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アイランドキッチンにテーブルを配置する方法!メリットや実例を解説

「アイランドキッチンにどうテーブルを配置したら良いだろう」
「おしゃれに見えて効率よく使えるレイアウトを知りたい」

そうお悩みではありませんか?

アイランドキッチンにテーブルを配置する方法は、大きく分けると2種類あります。それは、アイランドキッチンとテーブルを一体型にする方法と、テーブル単体を好きな位置に配置する方法です。

一体型とは、アイランドキッチンの正面や横にテーブルを備え付ける方法です。狭いスペースを活用できることから最近注目されているレイアウトで、アイランドキッチンの設計と同時に備え付けることが多いです。

テーブル単体を好きな位置に配置する分離型は、その中でも2パターンに分けられ、テーブルをキッチンに接続して配置する場合と離して配置する場合があります。

一体型と、テーブル単体を配置する方法にはそれぞれメリットとデメリットがあり、おすすめな人も違ってきます。よりおしゃれで使いやすくテーブルを配置するためには、それぞれのレイアウトの特徴を詳しく知っておくことが必要です。

そこでこの記事では、

◎アイランドキッチンにテーブルを配置する方法は2つ
◎アイランドキッチンにテーブルを一体化するメリット・デメリット
◎アイランドキッチンにテーブル単体を配置するメリット・デメリット
◎一体型・テーブル単体を配置するのがおすすめな人
◎アイランドキッチンのテーブルのおすすめレイアウト例

について解説していきます。この記事を最後までお読みになるとアイランドキッチンにテーブルを配置する方法を知り、どのレイアウトで配置したら良いか判断できると思います。

この記事があなたのアイランドキッチンのテーブル配置にお役に立てれば幸いです。

目次

アイランドキッチンにテーブルを配置する方法は2つ

アイランドキッチンをおしゃれで効率よく使うために、テーブルを配置する方法は大きく分けて2つあります。

それは、アイランドキッチンにテーブルを備え付ける一体型と、テーブル単体を好きな位置に配置する分離型の2つです。

一体型とテーブル単体を好きな位置に配置する分離型、それぞれについて詳しく説明していきます。

1-1.アイランドキッチンとテーブルを一体化する

アイランドキッチンにテーブルを配置する方法として、アイランドキッチンにテーブルを一体化する方法があります。

もう少し具体的に説明すると、一体化する方法とはアイランドキッチンの天板を正面や横に延ばし、カウンターやテーブルとして使えるサイズに造作するということです。

一体型は狭いスペースを有効活用できることや、アイランドキッチンの天板と同じ素材やカラーであったり、相性の良いデザインになります。そのため、スマートでスタイリッシュなデザインとして最近注目されている設置方法です。

一体型にする場合は、正面、横、正面と横のL字の3パターンが主流です。

【正面の一体型】

【横の一体型】

【正面と横のL字の一体型】

1-2.アイランドキッチンにテーブル単体を配置する

もう一つは、アイランドキッチンにテーブル単体を配置する方法です。この場合は好きな位置にテーブルを配置できるので取り入れやすい反面、レイアウトに悩む人も多いかもしれません。

主な配置パターンは2パターンあり、正面や横にキッチンとテーブルの距離を離して設置する場合と、キッチンに接続して一体型のように設置する場合です。

【キッチン正面に離して設置した場合】

【キッチン横に離して設置した場合】

【キッチンに正面に接続して一体型のように設置した場合】

【キッチン横に接続して一体型のように設置した場合】

どう配置するかは、ダイニングの広さや間取り、家族構成や使い勝手などを考慮して決めると良いでしょう。テーブルが単体なので、配置に難があればすぐにレイアウトを変更できます。まずは気楽に配置してみると良いでしょう。

アイランドキッチンにテーブルを一体化するメリット・デメリット

アイランドキッチンにテーブルを配置する方法は2つあり、最近注目されているのは一体型だというお話をしました。

ですが、アイランドキッチンにテーブルを一体化する方法にはメリットがあればデメリットもあります。両方を知ることで一体化のレイアウトが自宅に合うかどうかを判断できるでしょう。

