書斎もおしゃれに楽しむ!リノベで叶える快適なワークスペースのアイデア実例15選

在宅ワークや趣味のおうち時間が増えた今、「書斎をもっと快適に、おしゃれに整えたい」と考える人が増えています。
とはいえ、限られた空間の中でどこに作る?どうレイアウトする?と悩むことも多いもの。
この記事では、ライフスタイルに合わせた実例とともに、快適でおしゃれなワークスペースをつくるヒントをご紹介します。
書斎も”おしゃれ”にこだわる時代に
かつての書斎といえば、限られた人が使う「仕事専用の個室」というイメージがありました。しかし今では、在宅ワークの普及や趣味時間の充実とともに、書斎のあり方も大きく変わりつつあります。
これまであまり意識していなかった場所でも、心地良く集中できるスペースづくりが求められるようになってきています。
在宅ワークや趣味時間で注目される書斎空間
在宅ワークの普及や副業、趣味に費やす時間の増加に伴い、書斎をつくる人が増えています。リビングの一角や寝室の片隅など、限られたスペースでも「自分だけの作業場所」を求める声が高まり、個室にこだわらず、ライフスタイルに合わせた書斎づくりが主流になりつつあります。
「夫婦で在宅ワークになった」「子どもが巣立ってスペースが空いた」「趣味に集中できる場所が欲しい」など、ライフスタイルに合わせて「自分らしい書斎」が注目を集めています。
自宅の一角でも、工夫次第で快適&おしゃれに
書斎は必ずしも広い個室である必要はありません。間取りを大きく変えなくても、デスクや照明、収納の工夫ひとつで、快適でおしゃれなワークスペースは実現できます。
最近では、家具のデザインや空間の見せ方にこだわる人も増え、使いやすくて映える書斎が注目されています。
仕事だけじゃない!書斎の新しい役割
書斎=仕事だけの場所、という考え方も変化しています。本や雑貨を飾る趣味空間や夫婦でシェアして使うマルチスペース、おこもり感のあるリラックススペースなど、ちょっとした特別な空間として、書斎の可能性が広がってきています。
さらに近年は、機能性だけではなくおしゃれさや心地良さにこだわる人が増えています。コンパクトなスペースでも、家具の選び方や照明、収納や間仕切りの工夫で、快適なワークスペースは十分につくることができます。
どこにつくる?空間別・おしゃれ書斎のアイデア実例
【個室】専用空間にこもって集中力を高める!
仕事や趣味にしっかり集中したい人に根強い人気なのが、個室タイプの書斎です。
扉を閉めれば周囲の音や気配を遮断できるため、オンライン会議や作業に没頭したいときに最適。スペースに余裕があれば、ワークチェアや本棚、飾り棚を取り入れて、こもり感を演出するのもおすすめです。
また、壁の素材や照明にもこだわると、集中しやすさと心地良さを両立できます。例えば、落ち着いた色味のクロスや間接照明を使えば、仕事の合間にリラックスできる空間にも。
実例① 集中と家族のつながりを

リビングから少し離れ、個室で確保した書斎はオンライン会議や作業に集中できる設計。夫婦2人で在宅で仕事をするため、離れた空間にそれぞれのワークスペースを確保した間取りに。



物件情報
【リビング・ダイニングの一角】家族との距離も大切にしたい人に
子育て中の家庭や、家族との時間を大切にしたい人に人気なのが、リビングやダイニングの一角に設ける書斎コーナー。家族の気配を感じながら作業できる距離感は、小さなお子さんがいる家庭にも安心です。
ポイントは、生活空間と作業空間をゆるく仕切る工夫。腰壁や本棚、造作カウンターなどを使って空間を緩やかに分けることで、メリハリを保ちつつ、閉塞感のないレイアウトが叶います。
照明やチェア、文具の収納などにもこだわれば、暮らしになじむお洒落なワークスペースに。家族とのつながりを感じながら、集中もしやすい、バランスの取れた書斎スタイルです。
実例② オーバルの光を愉しむ

リビング横に作ったワークスペースは、リビングとの繋がりを感じつつ、集中できる空間に。色合いなどに遊び心を持たせたインテリア計画にしました。


家のどこにいてもテンションのあがるインテリアに

物件情報
実例③ 小さなお部屋のような住まい

家族で過ごす時間が豊かになるような、リビングのレイアウトを計画。リビングの一角に多目的に使えるワークスペースを造作。

ひとつながりになった居心地の良い空間

リビングの一角に3mのデスクを造作

見守ることのできる間取り
物件情報
【寝室】静けさと落ち着きを活かすレイアウト
家の中でも比較的静かな環境を保ちやすい寝室は、集中したいときの書斎スペースとしても優秀な場所。生活音が少なく、自然と気持ちが切り替わる空間なので、作業に没頭しやすいというメリットがあります。
寝室に書斎を設けるときは、ベッドとの距離感や照明の工夫がポイント。コンパクトなデスクを壁付けにしたり、間接照明や調光ライトを取り入れることで、日中は仕事・夜はくつろぎの空間として、柔軟に使い分けることができます。

