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【2025年最新版】一人暮らし防犯グッズ8選!賃貸でも使える効果的な対策を専門家が解説

目次

一人暮らしの防犯対策が必要な理由

一人暮らしの防犯対策は、年々その重要性が高まっています。警察庁の統計によると、2023年の侵入窃盗の認知件数は44,228件で、前年比20.9%増加しました。特に住宅をねらった侵入窃盗は17,469件発生しており、約28.6分に1件のペースで発生している計算です。女性の一人暮らしにおいては、防犯対策を行っていると答えた方は63%で、3人に1人は何も対策をしていないという実態があります。1)2)

女性を狙った犯罪は深刻で、都内における性犯罪は強制性交等が約230件、強制わいせつは約550件発生しています。注目すべきは、これらの犯罪の約51%がマンションや戸建てなどの住宅内で発生していることです。また、被害を受けた女性の9割が一人でいる時に被害を受けており、一人暮らしの防犯対策は必須の課題となっています。3)4)

侵入犯罪の現状と手口

侵入窃盗の発生場所を見ると、一戸建て住宅が33.0%で最も多く、次いで共同住宅(3階建て以下)が7.8%、共同住宅(4階建て以上)が4.3%となっています。侵入経路では、一戸建てでは「窓」からの侵入が53.5%、共同住宅では「表出入口(玄関)」からの侵入が最も多くなっています。5)

侵入手口として最も多いのは「ガラス破り」で、慣れた空き巣なら10秒もかからずに侵入できます。次に多いのが「ドア錠破り」で、ドアと壁の隙間にバールなどを差し込み、強引に錠を破壊する手口です。このような現実を踏まえ、効果的な防犯対策が不可欠です。6)

玄関周りの防犯グッズ

玄関は住宅への主要な侵入口であり、最も重要な防犯対策箇所です。警察庁の統計では、共同住宅における侵入窃盗の6割以上が玄関からの侵入によるものです。ここでは、玄関周りで効果的な防犯グッズを3つご紹介します。7)

補助錠(ダブルロック)

補助錠は、標準の鍵に加えて設置することで、侵入までの時間を大幅に延ばす効果があります。空き巣は侵入に5分以上かかると諦める傾向があるため、鍵が2つあることで大きな抑止効果を発揮します。現在販売されている補助錠の多くは工事不要で取り付けられるタイプで、賃貸住宅でも利用しやすい設計になっています。8)

パナソニックの調査によると、補助錠の設置は侵入窃盗被害を防ぐための最も基本的で効果的な対策の一つです。価格は数千円程度で、設置も簡単なため、一人暮らしを始めたらすぐに導入したいアイテムです。9)

サムターンカバー

サムターンカバーは、ドアの内側のつまみ(サムターン)を外部から工具で回されるのを防ぐカバーです。この手口は「サムターン回し」と呼ばれ、熟練した犯人なら数分で解錠できるため、対策が重要です。両面テープで簡単に取り付けられる製品が多く、賃貸でも安心して使用できます。10)

ドアスコープカバー

ドアスコープカバーは、ドアの覗き穴から室内を覗かれるのを防ぐカバーです。リバースドアスコープという特殊な器具を使えば、外から室内の様子を見ることができるため、対策が必要です。外出時や在宅時も安心できる防犯グッズとして、多くの女性に支持されています。11)

窓・ベランダの防犯グッズ

窓は一戸建て住宅における最も多い侵入経路で、53.5%の侵入がここから行われています。特に1階の掃き出し窓やベランダに面した窓は要注意です。ここでは、窓周りの防犯対策に効果的なグッズをご紹介します。12)

防犯フィルム

防犯フィルムは、窓ガラスに貼ることで割れにくくし、侵入の時間稼ぎになります。ガラスを割ろうとしてもヒビが入るだけで割れないため、侵入を大幅に遅らせることができます。外からは見えにくく、室内からは外が見えるタイプもあり、プライバシー保護にも効果的です。13)

セコムの調査では、防犯フィルムの貼付により、ガラス破りによる侵入時間が大幅に延長され、多くの犯人が諦めることが確認されています。価格も手頃で、DIYでも貼付可能なため、賃貸住宅でも導入しやすい防犯対策です。14)

