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壁掛けシェルフとは?賃貸OKの取り付け方やメリットについて解説

「SNSで壁掛けシェルフを見かけたけど、具体的にどういうもの?」

「家にも取り付けられる商品はあるかな?」

おしゃれなインテリアを作るために壁掛けシェルフが気になっているけど、「賃貸でも取り付け可能?」「重さはどれくらい耐えられる?」など、分からないことが多くて購入に踏み切れない人はいるのではないでしょうか?

壁掛けシェルフは、壁に取り付ける棚のことを指します。クギやネジなどで棚板を壁に固定することで、空いた壁に収納スペースを増やせます。そこに雑貨や観葉植物を飾ることで、「見せる収納」として部屋をおしゃれに飾ることが可能です。

最近は、ピンやホッチキスなどで、壁に大きな穴を開けずに設置できる商品が登場。賃貸でも退去時に原状回復費用を払う必要がないため、おしゃれな部屋を作りたい人から人気が高まっています。

とはいえ、すべての人に壁掛けシェルフがおすすめというわけではありません壁掛けシェルフは、置ける物のサイズや重さに限界があります。また、「見せる収納」なので、人目に触れずにしまっておきたい物の収納には適しません。

メリットとデメリットをしっかりと精査したうえで選ばないと、設置してから後悔する可能性があります。

ということで今回は、以下の情報を詳しく解説します。

  • 壁掛けシェルフ(ウォールシェルフ)とは
  • 壁掛けシェルフの種類
  • 壁掛けシェルフのメリット・デメリット
  • 壁掛けシェルフの取り付けがおすすめな人・おすすめできない人
  • 壁掛けシェルフを選ぶ時のポイント
  • 壁掛けシェルフの人気メーカー

この記事を読めば、壁掛けシェルフについての予備知識を網羅できます。自宅に設置するか迷っていた人、どのように商品を選べばいいか分からなかった人は、自分にとっての最適解を導き出せるようになるはずです。

壁掛けシェルフについて気になっている人は、ぜひ参考にしてくださいね!

目次

壁掛けシェルフ(ウォールシェルフ)とは

冒頭でもお伝えしたとおり、壁掛けシェルフとは、壁に取り付ける棚のこと。ウォールシェルフとも呼ばれます。

棚と言っても、収納だけが目的ではありません。小物や本、観葉植物などを飾ってインテリアをおしゃれに彩る役割もあります。そのため、「壁掛けシェルフ=見せる収納」と言えます。

壁掛けシェルフを設置すれば、モダン・ナチュラル・北欧風など、部屋の雰囲気に合わせたディスプレイが可能です。インテリアの幅が広がるので、おうち時間が増えた今、特に注目が集まっています。

販売されている壁掛けシェルフのサイズや形はさまざま。組み立て不要で簡単に取り付けられる既製品もありますが、設置場所や用途に合わせてDIYで作る人も多いです。

【取り付け簡単な既製品】

出典:Rakuten

三角吊りカンが付いているので、プッシュピンで簡単に取り付け可能。職人のハンドメイドで作られた壁掛けシェルフです。3点セットで好きなカラーが3色選べます。

購入はこちら

【DIY例】

出典:LABRICO

DIYパーツを扱うLABRICO(ラブリコ)の2×4アジャスターを使えば、簡単に木材を固定して柱を立てられます。そこに棚板を取り付れば、安定感のある壁掛けシェルフが完成します。

公式ホームページ

壁掛けシェルフの取り付け方法は、壁にネジを打ち込むタイプ以外に、取り外し後の跡が最小限に抑えられるピンタイプやホッチキスタイプも登場。ラブリコのように床と壁をつっぱり棒で固定するタイプも人気です。

壁掛けシェルフの主な取り付け方法

  • ネジ
  • ピン
  • ホッチキス
  • つっぱり棒

【ホッチキスタイプの壁掛けシェルフ】

出典:Rakuten

特別な工具や技術を必要とせず、石膏ボードの壁にホッチキスで簡単に取り付けできます。取り外し後の跡もほとんど残らないので、気軽に導入できる壁掛けシェルフです。

購入はこちら

ピンタイプやホッチキスタイプを使えば、賃貸でも退去時に原状回復費用がかからずに設置できます。持ち家でも、撤去後の跡が目立たないので取り入れやすいのが魅力です。

ただし、設置する場所や置きたい物によって、選ぶべき商品は異なります。ここからは、壁掛けシェルフの種類や選ぶ時のポイントについて説明します。購入の失敗がないように、一緒にチェックしていきましょう。

壁掛けシェルフは主に3種類

「リビングの壁が寂しいからシェルフを付けたいけど、どんなタイプがいいんだろう」「本や写真を立てかけたいけど、衝撃で落下しにくいタイプはあるかな?」など、取り付ける壁掛けシェルフの種類で迷っている人もいるのではないでしょうか?

