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手作りホウ酸団子でゴキブリ退治!最強の作り方と効果的な5つの設置方法

ゴキブリ駆除において昔から根強い人気を誇るホウ酸団子。市販の殺虫剤が効きにくいゴキブリにも効果を発揮し、海外でも「Japanese Housan Dango」として知られています。適切に作成・設置すれば一個約7円程度のコストで効果的な駆除が可能です。この記事では、ホウ酸団子の正しい作り方から効果を最大化する設置方法まで、実用的なゴキブリ対策の全てを解説します。

目次

ホウ酸団子の驚くべき効果とメリット

ホウ酸団子は単なる毒餌ではなく、科学的根拠に基づいた優れたゴキブリ駆除方法です。海外でも高く評価される理由と、他の駆除方法にはない独自のメリットを詳しく見ていきましょう。

ホウ酸団子の殺虫メカニズムと効果

ホウ酸団子を摂取したゴキブリは神経麻痺と脱水症状を起こし、最終的に死に至ります。ホウ酸団子を食べたゴキブリは、神経がまひして脱水症状を起こして死に至ります。このメカニズムには即効性がなく、ホウ酸団子の殺虫効果には即効性がなく、ゴキブリがホウ酸団子を食べてから絶命するまでに、半日から5日ほどかかるのが一般的です。1)

他のゴキブリを遠ざける警戒効果

ホウ酸団子の特徴的な効果として、警戒サインによる追放効果があります。体内に入ったホウ酸が少しずつ毒として効いてくる間、ホウ酸団子を食べたゴキブリは、仲間に対して警戒サインを出すといわれています。そのサインを受けとった他のゴキブリが、家から逃げ出して近づかなくなる仕組みです。この効果により、直接毒餌を食べなかったゴキブリも家から離れていく傾向があります。1)

死骸の散乱を防ぐメリット

ホウ酸団子を食べたゴキブリは水分を求めて水回りに集まる習性があります。ホウ酸団子を食べたゴキブリは、脱水症状を起こして水回りに集まり、ほとんどがその場で絶命します。集まる場所がある程度限定されるため、ゴキブリの死骸が家の中に散らばりにくい点はメリットといえます。これにより後処理も比較的容易になります。1)

抵抗性が生じにくい特性

ホウ酸はほかの殺虫成分に比べて抵抗性が生じにくい、という特徴もあります。抵抗性が生じやすい成分は、一部の機能を破壊して死に至らしめる作用を持つものが多いのに対し、ホウ酸は、”総合的にやっつける”タイプの成分であるため、長期間にわたって安定した効果が期待できます。2)

材料と分量の完全ガイド

ホウ酸団子を効果的に作るには、正確な材料と分量が重要です。各材料の役割と最適な配合比率を理解することで、ゴキブリを確実に駆除できる団子を作成できます。

基本の材料一覧(15個分)

ホウ酸団子の基本材料は以下の通りです。

材料分量役割
ホウ酸20〜100g殺虫成分
小麦粉60〜70g結着剤
玉ねぎ(すりおろし)60〜80g誘引剤
砂糖小さじ2〜3杯誘引剤
牛乳または水適量固さ調整

この分量で約15個のホウ酸団子を作ることができ、1個あたり約7円程度のコストになります。3)

ホウ酸濃度の重要性

ホウ酸の濃度は効果を左右する重要な要素です。ホウ酸の濃度は20%前後が適量です。効果を上げようとして分量を増やさないようにしてください。分量を誤るとゴキブリが好む匂いよりも薬剤の匂いが強くなってしまい、ゴキブリが寄ってこなくなります。濃度が20%以下だと駆除効果が弱まり、30%を超えると誘引効果が低下する可能性があります。1)4)

代替材料の選択肢

基本材料の代替品として以下のものが使用できます。

小麦粉の代替品

  • ゆでたジャガイモ1個分(すりつぶし)
  • 米ぬか(カップ1杯程度)

誘引剤の追加オプション

  • 焼肉のタレ(少量)
  • 卵(少量)
  • 牛乳(適量)

米ぬかとホウ酸とグリセリンでできることを発見しており、米ぬかを使用する場合のレシピも存在します。5)

