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ユニットバスのカーテンはどんなもの?役割・使い方・必要性を解説

ユニットバスのカーテンはシャワーカーテンと言って、洗面スペースやトイレを濡らさないために使うものです。

単身用の物件にはユニットバスが設置されていることも多く、初めての一人暮らしと共に自宅がユニットバスになるという方もいらっしゃるでしょう。そんな状況の中で、

「ユニットバスのカーテンって何のためにあるんだろう?」
「そもそもあのカーテンは必要なんだろうか?」

と、シャワーカーテンについて疑問に感じていませんか?
ユニットバスに馴染みがないと、シャワーカーテンがどういうものなのかよく分かりませんよね。

どういうものか分からないまま、
「ぶら下げる場所があるからとりあえず買っておこう。」
適当なものを購入してしまうと、サイズが合わなかったり、すぐにカビてしまうなどの問題が出てきてしまいます。

そんなことにならないためにも、事前にシャワーカーテンについて知っておくべきです。
この記事ではシャワーカーテンの役割や使い方を詳しくお伝えした上で、その必要性についても考えていきます。

この記事でわかること
  • ユニットバスのシャワーカーテンの役割や正しい使い方
  • シャワーカーテンを使用するメリットとデメリット
  • シャワーカーテンがおすすめな場合とおすすめできない場合

この記事を読めば、なんとなくしか知らなかったシャワーカーテンのことがよくわかり、あなたにとって必要かどうかを判断できるはずです。

その上で、ユニットバスで快適に過ごすためのシャワーカーテンの選び方や掃除方法なども紹介するので、あなたにとってベストなシャワーカーテンがどんなものか分かり、購入後のお手入れ方法までばっちり分かるようになります。

ユニットバスで快適にバスタイムを過ごせるように、今のうちにシャワーカーテンのことを知っておきましょう。

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目次

ユニットバスのカーテンってどんなもの?

ホテルなどで見かけることの多いユニットバスのカーテンですが、
「なんとなく雰囲気で使っていた。」
という方は多いのではないでしょうか。

使い方は見ればなんとなく分かりますが、実際どう使うのが正解なのかはよく知りませんよね。
そこでここでは、改めてカーテンの役割と正しい使い方を説明します。

1-1.ユニットバスのカーテンの役割

冒頭でも触れましたが、ユニットバスのカーテンは「シャワーカーテン」と言います。
このシャワーカーテンの主な役割は、浴槽の外、つまり洗面スペースやトイレをシャワーの水で濡らさないようにすることです。

ユニットバスで入浴する際、浴槽でシャワーを浴びたり頭を洗ったりしますよね。その時、仕切るものが無ければシャワーの水やシャンプーの泡がユニットバス全体に飛び散ってしまいます。
そこで、シャワーカーテンを閉めて入浴し、水滴や泡の飛び散りを防ぐのです。

こうした役割は、なんとなくお分かりいただけるかと思います。ただ、普段からユニットバスを使っていないと、
「浴槽の外側が濡れてもそんなに困らないんじゃ…」
とイマイチその役割の重要性がイメージできませんよね。

そこで、水滴や泡が浴槽の外に飛び散ることがどういうことなのかをもう少し詳しく考えてみましょう。

ユニットバス内の洗面スペースやトイレは浴槽のすぐ隣にありますが、用途としては独立型の洗面所やトイレと同じですよね。もし洗面所の床や便器が水浸しだったらどうでしょうか?

洗面所の床が濡れていたら、わざわざ靴下を脱いで歯を磨いたり身だしなみを整えなければいけません。
濡れている便器に腰掛けるのは、なんだか落ち着かないし、お尻まで濡れてしまいます。

こういった不便を防ぐために、シャワーカーテンで水滴や泡の飛び散りを防ぐのです。

1-2.ユニットバスのカーテンの使い方

ユニットバスのカーテンの役割を具体的にイメージできたところで、次に正しい使い方を見ていきましょう。
ユニットバスで毎日バスタイムを過ごすなら、次の3つのシーンでシャワーカーテンをどう扱うか知る必要があります。

