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アイランドキッチンは壁についていない独立した開放感とスタイリッシュさが魅力。メリット・デメリット、費用、事例を解説。

アイランドキッチンは壁についていない独立した開放感とスタイリッシュさが魅力です。キッチン選びで失敗しないためには、デメリットを理解しておくことが大切。本記事では、アイランドキッチンのメリット・デメリット、費用、事例などを解説します。

よくあるご質問

アイランドキッチンとは?

アイランドキッチンとは、上に戸棚がなく、シンクや調理台などが壁についていないキッチンのことです。島(アイランド)の名前通り、リビング・ダイニング内で独立しているキッチンを指します。リビング・ダイニングの空間内に配置されるため、キッチン本体のデザイン性が非常に高くなっている点も特徴。キッチンが極上のインテリアの1つとなり、部屋全体をおしゃれに見せてくれます。

アイランドキッチンのメリットは?

アイランドキッチンのメリットは以下の点が挙げられます。

  • とにかくスタイリッシュ
  • 開放感に優れている
  • 家事動線に優れ、バリアフリーである
  • 複数人で使えて家事参加しやすい
  • 好みに合わせたレイアウトや仕様設計が可能
  • コミュニケーションが取りやすい

詳細はこちらをご覧ください。

アイランドキッチンのデメリットは?

アイランドキッチンのデメリットは以下の点が挙げられます。

  • 油はねや水はね、ニオイが気になる
  • 手元が丸見え、キレイを保つのが大変
  • 小さい子どもがいると危険
  • 広いスペースが必要
  • キッチン本体やリノベーション費用が高額になりやすい

詳細はこちらをご覧ください。

アイランドキッチンとペニンシュラキッチン(対面キッチン)の違いは?

アイランドキッチンとよく比較されるのが、ペニンシュラキッチン(対面キッチン)です。どちらもオープンキッチンで、コミュニケーションが取りやすく、開放感があります。アイランドキッチンはキッチンが壁から離れて独立しているのに対し、ペニンシュラキッチンはキッチンの一部が壁についているのが最大の違いです。

目次

リノベ費用の決定版!リノベにかかるお金について総まとめした記事はこちらから

アイランドキッチンってどんなキッチン?

まずはアイランドキッチンがどのようなキッチンなのか、基本的な知識を押さえておきましょう。

さらに、アイランドキッチンと同じ対面式の「ペニンシュラキッチン」との違いについても比較していきます。

1-1.アイランドキッチンとは

アイランドキッチンとは、上に戸棚がなく、シンクや調理台などが壁についていないキッチンのことです。島(アイランド)の名前通り、リビング・ダイニング内で独立しているキッチンを指します。

アイランドキッチンはリビング・ダイニングの空間内に配置されるため、キッチン本体のデザイン性が非常に高くなっています。キッチンが極上のインテリアの1つとなり、部屋全体をおしゃれに見せてくれます。

1-2.【比較表】アイランドキッチンとペニンシュラキッチンの違い

アイランドキッチンとよく比較されるのが、ペニンシュラキッチンです。

どちらもオープンキッチンで、コミュニケーションが取りやすく、開放感があります。

アイランドキッチンとペニンシュラキッチンの最大の違いは、キッチンの一部が壁についてるかどうかです。以下の表にメリットとデメリットをまとめたので、違いを確認してください。

では次章より、アイランドキッチンのメリットとデメリットについて詳しく見ていきます。

アイランドキッチンのメリット

「おしゃれ!」「素敵!」という見た目の印象が強いアイランドキッチンですが、実は見た目以上に優れている点もあります。ここでは、アイランドキッチンのメリットをまとめました。1つずつ確認していきましょう。

2-1.メリット①とにかくスタイリッシュ

1つ目のメリットは「とにかくスタイリッシュ」なことです。

アイランドキッチンはデザイン性に優れており、設置するだけでおしゃれな雰囲気になるのが特徴です。

ショールームで実物を見て一目惚れしたという人も多いですよね。

アイランドキッチンがあるだけでリビング・ダイニングが一気に素敵になります。インテリアにこだわれば、さらに美しいキッチンができあがるでしょう。料理をする時間が長い人や、インテリアにこだわりたい人に特におすすめのキッチンです。

