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インテリアが決め手の理想のリノベーション事例10選

フルリノベーションをして理想の家を作るときに、最後の仕上げともいえるのがインテリア選び。いつでも目に入るものなので印象が強く、リノベーション満足度の鍵になります。また、好きなものに囲まれて暮らすのは、理屈抜きに嬉しいものです。

リノベーションのテイストごとに、インテリアにもこだわった事例をご紹介します。

目次

南欧テイストのリノベーションに合わせる照明

明るく光を反射する白壁と地中海を思わせる青壁が印象的な、南欧テイストのフルリノベーション。視線の抜けを設けることで、開放感ある地中海リゾート地の空気感を作り出しました。

インテリアはアンティーク調で、形にも主張があるものをセレクト。照明は間接照明にしているので、朝晩の雰囲気の変化を楽しめます。

また、背の高い家具を置く場合には視線の抜けを邪魔しないよう、部屋の隅など、玄関からリビングへの動線を避けた場所に置くのがおすすめ
スイッチやコンセントなど細部にもこだわり、家全体の統一感が格段にアップしています。

北欧テイストのリノベーションでは家具にこだわって

近年人気のある北欧テイスト。白を基調にした、無駄のない直線的な空間が持ち味のフルリノベーションです。日照時間の少ない北欧で、より快適な屋内生活を送るための知恵にあふれています。

インテリアは落ち着きがありながらもかわいらしい色合いと、ウッドの枠組みが特徴的。白の壁や床によく映えます。詰め込みすぎるとごちゃごちゃするので、事例のように余裕を持った配置が理想的。

デンマークなどの北欧では、何代にも受け継がれているアンティーク家具も多いそうです。その歴史を感じられるようなインテリアを選ぶのが良いですね。

和モダンテイストには、和色をプラス

古き良き日本的な情緒と近代的な快適さを融合した、和モダンテイストのフルリノベーション。壁には珪藻土が塗ってあるので、電球型のペンダントライトが幻想的な陰影を浮かばせてくれます。

インテリアは濃いめのウッド調で統一し、大正ロマンの雰囲気を持たせています。ソファーは作り付けで、布地選びからこだわった一品。和モダンは朱、紅、藍色など和色と相性が良いですね。

リノベーションでオーダーメイド家具を作り付けると、その使いやすさに市販品には戻れないという方もたくさんいます。また、一見派手な植物柄のカーテンですが、日本には自然と共生してきた歴史があるので、浮かずに使うことができます。

アメリカンカントリーテイストには自然の要素

アメリカの開拓時代、広大な自然の中にあるログハウスのようなイメージのフルリノベーションです。小上がりには畳を敷き、日本の要素も取り入れていますが、和は木と相性がいいので、全く違和感がありません。

インテリアは木目や節目がきれいに出るように工夫し、ペンダントライトのシェードには淡いグリーンを配しました。ファブリックも天然素材のものにして、家全体で大自然を表現しています。木の家具は使い込むことで味わいが増すので、お子さんが大きくなる頃にはまた違った味が出てくるでしょう。

シンプルモダンテイストには直線的なインテリアを

リノベーションで都会的なシンプルさや、落ち着きを持った空間を作り出しました。天井の色も真っ白ではなく薄くグレーがかっており、大人の居場所を演出しています。

インテリアには金属の持つ冷涼感、マットなツヤ、直線的なデザインを意識して、極力生活感を抑えるコーディネートにしました。その為、暮らしてしばらく経っても引っ越した当初と変わらない室内を保てています。こちらの事例では、生活自体を調整するのも、インテリアの役割の1つになっているといえるでしょう。

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クールテイストには差し色になるインテリアをプラスする

暗めの色使いをし、全体的に男らしい家をコンセプトにインダストリアルなフルリノベーションを行いました。床の異素材組み合わせや、天井のコンクリート打ちっぱなしがクールです。

インテリアは直線的なダイニングテーブルをメインにし、目立つ位置にはあまり物を置いていません。ソファーはどうしても丸みが出てしまうので、ダークブラウンのレザーで色味を抑えました。冷たい印象になりがちなクールテイストの家には、暖色系のライトを差し色としてプラスすることで、家族のぬくもりを表現できます。

ポップテイストのリノベーションなら原色インテリアも試せる

明るい色の壁、ロフトや間仕切りのカーテン、明るい照明など、楽しく元気な要素をふんだんに盛り込んだポップテイストの部屋です。

可愛いけれど普段は躊躇してしまうような、原色のインテリアもこのリノベーションの後なら試すことができます。赤色のテーブル、大きな黄色い花柄のカーテン、どれも浮かずにしっくりとなじんでいます。

