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洗濯機の使い方完全ガイド:基本から応用まで徹底解説

一人暮らしを始めたばかりの方や、これまであまり家事をしてこなかった方にとって、洗濯機の使い方は意外と難しく感じるものです。「どのボタンを押せばいいの?」「洗剤はいつ入れるの?」「コースの選び方は?」など、基本的な疑問がたくさんあるでしょう[1]

この記事では、洗濯機の基本的な使い方から効率的な洗濯のコツ、よくあるトラブルの対処法まで、初心者の方でも簡単に洗濯機を使いこなせるようになる情報を詳しく解説します[2]。日々の洗濯を効率的に、そして衣類に優しく行うための知識を身につけましょう。

洗濯前の準備

洗濯表示の確認方法

衣類を洗濯機で洗う前に、まず確認すべきなのが「洗濯表示」です。これは衣類に付いているタグに記載されており、その衣類の適切な洗濯方法を示しています[4]

洗濯表示には、洗濯の可否だけでなく、適切な水温や乾燥方法など、様々な情報が記載されています。2016年12月から日本でも国際規格に準拠した新しい洗濯表示が導入されており、以下のような記号で表示されています[5]

  • 洗濯機で洗えるかどうか
  • 手洗いが必要かどうか
  • 水洗いができないもの(ドライクリーニング専用)
  • 適切な水温
  • 漂白剤の使用可否
  • アイロンの使用可否と温度
  • 乾燥機の使用可否

消費者庁や国民生活センターのウェブサイトでは、これらの洗濯表示の詳細な解説が掲載されていますので、不明な点があれば確認するとよいでしょう。

なお、防水性の高い衣類(ウェットスーツ、レインコート、スキーウェアなど)は、洗濯機の損傷・転倒・水漏れの原因となるため、基本的には洗濯機での洗濯はできません[1]

洗濯物の分類方法

効果的な洗濯のためには、洗濯物を適切に分類することが重要です[3]。以下のポイントを参考に分類しましょう。

色による分類

  • 白物:白いTシャツ、下着、シーツなど
  • 淡色物:薄いピンク、水色、ベージュなど
  • 濃色物:黒、紺、赤など濃い色の衣類
  • デニム:色落ちしやすいため、できれば単独で洗う

素材による分類

  • 一般的な綿、ポリエステルなどの衣類
  • デリケートな素材(シルク、ウールなど)
  • タオル類(糸くずが出やすい)

汚れ具合による分類

  • 軽い汚れ(通常の着用で付いた汚れ)
  • ひどい汚れ(泥、食べこぼし、油など)

すべての衣類を完璧に分類するのは現実的ではありませんが、特に「白物と色物」「通常の衣類とデリケートな衣類」の分類は最低限行うとよいでしょう[2]

洗濯ネットの活用法

洗濯ネットは、衣類を保護し、型崩れや傷みを防ぐために非常に役立ちます[3]。以下のような衣類は洗濯ネットに入れることをおすすめします。

  • ブラジャーやランジェリーなどの下着類
  • フックやボタンがついた衣類
  • レース素材など繊細な作りの衣類
  • ストッキングや靴下(紛失防止にも)
  • 小さな子供服やハンカチなど(紛失防止)

洗濯ネットに入れる際は、あまり詰め込みすぎないようにしましょう。適度な余裕があることで、水流が行き渡り、洗浄効果が高まります。

ポケットチェックの重要性

洗濯前には必ず衣類のポケットをチェックしましょう[1]。ティッシュペーパーや硬貨、ヘアピンなどが入ったままだと、洗濯機の故障の原因になったり、他の衣類を傷めたりする可能性があります。

特に注意が必要なのは以下のようなものです。

  • ティッシュ(洗濯物全体に繊維が付着する)
  • 硬貨やキー(洗濯機を傷つける可能性がある)
  • リップクリームや化粧品(油性のシミの原因になる)
  • レシートや紙類(インクが色移りする可能性がある)

洗濯機の基本的な使い方(ステップバイステップ)

