ウォールシェルフは賃貸OK?取り付け方法・選び方・注意点を解説

「壁掛けシェルフを取り付けたいけれど、賃貸でも使える?」「何を基準に選べばいい?」と迷っていませんか。

この記事では、飾るものに合うタイプや取り付け方法、賃貸で設置する際の注意点をわかりやすく解説します。自宅に合う壁掛けシェルフ選びの参考にしてくださいね。

目次
施工事例
写真の上で指を動かしてみてください 写真の上でクリックして境界線を動かしてみてください

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まずは早見表で選ぶ、壁掛けシェル

ウォールシェルフは、飾るもの・取り付け方法・賃貸との相性・耐荷重で選ぶのが基本です。

「見た目が好み」だけで選ぶと、重さに合わなかったり、賃貸の壁に合わなかったりして失敗しやすいので、先に条件を整理しておきましょう。

【飾るもの別の早見表】

スクロールできます
飾るもの向いているタイプポイント
軽い雑貨、小物、植物オープンタイプ見せる収納に向き、圧迫感が少ない。
本、雑誌、ポストカードマガジンラックタイプ表紙を見せて飾りやすい。
収納&見た目を両立ボックスタイプ物が落ちにくく、ホコリも付きにくい。
ある程度重さのある物ネジタイプ
つっぱりタイプ
耐荷重を優先して選ぶ。

飾るもの別の選び方詳細はこちら

【取り付け方法別の早見表】

スクロールできます
取り付け方法賃貸向きか耐荷重目安向いてる使い方
ネジタイプ高い重めの物を置きたい人向け。賃貸では壁条件の確認が必須。
ピンタイプ低~中軽い雑貨や小物を飾るのに向く。跡が目立ちにくい。
ホッチキスタイプ低~中賃貸で使いやすく、見た目をすっきり保ちたい人向け。
つっぱりタイプ中~高壁に穴を開けずに使いたい人、安定感を重視したい人向け。

取り付け方法別の選び方詳細はこちら

飾るもの別に選ぶ、壁掛けシェルフ

「リビングの壁が寂しいから何か飾りたい」「本や写真を立てかけたいけれど、落ちないタイプがいい」など、壁掛けシェルフを選ぶときは、まず何を飾るかを決めるのがおすすめです。

ここでは、軽い雑貨・本や雑誌・インテリア性重視の3パターンに分けて、それぞれに向くタイプを紹介します。

1. 軽い雑貨・小物に向くタイプ:オープンタイプ

壁掛けシェルフ オープンタイプ

オープンタイプは、もっとも定番の壁掛けシェルフです。壁に対して垂直に一枚板を取り付けたシンプルな形で、観葉植物や陶器のオブジェ、時計、マグカップなど、軽い雑貨や小物を見せる収納にしたい人に向いています。

商品ラインナップが豊富で、比較的手頃な価格帯から選べるのもオープンタイプの良さ。耐荷重を守れば、物を重ねて置くこともできるので、キッチンや洗面所でタオルや食器の収納に使うこともできます。

  • リビングや玄関の壁を、お気に入りの雑貨で飾りたい人
  • 軽い小物を中心に、見せる収納を楽しみたい人
  • キッチンや洗面所で、ちょっとした収納を増やしたい人
  • 重い本や家電など、重量物を多く載せたい場合(耐荷重の高いタイプや別方式を検討した方が安心です)

2. ホコリを防ぎたい・収納もしたい人向け:ボックスタイプ

壁掛けシェルフ ボックスタイプ

ボックスタイプは、棚の上下左右が箱型に囲われた形状が特徴です。上部にも板があるため、置いた物にホコリがかぶりにくく、「飾る+しまう」を両立したい人に向いています。

調味料やコスメなど、生活感が出やすいものをまとめて収納したい場合にも便利で、左右の板を利用して本やDVDを立てかければ、小さな本棚としても使えます。扉付きのタイプなら、さらに「見せない収納」として使えるので、生活感を隠したい人にも好相性です。

