MENU

和室を洋室にリフォームするなら?費用と成功事例で学ぶ安心の進め方

和室を洋室にリフォーム|家族の居場所が増えた実例6選!失敗しないための対策も

日本ならではの伝統的な部屋である和室は、洋室とは全くもってイメージが違います。昔の人々は和室で1つの卓を囲み、家族や親戚・近所の人たちが集まる憩いの場として使っていました。

それから現代に至るまでライフスタイルは多様化し、和室を洋室にリフォームする方が増えています。しかし、和室を洋室にするといっても、スペースをどのように変化させたら良いのかは分からないですよね。

そこで今回は、和室を洋室にリフォームした実例を6つ紹介します。さらにリフォームの失敗例や、その対策も紹介しますので、和室を洋室にリフォームしたい方はぜひ参考にしてみてください。

目次

リノベ費用の決定版!リノベにかかるお金について総まとめした記事はこちらから

本当にリフォームする?その前に和室の活用方法も知っておこう

本当にリフォームする?その前に和室の活用方法も知っておこう

まずはじめに、和室を洋室にリフォームする前に、和室の使い道にはどんなものがあるのかを考えてみましょう。

寝室として

ベッドよりも布団派の方は、洋室に布団を敷くとカビが発生しやすくなります。畳であれば、布団にカビが生える心配がなく気持ちよく眠りにつけます。特に小さな子どものいる家庭では、川の字になって寝ることも多いので、和室を洋室にリフォームするなら子どもが大きくなるタイミングで検討したほうが良いでしょう。

フローリングとは違い、直接畳に寝転がれたり、い草のいい香りを感じられたりと、昔ながらの和室はリラックス効果がありますよ。

赤ちゃんや子どものキッズスペースとして

赤ちゃんや小さな子どもがいるなら、中和室(窓がない和室)であれば窓からの転落も防止できるほか、おむつ替えの際にも畳にクッション性があるのでベビーベッドを用意せずに済みます。

和室をキッズスペースにする場合、フローリングであればクッションフロアを敷く必要がありますが、畳であればクッションフロア不要で伸び伸びと遊べます。

ワークスペースや勉強部屋として

学習机やカウンターを設置して勉強や仕事をするのも1つですが、和室にローテーブルを置いて、座って作業しても意外に集中できます。また、開き戸よりも襖のほうが、集中するときと家族の気配を感じていたいときの開け閉めの調整がしやすいです。

谷川

洋室に比べてやや使い勝手に困りがちな和室ですが、有効活用できる方法は様々あるんですね!

和室を洋室にする必要性|どんな人がリフォームに向いている?

理想の家に住めるとしたら和室・畳のある部屋が欲しくないと回答した理由
㈱プラネット「Fromプラネット」第180号:和室・畳に関する意識調査の結果

和室はなんだか古臭いから洋室にリフォームしたい」「和室はあまり使わない」このような理由で、和室を洋室にリフォームしようとしていませんか。

和室を洋室にリフォームする前に、その必要性について改めて考えてみましょう。

家事を担う比率が高い女性からすると、メンテナンスやダニの発生・畳の日焼けの心配などから「和室は欲しくない」と答える方が多いようです。一方で男性は「可能な部屋はすべて畳敷きにしたい」「数部屋あればいい」の合計が、全ての年代において30%を超えるデータ結果が出ています。また「立ったり座ったりするのに苦労する」という回答をみると、将来的なことを考えて和室を洋室にリフォームする方が多いことも分かります。

メンテナンスに不安がある方やベッドや椅子を置きやすくしたい方、畳に発生するダニが心配なアレルギー持ちの方にとっては、和室を洋室にリフォームするのが適しているといえます。

谷川

50代以降の方の場合、家では床の間や和室は当たり前の空間でしたよね。ベッドを置きたい場合、畳だと床材が傷んでしまいますが、フローリングはベッドや重い家具も気兼ねなく設置できます。洋室は便利で快適な部分がたくさんありますが、個人的には『畳にごろん!』とする気持ち良さは和室ならではだと思います♪

和室を洋室にリフォームするメリット6つと注意点

どうしても和室を使いこなせなかったり、必要性を感じなかったりする方は、和室を洋室にリフォームすることを検討しましょう。ここでは、リフォームすることで得られるメリットを以下にまとめました。

和室を洋室にリフォームするメリット

・フローリングになるのでお手入れや掃除が楽になる
・畳や障子がないのでメンテナンスがいらなくなる
・ダニやカビが発生しにくくなり清潔を保てる
・バリアフリー対応もでき高齢者が住みやすくなる
・襖からドアへと変わるので、気密性や防犯性が向上する
・重い家具も置けるので部屋の雰囲気や用途を好きに変えられる

お手入れの面だけでなく、アレルギー・バリアフリーへの対策インテリアの自由度や気密性防犯性の向上など、和室に対しての不満は洋室にリフォームすることで解消できます。

マンション住まいなら「管理規約」を事前にチェック!

