ジャパンディスタイルとは?北欧×和モダンを楽しむリノベ事例8選|インテリアのコツも

海外のインテリア業界で話題になっている「ジャパンディ」は、日本でもトレンドになっているインテリアスタイルです。
本記事では、北欧×和モダンの融合を楽しむジャパンディの魅力と参考にしたい事例を8つ紹介します。
さらに、インテリアのコツから家づくりでの注意点まで、易しくサクっと読める内容になっています。
インテリアや家づくりのヒントをお探しの方はぜひ、最後までご覧くださいね。
ジャパンディスタイルとは

ジャパンディとは、「Japan(和)」と「Scandinavian(北欧)」を掛け合わせた造語。日本特有の和の静けさに北欧のミニマリズムが融合したスタイルです。ナチュラルな木目や白などをベースとして、北欧インテリアに和の要素を取り入れたジャパンディは、近年とても人気のあるインテリアテイストです。
ジャパンディスタイルと北欧モダンの違い
ジャパンディスタイルも北欧モダンでは、どちらも無垢材やファブリックなど、自然素材の温かみがあるのが共通点です。
北欧モダンは、機能性を優先したシンプルな造形を基本に、直線や曲線をバランスよく取り入れ、幾何学的なフォルムを組み合わせることが特徴です。さらに、落ち着いた色合いだけでなく、鮮やかな色彩をアクセントとして加える場合もあり、空間に柔らかな遊び心を与えます。


一方でジャパンディでは、北欧デザインに、日本特有の「侘び寂び」や「空間の余白を生かす美意識」を重ね合わせたスタイルです。
より落ち着いたアースカラーを基調に、木や石、和紙などの自然素材を積極的に取り入れるのが特徴です。
このように、同じようなスタイルに見えても、ジャパンディと北欧モダンでは、デザインのアプローチやベースとなる文化に違いがあります。
ジャパンディスタイルのリノベーション事例7選
北欧インテリアに和のテイストを融合したジャパンディスタイル。北欧モダンのような明るいアクセントカラーは使わず、落ち着いた色合いでまとめ、畳や和テイストの照明や家具を用いることで、ミニマルな空間にまとめます。
ここでは、こだわりの詰まった8つのリノベーション事例を紹介します。インテリアの参考にぜひ、ご覧くださいね。
リノベ事例①和の素材感を活かしたジャパンディスタイル
ゼロリノベのリノベーション施工事例
飾ることが好きな施主のために内装の素材感を活かしてさまざまな背景をつくりだし、ディスプレーのきっかけをデザインしました。リビングと寝室をつなぐ小空間にチーク材を貼ってトンネルのように仕上げることで、生活シーンを切り取る額縁のような効果を。
※費用は引き渡し当時の金額です

チーク材の小空間(額縁のような演出)が日本の縁側のようでもあり、明るくシンプルな家具配置が北欧モダンを感じさせる、まさにジャパンディスタイルのお手本となる事例ですね。
リノベ事例②室内窓で空間にゆとりを。豊かな時間が流れる家
ゼロリノベのリノベーション施工事例
「幼少期に実家の和室でゴロゴロしていたのを自宅でも叶えたい」という思いから、畳の小上がりを採用。小上がりには床下収納とカウンターを造作。コンパクトな部屋に圧迫感を出さないよう、寝室に室内窓をつくりました。
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明るい木目のお部屋に黒のアイアンやサッシを合わせることで、モダンな雰囲気がありつつも、畳など和の要素を取り入れてジャパンディにまとまっていますね。
リノベ事例③シンプルな空間に「価値観を大切に選んだもの」が映える家
ゼロリノベのリノベーション施工事例
「以前の住まいには愛着がわかず、人を招くことができなかった」というOさんは”お客さんを呼べる家”をコンセプトに。開放的なLDKにゲストが気兼ねなく宿泊できる小上がり、顔を見ながら立てるキッチンカウンターなど、Oさんのきめ細やかな心配りをカタチにしました。
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グレーや黒を基調としたたミニマルな空間に、和の雰囲気を感じる一枚板のテーブルやデザイン性のある家具でシンプルにまとまっています。
リノベ事例④家具を引き立てる上質な住空間
ゼロリノベのリノベーション施工事例
音楽家の施主様のために完全造作の防音スタジオを設置。残りのスペースを家具マニアでもある施主様の趣味を満足させるシンプルで上質な住空間に仕立てました。スタジオの音響とリラックスして聴くリビングの音響を分け、仕事とプライベートを上手に切り替えて生活できる住まいに。
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グレーやステンレスの無機質さに木製の家具やパーケットで温かみが加えられたキッチン・ダイニング空間。照明はイサム・ノグチの「Akari」を採用して、和の趣もプラスしました。
リノベ事例⑤ダークトーンで揃えた落ち着きのある住まい
ゼロリノベのリノベーション施工事例
持ち物に合わせた収納計画と、暮らしにストレスを与えない生活動線。シンプルで使い勝手の良い空間にスパイスを与えるのは、グレーを基調とした黒のコントラスト。生活感を感じさせない落ち着いた空間の要所に木目を取り入れることで、黒をより引き立てています。
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生活感を感じさせない落ち着いた空間の要所に木目を取り入れることで、黒をより引き立て、畳の柔らかさを合わせたジャパンディな雰囲気に。
リノベ事例⑥自然光を活かすガラスの間仕切りと最小限の間取り
ゼロリノベのリノベーション施工事例
共働きのご夫婦が「朝を丁寧に贅沢に」をテーマにリノベーション。自然光を活かすガラスの間仕切りと最小限の間取りで、ルーフバルコニーの景色を楽しめる設計。早起きしてゆっくり過ごせる朝型ライフスタイルを実現しました。
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ガラスと優しい色調による柔らかな境界設計が、和の間(ま)と北欧の透明感をつないでいます。
リノベ事例⑦余白と素材が生み出す寛ぎ、「静」の空間
ゼロリノベのリノベーション施工事例
開放感のあるリビングを目指し、LDK以外を極力コンパクトに設計。リビングはただ家具を置いて仕切るのではなく、フローリングから一段下がった下がり居間と縁側にエリア分けし、デザイン性のある造作テーブルを配置。多様な暮らしのシーンを受け止める空間にしています。
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くすんだグレーやベージュを基調とした、落ち着いた雰囲気の空間の中央にあるのは構造体の柱。あえて和ものっぽいタイルで装飾して、家の中のシンボルとして活かしています。
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北欧モダン・ジャパンディのリノベーションでの注意点


