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リノベーション時に失敗しないカーテン選び|7つのポイントと注意点

住まいをリノベーションする際、間取りや家具と同様に自由なアイデアで選べるカーテン。

しかし、いざカーテンの部分はどうしようかと考えたとき、

「リノベーション時、カーテンはどこからどこまで自由にできるの?」
「カーテンを自由に決められるといっても、どんな選択肢があるの?」

こんなふうに悩んでしまっていませんか?

リノベーションでインテリアを自由に選べることは知っていても、カーテンについてはどこまで自由に変えられるのか分からないという方も多いでしょう。

部屋の印象を決める際にカーテンは重要な存在となるため、理想の住まいを完成させるためにカーテン選びは絶対に失敗したくありませんよね、

そこでこの記事では、下記について解説していきます。

  • リノベーション時にカーテン選びで考えるべきポイントは何か
  • リノベーション時にカーテンを決める際の注意点
  • リノベーション時に役立つカーテンの活用方法

この記事を読めば、リノベーション時にカーテンを選ぶ際にどのような選択肢があり、どういった部分に気を付けて決めていけばよいのかがわかるでしょう。

後悔のないカーテン選びを行うために、ぜひ役立ててくださいね。

目次

リノベーション時にカーテン選びで考えるべきポイント7つ

通常、カーテン選びの選択肢といえば、カーテンの色や生地などをイメージする方がほとんどでしょう。

しかしリノベーションとなると、選択肢はぐっと広がります。ゼロから部屋を作るという状況で自由度がアップするためです。

理想の部屋にするためにはカーテンをどのように設置するか、どのようなパーツを選べば良いかなど、様々な面で選べる選択肢が増えてきます。

その際、考えるべきポイントが全部で7つあります。

これらを考えて選択していくことで、自分がつくりたい理想の部屋に近づけることができるはずです。

ここからは、上記のポイントについて順番に解説していきます。

1-1. カーテンをつける部屋の用途やコンセプト

まず一番に考えるべきなのは、カーテンを付ける部屋をどのように使いたいかということです。

部屋の印象はカーテンによって大きく左右されます。部屋の用途を決めずにカーテンを選んでしまうと、その部屋の用途とカーテンが与えるイメージがちぐはぐになってしまいかねません。

例えば、寝室に明るく派手な印象のカーテンを付けてしまうと、リラックスしたいスペースなのに落ち着かない雰囲気になってしまいます。

逆に明るい雰囲気の部屋にしたいと思って他の家具を揃えたとしても、カーテンが暗い印象になってしまうと部屋全体も一気に暗くなってしまいます。

つまり、その部屋をどのように使い、どんな印象にしたいかを先にしっかり決めておかないと、せっかく選んだカーテンがイメージに合わないという失敗に繋がる可能性があるのです。

そういった失敗をしないためにも、まず最初にそれぞれの部屋のコンセプトを考えてから、どのような設計でリノベーションをして家をつくっていくのか方向性を決めるのが良いでしょう。

部屋のコンセプトがすぐには思いつかず難しいと感じる方は、どのような雰囲気の中で過ごしたいのか、その部屋で何がしたいのかを考えてみてください。

カフェ風のオシャレ空間でお茶を飲みたい、シックな落ち着いた雰囲気の場所で仕事をしたいなど、簡単な内容で十分です。そこから深掘りして詳細を決めていきましょう。

また、インテリア雑誌等を参考にするのもおすすめです。

このようにカーテンを選ぶ際は、あらかじめ部屋の用途やコンセプトを考えておきましょう。

1-2. カーテンレールの設置方法

次に、カーテンレールの設置方法を選びます。そもそも、「カーテンレールの設置方法に選択肢があるの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。

