狭小住宅の間取りアイデア大全|限られた敷地でも「広く・快適に暮らす」ための考え方と実践ポイント

コロナ禍以降、全国的な資材の高騰や、都市部を中心とした住宅価格の高騰や土地の細分化が進んでいます。
それでも、マイホームが欲しいという需要はあるため「狭い土地に家を建てたい」「狭小住宅でも快適に暮らしたい」とのご要望も少なくありません。
設計や間取りの工夫次第では、狭小住宅でも驚くほど開放的で暮らしやすい住まいを実現することができます。
この記事では、
「狭小住宅ってどんなもの?」
「狭小住宅でも暮らしやすい間取りって?」
「狭小住宅でも後悔しないために押さえておきたいポイントは?」
を中心に、解説していきます。ぜひ最後までご覧くださいね。
狭小住宅とは?まず押さえておきたい基礎知識
狭小住宅とは、明確な定義があるわけではありませんが、一般的には敷地面積15〜20坪前後(約50〜65㎡)程度の土地に建つ住宅を指すことが多いです。
特に、都市部の住宅密集地、旗竿地や変形地、間口が狭く奥行きがある土地などで狭小住宅という選択肢が取られることが多いです。
狭小住宅は「狭い=住みにくい」と思われがちですが、実際には通勤・通学に便利な立地を選びやすいことや、土地取得費を抑えられること、設計の工夫次第で唯一無二の住まいになるといったメリットもあり、近年はあえて狭小住宅を選ぶ人も増えています。
狭小住宅の間取りづくりで重要な考え方のポイントは?
狭小住宅の間取りを考えるうえで、最も大切なのは「面積を増やすこと」ではなく「広く感じさせること」です。
限られた床面積のなかで快適に暮らすためには、次の3つの視点が欠かせません。
- 視線の抜けをつくる
- 縦方向の空間を最大限に使う
- 生活動線を極限までシンプルにする
この考え方をベースにすると、狭小住宅の間取りは大きく変わります。
zoomで聞くだけ、画面・音声OFF・セールスなし
\ゼロリノベの無料オンラインセミナー/

