お風呂のリノベーション・リフォーム費用をケース別に解説!費用を抑えるコツや施工事例も紹介

お風呂のリノベーション費用は、「ユニットバス」で70~150万円、「在来工法」で150~250万円が相場。リノベーションなら、お風呂の設置位置や素材など、要望に合わせて変更できますよ。
よくある質問
お風呂のリノベーション・リフォームにかかる費用相場はいくらぐらいですか?
お風呂リノベーション・リフォームにかかる費用は、「ユニットバス」で70~150万円、「在来工法」で150~250万円が相場です。
価格帯ごとにできることと、ユニットバス・在来工法それぞれの費用内訳はこちらをご覧ください。
お風呂のリノベーションで費用を抑えるコツはありますか?
お風呂のリノベーション費用を抑えたい場合、以下の4つのコツを意識してみましょう。
- 設備やオプションのグレードを調整する
- パネル工法や上張りで「壊さず」リフォームする
- 浴室塗装や部分リフォームを組み合わせる
- 利用できる補助金・助成金をチェックする
各ポイントの詳細はこちらをご覧ください。
お風呂のリフォーム(リノベーション)に使える補助金には、どんな種類がありますか?
お風呂のリフォーム・リノベーションで使える補助金制度には、以下のような種類があります。
- 長期優良住宅リフォーム推進事業
- 介護保険の住宅改修
- 子育て世帯・省エネリフォーム向けの国の支援
- 自治体独自の補助金制度
詳細はこちらをご覧ください。
お風呂のリノベーションでどんなことが実現できますか?
リノベーションによって、お風呂の位置や広さ、素材などを大きく変えることが可能です。ガラス張りやホテルライク、モルタル仕上げの壁でオシャレに生まれ変わった事例はこちらをご覧ください。
リノベ費用の決定版!リノベにかかるお金について総まとめした記事はこちらから
ユニットバスか在来工法かを決める

お風呂リノベの費用や検討ポイントは、「ユニットバスにするか」「在来工法で造作するか」で大きく変わります。
それぞれの特徴と向いている人を押さえて、自分がどちらを軸に考えるべきか決めておきましょう。
ユニットバスと在来工法の違い
- ユニットバス(システムバス)
工場であらかじめ作られた「浴槽・壁・床・天井」のパーツを現場で組み立てる方式。
品質が安定しやすく、防水性・断熱性に優れた製品が多いのが特徴です。
- 在来工法(在来浴室)
下地・防水層・タイルや仕上げ材を、現場で一つずつ施工してつくるオーダーメイドのお風呂。
素材やサイズ、開口部の取り方など自由度が高い一方で、職人の手間と技術が必要になりやすい工法です。
違いをイメージしやすいよう、代表的なポイントを以下の表にまとめました。
| 項目 | ユニットバス | 在来工法 |
|---|---|---|
| つくり方 | 工場製パーツを組み立てる方式 | 現場で下地〜仕上げまで造作する方式 |
| デザインの自由度 | サイズ・形状は規格内。カラーやアクセサリーの組み合わせで調整 | タイル・石・木など素材やレイアウトを自由に決めやすい |
| 費用相場(2025年) | 交換リフォームでおおよそ70〜150万円前後が中心 | 内容による幅が大きいが、150〜250万円程度が目安 |
| 工期の目安 | 既存からの交換で4〜7日程度 | 1〜2週間前後になりやすい |
| メンテナンス性 | 汚れにくい材質が多く掃除しやすい。部材交換もしやすい | 仕上げ材によっては定期的なメンテナンスが必要 |
| 向いているケース | 費用と工期を抑えて、暖かく掃除しやすい浴室にしたい場合 | 世界観や素材にこだわり、空間全体をデザインしたい場合 |
※金額レンジは地域やグレードで変動しますが、「ユニットバスの方が工期が短く、同レベルの広さ・仕様なら在来工法よりコストを抑えやすい」という傾向は、2025年現在も変わっていません。
ユニットバスがおすすめの人
次のような人には、ユニットバスを軸に検討するのが現実的です。
- 予算はできるだけ抑えつつ、今より暖かく掃除しやすいお風呂にしたい人
- 共働き・子育てなどで日々忙しく、日々の手入れや将来のメンテナンスの負担を軽くしたい人
- お風呂の位置は変えず、今あるスペースの中で設備だけを一新したい人
