断熱リフォームで家の寒さを解消!主要メーカー5社からみる断熱材の特徴|補助金情報も

「家に帰ると家の中が底冷えしている」
「寒い脱衣所ではヒートショックが心配」
「毎月の光熱費が高い」
家の中での不満ポイントとしてよく挙げられるのが『家の寒さ』です。冬はあたたかく、夏は涼しい家が理想とされますが、本当にそんな断熱性の高い家は存在するのかと、普段我慢していればするほど疑いたくなりますよね。
そこで今回は、家の寒さを断熱リフォームで解決する、主要メーカー5社の断熱リフォームの特徴を紹介します!リフォームの工法や断熱材の特徴を知ることによって、あなたに合った断熱リフォームが分かります。
2025年の補助金情報も解説しますので、断熱リフォームをお考えの方はぜひ、ご一読ください!

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「家の寒さが気になる」と答えたのは約4割!
上記グラフは、2024年1月にリノベーション会社であるゼロリノベが、東京都在住・30〜40代の既婚男女1000人に対して行ったインターネットによるアンケート調査の結果です。
その中で、家の寒さについての問いに「全体で気になる」と答えたのは、なんと約4割にまで及びます。
「一部の部屋で気になる」の答えも含めると、全体の66%が家の寒さを気にしているという結果になりました。
家の寒さ対策で行っていることは?
家の寒さが気になっている方の寒さ対策では「暖房器具」「着衣の工夫」で乗り切っている方が圧倒的に多いです。
カーテンや間仕切りだったり、すき間をテープで塞ぐなど、自身でできる寒さ対策を行っていることが分かります。

『着る毛布』や『電気カーペット』『カイロソックス』など、家庭で気軽に取り入れられる防寒対策グッズが多数販売されていますよね。これらは防寒だけでなく省エネ対策としても有効です。ですが、根本的な寒さ対策として、家庭でできることには限界がありますよね。つぎに、断熱リフォームではどのようなことができるのかを見てみましょう。
断熱リフォームの内容
窓や壁・天井に断熱材を取り入れたり、複層のサッシを取り入れる方が最も多い票を集めています。これに次いで遮熱・断熱塗料を施すなど、断熱リフォームの内容は多岐にわたります。



断熱リフォームと一言で言っても、予算や冷えの気になる箇所に合わせて、どのような施工内容が最適解なのかを、施工のプロにじっくりと相談して決めたいものですね。


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知ってて得する断熱リフォーム|3つの工法とは


断熱リフォームでは、大きく分けて三つの工法が存在し、工法によって特徴はそれぞれ異なります。
外断熱工法
建物の外側を全て断熱で覆う工法です。住みながらリフォームできること、すき間なく断熱材で覆うことで、高い断熱性を発揮してくれます。外気の影響を受けにくく暖房器具に頼り過ぎずとも、あたたかさが維持できることに加えて、家自体の寿命も伸ばしてくれます。
内断熱工法
壁や床下に断熱材を入れる工法です。外断熱工法に比べると施工が容易なので工事費を抑えたい方におすすめ。その代わりに外断熱工法と比べると、やや外気が入りやすいデメリットがあります。なぜならば、柱などがあり断熱材を入れられない箇所が出るため、部分的な施工となる場合があり気密性に違いが出てしまうからです。施工箇所が壁や床下になるので、壁紙の張り替えや和室を洋室にリフォームするタイミングで行うのが一般的です。
重鎮断熱工法
これは主に木造住宅向けの工法で、壁の中に断熱材を埋め込み外部からの熱侵入を防ぐ仕組みです。私たちがイメージする“断熱リフォーム”は、こちらの工法が最もイメージが湧きやすいかもしれません。



そのほかには、窓に断熱材を組み込んだりサッシを設置する工法もあります。リフォームをするのなら、住みながらリフォームができる外断熱工法がおすすめです!