  • 棚に溜まるホコリを減らしたい人
  • 調味料・コスメなど、細かいものをまとめて収納したい人
  • 本やDVDを立てて、コンパクトな本棚として使いたい人
  • 中身を見せたくない「隠す収納」を作りたい人
  • 壁一面をすっきり見せたい人(箱型で奥行きがあるため、少し圧迫感が出やすいことがあります)

3. 本・雑誌を飾りたい人向け:マガジンラックタイプ

壁掛けシェルフ マガジンラックタイプ

マガジンラックタイプは、棚板の奥行きが浅く、手前にストッパーが付いている形が特徴です。本や雑誌の表紙を見せて飾れるので、お気に入りの本をインテリアとして楽しみたい人、本を手に取る回数を増やしたい人に向いています

ストッパーのおかげで、本やフレーム、花瓶、ルームフレグランスなど、落ちると困るものを置いても安定しやすいのもポイント。廊下など奥行きが浅い場所にも設置しやすく、子ども部屋で絵本を飾る棚として使うのも相性がいいです。

  • 本や雑誌の表紙を見せて飾りたい人
  • リビングやワークスペースで、よく読む本を手の届くところに置きたい人
  • 時計・写真立て・花瓶・ルームフレグランスなど、落下すると困る物を安定して飾りたい人
  • 大量の本を収納したい人(ディスプレイ向きで収納量はあまり多くないため、大容量の本棚用途には不向きです)

取り付け方法で選ぶ、壁掛けシェルフ

壁掛けシェルフを選ぶときに気になるのが、どの取り付け方法なら賃貸でも安心して使えるかという点です。「壁に大きな穴を開けたくない」「重い物を乗せても落ちないか心配」という場合は、取り付け方法ごとの特徴を押さえておくと失敗しにくくなります。

ここでは、4つの取り付け方法に分けて、賃貸との相性や耐荷重の目安を見ていきます。

1. 重いもの向きだが、穴が大きい「ネジタイプ」

ネジを使って壁に固定するタイプは、もっとも耐荷重に優れた取り付け方法です。棚受け金具をしっかりと壁の下地に効かせることで、10kg前後の重さに耐えられる商品もあり、本やDVD、家電など重量物を置く場合に向いています。

出典:IKEA

その一方で、ネジを打ち込んだ部分には大きめの穴が開き、原状回復が必要になる場合が多いのがデメリットです。取り付け位置を変えたいときも簡単には移動できないので、「ここにしっかり棚を作る」と決めてから使う方が安心です。

  • 壁への穴や跡を気にせず使える、持ち家・リノベ済み物件の人
  • 本やDVDなど、重いものを多く載せたい人
  • キッチンや洗面所などで、重量のある収納を作りたい人
  • 原状回復義務がある賃貸では、管理会社や契約内容の確認が必須
  • 穴の補修が前提になるため、DIYの経験がない場合はハードルが高め

2. 気軽に試せてデザイン豊富な「ピンタイプ」

ピンタイプは、押しピンや虫ピンで金具を固定する取り付け方法です。ネジに比べて耐荷重は低〜中程度ですが、壁に開く穴が小さいため、インテリアを気軽に楽しみたい人や、賃貸で使いたい人に向いています

出典:山崎実業

オープン、ボックス、マガジンラックなど、ピン対応の壁掛けシェルフは種類が多く、デザインの選択肢も豊富。最近は、断面がV字で跡が目立ちにくい「ニンジャピン」や、石膏ボード用のクロスピンなど、穴をできるだけ目立たせないピンも増えています。

  • 賃貸で、できるだけ壁のダメージを少なくしたい人
  • 軽い雑貨や小物中心で飾りたい人
  • 豊富なデザインから好みの壁掛けシェルフを選びたい人
  • 耐荷重は商品によって異なるため、必ずパッケージや説明書で耐荷重を確認すること
  • 石膏ボード向けなど、壁材の指定がある場合は、住まいの壁に合っているかチェックが必要

3. 跡を最小限にしたい賃貸向け「ホッチキスタイプ」

ホッチキスタイプは、「壁美人」のような金具+フィルムをホッチキスで打ち込んで固定する方法が代表的です。ホッチキス針の太さは約0.5mmほどと細く、取り外し後の跡が目立ちにくいため、賃貸でできるだけ壁の傷を抑えたい人に向いています