そこでこの章では、

◎アイランドキッチンにテーブルを一体化するメリット
◎アイランドキッチンにテーブルを一体化するデメリット

についてお話をしていきます。

2-1.アイランドキッチンにテーブルを一体化するメリット

アイランドキッチンにテーブルを一体化するメリットは主に3つあります。

それは、

  1. 狭い空間を活用できる
  2. 家族とのコミュニケーションをとりやすい
  3. 準備や片付けが楽になる
  4. デザイン性が高くスタイリッシュ

です。それぞれについて詳しく説明していきます。

2-1-1.狭い空間を活用できる

アイランドキッチンにテーブルを一体化する方法の最大のメリットは、空間を大いに活用できるという点にあります。

一体型にするとキッチンとテーブルの間に余分なスペースが生まれないので、狭いダイニングでもアイランドキッチンを使いこなすことができます。

一体型には、一般的なテーブルほど大きさの板を設置する例や、カウンターのような細長い大きさの板を設置する例、その両方を設置する例があります。

カウンターにした場合は、より省スペースになり、スマートでスタイリッシュな見た目になります。

2-1-2.家族とのコミュニケーションをとりやすい

アイランドキッチンにテーブルを一体化した場合、料理をしている人とテーブルに座っている人との距離が近くなります。

そのため、テーブルを離して配置するよりも周囲とのコミュニケーションがとりやすくなると言えます。

キッチンの正面にテーブルを一体化した場合は、料理をしながらでも顔をあげるだけでコミュニケーションがとれます。例えば、料理中に子どもの宿題を見れたり、ホームパーティーの際はお客さんたちとの会話に混ざれたりと、いつも誰かを近くに感じながらキッチンに立つことができるのです。

真横に一体化させた場合も同じように、キッチンの延長線上にテーブルがある感覚になり、より周囲とのコミュニケーションが取りやすいでしょう。

2-1-3.準備や片付けが楽になる

アイランドキッチンとテーブルを一体化すると、キッチンとテーブルとの距離が近いため、手を伸ばすだけで食器を置けたり下げたりできます。そのため、料理の配膳や後片付けが格段に楽になるというメリットを感じられるでしょう。

さらに、キッチンとテーブルが一体化していることで境界線がなくなり、家族が料理や配膳、片付けを自然に手伝ってくれる機会が増えるかもしれません。

2-1-4.デザイン性が高くスタイリッシュ

アイランドキッチンにテーブルを一体化する場合、キッチン台から一枚板でテーブルを広げていくというデザインがあります。

キッチン台とテーブルが同じ素材、同じカラーだと統一感がありスタイリッシュな印象になります。まとまったデザインだとよりコンパクトに感じることができ、圧迫感もありません。

2-2.アイランドキッチンにテーブルを一体化するデメリット

アイランドキッチンにテーブルを一体化することで、メリットがある反面デメリットも生じます。それは、

  1. 動線が長くなる場合がある
  2. 食事中にキッチンの内部が視界に入る
  3. 油ハネや水ハネなどの汚れが気になる
  4. 気軽にテーブルを交換できない

という4点です。それぞれについてもう少し具体的に説明していきます。

2-2-1.動線が長くなる場合がある

アイランドキッチンにテーブルを一体化すると、場合によっては動線が長くなり不便を感じることがあります。

それは、キッチンの正面側に行く場合です。

このように、作業側からキッチンから正面に行くまでにテーブルをぐるっと回らなければならないので、移動する距離が長くなってしまいます。

普段はそれほど気にならないことが多いと思いますが、小さなお子様が座っていたり、急いで取らなければならないものがあるといった場合に不便さを感じることがあるでしょう。

2-2-2.食事中にキッチンの内部が視界に入る

アイランドキッチンとテーブルを一体化した場合、キッチンとテーブルに段差がないフルフラット設計だとキッチンの内部がすぐに視界に入ります。

料理中に出た洗い物やコンロ周りの汚れなど、まだ綺麗な状態にしていないうちに食事をすることもあるでしょう。そんな時、フルフラット設計のキッチン一体型テーブルだと、キッチン内の雑然とした状態が視界に入りながら食事をすることになります。

