おしゃれなテレビ台リノベーション事例8選|費用や選び方のコツを解説
「リノベーションするけれどテレビ台はどうすればいい?」
「テレビ台をおしゃれにするにはどんな方法があるの?」
リビングに置くテレビ台は、リノベーション後のインテリアの大きなポイントになるため、オシャレに見せたいものですよね。
結論からお伝えすると、テレビ台は次の5つのポイントを押さえてリノベーションするとオシャレにすることができます。
ただし、この5つのポイントを押さえるだけでは不十分です。
テレビ台の色やデザインは、リノベーションのスタイルや部屋の広さによって最適なものが変わるため、タイプの違う事例やアイデアを見て選ばなければ、自分のリノベーションした家にピッタリのものを見つけることができないからです。
またテレビ台は実用品でもあるため、テレビの大きさや座る位置に合わせて適したサイズや種類を選ぶ必要があります。
そこでこの記事では、リノベーション時のテレビ台について詳しく紹介します。
この記事を読めば
◎テレビ台リノベーションの種類と費用
◎オシャレなテレビ台の事例
◎テレビ台をオシャレにリノベーションするためのポイント
◎使いやすいテレビ台にするためのポイント
がわかります。
ポイントや注意点などを踏まえて、ぜひ理想のスタイルを見つけてくださいね。
テレビ台の種類と費用一覧
オシャレで使い勝手がよいテレビ台を選ぶには、まずはテレビ台についてきちんと知っておくことが大切です。
リノベーションの際にテレビ台を考える際、購入する、造作する、2パターンを選択することができます。
まずは、そもそものテレビ台のタイプについて、確認していきましょう。
リノベーションで取り入れられるテレビ台には、高さとタイプによって主に5つの種類があります。
それぞれの種類の特徴と費用一覧は次の通りです。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
1-1.ロータイプ
ロータイプは、高さが45㎝以下で低いタイプのテレビ台です。
圧迫感がないため、部屋を広く見せることができ、一番人気のタイプとなっています。
ただし、収納力が少ないため、テレビ周りに収納したいものがたくさんある方には向いていません。
レコーダーやスピーカーなどのAV機器を置くくらいを想定しておきましょう。
テレビの位置が低めになるため、ソファーや床に座ってテレビを見る場合におすすめです。
人気のタイプなだけあって、商品も様々なものが揃っています。
シンプルで横幅も狭い物であれば1万円以下で購入できますが、ある程度の強度が欲しい場合は1万円以上の予算をみておきましょう。
無垢の木を使ったもの、オシャレでデザイン性の高いものなどは費用も上がります。
デザイン性の高いオシャレなテレビ台を探すのであれば、3万円から10万円程予算を組むのがおすすめです。
1-2.ミドルタイプ
高さが46㎝~75㎝のテレビ台がミドルタイプになります。
ロータイプよりも高さがある分、椅子に座ってテレビを見る時に見やすく、ダイニングのイスからテレビを見ることが多い方におすすめです。
また、高さがある分、テレビ台の収納力も高くなるため、リビングの収納とテレビ台を兼ねたい方にもおすすめできます。
高さがある分、ロータイプより費用は高くなります。
シンプルなデザインでお値打ちなものを探すのであれば、2万円から5万円くらいの予算をみておきましょう。
1-3.ハイタイプ
ハイタイプは、壁面収納とテレビ台が一体になったタイプのテレビ台です。
天井近くまで高さがあり、収納力は抜群です。
ただし、高さがある分圧迫感が出やすくなることがあります。
壁や床の色と合わせて空間に馴染ませると、お部屋を狭く見せにくくなるため色や素材選びには注意しましょう。
また、ハイタイプはお値段も高めです。
手ごろなインテリアショップで探す場合でも最低3万円は予算が必要になります。
ある程度強度とデザイン性を求める場合は5万円から20万円ほどかかることを想定しておきましょう。
1-4.壁掛けタイプ
壁掛けタイプは、テレビ台を置かずにテレビを壁に直接付けるタイプで、すっきりとスタイリッシュに見えるのがメリットです。
ただし、横から配線が見えてしまったり、テレビを買い替えると既存の壁掛け金具と合わず、金具ごと付け替える工事が必要になる場合があるといったデメリットもあります。
