家の種類は何がある?メリット・デメリットから見る自分に合う住まい #リノベーションという選択
「そろそろ家を購入したいけれども、マンションがいいか戸建てがいいか迷っている」
「戸建てには種類があるって聞いたけど、どう違うのか分からない」
このように悩んでいませんか?
マイホームは人生のなかでも大きなお買い物になるので、自分たちにとってベストな選択をしたいですよね。そのためには、家の種類を知ったうえで、それぞれのメリット・デメリットを比較することをおすすめします。
家の種類は大きく以下のように分かれます。
今回は、家の種類を以下のように分類し、それぞれの違いやメリット・デメリットを詳しく紹介します。
- マンション or 戸建て
- 新築住宅 or 中古住宅
- リノベーション済み or リノベーション前
それぞれを比較しながら、自分たちは何を優先するのか、どれを選ぶのがベストなのかを考えていきましょう。
資料ダウンロード(無料)
住宅ローンに縛られず、趣味や旅行だって楽しみたい。自分のライフスタイルに合った間取りで豊かに、自由に暮らしたい。
そんな「大人を自由にする住まい」を叶えるためのヒントをまとめた資料集です。ぜひお役立てください。
家探し、家づくりに役立つ3つのガイドブック
- 余白ある住まいの買い方・つくり方
- はじめての中古購入+リノベ完全ガイド
- 失敗しない中古マンション 購入前のチェックリスト80
住宅ローンに縛られない「安心予算」の考え方から中古リノベの進め方、中古マンション選びのポイントまで目的別に3種類の資料をデジタルガイドブックでご用意。いずれも無料でダウンロードできます。
\セールスも一切なし/
【家の種類】マンションと戸建ての違いやメリット・デメリット
家の購入を考えるときにまず迷うのは、マンションと戸建てのどちらがいいのかではないでしょうか?ここではマンションと戸建ての違いや、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
1-1.マンションと戸建ての違い
まずは、マンションと戸建ての違いを確認しておきましょう。
<マンション>
マンションは、複数人で同じ建物と土地を所有するのが特徴です。1棟の建物の中を壁や床で区切ることで独立した住戸を複数造り、住人はそれぞれの住戸を区分所有し、土地に対しては敷地権を有します。
マンションは、個人が専有する区画化された住戸にあたる「専有部分」と、専有部分以外の「共用部分」に分かれます。エントランスや駐車場、外階段などが共用部分にあたります。
マンションでは、専有部分の管理は自身でおこない、共用部分については毎月支払う管理費・修繕積立金を用いて、管理組合が中心となりメンテナンスなどを実施します。
共有する資産を守るため、暮らし方や設備の使用方法など、マンションごとの管理規約でルールが定められているのが一般的です。
<戸建て>
戸建ては建物と土地のすべてを持ち主が所有するため、独立性の高い住まい方ができるのが特徴です。マンションとは異なり、建物も土地もすべて自身で管理します。メンテナンスについても自身で計画を立てたうえで、すべて自費で実施します。
暮らし方や設備の使用についてのルールなどもないので、戸建てでは好きなように自由に暮らせることが、マンションとの大きな違いです。
1-2.マンションのメリット・デメリット
マンションにはどのようなメリット・デメリットがあるのかをまとめました。
1-2-2.マンションのメリット
マンションのメリットは、戸建てと比較すると駅近など立地条件が良いケースが多いことです。マンションは複数人で土地を共有するため、利便性の良い高額な土地であっても建てられるためです。同じ理由で、同エリア内であれば同じ広さの住戸を安く購入できます。
メンテナンス面に関しては、共有部分の管理は管理組合に任せられるので、外壁塗装をいつするかなどの計画を立てる手間や、定期的な修繕やリフォームのための費用を積み立てておく必要などがありません。
間取りについては、メゾネットタイプなどでなければワンフロアで完結します。階段がないので家事や移動がしやすく、高齢になっても暮らしやすいのがメリットです。
