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住宅ローンの審査期間はどのくらい?【金融機関別の審査期間一覧付】

この記事の監修者

ファイナンシャルプランナー
以西 裕介

一般財団法人 確定拠出年金推進協会京都支部長 キッズマネースクール認定講師
法人・個人を含め年間800件程度の相談を受けるほか、資産形成セミナーも多数開催。

この記事の監修者
【監修】ファイナンシャルプランナー茂木禄人

ファイナンシャルプランナー
茂木 禄人

株式会社Mapフィナンシャル において、独立系アドバイザーとして活動。詳細プロフィールはこちら

住宅ローンの審査期間は「事前審査2〜7日」「本審査1〜2週間」が目安

以西

一般的な住宅ローンの審査は、事前審査(仮審査)と本審査の2段階に分かれています。事前審査は申込者の年収、勤務先、信用情報などを基に、申込者にローン完済能力があるか確認する簡易的な審査です。これに対して、本審査は事前審査を通過した後に行われるより詳細な審査。物件の評価や提出書類のチェックが行われ、最終的な融資可否が決まります。

審査の期間は、事前審査で2〜7日、本審査で1〜2週間が一般的な目安です。ただし、申込者の年収に対して借入金額が大きい場合や、申込者が自営業者の場合、住宅ローン以外にも借入がある場合などには、上記の目安以上の時間がかかることがあります。また、金融機関によっても審査日数が異なります。「【金融機関別】住宅ローンの審査期間」の章では、メガバンクやネット銀行などの審査期間を一覧表にまとめていますので参考にしてください。

さらに、住宅ローンの審査基準についての詳細や審査に落ちた際の対策を事前に知っておきたい場合には、関連記事「住宅ローンの審査基準とは?通らない理由と落ちた場合の5つの対策を徹底解説!」をぜひ読んでみてください。

住宅ローンの審査期間を最短にするためのポイント

以西

住宅ローンの審査をスムーズに進めるためには、まずは無理のない返済負担率(年収に占める年間返済額の割合)を設定することが重要です。具体的には、審査で返済能力を疑われないために返済負担率を20〜25%程度に設定することをおすすめします。

また、審査が長引く理由として多いのが提出書類の不備。抜け漏れや書き損じで書類の訂正・再提出などを求められると、先述した審査期間の目安から大幅に遅れてしまうことも。丁寧に書類を作成することが結果的にスムーズな審査へとつながることを認識しておきましょう。

住宅ローンの審査期間中にしないほうがいい2つの行動」の章では、審査に影響するリスクが高い行動もご紹介していますのであわせてチェックしてください。

目次

住宅ローンの審査は2段階

冒頭でもお伝えしたとおり、住宅ローンの審査には「事前審査」と「本審査」の2段階があります。
審査期間やその流れについてより理解を深めるためにも、まずは住宅ローンの2つの審査について知っておきましょう。

1-1.事前審査とは

住宅ローンの最初の審査は「事前審査」です。

これは住宅物件の売買契約をする前に、申込者にローンを完済するだけの能力があるのか、素早く見極めるために行われる審査です。事前審査を通過しなければ、本審査に進むことができません。

ここで明らかに住宅ローンを組むのが難しい申込者なのか、借入基準を満たす申込者なのかを、本審査よりも限定的なチェック項目で判断します。

1-2.本審査とは

事前審査を通過すると「本審査」を受けられるようになります。

これは住宅ローンに申し込みをする際に必要となる審査です。
申込者の返済能力の有無、信用度などを、証明書などの提出も行いながら、厳しく審査します。

金融機関によって審査基準にばらつきはありますが、事前審査よりもさらに細かく調査・審査されるということを知っておきましょう。

1-3.住宅ローンの審査が「事前審査」「本審査」の2段階になっている理由

なぜ住宅ローンの審査は、わざわざ2段階にされているのでしょうか?

