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中古システムキッチンは本当にお得?メリット・デメリットと失敗しない選び方

キッチンリフォームの費用をできるだけ抑えたいとき、候補に上がりやすいのが中古システムキッチンです。

とはいえ、「中古だとすぐ壊れてしまわない?」「安いぶん、あとから余計な費用がかかるのでは?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

実は、中古として流通しているなかには、ショールーム展示品など新品同様のきれいなシステムキッチンが、新品の半額以下で手に入るケースもあります。一方で、保証や設置、配送などで思わぬ落とし穴があるのも事実です。

この記事では、中古システムキッチンのメリットとデメリット、新品システムキッチンとの違い、探し方や失敗しない選び方まで解説します

自分には中古システムキッチンが向いているのか、それとも新品のシステムキッチンのほうがよいのか、判断する材料にしていただければ幸いです。

目次
施工事例
写真の上で指を動かしてみてください 写真の上でクリックして境界線を動かしてみてください

中古システムキッチンってどうなの?

中古システムキッチンとは、一度住宅に設置・使用されたものや、ショールーム展示品として使われていたもの、型落ち在庫などを再販売しているキッチンを指します

「誰かが長く使った古いキッチン」というイメージを持たれがちですが、実際には新品同様の展示品も多く、新品の半額以下で手に入るケースも少なくありません。

その一方で、保証や設置、配送などで注意したいポイントもあるため、メリットとデメリットを理解したうえで選ぶことが大切になります。

中古システムキッチンを買うメリット

中古システムキッチンの一番のメリットは、本体価格を大きく抑えられることです。

ショールーム展示品などの新古品であれば、ほぼ新品に近い状態のシステムキッチンが、新品価格の半額前後で販売されているケースも少なくありません。

その分、ワークトップの素材をグレードアップしたり、食洗機などの設備を追加したりと、他の部分に予算を回しやすくなります。

また、誰かが使っていた中古の場合は、状態や年式にもよりますが、数万円台から見つかることもあり、「とにかく予算を抑えたい」という人にとっては選択肢が広がります。

中古システムキッチンを買うデメリット

価格面では魅力の大きい中古システムキッチンですが、中古ならではのデメリットや注意点もあります。ここを理解せずに価格だけで選んでしまうと、「結局高くついてしまった」「思っていたのと違った」という結果になりかねません。 ここからは、中古システムキッチンで特に注意したいポイントを順番に見ていきます。

保証がない・保証期間が短いことがある

新品のシステムキッチンにはメーカー保証が付いていることが多く、一定期間内の故障であれば無償で修理してもらえるケースが一般的です。

一方で、中古システムキッチンはメーカー保証が切れているものも多く、販売店独自の短い保証のみ、あるいは保証なしというケースも少なくありません

その場合、使い始めてすぐに故障が見つかっても、修理費や部品代は自己負担になります。結果的に、「本体価格は安く抑えられたのに、トータルではあまり変わらなかった」ということにもなりかねません。

保証がない商品を選ぶ場合は、そのリスクを理解したうえで、故障したときにどこまで自己負担できるかも含めて検討しておきましょう。

自宅にぴったり合うサイズ・仕様が見つかりにくい

新品のシステムキッチンであれば、扉カラーや取っ手、収納プラン、設備機器などを自分の好みに合わせて選びやすく、間口や高さもある程度自由に調整できます。

これに対して中古システムキッチンは、基本的に「今あるものの中から選ぶ」形になるため、自宅の間取りや配管位置にぴったり合うサイズ・仕様を見つけにくいのがデメリットです。

多少の使いにくさやデザインの妥協が許容できる方であれば問題ありませんが、「細部まで自分好みにしたい」という場合はストレスを感じる可能性があります。

設備機器の故障リスク・交換コストがある

中古システムキッチンは、見た目がきれいでも、内部の設備機器や部品がそれなりに年数を重ねている場合があります。

ビルトインコンロやIHクッキングヒーター、食器洗い乾燥機、レンジフード、水栓金具などは、いずれも耐用年数があり、前の所有者の使い方によっては想定より早く故障することもあります。

また、商品によっては排水トラップや接続部材などが不足しており、自分で部品を探して購入しなければならないケースも。

購入前に設備機器の年式や状態、付属部品の有無を確認し、「近いうちに交換が必要になりそうか」「交換する場合はいくらかかるか」といった点も含めてトータルコストを考えることが大切です。

施工や搬入で追加費用・手間がかかる場合がある

中古システムキッチンは、「商品を売るお店」と「取り付け工事をする会社」が別になることが多く、リフォーム会社によっては中古品の取り付け自体を断られるケースもあります。

中古品は故障リスクや部材不足の可能性があるため、施工後のトラブルに責任を負いにくいという事情も背景にあります。また、配送についても「道路脇まで」が基本で、自宅の中やマンションの上階までの搬入には、別途料金がかかったり、そもそも対応してもらえなかったりすることがあります。