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断熱リフォーム主要メーカー6社の製品特徴
旭化成建材
既存の壁や天井に張り付けるだけの簡単施工が特徴の、旭化成建材の「ネオマ断熱ボード」。最も大きな特徴は“仕上げ厚さ”が薄いことです。
木製の胴縁(どうぶち)を用いて外壁の下地をつくる木胴緑工法(従来工法)に比べ、トータルで厚みを約60mm減らせるため、その分部屋を広くできます。コンパクトなマンションにお住まいの方は、できるだけ居住スペースを広くとれる旭化成の断熱材がおすすめです。
旭ファイバーグラス
業界トップクラスの技術力と製品力が特徴の旭ファイバーグラスでは、内装材を剥がさない断熱リフォーム工法で、天井や床下などにすき間なく施工ができます。ガラスの強さと繊維のしなやかさを併せ持ったグラスウール素材は、断熱性はもちろんのこと、不燃材ならではの安全性の高さがポイントです。また、腐ることや虫が食べるようなリスクもなく、軽さがあり施工がシンプルであることが特徴です。冬場の足元の冷え対策として、床下への断熱リフォームを考えている方にもおすすめのメーカーです。
ウッドワン
木質総合建材メーカーのWOODONE(ウッドワン)の断熱リフォームでは、積水化学工業㈱と共同開発した断熱改修パネル『あったかべ』を販売しています。必要な部屋だけ内装側から増し貼りすることで断熱性能を向上させることができ、短工期・低コストで住みながらの施工が可能。内窓との併用で、施工する際に必要となる見切り材や補強材もオプションで用意されており、施工後の見た目もすっきりします。あったかべは㈶ベターリビングの環境保全に寄与する“優良住宅部品”の認定を取得しており、品質の安心を求める方にもぴったりです。
パナソニックホームズ
いまの暮らしをもっといきいきと楽しむためのリフォームパッケージ“いまドキ健康断熱リフォーム”を謳っているパナソニックホームズの断熱リフォームは、新築住宅の省エネ基準と同等の高断熱・高気密を実現。空気室を高め生活空間における不安を解消してくれます。ワンフロアをまるごと断熱するタイプとフルリノベーションで家をまるごと断熱するタイプから選択可能。熱交換気で、取り込む空気の暑さや寒さをやわらげて省エネにつなげます。




パナソニックの断熱リフォームは、断熱と併せてクリーンな空気を求める方にぴったりです。
LIXIL
取替窓 リプラス | 内窓 インプラス | ||
断熱性能 | ◎ | 〇 | ◎ |
結露対策 | 〇 | 〇 | 〇 |
老朽化対策 | ◎ | ◎ | ー |
防音効果 | 〇 | 〇 | ◎ |
『まど断熱リフォーム』『まるごと断熱リフォーム』『ひとへや断熱リフォーム』を提案するリクシルの断熱リフォーム。その中でもまど断熱リフォームでは、最短一時間の簡単リフォームで、結露の軽減や省エネ効果で光熱費も抑えてくれます。
寒い日のみならず、夏は遮熱にも効果的です。


カバー工法で新しい窓にも交換できる取り替え用窓『リプラス』と、今ある窓の内側につける内窓『インプラス』がラインナップされています。ネームバリューもあるリクシルは、特に窓の断熱リフォームを考える方におすすめのメーカーです。
2025年最新!断熱リフォームで使える補助金情報
いざ断熱リフォームを考えたときに、最も気になるのは費用ではないでしょうか。イイものをたくさん取り入れて、快適な家にしたいのは誰しも同じ。ただし、快適さと引き換えに家計を圧迫したり、支払いに追われては本末転倒です。
そんなあなたに、ここでは断熱リフォームをするための補助金情報を紹介します。補助金を活用して、費用で諦めない温かな家を手に入れましょう!