2-2.メリット②開放感に優れている

2つ目のメリットは「開放感に優れている」ことです。

アイランドキッチンには上棚や壁面がないので、実際の面積よりもリビングが広く感じられます。

キッチンのどの場所に立っても視界が遮られません。広い視野で料理ができるのも魅力的です。

また、リビングの窓から差し込む光のおかげで、明るさが行き渡ります。LDKに開放感を求める人には最適なキッチンです。

2-3.メリット③家事動線に優れ、バリアフリーである

3つ目のメリットは「家事動線に優れ、バリアフリーである」ことです。

アイランドキッチンには仕切りや壁がないため、どの方向からでも出入りできます。

キッチンは毎日使う場所ですから、どこからでも最短距離でアクセスできると移動にストレスを感じません。

料理の配膳や片づけが効率良く行えると時短になりますし、家事の負担が大幅に軽減できます。

バリアフリーなので、老若男女問わず快適にキッチンを使えます。

2-4.メリット④複数人で使えて家事参加しやすい

4つ目のメリットは「複数人で使えて家事参加しやすい」ことです。

アイランド型はキッチン自体が独立しているので、どこからでも調理や配膳、アクセスが可能そのため、複数人が出入りしても、お互いの立ち位置を気にすることなく作業できます。

作業スペースを広くとると、横並びで調理ができますから、夫婦や友人、子どもと一緒にクッキングを楽しめますね。またリビング内にキッチンがあるので「ご飯ができたからテーブルに運ぼう」「野菜を切るのを手伝おう」などと、家族が自然と家事に参加しやすい環境でもあります。

2-5.メリット⑤好みに合わせたレイアウトや仕様設計が可能

5つ目のメリットは「好みに合わせたレイアウトや仕様設計が可能」なことです。

アイランドキッチンには壁や仕切りなどがないため、LDKを好みのレイアウトにできます。

ダイニングテーブルや冷蔵庫の位置など、家族にとって最適な場所に配置できるととても便利です。

前述のとおり、アイランドキッチンには上棚や作り付けの棚などがありません。そのため収納スペースに不安感じる人が多いのですが、この課題はキッチン本体に収納を設けることでクリアできます。

キッチンやダイニング周りで使うものは、それぞれの家族やライフスタイルによって異なりますよね。アイランドキッチンは他のキッチンよりも、フレキシブルな仕様設計が可能なので、好みに合わせてカスタマイズすると利便性が格段に上がります。

アイランドキッチンの引き出しに食器を入れたり、ランチョンマットの収納場所を設けたりすると、子どもでも簡単に準備ができるようになります。

2-6.メリット⑥コミュニケーションが取りやすい

6つ目のメリットは「コミュニケーションが取りやすい」ことです。

アイランド型はキッチンがリビングの方を向いているので、料理をしながらテレビを見たり、家族と会話したりできます。

アイランド型以外にも、カウンタータイプのキッチンなら料理中のコミュニケーションは可能です。

しかしカウンタータイプの場合は、壁や仕切りなど視界を遮るものがあるため、立ち位置によっては声が届かない、姿が見えないとなることがあります。

アイランド型は「どの位置からも見える・声が届く」のが特徴です。リビング学習の様子を見ながら、食事の準備や片づけができるのも子育て中の人にとっては大きなメリットですね。

アイランドキッチンのデメリット5つ

アイランドキッチンは一癖あるキッチンです。デメリットをしっかり理解し、納得していないと後悔することになりかねません。ここでは、アイランドキッチンの5つのデメリットを1つずつ説明していきます。

