によってDIYのハードルが変わってくるので、心配な場合は一度不動産屋や大家に問い合わせしてみましょう。

6-3.15~20年以上経っている場合はプロの業者に見てもらう

洗面台の耐用年数は、約15~20年です。

現在使っている洗面台に関して「収納棚の劣化が著しい」や「水栓から水漏れが起こっている」など不具合や不満を感じているから、DIYを考えてはいませんか?

そういった場合は、洗面台をDIYするのではなく、交換すべきタイミングなのかもしれません。

洗面台は、キッチンやお風呂場と同じく、毎日水を使う場所なのでどうしても湿気が溜まりやすい場所です。表面上は不具合なく使えている場合だとしても、湿気のせいで洗面台下の収納部分や目に見えない洗面台裏が腐食している可能性もあります。

そういった場合、ここでご紹介したリメイクシートを貼るDIYをしたことで、湿気がこもりやすくなります。湿気が内側にこもると、さらにカビや腐食が広がってしまうという結果になることも。おしゃれな洗面台のDIYにできたとしても、後々交換する手間や費用が掛かってしまうかもしれません。

特に、目に見えない部分の劣化は、知識を持っていないと判断が難しいです。洗面台を設置してから15~20年以上経っている場合は、1度プロの目で判断してもらうのをおすすめします。異常がないことを確認してから洗面台のDIYを楽しみましょう。

洗面台は外さない方が良い?DIYで交換しない方が良い理由とは

冒頭でも述べた通り、洗面台本体を丸ごと交換するDIYは正直おすすめしていません。おすすめしていない理由は、2つあります。

  • 洗面台を交換するDIYを行うためには資格が必要
  • 給水装置のDIYは水漏れ等のトラブルが起きやすい

順番に詳しく解説していきますね。

7-1.洗面台を交換するには資格が必要

1つ目の理由は、洗面台を丸ごと交換するには有資格者でなければ行うことができないということです。

さらに詳しく言うと、厚生労働省が管轄する水道法では、給水装置に関する工事は有資格者でなければ行うことができないと定められています。

給水装置とは、配水管はもちろんのこと、宅地内にある給水管やそれに直結する蛇口などの給水用具のことを指します。

他のサイトでは洗面台の給水管を含めた本体全てを自分で交換しリフォームするDIYを紹介していることがあったり、自治体によって黙認されているケースがあったりします。

宅地内にある給水装置は、その物件に住んでいる人の私的財産に当たりますが、法律上資格がなければ洗面台本体の交換を行うことができないため、個人で交換するDIYはおすすめしていません。

7-2.水漏れ等のトラブルの可能性

2つ目の理由は、給水装置の構造が複雑だからです。自分で行うと予期せぬ水漏れ等のトラブルが起こる恐れがあります。

先ほど、給水装置の交換は有資格者でないと行えないと言いましたが例外が存在します。以下の水道法をご覧ください。

水道法第十三条では『給水装置の軽微な変更は、単独水栓の取替え及び補修並びにこま、パッキン等給水装置の末端に設置される給水用具の部品の取替え(配管を伴わないものに限る。)とする。』とあります。

すなわち、洗面台の蛇口や水栓、補修のためのパッキンの交換などは、自分でDIYが可能ということです。
とはいえ、DIYをしたことがある人でも、水回りの作業に慣れていない人が多いでしょう。うまく接続できずに水漏れが起きてしまう恐れがあります。

洗面台本体の交換費用について

洗面台本体を丸ごと交換するにあたって掛かる費用は「約3~4万円」です。そこに、洗面台本体の料金がプラスされます。

既存の洗面台撤去費用約8,000円
新規洗面台取り付け費用約20,000円
廃材処理費用約5,000円

※給排水管の交換のみを業者に依頼した場合の相場は「約1万円~3万円」です。

トラブルが起きてから業者に頼むと、DIYに使った費用に加えて業者に頼んだ分の出張料や作業料が掛かってきます。初めから業者に依頼するのと同じくらいの金額になってしまい、余計な出費と時間の浪費につながります。