  • シャワーを浴びる時
  • 湯船に浸かる時
  • お風呂を使い終わった後

順番に説明していきますね。

1-2-1.シャワーを浴びる時

ユニットバスでは浴槽内でシャワーを浴び、シャワーカーテンはその水滴が外側に飛び散らないようにするためのものでしたよね。
ということは、もちろんカーテンは閉めた状態でシャワーを浴びるのが正解です。

ただ、それだけでは十分とは言えません。
シャワーカーテンは閉めるだけでなく、裾を浴槽の内側に垂らしておく必要があるのです。

シャワーカーテンの裾がが浴槽の外側に出ていると、カーテンに飛び散った水滴が流れ落ちて、結局床が濡れてしまうからです。
これでは便器や壁が濡れるのは防げても、床は水浸しになってしまいますよね。

そのため、シャワー中の水の飛び散りを最小限に抑えるためには

  • カーテンを閉める
  • カーテンの裾を浴槽の内側に垂らす

の2点をしっかり守るようにしましょう。

1-2-2.湯船に浸かる時

では、浴槽にお湯を張って湯船に浸かる時にはシャワーカーテンはどうしておけば良いのでしょうか?
飛び散りを防ぐなら、シャワー中と同じようにカーテンを閉めて浴槽の内側に垂らしておくのが良いような気がするかもしれませんが、実際はシャワーを浴びている時とは違います。

お湯を貯める時、湯船に浸かる時は次のように使うのが正解です。

  • カーテンの裾は外側に垂らす
  • カーテンは開けていても閉めていてもOK

シャワーを浴びている時と違った使い方をするのが不思議に思われるかもしれませんね。
しかし、シャワー中と入浴中のあなたの動きを思い浮かべてみてください。

シャワーを浴びている時は、頭を洗ったり体を洗ったり、かなり動きがありますよね。シャワーヘッドも手に持って色んな方向に水が飛び散っていくはずです。
それに対して湯船に浸かっている時は、じっとして温まっていることがほとんどですよね。

つまり湯船に浸かる時は、水が飛び散る心配がないのでシャワーカーテンの使い方にもあまり制限がないのです。

ただ、カーテンを毎日ゴシゴシ洗って外に干している、というのでなければ湯船にカーテンが浸かってしまうのは衛生的ではないので、カーテンの裾は外側に出しておいた方が良いのです。

開閉に関しては、気温や明るさによって調整すると良いでしょう。
冬場で少しでも熱気を逃したくないのなら閉める、少しでも明るい方が良いなら開けておく、という風にあなたが過ごしやすいように調整してみてくださいね。

1-2-3.お風呂を使い終わった後

お風呂を使い終わったら、シャワーカーテンをさっと流し、浴槽の外側に広げておきましょう。

シャワーカーテンが常に湿っていたり、浴槽に張り付いた状態だと、すぐにカビやぬめりが出てきてしまうので、使い終わった後はできるだけシャワーカーテンを乾きやすい状態で置いておくのが大切です。
洗面台に引っ掛けるようにして広げておくと、空気が通りやすいですよ。