3-1.デメリット①油はねや水はね、ニオイが気になる

1つ目のデメリットは「油はねや水はね、ニオイが気になる」ことです。

アイランドキッチンで油を使う料理をすると、やはり油がはねます。特にフルフラットタイプにすると、「驚くほど遠くに油が飛んでびっくりしたという声も。

もちろん、水を使うと当然水がはねます。水仕事に慣れてくると、角度や水流で水はねを最小限にできますが、慣れていない家族が食器洗いをすると大変!ということもあります。

また壁や仕切りがないので、調理中のニオイがどうしてもリビングに広がります。強いニオイは残りやすい上、人によっては不快に感じることもあるでしょう。

これらのデメリットは次章で紹介する「3つの対処法」で対策可能です。しかし完璧に防ぐのは難しいので、上記3つを許容できない人はアイランドキッチンの設置は見送るほうがいいかもしれません。

どんなキッチンでも油や水を使えば、油はねや水はねしますが、アイランドキッチンは特に目立つということを理解しておきましょう。

3-2.デメリット②手元が丸見え、キレイを保つのが大変

2つ目のデメリットは手元が丸見え、キレイを保つのが大変であることです。

アイランドキッチンはリビング・ダイニングから手元が丸見えになるので、来客時に「気になる」「落ち着かない」と感じる人も少なからずいます。

オープンタイプ以外のキッチンであれば、一時的にキッチン周りが乱れても、リビングやダイニングのインテリアに影響はありません。しかしアイランド型のようにオープンタイプのキッチンだと、少しでもキッチン周りが乱れると、一気に雑然とした印象になります。

せっかくのおしゃれな空間が台無しにしないためには、整理整頓やキッチン掃除をこまめに行う必要があり、家族の性格によってはストレスとなる可能性もあります。

3-3.デメリット③小さい子どもがいると危険

3つ目のデメリットは「小さい子どもがいると危険」なことです。

小さい子どもは好奇心が旺盛で、大人のやることを無意識に真似しますよね。

目が離せない小さな子どもがいるご家庭にとっては、どの種類のキッチンにも危険がありますが、特にアイランドキッチンの場合は注意が必要です。

というのも、アイランドキッチンには、キッチンへの子どもの侵入を防ぐ『ベビーゲート』を付けるのが困難だからです。揚げ物中にキッチンに入られると、油はねも心配ですし、落ち着いて料理ができません。

アイランドキッチンはどの方向からもアクセスできますから、子どもの侵入を防ぐのは不可能に近いです。包丁や食器などを出しっぱなしにすると、知らぬ間に子どもが手を伸ばして床に落とす危険もあります。

とはいえ、子どもは成長しますから、特に注意を払うのは期間限定です。

子どもの性格にもよりますが、言って聞かせることができる年齢になると、安心度が格段に増します。

3-4.デメリット④広いスペースが必要

4つ目のデメリットは広いスペースが必要なことです。

アイランドキッチンは周囲を回遊できるように、前後左右に空間を確保しなくてはいけません。他の種類のキッチンよりも広いスペースが必要になります。

家全体の広さによっては設置が難しかったり、十分なスペースがないと圧迫感がでやすくなったりします。もちろん、コンパクトな家にもアイランドキッチンは設置可能ですが、その場合は「家の主役がLDKになる」と考えておきましょう。LDKにスペースを多く取る分、その他の場所が窮屈になる可能性があります。

