収納は“可動棚”で失敗しない|暮らしの変化に強い可動式収納の考え方と実例

収納計画は、住まいづくりのなかでも「正解がひとつではない」部分です。
打合せの段階で棚の高さを決めていても、いざ実際にモノを収納してみると、「思ったより高さが合わない」「収納が足りない」と感じることも少なくありません。
さらに、今の暮らしにはぴったりでも、家族構成やライフスタイルが変われば、その収納が使いにくくなってしまうこともあります。
物のサイズや量は、住んでみて分かることも多いもの。だからこそ、完成形を決められない柔軟な収納計画が、後悔しにくい選択になります。
そんな中で注目されているのが、可動棚を取り入れた収納計画です。
棚の高さを変えられる可動棚は、物のサイズや量に合わせて調整できるだけでなく、枚数を追加したり、暮らしの変化に合わせて”使い方を更新できる収納”でもあり、使いながら整えていくことができるのが魅力です。
リノベーションでは、間取りや内装と合わせて収納を一から計画できるため、可動棚の自由度を最大限に活かすことができます。
住んでからの変化を前提に、余白を残すことで、暮らしに寄り添う収納になります。
この記事では、可動棚収納の考え方と、リビングやキッチン、洗面室など場所別の実例を交えながら、「失敗しにくい収納」のヒントをご紹介します。
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可動棚収納とは?固定棚との違い
可動棚収納とは、棚板の高さや位置を自由に調整できる収納のことをいいます。壁面にレールやダボ穴を設け、収納する物に合わせて棚板を動かすことができるのが特徴です。
一方で、棚板の位置があらかじめ決まっている固定棚は、見た目がすっきりする反面、収納する物が変わったときに調整ができません。高さが合わなくなった場合、使いづらさを感じても簡単には変えられないのがデメリットです。
可動棚収納の魅力は、「高さを変えられる」こと自体ではなく、暮らしに合わせて収納の使い方を更新できる点にあります。
棚板を一段下げる、枚数を増やすといったちょっとした調整で、今の暮らしにフィットする形へと整え直すことができます。
また、既製の収納家具と比べると、リノベーションでつくる可動棚は、空間のサイズや使い方に合わせて奥行きや幅を細かく設計できるのも大きな違いです。
「この場所に、ちょうどいい収納をつくる」という発想が叶います。
髙橋可動棚収納は、完成形を決めきらず、暮らしの変化を受け止めながら育てていける収納。だからこそ、長く使い続けやすく、失敗しにくい収納方法といえるのです。
可動棚収納が暮らしの変化に強い理由
可動棚収納が支持されている理由は、収納量を増やすためでも、見た目を整えるためだけでもありません。
暮らしの変化に合わせて、収納のあり方を柔軟に変えられる点にあります。
ライフステージが変わっても使い続けられる
子どもの成長や独立、在宅ワークの開始など、暮らしは年月とともに少しずつ変わっていきます。今は使っていないスペースも、数年後には必要になることも。
可動棚なら、その都度棚板の位置を変えることで、収納する物や使い方に合わせた調整が可能です。
作り直すのではなく、使いながら最適化していくことができるのが特徴です。
物の量やサイズの変化に対応しやすい
収納する物は、思っている以上に変化します。家族の成長や家電や日用品のサイズが変わったり、趣味の道具や仕事用のアイテムが増えたりすることも珍しくありません。
可動棚収納なら、物の高さに合わせて棚板を動かしたり、必要に応じて棚板を追加することで、「入らない」「無駄な余白ができる」といったストレスを減らすことができます。
工夫をせずに使い方を変えることができる
固定棚の場合、使いにくさを感じても、位置を変えるには工事が必要になるケースがほとんどです。
その点、可動棚は住んでからでも手軽に調整できるのが大きなメリットです。
棚板を動かす、枚数を増やすといった小さな工夫で、今の暮らしに合った収納へと更新できます。



「今だけでなく、これから」を見据えた収納として、可動棚はリノベーションと相性のいい選択肢といえるでしょう。
【場所別・実例】可動棚収納の取り入れ方
可動棚収納は、取り入れる場所によって役割が大きく変わります。
ここでは、リノベーションでよく採用される空間ごとに、可動棚がどのように活かされているかを実例とあわせてご紹介します。
リビングの可動棚収納
リビングは、家族みんなが使うものが集まりやすい場所。本や雑貨、子どもの用品、書類など、用途の異なる物が混在しやすい空間でもあります。
実例1 変形の間取りを自在に






