造作洗面台で理想の空間を!成功のための5つのポイント
家族全員が毎日使う洗面台は、日々の生活の快適さを左右する重要な設備です。特にリノベーションや新築を考える際、「どんな洗面台がいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。
シンプルで機能的なシステム洗面台にすべきか、デザイン性や自由度の高い造作洗面台に挑戦すべきか・・・それぞれにメリット・デメリットがあり、悩みどころですよね。
この記事では、まずシステム洗面台と造作洗面台の違いを解説した上で、造作洗面台を成功させるためのポイント5選をご紹介します。理想の空間を実現するためのヒントをぜひチェックしてみてください!
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システム洗面台と造作洗面台の違い
洗面台には大きく分けて、既製品のシステム洗面台とオーダーメイドの造作洗面台があります。それぞれ特徴が異なるため、目的やこだわりに応じて選ぶ必要があります。以下の、両者の特徴とメリット・デメリットを比較してみましょう。
システム洗面台の特徴
- 各メーカーのショールームで実物を確認することができる
- 耐久性や機能性が高く、お手入れが楽なものが多い
- 工場で製造された完成品なので、施工がスムーズで工期が短い
- 価格が比較的リーズナブル
- デザインやサイズの選択肢が限られている
- 規格が決まっているため狭小スペースや特別な間取りに対応しにくい
- 素材や色合いが画一的で、空間の個性が出しにくい
造作洗面台の特徴
- 好みのサイズ・デザインでオーダーメイドできる
- 好きな素材やカスタム収納を取り入れられる
- 独自性のある洗面台が実現可能
- 統一感のあるデザインで空間の雰囲気を引き立ててくれる
- 完全自由設計のため製作・施工に時間がかかる
- 素材によってはこまめなメンテナンスが必要
- システム洗面台に比べると価格が高めになりがち
こんな方におすすめ!
- 価格を抑えたい方
- 機能性重視で、スタンダードな洗面台を求める方
- 空間にぴったりフィットした洗面台を作りたい方
- デザインや素材にこだわりたい方
造作洗面台を成功させる5つのポイント
ポイント①間取りとの調和を考える
造作洗面台を設計する際、まず考えたいのが「間取りとの調和」です。洗面台は、毎日使うスペースだからこそ、家族全員が快適に使える位置や動線を確保することが重要です。
例えば、脱衣所内に設ける場合は仕切りを工夫し、バスルーム使用中でも使いやすい環境を整えると良いでしょう。一方、独立型にする場合はリビングや寝室からのアクセスが便利になるよう配置を検討します。また、スペースを有効活用するため、狭い場所では壁に収納を組み込んだり、奥行きを抑えたスリムな設計が効果的です。さらに、隣接する部屋とデザインの統一感を持たせることで、家全体に調和が生まれ、空間の魅力がさらに引き立ちます。
ポイント②素材選びは水廻りを考慮して
造作洗面台の魅力の一つは、自由に素材を選べることです。しかし、水廻り特有の条件を無視してしまうと、せっかくの洗面台が劣化しやすくなったり、メンテナンスが手間になったりすることもあります。特に注意したいのは、水や湿気への耐性と汚れへの強さです。以下のポイントを押さえて、見た目だけでなく使い勝手や耐久性を意識した素材選びをしましょう。
カウンターの素材
木材を使う場合は防水加工が必要です。また、耐水性が高く汚れに強い人工大理石やステンレス、メラミン化粧板は、掃除のしやすさと実用性を備えています。
洗面ボウルの形状
ボウルの深さや形状によって、水はねのしやすさが異なります。浅型のボウルはスタイリッシュですが、水はねが多くなることもあるため、設置場所や使用目的に応じて選びましょう。
水栓金具
壁付けタイプはカウンター周りがスッキリする一方、設置や修理の際に手間がかかる場合があります。掃除のしやすさやデザイン性を考えながら選ぶのがおすすめです。
水はねしやすい壁面の内装材
タイルや防水パネルを使えば、掃除が楽で耐久性も確保できます。カビの発生を防ぐために、防湿性の高い素材を選ぶこともポイントです。
素材選びの際は、見た目だけでなく、日々の手入れのしやすさや長く快適に使える耐久性を重視することで、理想の造作洗面台が実現します。
ポイント③収納力を高める工夫
洗面台は毎日使う場所だからこそ、収納力がカギ。見た目の美しさだけでなく、必要なものをサッと取り出せる使い勝手の良い収納計画をすることで、生活がぐっと快適になります。
見せる収納と隠す収納を組み合わせる
頻繁に使うアイテムはオープンな収納で取り出しやすく、ストック品や掃除用具は扉付き棚や収納ケース、カゴに入れるなど隠す収納でスッキリ見せると便利です。
引き出し収納でデッドスペースを活用
深さや仕切りを工夫した引き出し収納を組み合わせることで、狭いスペースでも効率よく物を収納できます。
造作の場合には洗面カウンター下部分も自由に選択することができます。オープン収納にするのか、引き出し収納にするのか、横何列の収納にするのかなど、必要なアイテムを前提に検討してみてください!