住宅ローンは、申込者が物件の売買契約をした後に契約を結びます。
しかし売買契約の後に、審査に通らず、「やっぱり融資はできません」と金融機関に断られてしまうと、物件の買い主、売り主、不動産会社の三者が大損害を受けてしまいますよね。

そこで売買契約の前に「事前審査」を設けることによって、「申込者に住宅ローンの返済能力があるのか」を先に確認し、そのようなトラブルを未然に防いでいるのです。

2段階の住宅ローン審査は、申込者が売買契約後もスムーズに手続きを進めていくために必要なものだといえます。

住宅ローンの審査期間とその流れ4ステップ

それでは2段階の審査について理解したところで、2つの審査の期間やその流れについて詳しく見ていきましょう。

流れをつかみながら審査期間がわかるので、今後のスケジュールを考えやすくなりますよ。

2-1.住宅ローン「事前審査」の審査期間

事前審査の審査期間は2〜7日程度ですが、申込者の年収に対して借入金額が大きい場合や、申込者が自営業者の場合、住宅ローン以外にローンを借りている場合などには、さらに時間がかかることがあります。

ただしWEBサイトから申し込みをして事前審査を受ける場合には、即日回答を得られることもあります。これは申し込みで入力された個人情報をもとにして、信用情報機関が管理する個人信用情報を照合し、申込者と金融機関側の取引情報によって、返済能力を判断するシステムが導入されているためです。

よりスピーディに事前審査の回答を得たいと考えている場合は、WEBサイトから申し込みをするのがおすすめです。

2-2.住宅ローン「本審査」の審査期間

本審査の審査期間は、1〜2週間程度です。
事前審査よりも細かい調査を行うため、審査の期間が長くなっています。

事前審査と同様に、申込者の年収に対して借入金額が大きい場合や申込者が自営業者の場合、住宅ローン以外にローンを借りている場合などには、より審査に時間を要することがあるということを知っておきましょう。

2-3.審査の申し込みから借入までの流れ4ステップ

住宅ローンの審査の流れは以下のとおりです。

ステップ①】物件購入申し込みと同時に事前審査を行う
購入する物件が決まったら、購入申し込みのタイミングで住宅ローンの事前審査を行います。
事前審査は、自分で金融機関へ直接申し込む、もしくは不動産会社を通して申し込みをします。

【ステップ②】住宅ローンの正式申し込みと本審査
事前審査が通ったあとは、物件の売買契約を交わし、正式な住宅ローンの申し込み手続きをして、本審査を受けます。

本審査では購入する物件、契約者本人に関するさまざまな書類を提出する必要があるので、手間がかかります。たとえば、不動産売買契約書や登記事項証明書、契約者の印鑑証明書、収入証明書類などです。

【ステップ③】住宅ローンの契約
本審査を通過後、住宅ローンの契約をします。
担保となる物件の抵当権の設定などもここで行われます。

【ステップ④】物件の引き渡しと同時に住宅ローンの融資実行
購入した物件の引き渡し日に住宅ローンの融資が実行されます。

【金融機関別】住宅ローンの審査期間

ここまで住宅ローンの審査期間の目安をお伝えしましたが、金融機関によっても審査日数が異なるというのが実際のところです。

なぜなら住宅ローンの審査基準が、金融機関によって違うからです。

多くの銀行では、申込者が借入金額を返済できるかどうか、以下の審査ポイントで判断しています。

  • 年収
  • 年齢
  • 給与振込口座の銀行かどうか
  • 勤め先や雇用形態
  • 勤続年数
  • 過去の債務について支払い遅延などがないかどうか
  • 健康状態
  • 担保評価
  • 申込銀行の使用履

しかし「どれくらいの借入金額を返済できると判断するか」は、各金融機関によって厳しさが異なり、それに伴って審査期間にも差が生じるのです。

各金融機関がどれくらいの審査期間で回答してくれるのかを知っておくことで、物件購入のスケジュールをより立てやすくなりますよ。

それでは詳しく見ていきましょう。

3-1.メガバンク・地方銀行

メガバンクや地方銀行では、具体的な審査期間が示されていないことが多い傾向にあります。

というのも、実際には保証会社が住宅ローン審査を行っているケースが多いためです。
メガバンクや地方銀行では住宅ローン借入の際に保証料が必要になるケースがあり、それはつまり保証会社が住宅ローン審査を行っているということになります。

