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ダクトレールは工事不要でも取付け可!工事が必要な場合や費用を解説

複数の照明を取り付けることができるダクトレールには、自分で取り付けられる工事不要のタイプと、業者に工事を依頼するタイプがあります。

ダクトレールを取り付けることで、画像のように誰でも簡単におしゃれな部屋にすることができるので、自分好みの空間を作るための便利なアイテムです。

しかし、ダクトレールの種類や工事費用の相場を知らないまま購入してしまうと、「自宅には取り付けられなかった」「想像よりも工事費用がかかった」などの失敗につながることがあります。

そうならないためにも、ダクトレールの取り付けを検討しているのであれば、ダクトレールの種類や取り付け工事にかかる費用相場を確認しておくと安心です。

そこでこの記事では、以下の内容について解説していきます。

  • ダクトレールは種類によって取り付け工事不要!
  • ダクトレールを取り付けるときの費用相場
  • ダクトレールの工事を依頼するメリット・デメリット
  • ダクトレールの取り付け工事費用を抑える方法

ダクトレールの取り付け工事費用を抑える方法では、取り付け手順も解説しています。工事が必要なダクトレールを自分で取り付けたいと考えている人も、ぜひ一読してみてください。

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目次

ダクトレールは種類によって取り付け工事不要!

冒頭でも紹介したように、ダクトレールには工事不要のタイプと、工事が必要なタイプがあります。

  • 工事不要…引っ掛けシーリングタイプ
  • 電気配線の工事のみ必要…直付けタイプ
  • 工事必須…埋め込みタイプ

「天井に穴を開けられない」「リノベーションをしたい」など、ダクトレールを取り付ける状況は人によって違うかと思います。

そのため、各ダクトレールがどのような場合におすすめなのかも説明していきます。

各ダクトレールのメリット・デメリットもおさえながら、自分にぴったりのダクトレールを選んでいきましょう。

1-1.引っ掛けシーリングタイプは工事不要

引っ掛けシーリングタイプとは、天井のシーリング部分に取り付けるダクトレールです。取り付け工事や電気配線工事の必要がなく、誰でも簡単に取り付けられるのがメリットです。

ただし、天井のシーリング部分がある場所にしか取り付けることができないので、好みの場所に設置できないというデメリットがあります。

引っ掛けシーリングタイプは、工事は難しいが手軽に模様替えを楽しみたいという人におすすめのダクトレールです。

1-2.直付けタイプは電気配線の工事のみ必要

直付けタイプとは、ダクトレールを天井にネジで固定して取り付けるタイプです。取り付けは自身で行うことも可能ですが、電気配線のみ工事が必要となります。

ダクトレール本体には電流が流れていないので、照明の電気をつけるためには電気配線を繋いで電気を通す必要があります。

電気配線工事は電気工事士の資格が必要なので、必ず業者に依頼してください。

直付けタイプは好みの場所にダクトレールを設置できるのがメリットで、自由度が高くおしゃれな部屋作りにおすすめです。

取り付けの際に天井にネジ穴を開けるというデメリットはありますが、比較的簡単な工事で好きな場所にダクトレールを取り付けることができるので、本気でおしゃれな部屋にしたいという人におすすめです。

ダクトレールの取り付けをすべて業者に依頼することもできますが、少しでも費用を抑えたいと考えている人は、DIYに挑戦してみてはいいかがでしょうか。

ダクトレールの取り付け方法については、「6.ダクトレールの工事費用を抑えるならDIY」で手順を解説しています。

1-3.埋め込みタイプは工事が必須

ダクトレールを天井に埋め込んだ「埋め込みタイプ」は、天井とダクトレールの境目がないフラットなタイプです。

埋め込みタイプ以外のダクトレールは天井から出っ張っているので、ダクトレールの存在感が強い印象ですが、埋め込みタイプはダクトレールが見えないので、天井がすっきりとした印象になるのがメリットです。