主な方法は以下の3つになります。

  • 正面付け
  • 天井付け
  • 天井埋め込み

カーテンレールはあまり目につかないためどれも変わらないと思われがちですが、意外と部屋全体の印象に大きく影響してきます。

新築物件を建てる際やリノベーション時にしかできない設置方法もあるため、どのような特徴があるのかしっかり確認しておきましょう。

1-2-1. 正面付け

正面付けとは、カーテンレールを窓枠の上部に壁から出っ張って取り付ける設置方法です。賃貸の住まいなどは、こちらの取り付け方法が一般的となっています。

正面付けは、窓枠の上部から窓を覆うようにひと回り大きいサイズのカーテンを仕様するため、光が漏れにくいことが大きな特徴です。

また、窓を覆って隙間をなくすことで空気が逃げにくくなることもメリットのひとつとなります。

これらのことから、正面付けがおすすめなのは以下のような部屋です。

  • 寝室のように外の光を遮りたい部屋
  • 冷暖房の効率を上げたい部屋

1-2-2. 天井付け

天井付けとは、以下の3つの設置方法を指します。

  • 窓がある部分の天井にカーテンレールを設置する
  • カーテンボックスにカーテンレールを設置する
  • 窓枠の内側にカーテンレールを設置する

※カーテンボックス:カーテンレールなどの取り付け部分を隠すことを目的とした箱型のボックス

天井付けの特徴は、カーテンの取り付け部分があまり目立たずすっきりとした印象になることです。

天井、またはカーテンボックスにカーテンレールを設置すると、カーテンの長さが長くなり部屋の高さが強調されるため、部屋や窓が大きく見えます。

また、窓の上部にエアコンや家具などを設置したい方は、窓枠の内側にカーテンレールを設置すればカーテンレールが邪魔になりません。

これらのことから、天井付けがおすすめなのは以下のような部屋です。

  • リビングなど広く見せたい部屋
  • カーテンを付ける窓の上にエアコンや家具を設置する部屋

ただし、窓枠の内側にカーテンレールを設置する場合は、窓の大きさよりも小さめのサイズのカーテンを取り付けることになるので、隙間が空いて外の光が漏れやすくなってしまうことは知っておきましょう。

1-2-3. 天井埋め込み

天井埋め込みは、天井にレール用の溝を作り、レール部分を完全に隠して設置する方法です。

天井にカーテンレールを取り付けるという意味では天井付けと似ているのですが、レール用に溝をつくって埋め込むという点で異なります。

この設置方法は、部屋の高さが強調されることはもちろん、カーテンのドレープが綺麗に見えて洗練されたおしゃれな印象を与えるという特徴があります。

このことから、天井埋め込みがおすすめなのは以下のような部屋です。

  • 広く見せたい部屋
  • おしゃれに見せたい客室などの部屋

天井埋め込みはリノベーション後では取り付けが難しい設置方法のため、実際にリノベーションに取り掛かる前に希望を伝えておきましょう。

1-3. カーテンレールの種類

次に、カーテンレールを選びましょう。カーテンレールは、主に以下の2つの種類に分けられます。

  • 機能性レール
  • 装飾性レール

カーテンを付ける部屋の用途や、どんな印象の部屋にしたいかによって選ぶ必要があります。詳しい特徴をみていきましょう。

1-3-1. 機能性レール

機能性レールとは、一般的なカーテンレールとして広く利用されているもので、シンプルかつ機能を重視したものです。様々な形の窓に対応することができます。

素材はステンレスやアルミ、樹脂が多く、安価で取り付けられることがメリットと言えます。

カーテン本体を取り付ければ機能性レールはほとんど目立たなくなります。

そのため、機能性レールは以下のような場合におすすめのカーテンレールです。

  • シンプルでスリムな見た目が好みの場合
  • 遮光など、レールに機能をもたせたい場合

たとえば、遮光に特化した機能性カーテンレールなどもあり、レールの上に載せるトップカバーと、レール横部分までカーテンが閉まる仕様が、外の光や外気の漏れを防いでくれます。

