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【実例付き】リノベーションでできる出窓一覧と失敗しないポイント

出窓のリノベーション

「出窓のリノベーションをしたいけど、どんな風にしよう?」
「出窓をおしゃれにリノベーションしたいけど、失敗したくない・・・どうすればいい?」

このように悩んでいませんか。

結論からいうと、リノベーションで実現できる出窓の種類や失敗例を知ることで満足のいく形で出窓をつけられます。

出窓の種類は以下の通りです。

このようにリノベーションで実現できる出窓の種類が分かった上で、失敗例や気を付けるべきポイントを知ると不安なく、出窓をリノベーションできます。

ポイントをきちんと押さえておかないと湿気や熱がこもりやすくなって木が腐やすくなり、メンテナンス費用が余計にかかってしまう可能性があります。こうならないためにもリノベーションの失敗をできるだけ避けたいところ。

そこで、本記事では以下の内容をご紹介します。

▼本記事で分かること

  • 出窓の種類
  • 出窓の失敗例
  • 出窓をリノベーションするポイント
  • リノベーション会社の選び方

本記事を最後まで読むことで、満足度の高い出窓のリノベーションができるようになります。

ぜひ、最後までご覧ください。

目次

【実例付き】リノベーションで実現できる出窓の種類

使い勝手や掃除のしやすさなども気になりますが、せっかくリノベーションするなら、見た目がおしゃれな出窓にしたいですよね。

そこで、知っておくべきなのが、リノベーションで実現できる出窓の種類には一体どんなものがあるのかということ。

リノベーションで実現できる出窓の種類は以下の5種類です。

そこで本章では、実例の写真を用いながら、出窓の種類をご紹介します。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

1-1.台形出窓・角型出窓

台形出窓・角型出窓とは、張り出し部分が台形もしくは角型の形になっている出窓です。
出窓の種類のなかでも、最も定番なタイプ。
窓が三面あって、和室・洋室どちらにも合い、設置後もインテリアになじみやすい形です。

▼台形出窓・角形出窓の特徴

  • 張り出し部分が台形もしくは角型の形
  • 出窓の種類の中で最も定番
  • 窓が三面ある

▼台形出窓・角形出窓がおすすめな人

  • インテリアになじみやすい形にしたい人
  • 和や洋、どちらにも合わせたい方

1-2. 三角出窓

三角出窓とは、三角の形に張り出している縦に細長い出窓のことを指します。廊下や洗面所、トイレなどスペースの取りづらい空間にも設置できる形です。

形が特徴的なので、建物の外観のアクセントになります。

▼三角出窓の特徴

  • 三角形のカタチに張り出している特徴的な出窓
  • 省スペースでも実現可能

▼三角出窓がおすすめな人

  • 廊下やトイレなどスペースを取りづらい場所にアクセントを加えたい方

1-3.弓型出窓(ボウウインドー)

弓形出窓とは、半円型のアーチ状の出窓です。きれいな曲線が特徴で、窓が4〜6面あります。

デザイン性が高いため、おしゃれでエレガントな雰囲気に仕上がるタイプです。

▼弓形出窓(ボウウインドー)の特徴

  • 半円のアーチを描いたような出窓
  • 窓が4〜6面ある

▼弓形出窓(ボウウインドー)がおすすめな人

  • 洋風な雰囲気に仕上げたい方
  • デザイン性の高い出窓を求めている方

1-4.トップライト出窓

トップライト出窓とは、張り出した屋根部分に窓が取り付けられているタイプの出窓のことです。

屋根部分に窓があることで、ほかの出窓よりも多く光を取り入れられるため、部屋全体を明るく見せることができます。

▼トップライト出窓の特徴

  • 出窓の屋根の部分も窓になっている
  • 多く光を取り入れられる

▼トップライト出窓がおすすめな人

  • 日当たりを重視したい方
  • 部屋を明るく見せたい方

1-5.ハーフ出窓

ハーフ出窓とは、一般的な出窓よりも張り出し部分が半分の奥行きに抑えられている出窓です。見た目がすっきりとしていて奥行きがないため、開閉を行いやすいメリットがあります。

キッチンの奥に設置すると開閉しやすいため、おすすめです。

▼ハーフ出窓の特徴

  • すっきりとした見た目
  • 張り出し部分が半分ほどに抑えられている

▼ハーフ出窓がおすすめな人

  • キッチンの奥など手の届きづらい箇所に出窓を設置したい方

出窓のリノベーションで知っておくべき失敗例

リノベーションで実現できる出窓の種類といった見た目の部分を解説しました。さまざまな出窓への理解が深まり、さらに「出窓を作りたい」と思ったのではないでしょうか。

しかし、出窓を設置する前によいところだけではなく、悪いところも知っておく必要があります。そこで、本章では出窓のリノベーションで知っておくべき失敗例をご紹介します。