ただし、大がかりな取り付け工事が必要になるので、簡単に後付けすることができないのがデメリットです。

また、天井を切り抜いてダクトレールを埋め込むので、直付けタイプのように自分で取り付けることは難しく、費用を抑えることはできません。

埋め込みタイプは、リノベーションやリフォームなど大きな工事を行う予定がある人におすすめのダクトレールです。

ダクトレールを取り付ける時の費用相場

取り付け方法の異なるダクトレールの特徴についてわかったところで、次にダクトレールを取りつける際の費用相場が気になるところ。

今回は、工事が必要な3つの費用相場について紹介していきます。

  • 直付けタイプの電気配線のみの工事費用
  • 直付けタイプの取り付け工事費用
  • 埋め込みタイプの取り付け工事費用

ちなみに、工事不要の引っ掛けシーリングタイプのダクトレールを使用する場合は、ダクトレール本体の1mあたりの価格相場4,000円前後の費用のみで、手軽に模様替えを楽しむことができます。

ダクトレールの取り付け工事費用の相場を確認してから、取り付けるダクトレールの種類を検討してみてください。

2-1.直付けタイプの電気配線工事のみの場合

直付けタイプのダクトレールは、必要な工具があれば自分で取り付けることが可能なので、ここでは電気配線工事のみを業者に依頼した場合の費用相場を紹介していきます。

電気配線の工事費用は1ヵ所3,000円程度と安く、30分程度で作業が終了する簡単な工事となります。

なぜダクトレールの設置に電気配線が必要なのかというと、ダクトレール本体だけでは電流が流れていないので、電気配線を繋いで電気を通す必要があります。

つまり、電気配線工事を行わないとただのレールということです。

電気配線と繋いで初めてダクトレールにも電流が流れるので、照明を取り付けた時に電気を付けることができます。

電気配線工事は電気工事士の資格が必要なので、必ず業者に依頼してください。

2-2.直付けタイプの取り付け工事の場合

直付けタイプのダクトレールは天井にネジ穴を開けて取り付けるので、失敗したくないという人は取り付け工事まで業者に依頼することをおすすめします。

取り付け工事の費用相場は1mあたり5,000円程度と安く、電気配線工事と合わせても1ヵ所8,000円でダクトレールを取り付けることができます。

作業時間も電気配線工事と合わせて60分程度なので、比較的簡単な工事となります。

工事となると大ごとに感じて足踏みをしてしまいがちですが、直付けタイプのダクトレールの取り付け工事は安くて簡単なので、ぜひ検討してみてください。

2-3.埋め込みタイプの取り付け工事の場合

埋め込みタイプの基本的な工事内容は、ダクトレールと天井の境目をなくすため、ダクトレールのサイズに天井を切り取って埋め込みます。

工事費用の相場は少なくとも1mあたり10,000円前後で、業者によって金額は異なります。

あわせて電気配線工事も必要となり、さらに天井の厚みよりもダクトレールの方が分厚い場合は、天井の厚みを追加して境目をフラットにする追加費用がかかる場合があります。

施工会社によって追加施工の有無や追加費用について異なるので、事前に見積もりをもらって確認しておくと安心です。

また、天井の素材がコンクリートの場合は後付け工事ができないので、埋め込みタイプ以外のダクトレールを選択してください。

ダクトレールの工事を依頼するメリット

自分で取り付けることもできる直付けタイプのダクトレールを、業者に依頼するメリットとはどのような点なのか気になりますよね。

ダクトレールの取り付け工事を業者に依頼するメリットは2つ。

  • 失敗なく取り付けられる
  • 不必要な道具を購入しなくていい

ダクトレールの取り付けを、業者に依頼するかどうかの判断材料にしてください。

3-1.失敗なく取り付けられる

ダクトレールの取り付けを業者に依頼する最大のメリットは、プロが完璧に取り付けてくれるということです。