ユニットバスは、工場製パネル・床・浴槽が一体的に設計されているため、防水性・断熱性・清掃性のバランスが良く、費用対効果を重視する家庭向きです。
在来工法がおすすめの人
一方で、次のようなタイプの人には在来工法が向いています。
- ガラス張り・モルタル仕上げ・天然石・木など、素材から徹底的にこだわった空間をつくりたい人
- 間取り全体のリノベーションと一緒に、お風呂の位置や大きさ自体を大きく変えたい人
- ラグジュアリーホテルのような非日常感や「世界に一つだけのお風呂」を目指したい人
在来工法は、壁面開口やステップ、洗面やトイレとの一体空間など、既存の規格サイズに縛られずに計画できる反面、費用・工期ともにユニットバスより大きくなりやすい点を前提に検討する必要があります。
お風呂リノベーションの費用相場と内訳

お風呂リノベーションの予算感をつかむには、「いくらぐらいかかるか」と同時に、「その金額でどこまでできるか」をセットで見ることが大切です。
ここでは、相場感に合わせて、価格帯ごとにできることと、ユニットバス・在来工法それぞれの費用内訳を整理します。
価格帯別にできること
まずは「ざっくりこのくらいの予算だと、どの程度のリノベーションができるのか」をイメージしてみまよう。
| 予算の目安 | できるリノベ例 |
|---|---|
| 〜50万円 | ・浴槽や水栓、ドアなど一部設備のみ交換 ・簡易的な壁・床のリニューアル(シート貼り・部分塗装など) |
| 50〜100万円 | ・ユニットバスからユニットバスへの交換(低〜標準グレード中心) ・タイル浴室の一部補修や浴槽交換など |
| 100〜150万円 | ・在来→ユニットバスへの全面リフォーム(標準グレード中心) ・浴室+洗面室の内装や設備をまとめて一新 |
| 150〜200万円 | ・広さやレイアウトを少し変えつつユニットバス化 ・断熱強化や窓交換なども含めた性能アップ |
| 200万円〜 | ・在来工法で造作+間取り変更を伴う大規模リノベーション ・ガラス張りやモルタル仕上げなどデザイン重視のプラン |
2025年12月現在、ユニットバスは「70~150万円」が中心で、在来工法は「150~250万円が目安(こだわればそれ以上)」が目安です。
ユニットバスリノベーションの費用相場と内訳
ユニットバスを新しくするリノベでは、費用は主に「本体価格」「工事費(設置・解体など)」「追加工事費」の3つで構成されます。代表的な相場感は次の通りです。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 本体価格(ユニットバス) | 低価格:40〜70万円/標準:70〜100万円/高価格:100万円〜 |
| 標準工事費(解体・組立・給排水など) | 30〜60万円前後 |
| 合計の目安(交換リフォーム) | ユニット→ユニット:70〜150万円程度が一般的 |
在来工法のタイル浴室からユニットバスに変える場合は、解体や下地・防水のやり直しが加わるため、100〜200万円程度を見ておくと安心です。
同じ「ユニットバス」でも、費用が変わりやすいポイントは次のような点です。
- サイズ:0.75坪か1坪か、それ以上か
- グレード:標準仕様か、断熱・清掃性・浴室暖房乾燥機などをどこまで付けるか
- 追加工事の有無:窓交換、段差解消、手すり、洗面室側の工事など
在来工法リノベーションの費用相場と内訳
| パターン | 費用の目安 |
|---|---|
| 在来浴室の部分リフォーム(タイル張り替え・防水やり直しなど) | 60〜150万円程度 |
| 在来工法で浴室をフルリノベーション | 150~250万円程度がひとつの目安 |
| 浴室の位置変更や拡張を伴う在来工法リノベ | 200〜300万円以上になるケースも多い |
在来工法の費用に影響しやすい要素は、ユニットバスよりも多くなります。
- 仕上げに使う素材(タイル、モルタル、天然石、木、ガラスなど)
- 浴室サイズや天井高さ、窓の大きさ・位置
- 段差解消や断熱強化、構造補強の必要性
- 間取り変更の有無(位置移動・拡張など)
特に「位置を変える」「広さを変える」といったプランは、配管ルートや構造体の補強が必要になることが多く、配管・大工・防水など複数の職種が長期間入るため、工期・費用ともに大きくなりやすい点を押さえておきましょう。
