中古リノベの住宅ローンの支払いはいつから始まる?
自分たちらしい家に住みたいと思っても、賃貸住宅ではできることに限りがあります。また、家賃を払い続けても資産として残るものはありません。「この先ずっと家賃を払い続けるのももったいないし、思い切って住宅購入をしたい!」と思った時、ネックになるのはお金のこと。やはり、新築物件は高いです。こだわりの家にしたいと思えば、なおさらです。ならば、中古マンションを購入してリノベーションしてみるのはどうでしょうか?気になる中古リノベーションのローンやその支払開始時期についてまとめます。
住宅ローンの返済開始、支払いはいつから?
住宅ローンの支払い開始は、住宅の引き渡し日を基準にしています。
住宅を引き渡された日が決済日となり、決済日の翌月から支払いが開始します。また、リノベーション費用のローン返済も、ローンが発生した日を基準に、その翌月から支払いが始まります。
銀行によっては、元本の支払いを数ヶ月待ってくれる場合もありますが、その間も金利の支払いだけはしなければなりません。例えば、3000万円借入し、金利が1%、返済期間が35年間だった場合には月々の支払いは約85,000円になりますが、金利部分の約25,000円だけを払えば良いことになります。
住宅ローンを組む、契約はいつ?
審査の期間なども考慮して早めに動き、物件決済日の1週間位前までには住宅ローンの契約を済ませておくと良いでしょう。戸惑ったら一人で悩まず、担当者にすぐに相談するのも大切です。
住宅ローンの予算はどう決まる?限度額は?
まずは家賃を除いた、今の生活費を細かく洗い出す必要があります。食費や雑費、光熱費、通信費、保険料だけではなく、毎年の旅行代金なども考えに入れます。また、現在の年収、年齢、扶養家族なども考え合わせた方が良く、一度ファイナンシャルプランナー(FP)に見てもらうのがベストです。FPに見てもらうことで、無理なく返済できる住宅ローンの限度額を試算することができます。
FPに相談する前に少し住宅ローンについて知っておきたい場合には、「住宅ローン 返済比率 年収別」
で検索してみてください。また、こちらの記事も参考になります。
住宅ローンは変動金利と固定金利どっちがいいの?
住宅ローンを組むときに、変動金利にするか、固定金利にするかは一番悩むポイントです。変動金利の総返済額は誰にもわからないので、「どちらが得か」も実際のところは分かりません。
金利のチェックを細かくできる人は、今は変動金利の方が金利の低いことを享受して、金利が高くなってきた時には固定金利に切り替えると良いでしょう。金利をチェックするのが面倒な人は、固定金利にしておく方が安心です。間を取って、5年固定金利や10年固定金利という選択肢もあります。
住宅ローンは普通、何年で組むもの?35年?
ずばり、ゼロリノベでは35年をお勧めしています。
返済期間を長くすることで、月々の返済額を抑えることができます。そうすることで、考えたくはないですが、会社が倒産した、長期療養が必要になったなどの不測の事態に陥った時のリスクを、最小限にすることができます。
また、毎月の返済額を抑えることで、貯金をすることができます。預金額が多くなることは生活に安定をもたらします。折を見て、その預金で繰り上げ返済をすることも可能です。
ただ、多くの銀行では、返済を終了する年齢の上限が80歳となっています。逆算すると、45歳までに借りないと35年ローンを組むことができません。さらに、金利が低く、勤労者にローンが出やすい労金は、返済を終了する年齢を75歳までとしています。40歳までに借りなければ、35年返済はできません。
住宅ローンをマンションとリノベ費用合わせて組めるのをご存知ですか?
通常、リフォーム及びリノベーションのローンの金利は、住宅金利よりも1~2%高いです。しかも、返済期間は10~15年間と短く設定されています。しかし、物件購入と一緒にリノベーションローンを組むことにより、住宅ローンと同じ金利と返済期間が適用されます。ただし、リノベーション費用はリフォーム費用よりも高額になることがほとんどなので、全額をローンで賄える銀行は限られています。
最近では中古住宅を活用する取り組みが活発になっているので、リノベーションが広く知られるようになりました。一昔前までは、リノベーション費用を全額融資してくれる銀行は本当にごくわずかでしたが、最近では少しずつ増えてきています。状況は日々変化しているので、銀行についてもよく調べることが大切です。
住宅ローンの予算をオーバーさせない会社を選びましょう。
せっかく好みの住宅を手に入れても、住宅ローンの予算がオーバーしていて、毎月苦しい生活を送るのでは本末転倒です。まずは、しっかりとしたファイナンシャルプランを立ててくれる会社を選ぶことが大切です。
また、算出された住宅予算の中に、何の金額が含まれているのかをチェックしましょう。マイホーム購入にかかる費用は、物件購入金額とリノベーション費用だけではありません。物件購入時の諸費用、リノベーション会社に別途支払う申込金などもあるので、それらが含まれているかも、確認しておきましょう。不動産仲介、設計、施工まで一貫してやっている会社であれば、別会社で行っている会社よりも予算を守ってくれることが多いので、そのような会社を探してみると安心ですね。