リノベするなら知りたい7つの知識
リノベーションで、自分たちの理想を100%叶えるためには住まい手に寄り添う作り手の存在が不可欠。
頼れる最適なパートナーの見つけ方、大満足の自宅リノベを成功させるためのコツを伝授します。持ち家リノベを検討されている方はぜひご参加ください!
狭小住宅を広く見せる間取りアイデア【基本編】
吹き抜けで「縦の広がり」をつくる
戸建において狭小住宅で効果的なデザインのひとつが、吹き抜けを作ることです。
床面積は増えなくても、天井が高くなることで空間に余白が生まれ、実際以上の広さを感じられます。
また、吹き抜けは上階から自然光を取り込みやすく家全体に光が回りやすいことや、上階にいる家族の気配を感じやすいといったメリットもあり、狭小住宅と非常に相性の良い設計です。
間仕切りを減らし、空間を一体化する
壁やドアを多く設けてしまうと、視線が遮られ、空間は一気に狭く感じます。
狭小住宅では、LDKやその他の居室をひとつの大きな空間として捉えることをおすすめします。
たとえば、
- リビングとダイニングを完全に分けない
- キッチンを壁付けにして視界を広げる
- 個室も必要最低限にするorドアを設けず緩やかなゾーニングにする
といった工夫によって、同じ面積でも開放感は大きく変わります。
スキップフロアで空間を立体的に使う
スキップフロアとは、階と階の間に中間スペースを設ける設計手法です。
狭小住宅では、床をずらすことで空間を立体的に活用でき、収納やワークスペースを確保しやすくなります。
また、単調になりがちな間取りに変化をつけられるのもメリットと言えるでしょう。
狭小住宅の間取りアイデア【動線・機能性編】
水回りはできるだけ集約する
狭小住宅では、キッチン・浴室・洗面・トイレといった水回りを縦方向・横方向ともにまとめることが重要です。
水回りが分散すると、配管スペースが増えるため天井が低くなりやすく、それを避けると無駄な動線が生まれるといったようにデメリットが出やすくなります。
水回りをコンパクトにすることで空間を効果的に使えるようにするのがおすすめです。
廊下をなくし、動線を生活空間に取り込む
狭小住宅では「廊下=贅沢なスペース」になりがちです。
そのため、玄関からLDK、LDKから個室へと自然につながる動線を意識することで、無駄な面積を減らせます。
デッドスペースを徹底的に活用する
狭小住宅では、
- 階段下
- 壁の厚み
- 天井付近
といった「見落とされがちなスペース」が貴重な収納になります。
造作収納や埋め込み収納を活用することで、家具を減らし、空間をすっきり保つことができます。
本来ならデッドスペースと呼ばれてしまう部分は、特に狭小住宅においては「ボーナススペース」かも知れませんね。
狭小住宅ならではの間取りアイデア【応用編】
2階・3階にLDKを配置する
周囲を建物に囲まれた土地では、1階が暗くなりやすい傾向があります。
その場合、LDKを2階以上に配置することで、採光・通風を確保しやすくなります。
これは狭小住宅でよく採用される定番アイデアのひとつです。
中庭・吹き抜けを組み合わせた採光計画
隣家との距離が近い狭小地では、外からの光を取り込みにくいケースもあります。
その場合、小さな中庭や吹き抜けを設けることで、家の中心部まで光を届けることが可能になります。
中庭や吹き抜けは日々の憩いの場所にもなるので、単なる仕掛けとしてだけではない楽しみ方が出来ますよ。
可動式間仕切りで「変化に対応する」
狭小住宅では、将来の暮らし方の変化を見据えた設計も重要です。
可動式の間仕切りを採用すれば、子どもが小さいうちは大空間として利用し、成長後は個室に分ける、また子供が巣立って夫婦2人になればそのままゲストルームや趣味の部屋として使用したり、元の大空間に戻ったりと柔軟な使い方ができます。
将来的に壁が作れるような下地だけは事前に作っておくなど、可変性のある間取りについて施工業者としっかり話し合うことが大切です。
zoomで聞くだけ、画面・音声OFF・セールスなし
\ゼロリノベの無料オンラインセミナー/