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お風呂リノベーションを成功させる5ステップ

お風呂リノベをスムーズに進めるには、「何から決めて、どの順番で動けばいいか」が分かっていることが重要です。
ここでは、初めての方でも迷いにくいように、検討〜契約〜工事までの流れを5ステップに整理して紹介します。
1.リノベーションのイメージと予算を決める
最初のステップは、「どんなお風呂にしたいか」と「いくらまでなら出せるか」をざっくりと書き出すことです。
- 今のお風呂の不満を書き出す(寒い・掃除しづらい・狭い・デザインが好みでないなど)
- 優先順位を決める(断熱・掃除のしやすさ・デザイン・広さ・バリアフリーなど)
同時に、家計全体を見ながら「理想は◯万円だけれど、上限は◯万円まで」といったイメージ予算を決めておくと、このあと見積もりを比較するときにブレにくくなります。
2.相談する会社を2〜3社に絞って探す
イメージと予算の軸が決まったら、その方針に合いそうな会社を2〜3社ピックアップします。
- 「住んでいる地域+お風呂 リフォーム」「浴室 リノベーション」などで検索し、施工事例や得意分野をチェック
- マンションか戸建てか、自分と同じ条件の事例が多いかどうかを確認
お風呂リノベの実績が豊富で、水まわりに強い会社かどうか、アフター対応や口コミの印象も合わせて見ておくと安心です。
3.現地調査・見積もり・プラン提案を受ける
候補の会社が決まったら、現地調査を依頼して、具体的なプランと見積もりを出してもらいます。
現地調査の際は、次のような点をチェックすると判断材料になります。
- 浴室のサイズや構造をきちんと採寸・確認しているか
- こちらの要望や生活スタイルを丁寧にヒアリングしてくれるか
- その場でできること・できないこと、追加費用が出そうな点を率直に教えてくれるか
見積もりでは、ユニットバス本体・工事費・オプション・諸経費など、どこにどれくらい費用がかかっているかを分かる範囲で確認しておくと、後の比較がしやすくなります。
4.プランを比較・検討して契約する
各社のプランと見積もりが出揃ったら、「金額」だけでなく「内容」と「納得感」で比較します。
- ユニットバスか在来工法か、仕様やグレードは希望に合っているか
- 断熱・換気・段差解消など、性能面や使い勝手の改善がどこまで盛り込まれているか
- 工期の目安や、工事中のお風呂の使えない期間についての説明が明確かどうか
そのうえで、総合的に「ここに任せたい!」と感じた会社と契約し、工事日程や支払い方法、保証内容などを正式に取り決めます。
5.工事日程を決め、工事中の入浴プランを立てる
契約後は、工事開始日と期間を決め、工事中の生活準備を進めます。
工事期間の目安は以下の通りです。
- ユニットバス→ユニットバス:約2〜5日程度
- 在来浴室→ユニットバス:3日〜1週間程度が一般的
- 在来浴室を在来工法でフルリノベ:内容によっては2〜1ヶ月程かかるケースも
工事中は基本的に自宅のお風呂が使えないため、近くの銭湯、家族や知人宅の利用など、事前に「入浴プラン」を決めておくとストレスを抑えられます。
また、近隣への挨拶や騒音・搬入経路の確認なども、工事前に業者と相談しておくと安心です。
快適なお風呂にリノベーションするために知っておくべき6つのポイント
「快適さ」を決めるのは金額だけでなく、「素材・サイズ・目的・予算・業者選び」といった基本の選択です。
ここでは、リノベ後に「こうしておけばよかった」と後悔しにくくなる6つのポイントを整理します。
1.浴槽の素材と特徴を理解する
浴槽は素材によって、価格帯・肌ざわり・掃除のしやすさが大きく変わります。
| 素材 | 特徴 |
|---|---|
| FRP(強化プラスチック) | ・価格が比較的安く、軽くて扱いやすい ・傷や汚れは付きやすいが、標準的なユニットバスで最も普及している |
| 人工・人造大理石 | ・表面が硬く傷つきにくいものが多く、ツヤや高級感が出しやすい ・FRPよりも価格は高めだが、汚れや色あせに強い製品が多い |
| ホーロー | ・ガラス質のツヤと重厚感があり、汚れが落としやすい ・一方で重量があり、価格も高め |