ステップ1:電源を入れる・水栓の確認

まず、洗濯機の電源ボタンを押して電源を入れます[2]。このとき、水道の元栓や蛇口が開いているかも確認してください。特に洗濯機を設置したばかりの場合や、長期間使用していなかった場合は、元栓や蛇口が閉まっている可能性があります。

水栓をゆるめても、洗濯機が動き始めるまで水は出ませんので安心してください[2]

ステップ2:洗濯物を入れる(適切な量)

洗濯機の中に衣類を入れます。このとき、洗濯物の量は洗濯槽の7~8割程度にとどめることがポイントです[3]。洗濯物を詰め込みすぎると、以下のような問題が生じます。

  • 汚れが十分に落ちない
  • 洗剤がきちんと溶けない
  • 衣類にシワがつきやすくなる
  • 洗濯機に負担がかかる

一方、縦型洗濯機の場合は、洗濯物が少なすぎても効果的な「もみ洗い」ができないため、適切な量を入れることが重要です[1]

ステップ3:コース選択とスタート

洗濯機には様々な洗濯コース(モード)があります[2]。日常の衣類を洗濯する場合は、基本的に「標準コース」を選びます。慣れてきたら、目的に応じて他のコースを選ぶとよいでしょう。

コースを選択したら、スタートボタンを押します。すると洗濯機が動き始め、洗濯物の量を測定して、適切な水量を表示します[3]

ステップ4:洗剤・柔軟剤の投入(タイミングと量)

洗濯コースを選んでスタートボタンを押すと、使用する水量が表示されます[1]。この水量に応じて、洗剤や柔軟剤、漂白剤を専用の投入口に入れましょう。

洗剤の投入

  • 粉末洗剤:洗剤投入口または直接洗濯槽に入れる
  • 液体洗剤:液体洗剤専用の投入口に入れる
  • ジェルボール型洗剤:洗濯物を入れる前に洗濯槽に直接入れる

柔軟剤の投入

柔軟剤は専用の投入口に入れます[2]。柔軟剤には以下のような効果があります。

  • 衣類の表面を柔らかく仕上げる
  • 静電気を防止する
  • 香り付けの効果(香り付き柔軟剤の場合)

漂白剤の投入

漂白剤は専用の投入口か、ない場合は洗剤と同じ投入口に入れます[2]。漂白剤は化学反応により汚れの色素を白く変化させる効果がありますが、使用に向かない衣類もあるため注意が必要です。

洗剤や柔軟剤は「入れすぎ」に注意しましょう[3]。洗剤の量が多すぎると衣類に白い塊が付いてしまったり、柔軟剤の量が多すぎると衣類がベタついたりします。製品ごとの規定量を守ることが大切です。

ステップ5:洗濯機のフタを閉める

準備が整ったら、洗濯機のフタを閉めます[2]。多くの洗濯機では、フタを閉めないとスタートしなかったり、途中で止まったりします。

洗濯機のフタを閉めると、通常はロックがかかります[1]。不具合などによりロックがかからなかった場合でも、洗濯機が完全に停止するまで中に手を入れてはいけません。

ステップ6:洗濯物を取り出して干す

洗い・すすぎ・脱水が終了し、洗濯機が完全に停止したら、できるだけ早く洗濯物を取り出しましょう[3]。洗濯物を洗濯槽に長時間放置すると、以下のような問題が生じる可能性があります。

  • 衣類にシワがつく
  • 嫌な臭いが発生する
  • カビが発生する

取り出した洗濯物は、バサバサと空気を含ませ、シワを軽く引っ張ってから干すと、乾いたときのシワやヨレを予防できます[3]。風通しのよい場所に干すことで、効率よく乾燥させることができます。

洗濯コースの選び方と活用法

標準コース(基本的な使い方)

標準コースは、日常的な衣類(Tシャツ、下着、タオルなど)を洗うための基本的なコースです[1]。洗い・すすぎ・脱水の工程をバランスよく行い、一般的な汚れを効果的に落とします。

標準コースの特徴:

  • 洗い時間:約10分
  • すすぎ回数:2回
  • 脱水時間:約5分
  • 総所要時間:約40~50分

好みに応じて、洗い・脱水の時間やすすぎの回数を変更できる機種も多くあります[2]