壁掛けシェルフはさまざまな種類がありますが、ここでは主な3種類を紹介します。それぞれに特徴があるので、詳しく見ていきましょう。

  • 見せる収納に適した「オープンタイプ」
  • ホコリが被りにくい「ボックスタイプ」
  • 本をおしゃれに飾れる「マガジンラックタイプ」

2-1. 見せる収納に適した「オープンタイプ」

オープンタイプは、もっとも定番の壁掛けシェルフです。

壁に対して垂直に平らな板が付いたシンプルなデザインが特徴。観葉植物や陶器のオブジェ、時計、マグカップなどをインテリアの一部としてディスプレイするのに適しています。

オープンタイプは、販売されている商品ラインナップが豊富で、安価な商品も多く見つかります。

耐荷重をオーバーしなければ、物を上に積んで置けるので、収納力が高いのもこのタイプ。大きめのしっかりとしたものをキッチンや洗面所に取り付ければ、食器やタオルなどの収納にも役立ちますよ。

オープンタイプの壁掛けシェルフがおすすめな人

  • リビングや玄関にインテリアの一部として飾りたい人
  • 豊富な商品ラインナップから選びたい人
  • キッチンや洗面所に収納を増やしたい人

2-2. ホコリが被りにくい「ボックスタイプ」

ボックスタイプはその名の通り、棚の上下左右がボックス状に囲われているのが特徴です。上部にも板が

あるため、飾った物にホコリが被りにくいのが嬉しいポイント。

掃除の手間を減らしたい人や、調味料やコスメを置きたい場合におすすめです。また、左右の板に本やDVDを立てかけられ、小さめの本棚としても使えます。

また、ボックスに扉が付いたタイプも存在します。壁掛けシェルフを飾りとしてではなく、隠す収納として使いたい人は、扉付きをチェックしてみましょう。

【扉付きの壁掛けシェルフ】

出典:Rakuten

収納した物を見せたくない人におすすめの扉付き壁掛けシェルフです。

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ボックスタイプの壁掛けシェルフがおすすめな人

  • 棚に溜まるホコリを防ぎたい人
  • 調味料やコスメを収納したい人
  • 本を立てかけて置きたい人
  • 見せる収納ではなく、隠す収納が欲しい人

2-3. 本をおしゃれに飾れる「マガジンラックタイプ」

マガジンラックタイプは、棚板の奥行きが短めで、手前にストッパーが付いています。本や雑誌の表紙を見せて壁に立てかけられるので、お気に入りの本を飾りたい人、本を読む機会を増やしたい人におすすめです。

また、ストッパーがあることで、落下したら困る物を配置したいときにも活躍。時計や写真立て、花瓶、ルームフレグランスなどを置いても安定感があるため、ディスプレイの幅が広がります。

【マガジンラックタイプの壁掛けシェルフ】

出典:amazon.co.jp

シンプルで使いやすいマガジンラックタイプの壁掛けシェルフです。

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マガジンラックタイプの壁掛けシェルフがおすすめな人

  • 本や雑誌の表紙を見せて飾りたい人
  • 本を手に取る機会を増やしたい人
  • 時計・花瓶・ルームフレグランスなど、落ちたら困る物を置きたい人

壁掛けシェルフのメリット4つ

壁掛けシェルフの種類が分かったところで、壁掛けシェルフを付けるとどんな良いことがあるのでしょうか?また、据え置きタイプの収納棚にはない利点は何でしょうか?

