“ホテルライクな暮らし”を叶える|リノベーションホテルの事例6選

東京でホテルを探していると、建物そのものに惹かれる宿に出会うことがあります。
かつて倉庫や銀行、オフィスビルとして使われていた建物に、新たな役割とデザインを与えて生まれ変わった「リノベーションホテル」。新築ホテルにはない素材の表情や建物の歴史、街とのつながりを感じられるのが魅力です。
この記事では、東京で泊まりたいリノベーションホテルを6軒紹介します。それぞれの建物の背景や空間デザインの見どころに加え、ホテルで感じた心地よさを自宅に取り入れるためのヒントも解説します。
次の東京滞在の宿選びにも、これからの住まいづくりにも、自分らしい空間を考えるきっかけとしてご覧ください。
この記事でわかること
- 東京で泊まりたいリノベーションホテル6選
- 建物の歴史やデザインを楽しめるホテルの選び方
- ホテルライクな空間を自宅に取り入れるヒント
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リノベーションホテルとは?
従来のホテルにはない独自の魅力を持つ「リノベーションホテル」。単に古い建物を修復するのではなく、その建築の歴史や個性を活かしながら現代的に再構築された空間は、宿泊体験そのものをアップデートしてくれます。
ここでは、まずリノベーションホテルとは何かを整理しながら、その特徴や一般的なホテルとの違い、注目される背景について見ていきましょう。
リノベーションホテルの定義と特徴
リノベーションホテルとは、築年数の経った建物や遊休施設などをリノベーションし、宿泊施設として新たに生まれ変わったホテルのこと。従来の画一的なホテルとは異なり、建物本来の風合いや構造を活かしつつ、現代的なデザインや機能性を融合させた空間が魅力です。
リノベーションホテルならではの魅力
リノベーションホテルの魅力は、建物に残る素材や構造、そこに重ねられた現代的なデザインを同時に楽しめることです。
画一的な設計ではなく、建物が持つ歴史や個性、地域との関わりを感じられるため、宿泊する時間そのものが旅の目的になります。
ホテルごとに異なる建物の背景や空間づくりに目を向けると、同じ東京滞在でも、より印象に残る時間を過ごせるでしょう。
なぜ今、注目されているのか?
近年のサステナビリティ志向や、ライフスタイルの多様化も背景にあります。廃校や空き家の再生により地域活性化に貢献する事例も多く、またSNS映えする“非日常空間”としても注目されています。
こだわりが光る!都内リノベーションホテル実例6選
リノベホテルの魅力を実感するには、実際の事例を見るのが一番です。
この章では、東京都内にある個性豊かなリノベーションホテルを厳選して取り上げます。
建物の背景やデザイン、空間構成の工夫に注目しながら、それぞれのホテルから自宅にも取り入れられるヒントを紹介します。暮らしのリノベを考える際にも、ぜひ参考にしてみてください。
事例①|東京・浅草の倉庫を再生したデザインホテル「KAIKA TOKYO」

ホテルの概要
「KAIKA 東京」は、築54年の倉庫ビルをリノベーションしたアートホテル。
作品を“公開収蔵”するアートストレージを設けているのが特徴的で、現代アートと自然素材が融合した空間が人気。
打ちっぱなしコンクリート壁や無垢材、間接照明を活かした無機質と温かみのバランスが秀逸。
自宅で活かすヒント
熊田コンクリート壁の質感を活かしつつ、木材や柔らかい照明で温かみを演出する手法は自宅リノベに最適。壁に飾る以外のアートの楽しみ方や間接照明の配置が空間の表情づくりに役立ちそうです。
こんな人・旅におすすめ
アートをきっかけに東京を楽しみたい方や、無機質な素材と自然素材を組み合わせた空間が好きな方におすすめです。
浅草・蔵前・両国エリアには、個人店やギャラリー、ものづくりの文化が残っています。ホテルを拠点に、街をゆっくり巡る滞在に向いています。
| 施設名 | KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS |
| 所在地 | 東京都墨田区本所2-16-5 |
| 公式HP | https://www.thesharehotels.com/kaika/ |
事例②|馬喰町の旧ビジネスホテルを再生した、アートとミニマリズムが響き合う「DDD HOTEL」