また、毎日無理なくできる簡単なお手入れ方法を6.ユニットバスを清潔に保つためのカーテンの掃除方法で詳しく紹介しているので、ぜひ読み進めてみてくださいね。

ユニットバスにカーテンを設置する3つのメリット

ユニットバスのカーテンは洗面スペースやトイレが水浸しになるのを防いでくれるのが主な役割でしたが、他にも設置することで次のような嬉しいメリットがあります。

  • 洗面台やトイレスペースに置けるものが増える
  • 入浴中にトイレを見なくて済む
  • インテリアとして楽しめる

一つずつ具体的にお伝えしていきます。

2-1.洗面台やトイレスペースに置けるものが増える

シャワーカーテンを使うことで浴槽の外側が濡れにくくなるので、水に濡れると困るものも洗面台やトイレスペースに置いておくことができます。

例えば、洗面台なら次のようなものは濡れると困りますよね。

・電動歯ブラシ
・化粧品
・電気シェーバー

シャワーカーテンを使えば、こういったものも入浴中に洗面台周辺に置きっぱなしにしておくことができるのです。

※ただし、カーテンの隙間から水滴が漏れてしまう可能性もあるので、浴槽とは逆サイドに置くようにしましょう。

またトイレなら、トイレットペーパーや生理用品は濡らしたくないですよね。
シャワーカーテンがあれば、ストックもトイレのすぐ近くに置いておくことができて便利です。

2-2.入浴中にトイレを見なくて済む

シャワーカーテンの機能とは直接関係ありませんが、お風呂を使っている時にトイレを見なくて済むのも嬉しいポイントです。

今まで自宅がバス・トイレ別だったという場合、お風呂に入っている時に便器が目の前にあるのは少し気になりますよね。あまり良い気持ちにはならないのではないでしょうか。

だからと言って便器を移動させることはできませんが、カーテンで仕切るだけでも印象は随分変わるはずです。
トイレが見えるのと見えないのとでは、入浴中のくつろぎ加減が違ってくる気がしませんか?

2-3.インテリアとして楽しめる

こちらも視覚的なメリットですが、シャワーカーテンのデザインにこだわることで、バスルームを自分好みの空間にすることができます。

ホテルで見かけるシャワーカーテンは白っぽい無地のものが主流ですが、住宅用に販売されているシャワーカーテンのデザインは多種多様で、中にはあなたが一目惚れするようなデザインのシャワーカーテンもあるはずです。自宅のインテリアや空間作りにこだわりたいなら、これは嬉しいポイントですよね。

7.シャワーカーテンが購入できるお店では、ネットでも購入可能な販売店を紹介しているので、どんなものがあるのか是非見てみてくださいね。

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ユニットバスでカーテンを使用する3つのデメリット

ユニットバスでカーテンを使うメリットをお伝えしましたが、良いことばかりというわけでもありません。
ここでは、シャワーカーテンを使うと起こるデメリットを3つお話しします。

3-1.カビが生えることがある

お風呂場自体も掃除や換気を怠ればカビが発生するのと同じで、シャワーカーテンにもカビが生えることがあります
シャワーカーテンを使い終わった後、そのまま放置することが習慣になってしまえばあっという間に黒い点々が出てくるでしょう。

一度カビが生えてしまえば、カビ取りのための掃除をしたり、ひどい場合はカーテンの買い換えが必要になってきます。頻繁にカビが発生すると、労力もかかりますし金銭的にもキツいですよね。

そのような状態にならないために、カビの予防が重要になってきます。具体的には次のような方法でカビの発生をかなり抑えられます。

  • 防カビ加工のシャワーカーテンを選ぶ
  • 毎日のお手入れを習慣づける
  • 常に換気する

それぞれもう少し詳しくお話ししますね。

3-1-1.防カビ加工のシャワーカーテンを選ぶ

シャワーカーテンには、カビの生えにくい加工を施されたものもあります。
「防カビ」と記載のある商品は無加工のものに比べてカビが生えづらいので、購入する際に気をつけて見てみてくださいね。

また防カビに加えて、「撥水・防水」という記載があるものなら、水切れも良く乾きやすいので更にカビ予防には効果的です。こちらも「防カビ」と合わせて記載があるかチェックしてみましょう。

3-1-2.毎日のお手入れを習慣づける

防カビのシャワーカーテンを使用していても、やはり汚れや湿気は大敵です。
カビは湿度の高い場所で活発になり、汚れはカビにとって栄養となります。

シャワーカーテンの汚れを落とし、乾きやすい状態にしておくことを習慣付けて、カビの好む環境を作らないようにすることが大切です。

3-1-3.常に換気する

カビを予防するためには換気も重要です。
空気を入れ替えることでユニットバス内の湿度が下がり、湿気の好きなカビの予防に繋がります。シャワーカーテンも乾きやすくなりますよね。

ユニットバスには窓が無いことが多いので、

  • 24時間換気扇をつけておく
  • ユニットバスの扉をできるだけ開けておく
  • ユニットバス付近の窓を開ける

といった方法でできるだけ長い時間換気するようにしましょう。

3-2.お手入れの手間がかかる

シャワーカーテンはカビを発生させないためにも、毎日お手入れをする必要があります。
「毎日何かしないといけないの?」
と面倒に感じてしまうかもしれませんが、お手入れと言ってもお風呂のついでにできるようなちょっとしたことで充分。