スピードコース(時短洗濯)

スピードコース(おいそぎコース、時短コースとも呼ばれる)は、軽い汚れを短時間で洗濯したいときに適しています[2]。標準コースと比べて、洗いの時間やすすぎの回数が少ないのが特徴です。

スピードコースの特徴:

  • 洗い時間:約5分
  • すすぎ回数:1回
  • 脱水時間:約3分
  • 総所要時間:約15~30分

タオル、肌着、パジャマなど、汚れが軽いものを短時間で洗濯したいときに向いています[3]。ただし、汚れがひどい衣類には向いていません。

おしゃれ着コース(デリケート素材)

おしゃれ着コース(ドライコース、おうちクリーニングコース、ソフトコースなどとも呼ばれる)は、型崩れしやすい衣類やデリケートな素材の衣類を優しく洗うためのコースです[2]

おしゃれ着コースの特徴:

  • 水流が弱め
  • 脱水が短時間・弱め
  • 総所要時間:約30~40分

スーツ、ブラウス、セーターなどの型くずれしやすい衣類や、レースやデリケートな素材の衣類を洗うのに適しています[1]

大物コース(毛布・カーテンなど)

大物コース(毛布コースとも呼ばれる)は、毛布やタオルケット、ベッドパッド、カーテンなどのかさばる洗濯物を洗うためのコースです[1]

大物コースの特徴:

  • 洗濯槽をゆっくり回転
  • 標準コースよりも多くの水量
  • 長めの洗濯時間
  • 総所要時間:約60~90分

洗濯槽の底にあるパルセーター(かくはん羽根)の動きを抑え、洗濯槽をゆっくり回転させたり、長めに停止させたりして、傷みを防ぎながら洗うのが特徴です[2]

すすぎ1回コース(節水・節電)

すすぎ1回コースは、「洗い → 脱水 → すすぎ → 脱水」の工程で洗濯を完了させるコースです[2]。通常の「洗い → 脱水 → すすぎ → 脱水 → すすぎ → 脱水」と比べて、すすぎの回数を1回に減らすことで、水と電気の節約になります。

すすぎ1回コースの特徴:

  • 水道代や電気代の節約
  • 洗濯時間の短縮
  • 衣類へのダメージ軽減

このコースを使用する際は、「すすぎ1回」に対応している洗剤を使用することが重要です[3]。粉末洗剤は溶け残りが出やすいため、すすぎ1回に対応した液体洗剤を選ぶとよいでしょう。

洗剤・柔軟剤・漂白剤の正しい使い方

洗剤の種類と選び方(粉末・液体・ジェルボール)

洗濯洗剤には主に以下の3種類があります[3]

粉末洗剤

  • 特徴:汚れ落ちが良い、価格が比較的安い
  • 向いている衣類:綿や麻などの天然繊維、汚れがひどい衣類
  • 注意点:溶け残りが出やすい、すすぎ1回には不向き

液体洗剤

  • 特徴:溶けやすい、冷水でも効果的、すすぎ1回に対応したものが多い
  • 向いている衣類:化学繊維、色柄物、デリケートな衣類
  • 注意点:粉末に比べて汚れ落ちがやや劣る場合がある

ジェルボール型洗剤

  • 特徴:計量不要、使いやすい、洗剤と柔軟剤が一体化しているタイプもある
  • 向いている衣類:日常的な衣類全般
  • 注意点:価格が比較的高い、小さな子供がいる家庭では誤飲に注意

洗剤を選ぶ際のポイント:

  • 洗濯物の素材や汚れの種類
  • 洗濯機の種類(縦型・ドラム式)
  • すすぎ回数の設定
  • 香りの好み
  • 肌への優しさ(敏感肌の方は無香料・無着色のものを選ぶとよい)

柔軟剤の効果と使用方法

柔軟剤には以下のような効果があります[2]

  • 衣類の繊維をコーティングして柔らかくする
  • 静電気を防止する
  • 衣類の摩擦を減らし、型崩れや色あせを防ぐ
  • 香りを付ける(香り付き柔軟剤の場合)
  • 防臭・消臭効果(機能性柔軟剤の場合)

