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【2024年最新】システムキッチンに食洗機は必要?メリット・デメリットやおすすめのビルトイン食洗機15選を紹介!

システムキッチンに食洗機は必要?

「家を買うのでキッチンに食洗機を付けたい」
「食洗機が欲しいけど、どこのメーカーがいいのかな」

そんなふうに、迷っている人も多いのではないでしょうか?
食洗機にはメリットとデメリットがあり、導入すべき人とそうでない人がいます。食洗機がライフスタイルに合っていないと、次第に使わなくなる可能性が高くなるといえるでしょう。

「せっかく買ったのに使わなくなった」なんていう失敗を防ぐには、食洗機が自分のライフスタイルに合っているかを事前に見極めることが必要です。

そこでこの記事では、実際に使う場面をイメージできるよう、食洗機の基本機能や使い方、メリット・デメリットを細かく解説します。さらに、食洗機を使うべき人の特徴や食洗機の選び方、おすすめの食洗機15選をご紹介します。

【この記事でわかること】
  • 食洗機の基礎知識(機能、使い方、洗浄力、費用など)
  • 食洗機のメリットとデメリット
  • 食洗機を選ぶべき人の特徴
  • 食洗機の選び方
  • おすすめの食洗機15選

導入にはそれなりの費用がかかる食洗機ですから、失敗はしたくないですよね。購入前にこの記事で基礎知識をしっかりつけておけば、購入後の失敗も減らせるはずです。

この記事を参考に、食洗機が本当に必要かどうかをしっかり判断してくださいね。

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目次

システムキッチンに取り付ける食洗機の基礎知識

システムキッチンに取り付ける食洗機の基礎知識

システムキッチンに組み込むタイプの食洗機を、ビルトイン食洗機といいます。まずはビルトイン食洗機(食器洗い乾燥機)について以下の内容をご紹介していきます。

  • ビルトイン食洗機の機能一覧
  • ビルトイン食洗機の基本的な使い方
  • ビルトイン食洗機の費用相場
  • ビルトイン食洗機のランニングコスト
  • ビルトイン食洗機の洗浄力
  • ビルトイン食洗機の耐久性
  • ビルトイン食洗機の修理・交換費用

ビルトイン食洗機の基礎知識を身につけて、より自分に合った食洗機を選べるようにしましょう。

1-1.ビルトイン食洗機の機能一覧

ビルトイン食洗機の機能一覧

ビルトイン食洗機の基本的な機能としては、汚れ洗浄、高温による除菌、乾燥機能の3つです。国内の主要メーカーの食洗機であれば、これら3つの機能は標準装備されています。

そのほかにも、メーカーによってさまざまな機能があります。ここでは、パナソニック、リンナイ、三菱電機の主要メーカーに搭載されている主な機能として、以下の6つの機能をご紹介します。

  • 洗浄・除菌機能
  • コース選択機能
  • スライド収納機能
  • 節水・省エネ機能
  • 排気機能
  • オートオープン機能

それでは、それぞれの機能について解説します。

1-1-1.機能(1)洗浄・除菌機能

ほぼ全ての機種に、高温水による洗浄&除菌機能があります。そのほか、重曹洗浄ができる機能(リンナイ/LP、GPシリーズ)や、プラズマクラスターや銀イオン除菌、シャワーミストなど、機種によって洗浄機能はさまざまです。

1-1-2.機能(2)コース選択機能

標準コースのほかにも、こびりついた汚れを落とす強力コースやスピードコース、プラスチック製品を洗うための低温コースなど、機種によってさまざまなコースがあります。

1-1-3.機能(3)スライド収納機能

食器をセッティングしやすくするために、2段になったカゴの上段がスライドしたり、洗う物に応じて収納パーツを変えられたりします。

そのほか、小物を乗せられるポケットがついていたり、食器の種類ごとに並べ方のガイドが付いている機種もあり、無駄なく効率的に洗えます。

1-1-4.機能(4)節水・省エネ機能

食洗機のなかには、食器の量をセンサーで検知する機能がついた機種もあります。自動で水量を調整できるため、節水・省エネにつながります。

1-1-5.機能(5)排気機能

食洗機は高温で洗浄するため、排気口から高温の水蒸気が排出されます。その際の排気温度や排気音を調整する機能があります。

1-1-6.機能(6)オートオープン機能

三菱ではタッチセンサー、パナソニックには、2回ノックするだけでドアがオープンするオートオープン機能がついた機種があります。手が汚れている場合などにタッチレスで開けられるので便利です。

1-2.ビルトイン食洗機の基本的な使い方

ビルトイン食洗機の基本的な使い方

次に、食洗機の基本的な使い方をご紹介します。使用イメージをつかむためにも、基本的な使い方を確認しておきましょう。

1-2-1.ビルトイン食洗機の使い方

ビルトイン食洗機は、以下の手順で使います。

手順(1) 予洗い
汚れが残るリスクをなくすには、ある程度は予洗いが必要です。グラタンやカレーなどのこびりつきやすい汚れは漬け置きした方がいい場合もあります。(※機種によっては予洗い不要のもあります)

手順(2) 食器をセット
食洗機内のカゴに食器をセットします。

手順(3) 洗剤を入れる
食洗機専用の洗剤を入れます。

手順(4) コースを選択
洗浄のコースを選択し、洗浄をスタートします。

上記の手順が終われば、あとは自動で乾燥まで行ってくれるので、取り出して食器棚に戻すだけです。

1-2-2.ビルトイン食洗機の庫内の洗浄方法

食洗機は定期的に庫内洗浄が必要です。

洗浄時期の目安は、1〜3か月に一度で、専用洗剤や食洗機庫内クリーナーなどを用いて洗浄を行います。

洗剤を入れ、食洗機のお手入れコースのスイッチを押すと、自動で洗浄されます。
※メーカーによってコースの名称は異なります

1-3.ビルトイン食洗機の費用相場

次に、ビルトイン食洗機の気になる費用相場について、以下の2つに分けてご紹介します。

  • ビルトイン食洗機本体の費用相場
  • ビルトイン食洗機を後付けする場合の費用相場

ぜひ、ビルトイン食洗機を購入する際の参考にしてください。

1-3-1.ビルトイン食洗機本体の費用相場

ビルトイン食洗機の本体価格は機能によってかなり差があります。

費用相場10~20万円
最低価格4~5万円
最高価格30~40万円

安いものでも4〜5万円からで、高いものだと30〜40万円にもなる製品も。新設の場合の費用相場は10〜20万円ほどとなります。

5~15万円シンプルモデル
15~20万円スタンダードモデル
30~40万円大容量の海外製モデル

一般的には15万円以下がシンプルなモデル、15~20万円がスタンダードなモデル、30万以上が大容量の海外製モデルとなります。

1-3-2.ビルトイン食洗機を後付けする場合の費用相場

ビルトイン食洗機は既存のシステムキッチンに後付けも可能です。その場合、上記の本体価格に加え、別途工事費がかかります。

後付けの場合は本体価格・工事費込みのプランを打ち出している業者が多いですが、以下の価格帯が相場のようです。

後付け新設工事費5〜8万円+本体価格

工事費と本体価格を合わせたトータル費用では、20万円前後が相場となります。

1-4.ビルトイン食洗機のランニングコスト

食洗機にかかるランニングコストは以下のとおりです。

食洗機にかかるランニングコスト1日あたり1か月あたり1年あたり
水道代約4円約124円約1,488円
ガス代約14円約444円約5,328円
電気代約22円約730円約8,760円
洗剤代約34円約1,000円約12,000円
トータル金額約74円約2,298円約27,576円

※2回/1日で計算。上記表は平均的な金額を記載しています。かかるコストは機種や契約されている電気・水道・ガス会社によっても異なります。

次に、食洗機と手洗いの費用を比較してみましょう。

食洗機は手洗いに比べて節水になることは事実です。

●手洗いの場合

年間でガス81.62m3使用
年間で水道47.45m3使用
合計約25,560円

●食器洗い乾燥機の場合

年間で電気525.20kWh使用
年間で水道10.80m3使用
合計約16,990円

年間 合計約8,570円の節約

※給湯器(40℃)、使用水量65L/回(冷房期間は、給湯器を使用しない)の手洗いの場合と給水接続タイプで標準モードを利用した食器洗い乾燥機の場合の比較
※手洗い、食器洗い乾燥機ともに2回/日