ただし、最近ではAIによる事前審査が導入されつつあるため、事前審査においては最短1分で回答を得ることもできるようになっています。
具体的には、WEBサイト上で年収、勤務先などおよそ20項目の必要事項を入力すると、「融資の可否」を、蓄積された住宅ローンデータをもとにしてAIが判断します。

▼メガバンク・地方銀行の審査期間一覧

銀行事前審査期間本審査期間
三菱UFJ銀行ネット上で申込
最短翌日
ネット上で申込
審査期間明記なし
りそな銀行ネット上で申込の場合
審査期間明記なし
ネット上で申込
審査期間明記なし
みずほ銀行AI事前診断を導入
最短1分
ネット上で申込
1週間〜10日程度
三井住友銀行アプリ・ネット上で申込
審査期間明記なし
ネット上で申込
審査期間明記なし
常陽銀行ネット上で申込
最短当日
店頭で申込
5〜10日程度
千葉銀行ネット上で申込
最短当日〜2、3日以内
店頭で申込
2週間〜1ヶ月以内

3-2.ネット銀行

ネット銀行では、審査期間についてはメガバンク・地方銀行とそれほど変わりません
審査申し込み〜契約までネットで完結するため、書面への記入や捺印が不要、さらに書類の提出は写真撮影してからネット上にアップロードするだけなど、手続きがスピーディに進むケースが多くなっています。

ただし事前審査通過後、本審査の申し込みをする際には必要書類を郵送で提出しなければいけないネット銀行もあります。そのような場合は、すべての手続きがネット上でできる銀行に比べるとすこし時間がかかる傾向にあります。

▼ネット銀行の審査期間一覧

銀行事前審査期間本審査期間
auじぶん銀行最短当日明記なし
ソニー銀行1日~3日(最短60分)7日〜10日
イオン銀行最短翌日1〜2週間程度
楽天銀行最短翌日明記なし
PayPay銀行当日〜5営業日(最短30分)3〜10営業日

3-3.その他の金融機関

その他の金融機関では、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する住宅ローン「フラット35」を取り扱っていることが多く、審査基準は民間の金融機関と比較すると、やさしいといわれています。

そのため本審査でも最短3営業日で、審査期間は短めであるといえます。

ただし「フラット35」はほかの住宅ローンと違い、「住宅の技術基準」という審査があります。
これは、フラット35が「質の高い住宅に住むこと」の支援を目的の一つとしているためです。その基準を満たさない不動産の場合は、ローンを借りることができません。

そのようなフラット35を取り扱う金融機関の審査期間は以下のとおりです。

▼その他の金融機関の審査期間一覧

銀行事前審査期間本審査期間
ARUHIネット上で申込
最短翌日
ネット上で申込
最短3営業日
クレディセゾン最短3営業日
日本住宅ローン明記なし明記なし
財形住宅金融明記なし明記なし

住宅ローンの審査をスムーズに進めるための2つのポイント

住宅ローンの審査期間についてお伝えしましたが、できれば「審査を長引かせず、スムーズに終えたい」と感じますよね。

審査期間を申込者側から短くすることはもちろんできませんが、できるだけ最短で審査期間を終えられるように気をつけることはできます。

そこで本章では、住宅ローンの審査をスムーズに進めるための2つのポイントをお伝えしていきます。

▼審査をスムーズに進めるための2つのポイント
  • 返済負担率を20〜25%程度にしておく
  • 提出する書類には不備がないようにする

4-1.返済負担率を20〜25%程度にしておく

1つめのポイントは「返済負担率を20〜25%程度にしておく」ということです。

返済負担率とは、年収に占める年間返済額の割合のことです。

返済負担率が高くなりすぎると、返済能力があるのかどうか疑問を持たれてしまい、審査が長引いてしまうことがあります。審査基準において、30〜35%を上限に設定している金融機関が多い傾向にあるので、20~25%程度にしておくと、審査で返済能力を疑われず、さらに返済計画としても無理のないプランになります。