ホテルの概要
「DDD HOTEL」は、築37年のビジネスホテルを全面リノベーションし、「泊まる」だけでなく“質の高い時間を過ごす場”へと再構築したコレクティブ・ホテル。
モスグリーン&真鍮を基調としたミニマルで洗練された内装に、大胆なアーチ形窓と光の演出が映える。都会的な無機質感が特徴。
自宅で活かすヒント



「必要なものだけ」を選び抜いた客室構成は、暮らしのストレスを減らし、心をリセットできる空間づくりに最適。家具や家電を減らしてみるだけでも、空気の流れが変わります。深みのあるカラーと異素材の組み合わせも、上質感を演出する上で参考になりそうです。
こんな人・旅におすすめ
色数を抑えたミニマルな空間や、静かに一人の時間を過ごせるホテルを求める方に向いています。
馬喰町・東日本橋周辺は、問屋街の風景と新しいショップやカフェが混ざり合うエリアです。目的地を決め込みすぎず、街を歩きながら自分の好きな場所を見つける旅にも合うでしょう。
| 施設名 | DDD HOTEL |
| 所在地 | 東京都中央区日本橋馬喰町2-2-1 |
| 公式HP | https://dddhotel.jp/ |
事例③|大正時代の銀行をリノベした、北欧と和が調和する隠れ家ホテル「K5」


ホテルの概要
「K5」は、大正期の銀行ビルを2020年にスウェーデンのClaesson Koivisto Runeが全面リノベーションした、北欧×和の洗練されたデザインホテル。
石の外壁・コンクリート構造・寄せ木床を蘇らせながら現代的に再構成しているのが特徴。柔らかな照明、カーテンや観葉植物が自然な温かみを生み出す。レトロと現代感のバランスが取れた居心地の良い空間。
自宅で活かすヒント



間仕切り壁を使わず、家具・観葉植物・カーテンなどで空間をゾーニングしています。自宅でもワンルームや広めのリビングにこの方法を取り入れると、開放感とプライバシーを両立できますね。カーテンや布使いで温かさを加え、和の素材感を活かした空間づくりも参考になります。
こんな人・旅におすすめ
建物の歴史を感じながら、デザイン・食・音楽まで含めた滞在を楽しみたい方におすすめです。
北欧と日本の感性が交わるインテリアは、華やかすぎないのに印象に残る空間です。兜町・日本橋エリアの街歩きとあわせて、都会の中で少しゆっくり過ごす時間を楽しめます。
| 施設名 | K5 |
| 所在地 | 東京都中央区日本橋兜町3-5 |
| 公式HP | https://k5-tokyo.com/ |
事例④|日本橋浜町の街に寄り添う、職人の手仕事と緑が息づく「HAMACHO HOTEL」


ホテルの概要
「HAMACHO HOTEL」は、日本橋浜町のビジネスホテルをリノベーションし、「手しごと」と「緑」をテーマにした複合施設内のライフスタイルホテル。
全170室の客室の多くに、バルコニー緑化が施されているのも特徴。和紙や無垢材を多用し、自然素材の持つ温もりと落ち着きを強調。細部まで丁寧に仕上げられた和モダン空間。
自宅で活かすヒント



自然素材のテクスチャーや色味を暮らしに取り入れると、心地よい温もりを演出できます。和紙照明や無垢材家具など、手仕事感のある家具や照明器具は、暮らしに個性と奥行きを加えてくれます。既製品ではなく、クラフト系のアイテムを一点投入するのもおすすめです。
こんな人・旅におすすめ
緑や手仕事の温かみを感じる、肩の力を抜いて過ごせるホテルを探している方におすすめです。
浜町は、昔ながらの街の空気と、新しい店や文化が同居するエリアです。観光名所を急いで巡るよりも、ホテルと街の両方でゆったり過ごしたい旅に向いています。
| 施設名 | HAMACHO HOTEL |
| 所在地 | 東京都中央区日本橋浜町3-20-2 |
| 公式HP | https://hamachohotel.jp/ |
事例⑤|隅田川沿いのオフィスビルを水辺の憩いへ。都市に開かれた川辺ホテル「LYURO TOKYO」


ホテルの概要
「LYURO TOKYO」は、1988年竣工のオフィスビルをリノベーションし、隅田川沿いに誕生した水辺のホテル。
既存躯体の構造を活かした開放的な設計に、ブルーやウッドなど水や自然を感じるデザインが融合。屋外テラスや川辺のラウンジが特徴で、都会の中で「水とともにある暮らし」を体感できる。
自宅で活かすヒント