購入前に、次の点を具体的に確認しておきましょう。
誰が設置工事まで対応してくれるのか
自宅の中まで搬入してもらえるのか
追加費用がかかるとしたらどのくらいか
を具体的に確認し、必要であれば施主支給に対応してくれるリフォーム会社を選ぶようにしましょう。

中古システムキッチンと新品システムキッチンの違い

中古システムキッチンと新品システムキッチンを比べると、大きな違いは「価格」「保証」「自由度(カスタマイズ性)」の3つです。

まず価格については、中古システムキッチンの本体価格は、新品と比べて半額前後まで抑えられるケースもあり、初期費用を大きく下げやすいのが特徴です。一方で、配送費や工事費は新品・中古で大きな差が出ないことが多く、設備機器の交換が必要になれば追加費用がかかる点には注意が必要です。

次に自由度については、新品のシステムキッチンであれば、デザインやカラー、ワークトップの素材、収納プラン、設備機器などを自分の好みに合わせて選びやすくなります。対して中古システムキッチンは、すでに出来上がっているものの中から選ぶ形になるため、「ぴったり理想どおり」にすることは難しい場合があります。

保証やアフターサービスについても違いがあります。新品であればメーカー保証が付き、一定期間内の故障であれば無償修理に対応してもらえることが一般的ですが、中古の場合は保証がなかったり、販売店独自の短い保証のみだったりすることもあります。

短期的にコストを抑えることを最優先するなら中古が有利ですが、長く安心して使いたい・細かい仕様までこだわりたいという場合は新品を選んだほうがストレスは少なくなります。

中古システムキッチンがおすすめの人・おすすめしにくい人

ここまで見てきたメリット・デメリットを踏まえると、中古システムキッチンに向いている人と、そうでない人が見えてきます。

中古システムキッチンがおすすめな人は、次のような人です。

  • キッチンリフォームの費用をできるだけ抑えたい人
  • 最新モデルや細かいカスタマイズにはあまりこだわらず、コスパを重視したい人
  • ショールーム展示品など、状態の良い中古品を選べる人
  • 多少のキズや使用感があっても、それほど気にならない人
  • ライフスタイルの変化に合わせて、数年〜十数年単位でキッチンを入れ替える可能性がある人

一方で、次のような人には中古システムキッチンはあまりおすすめできません。

  • 毎日よく料理をしていて、使い勝手や設備仕様に強いこだわりがある人
  • メーカー保証やアフターサービスを重視し、故障時にも手厚いサポートを受けたい人
  • 長期的に見て、できるだけ故障リスクを減らし、安心して使い続けたい人
  • 人が使ったものには抵抗があり、新品のシステムキッチンにこだわりたい

自分の優先順位が「価格なのか」「使い勝手なのか」「安心感なのか」によって、最適な選択肢は変わります。どこに重きを置きたいか考えながら、中古か新品かを検討してみてください。

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中古システムキッチンの探し方

中古システムキッチンは、探し方によって出会える商品の種類や価格、状態、保証内容が変わってきます。ここでは、「リサイクルショップ」「ネット通販・フリマサイト」「ショールーム展示品・アウトレット」という3つの探し方を紹介します。

リサイクルショップで探す

実物を見て状態を確かめたい人には、リサイクルショップで探す方法があります。 キズや汚れ、扉の開閉具合などを自分の目でチェックできるので、「写真だけでは不安」という人に向いています

一方で、システムキッチンを常に取り扱っているとは限らず、希望のサイズやメーカーを見つけるには、いくつかの店舗を回る手間や時間がかかることがあります。 「良いものがあればラッキー」という感覚で、掘り出し物を探すイメージで活用するとよいでしょう。

ネット通販・フリマサイトで探す

インターネットで「システムキッチン 中古」などと検索すると、中古システムキッチンを扱う通販サイトやフリマサイトが多数見つかります。

全国の在庫をまとめて比較できるため、希望のメーカーやサイズ、仕様に近いものを探しやすく、価格帯の比較も簡単です。

ただし、写真や説明文だけでは細かなキズや使用感、部品の不足などが分かりにくい点には注意が必要です。

気になる商品があれば、不安な点を事前に問い合わせてクリアにしてから購入するようにしましょう。

ショールーム展示品・アウトレットで探す

ショールーム展示品や型落ちモデル、在庫品などを扱うアウトレットでは、ほぼ新品に近い状態の中古システムキッチン(新古品)が見つかることがあります。

新品よりも大幅に安く、グレードの高いモデルを狙えることもあるため、「中古でも状態の良さを重視したい」という人に向いています

その一方で、注文から発送までに時間がかかるケースや、在庫が入れ替わりやすくタイミング次第という面もあります。急いでいる場合は、納期の目安を事前に確認してから検討すると安心です。

展示品専門店はこのようなサイトもあるので参考にしてください。

中古システムキッチンの失敗しない選び方

中古システムキッチンは、返品ができないケースも多く、一度購入すると簡単にはやり直しがききません。 安いとはいえ数十万円の買い物になることもあるため、購入前に次のポイントを押さえておくことが大切です。