窓用補助錠

窓用補助錠は、サッシ窓に貼り付けるだけで使える補助錠です。クレセント錠に加えて補助錠を設置することで、二重ロックになり、防犯効果が高まります。ALSOKの「ALSOKロック」は、窓に貼るだけで設置でき、外側からALSOKマークが見えるため、犯罪の抑止効果も期待できます。15)

センサーライト

センサーライトは、人感センサー付きライトで、不審者の接近時に自動点灯し、威嚇効果があります。侵入者が最も嫌がる「光」を効果的に活用した防犯グッズです。太陽光で充電するソーラー式やコンセント式など、設置場所に応じて選択できます。16)

携帯・室内用防犯グッズ

外出時や室内で使用できる防犯グッズも重要です。特に女性の場合、外出時の防犯対策は欠かせません。ここでは、携帯できる防犯グッズと室内用のアイテムをご紹介します。

防犯ブザー

防犯ブザーは、大音量で周囲に危険を知らせることができる必携アイテムです。最新の防犯ブザーは100デシベル以上の音量が出るものが多く、犯罪の抑止効果と周囲への通報効果があります。100円ショップでも購入可能ですが、品質と音量を考慮すると専門店での購入をお勧めします。17)

ALSOKの防犯ブザーは、全国防犯協会連合会の優良防犯ブザー推奨品で、抗菌素材を使用し、生活防水機能も備えています。ランドセル対応ベルト付きで、様々な年齢層に対応しています。18)

防犯スプレー

防犯スプレーは、緊急時に相手に吹きかけて身を守る護身用スプレーです。催涙スプレーや唐辛子スプレーなど、様々な種類があります。ただし、使用方法や保管には注意が必要で、法的な制限もあるため、購入前に確認することが重要です。19)

賃貸でも使える防犯対策

賃貸住宅にお住まいの方でも、工事不要で原状回復が可能な防犯グッズが豊富に揃っています。両面テープや挟み込み式のアイテムなら、退去時の原状回復も簡単です。20)

工事不要の防犯対策

  • 補助錠: 両面テープ式や挟み込み式
  • 防犯フィルム: 剥がしやすいタイプ
  • センサーライト: 電池式やソーラー式
  • 防犯ブザー: 携帯型
  • ドアスコープカバー: 簡単装着式

管理会社・大家さんへの確認

防犯グッズの取り付けは、必ず管理会社や大家さんに確認を取りましょう。無断で取り付けると、退去時のトラブルの原因になる恐れがあります。事前に許可を得ることで、安心して防犯対策を実施できます。21)

効果的な防犯対策の実践方法

防犯対策は、単独のグッズに頼るのではなく、複数の対策を組み合わせることが重要です。「人の目」「光」「音」を効果的に活用し、侵入者が嫌がる環境を作ることがポイントです。

基本的な防犯習慣

  • 戸締りの徹底: 短時間の外出でも必ず施錠
  • 不在の隠蔽: 在宅・不在がわからないよう工夫
  • 定期的な点検: 防犯グッズの動作確認
  • 近隣とのコミュニケーション: 適度な関係性の構築

女性特有の防犯対策

女性の一人暮らしでは、性別を悟られないよう注意が必要です。洗濯物は室内干しにし、カーテンはグレーや白、紺色など中性的な色を選びましょう。また、表札や郵便受けには名前を記載せず、部屋番号のみにすることをお勧めします。22)

FAQ(よくある質問)

Q1: 一人暮らし防犯グッズで100均で購入できるものはありますか?

A: 防犯ブザー、ドアスコープカバー、簡易的な補助錠などが100均で購入可能です。ただし、品質や耐久性を考慮すると、重要な防犯グッズは専門店での購入をお勧めします。

Q2: 女性の一人暮らしで特に重要な防犯グッズは何ですか?

A: 防犯ブザー、補助錠、防犯フィルムが特に重要です。また、テレビドアホンやセンサーライトも効果的です。賃貸の場合は、工事不要で設置できるアイテムから始めましょう。

Q3: 賃貸の玄関にはどのような防犯対策ができますか?

A: 工事不要の補助錠、サムターンカバー、ドアスコープカバーが効果的です。また、防犯ステッカーの貼付も抑止効果があります。事前に管理会社の許可を得ることを忘れずに。

Q4: ベランダの防犯対策で効果的なものは何ですか?