また収納力がないため、レコーダーなどを置きたい場合は別途棚が必要になるのもデメリットです。
費用は金具だけを購入してDIYする場合は1万5千円ほどで購入できますが、壁の補強などが必要になるため心配な場合があります。
業者に取付工事を依頼する場合はテレビのサイズによって工事費用が変わりますが、壁の補強がない場合は2万5千円から、壁の補強工事が必要な場合は4万5千円から、が費用の目安となります。
リノベーション時に壁掛けテレビ台を採用したい場合は、あらかじめリノベーション会社に相談することで、使い勝手やデザイン性も含めて総合的なアドバイスをしてくれるでしょう。
1-5.コーナータイプ
コーナータイプは、お部屋の角に合わせて置くことができるテレビ台です。
コンパクトで場所を取らないため、あまりスペースがないお部屋に置くのに向いています。
横幅はあまりありませんが、奥行きがしっかりあるため、レコーダーなどテレビ周りのAV機器を収納することも可能です。
また部屋の角にテレビを置くことで、広い角度からテレビが見やすくなるのもコーナータイプのメリットです。
コーナータイプの費用の目安は1万5千円からとなります。
オシャレなテレビ台があるリノベーション事例8つ
テレビ台の種類と費用の目安を理解したところで、次はオシャレなテレビ台が素敵なリノベーション事例を見ていきましょう。
リノベーション後の暮らしを彩る素敵なテレビ台のある事例を見て、自分の理想のテレビ台はどんなものかイメージを膨らめせましょう。
2-1.スペースにぴったりとしつらえた古材風テレビボード
タイプ:ロータイプ
素材:木材
落ち着いたカラーの木材で造作したロータイプのテレビ台です。
こちらのテレビ台は、リノベーション時にオリジナルで造作しているので、横幅がリビングのサイズにピッタリに仕上がりました。
ロータイプですが、横幅がある分収納力もあります。
扉がついているので、中に入れた物も見えず、スッキリとして見えるのもオシャレに仕上がるポイントです。
同じ木材を使った飾り棚を付けることで、リビング全体の統一感が出せました。
<事例からわかる!おしゃれに見せるためのポイント>
- テレビの背後の壁は無地に近いものにする
- テレビの周囲に置くものは必要最小限にする
- 収納部分には扉を付けるとスッキリ見える
<事例からわかる!使いやすくするためのポイント>
- テレビ台の高さを低めのダイニングチェアに合わせると見やすさがアップする
こちらの事例をより詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。
2-2.アイアン&木材の組み合わせで空間にマッチさせる
タイプ:ロータイプ(壁付け)
素材:アイアン&木材
アイアンの金具で木の棚板を固定した、シンプルな造作のテレビ台です。
こちらの事例では、お部屋の仕切りに金網とアイアンを使っていますが、同じアイアンの金具を使うことでデザインの統一感が出せました。
棚板を壁に付けることで、テレビ台の下がすっきりとしており、床が多く見える分、部屋が広く見える効果があります。
掃除がしやすいのもメリットです。
テレビ台はシンプルですが、同じデザインの飾り棚を両サイドに付けることで、インテリアとしてもオシャレ度がアップしました。
<事例からわかる!おしゃれに見せるためのポイント>
- 両サイドに同じデザインの飾り棚を付けるとデザイン性がアップ
- アイアンと木を組み合わせて部屋全体のリノベーションスタイルと統一感を出す
<事例からわかる!使いやすくするためのポイント>
- テレビ台の高さは低めにして床に座った時に見やすい位置にする
こちらの事例をさらに詳しくみたい方はこちらのページをご覧ください。
2-3.小上がりの高さに合わせたテレビ台で空間になじませる
タイプ:ロータイプ
素材:木材
リビングの小上がりの高さと揃えて造作したボックスタイプのテレビ台です。
小上がり、テレビ台、テレビ台後ろの壁、床に同じ色目の木材を使うことで、お部屋の統一感が生まれ、オシャレに見せることができます。
ボックスには扉を付けないことで、圧迫感がなくお部屋を広く見せることができるだけでなく、小さな椅子と合わせてテーブルのように使うこともできるようになりました。
<事例からわかる!おしゃれに見せるためのポイント>
- テレビ台と、壁、小上がりを同じ木材で作って部屋全体の統一感をアップする
