対面式キッチンにカウンターをつけるメリット&デメリットは?レイアウトや素材も紹介!

「対面式キッチンには、カウンターを取り付けた方がいい?」
「どんなカウンターが自分に合うか分からない」…など、疑問や悩みを持っている人もいるでしょう。
対面式キッチンカウンターは、デザイン性・機能性の両面にメリットがある反面、使い方次第でスペースを圧迫することも。だからこそ、設置する前に目的と活用方法を明確にしておくことが大切です。
この記事では、対面式キッチンカウンターのメリット&デメリット、レイアウトの種類を分かりやすく解説。さらに「おすすめな人・おすすめできない人」や「実際の事例」まで紹介します。
理想のキッチンを叶えるヒントとして、ぜひ参考にしてください。

一級建築士
西村 一宏
ゼロリノベの取締役。一級建築士としての豊富な現場経験と元大学講師としての深い専門知識をもとに、設計施工の責任者を務める。リノベーション・オブ・ザ・イヤーなど建築関連アワードの受賞数は20以上。業界の既成観念に囚われない最適なアプローチで施主のニーズに応えている。
資料ダウンロード(無料)
住宅ローンに縛られず、趣味や旅行だって楽しみたい。自分のライフスタイルに合った間取りで豊かに、自由に暮らしたい。
そんな「大人を自由にする住まい」を叶えるためのヒントをまとめた資料集です。ぜひお役立てください。

家探し、家づくりに役立つ4つのガイドブック
- 余白ある住まいの買い方・つくり方
- はじめての中古購入+リノベ完全ガイド
- 失敗しない中古マンション 購入前のチェックリスト80
- グリーンをもっと楽しむ!インテリアのアイデアブック
住宅ローンに縛られない「安心予算」の考え方から中古リノベの進め方、中古マンション選びのポイントまで目的別に3種類の資料をデジタルガイドブックでご用意。いずれも無料でダウンロードできます。
\セールスも一切なし/
リノベ費用の決定版!リノベにかかるお金について総まとめした記事はこちらから
【使用シーン別】対面式キッチンカウンターの実例
対面式キッチンカウンターは、使い方次第で食事スペースや収納、インテリアとしても活躍します。機能とデザインの両面でどのように活かせるのか、使用シーン別に見ていきましょう。
主な活用方法は、以下3つです。
- カウンターをテーブルとして使う
- カウンター下を収納棚として使う
- 植物や小物を置き、飾り棚として使う
自宅の広さや暮らし方に合わせた使い方を知ることで、より快適でおしゃれなキッチン空間を実現できます。
カウンターをテーブルとして使う

料理しながらコミュニケーションをとりたい人や、空間をすっきり見せたい人におすすめの使い方です。調理後すぐに配膳でき、動線もスムーズになります。
【主なメリット】
- 料理や食器を運ぶ手間が省ける
- ダイニングテーブルを省略でき、リビングを広く使える
- 料理中でも家族と会話を楽しめる
カウンターで食事が完結すれば、片付けやすく家事効率がアップします。
また、家族の食事時間がズレる家庭でも、料理する人と食べる人が自然に顔を合わせられるコミュニケーションの場となるでしょう。
カウンター下を収納棚として使う

収納に困りやすいペニンシュラキッチンやアイランドキッチンでは、カウンター下を有効活用することで収納不足を解消できます。使う頻度が低いアイテムをまとめて収納しておくと、作業動線もスッキリします。
| 収納カテゴリー | 具体例 | ポイント |
|---|---|---|
| キッチン用品 | カセットコンロ・ホットプレート・来客用カップ | 使用頻度が低い調理器具の置き場として最適 |
| ストック類 | 食料品・飲料・調味料のストック | ボックスやカゴを使って分類収納するのが◎ |
| ダイニング用品 | ランチョンマット・コースター・ティッシュ | 「よく使う物」を手の届く位置に置く |
| 文房具・日用品 | ハサミ・ペン・メモ帳・爪切り | 家族共用の小物収納にぴったり |
| ペーパー・書類類 | 郵便物・取扱説明書・請求書 | 浅いボックスやファイルボックスを活用すると◎ |
また、奥行きによって収納できる物のサイズが変わるため、設計時には「何を収納するか」を明確にして寸法を決めましょう。

