対面式キッチンにカウンターを付けるメリットは?おすすめな人やおしゃれなレイアウトも紹介!
「対面式キッチンにする場合、カウンターを取り付けた方が良い?」
「対面式キッチンカウンターにはどのようなものがある?」
このように対面式キッチンにカウンターを取り付けるべきなのか悩んでいませんか?
対面式キッチンカウンターには様々なメリット・デメリットがあり、方法も様々なため、どのように使用するか明確にしておくべきです。
そこで、この記事では対面式キッチンカウンターのメリットやデメリット、使用方法を解説します。さらに、レイアウトやおすすめできる人・できない人に関しても合わせて解説しています。
この記事を読めば、対面式キッチンカウンターを取り付けるべきかどうか、またどのように使うかが明確になるでしょう。
キッチンカウンターの実例などを参考に理想のキッチンカウンターのイメージを膨らませてください。
一級建築士
西村 一宏
東洋大学ライフデザイン学部講師。リノベーション・オブ・ザ・イヤーを受賞した設計・施工部門の責任者としてゼロリノベ建築を担う。
住まい選びやリノベに役立つ
資料無料ダウンロード
住宅ローンに縛られず、趣味や旅行だって楽しみたい。自分のライフスタイルに合った間取りで豊かに、自由に暮らしたい。
そんな「大人を自由にする住まい」を叶えるためのヒントをまとめた資料集です。ぜひお役立てください。
失敗しない中古マンション
購入前のチェックリスト80
【 資料内容 】
- 中古マンション選びで重要な11の項目別に紹介
中古マンションを購入する際に押さえておきたい注意点とは?不動産のプロである宅建士監修のもと、必ず確認するべき観点をチェックリストとしてまとめました。耐震性や管理状態、立地や周辺環境までもれなく網羅。物件探しや内覧の際にぜひお役立てください!
\セールスも一切なし/
【使用シーン別】対面式キッチンカウンターの実例
まずはどのような対面式キッチンカウンターがあるのかみていきましょう。
対面式キッチンカウンターの主な使い方として、以下の3つの方法があります。
- カウンターをテーブルとして使う
- カウンター下を収納棚として使う
- 植物や小物を置き飾り棚として使う
様々な使い方ができることが魅力のキッチンカウンターですが、まだまだイメージが湧いてこない方もいるのではないでしょうか。
実際の写真を見ながらどのようなキッチンカウンターが良いのか、イメージを膨らませていきましょう。
1-1.カウンターをテーブルとして使う
対面式キッチンカウンターの活用方法1つ目は、テーブルとして使うことです。
対面式キッチンカウンターをテーブルとして使うメリットは3つあります。
- 料理を運ばなくて良い
- ダイニングテーブルが要らず、リビングを広く使える
- 料理をしながら食事している人とコミュニケーションをとれる
このように対面式キッチンカウンターをテーブルとして使うことで、できたての料理を並べられ、運ぶ手間も省けます。
そしてキッチンカウンターで食事ができれば、ダイニングテーブルを置く必要がなくなります。
お部屋を広く見せることもできますし、空いたスペースを別のことに有効活用もできるでしょう。
食事を同じタイミングでとると横並びになり顔を見ながら食べることはできませんが、料理をしながら・洗い物をしながら、面と向かって家族とコミュニケーションをとれます。
食事のタイミングが合わないというご家庭は、コミュニケーションの場として上手く活用できるでしょう。
1-2.カウンター下を収納棚として使う
2つ目の使い方は、カウンター下を収納スペースにすることです。
特にキッチン上部に吊戸棚などを設置できないペニンシュラキッチンやアイランドキッチンは、収納スペースが少なく悩まれる方も多いと思います。
対面式キッチンカウンターの下を収納スペースにすることで、キッチンに収納できなかったものを収納できます。
例えば以下のようなものを収納するとキッチン側の収納スペースにもゆとりが生まれるでしょう。
- カセットコンロ
- 土鍋
- ホットプレート
- 来客用カップ&ソーサ―
- 食料品のストック
このようにキッチンカウンター下の収納は、使う頻度が少ないものを入れておくと良いでしょう。
よく使うものをしまっておくと、出し入れする際にわざわざカウンター側に回らなければならず効率的ではありません。