詳細な作り方の手順

ホウ酸団子の作成には正確な手順と注意点があります。安全で効果的な団子を作るため、各ステップを丁寧に実行することが重要です。

事前準備と安全対策

作業前には必ず以下の準備を行ってください。

  • ゴム手袋の着用(必須)
  • ビニール袋またはボウルの準備
  • 換気の確保
  • 小児・ペットが近づかない環境の確保

作業の際はゴム手袋やビニール袋を用意し、ホウ酸に直接触れないように注意しましょう。ホウ酸は有毒であるため、直接皮膚に触れることを避ける必要があります。1)

ステップ1:玉ねぎの準備

玉ねぎの皮をむき、大根おろしの要領ですりおろします。みじん切りでも代用可能ですが、すりおろしの方が誘引効果が高くなります。玉ねぎの水分が多い場合は、後で小麦粉の量を調整します。

ステップ2:材料の混合

ボウルやビニール袋に牛乳以外の材料をすべて入れてよく混ぜ合わせます。ボウルまたはビニール袋に、牛乳以外の材料をすべて入れて混ぜ合わせます。この段階では粉末状態での均一な混合を目指します。1)

ステップ3:水分の調整

牛乳を少しずつ加えて耳たぶ程度の固さになるまで練って、直径2~3センチメートル程度の大きさに丸めます。水分を入れすぎると乾燥に時間がかかるため、少量ずつ加えることがポイントです。1)

ステップ4:成形と乾燥

直径2〜3cm程度の大きさに丸め、アルミホイルやホーロー皿の上に並べます。団子は、1週間を目安として乾燥状態を見ながら天日干しをして、ある程度乾燥したら完成です。完全に乾いてしまうと匂いがあまりしなくなり、ゴキブリをおびき寄せる効果が落ちてしまいます。表面に白い粉が現れた状態が完成の目安です。1)

最適な設置場所の選び方

ホウ酸団子の効果を最大化するには、ゴキブリの生態を理解した適切な設置場所の選択が不可欠です。設置場所を間違えると、いくら良質な団子を作っても効果は期待できません。

ゴキブリの行動パターンと設置のポイント

ゴキブリは暗くて湿度が高く、温かい場所を好みます。また、狭い隙間や壁際を移動する習性があります。これらの特性を踏まえて設置場所を選定することが重要です。ゴキブリがよく通るのは、トイレや冷蔵庫の下・排水口の周辺・シンク下の収納スペースなどです。1)

キッチン周りの重要スポット

冷蔵庫周辺

  • 冷蔵庫の下
  • 冷蔵庫の裏側
  • 冷蔵庫と壁の隙間

シンク・排水口周辺

  • シンク下の収納内
  • 排水パイプ周辺
  • 蛇口の下部

調理器具・家電周辺

  • 電子レンジやトースター付近
  • 炊飯器の下
  • コンロ周辺
  • 食器棚の引き出し内部

水回りと湿気の多い場所

洗面所・浴室

  • 洗面台下の収納
  • 排水パイプ周辺
  • 洗濯機の側面や背面

その他の重要な場所

  • 玄関や窓の侵入口付近
  • ベランダの鉢植え周辺
  • ゴミ箱の近く(特に生ゴミ用)
  • 段ボール保管場所周辺

設置個数と配置の基準

侵入経路や隠れ場所1ヵ所につき、ホウ酸団子を2~5個置いてください。効果を高めるためには、たくさん置くほど、ゴキブリの摂食率が高くなり、効果が期待できます。1平方メートルあたり1〜2個を目安に、ゴキブリが通りやすい場所を重点的に狙います。1)

安全な使用方法と注意事項

ホウ酸団子は効果的な駆除剤である一方、人間やペットにとって有害な物質を含んでいます。安全に使用するための注意事項と対処法を理解することが重要です。

誤飲防止の対策

小児がいる家庭での注意点

小さな子どもやペットと暮らしている場合は、ホウ酸団子を間違って口にすることがないように、設置場所を工夫しなくてはなりません。手の届かない場所への設置や、容器に入れて設置することが推奨されます。1)

誤飲時の対処法

口に入れてしまった場合は水か牛乳を飲ませて吐き出させ、病院を受診しましょう。症状として嘔吐や下痢、皮膚発疹、脱水などが起こる可能性があります。6)7)