3-5.デメリット⑤キッチン本体やリノベーション費用が高額になりやすい

5つ目のデメリットは「キッチン本体やリノベーション費用が高額になりやすい」ことです。

アイランドキッチンは他の種類のキッチンよりも本体価格が高い傾向にあります。

キッチンが丸見えのアイランドキッチンは、すべての面を化粧材などで囲む必要があるからです。

そのため、同じグレードのキッチンであっても、化粧材などを貼らなくて良い壁付けタイプのものよりも高くなります。

また、アイランドキッチンはリノベーションも大掛かりになるので費用も高額になりがちです。

目安となる金額については、追って詳しく解説していきます。

アイランドキッチンを快適に使うには?3つの対処法

では、アイランドキッチンを快適に使うにはどうしたらよいのでしょうか。

ここでは前述した3つのデメリットを軽減できる対処法をご紹介します。

4-1.油はね&水はねはアイディアをフル活用する

アイランドキッチンとは切り離せない「油はね&水はね」の問題は、アイディア次第でかなり軽減できます。

中でも多いのが、「あらかじめ透明のガードをコンロやシンク前に設置する」ケースです。

油や水の飛散をある程度、防いでくれるので、設置しているだけでも安心感があります。しかし、完璧に防止するのは難しく、もれなく掃除もついてきます。

そのため透明ガードを設置せず、油を使う料理の時だけ市販の油はねパネルやガードを使う人も少なくありません。コンロ周りに新聞紙を広げるだけでも、油の飛散はかなり防げます。いずれも掃除が最小限で済むので負担がありません。

また水回りは水はねがしにくい蛇口やシンクを選ぶといいでしょう。

キッチンまわりの床材をタイル仕様にすると、汚してしまった場合の掃除も楽です。

▼油はね防止アイディア

  • 透明のガードを設置する
  • 油を使う時だけ、市販のパネルやガードを使う
  • 油を使う時だけ、コンロ周りに新聞紙を広げる
  • 掃除がしやすいコンロを選ぶ

▼水はね防止アイディア

  • 透明のガードを設置する
  • 水はねしにくい蛇口を選ぶ
  • 水はねしにくいシンクを選ぶ

4-2.換気扇や魚焼きグリルなど消臭効果の高い設備機器を選ぶ

調理前後のニオイは、換気扇や魚焼きグリルなどの設備機器でかなり防止できます。

ニオイを遮る壁のないアイランドキッチンの場合は、高性能な換気システムの導入がおすすめです。ニオイや煙をしっかり吸い取ってくれる強力な換気扇を選びましょう。

また近年では、焼いた時のニオイや煙を大幅にカットする魚焼きグリもあります。気になる人は、リビングやダイニングの壁材に消臭効果のあるエコカラットを選ぶといいでしょう。

換気や空気清浄機などでの対策もあわせて行うと、ニオイはかなり軽減できるはずです。

4-3.収納力の高いキッチンを選ぶ

アイランドキッチンの収納問題は、収納力が高いキッチンを選ぶことで解決できます。

アイランドキッチンには上棚がない分、大容量で使いやすい引き出しがたくさん付いているものもあります。種類によっては現在お使いのキッチンよりも、収納量がアップするという人も少なくありません。

またアイランドキッチンは収納を自分好みにカスタマイズすると、生活の利便性が格段に上がります。

とはいえ「予算の関係でカスタマイズは難しい」という場合は、見せる収納・隠す収納で解決させましょう。その際は仕分けしやすい引き出しが多いタイプを選ぶと、収納しやすいですよ。収納問題は、不用品を断捨離するなど、アイディア次第でなんとかなります。

アイランドキッチンのリノベーション事例5選

アイランドキッチンの知識が深まったところで、リノベーション事例を見ていきましょう。

ここでは5つの事例をご紹介します。あなたにとって最高のキッチンにするために、イメージを膨らませていきましょう。

1.コンパクトでもおしゃれなアイランドキッチン

スクロールできます

フルフラットなアイランドキッチンと、調和の取れた照明・換気扇が生み出すバランスによって、圧迫感を一切感じさせない開放的な空間を実現した事例です。

壁側のオープン棚には厳選されたアイテムが美しく並び、まるでカフェのような洗練された雰囲気を演出。

キッチンツールは瓶に立てて収納することで、コンロ前のオイルガードも気にならず、すっきりとした印象に。

「家が広くないからアイランドキッチンは無理」と諦めていた方にも希望を与える、魅せる収納と工夫が光るアイディア溢れるキッチン空間です。

ゼロリノベのリノベーション施工事例

【社員宅】コンパクトアーバンハウス
リノベーション事例
CONCEPT

家族3人が暮らす48㎡はロフトにより上下の空間を有効活用し、延床面積を拡張。広々としたルーフバルコニーをセカンドリビングと位置付けることで、室内は最低限の広さで完結します。モルタルで仕上げのキッチンや在来バスルームで、都会的な印象に仕上げました。