キッチンの収納で十分収納できるという場合は、リビングやダイニングで使うものを収納しておいても良いでしょう。
キッチンカウンター下は、デッドスペースになりがちなので収納棚を設置することで有効活用できます。
また、カウンターの奥行きによって収納できるものも変わってくるので、「対面式キッチンカウンターの高さと奥行きは活用方法によって決めるべき」を参考に、収納しやすい奥行のキッチンカウンターを選びましょう。
1-3.植物や小物を置き飾り棚として使う
3つ目は、植物や小物を置いて飾り棚として使う方法です。
インテリアが好きでこだわりのある方は、キッチンカウンターもインテリアの一部として使いたいですよね。
あまりごちゃごちゃ物を置きすぎると散らかった印象になってしまうので、厳選した小物などを置くべきです。
植物を置く際は、お手入れを怠らないことです。食べ物を扱うキッチンということで、不衛生にならないよう気を付けましょう。
対面式キッチンカウンターの5つのメリット
3つの使い方ができる対面式キッチンカウンターのメリットは、以下の4つです
- 料理や食器を運びやすい
- ワークトップが広がる
- おしゃれなカフェ風キッチンになる
- 収納スペースが増える
それぞれ詳しくみていきましょう。
2-1.家族とのコミュニケーションがとりやすい
対面式のキッチンカウンターのおかげで、料理中でも家族や友人とのコミュニケーションがとりやすくなります。
対面式でない壁付けキッチンだと、食事の準備などキッチンで作業する際に家族や友人の輪から離れなければなりません。しかし、対面式キッチンカウンターなら会話等のコミュニケーションを継続させたままの作業が可能となります。
また、あまり目を離したくない小さな子どもやペットなどがいる場合にも、対面式キッチンカウンターは役に立ちます。コミュニケーションが取れるだけでなく、子どもやペットを見守りながら作業ができるでしょう。
2-2.料理や食器を運びやすい
対面式キッチンカウンターがあると、キッチン前面が広くなるので、できたての料理や食器類を並べられます。
キッチンカウンターの前にダイニングテーブルがある場合、カウンターに料理や食器を置けばダイニング側にいる家族がすぐにテーブルに運び、とても効率的な準備が可能です。
子どもも積極的に手伝ってくれそうですよね。
また、片付ける際も一旦カウンターに食器などを置き、キッチンに回ってまとめて片付けることができ、キッチンとダイニングを行ったり来たりすることがなくなります。
今までは、ダイニングテーブルに置きっぱなしにされていた食器などもカウンターに運ぶだけなら家族も協力してやってくれるでしょう。
このようにキッチンカウンターがあることで、料理や食器を並べられ誰でも運びやすく、手伝いやすい動線を構築できます。
2-3.ワークトップが広がる
対面式キッチンカウンターがあれば、料理するスペースが広がります。
カウンターとキッチンがフラットになっている場合は、キッチンを囲んで何人かで一緒に料理を楽しむこともできます。
複数人がキッチン内で作業するとなると狭くて動きにくいですが、キッチンカウンター側から一緒に作業できれば、料理の幅も広がりますね。
また、できた料理はカウンター上に並べられるので、キッチン側のワークトップも広く使えます。
家族と一緒に料理を楽しみたいという人や、たくさんの料理を作ることが多いという人は、対面式キッチンカウンターを取り付けることで効率的に料理ができるでしょう。
2-4.おしゃれなカフェ風キッチンになる
対面式キッチンカウンターを上手く活用するとおしゃれな雰囲気を演出できます。
対面式キッチンは、おしゃれで開放的な空間になることが魅力の1つです。おしゃれなキッチンにしたいと思って対面式キッチンを検討している人も多いのではないでしょうか。
キッチンカウンターにテーブルを造りつけることで以下のようにおしゃれなカフェ風キッチンになります。
開放感もあり、できた料理をすぐに出せるという対面式キッチンならではのメリットを活かしたカウンターテーブルはとてもおしゃれですよね。
また、カウンターの上にアンティーク調の小物やワインなどを置くだけでもおしゃれ感がでます。
このようにキッチンカウンターをインテリアの1つとして考えると、おしゃれなキッチンとなるでしょう。
2-5.収納スペースが増える
対面式のオープンキッチンでは、上部に吊戸棚を取り付けることができないので収納スペースが少ないことが難点です。