デッドスペースになりがちなカウンター下を収納に活用することで、空間全体がより機能的になります。
植物や小物を置き、飾り棚として使う

おしゃれなキッチンにしたい人は、カウンターを飾り棚として見せる使い方もおすすめです。キッチンとリビングの境界が柔らかくなり、空間にあたたかみが生まれます。
【飾りつけのポイント】
- 小物は厳選して配置し、雑多な印象を避ける
- 観葉植物を飾る場合は、清潔さとお手入れを意識する
- 背面の壁紙や照明を工夫してインテリア性を高める
飾り棚として活用することで、キッチンを生活感のないスタイリッシュな空間に演出できます。ただし、調理を行う場所でもあるため、常に清潔を保つ意識が大切です。
「対面式キッチンカウンター」5つのメリット
対面式キッチンカウンターには、作業効率の向上だけでなく、家族とのつながりや空間デザインなどが利点です。ここでは、ライフスタイルに直結する、5つの主なメリットを紹介します。
1.家族とのコミュニケーションがとりやすい
対面式キッチンの最大の魅力は、料理をしながら家族やゲストと会話を楽しめることです。壁付けキッチンに比べて孤立感がなく、家族との一体感を感じられる空間になります。
- 小さな子どもやペットを見守りながら家事ができる
- 家族が自然と会話に参加できるコミュニケーション設計
- テレビや音楽を一緒に楽しめる開放的なレイアウト
家族や来客との距離が近くなるため、料理中のやり取りが自然に生まれ、おうち全体の雰囲気を明るくしてくれます。
2.料理や食器を運びやすい
カウンターを介して、キッチンとダイニングの動線が短くなり配膳・片付けがスムーズになります。とくに、家族で食事の準備を分担する家庭には効率的です。
- 出来た料理をカウンターに置くだけでスムーズに配膳
- 食器を戻す動線が短く、片付けが楽になる
- 子どもも自然にお手伝いしやすい高さ
家族全員が動きやすい動線を意識することで、家事を自然に協力し合えるキッチンづくりが可能です。
3.作業スペースを広く使えるキッチンデザイン

対面式キッチンカウンターは、設計次第で作業しやすいゆとりを生み出せます。とくに、カウンターとキッチンがフラットで、奥行きがしっかり確保されたタイプでは、複数人での調理も快適です。
- 作業スペースが広くなり、同時に複数人で調理可能
- フラットなデザインなら、動線が途切れず作業効率がさらにアップ
カウンターの高さや段差をキッチン本体と揃えると、作業範囲が一体化し、調理→配膳→片付けがスムーズに。スペースが限られている場合は、奥行き45〜50cmでもサブの作業台として十分機能します。
4.おしゃれなカフェ風キッチンになる
カウンターをテーブルとして活用すれば、カフェのような雰囲気のインテリアを演出可能。照明や小物の選び方で、ナチュラルにもモダンにも仕上げられます。
- 料理やお茶の時間が特別に感じられ、日常の満足度が上がる
- 家族や友人が自然に集まる“居心地の良い空間”になる
- リビングとの一体感が生まれ、視覚的にも広く見える
見た目だけでなく、素材やカラーなどのバランスも整えて「過ごす時間を快適にする空間」を意識することで、デザイン性と機能性を両立できます。
5.収納スペースが増える

上部収納を設けにくい対面式キッチンでは、カウンター下を収納に活用すると空間効率が高まります。デッドスペースを有効に使える点は、大きな利点です。
- 大型家電や調理器具の収納に便利
- 背面収納との併用で整理しやすい
- 収納家具風にするとインテリア性もアップ
下記写真のように、キッチンカウンターがない場合は、キッチン本体か背面の収納棚を利用する方法もあります。

カウンター下の収納活用については、コチラをご覧ください。
「対面式キッチンカウンター」2つのデメリット
対面式キッチンカウンターは便利でおしゃれな反面、設置や使い方によってはデメリットも生じます。ただし、空間づくりや使い勝手を意識しておくことで、失敗や後悔を防ぐことは可能です。
1.キッチンスペースを広くとる必要がある
対面式キッチンカウンターは、カウンター本体に加えて椅子や通路のスペースも必要です。とくに、カウンターをテーブルとして使う場合は、椅子を引いても動線が確保できるよう、余裕を持った設計が求められます。

