マンションで多いトラブルは?起きたときの対処法と契約前のチェックポイント

「マンションでは、どんなトラブルが起こるの?」「もし巻き込まれたら、どうすればいい?」と気になっていませんか。
この記事では、よくあるトラブルの例から、起きたときの対処法・相談先、契約前に確認したいポイントまでを紹介します。今困っている方も、これから住まいを探す方も、ぜひ参考にしてくださいね。
マンションで多いトラブルは?
国土交通省の「令和5年度マンション総合調査」では、調査時点までの1年間に発生したトラブルのうち、居住者間の行為やマナーに関するものが最も多く報告されています。以下では、調査で挙げられた内容をもとに、マンションで起こりうるトラブルの代表例を紹介します。

- 生活音・騒音
上階の足音や子どもの走る音、隣室の話し声など、日常の音が気になるケースです。居住者間の行為・マナーに関するトラブルのなかでも、生活音とくに多く挙がっています。音がする時間帯や頻度を記録しておくと、管理会社などに状況を伝えやすくなります。
- 駐車場・駐輪場の使い方
契約した駐車スペースへの無断駐車や、決められた場所以外への駐輪などがトラブルにつながります。利用ルールはマンションごとに異なるため、まずは掲示や使用細則を確認することが大切です。
- ペット飼育
ペットの鳴き声や共用部での扱いなど、飼育をめぐってトラブルになるケースです。ペットの飼育が認められているマンションでも、飼育方法に関するルールを確認しておきましょう。
- 水漏れなど建物・設備の不具合
天井からの水漏れや雨漏りなど、建物の不具合が原因となるトラブルもあります。水漏れは被害が広がることがあるため、発生場所や状況を確認し、速やかに管理会社などへ連絡しましょう。
- 管理費・修繕積立金などの費用負担
管理費や修繕積立金の滞納、修繕費の負担をめぐって問題になるケースです。住民同士のマナーとは異なり、管理組合として対応を検討する必要があります。
失敗しない中古マンション購入前のチェックリスト80

\セールスも一切なし/
マンショントラブルが起きたら?まず取るべき対処
トラブルが起きたら、まず状況を整理し、マンションのルールを確認しましょう。そのうえで管理会社や管理組合に相談します。ただし、身の危険がある場合や水漏れで被害が広がっている場合は、記録や規約の確認より安全確保と緊急の連絡を優先してください。

日時・状況を記録し、マンションのルールを確認する
騒音や無断駐車などは、起きた日時・場所・頻度・具体的な状況を記録しておきましょう。写真を撮れる場合は残し、管理規約や使用細則に関連するルールがないか確認します。
管理会社・管理組合に相談する
記録した内容を管理会社や管理組合に伝え、対応を相談しましょう。掲示や文書による注意喚起、共用部の状況確認などが考えられます。ただし、管理会社が住民同士のトラブルを必ず解決できるわけではなく、対応できる範囲は問題の内容や管理委託契約によって異なります。
改善しない・危険がある場合は、適切な窓口に相談する
相談しても改善しない場合は、問題に合う窓口を選びましょう。「管理会社の次は警察」と一律に考えるのではなく、危険性や相談したい内容で判断することが大切です。
| 相談先 | 相談したい状況 | 期待できる対応・注意点 |
|---|---|---|
| 警察(110番) | 暴力や脅迫など、差し迫った危険がある | 緊急通報先。危険があるときは、管理会社への相談を待たない。 |
| 警察相談専用電話(#9110) | 住民からの嫌がらせや脅しがあり、緊急ではないが安全面が心配なとき | 警察への相談窓口。通常の生活音などを一律に解決する窓口ではない。 |
| 法テラス・弁護士 | 損害賠償や相手への請求など、法的な対応を考えたい | 法テラスは相談内容に応じた制度や窓口を案内する。具体的な対応は弁護士に相談する。 |
| マンション紛争解決センター | マンション管理をめぐる争いを、訴訟以外の話し合いで解決したい | 対象となるトラブルか確認が必要。手続きには相手の応諾が必要。 |
参考:政府広報オンライン「警察に対する相談は警察相談専用電話 #9110へ」
契約前に確認したいマンショントラブルの予防ポイント
入居後のトラブルをすべて予測することはできませんが、契約前にルールや建物の様子を確認しておくと、気になる点を見つけやすくなります。

生活ルールを確認する
ペットの飼育や駐車場・駐輪場の使い方など、暮らしに関わるルールを契約前に確認しましょう。賃貸の場合は、その部屋の契約条件もあわせて確認します。
購入する場合は、管理規約・使用細則に加え、入手できれば管理組合の議事録にも目を通すと、過去に話し合われた問題を把握する手がかりになります。
共用部の使われ方を見る
内見時は室内だけでなく、ゴミ置き場や駐輪場、廊下も見ておきましょう。ゴミが放置されていないか、自転車が所定の場所に置かれているかなどから、共用部の管理状況を確認できます。掲示板に継続的な注意喚起がないかも、あわせてチェックしておくと安心です。
音が気になるなら、現地で確かめる
内見では窓を開け閉めし、外の音や隣室・廊下から聞こえる音を確かめましょう。道路や駐車場など、住戸の周りに音が出やすい場所がないかも見ておきたいポイントです。可能なら時間帯を変えて現地を訪れ、建物の構造も確認しましょう。ただし、構造だけで音の聞こえ方は判断できないため、現地での確認とあわせて考えることが大切です。
失敗しない中古マンション購入前のチェックリスト80

\セールスも一切なし/
まとめ
マンショントラブルには、生活音や駐車場の使い方、水漏れなど、さまざまなものがあります。困ったときは、まず状況を記録してマンションのルールを確認し、管理会社や管理組合に相談しましょう。身の危険があるときや水漏れで被害が広がっているときは、安全確保と緊急の連絡を優先してください。
これから住まいを選ぶなら、契約前に生活ルールや共用部の様子、周囲の音もチェックしておくと安心です。トラブルをすべて予測することはできませんが、気になる点を確かめておくことが、納得できる住まい選びにつながります。