柔軟剤の使用方法:

  1. 洗濯機の柔軟剤専用投入口に入れる
  2. 水量に応じた適量を守る(入れすぎるとベタつきの原因に)
  3. 直接衣類にかけない(シミになる可能性がある)

柔軟剤は基本的にすべての衣類に使用できますが、以下の場合は注意が必要です[3]

  • スポーツウェア(吸水・速乾性が低下する可能性がある)
  • タオル(吸水性が低下する可能性がある)
  • 赤ちゃんの衣類(敏感肌の場合は無香料・無着色のものを選ぶ)

漂白剤の種類と適切な使用シーン

漂白剤には主に以下の2種類があります[1]

塩素系漂白剤

  • 特徴:強力な漂白力、殺菌効果が高い
  • 向いている衣類:白物の綿・麻・ポリエステルなど
  • 注意点:色柄物や絹・ウール・ポリウレタンには使用不可、金属を腐食させる可能性がある

酸素系漂白剤

  • 特徴:比較的マイルドな漂白力、色柄物にも使える
  • 向いている衣類:白物から色柄物まで幅広く使用可能
  • 注意点:漂白力は塩素系より弱い、絹・ウールには使用不可の場合がある

漂白剤の使用シーン:

  • 白い衣類の黄ばみ除去
  • 食べこぼしなどのシミ取り
  • タオルや布巾の除菌
  • 洗濯槽の掃除

漂白剤を使用する際は、必ず製品の注意書きを確認し、適切な量と使用方法を守りましょう[2]

洗剤の適切な量と入れすぎの問題点

洗剤は適切な量を使用することが重要です[3]。洗濯機に表示される水量を目安に、洗剤容器に記載されている量の洗剤をきちんと計量して使用しましょう。

洗剤を入れすぎると、以下のような問題が生じる可能性があります。

  • 洗剤の溶け残りが衣類に付着する
  • すすぎが不十分になり、肌トラブルの原因になる
  • 洗濯槽が汚れやすくなる
  • 排水管の詰まりの原因になる
  • 無駄な出費になる
  • 環境への負荷が増える

一方、洗剤が少なすぎると汚れが十分に落ちないため、適切な量を守ることが大切です[1]

洗濯の効率化と節約のコツ

水道代・電気代を節約する方法

洗濯は家庭での水使用量が多い家事の一つです[2]。以下のような工夫で水道代・電気代を節約できます。

水の節約

  • すすぎ1回コースを活用する(すすぎ1回対応の洗剤を使用)
  • 洗濯物をまとめて洗う(ただし詰め込みすぎには注意)
  • 風呂の残り湯を洗濯に使用する(洗濯機に風呂水ポンプがある場合)

電気の節約

  • 夜間電力(割引時間帯)を利用する
  • 洗濯乾燥機の場合、可能な限り自然乾燥を活用する
  • 洗濯機のフィルターをこまめに掃除して効率を維持する

洗濯時間の短縮テクニック

忙しい朝や限られた時間で洗濯を終わらせるためのテクニックを紹介します[3]

  • スピードコース(おいそぎコース)を活用する
  • すすぎ1回コースを利用する
  • 脱水時間を長めに設定して乾燥時間を短縮する
  • 洗濯物を小分けにして回す(少量だと洗濯時間が短くなる機種が多い)
  • 前日の夜に洗濯機に洗濯物をセットしておき、タイマー機能を使って朝に洗濯を完了させる

まとめ洗いと分け洗いのバランス

洗濯物をまとめて洗うと水や電気の節約になりますが、分けて洗った方が良い場合もあります[1]。以下のポイントを参考に、バランスを取りましょう。

まとめ洗いに向いているケース

  • 同系色の衣類(白物同士、淡色同士など)
  • 同じ素材の衣類
  • 汚れの程度が似ている衣類
  • 水や電気の節約を優先したいとき

分け洗いが必要なケース

  • 色落ちしやすい衣類(特に新品のデニムなど)
  • 特別な洗い方が必要な衣類(おしゃれ着など)
  • 非常に汚れがひどい衣類
  • アレルギーや肌トラブルがある家族の衣類

