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部屋の印象を決めるのは天井!おしゃれを叶える4つのリノベポイント

ライティングレールがおしゃれなリノベーション

おしゃれな部屋の共通点は、「天井に個性がある」こと。部屋の大きな面積を占める天井のデザインにこだわると、部屋全体がグッと垢抜けた印象になり、おしゃれなショップのように生まれ変わるのです。

今回は、賃貸でも真似できるアイデアも交えながら、天井リノベーションの事例をご紹介していきます。

目次

[CASE1]照明はライティングレールで分散させる

天井リノベーションで最も部屋の印象を変えられるのが「照明」。とりわけ、ライティングレールが重宝します。取り付けるだけで、一気におしゃれな空間を演出できる設備です。

ライティングレールがおしゃれなリノベーション

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ライティングレールの良さは、照明を分散できるところです。上の事例のように、大きい照明一つで室内を照らすのではなく、複数の照明に分けて照らすことで部屋に表情が出ます。

ライティングレールと小物の統一感も重要です。ハンガーパイプの色と素材を揃え、ライティングレールの配置を工夫すると、線までデザインされたような印象になります。

ライティングレールがおしゃれなリノベーション事例

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ダイニングテーブルを照らすペンダントライトは低めの位置がポイント。シェードが深いタイプのものを選べば、目線に照明が入っても眩しくなく、手元はしっかり明るく感じられるようになります。

賃貸物件では天井に直接レールを付ける工事はできませんが、簡易的なものであれば天井の照明設置器具に取り付けが可能です。気になる人は、「簡易ライティングレール」や「簡易ダクトレール」で検索してみてくださいね。

ライティングレールがおしゃれなリノベーション事例

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ライティングレールに吊るせるものは照明だけではありません。こちらの事例のように、ドライフラワーや吊るすグリーンを飾ることもできます。思い思いの装飾を楽しめるのもライティングレールのよいところです。

[CASE2]躯体剥き出し×配管露出で直線美を楽しむ

マンションの天井はリノベーションで高くすることができます。通常、配管や配線を隠すためにその部分が覆われて天井高が下がっているケースが多いのですが、リノベーションで覆われた部分を取り壊すことで、元の躯体の高さまで天井を上げられるのです。

このように、一度全てをリセットしてから住まいをつくり直す方法を、スケルトンリノベーションといいます。

スケルトン工事で露出したコンクリート剥き出しの天井や、通気用のダクト、電気配線をあえて露出させ、デザインとして楽しむ人が増えているのです。

露出配管がおしゃれなリノベーション

こちらの事例は、配管をあえて露出させ、キッチンまわりのシルバーと色を合わせています。家電、シンクのシルバー、壁付けのアイアンバー。色味を統一することで工業感のあるダクトが上手く空間に調和しました。

露出配管がおしゃれなリノベーション

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剥き出し配管は、あえてシルバーのまま露出させるだけではありません。壁に馴染むよう同色で塗装すれば、主張しすぎずにインダストリアルな雰囲気を楽しむことができます。

意図的な配管デザインを施すことで個性のある空間を演出できるのが、リノベーションの醍醐味です。

[CASE3]壁紙だけじゃ勿体ない!天井の色で印象チェンジ

壁はアクセントウォール、床板には無垢板。同じ箱の一部なのに、天井だけそのままなのはもったいない! インテリアと合わせて配色にこだわってみると、自分だけの部屋が出来上がります。

天井をグレーに塗装したリノベーション

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こちらの事例は、天井高を上げ、さらにグレーで天井と梁を塗装しています。マットなダークグレーの照明とも色馴染みがよく、個性的でおしゃれな部屋に仕上がりました。

黒く塗装した天井 カフェ風リノベーション

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こちらはあえての黒い天井。部屋全体はナチュラルテイストに、天井だけ黒く塗装することで、明るすぎず、暗すぎず、ビターテイストなカフェ風リノベーションが実現しました。

天井を白く塗装したリノベーション

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こちらの事例は、北欧ナチュラルなインテリアにあわせて壁も天井も真っ白に。天井高をあげて、さらに壁と同じ白に塗り直しています。配管や配線、ライティングレールなども白でまとめて、部屋を最大限に明るく開放的に仕上げました。

[CASE4]あえての造作梁で古民家風に

天井に付けられるのはライティングレールだけではありません。あえて木材を装飾することで、古民家の梁を思わせるデザインにすることもできます。

天井に梁を造作したリノベーション

大正ロマンを愛する施主様のために、ダークトーンの木材を格子状に取り付けた古民家風の天井を提案。床板も風合いのある素材を選び、古き良き時代を今に感じられる住まいになりました。

アンティークの照明と漆喰塗りの天井

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レトロなインテリアに合わせたアンティーク調の照明を設置。よく見ると、天井は漆喰で塗装されています。塗り方は「左官仕上げ」と言い、職人がコテを使って仕上げているのが特徴です。風合いがあり、見ていると本当に大正時代の古民家タイムスリップしたような気分が味わえます。

アイデア一つで、部屋の印象をガラリと変えることができる天井リノベーション。まずは賃貸でも挑戦できるライティングレールから取り入れてみてはいかがでしょうか。

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編集後記

高野

天井にこだわるとこんなにおしゃれになるんだなと驚きました。わが家は新築の注文住宅だったのですが、残念ながら天井に関してはまったく意識せず‥‥。もったいないことをしたなと感じてしまいます。あとからもっとこうしておけばよかったと後悔しないよう、事例もたくさんみて理想のイメージをまとめておきたいですね。「今どき!プロが選ぶおしゃれリノベーション事例20選」の記事も事例チェックにおすすめ。ぜひご覧になってみてくださいね。

大月

記事で紹介した以外にも、リズミカルな印象が生まれるルーバー天井の事例やまるで一軒家のような雰囲気が出る板張り天井の事例など、天井一つとってもさまざまな個性があります。空間の印象を左右する大きな要素でもあるので、自分のお気に入りを見つけてみてくださいね!

楢崎

多くの人が壁や床、キッチンなどのデザインに目を向けがちですが天井の仕上げ方一つでもこんなに空間の印象が変わることには驚きました。空間の魅力を最大限に引きだす上でも天井の作りへのこだわりは隠れた鍵となりそうです。

この記事の制作体制
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

  • 高野美沙紀

    本サイトの編集者。株式会社MEMOCOのライターとして、伝統工芸メディアや生活情報メディアでの記事制作のほかマネタイズ、インスタ投稿制作などを経験。自身では10年ほど前に注文住宅で新築戸建てを購入したが、予算にも間取りにも余白のある中...

  • 楢崎優司朗

    ゼロリノベのデザイナー。美術大学で空間デザインを専攻。在学中にデザイン会社を起業し、イベントやプロモーションの空間演出を手掛ける。卒業後はブランディングや企画制作に多く携わる中で、生活空間のデザインやリノベーションの持続可能性...

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