自宅の間取り・サイズに合うか確認する

まずは前提として、自宅のキッチンの間口・奥行き・高さをしっかり採寸し、どのサイズのシステムキッチンが入るのかを把握しておきましょう。

サイズを確認せずに購入してしまうと、「届いてみたら大きすぎて入らなかった」「配管位置が合わず、追加工事が必要になった」といったトラブルにつながります

図面だけでなく、現地でメジャーを当てて確認し、可能であれば施工を依頼するリフォーム会社にも一度見てもらうと安心です。

保証の有無と内容をチェックする

中古システムキッチンは、保証がないものも多く、購入後に故障が見つかった場合は自己負担で修理や交換をすることになります。

一方で、新古品を扱う販売店の中には、数年〜10年前後の保証を付けているところもあり、購入後のトラブル時にも相談しやすくなります。

保証があるかどうかだけでなく、「本体のみなのか」「設備機器まで対象か」「保証期間はどのくらいか」といった内容もあわせて確認しておきましょう。

購入後の故障トラブルが心配な場合は、できるだけ保証付きの商品を優先するのがおすすめです。

迷ったら新古品を優先する

中古システムキッチンは、以前使っていた人の使用頻度やお手入れ状況によって状態に大きな差があり、中にはすぐに故障してしまう個体もあります。

その点、ショールーム展示品などの新古品であれば、未使用に近いため、誰かが長期間使っていたものと比べて故障リスクを抑えやすく、見た目もきれいです。

多少価格は上がりますが、「なるべく安心して使いたい」「長く使う予定」という場合は、新古品を優先して選ぶほうが結果的に満足度が高くなりやすいでしょう。

中古システムキッチンを選ぶときの注意点

中古システムキッチンは、返品できないケースが多く、一度購入すると簡単にはやり直しがききません。購入前に、次のポイントを必ず確認しておくと、トラブルや追加費用を減らしやすくなります。

  • 商品ページや見積書に記載されたサイズ・年式・付属部品の内容をよく読む
  • 保証の有無や保証期間、保証対象(本体のみか、設備機器まで含むか)を確認する
  • 配送範囲と搬入方法(自宅の中まで運んでくれるか、別途料金がかかるか)を確認する
  • 施工を依頼する予定のリフォーム会社が、中古システムキッチンの施主支給に対応しているか事前に確認する

これらを購入前に押さえておくことで、「聞いていなかった追加費用がかかった」「そもそも取り付けてもらえなかった」といったトラブルを減らすことができます。

中古システムキッチンに関するよくある質問

中古システムキッチンでも、長く安心して使うことはできますか?

 設備機器の年式や状態を確認し、保証付きの新古品を選べば、通常の使用であれば長く使える可能性は高まります。特にコンロ・食洗機・水栓などは故障リスクが高いため、状態と保証の両方をチェックしておくと安心です。

中古システムキッチンを選ぶとき、新品と比べてどこまで妥協が必要ですか?

デザインやカラー、細かな収納プランなど「完全に理想どおり」は難しいケースが多いです。一方で、サイズ・動線・設備機能といった「日々の使い勝手」に直結する部分は、できるだけ条件に合うものを優先し、見た目の細部はある程度許容する、というバランスで考えると選びやすくなります。

中古システムキッチンを入れたい場合、どのタイミングで施工会社に相談すべきですか?

商品を購入する前に相談するのがベストです。候補のサイズや図面を持ったうえで、「このサイズ・配管位置なら設置可能か」「搬入経路に問題はないか」「不足しそうな部材はないか」をチェックしてもらえば、購入後に「取り付けられなかった」という事態を防ぎやすくなります。

中古と新品で迷ったとき、どんな基準で決めればよいですか?

「予算」「使用頻度」「こだわり度」「安心感」の4つで考えると整理しやすいです。予算重視で使用頻度が高くないなら中古寄り、毎日しっかり使う・保証やサポートを重視する・デザインや機能に強いこだわりがあるなら新品寄り、といった形で、自分が何を一番重視したいかで決めるのがおすすめです。

まとめ

中古システムキッチンは、本体価格を大きく抑えながら、場合によってはグレードの高いキッチンを手に入れられる魅力的な選択肢です。

一方で、保証がなかったり、自宅にぴったり合うサイズや仕様を見つけにくかったり、設備機器の故障リスクや施工・搬入の手間がかかったりと、中古ならではの注意点もあります。

「できるだけ費用を抑えたい」「多少の使用感や制約は許容できる」という人には中古システムキッチンが向いていますが、「長く安心して使いたい」「細部まで自分好みにしたい」という人には新品システムキッチンのほうが合っている場合もあります。

この記事で紹介したメリット・デメリット、探し方や選び方のポイントを参考にしながら、自分の予算やライフスタイル、こだわりのバランスに合うキッチンを選んでみてください。

この記事の執筆
  • Chika Otsuki

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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