家族の体調不良時など、寝室で休んでいるすぐそばで作業することになるケースも。お互いに気をつかいすぎないためにも、寝室にワークスペースをつくるときは、レイアウトや動線もちょっと工夫しておくと安心です。
実例④ 斜交いの住まい


寝室に配置されたワークスペースは、少し高めの壁を設置することで、空間をゆるく仕切り、圧迫感のない設計に。おこもり感のある集中できる書斎に。






物件情報
【通路・フリースペース】デッドスペースの有効活用
ちょっとした通路や階段横、玄関ホールの一角など、活用しきれていなかった”余白”を使った書斎づくりも人気です。壁に沿って造作カウンターを設けるだけでも、作業に集中できるスペースが確保できます。
このタイプの書斎は、完全にこもらないけど、集中はしたい、という人にぴったり。圧迫感がなく、家族の気配もほどよく感じられるので、在宅ワーク初心者やリビング学習からのステップアップにもおすすめです。
ポイントは、通路の幅や周囲の動線をしっかり確保すること。椅子を引いたときに通りにくくならないよう、奥行きの浅いカウンターを選んだり、配線計画の工夫も大切です。
実例⑤ 抜け感のあるワンルーム


光と風が回る大空間のワンルームに、効果的に造作家具を配することで、掃除しやすく散らからないお部屋を実現しました。緩やかに区分けすることで、視線の抜けと空気の流れを確保。


離れた空間にワークスペースを2つ設けた間取り


デスク周りをすっきりさせたり小物を飾って楽しめる


家具や小物のごちゃつきを抑え、空間を有効活用した
物件情報
実例⑥ 通り土間のあるオープンな暮らし


ウォークスルークローゼットに作られたワークスペースはおこもり感がありつつ、日差しや空気の循環する快適なスペースに。有孔ボードを組み合わせることで壁面を有効活用。




ゾーニングで広く風通しの良い間取り


空間を緩やかに仕切った設計
物件情報
【小上がり・畳スペース】和の空間にこもるスタイル
最近注目されているのが、小上がりや畳スペースを活かした”和の書斎スタイル”。床に段差をつけることで空間をゆるく仕切りつつ、視線も気になりにくく、集中しやすい環境がつくれます。
小上がりの一角にカウンターを造作したり、畳の上で座卓スタイルのワークスペースにするなど、落ち着いた空間で作業に取り組みたい人にぴったり。ゴロンと寝転んでひと休みできるのも、畳スペースならではの魅力です。さらに、収納スペースを小上がりの下に設けるなど、限られた面積を有効活用できる点も◎。「洋の中に少しだけ和を取り入れる」感覚で、デザイン的にも面白みが生まれます。
実例⑦ うたた寝で寄り添う家


「幼少期に実家の和室でゴロゴロしていたのを自宅でも叶えたい」という思いから、畳の小上がりを採用。小上がりには床下収納とカウンターを造作。コンパクトな部屋に圧迫感を出さないよう、寝室に室内窓をつくりました。


マルチに使える小上がりスペース




空間を最大限活用しすっきりした生活を
物件情報

【デザイン受賞多数】
ゼロリノベのリノベーション施工事例
マンションや戸建て、リノベーション費用、テーマ(北欧、モダン、ナチュラルなど)やこだわり(壁面収納、ホームシアターなど)など、詳細な条件で事例を検索できますので、ぜひ見てみてください!
\200以上の事例を掲載!/
暮らし方に合わせてつくる、おしゃれな書斎スタイル
書斎づくりは、どこにスペースをとるかだけでなく、「誰が・どんなふうに使うか」によっても最適な形が変わってきます。一人暮らし、共働き夫婦、趣味と仕事を両立したい人…。
暮らし方や家族構成に合わせて、自分にぴったりのスタイルを見つけることが大切です。
ここでは、実際の暮らしに根差した4つのパターンから、快適でおしゃれな書斎の実例をご紹介します。
1人暮らし×在宅ワーク派の書斎
在宅ワークが日常になった今、1人暮らしでもオン・オフの切り替えができる場所として書斎を取り入れる人が増えています。ワンルームや1LDKのような限られた空間でも、空間の一角を仕切る、家具でゾーニングするなどの工夫で、集中できる環境は作ることができます。