| ステンレス | ・サビや傷に強く、丈夫で長持ちしやすい ・金属特有の冷たさや見た目の好き嫌いが分かれやすい |
| 木(檜など) | ・香りや肌ざわりなど、浴槽自体を楽しめる素材 ・こまめなメンテナンスと湿気管理が必要で、費用も高くなりやすい |
「コスト重視ならFRP」「見た目とお手入れのバランスなら人工大理石」「雰囲気重視ならホーローや木」といったように、自分が何を優先したいかを決めたうえで素材を選ぶと失敗しにくくなります。
2.お風呂の正確なサイズを把握する
リノベ前の浴室サイズを把握しておくと、選べるユニットバスの種類や費用感がぐっと現実的になります。
- 浴室の「幅」と「奥行き」をメジャーで測る(内寸でOK)
- 「1616」「1418」などの表記は、大体「幅1,600mm×奥行き1,600mm」といったサイズ感を表す
一般的なユニットバスでは、0.75坪(1116・1216など)、1坪(1616)、1.25坪(1618・1620など)、1.5坪といった規格が多く、同じグレードでも坪数が大きくなるほど本体価格と工事費が上がる傾向があります。
3.使い勝手の良い浴室サイズを把握する
「広ければ広いほど良い」と思われがちですが、広すぎる浴室は暖まりにくく、掃除の手間も増えます。
家族構成や入浴スタイルに合わせて、次の目安を参考にするとイメージしやすくなります。
- ひとりで使うことが多い:0.75〜1坪程度
- 夫婦・親子で入ることがある:1〜1.25坪程度
- 介護やゆとり重視:1.25坪以上を検討
浴槽サイズだけでなく、「洗い場にどれくらいのスペースが必要か」「扉の開け閉めのしやすさ」なども含めて考えると、毎日の使い心地が変わります。
4.リノベーションの目的をきちんと決める
同じ予算でも、「何を一番変えたいか」によって、最適なプランは変わります。
- 寒さ・カビ・掃除のしにくさを解消したい
- デザイン性を高めて、ホテルライクな空間にしたい
- 将来の介護や安全性(段差・手すり・出入り口)を重視したい
目的が曖昧なままだと、ショールームやカタログで「あれもこれも」欲しくなりやすく、結果的にコストオーバーやミスマッチにつながりがちです。
「今回のリノベで必ず解決したいこと」と「余裕があれば叶えたいこと」を分けておくと、打ち合わせもスムーズになります。
5.予算の上限と優先順位を決める
お風呂リノベは、オプションを足し始めるとあっという間に予算が膨らみます。
そのため、事前に「総額の上限」と「削るならどこから削るか」を決めておくことが大切です。
- 総額の目安(例:◯万円〜◯万円まで)を家計全体から決めておく
- 断熱・換気・防水など「性能」は優先し、デザインや一部オプションは調整枠とする
こうしておくと、見積もりが想定より高かった場合でも、「浴室乾燥機は残して、テレビは削る」といった具体的な判断がしやすくなります。
6.信頼できるリノベーション会社を選ぶ
最後に、プランを形にしてくれるパートナー選びも重要なポイントです。
- お風呂・水まわりの施工実績が十分にあるか
- 構造や断熱・防水など、見えない部分まで説明してくれるか
- 工事後の不具合対応や保証内容が明確か
複数社の提案を比べると、「価格は安いけれど説明が曖昧な会社」と「少し高いが内容が丁寧な会社」の違いが見えてきます。
快適さと安心感を長く保つためにも、「金額+提案内容+コミュニケーション」を総合して、納得できる会社を選ぶことが大切です。
お風呂リノベーションの費用を抑える4つのコツ
費用を抑えながらお風呂をリノベするには、「どこをグレードダウンするか」と「どこは削らないか」をはっきりさせることが大切です。
ここでは、2025年時点の相場感も踏まえつつ、現実的に使いやすい4つのコツを紹介します。
1.設備やオプションのグレードを調整する
一番効果が大きく、かつコントロールしやすいのが「設備グレードの見直し」です。
- ユニットバス本体は同じサイズでも、「低/標準/高」グレードで20〜50万円以上差が出ることも
- 浴室テレビ・ジェットバス・多機能シャワーなどのオプションを削るだけでも、10〜30万円程度費用を減らせる
「毎日ストレスに直結する機能(断熱・換気・乾燥など)」は優先しつつ、「あればうれしい贅沢系オプション」は一度リストアップして、本当に必要なものだけ残すと、満足度を落とさずにコストダウンしやすくなります。