引用:経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト

資源エネルギー庁によると、年間で約8,570円の節約になるとされています。

本体価格8万円の食洗機を買ったとすると、約10年で元が取れる計算になりますね。水道代の高い地域だった場合や、節水機能が優れた機種を購入した場合には、さらに節約が見込めるでしょう。

1-5.ビルトイン食洗機の洗浄力

ビルトイン食洗機の洗浄力

食洗機の洗浄力は本体価格に比例するといえるでしょう。

一般的に、洗浄力を上げるための機能が複数搭載された機種ほど、本体価格も高くなります。安い機種であれば洗浄機能も最低限のため、洗浄力はそれなりです。

ただし、食洗機ごとの機能にもよりますが、手洗いと比べると食洗機の方が汚れが落ちやすいのは事実であり、その理由は、以下2つの特徴があるためです。

  • 洗剤成分の違い
  • 水温の違い

食洗機用の専用洗剤には、漂白剤やアルカリ剤などの強力な洗浄成分が配合されています。

これは、人の手が直接触れないからこそ可能なのであり、普通の台所用洗剤と比べて、洗浄力が高いことは確かです。

また、食洗機では50℃以上の高温で洗浄するため、油分や汚れを分解しやすくなります。さらに、高温では洗剤に含まれる酵素も働きやすくなります。

これらの特徴から、除菌・乾燥も含め、手洗いよりもしっかりと洗浄できるといえるでしょう。

1-6.ビルトイン食洗機の耐久性

ビルトイン食洗機の耐久年数はおよそ10年で、10年を超えると故障の確率が高くなるといわれています。

また、ビルトイン食洗機の耐久性に関連して、以下の内容についても見ていきましょう。

  • ビルトイン食洗機の主なトラブル
  • ビルトイン食洗器が故障しやすくなる要因
  • 点検時期を知らせる点検ランプ

上記は、ビルトイン食洗機を利用する際には知っておきたい内容なので、覚えておくといいです。

1-6-1.ビルトイン食洗機の主なトラブル

ビルトイン食洗機にみられる主なトラブル・故障は以下の3つです。

主なトラブル原因対処法
水もれホースの亀裂、パッキンの劣化、排水口の詰まりなど劣化した部品の交換など
扉が開かない周囲の扉や天板に干渉している、食器が中で引っかかっている食洗機の脱着、分解
電源が入らないコンセント抜け、ブレーカー が落ちた、本体の故障故障の場合は交換になる場合も

食洗機は水まわりで使用する家電のため、部品の劣化や詰りなどによって水漏れなどのトラブルが起こりやすくなります。また、設置方法が悪かったり、食器の入れ方が悪かったりすると、がたつきや扉が開かなくなるなどのトラブルが起こることも。

まれに本体の不具合によって電源が入らないなどのトラブルが起こることもあります。

1-6-2.ビルトイン食洗器が故障しやすくなる要因

以下のような使い方をすると、故障しやすくなるため注意しておきましょう。

  • メンテナンスを怠る
  • 扉を乱暴に開閉する
  • 食器を詰め込みすぎる

メンテナンスを怠ってしまうと、排水口の掃除や定期的な庫内清掃を怠ると、詰まりによる水漏れが起こりやすくなります。

また、扉を乱暴に開閉すると、システムキッチンへの固定が緩み、干渉による不具合やガタつきなどが起こりやすくなるため注意です。

食器の詰込みすぎにも注意が必要です。洗浄力が落ちるほか、庫内で食器が倒れ、扉が開かなくなるなどのトラブルが起こりやすくなります。

1-6-3.点検時期を知らせる点検ランプ

ビルトイン食洗機は法律により、使用開始10年でメーカー点検を行うことが義務付けられています。

そのため、設置から10年が経過すると、点検時期を知らせる点検ランプが点灯します。

  • パナソニック……「点検」ランプが点灯
  • リンナイ……「88」の数値とともに、コース選択などのランプが全点灯
  • 三菱……コース選択などのランプが全点灯

点検ランプがついたら、食洗機の交換時期と考えましょう。

1-7.ビルトイン食洗機の修理・交換費用

もしも食洗機が故障してしまった場合は、後付けの場合は設置業者、リフォームや新築の場合は設置してくれた工務店などに相談しましょう。

修理費用の目安は以下のとおりです。

修理費用水漏れ……約2万円
本体故障……3〜6万円

よくあるトラブルで水漏れの場合、ホースの交換費用プラス作業にかかる費用で2万円前後となる場合が多いようです。

本体に故障があった場合には、修理費用が3〜6万円ほどになる場合もあります。あまり修理費用が高くなるようであれば、交換も検討しましょう。

交換の場合の費用は以下が目安となります。

交換費用工事費1〜4万円+本体価格

修理か交換か悩む場合には、業者に見積もりを依頼してもいいでしょう。

卓上型とビルトイン型の違い

卓上型とビルトイン型の違い

食洗機には卓上型とビルトイン型がありますが、どちらを導入すべきか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、食洗機を長く使う予定なのであれば、ビルトイン型を導入すべきです。

ビルトイン型は卓上型と比べて、性能面・使いやすさともに優れているといえます。長期的にみてもビルトイン型の方がメリットが大きいといえます。

以下にそれぞれの特徴を示します。

卓上型ビルトイン型
洗浄力
容量
食器の入れやすさ
運転音
見た目
におい
本体価格

(※これらの項目に関する評価は機種によっても異なります)

卓上型とビルトイン型では洗浄力は変わりませんが、それ以外の項目でかなり差があるのがわかります。

卓上型のメリットとしては次の2つがあげられます。

  • 高い位置に置くので食器をセットしやすい
  • ビルトイン型と比べて本体価格が少しだけ安価

対して、デメリットは以下の5つがあげられます。

  • 場所をとる
  • 見た目がよくない
  • 動作音が気になる
  • においが広がりやすい
  • 配管の清掃が手間

卓上型を検討している方は、カウンター上に置けるような小型のタイプを考えているのではないでしょうか。

1〜2人家族であれば小さな卓上型食洗機を導入してもいいかもしれませんが、そもそも食器の量が少なければ手洗いの方が簡単です。3〜5人家族であれば大型の卓上型食洗機を導入する必要がありますが、キッチンの作業スペースをかなり圧迫してしまいます。

こうした使い勝手を考えると、ビルトイン型の方が使いやすいといえるでしょう。

システムキッチンに食洗機を取り付ける6つのメリット

システムキッチンに食洗機を取り付ける6つのメリット

ビルトイン食洗機のメリットは、主に以下の6つがあげられます。

  • 衛生的に良くなる
  • 手荒れ防止になる
  • 水道代の節約になる
  • 手洗いが面倒な食器を楽に洗える
  • キッチンが上がすっきりする

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

3-1.メリット(1) 衛生的に良くなる

食洗機の高温洗浄による除菌効果は高く、手洗いと比べて衛生的です。

手洗いの場合、食器や調理器具を完全に除菌することはできません。しかし、強力な洗剤成分による洗浄プラス高温洗浄が可能な食洗機なら、食器や調理器具のすみずみまで完璧に除菌できます。

衛生面を気にする方にとっては、大きなメリットといえるでしょう。

3-2.メリット(2) 手荒れ防止になる

食洗機を導入すると手洗いの手間が減るため、手荒れ防止になります。

手荒れは、主に以下の2つが原因となり起こります。

  • 水洗いによる乾燥
  • 食器用洗剤による刺激

通常、皮膚は表面にある角層と皮脂のコーティングによって守られています。しかし、手洗いの刺激によってこれらのバリア機能が低下し、手荒れを招いてしまうのです。

食洗機は物理的に手洗いの負担をなくしてくれるため、手荒れを防ぐことにつながります。

またネイルをしている方も、手洗いによる剥がれを防げます。

3-3.メリット(3) 水道代の節約になる

前述したとおり、食洗機を導入すると手洗いよりも、水道代の節約になります。

資源エネルギー省の算出では、年間で8,570円の節約とでていますが、水道代の高い地域ではさらなる節約が見込めるでしょう。

ただし、予洗いをした場合にはその分の水道代はかかります。節水にこだわりたい方は、キッチンペーパーなどで汚れを拭き取るなどの工夫をできるといいでしょう。

3-4.メリット(4) 時間の節約になる

共働きや子どものいるご家庭では、朝の忙しい時間に、皿洗いに時間を取られるのは大変ですよね。食洗機は、そうした大切な「時間」を買っているといっても過言ではありません。