気になる場合は小まめに綺麗な状態を保てるように気をつけるか、キッチンとテーブルに段差をつけると良いでしょう。

2-2-3.油はねや水はねなどの汚れが気になる

アイランドキッチンとテーブルが一体化されていると、調理の際の汚れがテーブルに飛び散ることが考えられます。

特に気になるのはアイランドキッチンの正面にテーブルが設置されている場合で、油が飛び散るような調理をする場合は気をつけなければなりません。

油はねや水ハネの対策として、コンロやシンクとテーブルの間に透明から半透明のパーテーションを設ける例が多いです。

例えばこの画像のように、透明な油はねガードを設置することで、アイランドキッチンの開放感はそのままに油はねを回避することができます。

2-2-4.気軽にテーブルを交換できない

アイランドキッチンにテーブルを一体化する際のデメリットの4つ目は、テーブルを気軽に交換できないという点です。

テーブルが単体だと、配置に飽きたり不便を感じたらすぐに移動できますし、テーブルのデザインに飽きたら新しいものに変えることも簡単です。

しかし一体型のデザインは、キッチン台の天板をそのままテーブルの長さ分まで延長しているタイプや、キッチンの腰壁に直接接着させているなど、キッチンとテーブルがつながっているため、交換するには工事が必要になります。

さらにキッチンとテーブルのデザインの相性もありますので、気分を変えてまったく違う色やデザインのテーブルにする、ということも難しいでしょう。

アイランドキッチンにテーブル単体を配置するメリット・デメリット

アイランドキッチンにテーブルを一体化するメリットとデメリットについてお分かりになったかと思います。では次に、アイランドキッチンにテーブル単体を配置するメリットとデメリットを説明しましょう。

3-1.アイランドキッチンにテーブル単体を配置するメリット

アイランドキッチンにテーブル単体を配置する方法のメリットは3つあります。それは、

  1. キッチンとダイニングを分けられる
  2. 壊れたら交換ができる
  3. 気軽に模様替えができる

です。それぞれについて詳しく説明していきます。

3-1-1.キッチンとダイニングを分けられる

テーブル単体をアイランドキッチンから離して配置すると、キッチンとダイニングを分けることができます。

そうすることで、料理をする空間と食事をする空間が区別されるので、料理に集中できたりキッチンの汚れを気にせず食事を楽しめるというメリットがあります。

料理をする時は集中したい、食事中は余計なものを視界に入れず料理を楽しみたい、という人にぴったりです。

3-1-2.壊れたら交換ができる

テーブルが単体であれば、壊れたり不具合が出た際に気軽に交換できるというメリットがあります。

特に小さいお子様や育ち盛りの活発なお子様がいる場合は、普段の暮らしの中で予想外の事態が起きることが多々あります。

例えば料理に集中している隙にクレヨンで落書きをされていた、テーブルの脚に何かがぶつかって脚がぐらついてしまった、目を離しているすきに色や匂いの強いものをテーブルにこぼしてしまった…など、元気に成長している証とは言え、その瞬間はショックな出来事も多いものです。

ですが、テーブル単体だと気軽に交換できるので、多少傷や汚れがついても慌てることはありません。すぐに交換しても良いでしょうし、子育てが大変な時期は傷が増えていくテーブルと共に過ごし、ある程度落ち着いてきたら新しいものに交換するという選択肢もあります。

3-1-3.気軽に模様替えができる

気軽に配置を変えられるというのも、テーブルが単体であることのメリットです。

例えば一体型のようにアイランドキッチンの横や正面につなげて設置したり、少し離してキッチンとダイニングの空間を分けるようにレイアウトしても良いでしょう。

その際テーブルは、アイランドキッチンのデザインと親和性があるものを選んでおくと融通が効くので便利です。

「一体型とテーブル単体、どちらも決められない!」という人は、テーブル単体を選択してその時の気分に応じていろいろなレイアウトを楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。