和室を洋室にリフォームするとたくさんのメリットがありますが、マンションに住んでいる方は事前に『管理規約』を確認しておきましょう。なぜならば、管理規約には階下住民への騒音防止を目的とした防音基準(※)が定められており、指定遮音等級をクリアしたフローリング材を採用する必要があります。特に無垢材は、単層フローリングでの防音性能が認められていないため、採用するのであれば対策が必要です。(※)床や壁といった材質の遮音性能を示す数値のこと。

一般的な合板フローリングであれば基準を満たしているものがほとんどですが、マンションにお住まいの方は注意してきましょう。

和室を洋室にリフォームした実例6選

ここでは、和室を洋室にリフォームした実例を6つ紹介します。いずれも施工会社はリノベーション会社のゼロリノベです。

和室を洋室にリフォーム①リビング+畳の小上がりへ

ゼロリノベのリノベーション施工事例

招待する家
リノベーション事例
CONCEPT

「以前の住まいには愛着がわかず、人を招くことができなかった」というOさんは”お客さんを呼べる家”をコンセプトに。開放的なLDKにゲストが気兼ねなく宿泊できる小上がり、顔を見ながら立てるキッチンカウンターなど、Oさんのきめ細やかな心配りをカタチにしました。

基本情報
建物タイプマンション
広さ63.77m²
築年月1978年01月
リノベ費用1000万〜1500万円
居住人数3人

※費用は引き渡し当時の金額です

スクロールできます
和室をリビングのつながりに
間取り図BEFORE
和室をリビングのつながりに
間取り図AFTER
和室をリビングのつながりに
和室BEFORE
和室をリビングのつながりに
和室AFTER
谷川

一般的な和室を含んだ3LDKの間取りですが、和室をリビングに変化させています。元々洋室があったスペースには小上がりの畳スペースを設けたことで、家族の居場所がさらに増えていますね。

和室を洋室にリフォーム②お気に入りのアトリエ空間へ

ゼロリノベのリノベーション施工事例

白いアトリエの家
リノベーション事例
CONCEPT

奥様が画家として活動するご夫婦。70㎡のマンションの一室に、画材や作品を悠々と置けるアトリエを設えました。白とシンプルな素材を基調としたノイズレスな空間はキャンバスのよう。

基本情報
建物タイプマンション
広さ71.3m²
築年月1983年01月
リノベ費用1000万〜1500万円
居住人数2人

※費用は引き渡し当時の金額です

スクロールできます
和室をアトリエ空間にリフォーム 間取り図before
間取り図BEFORE
和室をアトリエ空間にリフォーム 間取り図after
間取り図AFTER
和室をアトリエ空間にリフォームbefore
和室BEFORE
和室をアトリエ空間にリフォームafter
和室AFTER
谷川

ご夫婦ふたりの住まいで、画家である奥さまのためにつくられたアトリエスペース。余白をたっぷりと残したことで、それぞれの作品がしっかりと存在感を残しています。

和室を洋室にリフォーム③寝室とリビングと小上がりスペースへ

ゼロリノベのリノベーション施工事例

うたた寝で寄り添う家
リノベーション事例
CONCEPT

「幼少期に実家の和室でゴロゴロしていたのを自宅でも叶えたい」という思いから、畳の小上がりを採用。小上がりには床下収納とカウンターを造作。コンパクトな部屋に圧迫感を出さないよう、寝室に室内窓をつくりました。

基本情報
建物タイプマンション
広さ58.32m²
築年月1978年09月
リノベ費用1000万〜1500万円
居住人数2人

※費用は引き渡し当時の金額です

スクロールできます
和室を寝室・リビング・小上がりへリフォーム 間取り図before
間取り図BEFORE
和室を寝室・リビング・小上がりへリフォーム 間取り図after
間取り図AFTER
和室を寝室・リビング・小上がりへリフォーム before
和室BEFORE
畳の小上がりスペース+寝室に
和室AFTER
谷川

2部屋あった和室を洋室の寝室とリビングへと変化させています。寝室にはガラス窓を配したことで、まわりとの空間にマッチしていますね。
「和室でゴロゴロしたい」というお施主さまの願いは、畳の小上がりをつくることで叶えました。モダンなテイストに溶け込むナイスなアイデアです!