通常、手洗いにかかる時間は1日20分ほど。1か月では10時間、1年だと120時間(5日間)の節約になります。食器を除菌し、拭き取りまで行うと考えると、さらに時間を節約できているといえます。

皿洗いを家電に任せるだけで、家事の負担はぐっと減ります。少しでも時間を節約したい方にとっては、食洗機導入はメリットが大きいといえるでしょう。

3-5.メリット(5) 手洗いが面倒な食器を楽に洗える

食洗機があることで、これまで面倒だった汚れのひどい食器の洗浄が楽になります。

手洗いでは油まみれの食器や大きな鍋、細かな調理器具やお弁当グッズの洗浄は大変ですよね。しかし、食洗機ならセットするだけ。除菌まで完璧に済ませてくれます。

洗浄力や機種によっても変わりますが、例えば次のようなアイテムも食洗機なら楽に洗えます。

  • 揚げ物をしたあとの調理器具や食器
  • ご飯粒のこびりついたしゃもじ
  • 臭いの取れにくいカレー鍋
  • スキマの汚れが気になる泡立て器

食洗機なら、ひどい油汚れも強力な洗剤と高温でしっかり分解してくれます。ゴシゴシこすったり、何度も洗剤をつけて洗い直したりする手間がなくなるので、洗い物がとても楽になりそうですね。

3-6.メリット(6) キッチン周りがスッキリする

キッチン上がスッキリすることも、ビルトイン食洗機のメリットです。

食洗機がなければ、キッチン上に水切りカゴを置かなければならないため、見た目がごちゃついた印象になります。また卓上型食洗機の場合にも、大型になるほど見た目が気になるでしょう。

システムキッチン内にスッキリ組み込めるビルトイン食洗機なら、キッチン上を常にキレイに保てます。

たとえ食洗機を使わなくなり水切りカゴ代わりになったとしても、、キッチン上はきれいに保てます。キッチン上になるべく物を置きたくない方には、大きなメリットといえるでしょう。

システムキッチンに食洗機を取り付ける7つのデメリット

システムキッチンに食洗機を取り付ける7つのデメリット

ビルトイン食洗機には、デメリットもあります。導入前にはマイナス面もしっかり理解しておきましょう。

以下に、主なデメリットを7つご紹介します。

  • 入れられない食器がある
  • お手入れする必要がある
  • 洗い残しがでることがある
  • 排気が出る
  • 洗い物が入りきらないことがある
  • 食器のセットに時間がかかる
  • 収納が減る

それぞれのデメリットについて、詳しく解説します。

4-1.デメリット(1) 入らない食器がある

食洗機には、入れてはいけない食器があります。食洗機不可の食器類は以下のとおりです。

【食洗機不可の食器】理由
軽いもの飛ばされてしまい十分に洗えないプラスチックのスプーン、フタ、哺乳瓶の乳首など
熱に弱いもの変形・変質の恐れあり耐熱90°C未満のプラスチック容器など
変色しやすいもの洗剤や熱によって変色の恐れあり銀製・アルミ製・銅製・木製(竹・とう)・漆塗り・金箔入り・上絵付けの食器、クリスタルガラス
割れやすいもの水流や熱により破損の恐れあり持ち手が木製の鍋、ひびや傷のある食器
その他洗い残し、サビ、コート剥がれなどとっくりなどの口が狭い食器、鉄製フライパン、フッ素コートに傷のあるフライパン

(参照:パナソニック 【食器洗い乾燥機】洗えない食器

子どもがいるとプラスチック製の食器なども多くなりますが、頻繁に使う食器を入れられないとなると結局は手洗いになってしまいます。「これはOK」「これは入れられない」といちいち判断するのも大変です。

手持ちの食器に食洗機に入れられない食器が多いほど、デメリットは大きくなるといえます。

4-2.デメリット(2) お手入れする必要がある

食洗機を壊さず長く使うためには、定期的なお手入れが必要です。排水口の掃除は毎日行った方がよく、1〜3か月に一度の庫内清掃もかかせません。

定期的なお手入れを怠ってしまうと、せっかくの高額な家電も壊れやすくなり、修理代などの無駄な費用が発生してしまいます。

多くの場合、毎日こまめにお手入れをしていれば習慣になるものですが、初めに面倒に感じて習慣化できないと、食洗機自体を使わなくなる原因になります。

お手入れが面倒に感じる人にとっては、デメリットが大きくなるでしょう。

4-3.デメリット(3) 洗い残しがでることがある

高い食洗機には予洗い不要のものもありますが、なかなか完全に予洗いなしというわけにはいきません。食器の入れ方などによっては洗い残しがでてしまうこともあります。

食器に食材がついたままでは洗い残しがでるだけでなく、詰まりの原因にもなります。後々のストレスを考えると、やはりある程度の予洗いは必要でしょう。

洗剤でしっかり洗う必要はなくても、予洗い自体が面倒に感じてしまう人は多く、食洗機を使わなくなる原因にもなります。

ただし、食洗機使用者のなかには、しっかり食器に水流が当たるように並べれば、予洗いなしでもキレイに汚れが落ちるという意見もあります。機種自体の洗浄機能のほか、並べ方にも気をつけることで、洗浄力は変わってきそうです。

4-4.デメリット(4) 排気が出る

食洗機は高温のお湯で洗浄するため、使用中には排気口から高温の湯気が出ます。この排気が気になる方は多いです。

機種によっては排気の温度を下げて湯気を出にくくする機能もありますが、通常は目ではっきり確認できるくらいの湯気が出てきます。温度も高いため、小さな子どもがいる家庭では稼働中の食洗機に近寄らないよう注意が必要です

また、夏場などはキッチンの湿度も気になります。さらに、庫内が汚れていると、排気のにおいが気になるという意見もあります。

換気扇を回すなどして対処はできますが、洗浄が終わった後に換気扇を切りに行かなければなりません。

排気が気になるかどうかは人にもよりますが、事前にどの程度の排気が出るか確認しておくといいでしょう。

4-5.デメリット(5) 洗い物が入りきらないことがある

家族の人数に合わせたサイズを選んでも、「日によって洗い物が入りきらない」ということはよくあるようです。

例えば、いつもより料理の品数を増やしたとき。お皿のほかにも鍋やボウルなどの調理器具も増えるため、一度ではセットしきれない事態が起こってしまいます。

そうなると、残りの食器は結局手洗いをする必要が出てきます。

そうした事態を防ぐためには、家族の人数にこだわらずに大きいサイズの食洗機を選んでおくといいでしょう。

4-6.デメリット(6) 食器のセットに時間がかかる

洗い残しを出さないためには、食洗機内のカゴへのセットの仕方が重要。しかし、キレイにセットしようと思うと、そのぶん時間がかかってしまいます。

また食洗機を使い慣れるまではどこに何をセットすべきかがわからず、セットが難しいと感じる方が多いようです。そのため、せっかく時間の節約になると思っていたのに、結局セットに時間をとられてしまう、なんてことも考えられます。

慣れてくるとセットの場所や汚れが落ちやすい入れ方がわかってきますが、その前に面倒になり使わなくなるパターンもあります。

導入前には、ある程度セットに時間がかかるものと心得ておきましょう

4-7.デメリット(7) 収納が減る

ビルトイン型にすると、その分システムキッチンの収納(引き出し)が減ることになります。

食洗機をキャビネット部分に取り付けてしまうと、使いやすい調理台下の収穫スペースがまるまるなくなってしまうため、不便に感じる可能性もあります。

ほかに収納場所の余裕がある方であれば問題ありませんが、間口(長さ)を広くとれないなど、キッチンに収納スペースがあまりない場合にはデメリットとなり得るでしょう。

食洗機を付けない場合には、シンクの側に水切りカゴを置くことになりますが、収納スペースは確保できます。

またどうしても食洗機を置きたい場合には、水切りカゴを置くスペースに卓上型の食洗機導入を検討するのもいいでしょう。

ビルトイン食洗機の3つの選び方

ビルトイン食洗機の3つの選び方

食洗機を導入すると決めたら、いよいよ食洗機を選んでいきます。
食洗機を選ぶときは、特に以下の3点を確認しておきましょう。

  • 扉のタイプ
  • 容量
  • 洗浄力

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

5-1.扉のタイプで選ぶ

食洗機の扉はスライドオープンとフロントオープン、2つのタイプがあります。従来はフロントオープンタイプしかありませんでしたが、今ではスライドオープンタイプが一般的です。

