玄関をおしゃれに演出!間接照明の実例6選と空間づくりのコツ

玄関は、住まいの「顔」ともいえる場所。毎日家族が出入りし、来客を迎える大切な空間です。
限られたスペースだからこそ、どのように魅せるかが印象を大きく左右します。
そこで効果的なのが間接照明。
壁や天井、家具などに光を反射させて空間を照らす方法で、直接光よりも柔らかく上質な雰囲気を演出できるのが特徴です。奥行や広がりを感じさせたり、素材の質感を美しく引き立てたりと、玄関の印象を大きく変えてくれます。
「玄関をもっとおしゃれにしたい」「限られた空間を広く見せたい」
そんな方に向けて、間接照明のメリットや実例6選、そして取り入れる際の注意点をご紹介します。
なぜ玄関に間接照明が効果的なのか
玄関は広さにかかわらず、照明の当て方ひとつで雰囲気が大きく変わります。
特に間接照明は、直接光よりも柔らかく広がり、空間をより快適で上質に魅せてくれるのが特徴です。
奥行を感じさせる
光を壁や床に反射させることで、コンパクトな玄関でも広がりを感じさせる効果があります。
落ち着いた雰囲気をつくる
眩しさを抑えた光はリラックス感を生み、帰宅したときに心地良さを与えてくれます。
来客時の印象を高める
さりげえなく光を仕込むことで、ホテルのように洗練された空間を演出でき、第一印象もアップ。
このように、限られたスペースを「より広く、より心地よく」見せられる点が、玄関で間接照明を取り入れる大きな魅力です。
髙橋小さな光の工夫が、玄関を”ただの通り道”から”迎え入れる空間”へと格上げしてくれます。
玄関で使える間接照明の種類
間接照明とひと口にいっても、取り入れ方は様々です。玄関の広さやインテリアテイストに合わせて、効果的に選ぶことが大切です。
足元照明
シューズボックスの下や床際に照明を仕込む方法です。
光が床に広がることで、収納が浮いているように見え、奥行き感を演出できます。狭めの玄関でも効果が大きく、ホテルのような上質感が生まれるのが魅力。夜に帰宅した際に、足元をやさしく照らしてくれるので、安全性も高まります。
壁面照明
壁の一部に光を当てて、素材や質感を引き立てる方法です。
中でも人気なのが「ニッチ」と呼ばれる、壁を少しへこませてつくる飾り棚のようなスペース。そこに間接照明を仕込むと、小物やアートが浮かび上がり、ギャラリーのような雰囲気を演出できます。
また、天井の一部をくりぬき、壁面に沿って光を落とす「コーニス照明」もおすすめです。光が壁をつたいながら広がるため、玄関に奥行き感をプラスし、シンプルな空間を上質に魅せてくれます。
天井照明
梁や下がり天井のまわりに光源を仕込み、天井に向かって光を反射させる方法です。
一般的に「コーブ照明」と呼ばれ、光が天井を柔らかく照らすことで、玄関がぐっと広がりを感じられるようになります。
直接照明だけでは平坦に見えてしまう天井に立体感が生まれ、限られた空間でも開放感や上質さを演出できるのが魅力です。
ペンダントライトやダウンライトと組み合わせれば、より洗練された印象に仕上がります。
ミラーまわり照明
全身ミラーの背面や縁に光を仕込むことで、姿見としての実用性と空間演出を両立できます。
光の効果で玄関が実際よりも広く見え、出かける前の身だしなみチェックも快適になります。「狭い玄関だからこそ、少しでも広がりを感じたい」という方におすすめの照明アイデアです。


大型ミラーの上に壁付照明を配置することにより、アクセントを。
おしゃれな玄関をつくる間接照明の工夫6選
玄関に間接照明を取り入れると、ちょっとした工夫で空間の印象が大きく変わります。
ここでは実際のリノベーション実例をもとに、足元や壁、天井、ミラーまわりなど、さまざまな工夫をご紹介いたします。
限られたスペースでも、光の使い方次第で広がりや高級感を演出できます。
写真と合わせて、自分の住まいに合いそうなアイデアを探してみてください。
実例1 グリーンとの組み合わせ