2.パネル工法や上張りで「壊さず」リフォームする
壁や天井をすべて壊してつくり直すのではなく、「既存の上から仕上げを重ねる工法」を選ぶと、解体費と工期を抑えられます。
| 工法 | 費用相場(1坪程度) |
|---|---|
| 浴室パネルの上張り(カバー工法) | 約10〜40万円 |
| 浴室専用シート貼り | 約10〜20万円 |
既存のタイルやパネルを撤去せず、その上からパネルを張る「パネル工法」やシートを重ねるリフォームを選べば、解体・廃材処分のコストを抑えつつ、見た目と掃除のしやすさを改善できます。
ただし、下地の劣化や水漏れが疑われる場合は、表面だけきれいにしても根本解決にならないため、事前に業者に状態を確認してもらうことが重要です。
3.浴室塗装や部分リフォームを組み合わせる
在来工法の浴室では、「全部やり替え」ではなく塗装や部分リフォームを組み合わせることで、費用を抑える選択肢もあります。
- 浴室塗装:専用塗料で壁や天井を塗り替える工法で、広さ1坪程度なら10〜20万円前後が一つの目安です。
- タイルの部分張り替えや目地補修:割れや汚れが目立つ部分のみ直すことで、数十万円規模に抑えつつ見た目と防水性を改善できます。
全面リノベと比べると耐久性や仕上がりの自由度は劣る場合もありますが、「あと数年だけ持たせたい」「予算を抑えつつ最低限きれいにしたい」といったケースでは現実的な選択肢になります。
4.利用できる補助金・助成金をチェックする
お風呂のリノベーションで使える代表的な補助金・助成金には、次のようなものがあります。
- 省エネ改修に対する補助金
高断熱浴槽や高効率給湯器、節湯水栓、内窓の設置など、省エネ性能を高める工事が対象となる制度です。対象工事ごとに数万円〜数十万円程度の補助が受けられるケースがあります。
- バリアフリー改修に対する補助金
手すりの設置、段差解消、滑りにくい床材への交換など、高齢者や要介護者の安全性を高める工事が対象になります。介護保険を使う場合、工事費の大部分が補助されることもあります。
- 国の住宅省エネキャンペーンなど
国が実施する住宅全体の省エネ化を支援するキャンペーンの中で、浴室の断熱・窓改修・高効率給湯器の導入などが補助対象になる場合があります。
- 自治体独自のリフォーム助成金
各自治体が独自に設けているリフォーム補助制度で、耐震・省エネ・バリアフリー改修などと組み合わせて浴室工事が対象になるケースがあります。具体的な対象工事や金額は自治体ごとに異なります。
補助金は年度ごとに内容や予算が変わるため、「どの制度が使えそうか」「申請のタイミングはいつか」は、リノベ会社や自治体窓口に早めに確認しておくと安心です。
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リノベするなら知りたい7つの知識
リノベーションで、自分たちの理想を100%叶えるためには住まい手に寄り添う作り手の存在が不可欠。
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お風呂のリノベーションに使える補助金制度4選

お風呂リノベでは、工事内容によって国や自治体の補助金・助成金を使える場合があります。ここでは、代表的な4つの制度の「ざっくりした種類」と「どんな工事が対象になりやすいか」だけを紹介します。
補助金は「対象工事」「対象世帯」「申請タイミング」が制度ごとに細かく決まっています。年度ごとの変更も多いため、自己判断だけで進めず、必ずリノベ会社や自治体窓口、公式サイトなどを確認してから計画に組み込むのがおすすめです。
まずは、補助金なしでも無理のない予算を決めたうえで、「補助金はあくまでプラスα」というスタンスで検討すると、計画が立てやすくなります。
1.長期優良住宅リフォーム推進事業
住宅の耐久性・省エネ性・耐震性などを総合的に高めるリフォームを支援する国の制度です。
浴室まわりでは、在来浴室からユニットバスへの交換や、高断熱浴槽の導入、断熱・バリアフリー改修などが、他の性能向上工事とセットで対象になるケースがあります。
申請には事前の計画書作成や性能評価が必要なため、長期優良住宅化リフォームの扱いに慣れた会社と一緒に進めることが重要です。