- 小上がりの高さとテレビ台の高さを揃えてすっきり見せる
<事例からわかる!使いやすくするためのポイント>
- テレビ台の下を開けてミニテーブルとしての機能を持たせる
- 床に座った時に見やすい高さに設定する
この事例をより詳しく見たい方はこちらのページをご覧ください。
2-4.可動式のテレビ台兼本棚は将来の間仕切りにも使える
タイプ:ハイタイプ
素材:木材
天井までのハイタイプのオープンタイプのテレビ台を造作した事例です。
リノベーションした家にピッタリのサイズにできるのは、オーダーならではのメリットです。スペースに無駄がないので、収納力は抜群です。
高さはありますが、オープンタイプになっているため圧迫感は少なくなっており、好きなものを飾るスペースとしても活用できます。
こちらのテレビ台は可動式になっているのも特徴です。
将来、奥様のお母さんと同居する可能性があるため、間仕切りとして使えるように可動式にしてあります。
<事例からわかる!おしゃれに見せるためのポイント>
- 扉のないオープン棚にして圧迫感を減らす
- ファイルボックスの色を統一してすっきり見せる
- 目線が行きやすい高さには小物やグリーンを飾る
<事例からわかる!使いやすくするためのポイント>
- 棚の高さを変えて無駄なく収納
- 扉をつけないことでレコーダーなどの赤外線も通じやすい
この事例をさらに詳しくみたい方はこちらのページをご覧ください。
2-5.壁掛け&ロータイプのテレビ台で収納力とスッキリ感を両立
タイプ:壁掛け&ロータイプ
素材:木材
テレビは壁掛けにしつつ、ロータイプのテレビ台を組み合わせてレコーダーなどを収納した事例です。
テレビ台は落ち着いた木目を選ぶことで、黒いタイル床と白い壁の無機質な空間に温かみが出せました。
扉付きのテレビ台にレコーダーなどを収納することですっきりと見えますし、掃除もしやすいのがポイントです。
リビングの横幅よりあえて横幅が短いテレビ台を選ぶことで、空間に余白が生まれ、部屋を広く見せることも出来ます。
<事例からわかる!おしゃれに見せるためのポイント>
- 壁掛けにしてスタイリッシュに見せる
- テレビのある壁面にはなにも置かずスッキリ感をアップする
<事例からわかる!使いやすくするためのポイント>
- ローボードを置いてレコーダーなどを収納する
こちらの事例についてより詳しく知りたい方はこちらのページをご覧下さい。
2-6.室内窓と組み合わせた棚板をテレビ台に
タイプ:ミドルタイプ
素材:木材
「寺」をイメージした和風でレトロなリノベーションスタイルの事例です。
すりガラスと格子が印象的な室内窓の高さに合わせて棚板を付けてテレビ台にしました。
室内窓の窓枠と同じ木材を使うことで、インテリアに統一感が生まれ、オシャレな仕上がりになります。
テレビ台としてはミドルタイプの高さになり、ダイニングのイスに座っても見やすい高さです。
テレビ台と壁を挟んで反対側にはワークスペースがあります。
テレビ台と同じ板がデスクとして付けられており、室内窓を挟んでつながりのあるデザインになっているのも素敵です。
<事例からわかる!おしゃれに見せるためのポイント>
- 室内窓の窓枠と同じ木材を使ったテレビ台で部屋全体の統一感をアップする
- テレビの後ろは白い壁でスッキリ見せる
<事例からわかる!使いやすくするためのポイント>
- ソファーに座った時、ダイニングチェアに座った時どちらの場合も見やすい高さにする
この事例についてさらに詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。
2-7.床と木目&色を合わせて統一感を出したテレビ台
タイプ:ロータイプ
素材:木材
床、キッチンの扉、ダイニングセットの木目と、テレビ台の木目を合わせることで、ナチュラルな統一感が出るテレビ台を選んだ事例です。
壁は白とグレー、床とテレビ台などの家具は明るい木目に統一することで、明るくナチュラルな雰囲気に仕上がっています。
テレビを見るスペースであるグレーのソファーは、高さが低いものを選んでいるので見やすさも抜群です。
ボリュームのある脚がアクセントになり、デザイン性もあるテレビ台をセレクトすることで、シンプルになりすぎずオシャレに仕上がります。
デザインを合わせつつも、作り付けにしないことで、買い換えやレイアウト変更などが気軽にできますね。
