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デザイン性ピカイチ!埋め込み型のダクトレールの魅力と活用例を紹介

せっかくならこだわりたい部屋の内装。「埋め込み型のダクトレールって何?一体どのダクトレールが部屋に合っているのだろう」と迷っていませんか?

「埋め込み型のダクトレール」とは、その名の通り天井に埋め込めんだダクトレールのこと。直接天井に取り付ける「直付け型のダクトレール」や自分でも簡単に取り付けられる「簡易取り付け型のダクトレール」と比べ、デザイン性が優れている点が特徴です。

一方、費用がかかり、工事を専門の業者に依頼しなければならない、などのデメリットもあります。

ダクトレールは部屋の印象を決める大事な要素です。「自分がどのようなダクトレールを求めているかわからない」そんな風に悩んでいる人がいれば、この記事で全て解決してしまいましょう。

この記事では、以下についてわかりやすく解説しています。

この記事を読むことで、埋め込み型のダクトレールについて理解し、どのタイプのダクトレールを自分が求めているのかをはっきりさせることができるしょう。

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目次

埋め込み型のダクトレールとは

冒頭で触れた通り、埋め込み型のダクトレールとは、天井に埋め込むタイプのダクトレールです。そもそもダクトレールとは、照明器具を取り付けるためのバー状の部品。照明器具を取り付ければ、照明を自由に動かすことができます。

上記の画像が埋め込み型のダクトレールです。ダクトレールを天井に埋め込むため、天井とダクトレールの凸凹がなく、見た目的にもスッキリすることが特徴です。ここでは埋め込み型のダクトレールについて、費用や他のタイプのダクトレールとの違いなどを通して、理解を深めていきましょう。

1-1.埋め込み型のダクトレールの費用

まずは気になる費用から見ていきましょう。基本的に埋め込み型のダクトレールはダクトレール代と工事費用(取り付け工事代+電気配線工事代)がかかります。以下は費用例です。

おおよそ4万円程度はかかる計算ですね。ただし、工事費用についてはピンキリです。工事費用込みで23,000円程度で取り付けられるケースもあります。

家の状況にもよるため、正確な費用は見積もりを出してみないとわかりません。しかし後述しますが、他のダクトレールに比べると、費用が高くかかってしまうことはたしかです。

1-2.直付け型・簡易取り付け型のダクトレールとの違い

ダクトレールには「埋め込み型のダクトレール」のほかに、ダクトレールを埋め込まずに直接天井に取り付ける「直付け型」と、自分で取り付けられる「簡易取り付け型」の3タイプがあります。

こちらは「直付け型のダクトレール」です。天井や壁に直接ダクトレールを取り付けます。埋め込み型のダクトレールと比べ、数センチですが出っ張りができてしまいます。

こちらが「簡易取り付け型のダクトレール」です。天井についているシーリングやローゼットという部品に、ダクトレールを直接取り付けます。素人でも自分で15分程度で取り付けられるでしょう。

さて、ここから3タイプのダクトレールのメリット・デメリットを通して、違いを見ていきます。

どのタイプにも一長一短があることがわかりますね。

埋め込み型のダクトレールと他のタイプとの一番の違いは「デザイン性」です。ダクトレールを埋め込む分、天井がスッキリして、部屋全体がナチュラルな雰囲気になります。部屋のデザイン性にこだわりたい人は、埋め込み型が第一選択肢になるでしょう。ただし、取り付け工事や電気配線工事が必要になるため、費用はかさんでしまいます。

一方、簡易取り付けの型ダクトレールは、工事が必要ないため費用は安いですが、天井から部品が出っ張って見えるためデザイン性は見劣りします。デザインが気に入らなかったら、取り外してもいいでしょう。