1-2-2.マンションのデメリット
マンションのデメリットは、新築に限定すると、そもそも棟数が限られるため立地が限られてしまうことです。ただし中古マンションであれば、一住戸ずつ売りに出されているため数が多く、立地や広さのバリエーションも豊富です。中古物件まで視野に入れると、選択肢は広がります。
コスト面については、マンションでは住宅ローンを払い終わったとしても、管理費や修繕積立金をコンスタントに毎月払い続けなければならないのもデメリットです。
メンテナンスに関しては、専有部分はリフォームやリノベーションが可能ですが、窓やバルコニーなど共用部分にあたる場所は個人の判断で変更できないなど、管理規約のルールに沿って進めなければならず、完全に自由にはできない場合もあります。
間取りについては、立体構造で家を建てられる戸建てよりも狭くなる傾向があります。
1-3.戸建てのメリット・デメリット
続いて戸建てのメリット・デメリットを確認しましょう。
1-3-1.戸建てのメリット
戸建ては駅から離れた閑静な住宅地に建てられることが多いため、自然環境に恵まれた場所に住めるのがメリットです。
コスト面に関しても、マンションと違い毎月支払う管理費などが不要なので、住宅ローンを払い終われば、リフォームや改修といった定期的なメンテナンス費用はかかりますが、ランニングコストとしての住居費の負担がなくなります。
メンテナンスについては、あらかじめ積み立てておく必要はありますが、「今年は子どもの進学と重なるからリフォームは来年に延ばそう」など、自分たちで計画や予算を自由に決められます。
間取りに関しても、マンションより広いのが一般的です。庭があるので駐車場にお金を払う必要もありません。
1-3-2.戸建てのデメリット
戸建てのデメリットは、駅近など利便性の高い場所にある物件を見つけるのが難しいことです。すでに多くの建物が建っている市街地で、注文住宅を建てられるような土地が残っていることはあまりなく、同じ理由で建売住宅が建てられることもほとんどないためです。
コスト面に関しても、同エリアで比較すると、土地と建物を1人で所有する戸建てはマンションよりも高額になる傾向があります。
またメンテナンスは自由に計画できますが、逆にいえばすべて自己責任でおこなう必要があることを意味します。マンションのように強制的に積み立てるシステムがないので、計画通りに進められないことも多いようです。
間取りについては、平屋は広い土地が必要になるため、2階建て、3階建てが多くなります。高齢になったときやけが人・病人がでたときに、階段移動が厳しく感じる可能性があるでしょう。
マンションと戸建てとの違いやメリット・デメリットについて詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
新築住宅の主な種類と違い、メリット・デメリット
ここからは、選択する家の種類として、「新築か中古か」に視点を移しましょう。
まずは、新築住宅の主な種類と違い、それぞれのメリットデメリットを解説します。
新築住宅は、中古と比べると、人が住んだ気配が一切ない「新品」であることが最大のメリットです。ただしその分、中古住宅よりも高額になります。
新築住宅は、以下の4種類に分かれます。
- 【戸建て】注文住宅
- 【戸建て】規格住宅
- 【戸建て】建売・分譲住宅
- 新築分譲マンション
それぞれの違いや特徴を、順番に見てみましょう。
2-1.【戸建て】注文住宅
注文住宅とは、所有する土地に、自由に設計した家を建てる新築住宅のことです。家のデザインや間取りは、家主が自由に決めることができます。
2-1-1.注文住宅のメリット
注文住宅はオーダーメードとなるため、外壁材や屋根材の色、間取りやデザイン、設備のメーカーやグレードまで、すべてを自由に決められることです。
ハウスメーカーやデザイナー、建築家も自身で選べるので、オンリーワンの家を建てられるのがメリットです。
2-1-2.注文住宅のデメリット