具体的には毎日お風呂からあがる前に、

  • 石鹸カスや泡を洗い流す
  • 広げた状態にして空気の通りを良くする

の2点を徹底するようにしましょう。

この2つだけでも、お風呂のついでに毎日行うことで汚れの蓄積やカビの発生を抑えることができます。

3-3.シャワー中の閉塞感

シャワーを浴びる時は、シャワーカーテンを閉めておくので、どうしても狭さが気になります。
閉所や狭い場所が苦手な人にとっては、毎日のバスタイムが苦痛になってしまうかもしれませんね。

そこで、「狭いのはイヤ!」という方には透明なシャワーカーテンがおすすめです。
透明なカーテンを使えばカーテンの向こうの空間を感じることができるので、閉塞感が改善されます

また、透明でも柄の入ったものもあるので好きなデザインも楽しめますし、すりガラスのような半透明のものならトイレもはっきり見ずに済みますよ。

ユニットバスのカーテンの使用がおすすめな人・おすすめできない人

ここまでで、シャワーカーテンのメリットとデメリットがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ただ、良いところも悪いところもあるからこそ、使用するかどうか迷いますよね。

もし、まだシャワーカーテンを使うかどうか迷っているなら、お手入れを習慣にできるかどうかで判断してみてください。

シャワーカーテンのデメリットを3つ紹介しましたが、その中でも最大の難点は「カビが生える」ことです。カビ予防のために毎日ひと手間をかけられるかどうかが、シャワーカーテンを快適に使えるかどうかの分かれ目になります。

そのため、普段からこまめに掃除をする人にはシャワーカーテンはおすすめですし、ついつい掃除を後回しにしてしまう人には使用をおすすめできません。

ここではシャワーカーテンをおすすめできる人・おすすめできない人の特徴をもう少し詳しくお伝えしていきます。

4-1.こまめに掃除する人には使用がおすすめ

普段からこまめに掃除する人なら、お風呂あがりにシャワーカーテンをザッと流して乾かすくらいは苦にならないでしょう。
ただ、実際にユニットバスの住宅で生活してみないと本当に毎日お手入れできるかどうかは分かりませんよね。

そこで、普段の生活の中でどれだけ掃除が習慣づいているかを見てみましょう。下記のリストの中で、あなたに当てはまるものはいくつあるでしょうか?

  • 食事が終わったらすぐに皿洗いをする
  • シンクや洗面ボウルが汚れていると気になって掃除せずにはいられない
  • ほこりが溜まっているのを見つけたら拭き取る
  • トイレは常に綺麗な状態を保っている
  • 浴槽のお湯を抜いた後は洗い流すようにしている
  • シンクのゴミ受けはほぼ毎日掃除している
  • 床にゴミや髪の毛が落ちていると掃除機やコロコロに手が伸びる

4つ以上当てはまるなら、掃除をする手間より自宅が汚い状態の方が苦痛に感じるのではありませんか?シャワーカーテンに関しても、汚れた状態を放っておけず清潔に保てるはずなので、ぜひ使用を前向きに考えてみてくださいね。

4-2.掃除を後回しにする人には使用をおすすめできない

毎日忙しくて掃除する時間が無かったり、面倒くさがりな人には、お風呂あがりのひと手間も苦痛になりますよね。
そんな方は次のような状況に当てはまるのではないでしょうか。

  • お風呂は夜より朝入ることが多い
  • 帰宅したら一刻も早く休みたい
  • 食事は自分では作らない
  • 髪を乾かす時間も惜しい
  • ゴミを溜め込みがち
  • あまり家に居ない
  • インテリアにあまりこだわりがない

4つ以上当てはまるなら、普段からまめに掃除をするよりも、一度にまとめて大掃除をするタイプではないでしょうか。そういった生活スタイルの方にとっては、シャワーカーテンの便利さより、清潔に保つ手間の辛さが勝ってしまうかもしれませんね。