<事例からわかる!おしゃれに見せるためのポイント>
- 床と同じ明るさの木目を選んで部屋全体の色のトーンを合わせる
- 丸みのある脚でアクセントのあるデザインを選ぶ
<事例からわかる!使いやすくするためのポイント>
- 低めのソファーから見やすい高さのテレビ台を選ぶ
こちらの事例をより詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。
2-8.モノトーンのコンクリート柄テレビ台でシックな空間に
タイプ:ロータイプ
素材:コンクリート柄
モノトーンと木目で統一したシックにリノベーションした室内に合わせて、コンクリート柄のテレビ台を合わせた事例です。
壁や室内窓の窓枠のグレーや黒と色を合わせて特徴的なコンクリート調を取り入れることで、リズムのあるオシャレなモノトーンコーディネートに仕上げました。
扉がついているデザインで中の物が見えない分、テレビ周りをスッキリと見せる事も可能です。
テレビ台とテレビがある壁面には、他に物を置かないことでスタイリッシュさがアップしています。
<事例からわかる!おしゃれに見せるためのポイント>
- モノトーンのインテリアに合わせてグレーのコンクリート柄をセレクトする
- テレビのサイズより少し幅が長いテレビ台でバランスよく見せる
<事例からわかる!使いやすくするためのポイント>
- パソコンデスクやクッションに座った時に見やすい高さを選ぶ
こちらの事例をさらに詳しくみたい方はこちらのページをご覧ください。
オシャレなテレビ台にリノベーションするためのポイント
オシャレな事例を見て、リノベーション後のテレビ台をどうしたいのかイメージが固まってきたところで、次は具体的にどうしたらオシャレになるのか、オシャレに仕上げるためのポイントを紹介します。
オシャレなテレビ台にリノベーションするために押さえておきたいポイントは次の通りです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
3-1.テレビ台の色をリノベーションに合わせて選ぶ
リノベーション後の家をオシャレに見せたいなら、テレビ台の色選びはとても重要です。
インテリアをオシャレに、統一感を出して見せるには、お部屋で使う色の数を3色までに絞るのが正解とされています。
お部屋で使われている色がバラバラで多すぎると雑多な印象になってしまうため、色数は3色までにしておくとスッキリおしゃれに見せることができるからです。
テレビ台も色数を絞るために、リノベーションした部屋の色に合わせて選びましょう。
テレビ台の色は、
- 床の色に合わせて選ぶ
- 壁の色に合わせて選ぶ
- アクセントカラーにする
の3つの選び方があります。
それぞれについて見ていきましょう。
3-1-1.床の色に合わせて選ぶ
床の色に合わせてテレビ台の色を選ぶと、テレビ台が空間に馴染んでオシャレに見せることができます。
同じ木目でも、色のトーンがバラついているとごちゃついて見えてしまいます。
木目のテレビ台を選ぶ場合は、木目の床と色のトーンを合わせると、お部屋の統一感が出せるのでおすすめです。
3-1-2.壁の色に合わせて選ぶ
白い壁の部屋を広く見せたい場合は、同じ白のテレビ台を選ぶのもおすすめです。
壁と一体になり圧迫感がないため、空間が広く見えます。
こちらは黒のアクセントウォールに合わせてテレビ台も黒を選んだ事例です。
テレビ自体も黒なので、一色にまとまりかっこよく仕上がりました。
3-1-3.アクセントカラーにする
壁や床の色とは違う、アクセントカラーをテレビ台に取り入れるのはインテリア上級者におすすめです。
壁や床、他の家具にはあまり色を取り入れずシンプルにまとめて、テレビ台に明るい色を取り入れるとインテリアのアクセントになります。
こちらの事例では、壁や床、他の家具は白と木目で統一し、テレビ台に明るいイエローを取り入れました。
木目と白を組み合わせ、イエローの面積を少なめにすることで、明るく元気な雰囲気は出しつつ、うるさくなりすぎないバランスがオシャレです。
3-2.テレビの幅プラス50~60㎝以上を選ぶ
テレビ台はテレビを置いて使うものですから、テレビを実際に置いてバランスよく見えるサイズを選ぶのもオシャレに見せるには大切なポイントです。
テレビ台のサイズは好みにもよりますが、バランスよく見せたいなら、テレビの横幅プラス50~60㎝以上のものを選ぶと良いでしょう。