ゼロリノベのリノベーション施工事例
変形の部屋を活かした「への字型」キッチンとドナオークのフローリング。独立したワークスペースや広々収納も完備。シンプルで個性的なデザインを追求し、白、木、グレーを基調に上質な空間を実現しました。
※費用は引き渡し当時の金額です
実例2 ライフスタイルの変化に合わせて






ゼロリノベのリノベーション施工事例
2人のお子さんをもつHさんご夫婦。個室をつくらず、子どもの成長やライフスタイルの変化に合わせ、部屋の使い方を自由に変えられる住まいを希望されました。躯体の形状を活かして計画したキッズスペースをアイキャッチに、おふたりの好きな絵本の世界観を色で表現しました。
※費用は引き渡し当時の金額です



あらかじめ用途を決めきらず、
「今は何を置くか」「将来どう使えるか」を想定しておくことで、
リビング収納を長く使い続けられる設計になります。
キッチン・パントリーの可動棚収納
キッチンまわりは、家電やストック品など、物の高さや量が変わりやすい場所です。
可動棚を取り入れることで、家電のサイズに合わせて棚の位置を調整したり、ストックが増えたタイミングで棚板を追加したりと、使いながら収納量をコントロールすることが可能です。
実例3 キッチンと繋がる学習スペース






ゼロリノベのリノベーション施工事例
リビングを広くし、キッチンと一体化することで、家族全員が自然に集まりたくなる空間にリノベーション。子どもの姿が見え、料理や後片付けをみんなで楽しむことができるキッチン。玄関からリビング、小上がりまで一体化した動線が魅力な住まいです。
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実例4 ノイズレスな空間でキッチンを楽しむ






ゼロリノベのリノベーション施工事例
大きな窓から得られる景観と開放感が、日常にゆとりをもたらす住まい。互いの時間を尊重できる夫婦それぞれの個室が、在宅勤務を心地よく支えます。猫ちゃんと過ごす穏やかな時間や、食と器を楽しむキッチン、変化に寄り添う余白が、丁寧な暮らしを静かに育んでいきます。
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造作収納と組み合わせることで、空間にぴったり収まる、無駄のないパントリーが完成します。
洗面・脱衣室の可動棚収納
洗面・脱衣室は、家族の人数や生活スタイルによって、必要な収納量が変わりやすい場所です。
可動棚ですと、タオルや洗剤、日用品のサイズに合わせて、棚板の高さを細かく調整でき、かごやケースを使いながら、
使いやすさに合わせて棚割りを変えられるようにできます。
実例5 ”住んでから”に合わせる






ゼロリノベのリノベーション施工事例
猫との暮らしを見据えたご家族のお住まい。収納や書斎の機能を持たせた箱を設け、その先にLDKや個室を配することで、路地のような楽しい間取りに。インテリアに馴染むキャットウォークも造作しました。家事動線はコンパクトで、人にも猫にも過ごしやすいプランです。
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実例6 家事楽を極めた動線×収納で効率化






ゼロリノベのリノベーション施工事例
気持ちのいい眺望に負けないくらいの開放感!空間に視線の抜けをつくる室内窓や、動線も考慮して斜めに配した造作キッチンは、広さを目一杯感じるための工夫としました。さらに家事楽を極めた動線×収納で作業を効率化。可変性を持たせた大きなワンルームの完成です。
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住んでから調整できることで、「ちょうどいい収納」を維持しやすくなります。
玄関・土間の可動棚収納
玄関や土間収納は、季節によって収納物が大きく変わる空間。靴だけでなく、アウトドア用品やベビーカーなど、高さのある物を収納するケースも少なくありません。
可動棚なら、使う季節に合わせて棚板を外したり、高さを変えたりすることで、限られたスペースを有効活用することができます。
実例7 趣味を楽しむ






ゼロリノベのリノベーション施工事例
施主様のリクエストは”土間のあるインダストリアルな空間”。アウトドア用品の収納やDIYができる空間として、玄関土間にアトリエを設けました。家族が増えても柔軟に対応できるゆとりを残した住まいに、施主様お手製のダイニングテーブルやテレビボードが並びます。
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実例8 飾って楽しむ