特にこだわりがないのであれば、スライドオープンタイプがおすすめです。

スライドオープンタイプとは、下記のような引き出し型のタイプです。

食洗機 扉 スライドオープンタイプ

スライドオープンタイプには、食器を上部から出し入れでき、水滴が垂れにくい特徴があります。

一方で、フロントオープンタイプとは、卓上型のように、とびらが倒れて開くタイプです。

食洗機 扉 フロントオープンタイプ

フロントオープンの場合には、食器をサイドから出し入れできますが、屈んで食器をセットする必要があります。

5-2.容量(サイズ)で選ぶ

システムキッチンに取り付ける食洗機は、容量(サイズ)を選べます。一般的な食洗機のサイズ(横幅)は横幅45cmで、容量は縦の大きさ(深さ)で変わります。なかには幅が広いタイプや、外国製の大容量タイプの食洗機もあるので、自分に合った幼鳥を選びましょう。

サイズの種類は、主に以下の3つです。

  • ディープタイプ(深型)60L……約6人分の食器が入る
  • ミドルタイプ(浅型)45L……約5人分の食器が入る
  • ワイドタイプ(横幅60cm)……約7人分の食器が入る

入れられる食器の量はそこまで差がありませんが、食器と一緒にフライパンや鍋を洗いたいのであれば45Lでは入らないので注意しましょう。

収納スペースを取りたいなどの理由がなければ、フライパンも洗える60Lサイズをおすすめします。とにかく容量がほしい方には、ワイドタイプも使いやすいでしょう。

5-3.洗浄力で選ぶ

食洗機を導入するのであれば、しっかり洗浄力のある機種を選ぶことをおすすめします。

洗浄力が弱いタイプだと洗い残しが出やすく、二度手間になってしまいます。そうした手間を減らすためにも、洗浄力の高さは気をつけたいポイントです。

前述したように、洗浄力は本体価格と比例します。そのため、安さで選んでしまうと洗浄力が低く、結局使わなくなってしまったということにもなりかねないので注意しましょう。

洗浄力で選ぶなら、さまざまな洗浄機能を兼ね備えたパナソニック製の食洗機がおすすめです。パナソニックは食洗機のシェアNo.1のメーカーのため、実績としても安心ですよ。

システムキッチンに取り付け可能なおすすめのビルトイン食洗機15選

システムキッチンに取り付け可能なおすすめのビルトイン食洗機15選

最後に、パナソニック、リンナイ、三菱電機の主要3社から、おすすめの食洗機15選をご紹介します。

  • パナソニック NP-45MD9S (M9シリーズ)
  • リンナイ RSW-D401LPA
  • 三菱電機 EW-45R2S(45R2シリーズ)
  • パナソニック NP-60MS8S
  • リンナイ RSW-F402CA
  • 三菱電機 EW-45LD1MU
  • パナソニック NP-45VS9S(V9シリーズ)
  • リンナイ RWX-405C
  • パナソニック NP-45MC6T
  • 三菱電機 EW-45H1S(45H1シリーズ)
  • リンナイ RSW-C402CA
  • リンナイ RSW-404LP
  • 三菱電機 EW-45V1SM
  • 三菱電機 EW-45MD1SMU
  • パナソニック NP-45KD9AP(K9プラスシリーズ)

ぜひ、食洗機を購入する際の参考にしてください。

(以下は2024年1月時点の情報です)

6-1.パナソニック NP-45MD9S (M9シリーズ)|高い洗浄力のハイグレードモデル

パナソニック NP-45MD9S (M9シリーズ)

出典:パナソニック ビルトイン食器洗い乾燥機 9シリーズ

まずご紹介するのは、パナソニックのM9シリーズ NP-45MD9Sです。

ディープタイプ(深型)で容量は60Lあり、メーカー希望小売価格は224,400円(税込)です。

また、以下のような機能があります。

  • ストリーム除菌洗浄
  • ムービングラック プラス
  • ちょこっとホルダー
  • 3Dプラネットアームノズル
  • エコナビ
  • フルトップオペレーション
  • 2重給水圧力ホース

NP-45MD9Sは洗浄力の高いハイグレードモデルです。洗浄力の高い3Dプラネットアームノズルを搭載し、立体的な洗浄で隅々まで汚れを落とします。

3Dプラネットアームノズル

出典:パナソニック ビルトイン食器洗い乾燥機 9シリーズ

小物が収納できる「ちょこっとホルダー」がついているので、従来はしっかり洗えなかったお弁当カップなどの小さな小物も固定できます。

ちょこっとホルダー

出典:パナソニック ビルトイン食器洗い乾燥機 9シリーズ

NP-45MD9Sは食洗機が初めての方にも安心しておすすめできる商品。洗浄力に不安な方は、こちらの機種を選んでおけば間違いはありません。

基本仕様
メーカー名パナソニック
品番NP-45MD9S
本体タイプM9シリーズ ハイグレード/ディープタイプ
ドアタイプスライドオープンタイプ
本体幅45cmタイプ
庫内容積60L
収納食器容量48点(約6人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)44.8cm×62.7cm×75.1~85.1cm
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行65cm以上/高さ80cm~90cm
標準使用水量約9L(エコナビ運転の場合は約7.5L)
洗える食器の寸法・大皿:直径27cm以下なら6枚 / 直径30cm以下なら3枚※1
(※1.奥側に小皿なしで、大皿を1枚おきにセットした場合)
・グラス類:高さ14.5cm以下
洗浄コース6コース (低温・標準・強力・スピーディ・予約・乾燥)

詳細は『パナソニック ビルトイン食器洗い乾燥機 9シリーズ』をご覧ください。

6-2.リンナイ RSW-D401LPA|エコと高い洗浄力を両立

リンナイ RSW-D401LPA

出典:リンナイ RSW-D401LPA ラインアップ

次に、リンナイのRSW-D401LPAをご紹介します。

ディープタイプで容量が63Lもあり、メーカー希望小売価格は236,720円(税込)です。

また、以下のような機能があります。

  • ぎっしりカゴ
  • フリーラック
  • スムーズラック
  • サークルラック
  • エコギア(自動エコ運転)
  • 庫内洗浄
  • からっとキープ
  • 夜エココース
  • バイタル除菌洗浄
  • プラズマクラスター
  • 銀イオンカートリッジ
  • タワーウォッシャー
  • ソフト排気
  • クイックスタート

RSW-D401LPAはリンナイのハイグレードモデルで、たくさんの食器を収納できるように設計された「ぎっしりカゴ」を搭載しているので、上段・下段ともに食器がたっぷり入ります。

ぎっしりカゴ

出典:リンナイ RSW-D401LPA 特長

また、「フリーラック」「スムーズラック」「サークルラック」の3つのラックを採用しているため、さまざまな食器や調理器具をセットしやすくなっています。

ラック

出典:リンナイ RSW-D401LPA 特長

洗浄力も高く、タワーウォッシャーの搭載によって、センターノズルから立体的な水流をつくれるため、大容量でもしっかり洗えます。

タワーウォッシャー

出典:リンナイ RSW-D401LPA 特長

プラズマクラスターや銀イオンカートリッジの搭載により、高い除菌・消臭効果も兼ね備えています。

リンナイのRSW-SD401LPAは一度に洗う食器の数が多い方や、食洗機を食器保管庫として利用したい方におすすめです。

基本仕様
メーカー名リンナイ
品番RSW-D401LPA
本体タイプハイグレード/ディープタイプ
ドアタイプスライドオープンタイプ
本体幅45cmタイプ
庫内容積63L
収納食器容量47点(約6人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)44.8cm×62.6cm×548cm
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行65cm以上
標準使用水量約9L
洗える食器の寸法・大皿:直径27cm以下なら6枚 / 直径30cm以下なら3枚
・グラス類:前列-高さ11cm以下/後列-高さ14.5cm以下
洗浄コース7コース (標準・念入り・重曹・夜エコ・サイレント・乾燥・庫内洗浄)