基本情報
建物タイプマンション
広さ48.31m²
築年月1977年08月
居住人数3人

※費用は引き渡し当時の金額です

2.木の素材を生かした温かみのあるアイランドキッチン

スクロールできます

木のぬくもりを基調とし、床やキッチン台、造作棚、ダイニングテーブルまで素材感を統一した温かみのあるキッチンです。

アイランドキッチンには腰壁が設けられており、手元をさり気なく隠すことで空間全体の調和を崩しません。

優れた動線設計により、掃除機がけもスムーズ。キッチンからリビング、子ども部屋へと縦長に巡れる回遊性も備わっており、毎日の使い勝手にも優れています。

ゼロリノベのリノベーション施工事例

家族のためのぬくもりハウス
リノベーション事例
CONCEPT

白い箱の中に無垢材の家具や床を使用した温かみと落ち着きのある、作り込みすぎないことを意識した空間に仕上げました。2つの動線が行き来できる回遊性のあるプランニングは、洗面からWIC、寝室に続く裏動線のある機能性抜群なお住まいです。

基本情報
建物タイプマンション
広さ75.85m²
築年月1980年03月
居住人数4人

※費用は引き渡し当時の金額です

3.白を基調にした開放感あふれるアイランドキッチン

スクロールできます

白を基調とすることで、清潔感と開放感が際立つキッチン。多くの人が憧れる洗練された美しさが魅力です。

アイランドキッチンの横にダイニングテーブルをレイアウトすることで、空間全体の回遊性が高まり、使い勝手も抜群。

キッチン正面には広々としたリビングが広がり、家族の様子を見渡せる理想的なLDK。とくに子育て世帯にとって快適な住まいを実現しています。

ゼロリノベのリノベーション施工事例

キューブと団らん
リノベーション事例
CONCEPT

2大きくて真っ白なアイランドキッチンがあるLDKで家族団らん。一角には箱を意識した小上がりの寝室があり、回遊動線でリビングからも書斎からもアクセスできます。回遊動線はキッチン、パントリー、水回りも。ストレスフリーで暮らせる、家族のためのリノベーション。

基本情報
建物タイプマンション
広さ78m²
築年月1974年03月
居住人数3人

※費用は引き渡し当時の金額です

4.タイル使いが美しいアイランドキッチン

スクロールできます

美しいタイル使いが際立つアイランドキッチンは、南仏のビーチハウスをイメージしたLDKに調和しています。

カウンター付きの設計は、手元をさりげなく隠しつつ油はねや水はねも抑えてくれ、見た目の美しさだけでなく実用性にも優れた空間。

デザイン性と機能性を兼ね備えた、暮らしを心地よく彩るキッチンです。

ゼロリノベのリノベーション施工事例

お酒とパーティーと優雅な暮らし
リノベーション事例
CONCEPT

海沿いのお家をイメージしたリノベーション。場所は南仏などのヨーロッパ。ビーチ沿いのカフェやカジュアルホテルのような魅力的な空間を目指し、毎日が特別な時間になる居心地の良い住まいを実現しました。

基本情報
建物タイプマンション
広さ63.54m²
築年月1979年12月
居住人数2人

※費用は引き渡し当時の金額です

5.生活感ゼロでも機能性が高いアイランドキッチン

スクロールできます

石の質感を活かしたアイランドキッチンは、生活感を感じさせない無機質で洗練された空間を創出します。

息を呑むほど美しい佇まいからは「実用性は?」と思われがちですが、引き出し式収納や三段スライド式シンクなど機能性も細部まで配慮。

大容量の鍋も楽に出し入れでき、使いやすさとデザイン性を両立した理想のキッチンです。

ゼロリノベのリノベーション施工事例

モルタル×2つのリビング
リノベーション事例
CONCEPT

子どもの成長に合わせて間取りを変えられる余白のある空間を作りました。来客時には部屋を仕切って個室にする工夫も。大きな食洗機やガス式乾燥機、ロボット掃除機を使って家事の時間を短縮し、生活を快適にしたリノベーションです。