A: 窓用補助錠、防犯フィルム、センサーライトが効果的です。また、洗濯物を外干しする際は、男性物と一緒に干すなど、女性の一人暮らしと悟られない工夫も重要です。

Q5: 賃貸の窓にはどのような防犯対策ができますか?

A: 防犯フィルム、窓用補助錠、防犯ブザー(窓用)が効果的です。いずれも工事不要で設置でき、退去時の原状回復も可能です。

Q6: 一人暮らしの防犯対策で完璧を目指すには?

A: 完璧な防犯対策は、物理的対策と行動的対策の両方を組み合わせることです。防犯グッズの設置、防犯習慣の徹底、そして必要に応じてホームセキュリティサービスの導入を検討しましょう。

Q7: 防犯ブザーの選び方のポイントは?

A: 音量(100デシベル以上)、携帯性、耐久性、防水性を重視しましょう。また、全国防犯協会連合会の推奨品を選ぶと品質が保証されます。

Q8: 防犯対策にはどのくらいの費用がかかりますか?

A: 基本的な防犯グッズ一式(補助錠、防犯フィルム、防犯ブザー等)で1万円程度です。より本格的な対策を行う場合は、3〜5万円程度を見込んでおくと良いでしょう。

まとめ

一人暮らしの防犯対策は、自分の身を守るために欠かせない投資です。今回ご紹介した8つの防犯グッズを適切に組み合わせることで、侵入窃盗や性犯罪などのリスクを大幅に軽減できます。

防犯対策の基本は、侵入者が嫌がる「人の目」「光」「音」を効果的に活用することです。補助錠やセンサーライト、防犯ブザーなど、比較的安価で導入できるアイテムから始めて、段階的に防犯レベルを上げていきましょう。

また、防犯グッズの設置だけでなく、日常的な防犯習慣も重要です。戸締りの徹底、不在時の工夫、女性の一人暮らしと悟られない対策など、総合的なアプローチが効果的です。

賃貸住宅にお住まいの方も、工事不要で原状回復可能な防犯グッズを活用することで、十分な防犯対策が可能です。まずは管理会社や大家さんに相談し、適切な防犯対策を実施しましょう。

安全で安心な一人暮らしを実現するために、今日から防犯対策を始めてみませんか。

参考文献

1)2024年版 最新の統計データから読み解く、侵入窃盗の傾向と防犯対策はコレ!
2)女性に聞いた!一人暮らしで実践したい部屋の防犯対策
3)女性の一人暮らしには防犯対策が必須!大切な理由やおすすめの対策
4)防犯対策は「隙」を見せるな!一人暮らしの女性が気をつけるべきこと
5)データで見る侵入犯罪の発生状況
6)窓の防犯対策
7)一人暮らしの賃貸でも使える玄関用の防犯グッズって?
8)賃貸マンション・アパートの防犯対策!おすすめの防犯グッズもご紹介
9)住まいの防犯対策
10)女性が安全に一人暮らしをするための防犯対策!設備やグッズを紹介
11)しっかり備えて楽しい毎日を 簡単な女性一人暮らしの防犯対策
12)一人暮らしにも防犯グッズを!賃貸でもできる窓の防犯対策
13)防犯・防災グッズ一覧
14)家庭用防犯カメラシステム
15)HOME ALSOK 防犯・防火・防災グッズのご購入
16)電気のつけっぱなしは防犯に有効?夜中や留守中の空き巣対策をご紹介
17)一人暮らしの防犯対策6選!女性必見の取り入れたい防犯グッズも紹介
18)ALSOKの通販ショップ
19)一人暮らしの防犯対策!女性や高齢者におすすめのグッズや住まいの選び方は?
20)一人暮らしの防犯対策は?賃貸物件に住む女性でもできる対策と確認すべきポイントを解説!
21)闇バイト犯罪の対策にも有効なパナソニックの防犯家電!
22)女性の一人暮らし は狙われる?

この記事の執筆
  • 小林大輝

    不動産関連の専門ライター。これまで100本以上の記事作成や300回以上の記事校正の経験あり。実際に大手不動産メディアでのライター経験もあり、住宅に関する情報を網羅的に扱っています。現在は不動産売買だけでなくリフォームやリノベーション...

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