”狭いから無理”ではなく、”どう分けるか”がポイント。
照明やチェアのデザインにこだわれば、限られた空間でも快適でおしゃれなワークスペースが実現できます。
実例⑧ ひとり時間が心地いい家


フルリモートだからこそ、自然とオンオフの切り替えができる住まいを。室内窓や床材で衣食住をゾーニング。夜はモノトーンの空間に間接照明が加わり、カウンターバーのように落ち着いた空間を演出。






物件情報
夫婦2人とも在宅ワーク派の書斎
夫婦のどちらも在宅ワーク派の場合、2つの作業スペースをいかに快適に共存させるかが大きなポイント。リビングやダイニングの一角に2人並んで作業できる造作デスクを設けたり、背中合わせのカウンター配置でお互いの集中力を保ったりと、空間を有効活用するアイデアが求められます。
それぞれが独立したワークエリアを持ちながらも、コミュニケーションをとりやすいレイアウトが理想。照明はデスクライトと間接照明を組み合わせることで、作業に必要な明るさを確保しつつ、おしゃれな雰囲気も演出できます。また、共用の収納スペースに加えて、各自の引き出しやボックスで整理すると、散らかりにくく、見た目もスッキリさせることができます。リノベならではの設計で、二人分の快適書斎を叶えることができます。
実例⑨ 家族が集まるLDとワークスペースのバランスを大事にしたおうち


夫婦ともにリモートワークのため、お互いが集中しやすいようにワークスペースをあえて離れた場所に計画しました。






物件情報
実例⑩ 仕事もリラックスタイムも愉しむ広々空間


ワークスペースを1カ所にまとめてコンパクトに。L型の造作カウンターで夫婦の存在を感じつつも集中できる配置になっています。カウンター下にキャスターワゴンを配置することで、レイアウトが自在なすっきりとした設計。






物件情報
趣味も楽しむ”マルチ書斎”
仕事だけでなく、『好き』を詰め込んだ自分だけの空間として書斎を活用する人も増えています。読書・音楽・ゲーム・イラスト・模型作りなど、在宅ワークと趣味の両立ができる”マルチ書斎”は、暮らしの満足度をぐっと上げてくれる存在。例えば、ワークスペースに本棚やギターを置いて趣味の部屋と共存させたり、配線計画にこだわってゲーム環境+作業環境をスマートにまとめるなど、ライフスタイルに合わせた自分仕様の設計がポイントです。
また、照明や壁の色、家具の素材などにこだわると、”居心地の良さ”がぐっとアップ。オン・オフを同じ空間で切り替えるには、デザインの力も重要です。



「こもって作業をしたい日もあれば、好きなことに没頭したい日もある」そんな欲張りな気持ちを叶えてくれるのが、趣味も楽しめるマルチ書斎。省スペースでも、工夫次第で”自分らしい空間”が手に入ります。
実例⑪ 夫婦それぞれが楽しめる空間


「夫婦それぞれが趣味を楽しめる空間」と「家事がしやすいこと」をテーマにレイアウト。回遊を意識した、お掃除ロボットが自在に動けるフルフラットな間取りへ。グレー基調のインダストリアルな内装が空間をまとめ、ブラックの家具と建具がデザインを引き締めています。




趣味を楽しむ空間に


物件情報
書斎を”おしゃれで快適に”するためのインテリア&リノベのポイント
書斎をつくるうえで大切なのは、「どこに置くか」だけでなく、「どう整えるか」。
家具や照明、収納、素材選びなどのインテリアの要素にこだわることで、同じスペースでも居心地の良さがぐっと変わります。
ここでは、快適でおしゃれなワークスペースを実現するために抑えておきたい、インテリアとリノベーションのポイントを4つに分けてご紹介します。
【照明】作業しやすく、空間もおしゃれに魅せる明かり計画
書斎の快適さを左右する大きな要素のひとつが「照明」。
パソコン作業や読書をすることを考えると、手元をしっかり照らす明るさは欠かせません。とはいえ、明るければいいというわけではなく、空間全体とのバランスや”心地良さ”も重要なポイントです。
基本は、手元をしっかり照らすデスクライトと、間接照明の組み合わせ。作業に集中したいときは明るさを確保しつつ、リラックスタイムには柔らかい光で雰囲気を切り替えられるのが理想です。また、デスクやチェア、壁面の光とのコーディネートで、空間全体をスタイリッシュな印象に。昼と夜で光の表情を変えることで、オン・オフの気持ちの切り替えもしやすくなります。