そこで対面式キッチンにカウンターを設けその下を収納棚にすれば、収納スペースがとても広がります。
キッチンカウンターがない場合は、このようにキッチン本体か背面の収納棚を利用する方法があります。
このように背面に収納棚を置き、キッチンのものを全て収納できれば良いですが、ホットプレートやカセットコンロなど収納スペースを大きくとってしまうようなものがある場合、全てを収納するのは難しいという家庭もあるでしょう。
そこで、キッチンカウンターの下に収納棚を設けることで十分な収納スペースが確保できるはずです。
対面式キッチンにして収納ができるかどうか不安な人は、カウンター下に収納棚を設置する手段を検討してみてください。
対面式キッチンカウンターの2つのデメリット
対面式キッチンカウンターには、メリットだけでなくデメリットもあります。
- キッチンスペースを広くとらなければならない
- 物を置きやすくごちゃごちゃする場合もある
それぞれ詳しくみていきましょう。
3-1.キッチンスペースを広くとる必要がある
対面式キッチンカウンターを設置するとキッチンのスペースを広くとる必要があります。カウンターを設置する分のスペースが必要となるからです。
以下のようにカウンターをテーブルとして使う場合、カウンターのスペースだけでなく椅子を置くスペースや椅子をひいても見つからないようなスペースを確保する必要があります。
このスペースがないだけでもダイニングやリビングスペースが広く確保でき、開放感が変わってくるでしょう。
しかし、カウンターをダイニングテーブルとして利用する場合は、ダイニングテーブルを別で設置する必要がなくなるため、リビングは広くなります。
このようにリビングを広くとりたいという人は、カウンターをダイニングテーブルとして使うと、リビングスペースが広くとれるのでおすすめです。
3-2.物を置きやすくごちゃごちゃする場合もある
対面式キッチンカウンターがあると、必然的に物を置くスペースができてしまいます。
例えば、郵便物や学校からの手紙などあとで確認しようと思ってキッチンカウンターの上に置いておく場合もあるでしょう。
「とりあえずここに・・・」と、一時的な物をキッチンカウンターの上に置いてしてしまうとだんだん物がたまっていきます。
そういった積み重ねにより、キッチンカウンターが片付かず、物がたくさん乗っているという状態に陥ってしまうパターンが多くなります。
このような状態にならないように物を出したらすぐにしまう習慣をつけ、物を片付ける場所を決めておくとよいでしょう。
より詳しくは、オープンキッチンの収納について書かれたこちらの記事をご確認ください。
対面式キッチンカウンターがおすすめな人・おすすめできない人
対面式キッチンカウンターを付けたけど結局使わなかったという人も少なくありません。
本当に対面式キッチンカウンターを活用できるのかしっかり考えて判断しましょう。
対面式キッチンカウンターがおすすめな人とおすすめできない人をそれぞれご紹介します。
おすすめな人 |
|
おすすめできない人 |
|
ご自身がどちらに当てはまるのか考えてみてください。
4-1.対面式キッチンカウンターがおすすめな人
対面式キッチンカウンターがおすすめな人は、以下のような人です。
- 対面式キッチンカウンターの用途が明確にある
- たくさんの料理を作ることが多い
- 片付けが得意
対面式キッチンカウンターを設置するには、キッチンカウンターの使い方が明確になっていることが大前提です。
キッチンカウンターは料理を置くなどカウンターとして使うだけでも良いですが、カウンターの下がデッドスペースになってしまいます。
そこでテーブルや、収納棚として使うことでさらにキッチンカウンターを有効活用できます。
使い方を考えずにとりあえず対面式のキッチンカウンターを付けた場合、収納したかった物が収納できなかったり活用されず無駄になったりしたという後悔もあります。
必ずどのように使うかを考えてからキッチンカウンターを付けるようにしましょう。
また、たくさんの料理を作ることが多い人は、キッチンカウンターに料理を乗せられるのでキッチンカウンターを付けておいた方が良いでしょう。
このようにできた料理をそのままカウンターに出し、カウンターで食事もできます。
カウンターで料理を食べる人とキッチンで料理する人とで同じ空間で楽しめるので、料理をしながらコミュニケーションをとりたいという人にも最適でしょう。