【必要なスペースの目安】
- 椅子の設置:奥行き80cm〜1m前後
- 椅子を引く動作:背後に60cm〜80cmのスペース
この広さが取れないと、リビングやダイニングの開放感を損なう場合もあります。

ただし、カウンターをダイニングテーブルとして一体化させる設計にすれば、別途テーブルを置く必要がなく、空間を効率的に使うことも可能です。
【対策ポイント】
空間全体で家具レイアウトを考え、「カウンターをどう使うか」を明確にしてから設計すると良いでしょう。
2.物を置きやすく、ごちゃごちゃしやすい

カウンター部分はちょっとした置き場として使いやすいため、郵便物・メモ・学校の書類などが溜まりやすい場所になってしまいがち。「後で片付けよう」と思って一時的に置いた物が増え、結果的に生活感が丸見えになることも。
【よく散らかる原因】
- 定位置を決めずに物を置いてしまう
- カウンター上に収納を設けず、置きっぱなしになる
- 家族全員が物を「とりあえず置く場所」として使ってしまう
これを防ぐには、「置かない」を前提にした収納ルールづくりが大切。カウンター下に引き出しや収納を設ける、郵便物や書類の一時ボックスを別に用意するなど、仕組みで散らかりを防げます。
【対策ポイント】
生活動線の中で「仮置きしたくなる物」を事前に想定し、収納や定位置を整えておくことで、見た目も快適さも維持できます。
オープンキッチンの収納アイディアを知りたい方は、下記記事を参考にしてください。
対面式キッチンカウンターがおすすめな人・おすすめできない人
対面式キッチンカウンターは人気の高いスタイルですが、「付けたけどあまり使わなかった」という声も少なくありません。
自分の暮らし方に合っているかを見極めることで、満足度の高いリノベーションにつながります。
| おすすめな人 | おすすめできない人 | |
|---|---|---|
| ライフスタイル | 料理を頻繁にする・家族との会話を重視 | スペースを広く使いたい |
| 性格・習慣 | 片付けが得意・インテリアにこだわりたい | 片付けを後回しにしがち |
| 活用目的 | 食事・収納・作業など、用途が明確 | カウンターを使う目的が曖昧 |
| 間取り条件 | ダイニングに一定の余裕がある ダイニングスペースをカウンターで代用*したい人 (*ワンルーム・狭小住宅にも◎) | ダイニングテーブルを別に置きたい 通路幅を広く取れない間取り |
対面式キッチンカウンターがおすすめな人
対面式キッチンカウンターを設置して後悔しにくいのは、活用目的が明確で家事効率や空間演出を重視する人です。
【おすすめタイプ】
- カウンターを食事・作業・収納など具体的に活かすイメージがある人
- 料理の頻度が高く、調理と配膳をスムーズに行いたい人
- 片付けや整理整頓が得意で、見せる空間を意識できる人

たとえば、食事スペースとして使えばダイニングをコンパクトにまとめられ、収納付きカウンターを選べば、キッチンのデッドスペースも有効活用できます。
設置前に「料理・片付け・収納・見た目」のどの要素を重視したいかを整理すると、最適なカウンターデザインを選びやすいです。
対面式キッチンカウンターをおすすめできない人
一方で、ライフスタイルによっては設置が負担になるケースもあります。
【おすすめできないタイプ】
- リビングやダイニングをできるだけ広く使いたい人
- 片付けが苦手で、物を置きっぱなしにしてしまう傾向がある人
対面式キッチンは構造上、キッチン・通路・カウンター分のスペースを必要とするため、間取りによっては居住スペースを圧迫するケースも。また、カウンター上は物を置きやすいため、片付けを習慣づけないと生活感が出やすくなります。
【対策ポイント】
- 狭い間取りでは、カウンターをダイニングテーブルと兼用して空間を節約
- 片付けが苦手な場合は腰壁や目隠しパネルを設けて、生活感をカバー
「キッチンを魅せる空間にしたいのか」「隠す空間にしたいのか」を明確にすることが、失敗しないカウンター設計のカギです。
対面式キッチンカウンターのレイアウト3選
対面式キッチンカウンターの主なレイアウトは、以下3種類です。
- アイランドキッチン
- ペニンシュラキッチン
- セパレートキッチン(Ⅱ型)
デザインや動線の考え方によって印象も使い勝手も大きく変わるため、どんな機能性や空間を求めるのかを明確にして選びましょう。
アイランドキッチン
アイランドキッチンとは、キッチンが壁に接しておらず、島のように独立しているタイプのことです。

