リノベーションできない窓枠をおしゃれにする方法4選と費用紹介
「マンションの窓枠はリノベーションできないって本当?」
「家の中をリノベーションしたのに窓枠が古くてダサい」
「部屋の雰囲気と窓枠がミスマッチでなんとかしたい」
など、マンションの窓枠がリノベーションできないことをなんとなく知っているけれど、どうにかして窓枠をおしゃれにしたいと考えている人が多いのではないでしょうか?
たしかにマンションの窓枠はリノベーションできない共用部分に該当しますが、窓枠周りのリノベーションを工夫することで、古い窓枠をおしゃれな雰囲気に変えることができます。
しかし、注意点を知らないまま窓枠周りに手を加えてしまうと、管理規約のルール違反として元に戻さなければならないという失敗もあります。
そうならないためにも、この記事では以下の内容について解説しています。
- マンションの窓枠はリノベーションができない
- リノベーションなしで窓枠の雰囲気を変える方法と費用相場
- リノベーションできない窓枠は隠すことでおしゃれ度アップ
- 窓枠をリノベーションする前に管理組合へ事前確認しよう
窓枠に手を加えずに、おしゃれにリノベーションできる方法を画像と一緒に紹介しているので、ぜひ最後まで読んでください。
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マンションの窓枠はリノベーションができない
冒頭でも説明しましたが、マンションの窓枠は共用部分に該当するので、持ち家のマンションでもリノベーションなどで手を加えることができません。
なぜ家の中にある窓枠が共用部分なのかというと、「区分所有法」という建物の中の1つひとつが誰の物かを定義した法律に定められているからです。
マンションの窓枠のサイズなどを住人が自由に変更できてしまうと、マンション全体の外観が変わってしまいますよね?
そうなると、リノベーションをした部屋の窓だけがその他の部屋と違ってしまい、マンション全体の外観を損なってしまいます。
共用部分というと、エントランスなどの「住人みんなで使う場所」というイメージがありますが、手を加えると外観が変わってしまう以下の場所も共用部分に該当します。
〈共用部分〉
- ベランダ
- 窓ガラス
- インターホン
- 玄関扉
共用部分はリンベーションだけでなく、破損や劣化などの補修も個人ではできないので、リノベーション前に必ず管理組合に確認することをおすすめします。
リノベーションなしで窓枠の雰囲気を変える方法と費用相場
マンションの窓枠がリノベーションできない理由はわかりましたが、なんとかして古い窓枠の雰囲気を変えたいですよね。
リノベーションせずに窓周りをおしゃれにするポイントは「古い窓枠を隠すこと」です。以下では、窓枠に手を加えなくても雰囲気を変えられる4つの方法を紹介します。
リノベーションなしで窓枠の雰囲気を変える方法や費用相場について、仕上がりイメージの画像と一緒に確認していきましょう。
2-1.新しい窓枠を古い窓枠の上に取り付ける
出典:LIXIL「インプラス」
窓枠そのものを活かすには、古い窓枠の上に新しいフレームを取り付ける方法があります。
LIXILで販売されている商品「インプラス」は、全10カラーから色を選ぶことができるので、部屋の雰囲気に合わせやすいのが特徴。さらに、防音・断熱効果も兼ね備えているので、結露などのトラブルも解消することができます。
窓枠の色を強調することで部屋が引き締まるケースもあるので、
- 窓枠を活かしたい
- 部屋の色に合った窓枠に変えたい
という方は、新しい窓枠を古い窓枠の上に取り付ける方法がおすすめです。
2-2.ブラインドを取り付ける
ブラインドは開閉して羽根を動かすだけなので常に窓枠全体を隠すことができるアイテムです。カラーバリエーションも豊富なので、取り付けるだけで部屋の雰囲気にマッチさせることができます。
素材は大きく分けて2種類。最安値の価格帯は同じくらいですが、サイズや素材の品質によって価格に幅があるので、こだわりたいという方は2〜3万円で見積もっておくといいでしょう。
