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子育てファミリーにおすすめ。子どもが遊べる、楽しめる工夫のある住まい

ファミリー向けリノベ

住まいを購入する時期やタイミングは、みんな違います。でも、結婚や子どもが生まれた、あるいは子どもが大きくなってきたからという理由が、やはり多いのではないでしょうか。子どもたちがのびのび、心身ともに健やかに成長できるようにと考えると、自分の家を持つことが現実味を帯びてくるのは当然かもしれません。

マンションを購入する際に気になるのが資金面。そうなると、中古マンションを買って、家族のライフスタイルに合わせて好きなようにフルリノベーションをするというは、小さな子どもを持つ家族には、賢いチョイスといえるかも。

そこで中古マンションをリノベした中で、子どもたちが毎日楽しく過ごせるアイデアを施した住まいの実例をご紹介しましょう。

目次

子どもの自由な発想で、好きな絵や文字が描ける壁を設置

子どもは、どこにでも絵や記号を書きたがるものです。大事な書類や壁にクレヨンや鉛筆で絵を描かれて困った方も多いのでは。ただ、大人にはラクガキに見えても、子どもたちにとっては楽しいお絵かきの時間であったりもします。それをダメだと規制するのではなく、逆にどんどん好きなものを書いていいという発想で考えられたのが、黒板のように使える壁です。チョークやクレヨンで好きな絵を描いたり、文字を書いたり。自由に書いていいスペースがあれば、子どもたちの発想もさらに広がりそうです。「ここになら好きなものを書いていい」という場所があれば、のびのびと過ごせるかも。

黒板

壁一面が黒板のような素材。好きな絵を描いて消すことができる。

 

黒板2

リビングの壁の一面が、黒板に。子どもだけで親子一緒にお絵描きタイム。

 

家の中で、壁によじ登って遊ぶ。体の発達にも役立ちそう

起きている時にじっとしていられないのは、元気な子どもならではのこと。そう思うと、有り余るエネルギーを発散できるところが家の中にあるといいですね。
そんな子どもたちのチャレンジ心を満たすのが、ボルダリングのできる壁です。壁をよじ登って時間を競うボルダリング(クライミング)という競技は大人にも人気ですが、子どもだってやってみたいのでは。自宅の壁でボルダリングができるなんて、子どもにとっても嬉しいことでしょう。家でゲームをしているより健康的ですし、家族が見守っている中で体が動かせるのは安心ですね。

ボルダリング1

仕切りの壁がボルダリングウォールに。家の中で好きなときに楽しめるアイデア。

 

ボルダリング2

ロフトの壁はボルダリングができるような仕様に。天井には鉄棒もついている。

ゆったりおやすみなさい。ハンモックでお昼寝

マンションは基本的に鉄筋コンクリートでできているので、構造は木造住宅よりしっかりとできています。木造では天井から何かを吊るすのは、強度を確かめないと難しいかもしれませんが、マンションなら比較的自由にできるでしょう。

そこで、天井からハンモックを吊るすという楽しいアイデアが。ハンモックでお昼寝する、またそれだけでなく、座って本を読んだり、テレビを観たり。ソファ代わりにも使えます。家の中でユラユラと揺れるハンモックに座るのは、ちょっと贅沢な時間になるのでは。

ハンモック1

リビングに吊るされたハンモック。ゆらゆら揺れてくつろいで。

 

ハンモック2

ハンモックは、明るい光の入る窓際に吊るされている。家の中で遊んだり、和んだり。

 

ロフトは実用と遊びを兼ね備えたスペース

住空間を機能的に使うために、ロフトを設けるというのは賢い選択。というのは比較的、使うことの少ない上部の空間を活用できるからです。

ロフトは収納やベッドとして使えますが、もうひとつ、子どもの遊び場としても活用できそうです。しかも子どもたちは、狭い空間が大好き。その場所で秘密基地のように、友達と遊んだり、大事なものをしまっておいたり。また、梯子を使って上に登っていくというのも、ワクワクする楽しみのようです。子ども専用でなくても、子どもが友達と遊んだりできるようなロフトの空間があれば、毎日が楽しく過ごせそうです。

隠れ家

上部が遊び場になったロフト。子どもが大好きな隠れ家のようなスペース。

 

ロフト

スペースを活用するために設けたロフト。子どもたちの格好の遊び場に。

 

こっそり通り道

ドアは黒板仕様。壁の下部に出入り口をつけた楽しい造作。

 

家の中で楽しく過ごせるというのは、家族みんなにとって幸せなこと。子どもたちが成長した後も、楽しかった時間は素晴らしい思い出になるでしょう。また、楽しい思い出の多い子ども時代を過ごした人は、情緒面も安定しているとか。もちろん、子どもにとって楽しい住まいのアイデアは、大人にとっても楽しめるものになるはずです。

この記事の執筆
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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