ただ、キッチンカウンターは適宜片付けをしないとごちゃごちゃしてしまい見た目が悪くなってしまうため、きちんと片付けができる人におすすめです。
4-2.対面式キッチンカウンターをおすすめできない人
一方で対面式キッチンカウンターをおすすめできない人は、以下のような人です。
- ダイニングやリビングスペースを広くとりたい
- 片付けを後回しにしてしまう
対面式キッチンカウンターを設置すると、ダイニングやリビングスペースが狭くなってしまいます。
もともと間取りがそこまで広くないというご家庭はどのくらいのダイニング・リビングスペースがほしいのかを考えてからキッチンカウンターを設置するようにしましょう。
ただ、キッチンカウンターをダイニングテーブルとして使いリビングスペースを広くとるという方法もあるので、工夫次第でスペースの確保もできます。
また、片付けを後回しにしてしまいがちな人は、キッチンカウンターに物があふれ片付かないという状態に陥ってしまう場合もあります。
キッチンカウンターはそれなりにスペースが必要となるので、上手く活用できる自信がない人にはあまりおすすめできません。
片付けが苦手な人は、以下のような腰壁を設置してキッチンを上手く隠してしまう方法もあります。
キッチンカウンターがあった方が使いやすいのか、なくてもそこまで不便ではないのか考えてみてください。
対面式キッチンカウンターのレイアウト
一言に対面式キッチンカウンターと言っても、様々なレイアウトが存在します。それぞれ違った特徴を持ち、自分が求める機能やこだわる部分によって最適なレイアウトを探しましょう。
具体的には、以下の3種類がレイアウトとして挙げられます。
- アイランドキッチン
- ペニンシュラキッチン
- セパレートキッチン(Ⅱ型)
それぞれ詳しく解説します。
5-1.アイランドキッチン
最初に紹介するのは、アイランドキッチンです。
アイランドキッチンとは、キッチンが壁に接しておらず、島のように独立しているタイプのことです。
アイランドキッチンはおしゃれで非常に開放感があります。また、複数人でキッチンを囲んで作業ができるため、調理から配膳まで、実用面から見ても優れています。家族や友人とコミュニケーションを取りながら作業するのにはかなり向いています。
しかし、キッチンが独立している分周りから丸見えで、周囲に水や油がはねやすくなっています。さらに、動線確保のために周囲に広いスペースが必要です。
5-2.ペニンシュラキッチン
二つ目は、ペニンシュラキッチンです。
ペニンシュラキッチンとは、キッチンの左右どちらか一方が壁に接しているタイプを指します。
このタイプのキッチンも開放的で広々としており、家族や来客とコミュニケーションが非常に取りやすいです。また、左右のどちらでも壁に取り付けできるため、スペースが限られていても設置しやすいです。
しかし、アイランドキッチン同様、周囲への水はねや油はねが気になります。さらに、調理中のにおいや煙がリビング等に広がりやすく、家具や壁に匂いがついてしまう可能性があります。
5-3.セパレートキッチン(Ⅱ型)
三つ目は、セパレートキッチンです。
セパレートキッチンとは、シンクとコンロがそれぞれ分かれており、Ⅱという字のように平行な状態となっているキッチンを指します。
セパレートキッチンは作業できるスペースが広々としており、作業効率がアップします。さらに、シンクとコンロのそれぞれの高さを自由に選択できるため、キッチンの構造やデザインの自由度もかなり高くなっています。
しかし、二つのキッチンを設置しているような状態のため、広いスペースが必要です。さらに、シンクとコンロの間の通路が非常に汚れやすくなっています。移動させる際に水滴や油が落ちたりして汚れてしまう可能性があります。
対面式キッチンカウンターがおしゃれに見える素材
対面式キッチンカウンターは、使用する素材によって雰囲気が大きく異なります。では、対面式キッチンカウンターの素材にはどのような種類があるのでしょうか。具体的には、下記の6種類が挙げられます。
- 人工大理石
- ステンレス
- クォーツ
- セラミック
- メラミン
- 木材
それぞれ詳しくみていきましょう。
6-1.人工大理石
一種類目は、人工大理石です。
人工大理石は、ホワイトをベースとしたカラーリングが多く、高級感があり非常に人気があります。