少しでも負担の少ない生活を送るために、まずはシャワーカーテンを設置せずにユニットバスを使ってみてください。

注意

シャワーカーテンを使用せずにシャワーを浴びるのであれば、洗面台やトイレスペースに置くものはできるだけ少なくしましょう。
トイレットペーパーや生理用品のストックなども、ユニットバスの外で管理することをおすすめします。

シャワーカーテンを選ぶ時の5つのポイント

シャワーカーテンを購入しようと考えている方は、どんなものを選ぶと良いかも知っておきたいですよね。
シャワーカーテンを選ぶ時には以下の5つのポイントを抑えておきましょう。

  • 防カビ・防水加工
  • 洗濯機で丸洗いOK
  • 取り付け・取り外しが簡単
  • 扱いやすい素材
  • ユニットバスに合ったサイズ

それぞれ詳しく紹介していきますね。

5-1.カビの阻止には防カビ・防水加工

これまで何度もお伝えしたように、シャワーカーテンの敵はカビです。
普段のお手入れも大事ですが、シャワーカーテンを購入する際に防カビ・防水加工のものを選ぶこともカビ予防には重要です

防カビ加工が施してあることでカビの発生を抑えられるのはもちろんのことですが、さらに防水加工をされていれば、

  • 乾きやすい
  • カーテンに付いた石鹸カスや汚れを簡単に洗い流せる

といったメリットがあります。

湿度が高いと活発になり、汚れを栄養とするカビにとっては、防水加工をしてあるシャワーカーテンは繁殖しづらいと言えます。
カビを阻止するためには、防カビだけではなく防水加工も施されているかどうかをチェックしてみてくださいね。

5-2.洗濯機で丸洗いできる

シャワーカーテンを選ぶ時は、洗濯機で洗えるかどうかも要チェックです

シャワーカーテンを清潔に保つためには、毎日洗い流すことと広げて乾かすことが基本のお手入れになりますが、ずっとそれだけでOKというわけにはいきません。

時にはしっかりと丸洗いすることも必要です。その時に、手洗いではなく洗濯機で洗えれば丸洗いのハードルがかなり下がると思いませんか?

丸洗いしやすく清潔な状態をキープできるので、購入される際はぜひ洗濯機で洗えるシャワーカーテンを選んでみてください。

5-3.取り付け・取り外しが簡単

シャワーカーテンを清潔に保つには丸洗いをすることも必要だとお伝えしましたが、その時に取り付けや取り外しが大変だと面倒くさくなってしまいますよね。
そこで注目して欲しいのが、シャワーカーテンの重量とフックの形状です

5-3-1.重量の目安は?

大体400g以内のシャワーカーテンを選べば、「重くて取り付けられない…」といったことはないはずです。
400gといえば、スカートや綿パンツ1着と同じくらいの重さです。それくらいなら普段の衣類洗濯でも難なく干したり取り込んだりしているのではないでしょうか。

シャワーカーテンも400gまでを目安にしておけば、取り付け・取り外しは簡単にできるはずです。

5-3-2.フックの形状は?

S字やC型のフックがおすすめです。
その名の通り、SやCの形をしたフックをシャワーカーテンの穴に通せば良いだけなので、とてもシンプルで誰でも取り付けられる形状です。

フックはシャワーカーテンとセットになっていることもあるので、カーテンを購入する際に付属されているかどうか必ず確認するようにしましょう。

5-4.扱いやすい素材

シャワーカーテンを選ぶ時に、素材にも注目してみてください。
シャワーカーテンに使われているくらいなので、どの素材も防水性には優れていますが、中でもおすすめの素材はエチレン酢酸ビニル/ポリエチレン酢酸ビニルとポリエステルです。

これらの素材は防水性があるだけでなく、どちらも軽い素材で取り付けや取り外しを気軽に行えるのがおすすめできるポイントです。

それぞれの特徴をもう少し詳しく見てみましょう。

5-4-1.エチレン酢酸ビニル、ポリエチレン酢酸ビニル(EVA、PEVA)