3-2.アイランドキッチンにテーブル単体を配置するデメリット

アイランドキッチンにテーブル単体を置くことで、デメリットに感じることがあります。それは主に3つで、

  1. 部屋の空間が狭くなる
  2. キッチンとテーブルを離すとコミュニケーションがとりずらい
  3. 準備や片付けが手間になる

です。それぞれについて、詳しく説明していきます。

3-2-1.部屋の空間が狭くなる

アイランドキッチンにテーブル単体を配置する場合、キッチンとダイニングそれぞれに十分な空間が必要になるため、部屋が広くなければいけません。

具体的に説明すると、アイランドキッチンの一般的な大きさを幅2.4〜2.7m×奥行0.75〜1.0m、左右通路には0.8m以上の幅が必要として計算すると、キッチンは約6畳程度の広さが必要です。

さらにテーブルを置くスペースを考えます。アイランドキッチンの天板とテーブルとの間を0.8m以上空けることと、ダイニングテーブルの一般的な大きさ(4人がけで幅1.4m×奥行0.8m)を考慮すると、アイランドキッチンから少なくとも1.6〜2.4m程度の余裕が必要になります。

このような十分な広さがなくアイランドキッチンとテーブルを設置すると、圧迫感が大きくなり窮屈さを感じてしまうことになるのです。

3-2-2.キッチンとテーブルを離すと作業中のコミュニケーションがとりづらい

先ほどもお伝えした通り、アイランドキッチンの天板の脇には0.8m以上の幅が必要とされています。そのため、アイランドキッチンにテーブル単体を離して配置する場合は0.8m空けて設置すると良いでしょう。

ところがテーブルを離して設置した場合、テーブルやキッチンの周りは動きやすくなりますが、キッチンからテーブルが遠くなってしまいます。テーブルが遠くなることで、キッチンとダイニングのコミュニケーションがとりづらくなってしまうでしょう。

3-2-3.キッチンとテーブルを離すと準備や片付けが手間になる

こちらもキッチンとテーブルを離して設置した場合のお話ですが、キッチンとテーブルに距離ができることで、配膳や片付けが大変になってしまう可能性があります。

一体型では設計によっては手を伸ばすだけで配膳や片付けができる場合がありますが、キッチンとテーブルを離して設置した場合は何度もキッチンとテーブルを往復しなければなりません。そのため、不便さを感じることがあるでしょう。

一体型、テーブル単体を配置するのがおすすめな人

ここまで、アイランドキッチンとテーブルの一体型とテーブル単体を配置する方法について、それぞれのメリットやデメリットをお伝えしてきました。

そこでこの章では、一体型がおすすめな人とテーブル単体を配置するのがおすすめな人について、詳しく説明していきます。

4-1.一体型がおすすめな人

アイランドキッチンとテーブルを一体化するのがおすすめなのは、

  1. キッチンダイニングが広くないがアイランドキッチンを取り入れたい
  2. 料理の配膳や片付けを楽にしたい
  3. スタイリッシュなデザインにこだわりたい

といった人です。では、それぞれについて説明していきましょう。

4-1-1.キッチンダイニングが広くないがアイランドキッチンを取り入れたい

キッチンとテーブルの一体型は、空間を有効活用できる設計です。そのため、通常アイランドキッチンとテーブルを配置するには広いスペースを確保することが必要ですが、一体型の場合は広くない空間でもアイランドキッチンを取り入れることができます。

そのため、キッチンダイニングやリビングがそれほど広くなくてもアイランドキッチンを設置したいという人におすすめです。

4-1-2.料理の配膳や片付けを楽にしたい

一体型はキッチンとテーブルが接続しているデザインなので、家事動線を短縮できる場合が多いです。そのため、料理の配膳や片付けが格段に楽になり、日々の家事の負担を軽減できるでしょう。

共働きで家事に当てる時間がない人、小さな子どもがいて料理中も目を離したくない人などにおすすめです。

4-1-3.スタイリッシュなデザインにこだわりたい

一体型は見た目がシンプルでまとまりがよく、スタイリッシュな印象になります。キッチンの天板をそのままテーブルまで引き延ばしたデザインは、とてもカッコイイですよね。

そのような理由から、キッチンとテーブルの一体型は、「せっかくアイランドキッチンを取り入れるなら、とことんスタイリッシュでおしゃれな雰囲気にこだわりたい」という人におすすめです。