寝室などの遮光性を高めたい部屋への取り付けに最適です。

平らなトップカバーは、ほこりがたまってもさっとふくだけできれいになり、掃除が楽なのもよいですね。

参照元:フルネス

1-3-2. 装飾性レール

装飾性レールは、デザインにこだわったタイプのレールです。インテリア性が高く、装飾性レールを設置するだけで洗練されたイメージを与えられます。

素材は木材や鉄などがあり、デザインも豊富です。設置する部屋のコンセプトに合わせてレールを選べば統一感も出せるでしょう。

装飾性レールを取り付ければ部屋の雰囲気をガラッとオシャレなものに変えてくれます。

そのため、以下のような場合におすすめです。

  • 自室や客室などを手軽におしゃれな空間にしたい場合
  • 個性のある部屋にしたい場合

たとえば、木目調の球体のキャップなど、個性的な雰囲気のレールなどもあります。

参照元:TOSO

1-4. カーテンのスタイル

参考元:サンゲツ

次に、カーテンのスタイルを決めていきます。カーテンのスタイルは、ヒダの数やカーテンレールに取り付ける部分の形などによって異なります。

カーテンのスタイルが変わるだけでも部屋の印象はかなり変わってくるため、部屋のコンセプトに合ったスタイルを選ぶようにしましょう。

主なカーテンのスタイルの特徴を見ていきましょう。

1-4-1. 1.5倍ヒダ

1.5倍ヒダは一般的なカーテンの形とされ、既製カーテンの多くはこのスタイルです。カーテンの幅の約1.5倍の生地が使用されており、スッキリとした印象になります。

ヒダ部分で2つの山がつくられるため、「2つ山ヒダ」とも呼ばれています。

1.5倍ヒダがおすすめなのは以下のような場合です。

  • 手頃な値段のカーテンを探している場合
  • 部屋をスッキリとした印象にしたい場合

1-4-2. 2倍ヒダ

2倍ヒダはカーテンの幅の2倍の生地が使用された、ボリュームのあるスタイルです。1.5倍ヒダよりも継ぎ目の幅が狭くなり、たっぷりとしたドレープが高級感を出してくれます。