洗面台本体を交換しなければならない場合は、DIYで交換せずにプロの業者に依頼しましょう。

施工の流れが気になる人は、以下を参考にしてみてください。洗面台の交換は、このような手順で進めていきます。

  1. 元の洗面台を取り外す
  2. 新しく設置する洗面台に給水栓用の穴を開ける
  3. 新しく設置する洗面台に排水口用の穴を開ける
  4. 新しい洗面台を壁際まで移動させて設置する
  5. 水栓ホースと給水栓を接続する
  6. 排水ホースを取り付ける
  7. 水漏れがないか確認する
  8. 洗面台を壁にネジで固定する

上記のような手順で洗面台の交換をしなくてはならないため、専門的な知識がない方はDIYで交換するのはやめておいてください。

また、洗面台の交換を検討されている方は、下記の記事もあわせてお読みください。

>>関連記事:おしゃれで安い洗面台メーカー5選|安く購入する方法や注意点も解説

洗面台のDIYに関するよくある質問

最後の洗面台のDIYに関するよくある質問にお答えします。

  • 洗面台のリフォーム・DIYでの失敗例はなに?
  • 100均で買える洗面台のリメイク・DIYグッズはなに?
  • 洗面台の水はね帽子はキッチンパネルを利用したDIYで代用できる?

順にお答えしますので、同じような疑問をお持ちの方はぜひ参考にしてください。

8-1.洗面台のリフォーム・DIYでの失敗例はなに?

洗面台のリフォームやDIYでの失敗例としては、下記のようなものが挙げられます。

  • 高さが合わずに使いづらい
  • 壁や洗濯機との間に隙間ができてしまった
  • サイズが大きすぎた|小さすぎた
  • 収納スペースが足りなくなってしまった
  • 高い位置の収納が不便になった
  • 洗面ボウルが小さすぎる
  • メーカー自体がなくなってしまった
  • 部屋との統一感がなくなった
  • 廊下が腐敗してしまった
  • コンセントの数が足りない

上記のような失敗した事例がありますので、洗面台をリフォーム・DIYする際は業者に依頼するか、適した方法を把握した上で行いましょう。

8-2.100均で買える洗面台のリメイク・DIYグッズはなに?

100均で買える洗面台のリメイク・DIYグッズは下記が挙げられます。

  • リメイクシート
  • タイル
  • フェイクグリーン
  • すのこ
  • フック

上記を活用すれば、100均でも壁に貼るだけで雰囲気を変えられますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

8-3.洗面台の水はね防止はキッチンパネルを利用したDIYで代用できる?

洗面台の水はね防止としてキッチンパネルは利用できます。また、水はね防止以外に下記のようなメリットもあるため、活用するのをおすすめします。

  • 水はねに強い
  • 汚れにくい
  • 清潔な状態を維持しやすい
  • 耐久性が高い
  • カビにくい

上記のメリットがあるので、洗面台にキッチンパネルを貼ってみてください!

まとめ

洗面台のDIYの種類や方法、やり方、失敗しないためなどの注意点が分かったと思います。

最後に、洗面台のDIYで失敗しないためのポイントをまとめておきます。見落としがちなポイントもあるかと思いますので、DIYする前に確認しておいてください。

  • DIYするときに洗面台周辺を養生する
  • 【賃貸住宅の場合】原状回復できるDIYかどうか確認する
  • 15~20年以上経っている場合は、プロの業者に見てもらう

洗面台のDIYは、工具や重たい設備を取り扱うことがあります。洗面ボウルや洗面台周辺にキズが入らないように養生しておきましょう。また、賃貸住宅にお住いの場合は、原状回復をしなければなりません。心配な場合は、一度問い合わせしてからDIYをした方が安心です。

この記事が、洗面台をおしゃれにDIYしたい人のお力になれば幸いです。

また、リノベーションによって理想の洗面台を実現することも可能です。気になる方は下記の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

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この記事の執筆
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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