「1SLDK」とは?Sとはなにか、おすすめの使い方もご紹介!【間取りのトリセツvol.2】
4回に分けて、基本の間取りの読み方と、それぞれの間取りに対しておすすめの住み方について解説していく間取りのトリセツ。
前回は間取りの見方の基本と、1DKのお部屋についてご紹介しました。
今回は、1SLDKという間取りについてご説明したいと思います。
「1LDKや1DKならわかるけど、1SLDKってどんな間取り?」
「どんな住み方を希望する人が向いているの?」
「1SLDKにするメリットやデメリットは?」
1SLDKの「S」について詳しくご紹介します!
さらにこの記事を書いている私どもゼロリノベの「不動産探しからリノベーション施工までワンストップでできる」からこそできるご提案もありますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
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1SLDKの「S」って何?
1SLDKの「S」とはサービスルームのことです。
サービスルーム(ServiceRoom)と表わす場合に明確な基準はありませんが、採光のための窓がなかったり、換気能力が不足していたりという点で居室(人が過ごせる空間)ではないという条件付けがなされます。
サービスルームという呼び方以外にも、納戸やDEN(書斎)という表示をしていることもあります。
1SLDKとは、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)のほかに、居室(寝室など)として使える部屋が一部屋、居室として使えないが別の用途で利用できる部屋が一部屋ある、という物件だということです。
居室とはそもそも何?
建築基準法では居室、つまり人が長い時間を過ごすための部屋について、採光や換気・排煙のための設備・避難するために必要な広さの確保を定めています。
居間・台所・寝室・子供室・和室などは以下の条件を満たさなければなりません。
- 採光のための窓や開口部の面積は、その居室の床面積に対して1/7以上
- 窓など換気に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して1/20以上
一方で居室ではない、使用する時間が短い場所であるトイレ・浴室・洗面室・玄関・納戸・ロフトなどには上記のような条件はありません。
この居室についての条件は、健康的で快適に暮らせる住まいを実現するため法律で定められており、マンションでも一戸建てでも同じ基準となります。
しかし、どうしても土地の形状や、周辺の建物との関係により、十分な採光や換気を確保できない部屋ができてしまいます。
それを有効活用するために作られたのが「サービスルーム」なのです。
参考:国土交通省「建築物の開口部で最高に有効な部分の面積の算定方法で別に定めるものを定める件」
サービスルームってどう使えばいいの?
居室に向かない部屋とご説明したサービスルームですが、建築基準での快適性を満たしていないだけであり、収納場所や予備の部屋として様々な使い方ができます。
- WICやSICとして…採光や換気のない部屋ということは、お洋服や靴を収納するのにピッタリということです。サービスルームの場所にもよりますが、玄関近くなら靴やコートなど、寝室の近くなら季節のお洋服などをしまう場所にするのもよいでしょう。
- パントリーとして…冷暗所となるサービスルームは缶詰や乾物、調味料などの食料品やトイレットペーパーや洗剤類などの日用品のストックを置く場所としても最適です。
- 納戸として…来客用のお布団や防災用の備蓄など、ないと困るけど普段は使うことが少ないものをしまっておけば、日常には不便なく、いざという時にすぐに取り出すこともできます。
- 書斎・テレワーク用スペースとして…在宅でのお仕事も一般的になってきており、オンラインミーティングの際に日常が映り込むことや、他の家族がテレビを見ていたり会話をしている状況ではなかなか集中できないといったケースもあります。テレワークには広さも必要ありませんので、サービスルームを仕事場として活用することで快適な環境でのお仕事が可能となるでしょう。
- 趣味のお部屋として…少し狭くて静かなサービスルームは趣味のお部屋としてもぴったりです。大きな本棚を置いて読書室にしたり、ハンドメイドや音楽など様々なジャンルの趣味のお部屋として活用できるでしょう。
ゼロリノベで手がけるリノベーションでは、WICやSICといった収納部分も通気性を踏まえて換気口を設けたり、壁の上部をくり抜いて空気が循環するように工夫することが多いです。空気や湿気がこもりお手持ちの衣類や道具が傷んでしまわないよう、そういった部分にも設計の配慮が行き届いているんです!
1SLDKのお部屋は何人用?
お部屋全体の広さにもよりますが、1SLDKのお部屋は主に一人暮らし~二人暮らし用のお部屋としておすすめできます。
LDKや寝室のほかにもう一部屋ある状態ですので、物件によっては実質2LDKと同じ居住環境になることも。
二人暮らしだとしてもプライベートスペースや収納場所の確保がしっかりとできるので生活がしやすいですよね。
同じような間取りでも一人暮らしなら30平米~、二人暮らしなら50平米~の広さのお部屋を探すのが良いでしょう。
1SLDKのメリットは?
1SLDKのお部屋のメリットとしては、先ほどもご紹介した通り収納場所やプライベートスペースを確保できることです。
普段使わないものが日常のスペースを圧迫するのはストレスになりますし、仕事や趣味部屋として集中して取り組めるのも捨てがたいですよね。
お部屋でどのように日常生活を過ごすのかを考え、サービスルームをご活用くださいね。
また、サービスルームは居室ではないため、物件によっては同じ広さの2LDKよりも家賃を抑えられる場合もあります。
部屋数に対して採光や換気を求めなくてもよい場合は、1SLDKのお部屋を検討すると良いでしょう。
1SLDKのデメリットは?