ヒダの部分で3つの山がつくられるため、「3つ山ヒダ」とも呼ばれています。生地を多く使用する分やや高価になるため要注意です。

2倍ヒダは以下のような場合におすすめです。

  • 客室などをエレガントな印象にしたい場合
  • 高級感をだしたい場合

1-4-3. フラット

フラットはカーテン上部の吊り元にヒダがないスタイルです。「ノンプリーツ」とも呼ばれています。

ヒダが生地の模様を邪魔しないことが特徴となります。

フラットは以下のような場合におすすめです。

  • カーテンの柄や色を楽しみたい場合
  • カーテンをふわっとした見た目にしたい場合

1-4-4. ハトメ

参照元:tooolbox

ハトメは生地の上部に穴を開け、ポールに通して吊るすシンプルなスタイルです。ドレープがカジュアルにスッキリと見えるのが特徴となります。

また、子どもっぽすぎないかわいらしさが人気を集めているスタイルでもあります。

ハトメがおすすめなのは以下のような場合です。

  • カジュアルかつオシャレな雰囲気を出したい場合
  • 子ども部屋のカーテンを、大きくなってもそのまま同じものを使いたい場合

1-4-5. ギャザー

参照元:toolbox

ギャザーは、カーテン上部にヒダではなくギャザーをあしらったスタイルです。ふんわりとした優しい印象となります。

ギャザーがオススメなのは以下のような場合です。

  • カフェ風のコンセプトにしたい場合
  • ふんわりとした柔らかい印象を出したい場合

1-4-6. タブ

参照元:リリカラ

タブは、カーテンの共生地をタブ状にしてカーテン上部に取り付け、ポールに吊るスタイルです。ラフで可愛らしい印象が特徴。

カーテンフック代わりにタブ状の布を通すので少し滑りが悪いですが、あまり開け閉めをしない腰高窓などに取り付ければ気にならずにオシャレな雰囲気を出せます。

タブは以下のような場合におすすめです。

  • ラフでおしゃれな印象を出したい場合
  • 腰高窓など、あまり開け閉めが多くない窓に取り付けたい場合

1-5. カーテンの色・デザイン

次は、カーテン本体の色やデザインについてです。

部屋を構成する色の配分は以下の3つといわれており、カーテンは主役となるメインカラーにあたるため、部屋のイメージを大きく左右します。

上記の構成を理解した上で、他のインテリアとバランスを取りながら色やデザインを選ぶと、失敗する可能性は低くなるでしょう。

また、部屋の用途も考慮する必要があります。

例えば、ゆっくりくつろげるリビングにしたい場合は、リラックス効果のあるベージュや緑などの優しい色味を使い、派手な色や柄は避けておきましょう。

また、自室を個性のあるポップな雰囲気にしたい場合は、他の家具の色合いとかけ離れた色にならない程度に明るい色を選びましょう。その際、少し大きめの柄が入ったカーテンを選ぶのもおすすめです。

このように、部屋をどう使うか、どのような家具を置くかもあわせて考えていくと、それぞれがちぐはぐになってしまうことなくコーディネートできます。

1-6. カーテンの長さ

基本的にカーテンの長さは、カーテンレール部分から測って長さを決めます。

その際、窓枠の下までの長さにぴったり合わせるわけではなく、窓の種類やどのように見せたいかによって長さを変える必要があります。

例えば、腰高窓であれば窓枠の下よりも20㎝ほど長くすることで断熱効果をアップさせることができます。

また、庭やバルコニーの出入口となる掃き出し窓であれば、引きずらないように窓枠の下よりも1~2㎝ほど短くするのが一般的です。

逆に、わざと10㎝ほど長くして裾を引きずることで、ヨーロッパ風のエレガントな印象にすることもできるため、好みに合わせて長さを調節しましょう。

1-7. カーテンの機能性

カーテンの見た目も重要ですが、機能性にも気を付けて選びましょう。そうすることで、部屋の快適さもぐんと向上する可能性があります。

例えば、日当たりの良い部屋は昼間に温度が上がってしまいますが、遮熱効果のあるレースーカーテンを選べば、カーテンを閉めていても明るいままで気温の上昇を防げます。

また、寝室に光をあまり入れたくない場合は遮光性の高い機能のカーテンを選べば、心地よい睡眠を得ることができるでしょう。

このように、部屋によってカーテンの機能性を選ぶことで、快適な空間づくりができるのです。

リノベーションでカーテン決める際の注意点3つ

リノベーションでカーテンを選ぶ際、もちろん自分の好みや理想に合わせて選ぶのが1番です。しかし、その際一緒に考えるべき注意点もあります。

これらをしっかり考慮しておかなければ、思い描いていたリノベーションの仕上がりとは異なってしまったということになりかねないので、事前にチェックしておきましょう。

2-1. オーダーが必要なサイズか

カーテンレールの設置方法などでカーテンの必要な長さは異なってきますが、そこで注意しなければならないのは、既製カーテンに希望の長さがあるかどうかです。

既製カーテンのサイズは、以下の3つが一般的です。

  • 幅100×長さ135cm
  • 幅100×長さ178cm
  • 幅100×長さ200cm

上記以外の長さが必要であれば、オーダーで希望の長さのカーテンを依頼しなければならず、既製カーテンより値が張ってしまいます。

そうなると、後々模様替えでカーテンを変えたくなった時も都度高い費用がかかってしまいます。既製サイズ内で選びたいのか、オーダーになっても希望のサイズを優先させたいのかは考えた上で選びましょう。

2-2. リノベーション後の部屋とバランスがとれているか

部屋のコンセプトや配置する家具などを全く決めないまま先に好きなカーテンを選んでしまうと、リノベーション後にバランスの悪い印象となってしまう可能性があります。

例えば、ポップな色やデザインがかわいいカーテンに一目惚れして選んだのはいいものの、リノベーションで床や壁、家具などはシックな雰囲気が好きで揃えてしまっていると、統一感のない部屋になってしまいます。