また、人工大理石のグレードにもよりますが、耐水性や耐熱性にも優れています。人工大理石はアクリル系とポリエステル系の二種類があり、アクリル系が耐熱性に、ポリエステル系が耐久性に優れているでしょう。
しかし、人工大理石には値段が高く、素材自体が非常に柔らかいため傷がつきやすいというデメリットがあります。
6-2.ステンレス
二種類目は、ステンレスです。
ステンレスは他の素材と比較して、耐熱性や耐久性、耐水性に優れています。手入れや掃除が非常に簡単で、ワークトップの素材として昔から根強い人気を誇っています。
また、デザインもオールステンレスにするとかなりスタイリッシュになり、価格も比較的リーズナブルです。
しかし、ステンレス素材にはデザインの豊富さはありません。さらに、加工によって耐久性に差が生じてしまいます。
6-3.クォーツ
三種類目は、クォーツです。
クォーツは色や柄のバリエーションが豊富で、美しく上品な見た目が特徴的です。さらに、表面硬度が高いため傷がつきにくく、シーリング材が不要なため、手入れも簡単です。
しかし、クォーツは加工が非常に難しくなっています。傷を補修したいとなると、わざわざ業者を呼んで対応してもらわなければなりません。また、角や縁が角張っていると欠けやすくもなっています。
6-4.セラミック
四種類目は、セラミックです。
セラミックは耐熱性や耐摩耗性に強く、強度が高い特徴があります。さらに、デザインの幅が広く、おしゃれで高級感のあるキッチンを演出できるでしょう。
セラミックはキッチンだけでなく壁や床にも素材として使用できるため、キッチンを含めたインテリア全体としてのデザインが可能です。
しかし、非常に硬度が高いゆえに加工がかなり難しく、後から加工をしたくなっても基本的にはできません。また、端の部分が欠けやすくなっているため、注意が必要です。
6-5.メラミン
五種類目は、メラミンです。
メラミンは硬度が高く、耐熱性や耐久性、さらに耐水性に優れており、それでいて価格が安価という特徴があります。
また、柄が圧倒的に豊富でデザインの幅が非常に広く、インテリアに合わせた自分好みのデザインでキッチンを制作できます。
しかし、他の素材と比較すると質感自体はそこまでよくなく、どうしても人工的に見えてしまいます。一定以上の熱に弱いため、注意しなければなりません。
6-6.木材
六種類目は、木材です。
木材はなんといっても自然のぬくもりがあります。味のある経年変化を楽しめるでしょう。
木材といっても三種類あり、集成材、無垢材、合板があります。それぞれが異なった特徴を持っているため、それらを理解したうえでの使用が必要です。
しかし、木材は熱や水に弱く、耐久性にも期待できません、取り扱い時は注意が必要です。他の素材よりも慎重なメンテナンスをしなければなりません。
対面式キッチンカウンターの高さと奥行きは活用方法によって決めるべき
対面式キッチンカウンターは、活用方法によってカウンターの高さや奥行きを変える必要があります。
例えば、テーブルとしての使用を考えていたが、スペースがなかったため奥行きを狭くしたらお皿が置けず結局テーブルとして使えなかったというケースもあり得ます。
対面式キッチンカウンターを設置する際には、活用方法を明確にし、それに合わせて適切な高さや奥行きを設けるようにしましょう。
ここでは、活用方法別の適切なキッチンカウンターの高さと奥行きを解説していきます。
キッチンカウンターを取り付ける場合には参考にしてください。
7-1.テーブルとして使うケース
まずテーブルとして使うケースでは以下の高さ・奥行きが目安となります。
キッチンに立つ人と目線を合わせたい | 高さ:90~105cm
奥行き:40~45cm |
ダイニング用の低い椅子を使いたい |
高さ:70cm前後 奥行き:40~45cm |
対面式キッチンカウンターで食事をとる場合には、一汁三菜が並んだとして奥行きは40〜45㎝ほどあると安心です。
さらに勉強やパソコン作業をしたいという場合は、奥行き50cmほどあれば十分です。
また、高さを対面式キッチンの高さと同じ高さにすると、ダイニングテーブル用の椅子よりも高めの椅子にしなければなりません。
一般的にキッチンは立って作業するため、ダイニングテーブルよりもやや高めに設定されているものが多くなっています。
キッチンと同じ高さでカウンターをつける場合には、椅子を高くすることになります。