鏡裏収納を取り入れる
鏡の裏を収納スペースにすることで、歯ブラシや化粧品などの小物を目に付く場所に出さず隠せるだけでなく、洗面台周りを広く見せる効果があります。
高さや奥行を考慮した設計
家族全員が使いやすいように、高さや奥行を調整し、取り出しやすい収納を計画しましょう。特に洗剤やバケツなど大きなアイテムが収まるスペースも忘れずに確保します。
収納力を最大限活用することで、日々の片付けが楽になり、快適な空間が維持できます。例えば、家族分のタオルや掃除用具をそれぞれの場所に収めるなど、具体的な使用シーンを想定した収納計画が大事です。
フロートタイプで下部スペースを有効活用
フロートタイプの洗面台は、床から浮いているため、空間が広く見える効果があります。また下部の空間を自由に活用できるのも魅力です。椅子を置いてメイクスペースにしたり、洗濯カゴを置いて家事動線をスムーズにしたり、多用途に活用可能です。また、ロボット掃除機の充電スペースとしても使いやすく、見た目をスッキリさせながら便利さを保てます。
ポイント④使いやすい高さと幅を設計する
洗面台は立ったり、しゃがんだり、といった日常の動作が繰り返される場所です。高さや幅が自分に合っていないと、使いづらさがストレスになることも。快適さを追求するためには、家族それぞれの動きや体格に合わせたサイズ設計が重要です。
洗面台の高さ
洗面台の高さは、腰の位置を基準にすると使いやすくなります。一般的には80~85cmが目安ですが、背の高い方や子どもが使う場合には微調整を検討しましょう。家族全員が成長に合わせて使えるよう、小さいうちはステップ台を用意するのもひとつです。
洗面ボウルやカウンターの幅
カウンターの幅は90~120cm程度を目安にすると、日常遣いに十分な広さを確保できます。広めの設計にすることで、歯ブラシやタオルなどを置くスペースやゆとりが生まれます。さらに、家族が同時に使うことを想定する場合は140cm以上にすることで、ストレスなく使用できます。洗面ボウルに関しては、設置方法に注意が必要です。置き型タイプはデザイン性が高く目を引く一方、水はねしやすいため、水栓金具の配置を工夫する必要があり、カウンターとボウルの継ぎ目のお掃除がしづらい面があります。埋め込み型タイプは、スッキリとした見た目と掃除のしやすさが魅力です。
全体の奥行き
奥行きは、手を洗いやすいスペースを確保するため、40~50cm程度が理想です。収納を重視する場合でも、奥行きが深すぎると物を取り出しにくくなるため、注意が必要です。
ポイント⑤照明と鏡で空間演出
造作洗面台の魅力を引き立てるには、照明と鏡の選び方・配置が重要な要素です。毎日の身だしなみチェックを快適にするためにも、適切な光と鏡のサイズ・位置を考えることが大切です。
照明の選び方
鏡周りに設置する照明は、影ができにくいように左右または上部に配置するのがおすすめです。温白色(3500~4000K程度)の光が、自然な肌色を再現します。天井照明だけでなく、間接照明やペンダント、壁付照明を活用することで、洗面スペースに温かみや奥行きをもたせることができます。間接照明やデザイン性のある照明は電球色(2700K前後)が多いため、空間に温かみをプラスすることができます。天井照明との組み合わせや多灯使いで、明るさのバランスをとることがポイントです。
鏡の選び方
