【2025年最新版】男女1072人に聞いた!在宅ワークの実態と住まいに求めることとは

<本調査に関して>
株式会社groove agentが運営するゼロリノベと、その品質管理および記事制作を請け負う株式会社MEMOCO(本社:東京都渋谷区、代表:熊田 貴行)は、合同で在宅ワーク経験者の男女1072名を対象に、「在宅ワーク経験者を対象にしたライフスタイルに関する実態」についてのアンケート調査を実施しました。
調査概要
調査概要:「在宅ワーク経験者を対象にしたライフスタイルに関する実態」についてのアンケート調査
調査期間:2025年1月11日(土)〜2025年3月17日(月)
調査方法:インターネット調査(クラウドソーシングサービス)
調査人数:1072人
調査対象:男性354人、女性718人
回答者に関して
まずは回答者の年代と男女の割合に関してご紹介します。

回答者の年代
20代:約22%
30代:約31%
40代:約28%
50代:約15%
60代以上:約4%

回答者の性別
男性:約33%
女性:約67%
在宅ワークの働き方について
まずは、回答者に在宅ワークの日数や時間、場所などについて聞いてみました。
在宅ワークは週何日?

- 1日:約15%
- 2日:約17%
- 3日:約21%
- 4日:約11%
- 5日以上:約36%
最多は「5日以上」の約36%でした。次いで「3日」が約21%と比較的多いですが、「1日~4日」の人はほぼ同等といえ、フルリモートの人が多いと考えられます。
在宅ワークは1日何時間?

- 1~3時間:約43%
- 4~6時間:約30%
- 7~9時間:約24%
- 10時間以上:約3%
最多は「1~3時間」の約43%。次いで「4~6時間」が約30%、「7~9時間」が約24%と、4時間以上の人が比較的多い結果となりました。「1~3時間」の人の結果から、スキマ時間を活用して在宅ワークをしている人も多いと考えられますね。
在宅ワークをしている場所は?

- リビング:約44%
- 寝室・自分の部屋:約39%
- 書斎・仕事専用の部屋:約10%
- ダイニング:約3%
- 和室:約2%
- その他:約2%
最多は「リビング」の約44%でした。「寝室・自分の部屋」も約39%と、比較的多い結果となりました。その他、書斎、ダイニング、和室など、さまざまな場所を活用して在宅ワークを行っている人がいるようです。