すべての希望をかなえようとすると、費用が比較的高くなってしまうのも、注文住宅のデメリットです。
自由度が高いのがメリットの注文住宅は、そのぶん決めることや確認事項が多くなります。設計事務所や工務店を選ぶことから始め、デザインや間取りの打ち合わせを何度も重ね、1つずつ決めていかなくてはなりません。
2-2.【戸建て】規格住宅
規格住宅とは、ハウスメーカーや工務店があらかじめ用意した一定のプラン(規格)に沿って、デザインや間取り、設備などを選んで建てる家を指します。
2-2-1.規格住宅のメリット
規格住宅のメリットは、あらかじめ用意された規格に沿ってパーツを選んで組み立てていくので、短い工期でコストを抑えて家を建てられることです。
注文住宅にはかないませんが、選択肢はあるため建売よりは自由度は高くなります。
2-2-2.規格住宅のデメリット
一方規格住宅は、用意された規格から選ぶ必要があるので、理想の家を完全には実現できないことです。
とくに間取りを自由に決められないことには、不満を覚える人が多いようです。とくに土地の形状とあわなければ、敷地にムダなスペースができてしまうこともあります。
2-3.【戸建て】建売・分譲住宅
建売住宅とは、完成された家が土地とセットで販売されている住宅を指します。一方分譲住宅は、分譲地に同じような形で建てられた家が、土地とセットで売られているものです。
建売住宅と分譲住宅は、分譲地に建てられているかどうかの違いだけなので、ほぼ同じ意味と考えてよいでしょう。
2-3-1.建売・分譲住宅のメリット
建売・分譲住宅のメリットは、すでに建築済みであるため入居までが早いことです。また実際に住宅を見てから購入できるので、建てたあとに「イメージと違う」といったことがありません。
建売や分譲住宅は、複数の家をまとめて建築することが多く、建築費用を抑えられることから比較的安価に購入できるのもメリットです。
2-3-2.建売・分譲住宅のデメリット
建売・分譲住宅は、すでに住宅ができあがっているため、外観やデザイン、間取りや設備などに自分の意思を反映することができません。
また建築が済んでいることから、土地の状態がどのようであったか、工事中に手抜きはなかったのかなど工事の工程や見えない部分を確認できないこともデメリットです。
2-4.新築分譲マンション
新築分譲マンションとは、新築された一棟のマンションを、1住戸ごとに「分割」して「譲渡」するマンションを指します。
2-4-1.新築分譲マンションのメリット
新築分譲マンションのメリットは、最新の建築技術で建てられた建物の中にある、最新の設備が導入された住戸に住めることです。建築技術が年々向上していることを考えると、断熱性能や耐震性への安心を得られることは大きなメリットになります。
最新のマンションはセキュリティ性も高く、宅配ボックスや24時間ゴミステーションなど便利な機能も設置されていることも多く、快適に暮らせるのもポイントです。
2-4-2.新築分譲マンションのデメリット
新築分譲マンションは、最新の設備が備えられているうえ利便性の高い場所に建てられているため、価格が高額になる傾向があります。
また建築中に分譲販売されることが多く、実際に購入する住戸とは異なるモデルルームを見て決めなければならないため、入居したらイメージと違う可能性があるのもデメリットです。
【小さいリスクで家を買う】
無料オンラインセミナー
【 セミナー内容 】
- 家の買いどき、たった1つのタイミングとは?
- あなたのイメージするリノベ工事、本当はいくら?
- 100年住めるマンションの見分け方 etc…
セールス一切なし!顔出し不要・ミュート参加OK、チャットで自由に質問ができ、情報収集の一環としてお気軽にご参加いただけます。
【全13P】余白のある住まいの
買い方・つくり方
【 資料内容 】
- 住宅ローンに縛られない「安心予算」の考え方
- 経済性のある中古物件を選ぶ
- 実は大事なインテリアへの気配り etc…
ゼロリノベが得意な経済的にも空間的にも「余白のある住まい」についての買い方やつくり方のポイントを6つにギュッとまとめて解説!