詳細は『リンナイ RSW-D401LPA 特長』をご覧ください。

6-3.三菱電機 EW-45R2S(45R2シリーズ)|庫内の隅々まで水流を届けるターボ噴射を搭載

三菱電機 EW-45R2S(45R2シリーズ)

出典:三菱ビルトイン食器洗い乾燥 45R2シリーズ

三菱電機の45R2シリーズEW-45R2Sもおすすめです。
メーカー希望小売価格は165,000円(税込)で、以下のような機能があります。

  • ターボ噴射
  • カラーナビ食器かご
  • 低騒音

EW-45R2Sは三菱電機のベーシックモデルの食洗機です。サイズはミドルタイプで、約4人分の食器を洗えます。

ターボ噴射を搭載し、庫内の隅々まで水流を届けます。

ターボ噴射

出典:三菱ビルトイン食器洗い乾燥機 製品情報 ターボ噴射

EW-45R2Sは低騒音も魅力。食洗機をEW-45R2Sに変えたら動作音が気にならなくなったという口コミも多くみかけます。

低騒音

出典:三菱ビルトイン食器洗い乾燥機 製品情報 低騒音設計

静音のヒミツは、内部に搭載されたDCブラシレスモーター。騒音の原因となる冷却ファンがないため、運転音を抑えられます。運転音のレベルはなんと図書館(40dB)以下なのだそう。

三菱電機のEW-45R2Sは、一度に洗う食器が少ない方や、静かな食洗機をお探しの方におすすめです。

基本仕様
メーカー名三菱電機
品番EW-45R2S
本体タイプベーシック/ミドルタイプ
ドアタイプタイプドオープンタイプ
本体幅スライ45cm
庫内容積42L
収納食器容量40点(約5人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)44.8㎝×61.9㎝×45㎝
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行65cm以上
標準使用水量約10L
洗える食器の寸法・大皿:直径24cm以下 5枚まで
・グラス類:高さ11cm以下
洗浄コース6コース (4~5人・1~3人・念入り・乾燥・予約2コース[4~5人・念入り])

詳細は『三菱ビルトイン食器洗い乾燥 45R2シリーズ』をご覧ください。

6-4.パナソニック NP-60MS8S|食器のセットがラクな自由度の高い上カゴ

パナソニック NP-60MS8S

出典:パナソニック 幅60cm ワイドタイプ

パナソニックのNP-60MS8Sはワイドタイプの食洗機で、容量は約60Lです。

メーカー希望小売価格は270,600円(税込み)であり、主な機能には以下のようなものがあります。

  • ムービングラックプラス
  • 3Dプラネットアームノズル
  • AIエコナビ

ムービングラックプラスの搭載によって、上カゴを左右に動かせるため、自由度の高いセットや下カゴへのアクセスのしやすさなど、セット性が高くなっています。

ムービングラックプラス

出典:パナソニック 幅60cm ワイドタイプ

また、AIエコナビは食器量・汚れ・室温の3種類のセンサーによって、省エネでの洗浄を実現しています。

NP-60MS8Sは、奥行きはあまりないが幅は広くても問題がなく、容量の大きい食洗機が欲しい場合におすすめです。

基本仕様
メーカー名パナソニック
品番NP-60MS8S
本体タイプワイドタイプ
ドアタイプスライドオープンタイプ
本体幅45cmタイプ
庫内容積約57L
収納食器容量50点(約7人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)59.8㎝×62.7㎝×45㎝
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行65cm以上/高さ80cm~90cm
標準使用水量約12.5L(AIエコナビ運転の場合は約10L)
洗える食器の寸法・大皿:直径24cm以下 7枚まで
・グラス類:高さ11cm以下
洗浄コース6コース (節電・標準・強力・スピーディ・予約・乾燥)

詳細は『パナソニック 幅60cm ワイドタイプ』をご覧ください。

6-5.リンナイ RSW-F402CA|フロントオープンで大容量を実現

リンナイ RSW-F402CA

出典:リンナイ RSW-F402CA ラインアップ

リンナイのRSW-F402CAはスタンダードグレードの食洗機です。

メーカー希望小売価格は228,030円〜(税込み)であり、以下のような機能があります。

  • ツインラック
  • ツインウォッシャー
  • ワンタッチドア
  • からっとキープ
  • ソフト排気

幅は45cmではありますが、容量は66Lで55点(8人分)の食器や調理器具をセットできるほどの大容量です。

リンナイ 食洗機 大容量

出典:リンナイ 取り替えタイプ

また、カゴが上下の2段構造になっており、上下のカゴを別々にスライド可能なことから、セットを忘れていたり、セットした後に食器が空いたりなど、あとから食器をセットする場合に、ラクに追加でセットできます。

ラック 2段構造

出典:リンナイ 取り替えタイプ

フロントオープンで容量の大きい食洗機を探している場合には、RSW-F402CAがおすすめです。

基本仕様
メーカー名リンナイ
品番RSW-F402CA
本体タイプスタンダード
ドアタイプフロントオープンタイプ
本体幅45cmタイプ
庫内容積約66L
収納食器容量56点(約8人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)44.8cm×56.4cm×75.5~85.5cm
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行60cm以上/高さ80cm~90cm
標準使用水量約12L
洗える食器の寸法・大皿:直径24cm以下 8枚まで/直径26cm以下なら4点まで
・グラス類:高さ11cm以下
洗浄コース5コース (標準・スピーディ・念入り・節水・乾燥)

詳細は『リンナイ RSW-F402CA ラインアップ』をご覧ください。

6-6.三菱電機 EW-45LD1MU|最新機能を搭載したプレミアモデル

三菱電機 EW-45LD1MU

出典:三菱ビルトイン食器洗い乾燥機 EW-45LD1MU

三菱電機のEW-45LD1MUはディープタイプの食洗機で、容量は約60Lです。

メーカー希望小売価格は325,600円(税込み)であり、主な機能には以下のようなものがあります。

  • タッチDEラクドア
  • マルチラック
  • おまかせエコ
  • シャワーミスト
  • ターボ噴射
  • 低騒音

タッチDEラクドアはタッチセンサーに触れることで、ドアが自動で少し開き、食洗機を引き出しやすくなる機能です。

タッチDEラクドア

出典:三菱ビルトイン食洗機 タッチDEラクドア/取っ手もラクドア

また、「光学センサー」「電極センサー」「温度センサー」の3種類のセンサーを用いているおまかせエコ機能では、節水しながらの洗浄が可能です。

3種類のセンサー

出典:三菱ビルトイン食洗機 おまかせエコ

豊富な機能で利便性の高い食洗機が欲しい場合には、EW-45LD1MUがおすすめです。

基本仕様
メーカー名三菱電機
品番EW-45LD1MU
本体タイプディープ(深型)タイプ
ドアタイプスライドオープンタイプ
本体幅45cmタイプ
庫内容積約60L
収納食器容量44点(約6人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)44.8cm×59.45cm×75.3~86.4cm
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行65cm以上/高さ80cm~90cm
標準使用水量約12L
洗浄コース7コース (標準エコ・念入り・低温・調理器具・乾燥・予約2コース)

詳細は『三菱ビルトイン食器洗い乾燥機 EW-45LD1MU』をご覧ください。

6-7.パナソニック NP-45VS9S(V9シリーズ)|イージーアジャスト機構で本体の位置調整が容易

パナソニック NP-45VS9S(V9シリーズ)

出典:パナソニック NP-45VS9S

パナソニックのV9シリーズであるNP-45VS9Sはミドルタイプの食洗機で、容量は約40Lです。

メーカー希望小売価格は191,400円(税込)であり、以下のような機能があります。

  • ストリーム除菌洗浄
  • ムービングラック
  • ちょこっとホルダー
  • プラネットアームノズル
  • イージーアジャスト

洗浄の工程で99%以上の除菌という試験結果があるストリーム除菌洗浄機能を搭載しています。

ストリーム除菌洗浄機能

出典:パナソニック ビルトイン食器洗い乾燥機 9シリーズ

先述した、NP-45MD9S(M9シリーズ)の方が機能が優れていますが、NP-45VS9S(V9シリーズ)でも十分な機能が搭載されており価格が低いため、費用を抑えたい場合には、NP-45VS9Sがおすすめです。

