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自宅を理想のサロンに!リノベーション実例&間取り・動線のポイント

自宅を理想のサロンに!リノベーション実例&間取り・動線のポイント

「自宅をリノベーションして、自分だけのサロン空間を作りたい」そんな夢を叶えるのが、自宅リノベーションによるサロンづくりです。エステやネイル、ヘアサロンなど、施術に必要な設備を自由に配置できるため、快適で効率的な空間が手に入ります。

この記事では、自宅サロンの間取りや動線、収納の工夫などを解説。さらに、自宅をリノベーションしてサロンを開業した実例も紹介します。自宅でのサロン開業やプライベート空間づくりの参考にしてください。

目次

リノベーションでサロンを作るメリット

自宅をリノベーションしてサロンを開業する最大の魅力は、「自由度」と「コスト効率」です。既存の住宅を活かしながら必要な機能を追加できるため、初期投資を抑えつつ理想の空間を実現できます。ここでは、自宅サロンやプライベートサロンを計画する際に押さえておきたい主なメリットを詳しく見ていきましょう。

①プライベート空間で自由に施術

自宅サロンなら、お客様の予約時間やプライベートな時間に合わせて自由に施術が可能です。
外部サロンのように営業時間に縛られることがなく、落ち着いた雰囲気の中で施術ができます。さらに、好きなインテリアや照明、色味を取り入れることで、自分だけのオリジナルサロン空間を演出することが可能です。

②動線や間取りを自分好みに設計

施術スペースと待機スペース、収納の位置を自由に配置できます。たとえば、施術者の作業動線を短くしつつ、お客様の移動はスムーズにすることで、作業効率と快適性を両立可能です。小さな部屋でも、リノベーションで間取りを工夫すれば「圧迫感のない開放的な空間」を作れます。

③家族との両立がしやすい

自宅でサロンを運営すれば通勤時間はゼロ。家事や育児と両立しながら施術ができるのも大きなメリットです。
また、自宅サロンは家族のライフスタイルに合わせて営業時間を柔軟に調整できるため、家族と過ごす時間も確保しやすくなります。

サロンリノベーションのポイント

理想のサロンを実現するには、見た目だけでなく機能面や快適性を兼ね備えた設計が欠かせません。特に自宅を活かしたサロンは、生活空間との共存を考慮する必要があります。ここでは間取りや動線、照明、防音、収納といった具体的なポイントを解説します。

間取り

サロンとして快適に使うためには、施術室と待合スペースの配置が重要です。お客様がゆったり過ごせる待合スペースを確保しつつ、施術者が効率的に作業できる動線を意識した間取りにすることで、限られた空間でもサロンらしい雰囲気を演出できます。収納は施術に必要な道具を手の届く範囲にまとめ、作業のしやすさを優先して設計すると、施術中のストレスを減らせます。

動線

お客様と施術者の動線を分けることで、スムーズで快適なサロン体験を提供できます。例えば、施術後のお客様が他の家族の生活空間を通らずに帰れるようにするなど、生活動線との干渉を最小限に抑えるレイアウトが理想的です。施術者自身が施術準備から片付けまでスムーズに動けるように考慮することで、作業効率も向上します。

採光・照明

自然光をうまく取り入れることで、室内は明るく開放的な印象になります。日中の施術では自然光を活かしつつ、夕方以降や施術内容に応じて雰囲気を調整できるように、間接照明や調光機能を備えた照明を取り入れると便利です。柔らかい光や温かみのある電球色を使うことで、リラックス効果を高めることもできます。

防音・プライバシー

施術中の会話や機材の音が外に漏れないよう、防音ドアや吸音パネルを取り入れると安心です。特にマンションなど隣室への音漏れが気になる環境では、防音対策をしっかり行うことでお客様に落ち着いた時間を提供できます。プライバシーを守ることはサロンとしての信頼感を高める要素にもなります。

収納・機能性

サロンではタオルや器具、消耗品など多くの物を効率的に収納する必要があります。壁面収納や引き出しを活用すれば、限られたスペースでもすっきりと片付けられ、施術中も必要な道具をすぐに取り出せます。収納家具や器具のデザインをインテリアに合わせて選ぶと、機能性だけでなく空間全体の統一感も演出できます。

自宅でも参考になるリノベーションサロン実例5選

実際の事例を見ることで、サロンづくりのイメージが具体的になります。ここでは、自宅を改装して開業したプライベートサロンの実例に加え、自宅サロンの参考になりそうな店舗型のリノベーションや、住宅兼店舗にリノベーションした事例も紹介します。いずれも間取りや動線、デザインの工夫が光る物件で、自宅サロン計画のヒントが満載です。

1、【ネイルサロン】自宅の一室をネイルサロンに|エリア非公開

築年数の経った戸建ての一室を、自宅兼サロンへリノベーション。住居としての温かみを残しながら、道路側にサロン専用の入口を設けてお客様が入りやすい動線を確保しました。壁は柔らかなトーンで統一し、木製の棚やドアがアクセントになっています。施術スペースは手元を照らすライトを設置。プライベート感と機能性を両立させた、落ち着いた空間に仕上がっています。