どちらも今人気のインテリアテイストですが、ナチュラルな木目の柔らかいテイストにアクセントを加えた北欧モダン、北欧インテリアに和テイストを取り入れたジャパンディ、共にミニマルな考え方になります。室内窓を設けたり扉を撤去したり、広く見える風通しの良い空間作りが必要になります。
北欧モダンのインテリアにするコツ
北欧モダンの場合、シンプルで自然な色合いが重要な要素となります。ホワイトやグレー・ベージュなどのニュートラルカラーをベースに、ブルー、グレー、マスタードイエローなどのアクセントカラーを用いたり、家具やフレームに黒や濃いグレーを用いたりすることで奥行と視覚的な魅力を高めてくれます。
そのため、色の割合はベースカラー(60~70%):アクセントカラー(20~30%):コントラスト(約10%)を意識しましょう。
ジャパンディスタイルにするコツ
ジャパンディの場合、ベースカラー、コントラストは北欧モダンと変わりありませんが、アクセントカラーにダークブルー、グリーン、ブラウンなどの落ち着きのある色を使うのが特徴です。
ジャパンディスタイルでは、全体の調和を大切にし、自然で控えめな色合いを使うことで、洗練されたミニマルで居心地の良い空間を作ることができます。



ゼロリノベは、モダンなリノベ事例の実績も多くあります。お好きなテイストの事例があれば、ぜひ画像をチェックしてみてくださいね♪
北欧モダン・ジャパンディのリノベーションでの予算


北欧モダン・ジャパンディ共に、シンプルでミニマルな空間のインテリアテイストですが、シンプルにまとめた中にアクセントとしてデザイン性のあるものをプラスしていきます。
しかし、こだわりを追求しタイルなど素材やデザインにこだわるほどコストがかさみがち。予算を考慮しつつ、優先順位を決めて計画を進めることが重要となります。
通常の予算作成は「いくらまで借りられるか」で算出されることが多いです。その結果、住宅ローンの返済中心の生活となり、趣味や旅行を諦めざるを得ないことも。
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よくある質問
和モダンとジャパンディの違いは何ですか?
和モダンは日本の伝統文化を重んじ、畳や障子といった日本発祥のインテリア要素が特徴ですが、ジャパンディは北欧の影響を受けたデザインが加わっている点で大きく異なります。ジャパンディは、北欧インテリアに伝統的な和の要素と現代的なデザインを融合させたスタイルであり、似ているようで異なる特徴を持っています。
色使いも、和モダンが伝統的な日本の色(朱色、藍色、抹茶色など)を中心にするのに対し、ジャパンディではシンプルなモノトーンやアースカラーを多用。素材については、どちらも木、竹、和紙などの自然素材を使いますが、ジャパンディではこれらの素材をいかしつつ、ガラスや金属などの現代的な素材も積極的に取り入れています。
ナチュラルテイストと北欧モダンの違いは何ですか?
どちらも自然素材を活用した温かみのあるインテリアスタイルですが、ナチュラルテイストはベージュやブラウン、グリーンといったアースカラーを基調とするのに対し、北欧モダンは、シンプルな布地を使用し、ホワイトやライトグレー、パステルカラーなどの明るい色調が中心となります。
また、デザインも、ナチュラルテイストは柔らかいラインや自然の形をいかしたデザインですが、北欧モダンは直線的なラインやミニマルな形状が多く、装飾を最低限に抑えた機能的なデザインとなります。
ジャパンディスタイルのリノベーションのコツは?
北欧インテリアに和のテイストを融合したジャパンディスタイル。北欧モダンのような明るいアクセントカラーは使わず、落ち着いた色合いでまとめ、畳や和テイストの照明や家具を用いることで、ミニマルな空間にまとめていきます。こだわりのつまったジャパンディスタイルのリノベーション事例はこちらからご覧ください。