4-2.テーブル単体を配置するのがおすすめな人

テーブル単体を配置するのがおすすめなのは、

  1. 料理と食事の空間を分けたい
  2. いろんなレイアウトを楽しみたい

といった人です。それぞれについて説明していきましょう。

4-2-1.料理と食事の空間を分けたい

「料理する時はあまり話しかけられたくない」
「好きな音楽を聴きながら料理に集中したい」
といった人や、

「食事をする時にキッチンの内部が視界に入るのが嫌だ」
「ダイニングテーブルで落ち着いて食事がしたい」
といった人には、アイランドキッチンにテーブル単体を配置することがおすすめです。

アイランドキッチンとテーブルを離して設置することでそれぞれを独立させることができるので、料理と食事の空間を分けたいという人にはぴったりの方法でしょう。

4-2-2.いろんなレイアウトを楽しみたい

テーブル単体で配置している場合は、いつでも簡単にテーブルを交換したり配置を変えたりできます。

「どんなレイアウトにするか決めきれない」
「模様替えが趣味で、いろんな配置を楽しみたい」
「今は子どもが小さくテーブルが傷つくのは仕方がないが、いずれもう少し高級なものに買い替えたい」

というような、これからいろんなレイアウトを楽しみたいと考えている人におすすめです。

アイランドキッチンのおすすめレイアウト例

ここまで、アイランドキッチンにテーブルを配置する方法として、一体型とテーブル単体を配置する方法の2つがあること、それぞれのメリットとデメリットやおすすめな人についてお話をしてきました。

自分がどちらの方法を取り入れたいかが、次第にはっきりしてきたのではないでしょうか。

そこで次にお話したいのは、一体型とテーブル単体のおすすめレウアウトです。素敵なレイアウトをそれぞれ5つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

5-1.一体型のおすすめレイアウト5選

一体型のレイアウトは、アイランドキッチンの正面、真横、正面と真横(L字)の3パターンがあります。それぞれをご紹介します。

5-1-1.正面

◎アイランドキッチン正面にバーカウンター
こちらはアイランドにカウンターテーブルを一体化し、バーのような雰囲気で食事やお酒を楽しめるスタイルです。

キッチンに立つ人が手を伸ばすだけでサーブできる、テーブルの近さが魅力です。距離が近いので会話も弾み、楽しい食事時間になりそうですね。

アイランドキッチン正面にバーカウンターを設置した例を詳しく見たい方はこちらをご覧ください。
ゼロリノベ/バーカウンターで至福のひと時を<東京都>76㎡

◎アイランド前面にテーブルを一体化
こちらは、アイランドを広めに設計し前面をテーブルとして利用できるようにデザインしている例です。

テーブルとして利用したい部分の壁面をくり抜いて、椅子を置けるようにしています。目の前で調理しているものがサーブされるという、まるでホテルの朝食のような食事を楽しめる設計です。

5-1-2.真横

◎テーブルを一段低くしてキッチンと一体化
こちらは、アイランドの真横にテーブルを一体化している例です。キッチンとテーブルの高さを変えて、それぞれを使いやすくしています。

さらにシンプルなデザインのテーブルにすることで、アイランドとテーブルによる圧迫感を解消しています。

◎アイランドからそのまま真横にテーブルを造作したスタイリッシュなデザイン
こちらはアイランドの天板をそのまま横に延ばし、テーブルを造作している例です。

アイランドとテーブルに段差がないフラットな設計だと、とてもスタイリッシュな印象になります。とにかくかっこよくデザインしたい人におすすめです。

5-1-3.正面と真横(L字)

こちらは、アイランドの端をL字で囲むようにテーブルを一体化した例です。

L字のスタイルは座る人が横並びにならないので、顔を見ながら食事を楽しむことができます。また、小さいお子様を座らせる場合はアイランドの正面ではなく横に座らせると、料理中に何かあった時にすぐ移動できるというメリットがあります。

5-2.テーブル単体を配置するおすすめレイアウト5選

アイランドキッチンにテーブル単体を配置するレイアウトは、アイランドキッチンの正面(接続、分離)、真横(接続、分離)の2パターンです。それぞれをご紹介していきます。