材質にEVA、PEVAと表記のあるものは、エチレン酢酸ビニル或いはポリエチレン酢酸ビニルという素材から出来ていて、以下のような特徴があります。

  • 防水性が高く、カビが生えにくい
  • 寒さに強い
  • 軽い
  • 透明感のあるものが多い

EVA、PEVA製のシャワーカーテンは、次に紹介するポリエステルと比べると寒さに強く、透明感があるものが多いです。
そのため、冬場に水道管が凍るほど寒くなるような地域に住まれる方や、透明なシャワーカーテンで閉塞感を緩和させたい方には特におすすめの材質です。

5-4-2.ポリエステル

衣服に使われることもあるポリエステルも、おすすめの素材です。
ポリエステル製のシャワーカーテンには、主に次のような特徴があります。

  • 速乾性があり、乾きやすい
  • 熱に強い
  • 軽い
  • 色やデザインが豊富

EVAやPEVAと違うところは、熱に強いことと、色やデザインが豊富な点です。
熱に強いので熱いお湯で洗い流すことも出来ますし、デザインの自由度が高いので選ぶ時の楽しみが増えそうですよね。

5-5.ユニットバスに合ったサイズ

シャワーカーテンの一般的なサイズは、幅:120cm〜180cm、長さ:180cm〜200cmです。特に幅に関しては開きがあるので、自宅のユニットバスのサイズをきちんと測ってジャストサイズのものを選ぶようにしましょう。

5-5-1.幅の決め方

浴槽の長い方の辺より少し長いくらいがちょうど良いカーテン幅です
シャワーを浴びる時にシャワーカーテンを閉めて水が飛び散るのを防ぐので、浴槽より短い幅のものはNGです。
端から端までできるだけぴっちりとカーテンを閉めるためには、浴槽の長さより少し長いくらいの幅のシャワーカーテンを選びましょう。

5-5-2.長さの決め方

長さは、カーテンレールを起点にして床にちょっと届かないくらいがちょうど良いです

床に完全についてしまう長さだとシャワーの水は防げますが、カーテンの下の方が乾きにくくなり、カビの原因になってしまいます。
また、バスタブよりちょっと長いくらいだと今度は短すぎて、水をうまく防ぐことができません。

シャワーカーテンを衛生的かつ効果的に使うために、長さもしっかり測った上で決めるようにしましょう。

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ユニットバスを清潔に保つためのカーテンの掃除方法

シャワーカーテンを使い始めたら、日々のお手入れや、万が一カビが生えた場合の掃除方法を知っておく必要がありますよね。
ここからは、毎日お風呂のついでにできるお手入れとカビを取るための掃除のやり方を具体的に紹介していきます。

6-1.毎日のお手入れ

シャワーカーテンのカビを予防し、清潔な状態を保つためには毎日のお手入れが必要です。

やり方を3ステップに分けて紹介するので、ぜひ覚えておいてください。お手入れと言っても、お風呂のついでに無理なくできる簡単なものなので、気楽に見てくださいね。

STEP1:洗い流す入浴が済んだら、シャワーカーテンについた石鹸カスや泡を全体的に洗い流す。
STEP2:水気を切浴槽から出たらカーテンの両端を持ち、上下に振って水を切る。体を拭いたタオルでザッとカーテンも拭く。
STEP3:乾燥カーテンを洗面台に引っ掛けるようにして広げておき、ユニットバスの扉はしばらく開けておく。

いかがですか?これならお風呂の後のルーティンとして続けることができるのではないでしょうか。

6-2.カビが生えてしまった時の掃除方法

毎日カーテンを洗い流して乾かしていても、よく見ると黒いカビが出てきていた…なんてこともあり得ます。そんな時のために、カビを取るための方法もお伝えしておきます。

カビを取るための掃除方法はいくつかありますが、今回は比較的手間のかからない方法を紹介しますね。

用意するもの
  • スプレータイプのカビ取り用洗剤
  • ビニール手袋
掃除手順
STEP1シャワーカーテンをカーテンレールから外す。
STEP2カビの生えている部分にカビ取り用洗剤を吹きかけて、10分放置する。
STEP310分経ったらビニール手袋を着用して、洗剤を吹きかけた部分をこすり洗いする。
STEP4カビが見えなくなったら洗剤を洗い流す。
STEP5天日干しして、乾いたらカーテンをレールに取り付ける。