おしゃれな部屋にしたいという思いでダクトレールを取り付ける人が多いかと思いますが、自分で取り付けて失敗したとなっては元も子もありません。

自分で取り付けることに少しでも不安がある場合は、業者に依頼することを強くおすすめします。

3-2.不必要な道具を購入しなくていい

自分でダクトレールを取り付けるとなると、普段は使用することのない道具を準備する必要があります。

普段からDIYを行う人は手元にある道具で取り付けられるかもしれませんが、一から準備するという人は業者に依頼した方が安上りになる可能性があります。

手先が不器用な人やDIYの経験がない人は、取り付け工事を業者に依頼することをおすすめします。

ダクトレールの工事を依頼するデメリット

ダクトレールの工事を業者に依頼する前に、デメリットについても確認しておきましょう。

  • 工事費用がかかる
  • 施工時に立ち合いが必要

ダクトレールの取り付け工事を業者に依頼する2つのデメリットの内容が問題なければ、業者への依頼を検討してみてください。

4-1.工事費用がかかる

当然のことですが、ダクトレールの取り付け工事を業者に依頼すると工事費用がかかります。

例えば、ダイニングに1mのダクトレールを1本と電気配線工事を依頼した場合、5,000円(取付工事)+3,000円(電気配線工事)=8,000円の工事費用がかかります。

自分で行う場合は取り付け工事費用が0円すむので、電気配線工事の3,000円のみで仕上がります。

ただし、自分で取り付ける場合は道具を用意する必要があるので、その分の費用がかかります。

4-2.施工時に立ち合いが必要

ダクトレールの取り付け工事には立ち合いが必要となるので、スケジュールの調整を行う必要があります。
仕事などでなかなか時間がとれないという人は、スケジュール調整が大変かもしれません。

また、業者が家に上がって作業をしている間が気まずいという人も多いですが、ダクトレールの配置をしっかりと指定しながら作業を確認することをおすすめします。

業者の方は照明を取り付けることに関してはプロですが、おしゃれに関しては話は別です。

立ち合い中はテレビを見ている・別の部屋にいるといった意見もありますが、「イメージと違った…」ということのないように、取り付け作業をしっかりと確認しておくと安心です。

ダクトレールの工事はおしゃれにしたいなら必須

ここまで、ダクトレールの種類や工事のメリット・デメリットについて紹介してきましたが、おしゃれな部屋にしたい人はダクトレールの取り付け工事は必須条件です。

自分で取り付けられる引っ掛けシーリングタイプは、手軽ではありますが自由度が低いので本格的におしゃれな部屋にすることはできません。

ダクトレールと照明を使って、「特別な空間を演出したい」「部屋全体をおしゃれにしたい」という人は
ダクトレールの取り付け工事の検討をおすすめします。

直付けタイプであれば、工事費用は1ヵ所8,000円と安価で簡単な工事内容なので、時間もそこまでかからずにおしゃれな部屋を手に入れることができます。

「自分のセンスでおしゃれできるかわからない」と不安を感じている人は、照明の専門店で相談すると、部屋に合ったダクトレールの配置などを教えてくれるので利用してみてください。

ダクトレールの工事費用を抑えるならDIY

取り付け工事費用を抑えながら、ダクトレールを自由に取り付けておしゃれな部屋にしたいという人は、直付けタイプのダクトレールを自分で取り付けるのがおすすめです。

先ほどご紹介したように、電気配線工事は電気工事士の資格が必要なので、必ず業者に依頼してください。

それでは早速、ダクトレールの取り付けに必要な物や、取りつけ手順について詳しく解説していきます。

6-1.ダクトレールの取り付けに必要な道具

ダクトレールの取り付けに必要な道具は次の2つです。

  • 下地センサー
  • インパクトドライバー

下地センサーとは、壁の中の石膏ボードの奥にある柱を探す道具です。ネジを締めるときに、石膏ボードだけではもろくて崩れやすいので、柱のある所にネジを入れる必要があります。