それより長いテレビ台の場合は、テレビの横に空いたスペースに小物などを飾ると余白が少なくなり、バランスが取りやすくなります。
逆に横幅がテレビ台より短い、テレビ台と同じくらいの場合は頭でっかちに見えてしまい、バランスはとりにくくなってしまいます。
バランスよく見せたい場合は、テレビの横幅よりプラス50~60㎝以上のものを選びましょう。
3-3.棚板を壁に付けて浮かせることで部屋を広く見せる
コンパクトな部屋をなるべく広く見せたい場合は、棚板を壁につけてテレビ台にするのもオシャレでおすすめです。
部屋を広く見せるには、なるべく床の見える面積を広げることが効果的です。
壁に棚を付けることでテレビ台を浮かせると、テレビ台の下の床が見え、それだけ部屋を広く見せることができます。
テレビを直接壁に付けるのに比べて、テレビを新しくした時に置き換えるのも簡単ですし、棚板を二枚付ければレコーダーなどのAV機器を一緒に置くことも出来ます。
テレビ台の下にスペースがあり、掃除がしやすいのもポイントです。
3-4.扉付きのテレビ台でスッキリ感と収納力を両立する
リビング全体をスッキリ見せたい時は、扉付きのテレビ台に物を収納できるようにするのがおすすめです。
ミドルタイプで扉付きのテレビ台は、収納力も高くスッキリ見せたい方に最適です。
ハイタイプで扉付きだと圧迫感が出てしまう場合がありますが、ミドルタイプで壁と同じ色のものを選べば、腰壁のように見えて空間に馴染みます。
テレビの周りにはどうしても物を置きたくなりますが、出しっぱなしにせず扉の中に隠すことで見た目がスッキリしてオシャレに見せることが可能です。
見せたくないものは扉の中に隠し、テレビ台の上にはテレビとお気に入りの小物だけを置くと、空間に余裕が出てオシャレに仕上げられます。
3-5.異素材ミックスでデザイン性をアップする
テレビ台にデザイン性を出したいなら、木目にレザーやアイアンなど異素材をミックスしたものを選ぶのもひとつの手です。
同じ茶色でも、木目とレザーの素材感の違いでデザイン性がアップし、オシャレに見せることができます。
例えば引き出しだけレザーが使われている、扉は木目だけど外枠はアイアン、など2種類の異なる素材が使われているテレビ台は素材感の違いでデザイン性が高まります。
色数は増やしたくないけれどデザインにアクセントを付けたい時にピッタリです。
使いやすいテレビ台にリノベーションするためのおすすめポイント
テレビ台はオシャレなだけでなく、実用性も高いものを選ぶのがおすすめです。
特に注意したいのがテレビの見やすさです。
毎日見る機会が多いものだけに、見やすくないものを選んでしまうとストレスが溜まってしまいます。
またリビングの家具として収納力の高さなどがあると、より便利に使いやすくなります。
テレビ台の見やすさや使いやすさをアップするポイントは次の3つです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
4-1.目線が斜め下10~15度になるようテレビを設置する
人は楽な姿勢で前を向いた時、目線は少し下に向きます。そのため、テレビが目線より高い位置にあると、顔を上向きにしないといけないため、長時間テレビを見た時に首や肩に負担がかかることになってしまいます。
具体的には、目線より10~15度斜め下にあるようにテレビを設置すると、首や肩に負担がかからず楽に見ることができます。
これを踏まえたテレビを見る体勢とテレビ台の高さのベストなバランスは次の通りです。
ソファーか床に座ってテレビを見る場合は高さ40㎝、ダイニングチェアに座ってテレビを見ることが多い場合は60㎝以上のものを選ぶと見やすくなりおすすめです。
4-2.収納したい物が多い場合は引き出しタイプを選ぶ
テレビ周りには、レコーダーなどのAV機器の他、リビングに置きたいこまごましたものを収納したいという方は、引き出しタイプのテレビ台を選ぶのがおすすめです。
棚タイプよりも引き出しの方が奥に入れた物も取り出しやすく、収納力も高くなります。
さらに収納力をアップしたい場合は、高さがあるタイプを選ぶのがベストです。
引き出しの数が多ければ多いほど収納力も使い勝手も上がります。
オープン棚にボックスを組み合わせて引き出しの様に使うのも真似したいアイデアです。
中の物が見えないだけでなく、入れる物によってボックスを分ければ使い勝手もアップします。