ブラインドはホコリがたまりやすいイメージがありますが、掃除は意外と簡単。ブラインドの羽根を閉じた状態で上からホコリを落とすだけでOKです。
さらに木製のブラインドは静電気が発生しないので、頻繁にお手入れするのが苦手な人は木製の方が手間要らずです。
カーテンかブラインドか迷う人も多いかと思いますが、
- 常に窓枠を隠したい
- 部屋をすっきり見せたい
- 光や風を細かく調整したい
という方は、カーテンよりもブラインドの方がおすすめです。
ブラインドには窓枠の内側に取り付けるタイプと、窓枠の上に取り付けるタイプがあるので、窓枠全体を隠すために「窓枠の上に取り付けるタイプ」を選びましょう。
2-3.カーテンレールを埋め込む
カーテンレールがむき出しになっているマンションもありますが、その場合は、画像のように天井に埋め込む方法があります。
なぜ埋め込むのかというと、カーテンのレースを取り付けるレールは窓枠の内側に付いているケースもあるので、その場合はレースを閉めても窓枠が隠れないからです。
レースを常に閉めているというご家庭では、埋め込みタイプのカーテンレールにすることで、常に窓枠全体を隠すことができます。
すでに家のリノベーションが終わっていたり、工事はなるべくしたくないという方もいるかと思います。そんな時は、カーテンボックス(以下画像の窓枠の上の木製部分)を取り付けるという方法もあります。
ただし、どちらの方法もカーテンを開けると窓枠が出てしまうので、レースを閉めていることの多いご家庭におすすめです。
ボックスの取り付けを業者に依頼すると費用は埋め込みタイプとあまり変わらないので、どちらにしようか悩んでしまいますが、
- 部屋をすっきりと見せたい
- 高級感のある部屋にしたい
- 部屋を広く見せたい
という方は埋め込みのカーテンレールがおすすめです。
2-4.壁を作って窓枠を隠す
壁を作って窓枠を隠すとはイメージしにくいかと思いますが、
画像左上の赤い矢印の部分(窓枠)まで、壁を新たに作る(延長する)という方法です。
壁といっても窓枠が隠れる程度の厚みなので、極端に部屋が狭くなるということはないので安心してください。
この方法の最大のポイントは、部屋の壁と窓枠周りに作った壁を同じ色で同化させること。仕上がりは画像のようなイメージで、窓枠が壁に隠れてみえなくなるので壁と窓がシームレスに繋がりとてもおしゃれに仕上がります。
ただし、カーテンやブラインドを取り付けると野暮ったくなってしまう場合があるので、窓だけでも外からの視線が気にならない以下のような場所がおすすめです。
- 高層階に住んでいる
- 周りに建物がない
壁の施工費用は、施工面積や業者によって費用が異なるので、リノベーション業者を決める前に見積もりをもらって確認しておくと安心です。
窓枠をリノベーションする前に管理組合へ事前確認しよう
今回紹介したリノベーション方法は、窓枠には手を加えていませんが、窓枠周りに釘を打ったり壁を作ったりする方法なので、必ずリノベーション前にマンションの管理組合へ確認をしておきましょう。
「窓枠ではないから大丈夫」と自己判断でリノベーションをしてしまうと、マンションの契約内容によってはNGの場合もあり、元に戻すために無駄な出費がかかってしまうケースもあります。
トラブルなくおしゃれな部屋にリノベーションできるように、窓枠に手を加えないリノベーションであっても、マンションの管理組合へ確認しておくと安心です。
まとめ
いかがでしたか?リノベーションできないマンションの窓枠であっても、おしゃれに仕上げる具体的なイメージができたのではないでしょうか。
窓枠周りを工夫することで、部屋との統一感が生まれて部屋全体がぐっとおしゃれになります。
しかし、リノベーション前にマンションの管理組合にしておかないと、元の状態に戻さなければならない場合もあります。
そうならないためにも、マンションの管理組合にリノベーションの内容を事前に確認してもらい、リノベーション可能かどうかを判断してもらいましょう。
あなたにとっておしゃれな窓枠がリノベーションできることを心から願っています。