すすぎ1回で節水する方法

すすぎ1回で効果的に洗濯するためのポイントを紹介します[2]

  • すすぎ1回対応の液体洗剤を使用する
  • 洗剤の量を適切に守る(入れすぎない)
  • 洗濯物を詰め込みすぎない
  • 汚れがひどい衣類は別に洗う
  • 脱水時間を少し長めに設定する

すすぎ1回にすることで、水道代や電気代の節約になるだけでなく、洗濯時間の短縮、衣類へのダメージ軽減にもつながります[3]

よくあるトラブルと対処法

シミや臭いがついた場合の対処法

シミへの対処法

  1. できるだけ早く処理する(時間が経つほど落ちにくくなる)[3]
  2. シミの種類に応じた対処をする
    • 食べ物のシミ:液体洗剤を直接つけて揉み込む
    • 油性のシミ:食器用洗剤で前処理してから洗濯
    • 血液のシミ:冷水ですすいでから洗濯(お湯は使わない)
  3. 頑固なシミには酸素系漂白剤を使用する

臭いへの対処法

  1. 汗やニオイが気になる衣類は長時間放置せず、早めに洗濯する[1]
  2. 消臭効果のある洗剤や柔軟剤を使用する
  3. 重曹を洗剤と一緒に使うと消臭効果がある
  4. 天日干しで自然の殺菌・消臭効果を活用する
  5. 頑固な臭いには酸素系漂白剤を使用する

色移りしてしまった場合の対処法

色移りしてしまった場合は、以下の方法を試してみましょう[3]

  1. 通常の3倍の洗剤を溶かしたお湯に色移りした部分を浸して30分ほど様子をみる
  2. 白物の場合は酸素系漂白剤や塩素系漂白剤(色柄物には使用不可)を使用する
  3. 市販の色戻し剤を使用する
  4. 上記の方法で落ちない場合はクリーニング店に相談する

色移りを防ぐためには、色落ちしやすい衣類(特に新品のデニムや濃い色の衣類)は単独で洗うか、同系色の衣類とまとめて洗うことをおすすめします[1]

洗濯機が動かない・異音がする場合の確認ポイント

洗濯機が正常に動作しない場合は、以下のポイントを確認しましょう[1]

洗濯機が動かない場合

  1. 電源プラグがしっかり差し込まれているか
  2. ブレーカーが落ちていないか
  3. 水栓(蛇口)が開いているか
  4. フタがきちんと閉まっているか
  5. チャイルドロックが作動していないか
  6. 一時停止ボタンが押されていないか

異音がする場合

  1. 洗濯機が水平に設置されているか
  2. 洗濯物が片寄っていないか
  3. 洗濯物の中に硬貨や小物が混入していないか
  4. 排水ホースや給水ホースが振動していないか
  5. 洗濯機と壁や周囲の物との間に十分な隙間があるか

上記を確認しても問題が解決しない場合は、メーカーのサポートセンターに相談するか、修理を依頼しましょう[2]

水が出ない・排水されない場合の対処法

水が出ない場合

  1. 水道の元栓や蛇口が開いているか確認する[1]
  2. 給水ホースが折れ曲がっていないか確認する
  3. 給水フィルターが詰まっていないか確認する(フィルターの位置は機種により異なる)
  4. 断水していないか確認する

排水されない場合

  1. 排水ホースが折れ曲がっていないか確認する
  2. 排水口が詰まっていないか確認する
  3. 糸くずフィルターが詰まっていないか確認する[3]
  4. 排水ホースの高さが適切か確認する(高すぎると排水できない)

これらの確認をしても問題が解決しない場合は、メーカーのサポートセンターに相談するか、修理を依頼しましょう。

洗濯機のメンテナンス方法

糸くずフィルターの掃除方法

糸くずフィルターは洗濯のたびに発生する繊維くずや髪の毛などを集める部分です[3]。定期的に掃除することで、洗濯機の性能を維持し、故障を防ぐことができます。

掃除の頻度

使用頻度にもよりますが、基本的には1~2週間に1回程度

掃除の手順

  1. 洗濯機の電源を切る
  2. フィルターの位置を確認する(機種によって場所が異なる)
  3. フィルターを取り外す
  4. たまった糸くずを取り除く
  5. 水で軽く洗い流す
  6. 完全に乾かしてから元に戻す

