【写真付き】リノベーションのビフォーアフター事例22選|マンションと戸建てをそれぞれ紹介 #リノベーション空間
「リノベーションって本当に変わるの?」
「リノベーションってどのくらい変化するのか分からない」
と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
大きな費用がかかるリノベーションだからこそ、自分の理想通りの部屋にしたいですよね。
とはいえ、築20年や築30年の古さって、ちゃんとキレイになるの?どれくらい変わるもの?など、イメージがつきにくいのも確かですよね。
今回は、どのようにリノベーションで内装が変化するのか、ビフォーアフター画像を使いながら特徴をお伝えしていきます。
費用別、築年数別でビフォーアフターを紹介しているので、これからリノベーションを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
一級建築士
西村 一宏
東洋大学ライフデザイン学部講師。リノベーション・オブ・ザ・イヤーを受賞した設計・施工部門の責任者としてゼロリノベ建築を担う。
リノベーションのビフォーアフター事例10選!間取りやデザインの変化に注目
初めに、ゼロリノベで施工したリノベーション事例を10個紹介します。
ビフォーアフターの写真付きで解説するため、どのようなリノベーションが可能かをイメージしてみてください。
1-1.事例①家具の美しさが際立つうっとりリノベーション
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<After>
ドアを設けず、風と光が届く明るさに満ちた間取りは、壁も天井も白でまとめました。
広々したリビングダイニングは生活感があるものを徹底的に省き、厳選された北欧家具を美術館の展示のように配置しています。
好きなものをとことん活かし、理想の暮らしを追求したこだわりのリノベーションです。
キッチンの向きを変え、細かく間仕切りされていた状態から空間全体を見渡せるような開放的な間取りに変えることで、光もいき渡る明るい空間になりました。
小さなお子様を見守れるキッチンも安心できるポイントです。
天井も白色に塗装して清潔感とさわやかさを確保。
柔らかい木の色味と白の壁や天井によって、あたたかくて明るいイメージに仕上がりました。
【最優秀賞受賞】Renovation of the year「家具美術館な家」
1-2.事例②ヨーロッパのアパルトマンみたいな空間
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<After>
洋室とリビングダイニングにあった壁を一部取り払い、窓から入る日ざしや外の緑を楽しめるおしゃれな空間を生み出しました。
バルコニー側につづくスペースに敷いたタイルが、ヨーロッパのアパルトマンのようなインテリジェンスを感じさせます。
木製のオープン棚やキャットウォークも設けた落ち着きある雰囲気に仕上げました。
1-3.事例③キッチンが広い、玄関からの抜け感が気持ちいいLDK
<Before>
<After>
壁を取り払い、玄関からバルコニーまで抜け感を感じられる空間をつくりました。
準備から後片付けまで、家族で食事の時間を楽しめるようにダイニングキッチンの面積を広くとっています。
また、造作のカウンターテーブルは収納も兼ねています。
壁の一部やドアに色を取り入れ、リビングの床を市松模様にしたり、柄ものやポップな色の家具を加えて、明るく開放的なイメージを実現しました。
1-4.事例④もてなしの心に満たされた大人のリビングダイニング
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<After>
広々とした空間の中に造りつけのソファやダイニングチェア、大きなリビングソファが存在感を見せる大人の空間をイメージしました。
ホームパーティーや料理教室などさまざまなシーンを具体的にイメージしています。
まるで高級店のパーティールームのようなもてなしの心に満ち溢れ、ゆとりと落ち着きのあるリビングダイニングに仕上げました。
1-5.事例⑤オープンキッチンを中心にしたスタイリッシュで機能的な生活
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<After>
キッチンを約3.6帖の狭く仕切られていた空間から部屋全体を見渡せる位置に配置し、キッチンが暮らしの中心にある空間にしました。