たとえば、以下のような条件の場合を考えてみましょう。

▼住宅ローンの借入条件

  • 年収:500万円(月収41.7万円)
  • 返済期間:35年
  • 返済方法:元利均等返済
  • 金利:1.31% 全期間固定金利
  • ボーナス払い:なし
  • 住宅ローン以外の借入:なし

▼年収500万円の場合の返済比率ごとの年間返済額

返済比率年間返済額月々の返済額借入可能額の目安
20%100万円8.3万円2,806万円
25%125万円10.4万円3,507万円
30%150万円12.5万円4,209万円
35%175万円14.6万円4,910万円
40%200万円16.7万円5,612万円

こうして見てみると、返済比率が上がると、年間返済額がかなり大きくなることがわかります。
そのため、返済比率が高くなるほど金融機関側は「毎年これだけの金額を返済できるのだろうか?」と懸念してしまうのです。

返済負担率は、申し込む借入金額を減らすことで下げられます。
もし返済負担率が高くなりすぎている場合には、「物件の購入予算を引き下げる」「頭金を増やす」ことで、借入金額を減らすとよいでしょう。

4-2.提出する書類には不備がないようにする

2つめのポイントは「提出する書類には不備がないようにする」ということです。

提出する書類に不備が見つかった場合、書類の訂正・再提出などに余分な時間がかかってしまい、審査期間をより長引かせてしまうのです。

たとえば記入漏れがあったり、記載情報に誤りがあったりすると、審査が長引くだけでなく、最悪審査に落ちてしまうリスクもあります。

提出前には不備がないようにくまなくチェックするようにしましょう。

住宅ローンの審査期間中にしないほうがいい2つの行動

審査期間中に行うと、融資額が減らされてしまったり、審査に落ちてしまったりするリスクが高くなる行動があります。

スムーズに審査を終えて、審査結果を良いものにするためには、しないほうが良い行動を知って、審査期間を過ごせるようにしましょう。

▼住宅ローンの審査期間中にしないほうがいい2つの行動

  • 他のローンを組む
  • 退職や転職をする

5-1.ほかのローンを組む

審査期間中に「マイカーローン」や「教育ローン」など、新たにほかのローンを組むと、融資額を減らされてしまったり、審査に落ちてしまったりする可能性があります。

なぜなら、審査期間中にほかのローンを組んでしまうと、申し込んだ住宅ローン借入額では、先にもお伝えした「返済負担率」が高くなりすぎている、と判断されてしまう可能性があるからです。

たとえば、以下の場合を考えてみましょう。

◆審査期間は住宅ローンのみの借入の場合
年収:500万円
借入金額:3,500万円(金利含めず)
借入期間:35年
年間返済額:100万円
返済負担率:20%◆住宅ローン審査期間中に教育ローンの借入をした場合年収:500万円<住宅ローン>
借入金額:3,500万円(金利含めず)
借入期間:35年
年間返済額:100万円<教育ローン>
借入金額:800万円(金利含めず)
借入期間:10年
年間返済額:80万円トータルの年間返済額:180万円
返済負担率:36%
※教育ローンの返済と重なる10年

極端な例ではありますが、このように計算してみると、審査期間中に多額のローンを借り入れると返済負担率が上がってしまうことがわかります。このような場合、返済能力に懸念を持たれることになってしまい、融資額が減ったり、審査に落ちてしまったりする可能性があるのです。

したがって、審査期間中にほかのローンを組むのは避けたほうがいいでしょう。

5-2.退職や転職をする

審査期間中に退職や転職はしないほうがいいでしょう。

その理由は、審査期間中に退職や転職をすると、金融機関が審査基準として定めている「勤続年数」を満たせなくなり、最終的に審査で落ちたり、融資額を減らされたりする可能性があるからです。

たとえば、A社に10年勤めていた人が、住宅ローンの審査期間中にB社へ転職した場合、B社での勤続期間は0ヶ月となります。
住宅ローン審査の勤続年数の基準は2〜3年以上と設定されていることが多いため、この場合、基準を満たせず審査に落ちてしまう可能性があります。
なかには、「転職後、勤続6ヶ月以上」で審査に通る金融機関もありますが、それでも、このケースの場合は審査に落ちてしまうでしょう。