下地センサーは柱の位置を知らせてくれるので、ダクトレールをしっかりと取りつける場所を探すことができます。
壁に時計などを設置する時にも重宝するので、持っていて損はないアイテムです。

次に必要な道具は、ネジを自動で締めることができるインパクトドライバーです。

手動でもできなくはないですが、照明が落ちてきては大変なので、インパクトドライバーでしっかりと固定することをおすすめします。

インパクトドライバーを持っているとDIYの幅が広がるので、こちらも持っていて損はないアイテムです。

6-2.ダクトレール以外に必要な部品

ダクトレールを取り付ける時に必要な部品は次の3つです。

  • フィードインキャップ
  • エンドキャップ
  • ジョイナ

フィードインキャップとは、電気配線からダクトレールへ電気を引き込む部品です。ダクトレールに電流を流すためにはフィードインキャップが必要となります。

エンドキャップは、配線がむき出しになっているダクトレールの先端に取り付ける部品です。配線がむき出しの状態では火災などの恐れがあるので、必ずエンドキャップを用意してください。

ダクトレールを連結するジョイナは必須アイテムではありませんが、複数のダクトレールを直線につないだり、四角やL字に連結することができるのでおすすめです。

ジョイナには、ストレート・L字・T字があるので、ダクトレール連結する場合は用意しておくと便利です。

6-3.直付けタイプの取り付け手順

ダクトレールの取り付けに必要な道具や部品を準備し、依頼する電気屋さんが決まったら、さっそくダクトレールを天井に取り付けていきましょう。

<ダクトレールを天井に取り付ける手順>

1.下地センサーで天井の下地(柱)を探す
強度の高い下地の部分にネジを締めるため、下地センサーで柱の位置を確認して、マスキングテープなどで印を付けておきましょう。

2.フィードインキャップを取り付ける
購入したフィードインキャップの取り付け方法に従って、ダクトレールに取り付けてください。
※フィードインキャップのカバーは電気配線後にはめるので、取っておいてください。

3.ダクトレールを取り付ける
先ほど確認した下地の位置に、インパクトドライバーでダクトレールを取り付けます。ダクトレールの真ん中からネジ締めを行うと一人でも簡単に作業が進められます。

4.電気配線をお願いする

5.フィードインキャップのカバー・エンドキャップをはめる
電気配線が終了したら、フィードインキャップのカバーをはめ、ダクトレールの先端にエンドキャップを取り付けたら作業終了です。

ダクトレールを取り付けるのに必要な道具や部品・作業工程が少ないので、日ごろからDIYをしている人なら1時間半程度で作業が完了します。

この作業では天井にネジ穴を開けるので、DIYの経験がない人は業者に依頼をした方が安心かと思います。

業者に依頼する場合は「ダクトレール 工事 業者」と検索して、取り付け工事を行ってくれる業者を探してみてください。

まとめ

ダクトレールの工事について、重要なポイントをもう一度おさえておきましょう。

・ダクトレールの種類によって取り付け工事の有無が異なる
①工事不要…引っ掛けシーリングタイプ
②電気配線工事のみ必要…直付けタイプ
③工事必須…埋め込みタイプ

・ダクトレールの取り付け工事費用の相場
①電気配線工事のみ…1ヵ所約3,000円/m
②直付けタイプ…約5,000円/m
③埋め込みタイプ…約10,000円/m

・ダクトレールの工事を依頼するメリット
①失敗なく取り付けられる
②不必要な道具を購入しなくていい

・ダクトレールの工事を依頼するデメリット
①工事費用がかかる
②施工時に立ち合いが必要

・ダクトレールの工事費用を抑えるなら、直付けタイプを自分で取り付ける

この記事を参考に、どの種類のダクトレールを取り付けるのか、工事を依頼するのかどうかを判断していただければ幸いです。

この記事の執筆
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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