小さなお子さんのいる家では、おもちゃは派手な色が多いですが、それすらもインテリアに見える家族に優しい家だと思います。また、大きな家具については基調となる色をあらかじめ決めておけば、“うるさい”感じになるのを防ぐことができます。

エレガントテイストには存在感と品のあるインテリア

エレガンステイストは、中世ヨーロッパの貴族のような世界観を持つスタイルです。華やかな柄の壁紙も、爽やかなミントグリーンがベースなのでふんわりとした女性らしい雰囲気にまとまっています。

こんな部屋には、白やゴールドを基調としたインテリアがよく合います。ベッドは部屋の中を占める面積が大きいので、これを白にすることで全体のイメージをコントロールできます。また、ウッド調の家具を選ぶ場合には、レトロ感のあるものを選ぶと部屋を引き立ててくれます。小物類も品格を感じる物がいいですね。

ナチュラルテイストには素材感を楽しむインテリア

無垢材、漆喰などの自然素材をふんだんに使ったリノベーション。漆喰、土壁は施主が自ら施工しました。資材の木目、塗り壁の表情に同じ物は1つもないので、オンリーワンの家を目指す人にお勧めのテイストです。

インテリアもそれに合わせて素朴なウッド調のものを。華美ではないアンティーク風のキャビネット、アジアンリゾート風のシェルフなどの相性が良いです。色味は多すぎない方が、まとまって感じられます。素材自体が温かみを持っているので、観葉植物を置くとさらに和める空間となるでしょう。

カフェテイストには統一感を持ったインテリア

街中のおしゃれなカフェ、シーサイドのオープンカフェ・・・カフェと聞いたときに思い浮かべるイメージは人それぞれですが、カウンターキッチンは欠かせない要素の1つです。元々飲食をする場所なので、キッチン周りにこだわったリノベーションがおすすめです。

インテリアは椅子やグラスに統一感を持たせることで、お店らしい雰囲気が出ます。また、観葉植物を目に入りやすい上方に配置すると非日常感がありますし、癒やし効果も期待できます。

椅子やソファーはお気に入りのカフェを真似るのもいいと思います。コンパクトなチェアを置いている店が多いですが、場所を取らないので広く見えること、威圧感がないことなどが利点です。

まとめ

リノベーションの設計をする時点で、インテリアコーディネートまで考えておけば、まとまりのある家に仕上がります。リノベーション会社を選ぶときには、ぜひインテリアコーディネーターについても調べてみてください。

編集後記

ブレイス

テイストを決めて統一感を持たせたお部屋、とてもおしゃれで憧れます!リノベーションなら間取りから壁・床の素材や色までまとめてコーディネートできるので、より完成高く仕上げることができていいですね。

一方で、こだわりたいけれど費用面が心配という方もいるでしょう。「リノベーション費用を抑える5つの手段!コスパ良く理想の家を作る方法」の記事もぜひ合わせてチェックしてみてくださいね。

大月

人気や定番のテイストこそあれ、目指したいインテリアは人それぞれ。お施主さまの中には好きなショップやホテルの内装から着想を得て、リノベプランに反映させている方も多くいらっしゃいます。自分らしさと好きなものを掛け合わせて素敵なインテリア空間を実現させましょう!

楢崎

様々な素敵な事例を見ていて思うのは、リノベーションとインテリアが調和のとれた空間こそ、機能性と美しさを兼ね備えた理想的な住まいだということです。リノベーションによって生まれ変わった空間に、住む人のライフスタイルや個性を反映させたインテリアを配置することで、より快適で居心地の良い暮らしが実現できます。

この記事の制作体制
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

  • ブレイス 麻衣

    本サイトの企画担当。翻訳・通訳を学んだ後、豪州のMICE施設にて現地採用。帰国後は、東京の外国人をターゲットとした不動産会社に主任として3年間従事し、5年間渡独。SEOやサイト運営を学びつつライター活動をする中、SEOコンテンツ制作・ディ...

  • 楢崎優司朗

    ゼロリノベのデザイナー。美術大学で空間デザインを専攻。在学中にデザイン会社を起業し、イベントやプロモーションの空間演出を手掛ける。卒業後はブランディングや企画制作に多く携わる中で、生活空間のデザインやリノベーションの持続可能性...

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