このような失敗をしないためにも、リノベーションを進める際に、設計担当者にも相談してみましょう。

自分で決める場合は、工事完了直後などイメージしやすい状況になってから決めることで大きな失敗を防ぐことができるでしょう。

2-3. リノベーションの予算におさまるか

カーテンは選ぼうと思えば多くの選択肢のあるインテリアです。好みに合うもの、部屋に合うものを優先して選んでいると、気付かないうちに高額になってしまう可能性があります。

特に、見た目を重視しすぎて、リノベーションの工事費が余分にかかったり、既製カーテンに合うものがなくオーダーになってしまったりすると、費用は大きくアップしてしまうでしょう。

そのため、リノベーションの予算のうち、どのくらいをカーテンに割り当てるかをあらかじめ決めておき、その予算に合ったもので理想に近いカーテンを選ぶようにしましょう。

リノベーションの際に検討したいドレープカーテン以外の選択肢

せっかくリノベーションを行うのであれば「個性を出したい」、「よりオシャレなものを選びたい」と考えている方は、カーテン以外の選択肢を検討することをおすすめします。

窓につけるものといえば、布製のドレープのあるカーテンをイメージする人がほとんどでしょう。しかし、カーテン以外にもブラインドやスクリーンなど、多くの選択肢があるのです。

ここからは、以下の4つの選択肢を紹介していきます。

3-1. ベネシャンブラインド

ベネシャンブラインドとは、横に長いスラットと呼ばれる羽根を上げ下げして開閉する横型ブラインドのことです。ブラインドといえば、このベネシャンブラインドを思い浮かべる人が多いでしょう。

以前は、オフィスや公共施設などに使われているイメージが強かったですが、近年ではカラーや素材、デザインなどが豊富になり、一般家庭でもオシャレなインテリアとして利用されることが増えてきています。

横長のスラットの向きを調節することで、外からの光の量を調節したり、視線を遮ったりすることができます。また、室内の空気の流出を防ぎ、冷暖房効率を上げられるというメリットもあります。

これらのことから、ベネシャンブラインドがおすすめな場合は以下の通りです。

  • 外からの視線が気になる窓の場合
  • 時間によって日の光を調整したい部屋の場合
  • 冷暖房の効率を上げたい場合

●おすすめのベネシャンブラインド
・天然木 ウッドブラインド

出典:楽天市場

天然木の素材を使用したベネシャンブラインドです。6色の基本的なカラーに加え、有料オプションで北欧風の木目を再現したカラーや、ヴィンテージの風合いを再現したハンドメイド塗装のカラーなども選べます。

ウッドブラインドは洗練された落ち着いた雰囲気を演出でき、おしゃれに彩りたいリビングや趣味の部屋などに取り付けるのがおすすめ。

桐のスラットを使用した重量の削減や、耐久性や軽さなどから最適と判断された厚さ2.2㎜のスラットは、快適に使用できるような工夫がされています。

スラットの幅や操作コードの種類などを自分好みにカスタマイズできるため、選択肢の幅が広がり、選びがいがありますよ。

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3-2. バーチカルブラインド

バーチカルブラインドは、帯状のスラットが縦方向に吊られた縦型のブラインドです。

通常のカーテンのように、左右にブラインドを開閉できます。ベネシャンブラインドと同様、スラットの向きを調節することによって光の量などを調節します。

縦のラインが強調されるため、掃き出し窓などの大きな窓に取り付けると、部屋を広く見せる効果が期待できるのが大きなメリットです。

また、素材を透け感のあるものにすれば、外からの視線を遮りつつ外の光を取り入れて、開放感あふれる雰囲気を演出できます。

これらのことから、バーチカルブラインドは以下のような場合におすすめです。

  • 大きな窓にブラインドを付けたい場合
  • 部屋をすっきり広く見せたい場合
  • 時間によって日の光を調節したい場合

●おすすめのバーチカルブラインド
・【TOSO トーソー コルト シリーズ コルトエコ 遮熱 デュアル100 ウォッシャブル 】バーチカルブラインド

出典:楽天市場

「TOSO」のバーチカルブラインドのなかでも、遮熱性があり、洗濯ができるタイプのものです。こちらの商品で選べるカラーはパステル系の6色。柔らかい印象の部屋にしたい場合に選びたいラインナップが揃っています。