ここからは、壁掛けシェルフのメリット4つを紹介します。自宅の状況と照らし合わせながら、自分にとってどんなメリットがあるかチェックしてみてくださいね。

壁掛けシェルフのメリット

  • インテリアがおしゃれになる
  • 床に空いたスペースがなくても収納を増やせる
  • 壁があればどこでも設置できる
  • 賃貸でも取り付けOK

3-1.メリット①:インテリアがおしゃれになる

壁掛けシェルフの最大のメリットと言えるのが、インテリアの一部として壁をおしゃれに飾れることです。思い出の写真やお気に入りの小物を飾れば、自分だけのオリジナル空間がデザイン可能。真っ白な壁でも、壁掛けシェルフを設置することで、一気におしゃれな雰囲気が演出できます

「かわいいオブジェや小さな観葉植物を買ったけど、飾る場所がない」「写真や本を飾っているけど、他の物に埋もれてしまっている」という経験は、誰しもあるのではないでしょうか?部屋をおしゃれに見せたいと思いながらも、何をどこに飾ればいいのかは難しい問題ですよね。

壁掛けシェルフは、そのような「小物をおしゃれに飾りたい」「壁がガラ空きで殺風景な空間をどうにかしたい」という場合にぴったり。

デザインや色合いなどの商品ラインナップが豊富なので、部屋のテイストに合わせて選べるのも魅力です。

【インテリアにマッチする壁掛けシェルフ】

出典:Rakuten

ぬくもりある天然木を使用し、インテリアにマッチしやすい壁掛けシェルフです。コンパクトなので、リビングやダイニング、ランドリーなど、どの部屋でも手軽に設置できます。同シリーズでボックスタイプやマガジンラックタイプなど、いろいろな形状があるため、組み合わせて設置するとよりおしゃれです。

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3-2.メリット②:床に空いたスペースがなくても収納を増やせる

「物が増えて収納を増やしたいけど、棚を置くスペースがない」ということもありますよね。そんな時に壁掛けシェルフを設置すれば、床の場所を取らずに収納を確保できます。

壁掛けシェルフは、軽い小物を飾るためのコンパクトな商品もありますが、ある程度の重さにも耐えられる収納力重視のタイプも多く販売されています。

見た目のおしゃれさだけでなく、実用面でも大きなメリットがあるのです。

【収納力が高い壁掛けシェルフ】

出典:Rakuten

例えば上記は、収納力が高い5段の壁掛けシェルフ。棚板1枚あたりの耐荷重は約5kgあり、本や花瓶などの重い物を置くことが可能です。横幅は70cmと90cmの2種類から選べます。

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床に棚やカラーボックスを置くと、壁との隙間にホコリが溜まってしまいます。一方、壁掛けシェルフは、棚板が直接壁に設置されているので、その心配はありません。棚を動かしてホコリを取り除く必要がなく、掃除が楽になることも嬉しいポイントです。

3-3.メリット③:壁があればどこでも設置できる

壁掛けシェルフは、壁があればたいていの場所に設置できるのもメリットの1つ。石膏ボードにはピンやホッチキス、木材やコンクリートならクギやネジ、壁に穴を開けられなければつっぱり棒など、壁の種類に応じた取り付け方法があります。

商品は選ぶかもしれませんが、リビングやキッチン、洗面所など、家の至るところに設置可能です。

リビングや廊下、玄関などの空いた壁にインテリアとして飾ったり、洗面所やトイレにちょっとした収納スペースを作ったりと、さまざまな場所で活躍します。

壁掛けシェルフの主な設置場所

  • リビング
  • 廊下
  • 階段
  • 玄関
  • キッチン
  • 洗面所
  • トイレ

「ここに置きたい物があるけど、家具を買うほどでもないな……」という時に気軽に設置できるのは、壁掛けシェルフならではの利点でしょう。

3-4.メリット④:賃貸でも取り付けOK

壁掛けシェルフは壁に直接取り付けるので、「取り外し後の穴が目立つのは困る」「賃貸住宅には設置できないのでは?」と気になっている人もいるでしょう。

最近の壁掛けシェルフは、壁に大きな穴を開けずに設置できるものが増えています。太さ0.5mm程度のホッチキスや細いピンで固定することで、ほとんど跡を残さずに取り付けることが可能です。

「小さい穴でも、退去時にバレたら費用を請求されるかも……」と不安に思う人もいるかもしれませんが、ご安心ください。

国土交通省住宅局が定める「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改訂版)」によると、画鋲やピンで開いた穴に関して、賠償の責任はありません。「通常の生活における損耗」と考えられ、賠償の範囲外となるためです。