リノベするなら知りたい7つの知識
リノベーションで、自分たちの理想を100%叶えるためには住まい手に寄り添う作り手の存在が不可欠。
頼れる最適なパートナーの見つけ方、大満足の自宅リノベを成功させるためのコツを伝授します。持ち家リノベを検討されている方はぜひご参加ください!
狭小住宅でよくある間取りの失敗例
部屋数を優先しすぎてしまう
「狭いからこそ部屋を増やしたい」と考え、個室を詰め込みすぎると、LDKが極端に狭くなり、日常生活の満足度が下がってしまいます。
狭小住宅では個室の確保よりも空間効率を高めることを優先しましょう。
収納不足による生活感の露出
収納計画が甘いと、物があふれ、せっかくの工夫も台無しになります。
狭小住宅では「あとから収納を足す」ことが難しいため、初期計画が重要です。
衣服や季節家電など必要な収納量を事前にしっかりと考えておきましょう。
採光・通風を後回しにする
間取りを優先しすぎて光や風を軽視すると、
「狭い」だけでなく「暗い・息苦しい」家になってしまうことがあります。
狭小住宅だから色々我慢しないといけない、ではなく、そのスペースでどうすれば快適に過ごせるかを考えて家づくりを行いましょう。
狭小住宅の間取りを成功させるチェックポイント
狭小住宅においては、以下のポイントを押さえて考えることが大切です。
- 視線が抜ける工夫ができているか
- 縦方向の空間を活かせているか
- 生活動線がシンプルか
- 収納が分散・埋め込みで計画されているか
- 将来の変化に対応できるか
これらを一つずつ確認することが、後悔しない狭小住宅づくりにつながります。
リノベーションならコストダウン?
ここまで狭小住宅に関して、間取りについて注意すべきポイントや押さえておきたいアイデアについてお話してきましたがいかがでしょうか?
狭小住宅を選ばれる方はコンパクトに暮らしたいというお気持ちはもちろん、立地を諦められなかったり予算の都合でという理由も大きいでしょう。
そんなあなたに「中古物件×リノベーション」という選択肢をご提案します!
「リノベーションってよく聞くけど詳しくはわからない」「予算は抑えたいけれど、素敵なリノベーションがしたい」と考えているなら、ゼロリノベにご相談ください。
ゼロリノベは、リノベーションをメインに不動産探しから施工までワンストップでお家探し・空間づくりのすべての工程をお任せいただける専門家が集まっています。
またゼロリノベで特にご好評いただいているのが「すべての間取りを一度壊して、新しい間取りを作る」というスケルトンリノベーションです。
リノベーションによっては元の間取りをすべて変えて理想の間取りを叶えたり、壁や床も塗り替え・張り替えを行って空間のイメージを一新したりと希望を最大限に叶えることができます。
ゼロリノベでは、単にお部屋の広さや間取りの希望だけではなく、お客様のライフプランや予算に合わせて最適な方法を一緒に考えさせていただきます。
「リノベーションっておもしろそう!」
そう思った方はぜひ一度ゼロリノベの施工事例をご覧ください。
ここにはこれまでゼロリノベが担当させていただいたお客様の夢と希望が詰まっています!
ここまで読んで気になった方は是非ゼロリノベのzoomで聞くだけ・勧誘やセールス一切なし!のセミナーにもご参加くださいね。
顔出しなしで参加OK、もちろんその後のセールスは一切行いませんので、ちょっとだけ興味があるという方にも安心してご参加いただけますよ。
zoomで聞くだけ、画面・音声OFF・セールスなし
\ゼロリノベの無料オンラインセミナー/

築35年でも大丈夫?中古物件の見極めかた
- 中古って本当に大丈夫?
- 資産性がないんじゃない?
- いつまで住めるの?
- 地震が来たら危ないのでは?
- リノベーションでどこまで綺麗になる?
そんな不安を抱える方にぴったり!安心して住める中古物件の見極め方を伝授します。
ちょっとだけ覗いてみる?ゼロリノベの手掛けるリノベーション厳選事例5選
リノベーションってどれくらいのことが出来るの?という方のために、ゼロリノベで実際に施工したリノベーション事例をご紹介します!
事例の中でも特にコンパクトな50㎡以下の事例を中心にご紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
【CASE①】緻密に計算された空間設計の家

ゼロリノベのリノベーション施工事例
建築を学び、空間づくりに情熱を持つ夫婦が描いたのは、機能性とデザイン性が両立するミッドセンチュリーテイストと柔らかさのある住まい。大切に住まわれたお部屋をRの曲線で包み、光と質感が調和する空間へ。白と濃い木の色、床材の変化でゾーニングされたフレッシュなご夫婦の空間が完成しました。
※費用は引き渡し当時の金額です
こちらは37㎡の2LDKをゆったり1LDKにリノベーションした事例です。
将来的な家族構成の変化も見据えて、ワークスペースのデスクは可動可能にして広さの確保ができるようにしています。
コンパクトながらも必要なものがきちんと揃えられたお家です。
【CASE②】ゆったり過ごすためのリズムを整えた家

ゼロリノベのリノベーション施工事例
慣れ親しんだ街で、自分のリズムを大切にするための住まいづくり。清潔感のある白やブルーを基調としたお部屋とぬくもりを感じる北欧インテリア、そして愛情深い施主様にはノルウェー語の「くつろぎ」や「抱きしめること」を意味するKosという言葉が似合います。
※費用は引き渡し当時の金額です
こちらは43.2㎡のお部屋を、仕切りやドアを設けないゆるく続くワンルームに仕上げました。
リノベ済み物件を購入し、変えたい部分だけを改修することで予算も低く抑えることが出来ます。
なかなか納得できる住まいに出会えないときに、リノベーションという手段はとても有効な選択肢の一つではないでしょうか。
【CASE③】日本の古き良きを再構築した家