コルトエコシリーズは、シースルーの生地で日の光をしっかり部屋に取り込んでくれますが、日射熱を約70%もカットしてくれるため省エネにも繋がります。

リビングや客室などを、明るくすっきりとした印象にはしたいけれど、エアコンの効率は上げたいという場合におすすめです。

幅や高さを細かく調整して注文できるため、家の窓のサイズにばっちり合った仕上がりになりますよ。

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3-3. ロールスクリーン

ロールスクリーンとは、ロール状の布をチェーンやコードを使って下げたり、巻き上げたりするものです。不要な部分はロール状になっているためかさばらず、すっきりとした印象となります。

フラットな面には色やデザインが映え、壁紙のような役割を果たすこともできます。窓が丸見えになってしまうのが嫌な場合は、厚地とレースがセットになったダブルタイプの利用がおすすめです。

また、巻き上げてしまえばスペースは不要のため、間仕切りや目隠しとしても利用しやすくなっています。

これらのことから、ロールスクリーンは以下のような場合におすすめです。

  • 窓をすっきりと見せたい場合
  • カーテンの柄を楽しみたい場合
  • 窓が小さくカーテンがつけにくい場合

●おすすめのロールスクリーン
・タチカワブラインド 1㎝単位オーダー ロールスクリーン(遮光1級)

出典:楽天市場

ブラインドの製造メーカーとして有名な「タチカワブラインド」のロールスクリーンです。カラーは優しいパステルの色味がそろった6色。

遮光99.99%以上の遮光1級タイプなので、外からの視線や光を完全にカットしてくれます。プライバシーを守りたい自室や寝室、浴室などに取り付けるのがおすすめです。

こちらのロールスクリーンはカーテンレールに取り付けでき、後々ロールスクリーンからカーテンにして気分を変えることも可能。

取り付け方法や操作方法、サイズなどを順番に選んでいくだけなので、簡単に家の窓に合ったロールスクリーンをオーダーできます。

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3-4. プリーツスクリーン

プリーツスクリーンとは、布素材であるファブリック生地をプリーツ加工し、ジャバラ状に折りたたむように開閉するものです。一般的に窓枠内に取り付けます。

生地が豊富で和紙のような風合いのものもあり、障子紙のように破ける心配がないため、和室に取り付けるインテリアとしても人気を集めています。

プリーツスクリーンがおすすめなのは、以下のような場合です。

  • 和室をおしゃれな雰囲気にしたい場合
  • 柔らかい光を部屋に入れたい場合
  • すっきりコンパクトな印象にしたい場合

●おすすめのプリーツスクリーン
・タチカワブラインド プリーツスクリーン▼ペルレおすすめペア(ワンチェーン式)レース:フェアリー(PS-6503~6510)との組み合わせ ミズホ

出典:楽天市場

こちらは「タチカワブラインド」のプリーツスクリーンのなかでも和紙のように透け感のある生地が特徴で、和室や和モダン調にしたい部屋にぴったりです。上下で2枚の生地の分量を決めて組み合わせるペアタイプのため、朝昼夜で部屋に入る光の量を調節することができます。

例えば和室のような低い目線の部屋には、ドレープ生地を上部にし下部に少しレース生地を使用すれば、障子の下半分がガラスになっている雪見障子のような風合いを出すことができます。