ゼロリノベのリノベーション施工事例
シンプルで開放的な空間を目指したリノベーション。55㎡の広さを最大限に活かすため、広い土間を設け、モノトーンのオーク材床とモルタルキッチンで統一。遊び心あふれる飛び石の動線が水回りへと続きます。こだわりの家具や照明が映える、洗練されたデザインが魅力です。
※費用は引き渡し当時の金額です
実例2 印象的なデザインで






ゼロリノベのリノベーション施工事例
子供達が遊べるロフトや回遊性のあるプラン/寝室を寝るだけのスペースとすることで広いリビングダイニングを確保/特注サイズのダイニングテーブルは様々な用途を兼ねる/奥行きのある造作ベンチはクッションの使い方次第でキッチリもダラッとも使える
※費用は引き渡し当時の金額です
実例3 壁面を照らす






ゼロリノベのリノベーション施工事例
「以前の住まいには愛着がわかず、人を招くことができなかった」というOさんは”お客さんを呼べる家”をコンセプトに。開放的なLDKにゲストが気兼ねなく宿泊できる小上がり、顔を見ながら立てるキッチンカウンターなど、Oさんのきめ細やかな心配りをカタチにしました。
※費用は引き渡し当時の金額です
実例4 プライベートリゾート






ゼロリノベのリノベーション施工事例
まるでリゾートホテルにいるような空間。個室はミニマムに、リビングやキッチンはご夫婦が一緒にいる時間を大切に過ごせるよう、ゆとりのあるサイズ感に。木のぬくもりを感じられる窓枠や床、間接照明を取り入れてリラックス感を演出しました。
※費用は引き渡し当時の金額です
実例5 ノイズレスな空間






ゼロリノベのリノベーション施工事例
外に広がる豊かな緑を窓からふんだんに取り込む設計で、都心なのに軽井沢のような住まい。リビングから書斎までの広がりが感じられ、自然光が室内全体に行き渡るように、間仕切り壁を高さ1.5mに抑えました。浴室は在来工法で、窓から緑越しに夜景が楽しめる癒やしの空間。
※費用は引き渡し当時の金額です
実例6 足元の灯りで明るく照らす






ゼロリノベのリノベーション施工事例
自然素材を採用することでやさしい風合いと温かみが感じられる空間に仕上げた住まい。奥様が希望されたザラザラとした質感のポーターズペイントはDIY塗装を施したことで愛着をプラス。中央に配した浴室の周りは回遊動線となり愛犬や愛娘が走り回る遊び場にもなっています。
※費用は引き渡し当時の金額です
玄関に間接照明を入れるときの注意点
せっかく間接照明を取り入れるのであれば、その効果を最大限に活かしたいもの。
ここでは、実際の暮らしのなかで気をつけたいポイントを紹介します。
暗すぎないようにバランスをとる
間接照明だけでは、足元やドアまわりが暗く感じることがあります。人感センサー付きの小さな補助灯を組み合わせると、帰宅時も安全で快適になります。光が自動で点く仕組みであれば、荷物を持っていってもスイッチ操作の手間がかかりません。
色温度の選び方に注意する
電球色は暖かみがあり落ち着いた印象に、昼白色は明るく清潔感のある印象に。どんな雰囲気の玄関にしたいかをイメージしながら、全体のテイストに合わせて選ぶことが大切です。
収納を整えて光を活かす
靴や荷物が玄関に雑多に置かれていると、照明がそのまま”散らかり”を強調してしまいます。シューズボックスや扉付き収納で生活感を隠し、照明が映えるすっきりした空間をキープしましょう。間接照明は”見せる光”でもあるので、収納計画とセットで考えるのがおすすめです。



ゼロリノベでは、玄関リノベーションのアイデアもご紹介しておりますので、合わせてご参考にしてみてください。
光の工夫で玄関をもっと心地よく
玄関は、家の印象を決める大切な空間。
間接照明を上手に取り入れることで、広さや奥行きを感じさせたり、あたたかみのある雰囲気を演出したりと、日々の暮らしをより快適にしてくれます。
足元・壁・天井・ミラーまわりなど、照らす場所によって印象はさまざま。
自分の住まいに合った光の使い方を見つけて、毎日帰るのが楽しみになる玄関づくりを目指してみてください。