直付け型のダクトレールは、費用・デザイン性ともに、埋め込み型と簡易取り付け型のダクトレール中間くらいのイメージです。

1-3.埋め込み型のダクトレールは専門業者に依頼しなければならない

埋め込み型のダクトレールの工事は、専門業者に依頼しましょう。埋め込み型の場合、以下2種類の工事をしなければいけません。

  • 取り付け工事:天井に切り込みを入れ、切れ込みにフレームを設置したあとにダクトレールをはめる工事
  • 電気配線工事:ダクトレールへ電気を通す工事

これらの工事は素人ができるものではありません(電気配線工事については、法律により有資格者しか行ってはいけません)。無理はせず、専門業者にお願いするようにしましょう。

埋め込み型のダクトレールの2つのメリット

ここまで説明したとおり、ダクトレールには3つのタイプがあります。ここでは、埋め込み型のダクトレールの理解をより深めるために、他のタイプと比較した際の埋め込み型のメリットを2つ紹介します。

自分にとって埋め込み型のダクトレールのメリットは魅力的なのかどうかをチェックしながら読んでいきましょう。

2-1.天井がスッキリする

埋め込み型のダクトレールは、ダクトレールを天井に埋め込むため、他のタイプと比べて天井がスッキリした印象になります

こちらが埋め込み型のダクトレールです。ダクトレールの存在感がいい意味で少なく、部屋の雰囲気に馴染んでいますね。

一方、こちらは「簡易取り付け型のダクトレール」です。天井から出っ張っている分、どうしても異物感が出てしまいます。

直付け型のダクトレールの場合、天井から出っ張る厚さは数センチかもしれません。ただ天井に埋め込まれてあるか、外に出ているかでは、印象が大きく異なります。

ましてや簡易取り付け型のダクトレール場合は、天井との接続部分も合わせると、8cm程度の出っ張りになってしまいます。天井とダクトレールがフラットなのと、8cm程度天井が厚くなるのとでは、その差はとても大きく感じるはず。

それに対し、埋め込み型のダクトレールであればダクトレールを天井に隠すことで、天井を高く感じられ、部屋をスッキリした雰囲気に演出できるでしょう。

2-2.長さ・形などレイアウトを自由に決められる

埋め込み型のダクトレールは、長さや形、本数など比較的自由にプランニングをして配置することができます

直線だけでなく、L字型やコの字型の形でも配置できるため、部屋のデザインをよりこだわることが可能です。レイアウトの自由さについては、既製品のダクトレールを取り付ける「簡易取り付け型のダクトレール」にはない大きな魅力といえます。

例えば、リビングではロの字型に食卓を囲うようなレイアウトにしてもいいでしょう。また机を照らすようにT字型にしてもいいかもしれません。部屋のインテリアや動線を考え、ベストなレイアウトを考えるのも楽しいかもしれませんね。

ただし、直付け型のダクトレールに比べ、部品の関係からレイアウトに関わる工事費用が高くなってしまう可能性があります。埋め込み型と直付け型の見積もりは必ず取るようにしましょう。

埋め込み型のダクトレールの3つのデメリット

埋め込み型のダクトレールのメリットについて解説してきましたが、実際に取り付けるか判断するにあたり、メリットだけでなくデメリットも知っておくことが大切です。

自分にとってデメリットは大きいのか小さいのか、メリットと比較してどうなのかを考えながら、読んでいきましょう。

3-1.埋め込みができないケースもある

埋め込み型のダクトレールは、埋め込めないケースもあります。埋め込めないパターンとして、例えば以下のケースが考えられます。

  • 賃貸物件に住んでいる
    埋め込み型のダクトレールは天井の切れ込みを入れる。原状回復をしなければならない賃貸物件では工事が難しい
  • メーカー都合
    高気密・高断熱を謳うメーカーなどは埋め込みを断られるケースがある

このように賃貸物件の場合は、埋め込み型のダクトレールの取り付けはほとんど無理です。また賃貸物件ではなくても、工事前にはハウスメーカー・工務店に事前に工事ができるかどうか確認しておきましょう。