基本情報
建物タイプマンション
広さ73.87m²
築年月1981年09月
居住人数3人

※費用は引き渡し当時の金額です

アイランドキッチンへのリノベーション費用と期間の目安

従来のキッチンからアイランドキッチンにする場合、リノベーション費用の目安は150~250万円です。

水回りの移動をはじめとするキッチンの空間を大幅に変更するため、どうしてもリノベーション費用は高額になります。

リノベーション費用の目安とリノベーション内容を以下の表にまとめました。

ご覧のとおり、従来のキッチンからアイランドキッチンにリノベーションする場合、2~3週間程度かかります。工事内容によっては3週間以上かかることもあるので注意しましょう。

アイランドキッチンが向いている人はどんな人?

ここまでアイランドキッチンの特徴やメリット・デメリットをご紹介してきました。

「自分には向いていないかも」「大丈夫そう」など、何となくイメージがつかめてきたと思います。

この章ではさらに一歩踏み込んで「アイランドキッチンが向いている人はどのような人か」を具体的にまとめました。ご自身やご家族が当てはまるかどうかチェックしながら読み進めてください。

7-1.ホームパーティーや複数名での料理の機会が多い人

アイランドキッチンはホームパーティーや複数名での料理の機会が多い人に向いています。

空間にゆとりがあるので、複数人が同時にキッチンを使ったり、配膳などで出入りしたりすることができるからです。

そのため、

  • ホームパーティーを楽しみたい
  • 家族と一緒に料理をしたい
  • 子どもに料理を教えたい

という人にぴったりなキッチンといえます。

また作業スペースを広くとれば、料理やお菓子などの教室を開くことも可能です。料理動画も楽に撮影できますから「料理やキッチン関係で叶えたい夢」がある人にも、おすすめしたいキッチンです。

7-2.家族とコミュニケーションを取りながら料理をしたい人

アイランドキッチンは「家族とコミュニケーションを取りながら料理をしたい人にも向いています。

「オープンキッチン(対面式)なら、どれも同じでは?」と感じる人もいるかもしれませんが、コミュニケーションのしやすさでアイランド型に勝るキッチンはありません。キッチンのどの場所に立ってもスムーズにやり取りできるのは、アイランドキッチンだけです。

キッチンに立つ人の姿がリビングにいる人の視界に入るので、「洗い物が多くて大変そうだから手伝おう」「もうすぐ調理が終わりそうだから、食事の準備をしよう」というシチュエーションが生まれやすくなります。

そのため、下記に該当する人はアイランドキッチンの設置を検討してもいいでしょう。

  • 家族が家事や料理に参加して欲しい
  • キッチンに立ちながら子どものリビング学習をチェックしたい
  • テレビを見ながら調理したい
  • キッチンに1人でいるのが苦手