基本仕様
メーカー名パナソニック
品番NP-45VS9S
本体タイプミドルタイプ
ドアタイプスライドオープンタイプ
本体幅45cmタイプ
庫内容積約40L
収納食器容量40点(約5人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)44.8cm×62.5cm×45cm
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行65cm以上/高さ80cm~90cm
標準使用水量約9L
洗浄コース6コース(標準・低温・強力・スピーディ・予約・乾燥)

詳細は『パナソニック NP-45VS9S』をご覧ください。

6-8.リンナイ RWX-405C|シンプルながら使いやすい食洗機

リンナイ RWX-405C

出典:リンナイ ニュースリリース 使いやすくなった食器カゴ 標準スライドオープンタイプ食器洗い乾燥機 RKW-405シリーズ発売

リンナイのRWX-405Cはスタンダードグレードの食洗機です。

メーカー希望小売価格オープン価格となっているため、価格は以下の表を参考にしてみてください。

販売サイト販売価格
生活堂89,500 円(税込み)※工事費込み
ハウノージ58,000円 (税込み)
イオン 住まいのリフォーム129,800円(税込み)※工事費込み

RWX-405Cには、主に以下のような機能があります。

  • クイックスタート
  • バイタル除菌洗浄
  • 銀イオンカートリッジ
  • ソフト排気
  • からっとキープ
  • 洗浄のみコース

洗浄のみコースでは乾燥の工程が省略され、約20分で洗浄からすすぎまでが完了します。そのため、食事中に調理器具を洗浄のみコースで洗い、食後の食器は調理器具とは別で洗えることから、食後の洗い物を減らせるメリットがあります。

洗浄のみコース

出典:リンナイ ニュースリリース 使いやすくなった食器カゴ 標準スライドオープンタイプ食器洗い乾燥機 RKW-405シリーズ発売

RWX-405Cは、できるだけ費用を抑えながら食洗機を利用したい場合におすすめです。

基本仕様
メーカー名リンナイ
品番RWX-405C
本体タイプスタンダードタイプ
ドアタイプスライドオープンタイプ
本体幅45cmタイプ
庫内容積約42L
収納食器容量40点(約5人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)44.8cm×62.5cm×45cm
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行65cm以上
標準使用水量約9L
洗浄コース6コース(標準・念入り・予約・乾燥・庫内洗浄・洗浄のみ)

詳細は『リンナイ ニュースリリース 使いやすくなった食器カゴ 標準スライドオープンタイプ食器洗い乾燥機 RKW-405シリーズ発売』をご覧ください。

6-9.パナソニック NP-45MC6T|フライパンも洗えるディープタイプ

パナソニック NP-45MC6T

出典:パナソニック NP-45MC6T

パナソニック NP-45MC6Tはディープ(深型)タイプの食洗機です。

メーカー希望小売価格は240,900円(税込み)であり、以下のような機能があります。

  • プラネットアーム洗浄
  • バイオパワー除菌
  • ムービングラック
  • エコナビ

60Lと容量が大きいながらも、上カゴを左右にスライドさせられる構造となっているため、セット性が高いことが特徴です。

ムービングラック

出典:パナソニック NP-45MC6T

容量の大きい食洗機を探している場合には、NP-45MC6Tを検討してもいいでしょう。

基本仕様
メーカー名パナソニック
品番NP-45MC6T
本体タイプディープタイプ
ドアタイプスライドオープンタイプ
本体幅45cmタイプ
庫内容積約42L
収納食器容量40点(約5人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)44.8cm×60.8cm×75.1~85.1cm
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行60cm以上/高さ80cm~90cm
標準使用水量約9L(エコナビ運転の場合は約7.5L)
洗える食器の寸法・大皿:直径27cm以下なら6枚/直径30cm以下なら3枚
・グラス類:高さ14.5cm以下
洗浄コース6コース(標準・節電・強力・スピーディ・予約・乾燥)

詳細は『パナソニック NP-45MC6T』をご覧ください。

6-10.三菱電機 EW-45H1S(45H1シリーズ)|汚れを浮かすシャワーミストを搭載

三菱電機 EW-45H1S(45H1シリーズ)

出典:三菱ビルトイン食洗機 45H1シリーズ

三菱電機の45H1シリーズであるEW-45H1Sは、浅型の食洗機です。

メーカー希望小売価格は209,000円(税込み)であり、主な機能として以下のものがあります。

  • シャワーミスト
  • ターボ噴射
  • おまかせエコ
  • 低騒音

EW-45H1Sでは、洗剤の成分を含んだミストによって汚れを浮かして落ちやすくするシャワーミストが搭載されています。

シャワーミスト

出典:三菱ビルトイン食洗機 シャワーミスト

家族の食事の時間がバラバラの場合、食器をまとめて洗おうとすると早めに食事が終わった食器を長時間放置してしまいますが、時間が経ってしまった洗い物でも、汚れを落としやすいです。

食器を溜めてまとめ洗いをする場合には、EW-45H1Sを検討してみてもいいでしょう。

基本仕様
メーカー名パナソニック
品番NP-45MC6T
本体タイプディープタイプ
ドアタイプスライドオープンタイプ
本体幅45cmタイプ
庫内容積約42L
収納食器容量40点(約5人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)44.8cm×61.95cm×45cm
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行65cm以上/高さ80cm~90cm
標準使用水量約10L(おまかせエコの場合は約7.5L)
洗浄コース5コース(標準エコあり・標準エコなし・念入り・低温・乾燥のみ)

詳細は『三菱ビルトイン食洗機 45H1シリーズ』をご覧ください。

6-11.リンナイ RSW-C402CA|ライフスタイルに合わせられる豊富なバリエーション

リンナイ RSW-C402CA

出典:リンナイ RSW-C402CA ラインアップ

リンナイのRSW-C402CAは、コンパクトタイプの食洗機です。

メーカー希望小売価格は185,460円(税抜き)であり、以下のような機能があります。

  • タワーウォッシャー
  • スムーズラック
  • ポジションサイン
  • サークルラック
  • 銀イオンカートリッジ
  • スチーム洗浄
  • 庫内洗浄
  • からっとキープ
  • オールトップコントロール
  • クイックスタート
  • ソフト排気

オールトップコントロールとは、スタートやコース選択のボタンが上側に配置されている構造のことを指します。側面にボタンがある場合には、ボタンが見づらく、屈まないといけないこともあります。しかし、上側にボタンがあることで、立ったままでもボタンの操作が可能です。

オールトップコントロール

出典:リンナイRSW-C402CA 特長

RSW-C402CAは大きい容量ではなくても問題ないが、費用を抑えて機能が豊富な食洗機を購入したい場合におすすめです。

基本仕様
メーカー名リンナイ
品番RSW-C402CA
本体タイプコンパクトタイプ
ドアタイプスライドオープンタイプ
本体幅45cmタイプ
庫内容積約36L
収納食器容量33点(約4人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)44.8cm×61.95cm×45cm
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行65cm以上
標準使用水量約9.5L
洗える食器の寸法・大皿:直径24cm以下なら4点/直径26cm以下なら2点(1点ずつスペースをあけた場合)
・グラス類:前列高さ8.5cm以下/後列高さ11cm以下
洗浄コース4コース(標準・念入り・庫内洗浄・乾燥のみ)

詳細は『リンナイ RSW-C402CA ラインアップ』をご覧ください。

6-12.リンナイ RSW-404LP|タワーウォッシャーで隅々まで均等に洗浄

リンナイ RSW-404LP

出典:リンナイ RSW-404LPの特長

リンナイのRSW-404LPは、標準型の食洗機です。

メーカー希望小売価格は199,870円(税込)であり、以下のような機能があります。

  • タワーウォッシャー
  • ポジションサイン
  • スムーズラック
  • サークルラック
  • 除菌スチーム洗浄
  • プラズマクラスター
  • 銀イオンカートリッジ
  • スマート液晶ナビ
  • 重曹コース
  • 庫内洗浄
  • オールトップコントロール
  • クイックスタート
  • からっとキープ
  • ハーフミラー
  • 運転行程お知らせランプ
  • ソフト排気