在宅ワークにおける満足度とその理由
回答者に、在宅ワークにおける満足度と、その理由について聞いてみました。

- 満足:約33%
- どちらかといえば満足:約47%
- どちらかといえば不満:約18%
- 不満:約2%
「満足」の人は約33%という結果に。最多は「どちらかといえば満足」の約47%で、半数近くを占めました。概ね満足している一方で、少し不満な点もあるようです。「どちらかといえば不満」「不満」の人も一定数いました。それぞれの理由を見てみましょう。
満足度の理由は?:満足
- ゆっくりくつろぎながら仕事ができるので、満足している(女性 30代)
- 自分の部屋なので、静かで誰にも邪魔されずに済むから(女性 50代)
- 通勤がなく、集中して仕事に取り組めるため(男性 40代)
- 一番落ち着く場所なので満足(女性 50代)
- 家族の声や生活音がある程度あった方が逆にリラックスして集中できるため、合っていると感じる(女性 20代)
- 明るい環境で仕事できるから。モノを置く場所も多いから(女性 30代)
- 自分のスキマ時間に作業できるから(女性 30代)
- ダイニングテーブルが広いので、仕事の資料やパソコンをのびのびと広げることができる(女性 40代)
- 子どもを見守りながら働けるから(男性 30代)
満足度の理由は?:どちらかといえば満足
- デスク周りは生産性重視でお金をかけているから(男性 20代)
- 集中してある程度作業できているから(女性 20代)
- 屋根裏部屋を書斎にしたが、誰にも邪魔されずに集中して仕事ができる環境が実現できた。他方で、断熱性能の問題が判明した(男性 50代)
- 不満ではないがもう少し環境を整えたい(女性 20代)
- 快適な環境ではあるが、床に座って行っているので、デスクとチェアは欲しい。同居人と一緒の空間なので、1人で作業したい(女性 20代)
- 子どもがやってきて机や椅子を占領されたりするので、もっと邪魔されず、かつ光がたくさん入る場所が良いなと思っている(女性 30代)
- パソコンに適したダイニングテーブルでないので少しやりづらさを感じているから(女性 50代)
満足度の理由は?:どちらかといえば不満
- 一人で集中できる場所がいいけど家事をしながらだと無理(女性 40代)
- 家族の在宅介護をする上で選んだ部屋なので、仕事に集中するなら、本当は自室で仕事をしたい(女性 50代)
- 椅子が堅く腰が痛くなるが、広さの関係で小さいものしか置けない(女性 20代)
- 書斎が欲しい。自分だけの空間が欲しい(女性 20代)
- 家族がいると仕事に集中できないため(女性 50代)
- 仕事とプライベートの切り替えが難しいから(女性 30代)
- 椅子とテーブルの高さを調節出来ないので、腰痛があり背中が凝る(女性 40代)
- ベッドの上で作業しているので、疲れたらすぐに寝れてしまって効率が悪い(女性 20代)
- リビングに作業テーブルがあるので、リモート会議をする際、家族に気を遣うから(女性 30代)
満足度の理由は?:不満
- 自分の部屋がないので仕方なくリビングで仕事をしていて、実は不満(女性 40代)
- 家族の在宅介護をしながらの在宅ワークなので、全く仕事に集中できないから(女性 50代)
- 正座スタイルが多いので、膝がつらい(女性 40代)
- 子どもに邪魔されて集中できない環境だから(女性 30代)
- パソコンデスクがない状態で、こたつにパソコンを置いて作業するため、猫背の状態が続き肩こりが酷くなってしまっているため(女性 30代)
- 部屋のドアが施錠出来ないタイプなので、平気で家族が入って話しかけてくるため、集中出来なくて非常に不満(女性 40代)
在宅ワークの理想の環境
回答者に、在宅ワークの理想の環境について聞いてみました。
- 誰にも邪魔されない空間がいい(女性 20代)
- 個室で、周囲に遊び道具などの誘惑が無い部屋が理想(男性 40代)
- 高さの合ったデスクと腰に負担のかかりにくい椅子で仕事ができること(女性 30代)
- 一つの部屋であらゆる作業が完結できる部屋(男性 40代)
- モニターがたくさんあり、仕事用とプライベート用のPCを立ち上げられるくらいのスペースがあること(男性 30代)
- 誰でも行き来できる空間ではなく、静かにひとりで集中できる環境で、かつ家の中の状況も把握できる場所が理想的(女性 50代)
- リビングの端に専用のスペースと机を置いて作業をする。家族の様子には気づけるがテレビの方を向かない位置が良い(女性 50代)
- 観葉植物に囲まれたい(女性 40代)
- 作業部屋の窓から緑の自然風景が楽しめる環境(男性 50代)
- リビングに大きなソファーを置いて、そこでリラックスして仕事がしたい(女性 30代)
- 少し和室風でなおかつ風通しもよく、広さもそれなりにあって、棚などがあり綺麗に書類がまとめられるなど(女性 40代)
- ウッドデッキで開放的に仕事をしたい(女性 50代)


まとめ
今回は在宅ワーク経験者を対象に、在宅ワーク事情や満足度、理想の環境について聞いてみました。1週間のうちの在宅ワーク日数は「5日以上」、1日の時間としては「1~3時間」が最多でした。在宅ワークを行っている場所は、「リビング」「寝室・自分の部屋」が多い結果となりました。その他、書斎、ダイニング、和室など、さまざまな場所で在宅ワークを行っているようです。
満足度としては概ね満足している人が多く、「集中できる」「リラックスできる」「スキマ時間に働ける」「子どもを見守りながら働ける」などのコメントが目立ちました。一方で、「家族がいると集中できない」「テーブルや椅子の高さが合わず腰や肩が痛い」「リモート会議をする際、家族に気を遣う」など、満足のいく環境で在宅ワークができていない人もいました。
在宅ワークはさまざまなメリットがある一方で、集中できる環境を作ることが難しい場合もあります。集中できる環境は人ぞれぞれに理想があり、個室が良い人もいればリビングが良い人も。理想の環境を整えるためには、リノベーションを検討するのも良いでしょう。