西村アイランドキッチンは、おしゃれで開放感があるのが魅力です。複数人でキッチンを囲んで作業ができるため、調理から配膳まで、実用面から見ても優れています。家族や友人とコミュニケーションを取りながら作業したい人に最適です。
しかし、キッチンが独立している分まわりから丸見えで、周囲に水や油がはねやすいのが難点。また、動線確保のために周囲に広いスペースが必要です。
ゼロリノベのリノベーション施工事例
水回り位置も含めた大胆な間取り変更で開放感に満ちた住まいに。内装は、艶ありの壁とタイルをメインにした海外テイスト。白とステンレスのアイランドキッチンも洒落ています。リビングは三方が壁で囲まれスペースに配し、シアタールームを表現しました。
※費用は引き渡し当時の金額です
ペニンシュラキッチン
ペニンシュラキッチンは、キッチンの左右どちらか一方が壁に接しているタイプを指します。





ペニンシュラキッチンも開放的で広々としており、家族や来客とコミュニケーションが取りやすいのがポイント。左右のどちらでも壁に取り付けできるため、スペースが限られていても設置しやすいです。
しかし、周囲への水はねや油はね、調理中のニオイや煙がリビング等に広がりやすく、家具や壁にニオイがついてしまう可能性があります。
ゼロリノベのリノベーション施工事例
ステンレス製の大きなオーダーキッチンがハイライトとなる住まい。大胆にもダイニングをつくらない空間の変わりに、ヌックとしてくつろげるモルタルのベンチを造作。お料理しやすいキッチンやアウトドアグッズの手入れができる玄関など、趣味を存分に楽しむ空間を実現しました。
※費用は引き渡し当時の金額です
セパレートキッチン(Ⅱ型)
セパレートキッチンは、シンクとコンロがそれぞれ分かれており、Ⅱという字のように平行な状態になっているキッチンのことです。





セパレートキッチンは作業スペースが広く、作業効率がアップします。シンクとコンロのそれぞれの高さを自由に選択できるため、キッチンの構造やデザインの自由度もかなり高いです。
しかし、二つのキッチンを設置しているような状態のため、広いスペースが必要です。さらに、シンクとコンロ間の通路が汚れやすいのがデメリット。移動時に、水滴や油が落ちて汚れてしまう可能性もあります。
ゼロリノベのリノベーション施工事例
正方形の部屋に夫婦2人が並んで作業できるⅡ型のキッチンを造作。お気に入りの食器を飾るように収納できるオープンな棚と、調理器具がたくさん入る隠す収納を両立しました。お風呂とバスルームを中心とした回遊動線は家事ラクポイントです。
※費用は引き渡し当時の金額です
対面式キッチンカウンターがおしゃれに見える素材
対面式キッチンカウンターは、素材選びによって空間の印象が大きく変わります。同じレイアウトであっても、質感や色調の違いで雰囲気が一変するため、好みのスタイルやメンテナンス性のバランスを考慮して選ぶことが大切です。
ここでは、人気の高い6つの素材を特徴とともに紹介します。
| 素材 | 質感の印象 | メンテナンス性 | 耐久性 | コスト感 | おすすめテイスト |
|---|---|---|---|---|---|
| 人工大理石 | 明るく上品 | 普通 | やや高 | 中~高 | ナチュラル・ホテルライク |
| ステンレス | シャープで清潔 | 高 | 高 | 中 | モダン・インダストリアル |
| クォーツ | 高級・重厚 | 高 | 高 | 高 | 海外風・ラグジュアリー |
| セラミック | 落ち着いた高級感 | 高 | 非常に高 | 高 | モダン・モノトーン |
| メラミン | 自由度が高い | 高 | 普通 | 安~中 | 北欧・カジュアル |
| 木材 | あたたかみがある | 低~普通 | 中 | 中~高 | ナチュラル・ヴィンテージ |
人工大理石