熊田

住居玄関とは別にサロン用入口を新設し、導線を分離。プライバシーを守りながらも来客が迷わず入れる設計は、自宅サロンづくりの大きなヒントです。

種別戸建てリノベーション
詳細HPhttps://suvaco.jp/project/OAceFRoRFs

2、【ヘアサロン】自宅の一室を美容室に|東京

自宅の一角をヘアサロンへリノベーションした事例。天井を抜いて高さを確保し、限られた面積でも開放感を演出しています。無機質なグレー壁やモルタル床に木材梁や真鍮照明を組み合わせ、クールさと温もりが同居する空間に。バックヤードを見えない位置に配置するなど、施術しやすさと居住性のバランスにも配慮されています。

熊田

天井高を活かした抜け感と、モルタル×木材の素材ミックスが魅力。狭さを感じさせない設計と質感のコントラストは、自宅サロンの印象をぐっと高めます。

種別戸建てリノベーション
施設名CHII
詳細HPhttps://www.frees-life.com/works/3725/

3、【エステサロン】自宅の一室をエステサロンに|愛知

狭小住宅をリノベーションし、1階の一部をエステサロンとして活用する事例です。住宅部分とサロン部分を明確にゾーニングし、プライバシーを確保しつつ、動線をスムーズに設計しています。サロン内はナチュラルで温かみのある素材を使用し、リラックスできる空間づくりがされています。また、収納スペースや設備の配置にも工夫が凝らされています。

熊田

もともと美容室だった時の大きな窓を残したことも大きなポイントです。自然光が入り解放感のある待合スペースは、明るい気持ちで施術をスタートできそうです。

種別戸建てリノベーション
詳細HPhttps://suvaco.jp/project/9chTFKpdqf#y7462sXRl7

4、【ネイルサロン】店舗リノベーション|愛知

全面リノベーションされたネイルサロン。壁はグレー基調で統一し、床との艶感までコーディネート。レースカーテンやタイル、造作棚など素材感を巧みに組み合わせています。照明やカーテンは調光や透け感にこだわり、時間帯や施術内容に合わせて雰囲気を変えられる設計に。スタッフが動きやすく、かつお客様がリラックスできるバランスが魅力です。

熊田

色味や質感を揃えつつタイルやレースをアクセントに活用。照明と素材の掛け合わせで雰囲気を自在に演出する手法は、自宅リノベでも活かしやすいテクニックです。

種別店舗リノベーション
詳細HPhttps://sekisui-interior.jp/gallery/detail01.html

5、【ヘアサロン】木造住宅を店舗併用住宅へ|神奈川

築60年を超える木造住宅を、鎌倉・小町通り沿いの路地裏に佇む店舗併用住宅へとリノベーションした美容室「BASK.」。重厚な柱や梁、真壁和室の構造を残しつつ、和とモダンが融合する空間設計を取り入れています。既存建材を活かした構成とし、和室・洋室・離れを緩やかに繋げ、趣ある導線を持つ店内構成です。

熊田

既存の梁や柱、真壁の構造を活かしながら、和とモダンを調和させた“柔らかな重み”のある空間です。雪見障子から庭を眺められるシャンプー台など、古いものを活かす方法は参考にしたいポイントです。

施設名BASK.
詳細HPhttps://www.tb-net.jp/salonreports/1651.html

自宅リノベでサロンを作る際の注意点

自宅をサロンにリノベーションする際は、デザインやレイアウトだけでなく、法規制や運営に関する条件をきちんと確認しておくことが欠かせません。後から修正が難しい部分ほど、早い段階で検討しておきましょう。

法的・建築基準

自宅でサロンを運営する場合、まず確認すべきなのがマンション規約や用途制限といった法的条件です。マンションでは管理規約によって営業が禁止されていることがあり、一戸建ての場合も住宅地の用途制限や騒音規制が定められている場合があります。これらを守らないと、リノベーション後に営業ができない可能性があるため、着工前に管理組合や自治体へ必ず相談しておくことが重要です。

コスト感

自宅サロンのリノベーションは、自由度が高い分だけ費用が膨らみやすい傾向があります。間取り変更や防音工事、特注家具や照明デザインなどを追加すると、当初の予算を超えてしまうケースも少なくありません。施工費に加え、家具や機材、メンテナンス費用まで含めて総予算を見積もり、余裕を持った資金計画を立てておくことが安心につながります。

掃除やメンテナンス

サロンとして利用する以上、清潔感を保つために日々の掃除が欠かせません。水回りや床材は汚れや摩耗に強い素材を選ぶと、掃除の手間を減らしながら美観を保てます。収納や動線を工夫して掃除道具を取り出しやすくするなど、メンテナンス性を意識した設計にすることで、長く快適に使える空間が維持できます。

施術の安全性

使用する機材に合わせて電気容量や換気設備を整えることも大切です。特にエステやネイルなど機材を多く使用する場合、電源の数や配置が不足すると作業に支障をきたします。また、機材の重量やサイズによっては床の耐荷重を確認する必要もあります。リノベーション計画の段階から専門家と相談し、安全性を考慮した設計を進めることで安心して営業できるサロンが完成します。

まとめ

自宅リノベーションで理想のサロンを実現するには、動線や収納、防音など生活との両立を意識した設計が重要です。法規制や費用面も早めに確認し、専門家へ相談することで安心。実例を参考に、自分らしいサロンづくりを計画してみましょう。

この記事の執筆
  • Kumada_Takayuki

    本サイトの品質管理責任者。ヤフーを退職後、海外で飲食とホテル事業で起業。海外の事業を売却後、日本でメディア事業会社を立ち上げて10年目。これまでの自社メディア運営で得たノウハウを軸に、企業のオウンドメディア運営を中心にWEBマーケテ...

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