オープン棚とボックスの組み合わせは、価格が手ごろなのもうれしいポイントです。
4-3.リモコンの使いやすさを上げるなら棚板だけを選ぶ
テレビ台に、テレビだけでなくレコーダーなどのAV機器を一緒に置く場合、気になるのがリモコンの赤外線です。
扉付きのテレビ台は目隠しになりスッキリ見えますが、リモコンの赤外線が通りにくくなるというデメリットがあります。
リモコンの使いやすさを求めるなら、棚板だけで扉がないものがベストです。
テレビ台に置くのはテレビとレコーダーだけにすれば、ごちゃつくことはありません。
目隠しになる扉が欲しい場合は、レコーダーを置く部分にすき間があるものや、赤外線を通すガラスになっているものを選ぶとよいでしょう。
自分に合ったテレビ台にリノベーションするために事前に決めておくべきこと一覧
テレビ台をオシャレに見せるポイントや、使いやすくするためのポイントを理解した上で、最後に押さえておきたいのが「自分に合ったテレビ台」にするためにはどうしたらいいのかという点です。
賃貸やリノベーション後にテレビ台を選ぶ場合は、テレビ台を家具として購入して置くことしかできません。
しかし、リノベーションをする時なら、テレビ台を「造作」して貰うことも可能です。
テレビ台を造作してもらえば、自分の家にピッタリのサイズやデザインにしてもらうことができます。
しかし、どんなテレビ台にするのか、何を収納するのかなどあらかじめきちんと考えて決めておかないと、自分に合ったものにはなりません。
テレビ台を造作してもらう場合に、事前に決めておくべきことは次の3つです。
それぞれ詳しくみていきましょう。
5-1.決めておくべきこと① テレビのサイズを決める
テレビ台の造作の前には、まずはその上に置くテレビのサイズを決めておきましょう。
テレビのサイズによって、バランスの良い横幅が決まりますし、大型テレビの場合、テレビ台が小さいと置けなくなってしまう場合もあるのです。
まずはリノベーションした家に何型のテレビを置きたいのかを決めておきましょう。
テレビは予算だけでなく、部屋の広さで見やすいサイズが変わります。
狭い部屋であまりに大きなテレビを置いてしまうと、圧迫感があり見にくくなってしまうからです。
部屋のサイズに合わせたテレビの大きさは次の通りです。
部屋の広さや好みに合わせて置きたいテレビを決めておきましょう。
5-2.テレビを見る位置と体勢を決める
テレビの大きさが決まったら、次はテレビをどんな位置で、どんな体勢で見ることが多いかを考えて決めておきましょう。
「4-1.目線が斜め下10~15度になるようテレビを設置する」でも紹介したように、テレビは自分の目線が斜め下10~15度になる位置がいちばん見やすくなります。
そのため、テレビを主にダイニングチェアに座ってみるのか、ソファーに座ってみるのか、床に座ってみるのかによって、見やすいテレビ台の高さが変わってしまうのです。
テレビが見やすいテレビ台の高さを決めるために、テレビは主にどんな位置から、どんな体勢で見ることが多いのかを考えて、メインとなる場所と体勢を決めておきましょう。
5-3.テレビの周囲に収納する物を決める
テレビの周囲には、どんなものを収納するかも決めておきます。
レコーダーなどのAV機器、ゲーム機、ゲームのソフトやDVDなど、テレビ周りで必ず使うものはピックアップし、サイズを測っておきます。
サイズは、縦、横、高さ、奥行きをしっかり測りましょう。
収納するものを決めて、サイズを測っておくことで、必要な収納のサイズがわかります。
しっかり測って、サイズが合わず収納出来ないというトラブルを防ぎましょう。
まとめ
リノベーションの時のテレビ台についてご紹介しました。
テレビ台はリビングの家具の中でも大きな割合を占め、インテリアの雰囲気を左右するアイテムです。
オシャレな事例をたくさん見て、自分好みのテレビ台を選ぶとリノベーションが成功します。
テレビ台には、
◎ロータイプ
◎ミドルタイプ
◎ハイタイプ
◎壁掛けタイプ
◎コーナータイプ
などがあります。
それぞれ費用や特徴が異なりますから、自分にあった物を選ぶと良いでしょう。
また、テレビ台をオシャレに見せるには次のようなポイントに注意するのがオススメです。
これらのポイントを押さえてテレビ台を選ぶことで、素敵なリノベーション空間をつくってくださいね。