ペットへの安全対策

犬や猫などのペットがいる家庭では、以下の対策を講じる必要があります。

  • 高い場所への設置
  • ペット用ゲートでの区切り
  • 容器に入れての設置
  • ペットの行動範囲外への配置

設置時期と交換タイミング

最適な設置時期

設置する時期は、暖かくなる3月下旬頃がおすすめです。ゴキブリは春から秋にかけて活発化するため、その前に対策をしておけば、家の中でゴキブリが繁殖するのを抑えられます。1)

交換の目安

自作したホウ酸団子の交換の目安は、3か月程度です。ホウ酸団子の薬剤の効果は時間の経過で変化しませんが、玉ねぎや砂糖による誘因効果が低下するため、定期的な交換をおすすめします。1)

よくある疑問FAQ

Q1:ホウ酸団子を置くとゴキブリが増えるって本当?

A:これは誤解です。ホウ酸団子を置いたのが原因で、ゴキブリが増えるわけではありません。ゴキブリの数が増えたと感じるのは、ゴキブリが外から侵入して住み着いているのではなく、もともと家の中に住み着いていたゴキブリが引き寄せられているためです。ゴキブリがエサを感知できるのは、50センチメートル2メートル程度といわれています。1)8)

Q2:100均のホウ酸団子は効果がありますか?

A:100均でもホウ酸団子は販売されており、基本的な効果は期待できます。大型ゴキブリにも効く!半なまタイプです。置くだけで、有効成分の働きによりゴキブリを誘引し食べさせて駆除します。本品は設置後約6ヶ月間効果があります。ただし、手作りの方がホウ酸濃度を調整でき、コストパフォーマンスも優れています。9)

Q3:ホウ酸団子の作り方で分量はどうすればいい?

A:基本の分量は、ホウ酸20〜100g、小麦粉60〜70g、玉ねぎ60〜80g、砂糖小さじ2〜3杯です。重要なのはホウ酸濃度を20%前後に保つことです。この比率を守ることで、効果的なゴキブリ駆除が可能になります。

Q4:最強のホウ酸団子の作り方のコツは?

A:最強のホウ酸団子を作るコツは以下の通りです:

  • ホウ酸濃度を20〜30%に維持
  • 玉ねぎをしっかりすりおろす
  • 完全に乾燥させすぎない
  • 新鮮な材料を使用
  • 適切な設置場所を選ぶ

Q5:米ぬかを使ったホウ酸団子の作り方は?

A:ホウ酸 4g、米ぬか 14g、グリセリン 2ml、水 7mlの配合で作ることができます。ホウ酸・米ぬかを器に入れてよく混ぜ、グリセリン・水を加えて耳たぶくらいの柔らかさにこねる方法が有効です。10)11)

Q6:ホウ酸団子のレシピで他の材料は使えますか?

A:基本材料以外に以下の材料も使用可能です:

  • 焼肉のタレ(誘引効果向上)
  • 卵(結着剤として)
  • ジャガイモ(小麦粉の代替)
  • 米ぬか(小麦粉の代替) これらの材料を組み合わせることで、より効果的なホウ酸団子を作ることができます。

参考文献

1)ホウ酸団子を置くとゴキブリが増えるって本当?効果的に設置する方法や自作する方法を解説 2)ホウ酸団子はなぜ効果的?ゴキブリを殺せる仕組み・作り方・安全性 3)手作りホウ酸団子でゴキブリ退治! 4)ホウ酸団子でゴキブリ退治!自分で作る方法と効果的に設置する方法 5)ホウ酸団子を米ぬかで作ってみた‼️ 6)【2025年最新】ホウ酸団子でネズミ駆除は可能?殺鼠剤(毒餌)の自作方法・効果・注意点 7)ホウ酸団子でゴキブリ退治!自分で作る方法と効果的に設置する方法 8)ホウ酸団子などの毒餌剤は、外からゴキブリを呼び寄せてしまうのか? 9)ゴキブリ用ホウ酸ダンゴ8個入 10)ゴキブリ用ホウ酸だんごの作り方 11)よく効くホウ酸だんごの作り方を教えてください

この記事の執筆
  • 熊田貴行

    本サイトの品質管理責任者。ヤフーを退職後、海外で飲食とホテル事業で起業。海外の事業を売却後、日本でメディア事業会社を立ち上げて10年目。これまでの自社メディア運営で得たノウハウを軸に、企業のオウンドメディア運営を中心にWEBマーケテ...

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