【収納】”見せる”と”隠す”のバランスが快適さのカギ
書斎が快適に保てるかどうかは、収納計画にかかっているといっても過言ではありません。散らかりやすい文具や書類、充電ケーブルなどをうまく収めるには、”見せる収納”と”隠す収納”のバランスがポイントです。
例えば、お気に入りの本や雑貨をディスプレイする棚は、空間のアクセントにもなり、おしゃれさを演出することが可能です。
一方で、乱雑に見えがちな日用品や細かい文具は扉付きのキャビネットや引き出しにまとめると、作業時にすぐ取り出せる&使わないときは見た目にもすっきりとした空間を保つことができます。
実例⑫ カメレオンハウス


リビングの一角にあるワークスペースは飾り棚として魅せる収納も兼ねて。細々したものはカウンター下に収納したり、生活用品をボックスで整えることで、リビングからも違和感のない設計。






物件情報
【床材】足ざわり・防音・デザイン性を兼ね備えて
書斎の床材は、見た目の印象はもちろん、使い心地や集中しやすさにも大きく影響するポイントです。長時間座って作業する場所だからこそ、足ざわりや音の響き、素材感にこだわることで快適性がぐっと高まります。
人気が高いのは、木の温もりが感じられるフローリングや足音が響きにくいカーペット仕上げ。マンションの場合は、階下への音を気にして遮音性のある素材を選ぶのもおすすめです。
また、床の色や素材感は、空間全体の雰囲気を左右する重要な要素。デスクやチェアのデザインと合わせてトーンを揃えると、ぐっと統一感のある書斎に仕上がります。
最近では、モルタル仕上げを取り入れた無機質でかっこいい書斎も人気の一つ。デスクやチェアのデザインに合わせてトーンを揃えることで、統一感のあるおしゃれな空間に仕上げることができます。



床材選びも、”自分らしい書斎”をつくるための大切なパーツ。機能とデザイン、どちらも大切にしながら選ぶことが大切です。
実例⑬ リズムの家


夫婦それぞれのワークスペースを住まいの対角線上に配置することで、互いの気配を感じつつもオンライン会議時や電話など音の干渉を避けることができます。インナーテラスに設置したワークスペースは、モルタル床にして一段下げることで、空間を緩やかに切り替えています。






物件情報
【間仕切り・造作】仕切りすぎず、空間になじませる工夫
限られたスペースのなかで書斎をつくるのであれば、”仕切り方”の工夫が快適さのカギ。完全な壁で区切られなくても、圧迫感を抑えつつ集中できる空間づくりは十分可能です。
例えば、腰壁や室内窓、本棚を使ってゆるやかにゾーニングすれば、家族とのつながりを残しながらも、作業に集中しやすい環境が整います。また、間仕切りを兼ねた造作家具なら、収納と仕切りを一体にして、空間を有効に使えるのもメリット。
リノベーションならではのアイデアとして、天井まで仕切らず、あえて抜け感を残す造作にすることで、空間に広がりが出て、閉塞感のない書斎にもレイアウト可能です。
実例⑭ 大らかな時間の流れる住まい


建具をガラスにすることで、仕切られた空間でも繋がりを感じつつもリビング空間と距離をとることで集中できる間取り設計に。


本棚を設置し、収納力を確保




物件情報
実例⑮ 家族の時間を記憶する家


背板のない本棚にキャスターをつけて書斎の建具にし、子供のワークスペースとゆるく繋がる空間に。移動自在な本棚は空間を緩やかに仕切り、光を取り入れることが可能。


お絵描きや作品を飾るスペースに


すっきりしたレイアウト


ちょっとしたPC作業や家事スペースに
物件情報



”仕切る=分断する”ではなく、”整える”ための工夫として取り入れると、暮らしになじむおしゃれな書斎が叶います。
まとめ|おしゃれで快適な書斎は、暮らしをもっと豊かにしてくれる
働き方や暮らし方が多様化した今、自宅に『自分らしく過ごせる場所』があることは、思っている以上に大きな安心感につながります。書斎は、仕事に集中できるだけでなく、趣味やリラックスの時間も楽しめる空間。その役割や価値は、今やあると便利」から「あると暮らしが整うへと変化しつつあります。
広くスペースがなくても、ちょっとした工夫やリノベーションで、快適でおしゃれな書斎は十分に実現可能です。ライフスタイルに合わせて場所を選び、インテリアや収納を工夫することで、『自分にフィットする空間』がきっと見つかるはずです。
これから書斎をつくる方も、すでにあるスペースを見直したい方も、今回の実例やアイデアをヒントに、心地良く、自分らしく過ごせる場所を整えてみてはいかがでしょうか。



ゼロリノベでは、今回ご紹介したような様々なスタイルの書斎づくりの実例や、暮らしにフィットする空間作りのノウハウがたくさんあります。「わが家に取り入れられるかな?」と思ったら、是非お気軽にご相談くださいね。