RSW-404LPは、同じくリンナイのRSW-D401LPAと同様にタワーウォッシャーが搭載されており、高い洗浄力があります。

また、プラズマクラスターや銀イオンカートリッジによる除菌・消臭に加え、除菌スチーム洗浄が搭載されているため、除菌性能が高いといえるでしょう。

手洗いとスチーム洗浄の違い

出典:リンナイ RSW-404LPの特長

食洗機に除菌性能の高さを求める場合には、RSW-404LPを検討しても良いでしょう。

基本仕様
メーカー名リンナイ
品番RSW-404LP
本体タイプ標準タイプ
ドアタイプスライドオープンタイプ
本体幅45cmタイプ
庫内容積約36L
収納食器容量37点(約5人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)44.8cm×62.05cm×45cm
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行65cm以上
標準使用水量約10L
洗える食器の寸法・大皿:直径24cm以下なら5点/直径26cm以下なら3点(1点ずつスペースをあけた場合)
・グラス類:前列高さ8.5cm以下/後列高さ11cm以下
洗浄コース7コース(標準・重曹・念入り・スピーディ・乾燥・クリーンキープ・庫内洗浄)

詳細は『リンナイ RSW-404LPの特長』をご覧ください。

6-13.三菱電機 EW-45V1SM|キッチンに合わせやすいスリムなデザイン

三菱電機 EW-45V1SM

出典:三菱ビルトイン食洗機 45V1シリーズ

三菱電機のEW-45V1SMは、浅型の食洗機です。

メーカー希望小売価格は191,400円(税込み)であり、主な機能として以下のようなものがあります。

  • シャワーミスト
  • ターボ噴射
  • 低騒音
  • カラーナビ食器かご
  • 分割フラップかご

特定の食器の位置が分かりやすいように色分けされているため、忙しい場合でも食器のセットがしやすいです。

カラーナビ食器カゴ

出典:三菱ビルトイン食洗機 マルチラック / カラーナビ食器かご / 分割フラップ

また、EW-45V1SMはスリムなデザインであるためキッチンに合わせやすく、スタイリッシュさを求めている人におすすめだといえるでしょう。

基本仕様
メーカー名三菱電機
品番EW-45V1SM
本体タイプ浅型
ドアタイプスライドオープンタイプ
本体幅45cmタイプ
庫内容積約42L
収納食器容量40点(約5人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)44.8cm×61.9cm×45cm
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行65cm以上/高さ80~90cm
標準使用水量約10L
洗える食器の寸法・大皿:直径24cm以下なら5点
・グラス類:高さ11cm以下6点
洗浄コース5コース(標準エコあり・標準エコなし・念入り・低温・乾燥)

詳細は『三菱ビルトイン食洗機 45V1シリーズ』をご覧ください。

6-14.三菱電機 EW-45MD1SMU|調理器具を先に洗える「調理器具コース」を搭載

三菱電機 EW-45MD1SMU

出典:三菱ビルトイン食洗機 45MD1シリーズ

三菱電機の45MD1シリーズであるEW-45MD1SMUは、ディープ(深型)タイプの食洗機です。

メーカー希望小売価格は246,400円(税込み)であり、以下のような機能があります。

  • 取っ手もラクドア
  • マルチラック
  • 分割ラック
  • 調理器具コース
  • シャワーミスト
  • ターボ噴射
  • おまかせエコ
  • 低騒音

EW-45MD1SMUでは調理器具コースが利用でき、フライパンや鍋などの調理器具を1時間で洗浄できます。

調理器具コースのしくみ

出典:三菱ビルトイン食洗機 調理器具コース

また、調理器具をまとめ洗いしやすいように、多様な調理器具をセットできるような構造になっています。

三菱 ビルトイン食洗機 構造

出典:三菱ビルトイン食洗機 調理器具コース

一度の料理で多くの調理器具を使う場合には、EW-45MD1SMUがおすすめです。

基本仕様
メーカー名三菱電機
品番EW-45MD1SMU
本体タイプディープタイプ
ドアタイプスライドオープンタイプ
本体幅45cmタイプ
庫内容積約60L
収納食器容量44点(約6人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)44.8cm×61.95cm×54.6cm
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行65cm以上/高さ76cm以上
標準使用水量約11L
洗える食器の寸法・大皿:直径27cm以下なら6点
・グラス類:高さ15cm以下6点
洗浄コース7コース(標準エコ・念入り・低温・調理器具・乾燥・予約2コース)

詳細は『三菱ビルトイン食洗機 45MD1シリーズ』をご覧ください。

6-15.パナソニック NP-45KD9AP(K9プラスシリーズ)|液体洗剤の自動投入機能を搭載

パナソニック NP-45KD9AP

出典:パナソニック K9/M9 Plus Series | ビルトイン食器洗い乾燥機(食洗機)

パナソニックのNP-45KD9APは、ハイグレードでディープ(深型)タイプの食洗機です。

メーカー希望小売価格は391,600 円(税込み)であり、以下のような機能があります。

  • 液体洗剤自動投入
  • ナノイーX
  • ストリーム除菌洗浄
  • 3Dプラネットアームノズル
  • フルオートオープン
  • ムービングラックプラス
  • ちょこっとホルダー

NP-45KD9APで特に注目したい機能が液体洗剤自動投入機能です。食器量や汚れ量を検知して最適な量の洗剤を自動で投入するだけでなく、運転コースも自動で最適なものを選択してくれます。

液体洗剤自動投入機能

出典:パナソニック K9/M9 Plus Series | ビルトイン食器洗い乾燥機(食洗機)

洗剤タンクが満タンの状態であれば、約30回の洗浄が可能で、家事をよりラクにできるでしょう。

洗浄回数

出典:パナソニック K9/M9 Plus Series | ビルトイン食器洗い乾燥機(食洗機)

さらに、フルオートオープン機能を使えば、2回ノックするだけで自動で食洗機が開きます。

フルオートオープン機能

出典:パナソニック K9/M9 Plus Series | ビルトイン食器洗い乾燥機(食洗機)

NP-45KD9APは予算に余裕があり、液体洗剤自動投入機能やナノイーXなどの最新の機能を使いたい場合におすすめです。

基本仕様
メーカー名パナソニック
品番NP-45KD9AP
本体タイプディープタイプ
ドアタイプスライドオープンタイプ
本体幅45cmタイプ
庫内容積約60L
収納食器容量48点(約6人分)
本体サイズ(幅×奥行×高さ)44.8cm×60.9cm×75.3~85.3cm
据付必要寸法(適合キッチン奥行/高さ)奥行65cm以上
標準使用水量約9L

詳細は『パナソニック K9/M9 Plus Series | ビルトイン食器洗い乾燥機(食洗機)』をご覧ください。

ビルトイン食洗機の工事や買い替えはどこでできる?

ビルトイン食洗機の工事や買い替えはどこでできる?

以下のお店や業者を利用することで、ビルトイン食洗機の工事や買い替えができます。

  • 家電量販店
  • ホームセンター
  • 工務店
  • リフォーム業者
  • ネットショッピング

家電量販店やホームセンターでビルトイン食洗機を購入した場合には、提携先の工事業者が食洗機の工事をすることになります。

工務店やリフォーム業者の場合には、食洗機を別で購入した後に、工事のみを依頼します。

ネットショッピングでは、食洗機の購入から工事までを行ってもらえるところもあるようです。少しでも費用を抑えたい場合には、それぞれの料金を確認してから、食洗機を購入するといいでしょう。

システムキッチンに食洗機をつける際の注意点

システムキッチンに食洗機をつける際の注意点

システムキッチンに食洗機を取り付ける際には、以下の2つの注意点があります。

  • システムキッチンによって取り付けられる食洗機が決まっている
  • 食洗機の取り付け位置に気をつける

食洗機を選ぶ前にしっかりチェックしておきましょう。

8-1.システムキッチンによって取り付けられる食洗機が決まっている

さまざまな機種がある食洗機ですが、どんなキッチンにも取付けられるわけではありません。

キッチンメーカー対応する食洗機メーカー
LIXILパナソニック、リンナイ、三菱
パナソニックパナソニックのみ
クリナップパナソニック、リンナイ
タカラスタンダードパナソニック、リンナイ、三菱