和室を洋室にリフォーム④家族時間が楽しくなるダイニングとキッチンへ

ゼロリノベのリノベーション施工事例

変化を愉しむ家
リノベーション事例
CONCEPT

子育てがしやすい家を目指した施主様。家族の時間が充実するように。キッチンを中心に考えられた動線と便利な一括収納で、お部屋はいつでもすっきり片付きます。子どもたちの様子が見渡せるお部屋になったことで、親子の距離も近づきました。

基本情報
建物タイプマンション
広さ62.21m²
築年月1999年10月
居住人数4人

※費用は引き渡し当時の金額です

スクロールできます
和室をダイニングとキッチンへリフォーム 間取り図before
間取り図BEFORE
和室をダイニングとキッチンへリフォーム 間取り図after
間取り図AFTER
和室をダイニングとキッチンへリフォーム before
和室BEFORE
和室をダイニングとキッチンへリフォーム after
和室AFTER
谷川

和室をキッチン・ダイニングに変化させています。
施工前と比べると「本当に一緒の家なの?!」と驚きますよね。
雰囲気がガラリと変わった実例です。

和室を洋室にリフォーム⑤家族が集うダイニングと使いやすいキッチンへ

ゼロリノベのリノベーション施工事例

広がるバルコニーとのつながり
リノベーション事例
CONCEPT

憧れのコンクリート躯体表しに、広いルーフバルコニー。家族の今を楽しく快適にする工夫はもちろんのこと、家族の今後も見据えた間取りが実現しました。広い玄関土間は、今は便利な収納スペース。仕切れば子ども部屋になるよう可変性を持たせ、子どもたちの成長を見守っています。

基本情報
建物タイプマンション
広さ67.65m²
築年月1977年07月
リノベ費用1000万〜1500万円
居住人数4人

※費用は引き渡し当時の金額です

スクロールできます
和室をダイニングとキッチンへリフォーム 間取り図before
間取り図BEFORE
和室をダイニングとキッチンへリフォーム 間取り図after
間取り図AFTER
和室をダイニングとキッチンへリフォーム before
和室BEFORE
和室をダイニングとキッチンへリフォーム after
和室AFTER
谷川

こちらも2部屋あった和室をキッチン・ダイニングに変化させています。ステンレストップの広いキッチンカウンターは、夫婦や親子で並んで使ってもゆとりがあります。家族の会話が聞こえてきそうな憩いのスペースに生まれ変わりましたね。

和室を洋室にリフォーム⑥会話が弾むDKへ

ゼロリノベのリノベーション施工事例

【社員宅】家族の時間を記憶する家
リノベーション事例
CONCEPT

「家に家族の思い出を刻みたい」という施主様の思いに応え、LDKにこだわりを詰め込んだ家に。一生をともに過ごす家具やアートが映えるよう、カラートーンは木×白×グレーで統一。パーケットフローリングの貼り方や造作ドア、キッチンの取っ手など細部の工夫も。

基本情報
建物タイプマンション
広さ74.78m²
築年月2005年11月
居住人数3人

※費用は引き渡し当時の金額です

スクロールできます
和室をDKへリフォーム 間取り図before
間取り図BEFORE
和室をDKへリフォーム 間取り図after
間取り図AFTER
和室をDKへリフォーム before
和室BEFORE
和室をDKへリフォーム after
和室AFTER
谷川

和室をリビング・ダイニングに変化させた実例です。白をベースにした空間に表情の違った木目のインテリアを組み合わせたことで、全体のインテリアがすっきりとまとめられていますね。

和室を洋室にリフォームする費用

和室を洋室にリフォームする費用は、以下のとおりです。より詳しくは下記の記事をご参照ください。

種類施工内容と費用相場費用総額の相場
コスト重視壁工事:4万円~39万~45万円
天井工事:5万円~
床工事:20万円~
その他諸経費:10万円~
バランス重視壁工事:20万円~60万~70万円
天井工事:6万円~
床工事:20万円~
その他諸経費:16万円~
クオリティ重視壁と天井のクロス張り替え:20万円~100万円前後
天井工事:15万円~
床工事:40万円~
その他諸経費:20万円~

リフォームの失敗例3つとその対策

リフォームの失敗例3つとその対策

さいごに、リフォームの失敗例3つとその対策について解説します。せっかくのリフォームを無駄にしないよう、ぜひそれぞれのポイントを念頭に置いてくださいね。

①予算オーバー|予算計画をしっかりと立てよう

リフォームで予算オーバーしてしまいそうなときには、フルリフォームから部分リフォームへの検討費用を抑えるための素材選びと、一旦立ち止まって再考する必要があります。とはいえ、どの部分をどのように削ればいいのかは、専門知識を持ったプロに相談するのが最適です。