高級感のあるホワイト系が多く、清潔で明るい印象を演出する定番素材。滑らかな質感と豊富なカラーバリエーションから、ナチュラル・モダンなど幅広いスタイルに対応します。
【特徴とポイント】
- 耐熱性・耐水性に優れ、日々の使用にも安心
- アクリル系は耐熱性、ポリエステル系は耐久性に優れる
- 柔らかい素材のため、傷や汚れにはやや注意が必要
【おしゃれ見えのコツ】
キッチン全体を白やグレー系で統一すると、ホテルライクな明るい印象に仕上がります。
ステンレス


プロ仕様のキッチンのような、洗練された印象を与える定番素材。耐久性・耐熱性・耐水性が非常に高く、清掃も簡単です。カジュアルさと実用性を兼ね備えています。
【特徴とポイント】
- 汚れ・サビ・熱に強く、メンテナンスが容易
- 表面仕上げで見た目を変えられる(例:ヘアライン・エンボス加工)
- 指紋や水垢が目立ちやすい点に注意
【おしゃれ見えのコツ】
バイブレーション仕上げ(細かな研磨模様で光を柔らかく反射させる加工)などマットな質感を選ぶと、無機質になりすぎず上品な印象に。
クォーツ


天然石のような質感を持ちながら、耐久性にも優れた高級素材。上品で高級感のある見た目は、ホテルライクや海外インテリア風に仕上げたい人に人気です。
【特徴とポイント】
- 傷がつきにくく、汚れが浸み込みにくい
- シーリング剤不要でメンテナンスが簡単
- 加工が難しく、補修時は専門業者の対応が必要
【おしゃれ見えのコツ】
グレーやベージュのマーブル柄を選ぶと、重厚感のある上質キッチンが演出できます。
セラミック


高い耐久性とモダンなデザイン性を兼ね備えた、近年人気の素材。金属製や樹脂製にはない質感で、落ち着いた高級感を演出できます。
【特徴とポイント】
- 耐熱・耐摩耗性が非常に高く、長く使える
- ザラつきのある質感が特徴的で、デザインの幅が広い
- 壁や床の素材としても使用でき、キッチンを含めたトータルデザインが可能
- 硬度が高く加工が難しいため、端の欠けには注意
【おしゃれ見えのコツ】
グレートーンやブラックなどのマット色を選ぶと、空間全体がシックにまとまります。
メラミン


デザインの自由度とコストパフォーマンスに優れた素材。多種多様な柄や色があり、インテリアに合わせやすい柔軟性が魅力です。
【特徴とポイント】
- 耐熱・耐水・耐久性に優れ、価格も手頃
- デザインの選択肢が豊富で、木目調から石目調まで対応可能
- 人工素材のため、高級感ではやや劣る
【おしゃれ見えのコツ】
木目柄のメラミンを選べば、ナチュラルであたたかみを感じる対面式カウンターに。
木材


自然素材ならではの温もりが感じられる人気素材。年数を重ねることで深みを増し、経年変化を楽しめる点が最大の魅力です。
【特徴とポイント】
- 無垢材・集成材・合板など、種類によって質感や価格が異なる
- デザイン性が高く、インテリアとの調和が取りやすい
- 水や熱に弱いため、こまめなメンテナンスが必要
【おしゃれ見えのコツ】
マットな塗装やオイル仕上げで質感を際立たせると、北欧風やナチュラルテイストに映えます。
用途別に考える!対面式キッチンカウンターの高さと奥行き
対面式キッチンカウンターは、使い方によって最適サイズが異なるため、目的を明確にしてから計画することが大切です。
「お皿が置けなかった」「椅子の高さが合わなかった」といった後悔を防ぐためにも、用途別の目安を押さえておきましょう。
| 用途 | 高さの目安 | 奥行きの目安 | ポイント |
|---|---|---|---|
| テーブル | 70〜105cm | 40〜50cm | 立ち姿勢か座り姿勢かで決定 |
| 収納棚 | 85〜95cm | 20〜40cm | 入れる物に合わせて寸法設定 |
| 飾り棚 | 85〜90cm | 約30cm | 奥行きを浅めにし、見せる演出を考慮 |
テーブルとして使う場合