こちらは操作が簡単なワンチェーン式ですが、子どもでも安心して操作ができるコードレス式などのラインナップもあるため、チェックしてみると良いでしょう。

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窓以外にも使える知っておくと便利なカーテンの活用方法

通常カーテンといえば、窓に付ける以外の用途を考えることは少ないかもしれませんが、「間仕切り」や「目隠し」としても活用することもできます。

これらをカーテンで行うことで、自分の理想の空間づくりをより手軽に便利に行える可能性があります。順番に解説していくので、チェックしてみてくださいね。

4-1. 間仕切りに使用する

通常、部屋を作る際は壁で仕切りますが、限られた空間を壁で仕切ってしまうと圧迫感を感じてしまうことがあります。

そんな時に便利なのが、カーテンを使った間仕切りです。

カーテンを使用すれば、プライベートはしっかり確保しつつ、不要になればカーテンを開けることで開放的な空間を生むことができます。

また、カーテンで間仕切りすることで、冷暖房で調節した空気が逃げるのを防ぎ、冷暖房の効率が上がるため節約にも繋がるのです。

あまり広くない平米数でも、リノベーション時に間仕切り壁を取っ払い、2つ以上の部屋を1つにしてカーテンで間仕切りをすれば、広々とした印象になりますよ。ぜひ試してみてくださいね。

4-2. 目隠しに使用する

日々の生活の中で、「部屋の一部を隠してしまいたい」「ちょっと視線を遮りたい」と思うこともあるでしょう。

物が多くて散らかっているように見えるとき、生活感を消したスペースをつくりたいとき、目隠しにカーテンを活用すれば簡単にスッキリさせることができます。

また、収納スペースの扉やふすまが邪魔で、スペースはあるのに大きな物が片付けられないというときは、扉をはずしてカーテンを扉代わりにするのもおすすめです、

リノベーションの際は業者とイメージのすり合わせが重要

ここまで解説してきた、リノベーション時にカーテンを選ぶポイントや注意点を考慮してカーテンを選んだら、必ずしなければならないことがあります。

それは、リノベーションを行う業者と理想のイメージをしっかりとすり合わせすることです。

せっかく部屋のコンセプトに合ったインテリアを考えた上でカーテン選びを行っても、業者とうまく共有できていなければ、微妙な部分で思っていたのと異なる仕上がりになってしまう可能性があります。

お金をかけてリノベーションを行うからには、細部まで業者とすり合わせをしておくべきです。特に、カーテンレールの天井付けなどの後々変えることのできない部分は、綿密に打ち合わせしておきましょう。

まとめ

カーテンは部屋の印象づくりで大きな要素となるため、リノベーションを行う際にカーテン選びを失敗してしまうと取り返しがつかなくなってしまうこともあります。

カーテン本体のみであればカーテンを変えれば良い話かもしれませんが、設置方法やカーテンレールに関しては簡単に変えられないことがほとんどです。

そのため、よく考えて様々な面から選択していく必要があります。

考えるポイントとしては、カーテンをつける部屋の用途に合わせてイメージやコンセプトを固め、それに合わせてカーテンレールの設置方法を決め、カーテンレールやカーテン本体などのパーツについて詳しく決めていきます。

そして、それぞれのパーツを選択していく過程で注意すべき点があります。

  • 既製カーテンではなくオーダーが必要なサイズになるか
  • リノベーション後の部屋の雰囲気と合っているか
  • 最終的にリノベーション後の予算におさまるか

この3点を意識しながら、どのようなカーテンを取り付けるかを考えていくのが重要です。

これらを考慮して、理想のカーテン選びができたら、必ずリノベーションを行う業者と細部まですり合わせを行いましょう。

実際にできるかどうか分からないようなことでも、理想のイメージとして伝えることで、できるだけ理想に近い提案をしてもらうこともできます。

せっかく大きな費用を使いリノベーションを行うからには、自分の理想に限りなく近い仕上がりにするために、業者との打ち合わせはしっかりと行っておきましょう。

本記事を参考にして、失敗しないカーテン選びを行い、やって良かったと思えるようなリノベーションを実現してくださいね。

この記事の執筆
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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