リノベーションはやめたほうがいい?経験者の声に学ぶ、不満の理由と予防策

リノベーションに興味がある、検討している方にとって「本当に後悔しないか?」は気になるところですよね。
「リノベーションはやめたほうがいい」という意見があると、理由を知りたくなるものです。こうした後ろ向きな意見にはどんな理由があるのでしょうか?
今回は、実際のリノベーション経験者に聞いた「リノベーションはやめたほうがいい」と不満や後悔の理由を元に、これからリノベーションを考える場合に何か予防策はないのかを探っていきます。
実際に「リノベーションはやめたほうがいい」と思った人はどれくらい?
株式会社ユニテ(本社:富山県富山市二口町1-2-7、代表取締役:花井千赴)が行った、全国400名のリフォーム・リノベーション経験者に対して「リフォーム・リノベーションで後悔していること」のアンケートは以下の通りです。
アンケート結果は満足した人が多いですが、リノベーションに不満足だった人も約10%存在します。

追加調査で、「一定数後悔・不満として感じている」ことがある人に対し、以下のような設問もしています。
この中で、【問2】以下に注目してみましょう。どこに不満を持ったかの回答を求めています。
【問1】あなたが不満に感じたリフォーム・リノベーションを行った場所はどこですか?
【問2】あなたがリフォーム・リノベーションに不満を感じたのは「出来上がりの質」と「施工会社の対応」どちらですか?
【問3】施工会社への不満として合致するものはなんですか?
【問4】あなたが「出来上がりの質」に関して不満を感じたポイントはなんですか?
「リノベーションはやめたほうがいい」と思う不満内容をピックアップ
問2.「あなたがリフォーム・リノベーションに不満を感じたのは「出来上がりの質」と「施工会社の対応」どちらですか?」

【問2】の回答では、圧倒的に「出来上がりの質」が多いものの、「施工会社の対応」のどちらにも不満がある人も10%弱存在しています。
問3.「施工会社への不満として合致するものはなんですか?」

その他の回答
- いくら待っても来なかった。電話して違う担当者に来てもらいやっと出来上がった。
- アドバイスがなかった
- 使っている材料がよくないものだと後で知った
- 営業担当者の説明や連絡が不十分
- 仕上がりに不備があったのに対応してくれなかった。
- 仕上がりが頼んだ寸法より少し小さかったのと、家具に傷をつけられた。
- 十分なアフターサービスがなかった
- 間違えの発注があった
- こだわりが感じられない
【問3】の回答では、全体的に施工会社との信頼関係の薄さや不信感が浮き彫りになっています。不満というより、後悔が強く出ている回答でしょう。
問4.「あなたが「出来上がりの質」に関して不満を感じたポイントはなんですか?」
- 不具合の部分があったのに、対応してもらえなかった
- 壁紙がまず実物と見本でだいぶ違った。
- 浴室の窓も直すべきだった。提案してもらいたかった。
- 写真と実物が違っていた。
- 思った以上に床や壁の建材がイメージと違ったり、予算が上下したりしたこと。
- 伝えた色と違う
- 見積もりより値段が高め
- 家全体のデザインにあってない気がする
- 断熱効果が思ったほどではなかった
- コミュニケーション不足
- 高い。補助金の案内がなかった。
- 洗面台を大きくしすぎてゆとりがない
- 納期が遅い
- 湿気の子守を改善して欲しかったのだが、思ったほどの変化がなかった。
- トイレの壁紙も一緒に依頼した。空気が入っているところが数か所あり、問い合わせをしたら一週間ほど様子を見るよう言われた。事前に伝えてほしい。
- 洗面所の希望の商品とは違った品が、納品された。
- 壁紙の質感など打ち合わせと差異があった
- 気になったところのリフォームをしたが、気がつかなかった所も行ってほしかった
- 断熱に効果があるという新塗料を使ってもらったが、断熱効果が期待したようなものではなかった。
- 思った感じの色ではなかった
- 洗面台のみの交換でサニタリー全般にバランスの悪い仕上がりだった。
- 床材の色とクロスが合わない
【問4】の回答では、思い通りの仕上がりになっていない失望感が見えてきます。同時に、施工会社の対応と関係している回答があることもわかります。
今思えば未然に防げていたかもしれない、3つの後悔ポイント
リノベーションに対して、後で不満や後悔を抱く前にするべき予防策をお伝えします。事前情報の集め方、予算内での可能な施工、リノベーション会社の選び方の3点が重要なポイントです。
後悔① 細かく情報収集をしていなかった
リノベーションしようとする中古マンションや戸建ての状態がどうなっているのかを把握しておくことは大切です。例えば、築古物件で管理状態によってはリノベーション費用を足すと新築と同等になってしまう場合があるとか、施工によっては工事期間中に仮住まいが必要になるとか、予定した完成時期がズレるとかなど、万が一のことまで考えた情報収集が重要になります。
後悔② 予算内で優先する施工がわからなかった
どこをリノベーションすればよいのかがわからず、目に見える場所を優先した結果、完成後に目に見えない場所、例えば配管や断熱などを直せば良かったと後悔する場合があります。優先する施工場所の相談や確認が重要になります。
後悔③ リノベーション会社はどこも同じだと思っていた
どこのリノベーション会社に依頼しても、完成レベルは変わらないと最初は思うかもしれません。選ぶ基準がわからないからです。リノベーション会社とのすれ違いや完成度の不満足を起こさないためには、ワンストップ体制でリノベーションを行う会社の選択が重要になります。
ワンストップとは、物件探しから設計・施工、アフターサービスまで自社で請け負い、家づくりにおける全ての相談窓口が一つになっており、一気通貫でサポートしてくれる体制を指します。