これまでのご紹介で1SLDKは便利でお得と思われたかもしれません。
ですが、もちろん1SLDKにもデメリットがあります。
採光ができないことや換気が悪いことは織り込み済みでも、コンセントやLANケーブル、エアコンやテレビ線などの設置がないということで困るケースも。
サービスルームを書斎や趣味部屋として使用するつもりなら、内見時に必要な設備があるか、または増設が可能であるかをチェックしておきましょう。
1SLDKを選ぶときの注意点
居室とは別に個別の部屋があるのが魅力の1SLDKのお部屋。
ここで改めて1SLDKのお部屋を選ぶ際のポイントを押さえておきましょう。
- サービスルームを日常でどのように使いたいかを明確にしておく
- 利用する目的に合わせてコンセントなどのサービスルームに必要な設備をチェックしておく
- 収納として利用する際は広さだけではなく天井までの高さもチェックしておく
目的に合わせて快適なお部屋選びができるように条件付けをすることが大切です。
ゼロリノベがご提案する新しい1SLDK
この記事を読まれている方の多くは「探したお部屋に住む」のが前提だと思います。
ですがここで、ゼロリノベがご提案する新しい1SLDKをご紹介します!
ゼロリノベでは、リノベーションをメインに不動産探しから施工までワンストップでお家探し・空間づくりのすべての工程をお任せいただけます。
またその中で特にご好評いただいているのが「すべての間取りを一度壊して、新しい間取りを作る」というスケルトンリノベーションです。
つまり「広さはしっかりとあるのに間取りが理想から少し外れている」「リビングが少し狭くなってもいいからワークスペースを増設したい」といったお悩みをリノベーションによりまるっと解決できるのです!
「いやいや、賃貸を探してるのであって、リノベーションだと購入になるでしょ?」とお考えのあなた、確かにそうでございます。
ですが、その賃貸には何年住む予定ですか?人生のステップはどうお考えですか?
もちろん賃貸のほうが良い場合もございます。
ですが場合によっては賃貸を無理やり探すよりも購入してリノベーションするほうが将来的にお得ということもあるのです。
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自分の生活を「楽しむ」ゼロリノベの実例紹介
「ゼロリノベが提案する新しい1SLDKってどんなもの?」と興味を持っていただけた方のために、ゼロリノベでの施工事例を厳選してご紹介します。
1.ちょっと暗くて落ち着く部屋
「壁をあまり作らずゆるく間仕切りする」という考え方で、大胆にも家具や設備を斜めに配置するデザインをお選びいただいた施主様。
もともとインテリアが好きで、リノベーションに興味を持たれたんだそうです。
造作ワードローブで陰影を演出し、居場所によって景色が変わるような設計にご満足いただけました。
2.光も暗がりも生かした陰翳模様を楽しむ
「居場所に応じた最低限の明かり」を大切に、光を引き立てる照明計画を立てられた施主様。
併せて桐妻形の板張り天井を造作し、一軒家のような誂えにいたしました。
インナーバルコニーでグリーンを楽しみつつも、横にすっきりも設けられたワークスペースでしっかりお仕事もはかどりそうです。
3.「昭和レトロ×和モダン」な宝箱みたいな部屋
デッドスペースになりがちな勾配天井の空間を「前室」として、ひと心地つける素敵な場所にデザインを希望された施主様。
シャビーシックなデザインのカラーとインテリアが、自分だけの大切な空間を演出します。
シンプルなワンルームでありつつもキッチンとサニタリーを双方から直接アクセスできるようにするなど導線のこだわりも日々を快適にするポイントです。
まとめ
今回は1SLDKの「S」とはなにか、1SLDKお部屋のメリットやデメリット、選び方のポイントなどを、詳しく紹介してきました。最後にこの記事で抑えておきたいポイントをまとめます。
◎1SLDKのお部屋を選ぶメリット
- LDKや寝室以外に収納やプライベートスペースとしての個室が確保できる
- 二人暮らしでもほぼ困ることなく生活の維持ができる
- 同じ部屋数の2LDKよりも費用負担を抑えられる可能性がある
1SLDKのお部屋は魅力的ですが、賃貸にはあまり見ない表記で探すのが大変、そもそも見つけたお部屋のサービスルームが自分が欲しい条件のものかもわからない…それならいっそ理想の間取りを買ってしまおうか…
そんな風に迷ったら、プロに聞くのが一番です。物件選びからリノベーションまでワンストップでサポートしているゼロリノベにぜひご相談ください!それぞれの生活スタイルやこれからのライフプランにあった予算立てから、ファイナンシャルプランナーなどの専門家がお手伝い。マンションを購入しても無理なく楽しく自分らしく暮らせる安心な資金計画を、プロの視点で一緒に考えます。
迷ったときは是非プロにお任せください!
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