賃貸の場合、部屋が手狭に感じたり、収納が足りなかったりすることも多いですよね。そんな時に壁掛けシェルフを設置すれば、スペースを有効活用できます。

壁掛けシェルフのデメリット2つ

壁掛けシェルフのメリットを紹介しましたが、デメリットはあるのでしょうか?もしあるなら、実際に取り付ける前に知っておきたいですよね。

壁掛けシェルフのデメリットとして、以下の2つが挙げられます。

壁掛けシェルフのデメリット

  • 壁に跡が残る場合がある
  • 物を置きすぎると乱雑な見た目になる

4-1.デメリット①:壁に跡が残る場合がある

壁掛けシェルフは、ネジやクギで取り付けるタイプもあり、選ぶ商品によっては壁に大きな穴が開いてしまいます。特に耐荷重が大きい商品は、安定感を得るために、太めのネジでしっかりと固定しなければなりません。

ピンやホッチキスを使うタイプでも、目立たないとはいえ、小さな穴が開いてしまいます。絶対に壁に穴を開けたくないという人にとっては、デメリットとなり得るでしょう。

そのような人はつっぱり棒を使うタイプを選べば、壁に跡を残さずに設置可能です。商品の購入前に、取り付け方法をしっかりと確認しましょう。

4-2.デメリット②:物を置きすぎると乱雑な見た目になる

壁掛けシェルフは、部屋をおしゃれに飾るアイテムですが、物の置き方次第では、生活感が出てごちゃついた印象を与えてしまいます。

壁掛けシェルフをおしゃれに見せるには、置く物の色や形、配置のバランスが大切です。物と物の間に余白を持たせたり、部屋全体の色の統一感を意識したりすることで、洗練された雰囲気を演出できます。

一方、収納スペースが増えたからと言って、いろいろな物を適当に置いていくと、雑多で散らかった印象を与える原因に。おしゃれさを演出するための配置のバランスが難しい点がデメリットの1つです。

壁掛けシェルフの取り付けがおすすめな人・おすすめできない人

壁掛けシェルフのメリット・デメリットを踏まえ、どんな人におすすめで、どんな人にはおすすめできないか解説します。自分がどちらに当てはまるかをチェックし、実際に壁掛けシェルフを設置するかの判断材料にしてくださいね。

5-1.デザイン・インテリア好きな人はおすすめ

壁掛けシェルフの設置は、デザインやインテリアが好きな人におすすめです。

先ほども述べた通り、おしゃれな空間を作る目的で壁掛けシェルフを取り付ける場合、部屋の雰囲気に合わせてディスプレイを考える必要があります。また、定期的に配置を変えたり、こまめに掃除したりしないと、ホコリが被ったまま放置されることになりかねません。

そのため、壁掛けシェルフは最初に設置する時だけでなく、長期的に楽しみながら活用できる人に1番適しています。

デザインやインテリアが好きな人なら、気分や季節に合わせてディスプレイのアレンジを楽しめるでしょう。壁掛けシェルフが邪魔に感じることなく、使い続けられるはずです。

5-2.収納したい物が多い人はおすすめできない

逆に壁掛けシェルフをおすすめできないのは、収納したい物が多い人です。

壁掛けシェルフは、「見せる収納」としての役割が大きいので、人の目に触れずにしまっておきたい物が多い場合は、あまりおすすめしません。また、壁掛けシェルフは耐荷重に限界があるため、隠す収納がメインの目的であれば、壁掛けシェルフよりも据え置き型の棚をおすすめします。

しかし、「棚を置くスペースがない」「壁一面を壁面収納にしたい」という場合は、DIYで大きめの壁掛けシェルフを作るのも1つの手です。組み立て不要の既製品よりも設置の手間はかかりますが、自分のイメージ通りの棚が自由に作れますよ。

壁掛けシェルフ(ウォールシェルフ)を選ぶ時のポイント

ここまで読んで「壁掛けシェルフを設置したい!」と思っても、販売されている壁掛けシェルフの数は膨大。実際にどのタイプが自分に合っているのか判断するのは難しいですよね。

そこで、壁掛けシェルフを選ぶ時のポイントを解説します。設置する目的や置きたい物の重さによって選ぶべき商品が異なるので、自分に合う商品選びに役立ててくださいね。

6-1.設置する目的に応じて選ぶ

上記でも述べましたが、壁掛けシェルフを取り付けるには、既製品を購入して壁に取り付けるだけのパターンと、木材や金具などの材料からDIYで作るパターンの2つあります。