上記図をみると、断熱性能を上げる効果が高いものほど、費用負担も大きくなることが分かりますね。補助金を賢く活用して、お得に断熱リフォームを考えましょう!
【補助金制度を確認する前に】断熱リフォームの費用相場の詳細については、以下の記事でご紹介しています↓
先進的窓リノベ2025事業
概要
先進的窓リノベ2025事業は既存住宅の早期の省エネ化を図り、先進的な断熱窓の導入加速により、価格低減を促進することで関連産業の競争力強化・経済成⾧を実現し、くらし関連分野のGXを加速させることを目的とする事業です。
断熱リフォーム補助の上限額
一戸当たり最大200万円
※交付申請は、1申請あたりの合計補助額が5万円以上の工事を対象とします。
※リノベーションの箇所や製品によって補助額は変わります。
対象期間
2024年11月22日以降に対象工事に着手したもの
※対象工事とは、工事請負契約に含まれるリフォーム全体の工事をいいます。



補助対象工事はガラス交換、内窓設置、外窓交換(カバー工法・はつり工法)、ドア交換(カバー工法・はつり工法)です。窓の断熱リフォームを考えている方にはぴったりですね。
子育てグリーン住宅支援事業
概要
所有者等が、 グリーン住宅支援事業者と契約し対象となるリフォーム工事をする場合、リフォーム箇所に応じた補助を行います。
・グリーン住宅支援事業者と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事をする方
・リフォームする住宅の所有者等であること
以上の2つの条件が対象で、対象となるのは居住用の既存住宅です。対象要件の詳細は子育てグリーン住宅支援事業のHPよりご確認ください。
断熱リフォーム補助の上限額
60万円(選択必須の工事カテゴリを満たす数によって変わります)
対象期間
2024年11月22日~交付申請まで(遅くとも2025年12月31日)
工事請負契約日の期間については契約日は問わず、着工までに締結された工事請負契約が対象です。
住宅省エネ2025キャンペーン
概要
家庭のエネルギー消費で大きな割合を占める給湯分野について、高効率給湯器の導入支援を行い、その普及拡大により、「2030年度におけるエネルギー需給の見通し」の達成に寄与することを目的とする事業です。
断熱リフォーム補助の上限額
最大16万円(設置する給湯器や条件によって変わります。)
対象期間
契約期間は着工日以前、2024年11月22日以降が着工期間となり、交付申請期間は予算上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日まで)となるため早めの申請をおすすめします。



温水式の床暖房にしてハイブリッド給湯器に交換リフォームをすることで、こちらの補助金が活用できます。断熱リフォームではありませんが、家を温かくする術のひとつとして、床暖房を取り入れるのも良いですね♪
住宅省エネ2025キャンペーンの詳細はコチラから
断熱リフォームの種類と費用の詳細についてはこちらをご覧ください↓
築20年以上の住まいを断熱リフォームするならリノベーションもあり


リフォームと似ている言葉が『リノベーション』。リフォームと比べると、その意味は異なります。
リフォームは、修繕や設備変更を目的とした『原状回復』のための工事です。対してリノベーションは、住まいの価値を上げるための『生活の質の向上』を目的とした工事のことをいいます。
“断熱リフォームをして空間を快適にする=生活の質を向上させる”という意味では、リフォームよりもリノベーションという言葉が適しているのかもしれません。ですが、暮らしを想像した上で、リフォーム計画をゼロから考えるのは難しいですよね。そこで、断熱リフォームすることを考えるあなたにおすすめなのが、リノベーション会社のゼロリノベです。




ゼロリノベでは、丁寧なヒアリングでお客様の理想を引き出しながら、それをカタチにする提案力が特徴のリノベーション会社です。



持ち家(マンション)にお住まいの方は、ゼロから間取りを考えていく「スケルトンリノベーション」もおすすめです。特に築20年以上経った住宅は、配管や配線が劣化し漏水や漏電の心配がつきもの。小規模なリフォームをする選択肢だけでなく、スケルトン状態に戻すリノベーションなら、古くなった配管や配線を新しくするチャンスです。断熱リノベーションするなら、理想の空間をプロとともにつくり上げてみてはいかがでしょうか。