洗濯槽の定期的なクリーニング

洗濯槽の内部には、目に見えない汚れや雑菌、カビが蓄積していることがあります[3]。定期的にクリーニングすることで、衣類を清潔に保ち、嫌な臭いを防ぐことができます。

クリーニングの頻度

2~3ヶ月に1回程度

クリーニングの方法

  1. 市販の洗濯槽クリーナーを用意する
  2. 洗濯機に洗濯物を入れずに、説明書に従ってクリーナーを使用する
  3. クリーニングコースがある場合はそれを選択し、ない場合は標準コースで運転する
  4. クリーニング後は、空運転ですすぎを1~2回行う

洗濯槽クリーナーの代わりに、酸素系漂白剤や重曹とクエン酸を組み合わせた手作りクリーナーを使用することもできます[1]

洗剤投入口のお手入れ

洗剤投入口は洗剤や柔軟剤の残りが蓄積しやすく、カビや雑菌の温床になりやすい場所です[2]。定期的にお手入れすることで、清潔を保ちましょう。

お手入れの頻度

1ヶ月に1回程度

お手入れの方法

  1. 洗剤投入ケースを取り外す(取り外し方は機種により異なる)
  2. ぬるま湯で洗い流す
  3. 古い歯ブラシなどを使って隅々まで洗う
  4. 水気をよく拭き取ってから元に戻す

長持ちさせるための日常的なケア

洗濯機を長く使い続けるためのポイントを紹介します[3]

  1. 使用後はフタを開けておき、内部を乾燥させる
  2. 洗濯物を入れすぎない
  3. 硬貨や小物が混入しないよう注意する
  4. 洗濯機の周囲に十分なスペースを確保する
  5. 洗濯機を水平に設置する
  6. 定期的にフィルター掃除と洗濯槽クリーニングを行う
  7. 異常を感じたら早めに対処する

これらの日常的なケアを行うことで、洗濯機の寿命を延ばし、修理費用を抑えることができます[1]

まとめ

洗濯機は私たちの生活に欠かせない家電ですが、正しく使うことで衣類を清潔に保ち、洗濯機自体も長持ちさせることができます[1]

この記事では、洗濯機の基本的な使い方から効率的な洗濯のコツ、よくあるトラブルの対処法、メンテナンス方法まで詳しく解説しました[2]

初心者の方は、まず基本的な使い方をマスターし、徐々に様々なコースや機能を試してみることをおすすめします[3]。日々の洗濯を効率的に、そして衣類に優しく行うための知識を身につけ、快適な洗濯ライフを送りましょう。

参考文献

  1. [1] 2nd STREET「洗濯機の正しい使い方・回し方は?初心者向けに基本の手順を解説」, 2025年3月11日, https://www.2ndstreet.jp/2ndstyle/home-appliances/20680/
  2. [2] Lidea「縦型の「全自動洗濯機」の正しい使い方とは?洗濯の手順や節水方法を紹介」, 2024年9月3日, https://lidea.today/articles/97
  3. [3] コジカジ「【洗濯機の使い方マニュアル】回し方の基本の手順を覚えよう!」, 2020年10月27日, https://cojicaji.jp/laundry/washing-goods/357
  4. [4] 消費者庁「新しい洗濯表示」, 2023年, https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/laundry_symbols/
  5. [5] 国民生活センター「新しい洗濯表示記号」, 2022年, https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20160318_1.html
この記事の執筆
  • 熊田貴行

    本サイトの品質管理責任者。ヤフーを退職後、海外で飲食とホテル事業で起業。海外の事業を売却後、日本でメディア事業会社を立ち上げて10年目。これまでの自社メディア運営で得たノウハウを軸に、企業のオウンドメディア運営を中心にWEBマーケテ...

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