SNSで壁掛けシェルフについて調べると、材料から自作している人も多いので、既製品を買うか自分で作るか迷っている人もいるのではないでしょうか?そのような人は、壁掛けシェルフを設置する目的に合わせて選びましょう。

6-1-1.インテリア目的なら「既製品」

もし「空いた壁に飾り目的で壁掛けシェルフを設置したい」「殺風景さを解消したい」という場合は、既製品がおすすめ。

部屋をおしゃれに演出するための壁掛けシェルフなら、それほど大型の棚は必要ないでしょう。幅50cm程度のコンパクトな壁掛けシェルフは、種類が豊富に販売されています。価格も安く、1,000円〜5,000円ほどで購入可能です。

また、部屋を飾るために壁掛けシェルフを設置する場合は、人の視界に入りやすい位置に取り付けます。しかし、DIYに慣れていない人が自作で壁掛けシェルフを作ると、木材のカットの仕方や継ぎ目がきれいに仕上がらない場合も。DIY経験が浅いなら、自作するよりも既製品の方が見栄えよく壁に収まるでしょう。

装飾目的なら既製品でも安価で自分好みのものが簡単に見つかります。シェルフの製作に手間をかける必要はないので、簡単に取り付けを済ませて、好みのディスプレイを考えましょう。

6-1-2.インテリア性と収納力を両立したいなら「DIY」

「洗面所やキッチンに収納が少ないから棚を取り付けたい」「この壁を壁面収納にしたい」など、収納目的での壁掛けシェルフを検討している人は、DIYが必要な場合が多いです。食器や小さめの家電、日用品などをインテリア性を持たせつつ、収納できます。

空いた壁を使って収納を作るなら、なるべく無駄なスペースが生まれないようにしたいですよね。広い壁を余すことなく使いたい時や、収納したいものが決まっている時は、欲しい棚の幅・高さ・奥行きなどがあらかじめ決まってきます。

そして、既製品では、サイズや耐久性などがぴったり合う商品が見つかりにくい場合もあります。収納のために壁を有効活用したいなら、DIYで作った方が納得のいく収納スペースが確保できるでしょう。

最近は、自作でも簡単に壁掛けシェルフが作れるDIYアイテムが増えています。大型の棚を壁に穴を開けずに設置する方法もあるので、壁掛けシェルフの取り付け方法をチェックしていきましょう。

6-2.壁掛けシェルフの取り付け方法で選ぶ

壁掛けシェルフを選ぶ時に気になるのが取り付け方法ですよね。「賃貸だから壁に穴を開けずに設置したい」「重い物を乗せても落ちないのかな……」など、取り外した時に残る跡や耐荷重は特に気になるポイントではないでしょうか。

壁掛けシェルフの取り付け方法は、主に以下の4つです。

  • しっかりと固定したいなら「ネジタイプ」
  • 豊富なデザインから選びたいなら「ピンタイプ」
  • 撤去後の跡を最小限にしたいなら「ホッチキスタイプ」
  • 収納力と安定性重視なら「つっぱりタイプ」

それぞれに特徴があるので、詳しく見ていきましょう。

6-2-1. 大きな穴が開いてしまうが、耐荷重に優れた「ネジタイプ」

ネジを使って取り付ける壁掛けシェルフは、壁にしっかりと固定されるので、耐荷重が優れているのが特徴です。

他の取り付け方法は、耐荷重が2〜3kgの商品が多いですが、ネジタイプは約10kgまで耐えられるものもあります。本やDVDなど、重い物を置きたい場合は、耐荷重が10kg程度ある壁掛けシェルフが好ましいです。

ただし、ネジタイプは壁に大きな穴が開いてしまいます。また、一度取り付けると、簡単には取り外しできません。

壁へのダメージを気にする必要がなく、重い物を収納したい場合は、ネジタイプの壁掛けシェルフがおすすめです。

【ネジタイプの壁掛けシェルフ】

出典:amazon.co.jp

頑丈な構造で耐荷重が約18kgあり、安定感に優れたネジタイプの壁掛けシェルフです。木目調の板にブラックの金具が付き、エレガントなデザインが魅力。

出典:amazon.co.jp

調理器具や洗面台の化粧品、トイレットペーパーなど、さまざまな設置場所や用途で使いやすいですよ。

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6-2-2. 商品の選択肢が多い「ピンタイプ」

「壁に大きい穴が残るのは困る」という人は、押しピン(画鋲)や虫ピンで取り付け可能なタイプをチェックしましょう。ネジタイプに比べると耐荷重は劣りますが、インテリアを気軽に楽しみたい人におすすめ。