2.介護保険の住宅改修
要支援・要介護認定を受けている人が、自宅を安全に使えるようにする小規模な改修に使える制度です。
浴室では、手すりの設置、段差解消、滑りにくい床材への変更、扉の交換などが典型的な対象工事で、工事費の一部を補助してもらえる仕組みになっています。
利用するにはケアマネジャーへの相談や事前申請が必要になるため、工事を決める前の早いタイミングで「介護保険を使いたい」旨を伝えておきましょう。
3.子育て世帯・省エネリフォーム向けの国の支援
子育て世帯や若年層を中心に、住宅の省エネ性や暮らしやすさを高めるリフォームを支援する国のキャンペーン枠です。
お風呂では、高断熱浴槽や節湯水栓、高効率給湯器の導入、浴室の断熱・バリアフリー化などが、他の省エネ改修と組み合わせて補助対象に含まれる場合があります。
子育て世帯・若者夫婦世帯で浴室リノベを検討している場合は、この制度が使えるかどうかをまずチェックしておくと良いでしょう。
4.自治体独自の補助金制度
市区町村ごとに、リフォームや省エネ、バリアフリー工事を支援する独自の補助金を設けているケースも多くあります。
浴室の段差解消・手すり設置・断熱改修・窓の交換などが対象になることがあり、対象者や上限額、募集時期は自治体によって大きく異なります。
そのため、「住んでいる市区町村名+お風呂 リフォーム 補助金」などで検索するか、役所の窓口・公式サイトで早めに確認し、利用できそうな制度がある場合は工事内容を合わせて検討すると効率的です。
【弊社事例】お風呂リノベーション事例3選
お風呂はリノベーションでどこまで変化するのかをイメージするには、実例を見ることが効果的です。
ここでは、在来工法によって、こだわりのバス空間を実現したリノベーション事例を紹介します。
1.住まいの一等地にお風呂を配置


従来の一般的なユニットバスから大きく発想を転換し、マンション全体のリノベーションに合わせて浴室をフルリデザインしました。
位置や広さ、使用する素材に至るまで徹底的に見直し、眺望を最大限に活かせる場所に、在来工法によるガラス張りの浴室を新設。
ガラスの開放感開放感あふれるデザインと洗練された質感が融合し、明るくスタイリッシュでラグジュアリーな空間へと仕上がっています。
ゼロリノベのリノベーション施工事例
都心で空を見ながらゆったりと入れるガラス張りのバスルーム/多用途に使える6mのキッチン/壁付けプロジェクターと埋込型音響設備/照明デザイナーによる照明計画
※費用は引き渡し当時の金額です
2.ホテルライクな贅沢空間に

ベランダ側へ浴室の位置を移すことで、窓越しに外の景色を楽しめる贅沢な空間へと生まれ変わった事例です。
大きな窓の設置により、バスルーム全体が明るく開放感に満ちた雰囲気に。
真っ白なタイルとバスタブが際立つ清潔感あふれるインテリアは、スタイリッシュさと心地良さを兼ね備えています。
ゼロリノベのリノベーション施工事例
ゼロリノベが推奨する「余白を残した間取り」を体現するリビングと寝室の本棚間仕切り。緑を愛する施主様のため、浴室をバルコニーに面した空間に配置し、借景を眺めながら癒しのバスタイムを過ごせるよう計画しました。
※費用は引き渡し当時の金額です
3.モルタル仕上げのコンパクトサニタリー



もともとコンパクトなユニットバス・洗面室・トイレがそれぞれ独立していた空間を、ひとつの広がりある空間へとリノベーションしました。
壁にはモルタル仕上げを施し、洗練されたデザイン性が際立つインテリアに。
水まわりを一体化することで、窮屈さを感じさせない開放的な空間が実現されています。
ゼロリノベのリノベーション施工事例
家族3人が暮らす48㎡はロフトにより上下の空間を有効活用し、延床面積を拡張。広々としたルーフバルコニーをセカンドリビングと位置付けることで、室内は最低限の広さで完結します。モルタルで仕上げのキッチンや在来バスルームで、都会的な印象に仕上げました。
※費用は引き渡し当時の金額です
リノベ費用を算出して施工事例を見てみる
ゼロリノベでは業界では新しい「定額制」でのリノベーションを行っています。下記はリノベーション費用のシミュレーターです。リノベーション予定の平米数から、リノベーション費用のおおよその金額を算出します。また、その金額とマッチする施工事例を紹介しているので、ぜひお試しください!