システムキッチンの新設の際に食洗機を選ぶ場合、キッチンのメーカーによって取り扱っている食洗機メーカーが異なります。そのため、先に食洗機を選んでしまうと、あとから「取り扱っていない機種だった」といったことにもなりかねません。

食洗機を選ぶ際には、キッチンごと新設の場合はシステムキッチンメーカーに、リフォームなどで後付けする場合には食洗機の取り付けを頼む業者に、取付可能な機種を先に確認しておくといいでしょう。

8-2.食洗機の取り付け位置に気をつける

ビルトイン食洗機の取り付け位置は決まっており、通常はシンク下かキャビネット部分(シンクとコンロの間)のどちらかです。

キャビネット部分

取り付け位置のおすすめは、キャビネット部分。

シンク下には配管などがあるため、小さい食洗機しか付けられません。また奥行きが狭いキッチンの場合は配管が邪魔になり、取り付け自体難しいこともあります。

さらに、上部にシンクがあることも問題です。シンクがあるため、食洗機の取り付け位置も低くなってしまい、結果として食器の出し入れがしにくくなります。

キャビネット部分であれば、取り付け位置が高いため、屈んで出し入れする必要がありません。容量の大きいディープタイプの食洗機も問題なく取り付けられます。

システムキッチンに食洗機を導入すべき人

システムキッチンに食洗機を導入すべき人

次のような人は、システムキッチンにビルトイン型食洗機を導入すべきです。

  • 洗い物をする時間がない
  • 除菌を徹底したい
  • 一度に洗う食器の数が多い
  • 手荒れが気になる
  • エコや節水を心がけている

それぞれの導入すべき理由について、詳しく解説します。

9-1.洗い物をする時間がない

朝食後にはすぐに出勤しなければならないなど、洗い物をする暇がないほど忙しい方は食洗機を導入すべきです。

忙しい主婦にとって、朝は戦場。10分時間に余裕があるだけでも助かるという方は多いのではないでしょうか。食洗機なら、予洗いの手間はありますが、食器を洗って→拭いて→食器棚にしまって、という動作を考えると、10分以上は時間を短縮できます。

9-2.除菌を徹底したい

「まな板に残った菌が気になる」「食器ににおいを残したくない」、そんな方は、迷わず食洗機を導入しましょう。

食洗機の大きなメリットは、除菌を徹底できる点です。高温による殺菌と、専用洗剤による洗浄効果は手洗いの比ではありません。

食洗機を導入すれば面倒な殺菌は不要になり、いつも食器や調理器具を清潔に保てます。

9-3.一度に洗う食器の数が多い

家族の人数が3~5人以上と多く、一度に洗う食器の数が多いなら、食洗機を導入するメリットは大きくなります。

細かな食器や調理器具は、数が多いと洗うのも拭くのも大変ですが、食洗機にセットするだけでしっかり洗ってくれ、乾燥までしてくれるので、洗い物の時間をかなり短縮できます。

9-4.手荒れが気になる

肌が弱く、洗い物ですぐに手が荒れてしまうという方は、ぜひ食洗機の導入を検討してください。

手荒れの原因は水洗いによる乾燥と、食器用洗剤による刺激。食器洗いの水は高温の方が汚れが落ちやすくなりますが、高温のお湯は肌へのダメージも大きいのです。

食洗機を使えば洗剤に直接手が触れることもなくなるため、手の保護になります。予洗いでは手袋などを使用すると、なおいいでしょう。

また手荒れの他にもネイルをする女性にも食洗機はおすすめです。食器を手洗いするとネイルが剥がれる原因になりますが、食洗機にお任せすればその心配はありません。

9-5.エコや節水を心がけている

食洗機を使うとかなり節水になることも大きなメリットです。

例えば、パナソニックの一部の食洗機に搭載されたエコナビ機能では、6人分の食器を洗うのに7.5Lの水を使います。対して、手洗いの場合は88Lです。

節水量は年間57.7トン、節約金額は25,100円にもなるというのです。
(参照:パナソニック エコナビ機能より

少量の水を循環させて、少ない水量でしっかり洗浄してくれる食洗機は、家庭にも地球にもやさしい家電といえますね。

普段からエコや節水を心がけている人は、食洗機の導入をぜひ検討してください。

食洗機が向かない人

食洗機が向かない人

反対に、食洗機の導入を考えなおした方がいい人は、次のような人です。

  • 一度に洗う食器が少ない
  • .食洗機不可の食器が多い
  • 時間に余裕がある
  • 収納スペースに限りがある
  • 手洗いしていた期間が長い

上記の人が、なぜ食洗機が向かないのか、詳しく解説します。

10-1.一度に洗う食器が少ない

1~2人家族で、一度に洗う食器の量が少ない方は、食洗機の導入を見直した方がいいかもしれません。

食器の量が少なければ手洗いの方が簡単なため、使わなくなってしまう方も多いです。逆に、1~2人家族でも料理が好きで、使う調理器具や食器の数が多いのであれば、食洗機が役立つ可能性もあります。

ご自身の使い方を考慮し、本当に必要かどうかをよく考えましょう。

10-2.食洗機不可の食器が多い

手持ちに食洗機不可の食器が多いという方は、食洗機の導入を少し待ってください。

前述したように、食洗機には入れられない食器があります。例えば、普段から木製の食器などを好んで使う方であれば、食洗機には入れられないため結局は手洗いになってしまいます。

手持ちの食器が食洗機対応かどうかは、事前に確認しておく必要があるでしょう。もしも食器にこだわりがあるのであれば、食洗機は合わない可能性があります。

10-3.時間に余裕がある

専業主婦などで時間に余裕がある方は、食洗機を使わなくなる可能性が高くなります。予洗い後にわざわざセットするのが面倒になり、ついつい慣れた手洗いをしてしまうという人は多いです。

また食洗機は一度スイッチを押すと洗浄が終わるまで時間がかかるため、待つ時間がもどかしく感じてしまう場合があります。

10-4.収納スペースに限りがある

キッチンに十分な収納スペースが取れない方は、食洗機の導入を考え直した方がいいかもしれません。

食洗機はシステムキッチンの引き出し部分にはめ込むため、その分の収納スペースがなくなってしまいます。そのため、食洗機を入れたことによって収納スペースが足りなくなる可能性も考えられます。

他に収納スペースがたっぷりあればいいですが、収納の量に不安があるなら、食洗機は無理に付けない方がいいかもしれません。

10-5.手洗いしていた期間が長い

これまで手洗いに慣れていた方がリフォームなどで食洗機を導入した場合、食洗機を使わなくなる可能性は割と高いです。

食洗機はまず使い方に慣れる必要があり、お皿の入れ方にもコツがあります。初めて行う操作のため、難しい、面倒と感じてしまう人は多いです。長年手洗いを続けてきた方ほど、その傾向は高いでしょう。

導入する場合は、「慣れるまで諦めずに毎日使う」という強い意志をもつことが必要かもしれません。

食洗機を導入するか決める際は、上記にあげたメリット・デメリットのなかから、自分にとってのメリット・デメリットを考えることが重要です。

自分にとってのメリットとデメリットを比較し、メリットが大きいと感じられたなら、食洗機の導入を検討しましょう。

まとめ

まとめ

食洗機の基本的な知識や選び方をご紹介しました。食洗機が必要かどうか迷ってしまう方は、自分にとってメリットとデメリット、どちらが大きいかをよく考えて決めましょう。

食洗機のメリットは以下のとおりです。

  • 衛生的に良くなる
  • 手荒れ防止になる
  • 水道代の節約になる
  • 手洗いが面倒な食器を楽に洗える
  • キッチンが上がすっきりする

一方で、デメリットは以下のとおりです。

  • 入れられない食器がある
  • お手入れする必要がある
  • 洗い残しがでることがある
  • 排気が出る
  • 洗い物が入りきらないことがある
  • 食器のセットに時間がかかる
  • 収納が減る

食洗機を付けることが決まったら、システムキッチンのメーカーやリフォーム会社に相談のうえ、導入する機種を決めていきましょう。

おすすめは、洗浄力の高い機種。20万円前後の価格帯にはなりますが、洗い残しがあるなど後々の失敗は少なくなります。サイズも大きめをおすすめします。

満足のいくキッチン設備を付けることができれば、今後のキッチンライフもきっと快適になります。
この記事が食洗機選びの参考になることを願っています。

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この記事の執筆
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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