ピンタイプの壁掛けシェルフは、商品の種類が多いのが特徴です。オープンタイプ・ボックスタイプ・マガジンラックタイプなど、いろいろな選択肢の中から好きなデザインの壁掛けシェルフが選べます。

またピンタイプは、壁にピンを刺すだけで固定でき、取り付けが簡単なのも魅力。別の道具や強い力は必要ないので、誰でも手軽に壁掛けシェルフを設置できます。

最近は、ピンの断面がV字になった「ニンジャピン」や、石膏ボード用の「クロスピン」など、壁に跡が残りにくいピンも登場しています。

【ニンジャピン】

出典:amazon.co.jp

断面形状がV字になった針より、ピン跡が目立ちません。

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【石膏ボード用クロスピン】

出典:amazon.co.jp

3本のピンをクロスさせて壁に打ち込むことで、7kgの重さまで耐えられます。

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「賃貸なので大きい穴が開くネジタイプは使えない」「でも、豊富な種類から壁掛けシェルフを選びたい」という人は、ピンタイプの壁掛けシェルフをチェックしてみましょう。

【ピンタイプの壁掛けシェルフ】

出典:Rakuten

出典:Rakuten

穴が目立ちにくいピンタイプの壁掛けシェルフ3個セットです。色は3色から選べます。

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6-2-3. 壁の穴が目立たない「ホッチキスタイプ」

あまり馴染みがない方法ですが、ホッチキスで壁掛けシェルフを取り付けることも可能です。「壁美人」という商品が有名で、金具にはめ込んだフィルム部分をホッチキスで壁に打ち込むことで固定します。

【壁美人】

出典:amazon.co.jp

取り付けは簡単なのに、1枚当たりの静荷重は6kg・12kgと、固定力が高いことも魅力。ホッチキス針の太さはわずか0.5mmほどなので、取り外し後の跡が目立ちません。

出典:amazon.co.jp

ネジや画鋲と比べて、取り外し後の傷跡がかなり小さく済みます。

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流通している壁掛けシェルフの中には、壁美人で取り付けることを前提としたセット商品もあります。

【ホッチキスタイプの壁掛けシェルフ】

出典:Rakuten

壁美人で固定する壁掛けシェルフです。本商品はオープンタイプですが、ボックスタイプやブックシェルフタイプもあるので、お好みのスタイルを選んでください。

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ただし、壁美人は石膏ボード専用です。コンクリートや木の壁に取り付けたい時は、ネジタイプやつっぱりタイプなど別の手段を用いましょう。

6-2-4. 壁を傷つけず、安定感がある「つっぱりタイプ」

つっぱりタイプは文字通り、天井と床の間をつっぱり棒や木材で突っ張って固定する取り付け方法です。壁に直接打ち込まないため、どうしても壁を傷つけたくない人にも適しています。石膏ボード用の商品が使えない場合でも、つっぱりタイプなら設置できます。

耐荷重は60kg以上の商品もあり、安定感に優れているのが特徴。棚板の高さを自由に変えられる点も魅力です。

最近は、「ラブリコ」や「ディアウォール」といったDIYアイテムが充実。市販の木材にこれらのパーツを組み合わせることで、簡単に室内に柱を立てられます。2本の柱に棚受けを固定すれば、壁に穴を開けることなく、頑丈な壁掛けシェルフや壁面収納の作成が可能です。

【ラブリコ】

出典:amazon.co.jp

ジャッキを回すだけで、2×4材を簡単に固定できます。

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【ディアウォール】

出典:amazon.co.jp

2×4材を組み合わせれば、工具不要で柱を設置できるアイテムです。

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収納力の高い壁掛けシェルフを求めている人は、つっぱりタイプを検討してみましょう。