3-2.費用がかさむ

先述したとおり、埋め込み型のダクトレールの費用は、直付け型や簡易取り付け型のダクトレールに比べて高くなってしまいます。

これは埋め込み型のダクトレールの場合は、電気配線工事に加えて取り付け工事も必要なためです。

少しでも費用を抑えてダクトレールを取り付けたいという人は、直付け型もしくは簡易取り付け型のダクトレールを検討したほうがいいでしょう。

3-3.一度埋め込むと位置・レイアウトを変えられない

一度ダクトレールを埋め込むと、ダクトレールの位置・レイアウトは基本的には変えられません。ダクトレールを直接天井に埋め込むため、移動が難しいのです。たしかに再び工事をすれば、変えられないことはありませんが、大きな費用と手間がかかってしまいます。

そのため、埋め込む際にはさまざまな生活環境の変化をシミュレーションした上でレイアウトを決めましょう。業者と話し合いながら、決めるのも良いかもしれません。

埋め込み型・直付け型・簡易取り付け型のダクトレールを比較

ダクトレールには3つのタイプがあることがわかりました。ここでは自分が求めているダクトレールは3つのうちどれなのかを判断すべく、比較をしていきます。

どのタイプのダクトレールにするか決めかねている人は、各項目の比較結果を見て、判断の参考にしてください。

4-1.【デザイン性の高さ】埋め込み型のダクトレールに軍配

デザイン性の高さは、埋め込み型のダクトレールが一番です。埋め込み型のダクトレールは、ダクトレールを天井に埋め込む分、余計な出っ張りが天井になく、スッキリした印象の部屋にできます。

また、これは直付け型のダクトレールにも当てはまることですが、ダクトレールは直線だけでなく、L字型やコの字型の形でも配置できるため、部屋のデザインをよりこだわることが可能です

一方、簡易取り付け型のダクトレールの場合は、既製品のダクトレールを設置します。そのため、自分の好みのレイアウトにできない可能性があります。

デザイン性の高さ
埋め込み型のダクトレール>直付け型のダクトレール>簡易取り付け型のダクトレール

4-2.【費用の安さ】簡易取り付け型のダクトレールに軍配

費用面では簡易取り付け型のダクトレールが最も安価です。以下、費用を比較してみましょう。

簡易取り付け型のダクトレールは自分で取り付けられるため、工事費用がかかりません。そのため、工事が必要な埋め込み型や直付け型のダクトレールと比べ、安く抑えることができます。

直付け型の場合、自分で取り付けることができますが、電気配線工事は業者に依頼しなければなりません。

一方、埋め込み型は電気配線工事に加え取り付け工事が必要です。その分、直付け型よりも埋め込み型のほうが費用がかかってしまいます。

費用の安さ
簡易取り付け型のダクトレール>直付け型のダクトレール>埋め込み型のダクトレール

4-3.【工事の手間】簡易取り付け型のダクトレールに軍配

工事の手間についても、簡易取り付け型のダクトレールが最も手間がかからないでしょう。簡易取り付け型の場合は、すべて自分で取り付けることができます。

一方、直付け型のダクトレールは電気配線工事が必要なため、埋め込み型のダクトレールは電気配線工事に加え取り付け工事が必要なため、専門の業者に依頼しなければなりません。

埋め込み型も直付け型も「自分では工事をしない」という意味では楽かもしれませんが、相見積もりやレイアウトの相談、工事における質疑応答などやるべきことが結構あります。

それらの手間を総合すると、自分で取り付けられる簡易取り付け型のダクトレールが最も楽だと言えるでしょう。

工事の手間
簡易取り付け型のダクトレール>直付け型ダクトレール>埋め込み型のダクトレール

埋め込み型のダクトレールの活用例

埋め込み型のダクトレールは単に照明としての役割だけでなく、色々な活用例があります。

ここでは自分の部屋でどのようにダクトレールを使用するのか具体的なイメージを持つために、埋め込み型のダクトレールの活用法を紹介します。

実際にダクトレールを利用するシーンを想像しなから読んでみてくださいね。

5-1.部屋の分割時には照明を移動させる

埋め込み型のダクトレールは、天井に埋め込むため、配置する場所の自由度が相対的に高いです。またダクトレール上に限定されるものの、照明を自由に動かすことができます。そのため、ダクトレールのレイアウトを、部屋を横断する形にすることで、将来的に部屋を分割したときにも、照明を動かすだけで分割後の両方の部屋に照明を配置することが可能です。