出典:壁美人

意外にも固定力は高く、商品によっては金具1枚あたり6kg、12kgなど、静荷重に対する耐荷重を明示したものもあります。石膏ボードの壁に対応した商品が多く、「ネジや画鋲より跡が小さいのに、そこそこの重さまで載せられる」というバランスの良さが特徴です。

  • 賃貸で、壁の穴や傷跡をできるだけ小さくしたい人
  • 本や雑貨など、ある程度重さのある物も載せたい人
  • インテリアと実用性を両立したい人
  • 対応壁材は石膏ボードが中心のため、コンクリートや木壁には使えない商品が多い
  • 耐荷重を超えると金具ごと落下するリスクがあるので、載せる物の重さを事前にイメージしておくことが大切

4. 壁を傷つけず、収納力も欲しい人向け「つっぱりタイプ」

つっぱりタイプは、天井と床の間をつっぱり棒や木材で固定し、その柱に棚板を取り付ける方法です。壁に直接穴を開けないので、どうしても壁を傷つけたくない賃貸の人や、石膏ボード用の商品が使えない壁の人に向いています

出典:ニトリ

つっぱり式の壁面ラックやDIYパーツを使えば、60kg以上の耐荷重を持つ商品もあり、収納力と安定感を両立しやすいのも特徴。棚板の高さを自由に変えられるものが多く、壁面収納や本棚、間仕切りなど、用途を広げたい人にも使いやすい方法です。

  • 壁を傷つけずに、しっかりした収納を作りたい賃貸の人
  • 本や雑貨などをまとめて収納したい人
  • ワンルームの間仕切りや目隠しとしても活用したい人
  • 床と天井に力をかけて固定するため、設置時に水平・垂直をきちんと確認する必要がある
  • 高さのある構造なので、狭い廊下や低い天井の部屋では圧迫感が出やすいことがある

壁掛けシェルフで失敗しやすいポイントと対策

最後に、壁掛けシェルフでありがちな失敗の代表例とその対策を3つ紹介します。どれも大きなトラブルにつながりやすいので、購入前に一度チェックしてみてください。

1. 耐荷重を見ずに「デザインだけ」で選んでしまう

「見た目が好きだから」とデザインだけで選ぶと、載せたい物の重さに耐えられないことがあります。本や食器、小型家電などを置きたい場合、耐荷重を超えると棚がたわんだり、最悪の場合は落下して壁や床を傷つける原因になります。

  • 何を、どれくらいの量・重さで載せるかをざっくりイメージする
  • 商品説明にある「耐荷重」と載せたい物の総重量を、必ず一度比べてから選ぶ

2. 壁材を確認せずにピン/ホッチキスを買ってしまう

ピンやホッチキスで取り付けるタイプは賃貸向きですが、石膏ボード以外の壁ではそもそも刺さらない/安定しない場合があります。コンクリート壁や厚い木壁に無理にピンを刺そうとすると、穴だけ増えて棚は付けられない、という残念な結果になりかねません。

  • 事前に「自宅の壁材」が何かを確認する(画鋲を刺して白い粉が付くなら石膏ボードなど)
  • 商品説明の「対応壁材(石膏ボード専用など)」を読み、自分の部屋の壁と合っているかをチェックする

3. 賃貸の原状回復条件を読まずにネジで固定してしまう

賃貸物件では、壁に棚を取り付ける前に、原状回復に関する契約条件を確認することが大切です。契約書や管理会社のルールを確認せずにネジやビスで大きな穴を開けると、退去時に補修費がかかる可能性があります。

国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(再改定版)」では、下地ボードの張り替えが不要な程度の画鋲・ピン穴は通常損耗の例として示されています。一方、重量物を掛けるための釘・ネジ穴などで下地ボードの張り替えが必要になる場合は、借主負担となる例に挙げられています。

  • 賃貸契約書や管理会社のルールを確認し、「画鋲程度の穴はOKか」「ネジ穴はNGか」を確認する
  • 心配な場合は、ピン・ホッチキス・つっぱりタイプなど、壁へのダメージを抑えやすい取り付け方法を検討する
  • 判断に迷う場合は、事前に管理会社へ相談する

