案外知らない!「リノベでしかできないこと」&「リノベでもできないこと」
物事の知識。改めてよく考えてみると、案外知らないことがあるものです。リノベもそうかもしれません。「リノベでしかできないこと」、「リノベでもできないこと」をどれだけご存じでしょうか。
この記事では、マンションと戸建てを比べながら、「リノベしかできないこと」「リノベでもできないこと」を解説していきます。
序章1:【マンション+戸建て共通】リノベで住まいと暮らしの理想を叶えるために
リノベ会社に暮らしのイメージを的確に伝えること、伝わることが重要
「自宅をリノベして、新しい住まいと暮らしを手に入れたい!」とポジティブ発想になる一方、「リノベの知識がないので、リノベ会社にお任せするしかない!」とネガティブ発想になってしまうこと。
本来はリノベで叶う理想の暮らしを考えただけでもワクワクするはずですが、なぜ、両極の発想を持ち合わせてしまうのでしょうか。
答えは、「リノベのことがよくわからず、不安の方が大きいから」です。
今の住まいをリノベする方、これから中古物件を購入してリノベしようと思っている方、それぞれの夢は詰まっているのにリノベ会社へお任せでは、何千万円もかかるかもしれないリノベに対してあまりにももったいないことをしているのではないでしょうか。
“あなた”の描く理想とする暮らしのイメージは“あなた”だけにしかわかりません。
“あなた”の現実予算も“あなた”だけにしかわかりません。
もちろん、リノベ会社もプロですから“あなた”の意図をくみ取って相談にのり、打ち合わせでも具体案を出してはくれますが、 「リノベ会社にお任せすれば何でもできる」、「リノベ会社なら何とかしてくれる」と思う前に、リノベに対する“あなた”の熱い想いを伝えることが重要です。
事前に少しでもリノベの知識があれば、打ち合わせ内容もスムーズに頭に入り、話しやすくなるでしょう。
序章2:【マンション+戸建て共通】リノベのスタートを知ることで変わる意識
リノベがわかるとリノベがもっと面白く、もっと知りたくなる
リノベのスタートがはっきりすれば、何をどのようにしたいかの意識も変わってくるはずです。まず、何となく思っている今のリノベイメージを明確にすることから始めましょう。〝あなた〟のスタートはどこでしょうか。
スタート
中古物件を選択する場合は「未リノベの中古物件(中古物件購入後リノベ)」と「リノベ済み中古物件」の2種類があります。どちらを選択するかで費用や時間などの点で違いがあり、この時点でよく検討することが大事です。
「中古物件購入後リノベ」のメリット
<理想とする空間を一から作る楽しみ・喜び>
誰に遠慮することもなく、希望を出しながら間取りを作り上げる楽しさや喜びは、何事にも代えられません。目に見える部材やデザインなどのこだわりだけでなく、“あなた”や家族のこれからの未来をこだわって作っていることになります。
<コスト軽減>
リノベなしの中古物件を購入することで初めから物件費用が安く済み、その分、リノベに回すことが可能です。リノベについても、予算に応じた範囲や設備のグレードなどが調整でき、後のメンテナンスの状況を見ながら段階を踏んで別のリノベをしていく方法もあります。
<安心が確認できる>
中古物件には建物調査をするホームインスペクションをおすすめします。目に見えない箇所、例えば配線や配管などの施工をすることになれば、より安心です。リノベが目視の箇所だけだとしても、施行はどこをどう直したのかの確認ができます。
「中古物件購入後リノベ」のデメリット
<すぐ住むことができない>
施工が大がかりになればなるほど時間はかかり、住めない期間も出てきます。新築時と同じように打ち合わせに時間がかかることもあり、手間という意味での労力は大変かもしれません。物件購入後から施工完了まで、半年かかることも珍しくはないでしょう。
「リノベ済み中古物物件」のメリット
<住むまでの手続きが簡単で早い>
間取りやデザインが気に入れば、新築に入居するような感覚で、購入契約が済めば即入居が可能になります。住宅ローンもすぐに手続きに入れるため、最初からリノベに時間や手間をかけたくない方にはピタッリです。
「リノベ済み中古物物件」のデメリット
<デザインや間取りが画一的な場合もあり>
新築の建て売りと同じようにすでに完成形を見て購入するため、個人に合わせたデザインや間取りではない分、オーダーメイドのような自由度や満足度は低くなる場合があります。購入後に細かな部分が気になることも考えられます。
<年数を経ないうちのリノベも考慮しなければならない>
引っ越してから、もし、「こんなはずではなかった」と思っても、設備ならともかく、大幅な間取り変更はかなりの費用が必要になります。追加のコストを考えた場合、最初からオリジナルのリノベをしたほうが良かったと思うこともかるかもしれません。
本題1:【マンション | 戸建て別】リノベでしかできないこと
今までの暮らしに「違う彩り」 これからの暮らしに「違う風景」を
リノベの醍醐味は、間取りを変化させること、暮らしの質を向上させること。ライフスタイルに大きな風穴を開けることが「リノベでしかできないこと」です。もっといえば、『新築より進化させること』が可能になるということです。
“あなた”の描くこれからのライフスタイルを実現するオリジナル性の高いリノベ。完成を目指す空間には、“あなた”とタッグを組むリノベ会社の存在が欠かせません。