中古住宅の主な種類と違い、メリット・デメリット
中古住宅は新築に比べると数が多く、選択肢が豊富なうえ、新築よりも立地が良い物件を安価に購入できるため、中古住宅を視野に入れる人が増えてきました。
また、近年SDGsの観点から、政府が中古住宅の流通に力を入れていることもあり、中古住宅を視野に入れています。
中古住宅については、戸建て・マンションといった種別ではなく、「リノベーション済み」か「リノベーション前」かに分けて、メリット・デメリットを比較してみましょう。
3-1.リノベーション済み中古物件
リノベーション済み中古物件とは、前の入居者が退去した後にリノベーションがおこなわれた物件を指します。
リノベーションでは、壁や床、水回りの設備などが新しいものに交換されるので、中古物件でも新築のようにきれいになっているのが特徴です。戸建ての場合は外壁や屋根の塗装まで済んでいることもあります。
3-1-1.リノベーション済み中古物件のメリット
リノベーション済みの中古物件を選ぶメリットは、新築に比べ購入費用を抑えられることです。リノベーションされる物件は築年数が古いものが多く、購入前に行われたリノベーション費用を加えても新築よりも安価に購入できる傾向があります。
表層的に一新されているので中古物件特有の使用感がなく、新しい設備や内装で気持ちよく暮らし始められます。
3-1-2.リノベーション済み中古物件のデメリット
一方リノベーション済みの中古物件は、新しくなっているのは表層のみといったケースも少なくありません。
柱や梁などの基礎や構造といった共用部分はもちろん、専有部分であっても配管など見えない箇所は古いままのことがあります。その場合、購入後に補強や補修の工事が必要になることも。
構造や老朽化した部分の確認は、目視では困難です。またリノベーション時の断熱が不十分だと、暑さや寒さが気になったり、入居後に壁がカビたりしてしまうこともあります。
デザインや間取りが自分好みとは限らないのもリノベーション済み中古物件を購入するデメリットです。
3-2.リノベーション前中古物件
リノベーション前中古物件とは、リノベーションせずにそのまま売りにだされている中古の戸建てやマンションを指します。
3-2-1.リノベーション前中古物件のメリット
リノベーション前中古物件は、リノベーション費用が乗せられていないため、新築物件はもちろんリノベーション済物件と比較しても安く購入できるのがメリットです。
物件を安価に購入できる分、間取りやデザイン、設備などに予算をかけられるので、自分の好みやこだわりを反映したマイホームを実現できます。
3-2-2.リノベーション前中古物件のデメリット
リノベーション前中古物件は、建物の状態が個々によって大きく差があります。そのため物件を選ぶときに、専門的な観点がないと目利きが難しいのがデメリットです。
耐震性や断熱性が低い物件の場合は、ハード面のメンテナンスが必要なケースがあります。リノベーション前の物件の購入を検討する場合には、中古物件の状態や、リノベーション向きの物件かどうかを判断できる会社に依頼すると安心です。
まとめ
家の購入に迷ったときの判断の一助となるよう、以下の3つの観点から、特徴やメリット・デメリットを紹介してきました。
- マンション or 戸建て
- 新築住宅 or 中古住宅
- リノベーション済み or リノベーション前
物件選びに迷ったときには、それぞれを比較したうえで、「自分たちはどちらのメリットを優先するのか?」を考えると判断しやすくなります。
とはいえ、家は大きなお買い物になるので、本当にそれでいいのか心配ですよね。現在は、価格面や選択肢の豊富さなどを考えたときに、中古住宅を視野に入れる人も多いと思います。しかし、中古住宅を選ぶときには「あとから不具合が発覚したらどうしよう」と不安に感じるのではないでしょうか。
ゼロリノベでは、ファイナンシャルプランナーが無理のない資金計画を立てるところから、中古物件選び、リノベーションまでワンストップでサポートしています。中古物件選びでは「おうちナビゲーター」が、専門的な視点で中古物件の状態やリノベーションに向いているかを見極めるお手伝いをしています。
中古物件の購入にまつわる疑問や不安にお答えする、オンラインセミナーも毎週開催していますので、以下からお気軽に参加してみてくださいね。