洗面台の幅に合わせた鏡を選ぶとバランスが良くなります。横長の鏡は空間を広く見せ、縦長の鏡は高さを強調します。照明付鏡や収納一体型の鏡は、より便利でスタイリッシュな空間を演出できます。収納無しタイプでは、インテリアテイストに合わせた額縁付やアーチ型の鏡もおすすめです。洗面台のアクセントとして際立たせてくれます。ミニマルな空間やナチュラルテイストの洗面台にぴったりです。
照明と鏡を上手に組み合わせることで、使いやすさだけでなく、毎日使う空間が心地良く洗練されたものになります。
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ゼロリノベのリノベーション施工事例
マンションや戸建て、リノベーション費用、テーマ(北欧、モダン、ナチュラルなど)やこだわり(壁面収納、ホームシアターなど)など、詳細な条件で事例を検索できますので、ぜひ見てみてください!
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施工事例から学ぶ、こだわりの空間づくり
収納力たっぷりの造作洗面台で、引き出し収納や鏡裏にも収納を設けています。鏡の枠を統一することで一体感をだしています。壁面にタイルを採用することで、水はねへの配慮だけでなく、幅広いカウンターを際立たせるアクセントとしても効果的です。>>リノベ事例の詳細はこちら
リビングや他の空間に合わせシックなインテリアで仕上げた造作洗面スペース。ダウンライトと間接照明を組み合わせることで、陰影をつけたホテルライクな照明計画になっています。広々したカウンターと横長の洗面ボウルで奥行き感を出しています。>>リノベ事例の詳細はこちら
洗面ボウルの横に椅子が置けるスペースを確保した幅広の洗面台。忙しい朝でも、ゆっくり落ち着いて身支度ができるのが嬉しいポイントです。カウンター下は収納ケースを用いて、スッキリとした空間になっています。>>リノベ事例の詳細はこちら
ホテルライクに仕上げた洗面スペース。三面鏡とカウンター横にニッチを作ることで、隠す収納と見せる収納でスッキリさせています。扉に合わせて洗面ボウルや小物をブラックで合わせ、統一感のある空間に仕上がっています。>>リノベ事例の詳細はこちら
造作の場合、必ずしも洗面ボウル付きのカウンターをつける必要はありません。広めの洗面ボウルに収納力のある三面鏡を合わせることで足元をスッキリ見せ、スイッチプレートや水栓金具もブラックで揃えることでスタイリッシュに仕上がっています。>>リノベ事例の詳細はこちら
理想の造作洗面台をプロとともに実現するには
造作洗面台は、家族のライフスタイルや空間にぴったり合ったデザインを自由に実現できる魅力があります。しかし、理想的な仕上がりにするためには、素材選びやサイズ設計、収納力の確保、照明や鏡とのバランスなど、細かいポイントまで配慮が必要です。
また、施工にあたっては、空間全体の調和や水まわり特有のメンテナンス性も考慮する必要があるため、専門的な知識や経験が求められます。
プロに相談することで得られる安心感
リノベーションのプロに相談すれば、デザインや素材選びはもちろん、実用性や耐久性を考慮したアドバイスが得られます。また、具体的なイメージを形にする提案力や、施工における細かい配慮もプロならではの強みです。
自由設計の造作洗面台だからこそ、デザインにこだわりながらも、住んでからの収納やお手入れを意識して計画したいものです。日々の暮らしが快適になるように設計することが、成功の鍵となります。
ゼロリノベでは、ヒアリングを通じてお客様の理想を引き出し、快適で美しい造作洗面台を実現するお手伝いをしています。自分だけのオリジナル空間を、ぜひプロと一緒に形にしてみませんか?