とくに将来的に子どもができる、もしくは増えそうだという家庭は埋め込み型のダクトレールをうまく活用するといいでしょう。

5-2.ドライフラワーや飾りなどを吊す

埋め込み型のダクトレールに取り付けられるのは照明ばかりではありません。ドライフラワーや飾りなどのインテリアをつけることもできます。

  • ドライフラワーやツルをはわせて、ナチュラルな雰囲気の部屋にする
  • 誕生日やクリスマスなどのイベント時には、ガーランドなどの飾りを吊して華やかにする
  • 電球スピーカーを吊して、音楽を流す

上記の中でも、ドライフラワーがダクトレール吊すものとしてよく紹介されていますね。

植物が部屋の上部にあるのは、なかなか新鮮で良いものですよ。視界の中にもよく入るため、見る度に癒やされます。

このように、自分の生活スタイルやイベントに合わせて好きなものを吊しましょう。

5-3.パソコンやスマホなどの充電に使う

埋め込み型のダクトレールにコンセント付きプラグを取り付ければ、ダクトレール経由で充電することもできます。ダクトレールには電気が流れているので、電源として活用できるのです。

「コンセントから近い」という理由で仕事机の場所を選んでいた人も、ダクトレールから充電できる位置に仕事机を配置できるようになるなど、部屋のレイアウトの自由度が一気に増すでしょう。

ダクトレールを埋め込む際のよくある疑問

最後に埋め込み型のダクトレールを後悔なく購入するために、よくある質問をまとめてみました。しっかり疑問を解消してから、購入を検討しましょう。

6-1.自分でダクトレールを埋め込むことは可能?

【答え】ほとんど不可能です

ダクトレールを埋め込むためには、天井に切れ込みを入れ、その内部にフレームを設置するなど、専門的な技術が必要です。加えて、電気配線工事も必要です。安全に埋め込み、綺麗な仕上がりにするためにも専門の業者に依頼したほうが良いでしょう。

6-2.賃貸でも埋め込める?

【答え】難しいです

天井に切れ込みを入れるため、賃貸物件では難しいでしょう。賃貸物件でダクトレールを設置したいと考えている人は、工事の必要のない簡易取り付け型のダクトレールを推奨します。

6-3.埋め込み型のダクトレールはどこで買える?

【答え】基本的には業者へ依頼します

新築時やリノベーション時に業者へ依頼するのが一般的です。

6-4.埋め込み型のダクトレールの工事はいつするのがおすすめ?

【答え】新築時やリノベーション時

電気工事を行わなければならないため、新築時やリノベーション時、内装工事に取り掛かる前に他の工事とまとめてお願いするのが現実的です。

まとめ

今回は埋め込み型のダクトレールの概要やメリット・デメリット、活用例などについて解説してきました。

埋め込み型のダクトレールは直付け型や簡易取り付け型に比べ、デザイン性が高いというメリットがあります。部屋のレイアウトにこだわりたい人は、埋め込み型が第一選択肢に挙がるでしょう

一方で、「工事が必要なため費用がかかってしまう」「一度埋め込んだら移動できない」などのデメリットもあります。とくに今後ダクトレールの配置を換える可能性がある人は、簡易取り付け型のダクトレールを検討してもいいかもしれませんね。

埋め込み型のダクトレールには照明以外にも、電源やドライフラワーを吊してインテリアとして活用することもできます。誕生日に綺麗な飾りをつけてお祝いするのも楽しそうですね。この記事を読んで、埋め込み型のダクトレールに関する理解が深まっていれば幸いです。自分の好きな空間つくりをするために、埋め込み型のダクトレールを検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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