デザインはスタイリッシュで飽きの来ないものを採用したり、オープン棚を活用して見せる収納にして物が増えすぎるのを防いだりして、ホテルライクな暮らしを実現しています。
1-6.事例⑥海外ドラマに出てきそうなラフなのにオシャレなこだわり空間
<Before>
<After>
キッチンの立ちあがりの壁に施されたモザイクタイルが印象的になるよう、仕上げています。
コンクリートの構造をあえてむき出しにしたことで、海外のマンションのようなラフなのにおしゃれな空間を生み出しています。
トイレや洗面所、玄関にも好きなブルーを取り入れ、家具や雑貨も楽しみながらお気に入りに囲まれた暮らしを実現しました。
1-7.事例⑦至極のリラックスタイムを演出するガラス張りのバスルーム
<Before>
<After>
窓から見える空を見ながら入れるガラス張りのバスルームに仕上げました。
キッチンは横6メートルの幅をとったユニークな間取りになっています。
暮らしの中で気持ちのよい時間と空間にとことんこだわり、妥協せずに手に入れた住まい手の満足度に直結するリノベーションです。
1-8.事例⑧清潔感ある空間で家事がラクで楽しくなるカウンター設計
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<After>
多くの時間を費やすLDKの使い勝手と居心地の良さにこだわった設計となっています。
中央のキッチンにはL字の造作カウンターを設け、使いやすく片付けやすい仕組みを作りました。
白を基調にした明るく清潔感に満ちた空間は、家族が仲良く暮らせる空気に満たされています。
1-9.事例⑨自然の温もりを感じられる素材使いと楽しさに満ちた空間
<Before>
<After>
壁を取り払い、床面を広く見せるぬくもりに満ちた素材使いが印象的なリノベーションです。
チーク材の明るくエコな素材感とヘリンボーン床がこだわりのポイントで、子どもたちが裸足で気持ちよさそうに走り回る様子を思い浮かべながら、プランニングしています。
キッチンを横長に広くとったり、収納を扉を設けずにオープンにしたりして、家族の笑顔が集うような開放的な空間にしました。
1-10.事例⑩コンクリートと無垢材を組み合わせたアーバンスタイル
<Before>
<After>
<Before><After>約4.5帖の洋室を土間仕様により、室内ガレージに生まれ変わったリノベーション事例です。
コンクリートを生かした都会的センスに満ちた内装に加え、家具や床、仕切り壁に無垢材を使うことで、温かみも感じさせます。
また明るさと風通しの良さを確保するために、仕切り壁を枠のように使うアイデアも秀逸に考えました。
1-11.事例⑪大きな室内窓が印象的なモダンスタイル
<Before>
<After>
ガラスの室内窓で仕切った寝室と書斎は開放感があり、リビングから見ても広さを感じられるようにプランニングしました。
本来は壁にある窓を部屋と部屋の間に設置する室内窓に変化させたことで、外からの光を入れやすく、部屋をより広く感じさせます。
また、柄を入れずに黒や白、茶色でシンプルで大人なモダンスタイルを取り入れました。
戸建てのリノベーションビフォーアフター事例3選
ここからは、戸建てリノベーションのビフォーアフター事例を3つ紹介します。
戸建てのリノベを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
2-1.事例⑫ビンテージ家具が映える贅沢庭付き戸建て
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<After>
元々は和の雰囲気がありましたが、青と白をメインカラーとしたお部屋へとリノベーションを行いました。
お部屋の設備は極力新しくし、変わりゆく生活スタイルに耐えうる余白を設けています。
また、家事動線を優先した、回遊できる間取りは住みやすいお家に変わる要因となっています。
2-2.事例⑬二人での作業も快適なⅡ型キッチンが中心の住まい
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<After>
元々は押入れだった部分をシンクとコンロのキャビネットが並列しているⅡ型キッチンに変更しています。
キッチンのスペースを確保したことにより、大人2人が立っていてもぶつかったり、動線を気にせずに広々と効率よく使えます。
また、リビングの一角にはライブラリーとボックスソファを設けており、家族や育児の合間に一息付く癒しの時間を堪能できます。