できれば、審査期間を終えた後に転職をするのがベストです。
しかしどうしても転職のタイミングと審査期間が重なってしまう場合は、「転職後の勤続年数を問わない」という金融機関もあるので、勤続年数を問わないところを選択すると良いでしょう。

ちなみに、ネット銀行は勤続年数を問わない銀行が多いです。

▼勤続年数を問わない銀行一覧

  • auじぶん銀行
  • PayPay銀行
  • ソニー銀行
  • 楽天銀行 など

まとめ

本記事では住宅ローンの審査期間や審査を長引かせないためのポイント、審査期間中にしないほうがいい行動などをお伝えしました。

ここで改めて本記事の内容をおさらいしましょう。

住宅ローンの審査は2段階

  • 事前審査
  • 本審査

住宅ローンの審査期間とその流れ4ステップ

  • 事前審査:2〜7日程度
  • 本審査:1〜2週間程度

<審査の申し込み〜借入までの流れ>
【ステップ①】物件購入申し込みと同時に事前審査を行う
【ステップ②】住宅ローンの正式申し込みと本審査
【ステップ③】住宅ローンの契約
【ステップ④】物件の引き渡しと同時に住宅ローンの融資実

◆【金融機関別】住宅ローンの審査期間

  • メガバンク・地方銀行:具体的に示されていないケースが多い
  • ネット銀行:事前審査では当日に回答してもらえるケースも
  • その他の金融機関:本審査でも最短3営業日(フラット35)

◆住宅ローンの審査をスムーズに進めるための2つのポイント

  • 返済負担率を20〜25%程度にしておく
  • 提出する書類には不備がないようにする

◆住宅ローンの審査期間中にしないほうがいい2つの行動

  • ほかのローンを組む
  • 退職や転職をする

本記事が参考になれば幸いです。

よくある質問

住宅ローンの審査期間は平均どのくらいかかりますか?

住宅ローンの審査は事前審査(仮審査)と本審査の2段階に分かれていて、審査期間の目安は事前審査で2〜7日、本審査で1〜2週間程度です。「住宅ローンの審査期間とその流れ4ステップ」では、審査期間の詳細や申し込みから借入までの流れをご確認いただけます。

住宅ローンの審査期間中に注意すべき点はありますか?

審査期間中は「マイカーローン」や「教育ローン」などの新たな借り入れは控えましょう。また退職や転職も控えるべき行動です。「住宅ローンの審査期間中にしないほうがいい2つの行動」ではその理由について解説していますので事前に確認しておきましょう。

住宅ローンの審査期間が延びる理由は何ですか?

主に書類の不備による再提出や追加書類の提出、信用情報の確認に時間がかかることなどが原因です。その他、審査期間が長くなる要因は関連記事「住宅ローンの審査期間が長い?考えられる理由を解説」を参考にしてください。

編集後記

以西

住宅ローン審査の提出書類は若手行員が主に担当し、稟議書(りんぎしょ)を作成します。その稟議書を上長、その上長…と複数人が目を通しチェックしていきます。書類の記入不備や添付漏れがひとつでもあると、審査はその場で差し戻し。書き損じに対してのルールも厳しく、「二重線を引いて訂正印」だったり「二重線を引いて訂正署名」だったりと、金融機関ならではのルールが存在します。わからないところがある場合や書き間違いをした場合には、ひと手間かけて金融機関に対応方法を問い合わせましょう。正しい書類を作成することがスムーズな審査へとつながりますよ。

この記事の制作体制
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

  • 茂木 禄人

    株式会社Mapフィナンシャル において、独立系アドバイザーとして活動。詳細プロフィールはこちら

  • 以西 裕介

    一般財団法人 確定拠出年金推進協会京都支部長 キッズマネースクール認定講師 法人・個人を含め年間800件程度の相談を受けるほか、資産形成セミナーも多数開催。個人向けには、お金に関する5つの力「稼ぐ」「貯める」「守る」「増やす」「使う...

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