谷川

リフォームとなると、あれもこれもと欲を出してしまいがち。予算の再検討は単なる妥協ではなく、本当に必要なものの見極めという認識で、前向きに考えましょう♪

②湿度調整機能の低下|調湿効果のある設備を検討して

和室には調湿効果のある畳が設置されているため、普段は湿気の存在に気付きづらいです。洋室にリフォームしたあとに、湿気が気になり出すこともありますので、リフォームの際には調湿効果のある設備や素材を検討しましょう。

例えば調湿効果の高いフローリング材の選定や換気窓の設置、エアコン・除湿器の導入などが挙げられます。

③騒音問題|防音対策を適切に

畳をフローリングに変えたら、階下から騒音の苦情がきた……

防音対策をしっかりしなかったことで、騒音問題にまで発展するケースもあります。こうなってしまっては、いくら後悔しても、さらに費用を掛けずには改善すらできなくなってしまいます。

そうならないためにも、防音床下地材遮音等級の高いフローリング材といった防音対策をしっかりと施しましょう。

和室を洋室にリフォームするならリノベーション会社に依頼する選択肢もアリ

リフォームと似ている言葉が『リノベーション』。リフォームと比べると、その意味は異なります。

リフォームは、修繕や設備変更を目的とした『原状回復』のための工事です。対してリノベーションは、住まいの価値を上げるための『生活の質の向上』を目的とした工事のことをいいます。

“和室を洋室に変化させて空間を快適にする=生活の質を向上させる”という意味では、リフォームよりもリノベーションという言葉が適しているのかもしれません。ですが、暮らしを想像した上で、リフォーム計画をゼロから考えるのは難しいですよね。

そこで、和室を洋室にリフォームすることを考えるあなたにおすすめなのが、リノベーション会社のゼロリノベです。ゼロリノベでは、丁寧なヒアリングでお客様の理想を引き出しながら、それをカタチにする提案力が特徴のリノベーション会社です。

和室を洋室にリノベーションするなら、理想の空間をプロとともにつくり上げてみてはいかがでしょうか。

リノベ費用を算出して施工事例を見てみる

ゼロリノベでは業界では新しい「定額制」でのリノベーションを行っています。下記はリノベーション費用のシミュレーターです。リノベーション予定の平米数から、リノベーション費用のおおよその金額を算出します。また、その金額とマッチする施工事例を紹介しているので、ぜひお試しください!

まとめ|和室を洋室にリフォームして家の雰囲気を素敵に変化させよう

本記事では、和室を洋室にリフォームするのを検討している方に向けて、その必要性や費用、実例・失敗例や注意点までを解説しました。

和室を洋室にリフォームすると、家の雰囲気は素敵に変化します。ただし、そのためには施工会社のデザイン力提案力は必須。希望と予算に見合ったリフォームができれば、暮らしはさらに豊かになります。

和室を洋室にリフォームして後悔しないためにも、自分が本当に必要とするスペースとは何なのかを考えながら、リフォームを検討してみてくださいね。

この記事の執筆
  • 谷川 和歩

    子育て・学習、エンタメからビジネスまで、幅広いジャンルの執筆をはじめとし、インタビューや取材も行っています。プライベートでは、建坪20坪あまりの小さな平屋に家族四人で暮らし始めたことで、住宅や暮らし方に興味を持ちました。心配りを...

中古物件購入+リノベのすべてがわかる

中古物件リノベのロードマップ

実際にリノベーションしようと思い立っても、どんなステップがあるのかよくわからない?そんなあなたに捧げる完全ガイド特集をご用意しました!

このページを見れば中古物件の購入からリノベーションの完了までの流れがわかるはず。各ステップごとの注意点もお伝えしています。

中古リノベの全体感を把握するために、ぜひ下記よりご参考ください。

ゼロリノベ口コミ

みんな、リノベしてみてどうだった?

  • リノベに興味はあるけれど自分たちにもできるのか不安
  • 事例はどれも素敵だけど、実際は大変なことも多いの?
  • リノベ後の住み心地や満足度は? etc…

ゼロリノベで住まい探しやリノベーションをしたお客様の体験談やその後の暮らしやアドバイスを集めた「お客様の声ページ」をぜひチェックしてみてください皆さんと同じ目線からのリアルな声がたくさん見つけられるはずです。

目次