以前より外出が減った、居心地の良い落ち着けるマイホーム
茨城県古河市は関東地方のほぼ中心に位置し、県西部最大の都市。自然と都市の機能がバランスよくマッチした暮らしやすい土地だ。
そんな古河市にある築20数年の中古マンションをフルリノベーションして、Kさんがマイホームを構えたのは、2017年のこと。結婚後、そろそろ自分の家がほしいと思っていたご主人と、今後の人生を考えて愛着の持てる家がほしいと思った奥様のタイミングが一致。住まい探しをすることになった。
周辺はリフォーム物件がほとんど。でもフルリノベーションで希望を全部叶えたかった
当初、二人は経済的なことも含めて、家を買う際に自分たちの希望通りになるかどうか不安があったという。また、地方都市という性格上、同年代の人たちが購入する家は建売が多く、予め間取りもインテリアも決まっている住宅が多いという現実もあった。
では、注文住宅と考えると、自分たちの希望通りに土地を購入して、平屋を建てるとなると結構な資金が必要になる。それはどうも現実的ではないと、いろいろ迷いがあったそうだ。そういう状況があり、本当に自分たちの希望の家が見つかるのか、どこかで妥協するしかないのではないかなどと思いは巡った。
そこで不安を解消するためにリサーチを開始。物件もいろいろ見学した。しかし現地はリフォーム業者も少なく、相談できるところは少なかったとのこと。またリノベーション済みという物件があっても、実はリフォームだったり。自分たちは住んでいる場所では難しいのかなと思っていたときに、リフォーム専門会社のサイトを見て興味を持っていたところ、オープンハウスがあることがわかった。そこで見学に行ったのがきっかけになり、具体的に中古マンションを購入して、フルリノベーションをするという方向に大きく進展したそうだ。
希望をすべて実現。満足度も高いくつろぎの住空間に
実際にフルリノベーションをすることになり、物件が決ったら、次はどういう風にしていくか。二人とも漠然としたイメージしかなかった状態で、希望を伝えつつ、その度にいろいろな提案をリノベーション専門会社の設計担当から受けた。こういうやり取りを続けて、間取り、インテリアのひとつひとつを希望をクリアしていった。
奥様は「私が選ぶと、もう少しハードな感じになりそうでしたが、インテリアコーディネターさんに好みを反映し、選んでもらいました」。ご主人も「インテリアコーディネーターさんの提案を実際、見て触れて納得して。やっぱプロにお願いする方がいいと気づきましたね。今までは、自分たちの好きなものを買っただけだったので全体的にゴチャゴチャしていたけれど、全然違いました」と満足げ。自分たちの好きな雰囲気を伝え、受けた提案の中から選べたのは良かったとのこと。
完成した住まいは、開放的で、余白のたくさんあるリビング・ダイニングが気持ちいい住空間に。さらに水回りは壁の色や建具、そして照明をインテリアのアクセントにし、住まい全体を引き締めている。
加えてKさんの住まいの特長は、広々としたルーフバルコニー。このバルコニーに靴のままで出られるよう、玄関のエントランスには広い土間が設けられている。
奥様のお気に入りはなんと言っても広々としたL字型キッチン。とにかくゆとりがあるので、二人でキッチンに立つことができるそうだ。一緒に食事の準備をすることが日常なので、お料理の役割分担もスムーズだという。
「この家に暮らすようになってから、不思議に外にお酒を飲みに行かなくなりました。やはり居心地が良いのでしょうね。落ち着ける。夜は、電車が走っている景色が窓から良く見えて、きれいなんです」とご主人。
奥様も「視界が開けていて気持ちがいいので、外を見ながらお酒を飲んだり。自分たちでおつまみを準備して。お花見も楽しみです。暖かい日の夜は、テラスに出て一杯とか(笑)」
楽しかったリノベーション。もう終わってしまうのかと残念に思ったほど
注文住宅を新築するよりも満足できるわが家を手に入れたKさん夫婦。リノベーションを実際に経験したの感想はどうだったのだろう。
「住まいをリノベするのはとても楽しかったので、もう終わってしまうのかと残念なような気持ちもありましたね。ひとつひとつを決めていくのは、本当に楽しんでできました」とは奥様の言葉。
ご主人も「 経済的な面で言っても、新築と比べたらかなり安価にできると思います。経済的なところと、インテリア、家についての考え方を一括してお話ができるのは、とても良いと思いました」。リノベーション専門会社の担当者と積極的にコミュニケーションを取り、ご自分たちの希望を叶えたKさん夫婦。地域差、経済面など、さまざまな状況が違っても、フルリノベーションなら満足度の高い住まいが実現できるという好例だろう。