食事スペースやワークスペースとして使う場合は、使う人の姿勢(立つ or 座る)によって高度調整が必要です。
【高さ・奥行きの目安】
- 立ったまま使う(キッチンと同じ高さ):90〜105cm
- 椅子に座って使う(ダイニング用):約70cm前後
- 奥行き:40〜50cm(食事だけなら40〜45cm、作業もするなら50cm前後がおすすめ)
【設計ポイント】
- 一汁三菜ほどの食器を並べるなら、奥行き40〜45cmが理想的
- 高さをキッチンと揃えるときは、ハイスツールが必要
- 小さな子どもがいる場合は、やや低めの設計にして安全性を優先
- 立ち姿勢で快適に作業できる高さは「身長÷2+5cm」が目安(例:身長160cm→約85cm)
用途を「食事中心」か「作業兼用」かで明確に分けて設計することで、機能性と快適さの両方が得られます。
収納棚として使う場合


収納目的で使用する場合、高さよりも奥行きの設定が重要です。収納する物のサイズを基準に、取り出しやすく見た目も整う寸法を意識しましょう。
【基本の考え方】
- 高さ:キッチンと同等(85〜90cm)か、やや高めが収納量的に有利
- 奥行:
→ホットプレート・鍋類など大型家電:35〜40cm
→カップやカトラリーなど小物中心:20〜25cm
→収納棚の内寸は、収納物+約5mmの余裕が目安
【設計ポイント】
- 「何を入れるか」を先に決めてから奥行きを設定することで、無駄なスペースを防げる
- 奥行きを取りすぎると出し入れがしづらくなるため、35〜40cm以内に収めるのが使いやすい
使用頻度の低いものはカウンター下、よく使うものはキッチン側といった分担収納で、作業効率がアップします。
飾り棚として使う場合


雑貨や植物などをディスプレイする飾り棚として使う場合は、見え方とバランスを重視して設計しましょう。
【高さ・奥行きの目安】
- 高さ:キッチンのカウンターに合わせる(視線を遮らない程度)
- 奥行き:30cm前後(深すぎると奥行き感が出すぎ、飾りが目立たなくなる)
【設計ポイント】
- 奥行きを浅めに設定すると、置いた小物が自然に見える
- 背面の壁紙・照明などをアクセントに使うと、空間全体が引き締まる
「何を見せたい」かを明確にしておくと、無理のない奥行きと高さが決まり、センスよくまとまります。
対面式キッチンカウンターに関するよくある質問
まとめ
対面式キッチンカウンターは、「食事」「収納」「インテリア」など多彩に活用できる万能スペースです。一方で、間取りやライフスタイルに合わないと、使いづらさを感じることもあります。
大切なのは、自分たちの暮らしに合った使い方とデザインを明確にすること。テーブルとしての快適さを重視するのか、収納を増やしたいのか、あるいは見せる空間にしたいのか。目的を絞って設計すれば、デザイン性と実用性を両立できます。
理想の家づくりの第一歩として、まずは情報収集から始めてみませんか?
ゼロリノベの無料のオンラインセミナー(お急ぎの方は動画受講可)では、「お金に賢く、自由に暮らす住まいづくり」や「ネットでは伝えられない業界の話」などをお伝えしています。
セールスなし&画面オフで参加できますので、お気軽にご参加ください!
zoomで聞くだけ、画面・音声OFF・セールスなし
\ゼロリノベの無料オンラインセミナー/


「小さいリスクで家を買う方法」
安心な予算計画、家の探し方・作り方、リノベーションの考え方まで住まいづくりについて余すことなくお伝えしています。
情報収集段階の方から具体的に検討されている方までどんな方でも大丈夫です!お気軽にご参加ください!
リノベ費用を算出して施工事例を見てみる
ゼロリノベでは業界では新しい「定額制」でのリノベーションを行っています。下記はリノベーション費用のシミュレーターです。リノベーション予定の平米数から、リノベーション費用のおおよその金額を算出します。また、その金額とマッチする施工事例を紹介しているので、ぜひお試しください!