人気ユニットバスメーカー3社の特徴
ユニットバスメーカーは機能・デザイン・価格帯のバランスが異なるため、「どのメーカーが自分の優先順位に合うか」を知っておくとプランが決めやすくなります。
ここでは、シェアが大きくリノベで選ばれることの多いLIXIL・TOTO・パナソニックの特徴を押さえておきましょう。
1.LIXIL(リクシル)

LIXILは、戸建て・マンションともにラインナップが豊富で、価格帯も幅広く選べる総合力の高いメーカーです。
「アクアフィール(肩湯・肩ほぐし湯・腰ほぐし湯)」「浴室まるごと保温」など、リラックス感とあたたかさを高める独自機能が充実しており、デザインバリエーションも多いのが特徴。
- デザイン性:カラーやパネル柄、カウンター・収納の組み合わせが多く、テイストを細かく作り込みやすい。
- あたたかさ:浴槽保温+保温ふた+天井・壁・床の断熱といった「まるごと保温」オプションで、冬場のヒヤッと感を減らしやすい。
「予算を抑えつつも、お湯の心地よさや空間デザインに少しこだわりたい」という人と相性が良いメーカーです。
公式サイト:LIXIL
2.TOTO

TOTOは、水まわりの老舗メーカーらしく、「掃除のしやすさ」と「省エネ・安全性」に強みがあります。
代表的な機能として、クッション性と断熱性を備えた「ほっカラリ床」や、お湯が冷めにくい「魔法びん浴槽」などがあり、足元の冷たさやヒートショックを軽減しやすい設計です。
- 清掃性:水はけのよい床形状や自動洗浄機能など、「汚れにくい・落としやすい」工夫が各所に盛り込まれている。
- 使い心地:戸建て向け「サザナ」や上位モデル「シンラ」など、クッション性のある床とやわらかい浴槽を組み合わせたシリーズが人気です。
「毎日の掃除をラクにしたい」「家族の安全性や省エネ性を重視したい」というニーズが強いなら、TOTOを候補に入れておく価値があります。
公式サイト:TOTO
3.Panasonic

パナソニックは、家電メーカーならではの「美容・快適機能」と、お手入れ性の高い素材が特徴です。
上位モデルの「Lクラス」やリフォーム向け「リフォムス」、ベーシックモデル「オフローラ」など、ライフスタイルに合わせたシリーズ構成になっています。
- 美容・リラックス系機能:「酸素美泡湯」や「エステケアシャワー」など、微細な泡で肌当たりを良くする機能が選べる。
- お手入れ:水アカが付きにくい「スゴピカ素材」の浴槽・カウンターや、汚れが落ちやすい排水口など、掃除のしやすさにも配慮されています。
「バスタイムを美容タイムも兼ねたリラックス空間にしたい」「デザインと機能の両方にこだわりたい」人には、パナソニックのシリーズがフィットしやすいでしょう。
公式サイト:Panasonic
まとめ
お風呂リノベを成功させるポイントは、「予算の目安を知る」「自分に合う工法と設備を選ぶ」「信頼できる会社と進める」の3つです。
ユニットバス交換ならおおよそ70〜150万円程度、在来工法で一からつくり込む場合はさらに費用がかかる分、デザインや素材にとことんこだわれます。
この記事で紹介した浴槽やサイズ選び、費用を抑えるコツ、補助金制度、メーカーの特徴を参考にしながら、理想のお風呂像を具体的に描いてみてください。
ゼロリノベでは、お風呂だけでなく家全体のリノベーションも視野に入れつつ、「どこにどれだけこだわるか」を一緒に考える無料オンラインセミナーを行っていますので、費用や進め方に不安があればぜひ活用してみてください。
zoomで聞くだけ、画面・音声OFF・セールスなし
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リノベするなら知りたい7つの知識
リノベーションで、自分たちの理想を100%叶えるためには住まい手に寄り添う作り手の存在が不可欠。
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