大きな窓やガラス張りのバスルームなど、外の景色とつながる設計が特徴です。自宅でも窓辺に観葉植物を置いたり、カーテンを軽やかなリネン素材に変えるだけで、外との一体感を感じることができます。素材と配色で“抜け感”を作るアイデアも参考になりますね。
こんな人・旅におすすめ
水辺の景色や開放感のある空間が好きな方、清澄白河周辺のカフェやギャラリーを楽しみたい方におすすめです。
清澄白河の街歩きとあわせて、ホテルでもゆっくり過ごしたい方に向いています。
| 施設名 | LYURO Tokyo Kiyosumi by THE SHARE HOTEL |
| 所在地 | 東京都江東区清澄1-1-7 |
| 公式HP | https://www.thesharehotels.com/lyuro/ |
事例⑥|日暮里の坂の上、街に開かれたカフェのようなデザインホテル「LANDABOUT TOKYO」


ホテルの概要
「LANDABOUT TOKYO」は、旧オフィスビルをリノベーションしたホテル。
洗練された素材使いと機能的な動線設計が特徴で、都会的でラグジュアリーな暮らしを提案。エリアリノベーションという発想のもと、地域住民や宿泊客が交流できるカフェラウンジを設置している。
自宅で活かすヒント



地域の風景や季節感を反映した落ち着いたアースカラーやグリーン系の配色は、リラックスできる空間づくりに効果的です。壁や家具、小物で取り入れると自然の息吹を感じられますよ。高級素材の取り入れ方や動線計画も、快適で効率的なホテルライク住まいの参考になります。
こんな人・旅におすすめ
鶯谷・上野・谷中周辺を拠点に、東京のローカルな魅力に触れたい方におすすめです。
ホテルを起点に街を巡り、その土地ならではの店や風景を見つける旅を楽しみたい方に向いています。
| 施設名 | LANDABOUT TOKYO |
| 所在地 | 東京都台東区根岸3-4-5 |
| 公式HP | https://landabout.com/ |
東京のリノベーションホテルを選ぶ4つのポイント
リノベーションホテルは、それぞれ活用している建物や空間の見せ方、街との関わり方が異なります。写真の印象だけで選ぶのではなく、自分がどんな時間を過ごしたいかから選ぶと、旅の満足度が高まります。
1.以前は何の建物だったかで選ぶ
倉庫、銀行、オフィスビルなど、もとの用途によって建物の表情はさまざまです。高い天井や大きな窓、コンクリートの躯体、使い込まれた素材など、既存建物ならではの要素に注目すると、そのホテルならではの魅力が見えてきます。
建物の歴史を知ってから泊まると、同じ客室でも見え方が変わるかもしれません。
2.好みの空間デザインで選ぶ
無機質でミニマルな空間、木や布を生かした温かい空間、アートに囲まれた空間など、リノベーションホテルのデザインは多彩です。
写真映えするかだけでなく、自分が朝も夜も心地よく過ごせそうか、落ち着ける色や素材かという視点で選ぶと、滞在の満足度につながります。
3.ホテルの外で過ごしたい街から選ぶ
ホテルを目的地にするのもよいですが、周辺の街との相性も大切です。
カフェやギャラリーを巡りたいなら清澄白河・馬喰町・蔵前エリア、東京らしい街並みを散策したいなら浅草・日本橋・浜町周辺など、旅の過ごし方に合わせて拠点を選びましょう。
4.客室タイプやアクセス、最新の営業情報を確認する
デザインやコンセプトだけでなく、客室の広さ、バスルームの仕様、チェックイン時刻、最寄り駅からの距離も確認しておきましょう。
イベントや貸切営業、改修工事などによって利用条件が変わる場合もあるため、予約前には必ず各ホテルの公式サイトで最新情報を確認してください。
ホテルライクな暮らしを自宅で実現するには?
素敵なリノベホテルで感じた“あの心地よさ”を、毎日の暮らしにも取り入れたい。そんな思いを叶えるには、インテリアや空間設計にちょっとした工夫が必要です。
この章では、ホテルライクな空間を自宅で再現するための具体的なポイントや実践時の注意点を解説します。無理なく自分らしい「ホテルのような住まい」をつくるヒントが満載です。
インテリアのポイント
素材は「木・石・金属」をバランスよく
自然素材と無機質な素材をミックスすることで、空間に奥行きと上質さが生まれます。たとえば、無垢材の床に石のタイルや真鍮の照明を合わせることで、落ち着きと高級感を両立。異素材の質感を楽しむのがホテルライクな空間づくりの鍵です。
色数を抑えたワントーンコーディネート
ホテルライクな空間では、色数を絞ったコーディネートが基本。ベージュやグレーなどの中間色をベースに、小物で濃淡をつけることで、統一感のある洗練された印象に。大胆な色より“控えめの美”を意識すると、落ち着いた雰囲気に仕上がります。
間接照明とスタンドライトを活用
光の演出は、ホテルの雰囲気を左右する大きな要素。天井照明だけでなく、壁際の間接照明やスタンドライトを取り入れることで、空間に陰影と柔らかさが加わります。特にリビングや寝室では、明るさより“雰囲気”を優先するのがおすすめです。
空間設計の工夫
廊下や玄関も“魅せる空間”として演出
ホテルでは、廊下や玄関にも照明やアートが配され、通過するだけの場所にも物語があります。自宅でも照明やラグ、絵画などを取り入れて“通るのが楽しい空間”に演出すると、日常に少しの非日常感がプラスされます。
洗面・浴室は特にホテル風にリノベすると満足度が高い
水まわりは暮らしの質を左右する重要な場所。洗面台に間接照明を仕込んだり、タイルや大判ミラーを使うだけで、ホテルのような非日常空間に。毎日の習慣が“整う時間”に変わることで、暮らし全体の満足度も向上します。
家具は「高さ」「抜け感」「余白」を意識
重厚な家具よりも、低めで脚付きの家具を選ぶと空間に広がりが生まれます。また、配置にゆとりをもたせる“余白”も大切。観葉植物やアートをバランスよく配しながら、見た目も動線も快適な空間づくりを意識しましょう。
実践する際の注意点
デザイン優先にしすぎると収納や実用性を損なうことも
ホテルライクな空間は美しい反面、収納や機能性が後回しになりがち。見せる収納と隠す収納をうまく組み合わせるなど、見た目と実用性のバランスをとる工夫が欠かせません。特に日用品の置き場には事前の計画が重要です。
初期費用やメンテナンスのコストは要検討
高級素材や特殊な照明器具は、導入コストがかさむだけでなく、日常のメンテナンスにも手間がかかることがあります。予算やライフサイクルに合った素材・設備を選ぶことで、長く快適に住み続けられる空間を実現できます。
自分のライフスタイルに合った“ホテル感”を選ぶのがポイント
一口に“ホテルライク”といっても、クラシックからミニマル、和モダンまでさまざま。暮らしのリズムや好みに合うテイストを選ぶことで、無理なく自宅に取り入れられます。“自分にとって心地よい非日常”が、そのまま日常になるような空間を目指しましょう。
ホテルライクなリノベーション事例が知りたい方は下記記事をご覧ください。