知っておくべき失敗例は以下の通りです。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

2-1.湿気や熱気が溜まりやすい

出窓の失敗例として「湿気や熱気が溜まりやすい」といったことが挙げられます。普通の張り出しのない窓に比べ、出窓は外に出ているぶん外気にさらされるため、結露が発生しやすい状態です。

特に日光の入りにくい北側や東側は注意が必要で、朝晩の気温差により結露がひどくなりやすい傾向にあります。出窓のカウンターを木製にしている場合は、放置をすると木の内側が腐食しやすくなったりカビが生えやすかったりするので注意が必要です。

反対に暑い時期にも気を付けなければいけません。特に南側や西側はよく日が当たる反面、室温が上がりやすいのがデメリットです。

そのため、暑さを感じやすくなり、過ごしにくさを感じる可能性があります。

「水滴をこまめに拭くのが大変」「夏が暑すぎて出窓付近に行きたくない」となるとせっかくリノベーションした出窓も勿体ないので、失敗しないようにしたいところです。

2-2.隣の家と思った以上に距離が近くなった

戸建ての場合、新たに出窓を設置することで、隣の家との距離が近くなり、気まずくなってしまうという失敗例もあります。

また、距離だけでなく、出窓にする箇所と向かい合う部分も注意が必要になります。たとえば、隣の家の浴室やトイレ、女の子の部屋といった部分です。

「出窓をつけたけど、隣の家の女の子の部屋の向かいで気まずい・・・」とならないようにしましょう。

2-3.窓の開け閉めに苦労する場合がある

戸建ての場合、出窓を新たに取り付ける位置によっては、窓の開け閉めに苦労するといった失敗例もあります。特に高すぎる位置に設置をすると開閉しにくいだけでなく、掃除も行いにくくなります。

特にキッチンは、作業台などで開閉に苦労しやすい場所でもあります。開閉に苦労するとせっかくの出窓も閉めっぱなしになりがちです。

背伸びしないと開閉できない位置や開閉に苦労する位置は避けましょう。

2-4.カーテンレールの位置を失敗しやすい

出窓をリノベーションする際、「カーテンレールの位置に失敗した」ということも失敗例として挙げられます。

出窓の手前に沿ってカーテンレールをつけると、カーテンを閉めていても張り出し部分に置いているものが見えてしまうことも。

また、ぬいぐるみのように日が当たり、色褪せてしまうものもあるので「お気に入りのものが色褪せてしまった・・・」とならないように気を付ける必要があります。

失敗しないためにするべき出窓リノベーションのポイント4つ

さきほどは実際の失敗しやすい例についてご紹介しました。実際に失敗しないようにどういったポイントを押さえるべきか知っておくことで、出窓のリノベーションの成功率が非常に上がります。

そこで、本章では失敗しないためにするべき出窓リノベーションのポイントを4つ解説していきます。

ポイントは以下の通りです。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

3-1.内窓を設置する

結露の起きやすい箇所の出窓をリノベーションする場合は、内窓を設置するとよいでしょう。なぜなら内窓を設置することで外窓と内窓の間に空気の層ができ、外気による冷気や熱気の影響を受けにくくなるからです。

内窓のなかでもペアガラスや真空ガラスといった断熱ガラスがおすすめ。

内窓をつけると結露を防止できるだけでなく、防音効果も期待できます。出窓を設置すると隣の家との距離が近くなるため、防音対策をしておくと安心です。

さらに断熱性も上がるため、夏は暑さを遮断し、冬は暖房によって部屋の暖かさを保ちやすくなります。その結果、光熱費の節約にも繋がります。

もっと結露対策に力をいれたい方は、樹脂サッシや木製サッシを採用するとさらに結露が発生しにくくなります。

内窓は4万〜15万ほどが相場となります。

3-2.出窓のデザインをしっかり確認する

出窓のリノベーションを失敗しないように出窓のデザインをしっかり確認しましょう。なぜなら、出窓にはさまざまな形やデザインのものがあるからです。

リノベーションをしてから「実際のイメージと違った」とならないように要望を細かく伝え、画像を見せるなど、できるだけイメージが浮かびやすいように会社に伝えましょう。

3-3.出窓を一番使う人の高さに合わせる

新しく出窓を設ける場合は、出窓を一番使う人の高さに合わせることも大切。なぜなら使う人の高さに合わせることで出窓をうまく活用できるからです。

出窓は設置する場所による理想的な高さは以下の通りになります。

  • ダイニング・・・70~80㎝
  • リビング・・・45~50㎝

ダイニングでは立っていることが多いため、70~80cmの高さが適切といわれています。一方、リビングは座ることが多いため、45~50cmの高さで設置すると目線の高さで外を眺められます。