5-2-1.正面に離して配置

◎アイランドの正面に平行してテーブルを配置
こちらは、アイランドの正面にテーブルを離して配置している例です。

アイランドに平行するようにテーブルを配置しているので、リビングダイニング空間を圧迫しません。キッチンからの距離も程よく、使いやすいレイアウトです。

さらにテーブルとキッチン、リビングのカラーを統一しているのでとてもシンプルにまとまっています。

アイランドの正面に平行して配置する事例をもっと詳しく見たい方はこちらをご覧ください。
ゼロリノベ/上質×インダストリアル<東京都>88㎡

5-2-2.正面に接続して配置

こちらは、アイランドの正面にテーブルを接続して配置している例です。

キッチンとの近さを保ちつつも、腰壁で油はねや水はねが防止されています。ダイニングの空間もしっかり区別されているレイアウトです。

正面に接続して配置する例をもっと詳しく見たい方はこちらをご覧ください。
ゼロリノベ/ゆるく繋がるプライベート空間<埼玉県>70㎡

5-2-3.真横に離して配置

◎アイランドの真横にテーブルを垂直に離して配置
こちらは、アイランドの横にテーブルを垂直に配置している例です。

小さなお子様がいることから、食事中もお世話をしやすい配置になっています。さらにキッチンへの動線も考えられているレイアウトです。

アイランドの真横にテーブルを垂直に離して配置する事例を詳しく見たい方はこちらをご覧ください。
ゼロリノベ/BOXゾーニングと夜景<東京>75㎡

◎アイランドの真横に平行に離して配置
こちらは、アイランドの位置の延長線上に平行にテーブルを離して配置した例です。

平行に配置することでキッチンへの移動が楽になるだけでなく、空間の節約になります。リビングをできるだけ広くとりたい人におすすめです。

アイランドの真横に平行に離して配置する事例をもっと詳しく見たい方はこちらをご覧ください。
ゼロリノベ/コンパクトアーバンハウス<東京>48㎡

5-2-4.真横に接続して配置

こちらはアイランドの真横にテーブルを接続し、一体型のように配置している例です。

アイランドに腰壁があるためテーブルからキッチンが丸見えにはならず、効率良い動線と空間の活用という一体型のメリットと、キッチンとダイニングの分離という分離型のメリットの両方を備えています。

真横に接続して配置する事例をもっと詳しく見たい方はこちらをご覧ください。
ゼロリノベ/モロッコに想ひをはせて<埼玉>61㎡

まとめ

いかがでしたか?アイランドキッチンにテーブルを配置する方法やそれぞれのメリットとデメリット、実際のレイアウトのイメージについてお分かりになったのではないでしょうか。

最後にこの記事をまとめると、

◎アイランドキッチンにテーブルを配置する方法は、大きく分けて2つ
1)一体型
2)分離型

◎一体型のメリットとデメリットについて

メリットは4つ
1)狭い空間を活用できる
2)家族とのコミュニケーションをとりやすい
3)準備や片付けが楽になる
4)デザイン性が高くスタイリッシュ

デメリットは4つ
1)動線が長くなる場合がある
2)食事中にキッチンの内部が視界に入る
3)油ハネや水ハネなどの汚れが気になる
4)気軽にテーブルを交換できない

◎分離型のメリットとデメリットについて

メリットは3つ
1)キッチンとダイニングを分けられる
2)壊れたら交換ができる
3)気軽に模様替えができる

デメリットは3つ
1)部屋の空間が狭くなる
2)キッチンとテーブルを離すとコミュニケーションがとりずらい
3)準備や片付けが手間になる

◎一体型がおすすめな人は
1)キッチンダイニングが広くないがアイランドキッチンを取り入れたい
2)料理の配膳や片付けを楽にしたい
3)スタイリッシュなデザインにこだわりたい

◎分離型がおすすめな人は
1)料理と食事の空間を分けたい
2)いろんなレイアウトを楽しみたい

です。この記事があなたのテーブルレイアウトのお役に立てれば幸いです。

この記事の執筆
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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