壁掛けシェルフを扱う人気メーカー・ショップ

壁掛けシェルフは、家具・インテリアショップや100円ショップなどで購入できます。デザイン、取り付け方法、サイズ、耐荷重は商品によって異なるため、部屋の雰囲気だけでなく、設置する壁や置きたい物に合うかを確認して選びましょう。

IKEA(イケア)

出典:IKEA

IKEAは、スウェーデン発の家具・インテリアブランドです。壁掛け棚や飾り棚、フック付き・収納付きの壁面収納など、用途に応じて選べる商品を幅広く取りそろえています。

シンプルな浮遊感のある棚から、ボックス型、壁面を活用する収納システムまで選択肢が豊富なのが特徴です。小物や観葉植物を飾りたい人はもちろん、キッチン用品や書類などをすっきり収納したい人にも向いています。

IKEA公式サイト

ニトリ

出典:ニトリ

ニトリは、家具から生活雑貨まで幅広く扱う日本のインテリアショップです。公式通販では、木製・ガラス製・ワイヤー製など、素材やデザインの異なるウォールシェルフを取り扱っています。

小物を飾りやすいコンパクトな棚を探している人から、壁面収納をつくりたい人まで、用途に合わせて選びやすいのが魅力です。DIY向けの2×4材用パーツや壁面収納シリーズもあるため、収納量を増やしたい場合にもチェックしてみるとよいでしょう。

ニトリ公式サイト

無印良品

出典:無印良品

無印良品では、石こうボードに専用固定ピンで取り付ける「壁に付けられる家具」シリーズを展開しています。外した後の穴が目立ちにくく、賃貸でも取り入れやすいのが特徴です。

棚のほか、箱、トレー、フック、長押などを揃えており、小物を飾る・収納する・掛けるといった用途に合わせて選べます。オーク・ウォールナット・ライトグレーの3色展開なので、ほかの家具や部屋のテイストに合わせやすい点も魅力。なお、石こうボード壁向けの商品なので、購入前に設置場所の壁材を確認しましょう。

無印良品公式サイト

100円ショップ

ダイソーやセリアなどの100円ショップでも、ウォールラックやディスプレイ用アイテム、DIYに使える木材・ワイヤーネット・フック類などを取り扱っています。小さな雑貨を飾りたいときや、壁面収納を試してみたいときに便利です。

ただし、店舗や時期によって品揃えが変わり、耐荷重や対応壁材も商品ごとに異なります。壁掛けシェルフとして使う場合は、価格だけで選ばず、取り付け方法・耐荷重・対応壁材を必ず確認しましょう。セリアは公式サイトで、ウォールラックを含むディスプレイ・収納アイテムを案内しています。

施工事例
写真の上で指を動かしてみてください 写真の上でクリックして境界線を動かしてみてください

賃貸のウォールシェルフに関するよくある質問

賃貸でもウォールシェルフは取り付けられますか?

ピン・ホッチキス・つっぱりタイプなど、賃貸でも使いやすいウォールシェルフがあります。ただし、壁材や契約内容によって使える方法は異なるため、事前に確認しましょう。詳しくはこちらをご覧ください。

賃貸の壁に、ネジでウォールシェルフを付けても大丈夫?

ネジはしっかり固定できる一方で、壁に大きな穴が残る場合があります。設置前に賃貸借契約書を確認し、判断に迷う場合は管理会社へ相談するのが安心です。詳しくはこちらをご覧ください。

まとめ

壁掛けシェルフは、飾りたい物と取り付け方法を基準に選ぶのがポイントです。小物を飾るならオープンタイプ、本や雑誌ならマガジンラックタイプ、収納力もほしいならボックスタイプを検討しましょう。

賃貸では、壁材・耐荷重・原状回復の条件も事前に確認することが大切です。壁への穴を抑えたい場合は、ピン・ホッチキス・つっぱりタイプを中心に、住まいに合った壁掛けシェルフを選んでください。

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この記事の執筆
  • Chika Otsuki

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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