また、開閉することや掃除することを考えて、一番使う人に高さを合わせるようにするとよいでしょう。

3-4.隣の家と気まずくならないような位置にする

リノベーションにより新たに出窓を設ける場合は、隣の家と気まずくなるといったことにならないような位置に出窓を設置しましょう。

2-2.隣の家と距離が近くなったでもご紹介しましたが、出窓を設置することで以下の失敗が起こりやすくなります。

「隣の家との距離が近くなって気まずくなってしまった・・・」
「お風呂の前に出窓を設置してしまった」

設置をしてから気付いても後戻りができないので、このような失敗をしないように位置を確認してから設置してください。

リノベーションによる出窓の費用相場

出窓のリノベーションへの理解が深まったところで気になるのが費用相場ですよね。

出窓のリノベーションの費用は窓のサイズやグレードによって差がありますが、出窓は大きくなればなるほど、グレードが高くなればなるほど高額になります。

また出窓のリノベーションの場合、既存の出窓に内窓をつけるといったリノベーション以外は、今まで壁だった場所に新しく出窓を取り付ける形がほとんどです。

そのため、50万〜100万円が相場となります。

おおよその費用の概算は以下の通りです。

2階以上のところに出窓を設置する場合は足場代が加算されるので気を付けましょう。なお、足場代は15万~20万ほどが相場です。

リノベーションで出窓を作る際の最良の会社の選び方

リノベーションで新たに出窓を作る際、イメージができていても会社選びを間違えるとイメージと異なる仕上がりになります。そのため、失敗を避けるためにも最良の会社に依頼することが大切です。

最良の会社を選ぶことで、より自身の理想の出窓のリノベーションを行えるようになります。

最良の会社の選び方は以下の通りです。

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

5-1.リノベーション会社の強みと自身の求めているものが一致しているか

リノベーション会社とひとくくりにいっても耐震設計が得意なところ、使い勝手重視で考えるのが得意なところ、デザイン力が優れているところなどさまざまです。

「デザイン力が優れている方がいいけど、使い勝手の方を重視したい」
「多少使い勝手は重視するけど、デザインだけはしっかりとしたところを選びたい」

このように、依頼する人によって重視するところは異なります。

リノベーション会社のホームページの理念や実績、口コミなどを見て自身の求めるものに近い会社を選びましょう。

5-2.丁寧でしっかりとした対応をしてくれるか

検討しているリノベーション会社が丁寧でしっかりとした対応をしてくれるかどうかも見ましょう。なぜなら、理想のリノベーションを叶えるためには、細かい打ち合わせと双方のイメージのすり合わせが必要だからです。

また、予算内でいかに自身の理想の出窓に近づけるかも会社の腕によって異なります。そこで、納得がいくまでしっかりと対応をしてくれるようなところを選ぶことが大切です。

具体的には以下の点をチェックしましょう。

  • こちらの要望をしっかり聞いてくれる
  • 細かな部分も嫌な顔をせず対応してくれる
  • 納得いくまで真摯に向き合ってくれる
  • 対応が丁寧

以上の部分に気を付けながらリノベーション会社を選んでください。

5-3.アフターサービスや保証は充実しているか

リノベーション会社を選ぶ際には、アフターサービスや保証が充実しているのかどうかをチェックしましょう。

出窓を満足のいく形にリノベーションできれば終わりではありません。生活をしていると、ときには不具合が起きることもあります。

そこで、アフターサービスがしっかりしているリノベーション会社を選ぶと不具合が起きても安心して修理をお願いできます。

アフターサービスや保証でチェックすべき点は以下の通りです。

  • 何年保証なのか
  • 保証される範囲はどれくらいなのか

以上の点は必ずチェックしてください。2年保証のところや5年、10年のところなど会社によってさまざまです。

最良の会社選びをするためにも、アフターサービスや保証も重視して選びましょう。

まとめ

今回は、出窓のリノベーションについてご紹介しました。

リノベーションで実現できる出窓の種類を知って、失敗例や気を付けるべきポイントを知ると不安なく、出窓をリノベーションできます。

そこで、本記事のおさらいをしましょう。

この記事が、出窓のリノベーションで悩んでいる方の参考になると幸いです。

この記事の執筆
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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