ホテルのように心地よい住まいをつくりたい方へ
リノベーションホテルで感じる心地よさは、素材や照明だけでなく、収納・動線・余白まで丁寧に整えられているからこそ生まれます。
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- リノベーションホテルとは、どのようなホテルですか?
-
既存建物の歴史や特徴を活かしながら、宿泊施設として新たな価値を与えたホテルです。倉庫やオフィスビル、銀行など、もともとはホテルではなかった建物を活用した事例もあります。
- 東京でリノベーションホテルを選ぶときのポイントは?
-
建物の背景、空間デザイン、周辺の街、アクセス、客室設備を確認するのがおすすめです。ホテルそのものを楽しみたいのか、街歩きの拠点にしたいのかによって選ぶと、旅の満足度が高まります。
- リノベーションホテルの予約前に確認したいことは?
-
客室の広さ、バス・トイレの仕様、チェックイン時刻、最寄り駅からの距離、朝食の有無などを確認しましょう。
イベントや貸切営業、工事などにより利用条件が変わる場合もあるため、予約前に公式サイトの最新情報を確認してください。
まとめ
リノベーションホテルは、単に泊まるための場所ではありません。建物の歴史や素材、街との関わりを感じながら、自分らしい時間を過ごせる場所です。
東京には、倉庫やオフィスビルなどを活かしたホテルから、街との関係性を大切にするデザインホテルまで、多彩な宿があります。
旅先で出会った空間の心地よさは、自宅づくりのヒントにもなります。色や素材、照明、収納、余白のつくり方に目を向けながら、次の旅と、これからの暮らしの両方を楽しんでみてください。
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