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本当に「リノベーションはやめたほうがいい」ケースってあるの?

ケース① 新築の性能や構造でなければ納得できない
リノベーションで設備が新しくなることは新築と同等になりますが、住宅の性能や構造を根底から全て変えることは不可能です。何もかも新しいほうが良い、最初の住人になりたいなどで新築という枠を譲れないのであれば、リノベーション向きではないでしょう。
ケース② 優良な中古住宅でも、決める自信がない
中古住宅は、築古であっても管理状態の良し悪しで建物の状態が変わってくるものです。プロでなければ見抜けない管理状態はありますが、もし、中古住宅だからという理由で物件契約に二の足を踏むのであれば、前向きなリノベーションにならないと言えるでしょう。
ケース③ エリア近辺に依頼したいリノベーション会社がない
リノベーション会社は大手でない限り、稼働可能なエリアは決まってくるものです。デザインや施工が気に入った意中の会社があっても、稼働範囲のエリア外の場合があります。妥協をして他社に依頼をしても、不満や後悔につながる可能性が出てくるでしょう。
「リノベーションはやめたほうがいい」にならないために!不満や後悔に繋がるポイントと回避策

費用別にできること、できないことを知る
回避策:見積もり段階から不測の事態を含めた念入りな確認をする
リノベーションの予算と施工内容の目安です。予算によってできることは違います。予算内でできる施工範囲を事前に知り、見積もり段階から念入りな打ち合わせをしましょう。施工中には予期できない補填・追加工事が発生してしまう場合もあるかもしれません。費用を含めたその場合の対応も事前に打ち合わせをしておきたいものです。
予算 | 800万円以下 | 800万円~ 1000万円 | 1000万円~1500万円 | 2000万円以上 |
---|---|---|---|---|
マンション(60㎡想定) | ・水回りの設備の取り換え ・内装の張替え(床・壁・天井) | 左記+間取りの変更+造作家具などの取り付け | 左記全て+断熱工事 | 左記全て+α |
戸建て(2階建て/木造/延床30坪 ) | ・水回りの設備の取り換え ・内装の張替え(床・壁・天井) | 左記+間取りの変更+外壁や屋根の塗りなおし+張替 | 左記全て+窓サッシの入れ替え+外構工事 | 左記全て+大規模な間取り変更や建て増し+耐震補強・断熱工事 |
リノベ向きの優良物件(お宝物件)を見つける
回避策:ワンストップで物件探しから対応可能なリノベーション会社に依頼する
自分だけで市場に出回る中古物件を探そうとすると、タイミングや管理状態の見極め方がわからず、良い物件があっても見逃してしまう場合があります。物件探しから施工まで一貫して請け負えるリノベーション会社なら、希望条件にそった物件探しから物件の管理状態まで熟知した状態で、施工をすることが可能です。プロの力を借りることは、良いリノベーションへの第一歩となります。

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多くの事例があるワンストップのリノベーション会社に依頼する
回避策:ワンストップで窓口が一つのリノベーション会社に依頼する
物件探しから予算の相談、設計・施工、アフターサービスまで自社で請け負い、家について全ての相談窓口が一つになっている会社選びが肝心です。窓口が一つになれば、打ち合わせ内容の行き違いは少なく、物事がスムーズに運び、お客様の意向が伝えやすくなります。

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まとめ
物件を活かすのは、リノベーション会社の腕次第。だからワンストップ体制を選びたい!
中古住宅で「リノベーションはやめたほうがいい」となってしまう理由。様々な原因がありましたが、結局は「入口の物件問題から正確な判断ができていないこと」に尽きます。
リノベーションは物件の管理状態やリノベーション予算から始まります。物件や予算あってのリノベーション内容です。どこをどう変えるかを的確に判断し、良い結果とならなければ、同じことの繰り返しになるでしょう。
物件選びを不動産会社、デザインを設計会社、施工をリノベーション会社と別々にしていては、まとまるものもまとまらず、良いリノベーションとなる可能性は低いのです。
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