小さな子供がいて高い椅子に座るのは難しいというご家庭は、カウンターの高さを低めにすると良いでしょう。
このようにテーブルとして使う場合は、誰が使うのか、どのように使うのかを考えて高さと奥行きを設定しましょう。
7-2.収納棚として使うケース
収納棚として使う場合は、カウンターの高さに特に決まりはありません。
大きければ大きいほど収納量が増えるので、無駄なくカウンター下を使うためには、キッチンと同じ高さか少し高めに設定すると良いでしょう。
そして、収納棚として使う場合には奥行きの長さが重要です。
いくら棚数が多くても奥行きが短いと、お皿が収納できなかったりホットプレートなどの家電が収納できなかったりと、収納できるものが限られてしまいます。
何を収納するかによってキッチンカウンターの奥行きの長さを考える必要があります。
収納棚の内寸は、収納する物+5mmほどの余裕があれば十分です。
例えば、30cmのお皿を収納したいという人は、カウンターの収納棚の内寸は、だいたい35〜40cmほどあれば良いでしょう。
カップだけの収納であれば、20cmほどで大丈夫です。
キッチンカウンターのデメリットでもお話ししましたが、キッチンカウンターを設けるとダイニングやリビングスペースが少なくなってしまうため、使わない収納スペースはとてももったいないでしょう。
収納する物を決めてから奥行きを決めれば、無駄なスペースも生まれずキッチンカウンター下を有効活用できます。
7-3.飾り棚として使うケース
最後に飾り棚として使う場合を考えていきましょう。
飾り棚として使う場合も、カウンターの高さに特に決まりはありません。
対面式キッチンとしての良さを損なわない程度の高さが良いですね。奥行きは30cmもあれば十分です。あまり奥行きがあると、飾りが奥まって見えにくくなってしまうからです。
さらに飾り棚の背面の壁紙にもこだわるとおしゃれ感を演出できます。
何を飾るのかどのように見せるのか考え高さや奥行き、デザインを考えてみてください。
対面式キッチンカウンターに関するよくある質問
ここまで対面式キッチンカウンターに関して解説してきました。
最後に、対面式キッチンカウンターについてよくある質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。
8-1.対面キッチンカウンターとは何ですか?
対面キッチンカウンターとは、リビングやダイニング等に対面する形で設置されているキッチンです。これまでは壁に対面するタイプのキッチンが主流でしたが、近年は対面式キッチンカウンターの人気が高まっています。
特徴としては、開放感があり、家族や友人とコミュニケーションがとりやすくなっています。レイアウトや素材には様々な種類があり、自分好みのキッチンを作れるでしょう。
8-2.対面キッチンカウンターは後付けできますか?
対面キッチンカウンターは、後付けも可能です。
しかし、後付けする場合、キッチンのタイプや形状によって取り付けられるカウンターに制限ができてしまうため、キッチン自体を新しくするときに一緒に取り付けてしまう方がよいでしょう。
まとめ
対面式キッチンカウンターは、カウンターをテーブルとして使ったり、下を収納棚として使用したり、飾り棚として使用したりします。
キッチンカウンターには様々なメリット・デメリットがあり、しっかりと踏まえたうえで設置すべきかそうかを決定するべきでしょう。キッチンカウンターの使い方をきちんと決めている人は、設置しても上手く活用できます。
ぜひ本記事の内容を参考に、適切な対面式キッチンカウンターを取り付けてみてください。
まずは情報収集からはじめませんか?
ゼロリノベでは、無料のオンラインセミナー(お急ぎの方は動画受講可)を通して、「お金に賢く、自由に暮らす。余白ある家の買い方」「リスクに強い住まいの買い方」「ネットでは伝えられない業界の話」などをお伝えしています。
セールスは一切ありませんので安心です。下記からお気軽にご参加ください。
zoomで聞くだけ、画面・音声OFF・セールスなし
\ゼロリノベの無料オンラインセミナー/
「小さいリスクで家を買う方法」
安心な予算計画、家の探し方・作り方、リノベーションの考え方まで住まいづくりについて余すことなくお伝えしています。
情報収集段階の方から具体的に検討されている方までどんな方でも大丈夫です!お気軽にご参加ください!