【つっぱりタイプの壁掛けシェルフ】

出典:Rakuten

空いた壁に壁面収納が作れるつっぱりタイプの商品です。棚板に加えて、ひっかけ収納も可能。ダイニング・キッチン・洗面所などの壁にはもちろん、ワンルームの間仕切りや目隠しとしても使えます。

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壁掛けシェルフの人気メーカー

最後に、壁掛けシェルフの人気メーカーを紹介します。

どのメーカーも、お手頃でありながら、高品質の壁掛けシェルフを取り揃えています。さまざまなサイズやデザインの商品から、きっと好みの壁掛けシェルフが見つかるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

7-1.IKEA(イケア)

出典:IKEA

イケアは、スウェーデン発の家具・インテリアメーカー。低価格で種類豊富なウォールシェルフを取り揃えています。

小型の飾り棚から収納力のあるランドリー用、ハンガーレール付きなど、多様な用途に適した商品がラインナップ。シンプルかつおしゃれなデザインが多いので、モダン・ナチュラル・北欧風など、部屋の雰囲気に合わせて選べますよ。

IKEAの商品は、公式ホームページから確認できます。

7-2.ニトリ

出典:ニトリ

ニトリは、北海道札幌市に本社を置く、国産インテリアメーカーです。安価でコストパフォーマンスの高い製品が魅力。

ニトリのウォールシェルフは、壁のデッドスペースを活用しやすいコンパクトなものが充実しています。小物や植物を上品に飾りたい人におすすめです。小さいウォールシェルフを2〜3個並べて配置したい場合にも使いやすいでしょう。

どんな商品があるか、ニトリの公式ホームページでチェックしてみてくださいね。

7-3.無印良品

出典:無印良品

家具・雑貨・食品など、さまざまな商品を展開する無印良品。品揃えの良さと品質の高さが人気のメーカーです。

壁掛けシェルフは、石膏ボード用のピンで取り付けるタイプが多く、取り外し後の跡が目立ちません。定番のオープンタイプだけでなく、ボックスタイプやマガジンラックタイプも販売されています。

素材は、オーク材とウォールナット材の2種類が展開されているので、部屋に置いている他の木製アイテムの色合いと合わせて選ぶとおしゃれです。

実際の商品は、無印良品の公式ホームページからご確認ください。

7-4.100均

壁掛けシェルフは、ダイソーやセリアといった100均でも販売されています。ピンで固定するだけの簡易なものが多いですが、ちょっとした壁の空きスペースを利用したい時にぴったり。

100均で買えるすのこや木材を使って、DIYでウォールシェルフを作る人も増えています。プチプラだからこそ、失敗を恐れずにリメイクやハンドメイドを楽しめますね。まずは安い商品を気軽に試してみたいという人は、お近くの100均を巡ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、壁掛けシェルフ(ウォールシェルフ)のメリット・デメリットや選び方のポイントについて解説しました。

壁掛けシェルフは、壁に棚を取り付けることで、デッドスペースを有効活用できる人気アイテム。収納を増やすと同時に、インテリアをおしゃれに演出でき、「見せる収納」として機能します。

壁があればどこでも設置できる点や、賃貸住宅でも設置可能な点がメリット。一方、ディスプレイの置き方次第では、生活感が出てごちゃついた印象を与えてしまう点がデメリットです。

壁掛けシェルフは、「オープンタイプ」「ボックスタイプ」「マガジンラックタイプ」といった3種類があり、収納したい物や設置場所に合わせて選べます。

また取り付け方法は、「ネジタイプ」「ピンタイプ」「ホッチキスタイプ」「つっぱりタイプ」があります。固定力や耐荷重を求めるならネジタイプやつっぱりタイプ、大きな穴を開けずに気軽に取り付けたい場合はピンタイプやホッチキスタイプがおすすめです。

インテリア目的で壁掛けシェルフを飾りたいなら、コンパクトな既製品が安価かつ種類豊富に販売されているので、チェックしてみましょう。また、収納目的で空いた壁を最大限に使いたいなら、壁面収納を作るDIYに挑戦してみてください。

壁掛けシェルフはうまく活用すれば、部屋のおしゃれ度と収納力が上がり、QOLアップに直結します。本記事を読んで、壁掛けシェルフについての疑問や迷いが解消されれば幸いです。ぜひ、ご自宅を自分好みの空間にして、おうち時間を快適に過ごしてくださいね。

この記事の執筆
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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