ゼロリノベのリノベーション施工事例
DIYクリエイター、アントン・ウォルマン氏と手掛けた「Japandi Home」。古き良き日本の住宅にスウェーデンの感性を融合し、光を柔らかく採り込み、素材の質感を活かしながら再生。穏やかで自分らしさを映す住まいです。
※費用は引き渡し当時の金額です
48.79㎡とは思えない開放感のある家は、日当たりの良い物件の特性を活かして、室内に光を巡らせるようデザインしました。部屋全体が明るいと空間も面積以上の広がりを感じられる効果もあります。
柔らかな白、畳の匂い、和のテイストでありながら北欧のシンプルな美しさを両立させた設計になっています。
コンパクトにまとめた動線や小上がりに隠した収納など機能性もばっちりです。
【CASE④】スタイリッシュで機能的なホテルのような家

ゼロリノベのリノベーション施工事例
シンプルな機能美が光る、ホテルのようなワンルーム。必要なものだけを選び取り、コンパクトながら気持ちに余白の生まれる上質空間に仕上げました。限られた空間を最大限活かす動線に、落ち着いたトーンのデザイン。削ぎ落とされたミニマムさの中にも懐深さを感じるつくりにしました。
※費用は引き渡し当時の金額です
こちらはなんと34.56㎡のお部屋のリノベーション事例です。
コンパクトに要素を削ぎ落していきながらも、ワンルームで玄関を入ってすぐにベッドが見えるのは避けたい、作業がしやすい大きなデスクが欲しい、など譲れないお施主様の思いを形にしました。
ホテルライクにすることで閉塞感を感じさせないシャープなデザインになっています。
【CASE⑤】「好き」をぎゅっと詰めた宝箱のような家

ゼロリノベのリノベーション施工事例
”丁寧な暮らしがしたい”という施主様のため、朝一番に立つキッチンは窓の外に広がる景色を見ながら気持ちよく過ごしていただけるよう部屋の中心に配置。クリアな間仕切りや開口を設けるなどして、光と風がまわる、心地よい住まいを目指しました。
※費用は引き渡し当時の金額です
40.2㎡のお部屋はほぼ正方形。そこに好きな要素をぎゅっとまとめたようなリノベーションを行いました。
部屋の中心にあるキッチンはお施主様の「ゲストの顔や朝一番の景色を見たい」というご希望を叶えたもの。
くるりと回遊するような動線も、お部屋を狭く感じさせない理由の一つです。
まとめ
今回は狭小住宅に関して、間取りについて注意すべきポイントや押さえておきたいアイデアについて詳しく紹介してきました。最後にこの記事で押さえておきたいところをまとめます。
狭小住宅の間取りは「制約」ではなく「可能性」
- 視線の抜けや縦方向への空間誘導、生活動線の見直しで狭小住宅でも十分なスペースの確保ができる
- 水回りをまとめる、廊下やデッドスペースをなくすなどの空間を無駄にしないデザインが重要
- 無理に仕切らないことで閉塞感も無くすことが出来、将来的な可変性も残すことが出来る
- 収納や採光、通風などの重要な事項はあきらめないように考えることが大事
狭小住宅は、決して妥協の住まいではありません。
限られた条件のなかで工夫を重ねることで、コンパクトでありながら、心地よく、長く住める家を実現できます。
「狭いから仕方ない」と考えるのではなく、「狭いからこそ、どう工夫するか」という視点で間取りを考えることが、狭小住宅を成功させる最大のポイントです。
予算やデザインに迷ったら、プロに聞くのが一番です。もし、「予算は抑えつつニーズにマッチしたリノベーションをしたい」と思ったら、物件選びからリノベーションまでワンストップでサポートしているゼロリノベにぜひご相談ください!
リノベーションのご希望はもちろん、周辺の状況に合わせた資金計画から、ファイナンシャルプランナーなどの専門家がお手伝い。予算からデザインまでチームで対応し、最適なリノベーションをプロの視点で一緒に考えます。