7-3.片づけや掃除に自信がある人

アイランドキッチンは、片づけや掃除に自信がある人におすすめです。

なぜならアイランドキッチンはこまめな掃除が必要だからです。料理後にすぐに片づけや掃除をしないと、あっという間に汚れたり、雑多な雰囲気になったりします。

残念ながら「後でまとめて片付けよう」「汚れが目立ったら一気に掃除しよう」というタイプの人には不向きです。

また、家族の協力が得られるかどうかも重要なポイントになります。

あなたがどんなにキッチンをキレイにしても、家族の中に、

  • 使用後の調理器具を出しっぱなしにする
  • 汚れた食器をキッチンに放置する
  • キッチンの上にすぐ物を置く
  • 整理整頓が苦手

に該当する人がいる場合、キレイを維持するためにかなりの労力が必要になります。

あなた1人が頑張ればいいと決断してしまうと、後悔する恐れがあります。家族みんながキッチンをキレイに使えるか、という視点で判断すると失敗がないでしょう。

7-4.インテリアにこだわりがあり、スタイリッシュなキッチンを希望する人

アイランドキッチンは、インテリアにこだわりがあり「理想のLDKにしたい!」という人に最適です。

どのメーカーのアイランドキッチンも「見られることを意識したデザイン」であることが多く、とても素敵です。設置するだけで空間全体がおしゃれな雰囲気になるのが嬉しいですよね。

またキッチンを自分好みにカスタマイズすることで、リビングとキッチンの空間全体をデザインすることも可能になります。インテリア雑誌や映画などで見て憧れていた理想のキッチンを実現することもできるでしょう。

アイランドキッチン風のおすすめレイアウト2例

ここまで読んで「アイランドキッチンに憧れていたけれど、自分には難しいかも」と感じる人もいらっしゃるでしょう。

しかし諦めるのはまだ早いです。実は別の種類のキッチンでもアイランドキッチン風に見せる方法があります。

ここではアイランドキッチン風のおすすめレイアウトを2例ご紹介します。

8-1.キッチン内に独立した作業台またはカウンターテーブルを設置する

1つ目はキッチン内に独立した作業台またはカウンターテーブルを設置する方法です。

キッチン自体は壁についていても、キッチンの中央に独立した作業台があれば、アイランドキッチンに近い雰囲気になります。

この方法のメリットは、以下の3つです。

  1. リノベーションの必要がなく、簡単にできる
  2. アイランドキッチンのデメリット(油はねや水はね、手元が丸見えなど)を気にしなくていい
  3. 作業スペースが追加で確保できる

キッチン内に作業台を置くスペースさえあれば気軽にできるので、アイランドキッチンにしようか迷っている人は試してみるといいでしょう。

8-2.L型キッチンをセミオープンにする

2つ目の方法は「L型キッチンをセミオープンにする」ことです。

セミオープンとは、キッチンの一部が壁についており、カウンターが付属したデザインのキッチンを指します。オープンタイプに近い開放感がありながら、腰壁があるので油はねや水はねのデメリットが軽減されます。

壁に接している部分があるので、家事動線はアイランドキッチンより確実に劣ります。

しかしアイランドキッチン特有のデメリットの大半が解消できるため、「アイランドキッチンにしたいけれど、デメリットが許容できない」という人におすすめの方法です。

まとめ

この記事ではアイランドキッチンについて詳しく解説しました。

最後に記事のおさらいをしましょう。

アイランドキッチンは、LDK空間内に島のように独立しているキッチンのことです。

上棚がなく、キッチン本体がどこにも壁についていないので、開放感があります。

アイランドキッチンのメリットとデメリットは次のとおりです。

アイランドキッチンを快適に使うためには、次の3つの対処法が有効です。

  1. 油はね&水はねはアイディアをフル活用する
  2. 換気扇や魚焼きグリルなど消臭効果の高い設備機器を選ぶ
  3. 収納力の高いキッチンを選ぶ

アイランドキッチンのリノベーション費用の目安は150~250万円、期間はだいたい2~3週間必要です。

ただし工事内容によっては3週間以上かかることもあるので注意しましょう。

アイランドキッチンが向いている人は次のとおりです。

  • ホームパーティーや複数名での料理の機会が多い人
  • 家族とコミュニケーションを取りながら料理をしたい人
  • 片づけや掃除に自信がある人
  • インテリアにこだわりがあり、スタイリッシュなキッチンを希望する人

アイランドキッチンはとても素敵ですが、使う人を選ぶキッチンでもあります。

キッチンは毎日使う場所ですから、後悔のないようにしたいもの。あなたや家族にとって最高のキッチンを作るためにこの記事を参考にして頂けると幸いです。

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この記事の執筆
  • Chika Otsuki

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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