ゼロリノベのリノベーション施工事例
ウッド調アイテムとモルタルやタイルで温かみとインダストリアルな雰囲気を演出したリノベーション。限られた平米数を最大限に活用するために試行錯誤し、最終的に効率的な間取りを実現。寝室もパイプスペースの制約を克服し、広々とした空間を確保しました。
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土間リノベーションとも相性がよく、
暮らし方に合わせて柔軟に使える収納になります。
ワークスペースの可動棚収納
在宅ワークや趣味のスペースでは、書類や本、ガジェット類など、収納する物が変わりやすいのが特徴です。
可動棚を取り入れておくことで、仕事中心の使い方から、将来的に別の用途へと転用しやすい空間になります。
実例9 ワークスペースに限定されない空間






ゼロリノベのリノベーション施工事例
モルタルやグレーの壁塗装、ステンレスのキッチンなどでインダストリアルにしつつ、ポップなカラーのアクセントウォールや黒板塗装、レゴブロックのスイッチカバーなど随所に遊び心を。開口部で風通しを改善し心地よく、遊び心と機能性を兼ねた住まいになりました。
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実例10 空間を有効活用したレイアウト






ゼロリノベのリノベーション施工事例
ご夫婦ともにリモートワークで働く施主様。昭和のオフィスのようなデザインがお好きということで、どこか懐かしさを感じる仕上げや素材を取り入れました。限りある広さを有効活用するため、ワークスペースは1箇所にまとめつつ、充実の広さをもたせています。
※費用は引き渡し当時の金額です



「今の使い方」に縛られない設計が、
長く使えるワークスペースにつながります。
リノベで考えたい可動棚収納の設計ポイント
可動棚収納は、ただ棚を動かせばいいわけではありません。使いやすさを左右するのは、リノベーションの段階での設計です。
ここでは、後から「使いにくい」と感じにくくするためのポイントを整理します。
下地計画が使いやすさを左右する
可動棚を設置する際に重要なのが、棚を取り付けるための下地計画です。
下地がしっかり入っていないと、棚板の枚数や奥行、位置に制限が出てしまうこともあります。
リノベーションでは、将来棚板を増やすことも想定し、あらかじめ余裕を持った下地計画を行うことで、住んでからの調整がしやすくなります。
奥行きと棚板枚数の考え方
可動棚は、奥行きの設定も重要です。深すぎると物が埋もれやすく、浅すぎると収納力が不足してしまいます。
収納する物をざっくり想定しながら、使いやすい奥行きを設計しておくことで、後から棚位置を変えても無理のない収納になります。
また、棚板の枚数は「少なめ」ではなく、調整できる余白を残しておくのがおすすめです。必要に応じて追加できる前提で考えると、暮らしの変化にも対応しやすくなります。
素材や色で空間に馴染ませる
可動棚は機能性が高い一方で、選び方によっては空間から浮いて見えることもあります。
壁や床、建具と色味や素材感を揃えることで、収納が主張しすぎず、空間に自然になじみます。リビングなど見える場所では、インテリアの一部として考えることが大切です。



可動棚収納は、設計の段階で少し工夫するだけで、住んでからの使いやすさが大きく変わります。
リノベーションだからこそできる準備をしておくことが、長く快適に使える収納につながります。
収納は「完成」させない方がうまくいく
収納計画は、住まいづくりの中でも後回しにされがちですが、暮らしやすさを大きく左右する重要な要素です。
とくに可動棚収納は、完成形を決めきらず、暮らしの変化に合わせて調整できる点が大きな魅力といえます。
打合せで棚の高さを決めていても、実際に使ってみると合わないことは珍しくありません。可動棚であれば、棚板の位置を変えたり、枚数を増やしたりしながら、住んでからでも使い方を整えていくことができます。
リノベーションでは、間取りや内装とあわせて収納を一から考えられるからこそ、「今」だけでなく「これから」を見据えた計画が可能です。
余白を残し、変化を受け止められる収納は、長く快適に暮らすための心強い味方になります。
可動棚収納は、使いながら育てていく収納。
暮らしに寄り添い、変わり続ける住まいを支えてくれる存在です。
収納は“完成”させない方がうまくいく──これは可動棚に限らず、収納計画全体の考え方でもあります。
ゼロリノベの他の記事『収納リノベーションの最終結論!片付けが簡単になる3つの収納法とは?』もぜひ参考に、自分の暮らしに合う収納の考え方を深めてみてください。



「今ちょうどいい収納」より、「これからも使い続けられる収納」を。
可動棚は、暮らしの変化を前提にした選択です。
ゼロリノベでは、暮らしに合わせた収納づくりをご提案しております。収納のことも、暮らしのことも。気になることがあれば、まずはお気軽にご相談ください。