2-3.事例⑭白を基調とした清潔感のあるLDK
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1階にあった和室を取り払い、広々としたリビングを計画しました。
広々としたリビングを確保することで、子どもが走り回っても、安全な動線の確保が可能になりました。
また日差しがあまり入らずに部屋が暗く感じることから、壁をはじめ全体的に白っぽくし、家具は優しい色の木を取り入れて北欧テイストに仕上げました。
【費用別】リノベーションのビフォーアフター事例2選
ここでは、費用別のリノベーション事例を2つ紹介します。
- キャンプギアを楽々収納できる部分リノベ
- お気に入りのホテルをイメージした秘密基地風リノベ
実際にかかった費用も紹介しているので、金額ごとにできるリノベーションの参考にしてください。
3-1.事例⑮キャンプギアを楽々収納できる部分リノベ
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<After>
2LDKの洋室を取り払うことで、一人暮らしに適したワンルームにしました。
一部の設備をそのまま残しつつ、床材を変えたり造作キッチンを設けてフルリノベーションしたように設えました。
また、キャンプから持ち帰ったギアをカートに乗せたまま玄関付近にある収納スペースに運べるように床材はタイルを使用して、傷が付いても安心して使えるように仕上げています。
リノベーション費用は約500万円からと、お得な価格で実施することができたリノベーション事例となっています。
3-2.事例⑯お気に入りのホテルをイメージした秘密基地風リノベ
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<After>
実際にあるホテルをイメージし、コンクリート現しの壁やアカシアの床材を用いて全体的にシンプルな色合いにまとめました。
ベッドを腰壁で囲うことで、視線が遮られて普段の日常から少し離れた特別感を出します。
広く明るい雰囲気を保ちつつ床からの高低差を利用し、まるで秘密基地にいるかのように演出しました。
リノベーション費用は約1000万円からと、少し高めの価格で実施したリノベーション事例となっています。
【築年数別】リノベーションのビフォーアフター事例6選
最後に、費用別のリノベーション事例を6つ紹介します。
- 木やモルタルなど多様感を演出した住まい
- 大人も子どもも伸びやかに過ごせるプランニング
- リビングと一体になるアトリエを設置
- 造りつけデスクで存分に趣味を楽しめる
- 車椅子でも快適に過ごせる住まい
- 維持管理がしやすく生活感知らずな家
リノベーション前の築年数も紹介しているので、新築は高いから築年数が高くてもリノベーションがしたい人は、ぜひ参考にしてください。
4-1.事例⑰木やモルタルなど多様な素材感を演出した住まい
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1995年の11月に建築された建物を木やモルタルなどさまざまな素材を生かしたリノベーションです。
洗面台はモルタルで作り、家族が並んでも、同時に使えるように横幅を確保しています。
キッチンの腰壁はモルタル、床は木材と違った素材を1つの空間に合わせることで、素材をより感じられるように仕上げました。
4-2.事例⑱大人も子どもも伸びやかに過ごせるプランニング
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1994年に建築された建物を大人も子どもも、のびのびと過ごせる空間にしたリノベーションです。
今後のライフスタイルに合わせて間取りも変えられるように、間取りを作りこみすぎず、ゆとりをもたせました。
玄関から洗面室まで、洗面室からキッチンまで、それぞれ直接アクセスできることで、家事動線を効率化します。
また、リビングにいる子どもを見守りながら作業できるように、キッチンも一部分が半島のように突き出ている形のペニンシュラ型キッチンを採用しています。
4-3.事例⑲リビングと一体になるアトリエを設置
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1983年に建築された建物をリビングと一体化するアトリエを設置しました。