代表的な方法としては、建物を骨組みだけにして空箱状態から空間を作っていく、「スケルトンリノベ」があります。空間を丸ごと変えるダイナミックさが特徴です。
柱や梁をデザインに組み込んで残しつつも、全体として間取りをまとめることができる上質リノベになります。リノベ会社の手腕が問われると共に納得のいく満足度が得られる、評価の高いリノベです。
いずれにしても、全方向から間取りを考え直し、設備や動線までを一新する大がかりな施工は、設備や部材を交換するだけのリフォームとは一線を画す規模になります。
【マンション】ならではのリノベ
どのマンションにも「専有部分」と「共有部分」があります。「専有部分」は各部屋内を指すことになり、区分所有者の持ち分です。主に、壁・天井・床、キッチン・バス・トイレなどが挙げられます。「専有部分」だけは自由なリノベが可能で、間取りの変更の外、リノベのデザインや動線などによっては配線や配管を変える必要があるかもしれません。
施工自体は部屋内のみになりますが、リノベ費用を全て部屋に集中できるため、戸建てより部屋内のリノベがグレードアップすることが可能となります。
【戸建て】ならではのリノベ
自由度が高い戸建てのリノベ。マンションとの違いが最もわかるのは、リノベの対象範囲です。屋根や外壁、予算が許せば、庭や駐車場などまで、内装以外の部分も全てリノベ対象になります。耐震性や断熱性アップに予算をかけて重点を置くことも可能です。
リノベ対象箇所が多くなる分、どこに予算をかけるのかの選択も難しくなります。一方、予算を十分にかけられるのであれば、デザインや機能性をいっそう充実させることが可能でしょう。
本題2:【マンション | 戸建て別】リノベでもできないこと
リノベでもできないこと どうにもならないことは存在する
マンション・戸建てのどちらも制約はありますが、マンションのほうがより多くの制約があります。
特にマンション・戸建ての共通項として一番大きな障害となるのは、壁や柱、筋交いなど、構造上壊せない部分の問題です。建物の安全上、耐震性にかかわる構造上の部分は、基本的にリノベでも変えられない部分となります。
※戸建てでは補強をすれば構造上の問題がクリアされる場合もあります。
リノベでもできないこと【マンション】
建築基準法や管理組合などにより、制約のつく項目はリノベを行うことができない箇所や場合もあります。
部屋だけのリノベが中心といっても、玄関ドアや窓のサッシなども「共有部分」に当たるため、取り替えはできません。
とにかく、外側からの統一感を阻害することは許可されないことになっています。
※内窓になる二重窓や玄関ドアでも内側の色変更などは変更可能な場合もありますが、どの施工も管理組合への確認が必要です。配管や排水の位置を変える大幅変更も、管理組合への確認は必要になります。
リノベでもできないこと【戸建て】
建ぺい率、容積率、日陰規制、斜線制限など、建築基準法や自治体条例で決められた法律があり、今ある戸建てにリノベをしようとする場合、法律に従った中で行うことが大前提になります。
例えば、バルコニーにサンルームを設ける、庭に小屋を作る、2階建てを3階建てにするなど、現状の床面積や建物の高さを変えることはできないと考えたほうが無難です。
※建築基準法や自治体条例の範囲内で変更できる場合は、建築確認申請の届け出が通れば、可能になることもあります。
用語解説
容積率 | 敷地面積に対する延べ床面積の割合 |
日影規制 | 冬至の日を基準として日照時間を確保する建物の高さ規制 |
斜線制限 | 隣地の日照・通風・採光などの環境を保つため、境界線上に一定の高さや勾配の制限を設け、建物に対する高さ規制 |
建築確認申請 | 新築・大規模な改築の際、工事前に必要な書類を行政窓口に提出し、建築基準法や自治体条例に適合しているかを確認する手続き |
結論:「リノベでしかできないこと」でわかるリノベ会社の凄さ
リノベは“あなた”とリノベ会社で作り上げていくもの
“だいたいのことはリノベをすれば何とかなる”!?
正解でもあり、正解でもないのがリノベです。“あなた”がリノベ会社を選ぶことからリノベの道は始まっています。リノベ会社に依頼すれば何とかしてくれるかもしれませんが、 “あなた”が主導でつかみ取るリノベの形でなければなりません。この先、リノベをした住まいで暮らしていくのは“あなた”だからです。
リノベはスタートから選択肢の連続です。リノベ会社選びから間違わないようにすることも選択肢の一つになります。
「リノベでしかできないこと」で間取りを変化させ、暮らしの質を上げ、ライフスタイルを変えるリノベ。“あなた”の情熱とリノベ会社の力が集結した全てが詰まっています。
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まとめ
リノベに限界はあっても、暮らしに限界はない
リノベを視野に入れて住まいと暮らしを変えるには、リノベ会社の協力は欠かせません。
建物によっては構造を変えられないなど、「リノベでもできないこと」がありますが、工夫をしながら乗り越えた先には、新しい住まいと暮らしが待っています。暮らしに終わりや限界はありません。楽しむのは“あなた”次第です。
“あなた”にとって最適なリノベで、快適な住まいや暮らしを手に入れてください。
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