普段のお手入れに比べると手間はかかりますが、実際に手を動かしている時間は10分程度です。休みの日の午前中にパパッと掃除してしまえば、その日の夜は気持ちよくお風呂に入れますよ。

シャワーカーテンが購入できるお店

ここからはシャワーカーテンがどこで買えるのかを紹介します。ネットで購入できるお店も挙げているので、どんなものが売られているのかぜひ実際に見てみてくださいね。

7-1.ニトリ

ニトリのシャワーカーテンの価格は、599円〜999円とかなりお安く購入することができます。

デザインはシンプルめで、使う人を選ばない印象です。
バリエーションは少ないので、デザインよりコスパ重視な方におすすめです

7-2.IKEA

IKEAのシャワーカーテンはデザイン性が高く、おしゃれなものを探している方におすすめです。
バリエーションもニトリより多く用意されています。

価格は499円〜2,499円と幅がありますが、比較的リーズナブルに購入することができますよ。

7-3.100円ショップ

ニトリやIKEAも十分リーズナブルですが、とにかく安く買いたいならぜひ100円ショップへ

このお値段なら、2〜3枚購入してストックを用意することもできますし、ローテーションで使って常に乾燥している状態を保つこともできますよね。
気軽に買うことができるので、「シャワーカーテンの使用感をまずは試してみたい。」という方にもおすすめです。

7-4.ホームセンター

ホームセンターでもシャワーカーテンは購入可能です。
価格は数百円〜2,000円程度のものが多く、比較的お安く入手できます

デザインはお店によって傾向が違うので、お近くにホームセンターがあるなら実際に足を運んでリサーチしてみてください。

7-5.その他ネット通販

普段お使いのショッピングサイトでもシャワーカーテンは購入できます。
ネット通販の利点は、たくさんの商品の中から選べることですよね。

デザインにも価格にも妥協を許さないという方は、ショッピングサイトでじっくりお探しになると良いでしょう。

まとめ

ユニットバスに馴染みがなく、シャワーカーテンのことをよく知らないという方に向けて、シャワーカーテンの概要やメリット・デメリットをお伝えしてきました。

◆シャワーカーテンの役割
洗面スペースやトイレにシャワーの水や泡が飛び散らないようにすること◆シャワーカーテンの使い方
  • シャワー中は、裾を浴槽の内側に入れて閉める
  • 湯船に浸かるときは、裾を外側に出しておく。開けても閉めてもOK。
  • 使い終わったらサッと流して乾きやすいように広げておく。

◆シャワーカーテンのメリット

  • 洗面台やトイレスペースに置けるものが増える
  • 入浴中にトイレを見なくて済む
  • インテリアとして楽しめる

◆シャワーカーテンのデメリット

  • カビが生えることがある
  • お手入れの手間がかかる
  • シャワー中の閉塞感

シャワーカーテンは、こまめに掃除をする方にはおすすめできますし、忙しかったり面倒だったりで掃除を後回しにしがちな方にはおすすめできないことをお伝えしました。

もし、シャワーカーテンを使用したいと思われたなら購入する際は次のポイントをチェックするようにしてくださいね。

  • 防カビ、防水加工がしてあるか
  • 洗濯機で丸洗い可能か
  • 取り付け、取り外しが簡単にできるか
  • 材質
  • サイズ

シャワーカーテンの毎日のお手入れや、カビが生えた時の掃除方法も紹介したので、ぜひ覚えておいていただければと思います。
また、シャワーカーテンは、

  • ニトリ
  • IKEA
  • 100円ショップ
  • ホームセンター
  • ネット通販

などで購入することができます。ご自分に合った方法で、「これだ!」と思うものをぜひ見つけてください。

シャワーカーテンは、お手入れが苦にならない人ならとても便利に使えるものです。あなたがお気に入りのシャワーカーテンを見つけて、より快適にバスタイムを過ごせるようになれば幸いです。

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この記事の執筆
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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