リビングとアトリエを隔てる建具は普段は開放的に開け、仕事に集中したいときは閉めて閉鎖的な空間を作れるなどの多様性を持たせることで、仕事と生活を両立させる空間を演出できます。
また床に長尺シートを貼ることで、ペットを迎えても掃除がしやすくなり、生活動作もストレスがかからないように仕上げました。
4-4.事例⑳造りつけデスクで存分に趣味を楽しめる
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1985年に建築された建物を趣味や好きなことを存分に楽しめる造りつけデスクがある部屋にリノベーションしました。
リビングが眺められるアイランドキッチンとダイニングテーブルで、料理をしながら家族や友達と過ごせます。
あえてソファを置かずにダイニングチェアで代用したリビングは、広々としていてヨガやストレッチなどに没頭できる空間に変わっています。
4-5.事例㉑車椅子でも快適に過ごせる住まい
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1974年に建築された建物を、車いすで快適に過ごせる住まいへとリノベーションしました。
玄関から洗面室、ウォークインクローゼットまでの回遊動線は、車いすでもUターンすることなく移動できるので、2人で洗面台を使っていてもストレスなく使用し続けられます。
また、ルーフバルコニーを眺められる横の道にもスロープを設けることで、車椅子移動中でも、外の景色を楽しめる空間にしました。
【特別賞】Renovation of the year「What is Barrier “Free” ?」
4-6.事例㉒維持管理がしやすく生活感知らずな家
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1973年に建築された建物を維持管理がしやすい部屋にするために、リノベーションを実施しました。
リビングからキッチン、洗面所など水回りまでの家事動線を重視し、少ない動きで各部屋にアクセスできるプランです。
リビングの壁一面をすべて収納にしたり、クロスは吸湿性のあるものにしたり、巾木は埃が溜まりづらいビニールのものを使ったりして「維持管理のしやすさ」に徹底的にこだわっています。
まとめ
個性あふれる22軒のリノベーション事例をビフォーアフター写真とともにご紹介しました。
写真には写っていない部分であっても、実際には壁の色から材質、ドアやスイッチに至るまで、住まい手が選び抜いていく作業をした後に、完成するものがリノベーションになります。
住む家族の好みやライフスタイルやこだわりによって、間取りも見た目も大きく変わります。
ゼロリノベは、資金計画や住宅ローンから工事に至るまですべての工程に専門家を集めて工程を最適化しております。
お客様の現在の状況に合わせて、家探しや家づくりの最適化のお手伝いをしています。
リノベーションだけでなく、売却や住み替えに関しても気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
さあ、あなたの理想の住まい、ワクワクできる暮らしのステージを探してみませんか。
編集後記
ビフォーアフターを見て、間取りもデザインもこんなにガラリと変えられるんだと驚きました。家族の好みやライフスタイルが随所に反映されていて、どれもが個性的。お気に入りの空間としておうちがもっと心地よくなりそうですし、暮らし心地もよさそうです。いつか私もリノベーションしてみたいと、ワクワクしてきました。
リノベーションに興味を持ったら、具体的な流れも気になりますよね。ゼロリノベより無料配布しているデジタルブック『はじめての中古購入+リノベ完全ガイド』もぜひ役立ててくださいね。
私は昔から「劇的!ビフォーアフター」が大好きだったのですが(笑)なぜそんなにも惹かれていたのかと考えると、リフォームやリノベーションはそれ自体によって「物語」が生まれるからなんですよね。
住宅に限らず、家具やあらゆるヴィンテージにも当てはまります。
前の使い手から譲り受けて「引き継ぐ」という行為はとてもエシカルだし、愛着の湧くもの。これはビフォーがあるものならではの魅力だと思います。
どの事例も、Beforeの状態からは想像できないような機能的で美しい空間に生まれ変わっていることに驚きますよね?その裏には、豊富な経験と知識を持った専門家のアイデアや技術があるからこそ、リノベーションの成功に繋がっています。家づくりは人生の中でも一大プロジェクトだからこそ、信頼できる相手と共に進めるのがおすすめです。