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【開発秘話】完全定額制×自由設計のリノベーションプラン『BASE』誕生。舞台裏を開発担当者に聞きました

2025年6月1日(日)より提供を開始した新プラン「BASE」は、リノベーションにおける『費用の不安』を解消するため誕生しました。
完全定額制と間取りの自由設計を両立させるという挑戦に、どのような想いが込められているのか。開発に携わった担当者の声とともにご紹介します。

目次

きっかけは、お客様の「見えない費用不安」

佐藤:BASE構想のきっかけは、まず第一に費用の見えにくさです。リノベーションは都度見積もりが一般的で、最終見積りでは当初予算を大幅にオーバーすることも珍しくありません。

業界平均では、最終見積もりで当初予算から130%くらいはみ出る(※)という数字が出ていますが、弊社の場合は105%くらいに抑えられていました。もともと予算内に収まるような設計はされていたのですが、もっと価格をクリアにして提供することで、お金の不安感を払拭し、家づくりの「楽しさ」の部分を膨らませたい、という思いが大きな動機でしたね。

共同創業者/ブランドマネージャー 佐藤 剛

佐藤: 加えて、住宅価格が高くてなかなか買えない状況も背景にあります。中古市場やリノベーション市場が再注目されていますが、リノベ費用がブラックボックスになってはいけない、と。

新しいゼロリノベのプランは、価格のグラデーションではなく、ニーズの違いなんです。

こだわりたい人には「PLUS」、物件重視でリノベーション費用を抑えたい人には「LIGHT」、そして今回の「BASE」は、厳選品から確実に選んでいきたいという人や、まだイメージが固まっていない人にも選びやすく、一人ひとりに寄り添える内容になっています。

(※1)一般社団法人住宅リフォーム推進協議会「2023年度住宅リフォームに関する消費者(検討者・実施者)実態調査結果報告書」

定額制でも、自由な間取りを諦めたくなかった

野田: 完全定額制と自由設計を両立するための規格化にあたり、何度も試算を繰り返しました。過去の実例と乖離がないかを確かめつつ、標準で必要なものが全てついていて、オプションは基本つけなくてもOKという規格を定めています。オプションありきにならないよう、標準で何がついているかが大事だと考えたんです。

「BASE」企画開発担当 野田 歩夢

野田:また、多くの定額制リノベーションは、設備のメーカーや品番が明示されていないケースや、間取りが自由設計なのか、あるいは既存の間取りを少し変える程度なのか、不透明なものが多いことも分かりました。

「BASE」では、 間取りが自由設計で設備はデザインも質もよいものを用意し、幅を持たせること。そして、金額を明確に出し切り、後出しはしない、という思いで企画しています。

耐久性もデザインも。コスパを重視した「逸品」

佐藤:セレクト設備にも「清掃性の高さ」や「メンテナンスのしやすさ」といった、住んだ後の暮らしを重視するゼロリノベらしさが表れていますよね。

野田:そうですね。例えば浴室設備は清掃性を重視しシンプルなものを、フローリングは幅広のものを選んで、溝を減らし隙間にゴミが溜まりにくいものを選びました。デザインも大事ですが、住宅は長期間使うものなので、メンテナンスの部分を一番に考えています。絞られた素材の中で、どうデザイン性を出せるのか、という順番で考えました。

佐藤: 標準という言葉だと、一般的にはあまり期待されない印象があるかもしれませんが、BASEでは「選び抜いた逸品」であるということをぜひお伝えしたいですね。

野田: 設計者として、素材のグレードは組み合わせが大事だと思っていて。安い素材=低品質ではないので、コストパフォーマンスの良いものだったらそれが一番いいですよね。

加えて、「パッケージ」感のある家にはしない、というのも重視していました。実際に、モニター体験者の方のおうちを自社検査で訪れた際、「ちゃんと、自由設計のリノベーション住宅だ」と感じ、安心したのを覚えています。

「BASE」は発展的な原点回帰

佐藤:「BASE」には「土台」という意味を込め、可変性をもった人生の土台を、暮らしながら育てていくという思想でつくられています。「家を買うことがゴールではなく、その先の暮らしがいかに自由で豊かになるか」というゼロリノベの考えをまさに体現しているんです。

共同創業者で一級建築士の西村が提唱する「空間的自由」と、創業者で元銀行員の鰭沼が提唱する「経済的自由」が同時に叶えられるプランが、最もわかりやすい形でリリースできた。「BASE」は、創業当初の思想の発展的な原点回帰なんです。

設計者目線で、つくり手も自由に

野田:働き方の観点でお話をすると、僕自身が設計者なので、設計者の想像力を制限させないようにしたかったんです。設備のデザイン性も品質も担保されていれば、設計者が最も重要な「間取りのクリエイティブ」に集中できるなと。

加えて、施工のしやすさを考慮し、施工スタッフにも配慮。関係者全員が最も重要なクリエイティブに集中できるようなプランを目指しました。

つくり手にとっても、創造的な時間や、自分の時間が増えることで、改めてご自身のおうちの使い方、住まい方を考えるきっかけになるといいなと考えています。

野田:また、働き方の観点で、子育てと仕事を両立するパパ・ママの設計者にとってもよいのかな、と思っていて。間取りの設計に集中できる分、短時間勤務が可能になるので、家庭を大事にしながらもキャリアを深めていける環境です。

同時に間取りの専門性を高められるため、より幅広い層のお客様へ上質なリノベーションを届けていけるのではないでしょうか。

働き方を理由に設計の道を諦めることなく、自分のペースで技術を磨いていってもらえたらいいなと思っています。

家づくりに、安心感ある選択肢を

野田: 費用不安が高まっている今だからこそ、「BASE」の提供によって、家づくりに安心感が生まれるといいなと思います。

佐藤: そうですね。中古を買ってリノベするという選択肢が、今の日本ではまだまだ少ない状況ですが、今回の「BASE」がそれを変えるきっかけになったらいいなと。

今、賃貸住まいでストレスを抱えている人にも、安心して挑戦できる選択肢として、定額制かつ自由設計のリノベーションを知っていただけたら嬉しいです。

この記事の執筆
  • 薮菜摘

    ゼロリノベの編集担当。地元仙台の不動産会社でWebメディアの立ち上げに参加。世の中に埋もれている魅力的なヒト・モノ・コトを発掘し、「編集の力でその価値を発信する」ことにやりがいを感じる。住宅購入の検討中にゼロリノベを知り、ユニーク...

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