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【リノベーション見積書のチェック方法】初心者でも失敗しないチェックリスト付き

この記事でわかること
  • リノベーション見積書の確認方法
  • リノベーション見積書の基礎知識
  • 良い見積書のポイントと良いリノベーション会社の選び方

リノベーションは大きな決断であり、大きな出費でもあります。

だからこそ「見積書をどう読めばいいの?」「注意すべき点は?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

見積書には、工事費用だけでなく内容・設備・有効期限など、契約前に必ず確認すべき情報が詰まっています

しかし、専門用語やあいまいな表記が多いため、初心者にとっては分かりづらいものです。

この記事では、リノベーションの見積書を正しく読み解くためのポイントをわかりやすく解説。

さらに、実際に使えるチェックリストもご用意しました

「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
西村 一宏

一級建築士
西村 一宏

ゼロリノベの取締役。一級建築士としての豊富な現場経験と元大学講師としての深い専門知識をもとに、設計施工の責任者を務める。リノベーション・オブ・ザ・イヤーなど建築関連アワードの受賞数は20以上。業界の既成観念に囚われない最適なアプローチで施主のニーズに応えている。

目次

リノベーションの見積書で必ず確認したい8つのポイント

リノベーション見積書のチェック例が記載された画像

1. 見積書そのものが正式な書類かどうか

見積書は契約の土台になる重要な書類です。

まず、見積書が正式な書類として成立しているかの確認が大切です。

・発行日が最新か(古い日付のまま使い回されていないか)
・会社名・住所・電話番号などの基本情報が明記されている

・会社印や担当者の押印・署名があるか
・割引やサービスの根拠が明確か(「特別値引き」など不自然な表記に注意)

書類として不備がある場合、あとから契約トラブルにつながる可能性があります。

2. プランと金額が希望どおりになっているか

提示された金額だけでなく、プランが自分の要望に沿っているかを確認しましょう

・間取りやデザインが要望通りか
・打ち合わせ内容が反映されているか
・費用とプランにズレがないか

西村

「費用だけ」で判断せず、プランの中身+担当者の提案力も合わせて確認しましょう。

3.「工事一式」の中身を確認

「工事一式」とだけ記載されている場合は、詳細を必ず確認してください。

・どんな工事が含まれているか
・どの設備・素材を使うのか
・不要なオプションが入っていないか

「一式」と書かれているだけでは内容が不明確

具体的に何が含まれるのかを必ずチェックしましょう。

4. 見積書に有効期限があるかどうか

リノベーションの見積書には「有効期限」が設けられているケースが多くあります

期限を過ぎると、同じ条件で工事を依頼できない場合もあるため必ず確認しておきましょう。

・建材費や人件費は日々変動するため、期限を過ぎると金額が変わる可能性あり
・極端に短い期限設定は「契約を急がせるサイン」の場合も

5. 使う材料や設備が具体的に書かれているか

見積書に「床材一式」といったあいまいな表記があると、後からグレードを落とされたり追加費用を請求されたりする可能性があります。

トラブルを防ぐためには、どこまで具体的に記載されているかをしっかり確認しましょう

・商品名やメーカー、型番まで記載されているか
・数量や単価が明確になっているか
・「床材一式」「キッチン一式」などあいまいな記載は要注意
・希望した設備や建材が反映されているか

西村

価格に不安がある場合は、インターネットで型番や相場を調べるのも有効です。

不明点は担当者に質問し、詳細を説明してもらいましょう。

6. 諸経費の妥当性

見積書には「運搬費」「現場管理費」などが、まとめて「諸経費」として計上されます。

一般的には工事費全体の 10〜15%程度が目安ですが、数字だけを見て高い・安いと判断するのは危険です。

諸経費の内訳が明記されているか
現場管理費・運搬費・安全対策費など、具体的にどんな項目が含まれているか
「諸経費一式」とだけ書かれていないか

西村

「一式」とだけまとめられていた場合、詳細を担当者に確認しましょう。

7. 重複計上がないか

見積書の確認で意外と見落とされやすいのが重複計上です。

同じ内容が別の項目名で重複して計上されていないか、しっかりチェックしましょう。

重複しやすい例

・管理費と現場管理費
・運搬費と諸経費内の運搬費
・雑工事費と共通仮設費

こうした項目は性質が似ているため、業者によっては重複して記載される場合があります。

8. 数字の正確性

見積書は最後に合計金額が正しいかを確認しましょう。

単純な足し算ミスや計算順序の違いで金額がズレることがあります。

・合計金額が正しいか
・税率や税込/税別の表記が統一されているか
・値引きの扱いが明確か(税前か税後か)

「合計金額=契約金額」になっているかを確認すれば安心です。

8つのポイントを、以下のチェックリストにまとめました

実際の見積書と照らし合わせながら確認してみましょう。

リノベーションの見積もりに関する基礎知識

施工事例③フローティングタイプのキッチンで手入れも楽

見積書のチェックポイントを理解したところで、「そもそも見積書はなぜ重要なのか?」を押さえておきましょう。

リノベーションは金額も規模も大きいため、見積書に関する正しい知識を持つことが失敗を防ぐポイントです。

ここでは、見積書の基礎知識をお伝えします。

見積書の役割とは?

リノベーションにおける見積書は、工事にかかる費用や内容を明確に示す契約前の重要書類です。

「最終的にいくらかかるか」「どんな工事をしてくれるか」を双方で確認し、以下のような認識のズレを防ぐために欠かせません。

・工事内容の範囲を確認する
・使用する設備や素材のグレードを把握する
・追加費用が発生する可能性を知る
・契約前に比較・検討する判断材料になる

見積書を正しく読み解く知識は、後悔しないための第一歩です。

リノベーションの見積もりは「概算用」と「最終用」の2種類ある

リノベーション見積もりの種類を説明している(概算用と最終用)

リノベーションの見積書には2種類あります。

西村

依頼前に目安金額として提示される「概算用」と、打ち合わせ後、契約時に提示される「最終用」です。

概算用の見積もり

概算用の見積書の役割は、お客様のやりたい内容を聞いて、おおよその費用を出すことです。

見積もりの出し方は、以下のように会社によって異なります。

・口頭でおおまかな費用を提示する会社
・一度物件を見てヒアリングし設計プランと見積書を提出する会社

あくまでも、お客様のやりたいことをベースに費用が算出されるため、最終的な金額と差が生まれやすいのが特徴です。

最終用の見積もり

最終用の見積書の役割は、希望設計プランに合わせた金額確定です。

最終の見積書を完成させるためには、次のように多くの内容を決定する必要があります。

・間取り
・デザイン
・各種設定
・希望の設計プランなど

最終の見積書は、リノベーションを依頼し、打ち合わせを行なったあとでなければ作成できません。

最終見積書は実際の支払額になるため、内訳や条件に見落としがないか丁寧に確認する必要があります

リノベーションの見積もりにおいて最初は概算費用しか出ない理由

リノベーションの見積もりで、最初に概算費用しか出せない理由は、決めるべき項目が多いためです。

お客様側も最初は希望内容が明確になっていなかったり、打ち合わせをしていくなかで変化するケースがほとんど。

正確な見積書を作成するためには、以下のような希望内容を擦り合わせていく必要があります。

間取り:部屋数や広さの配分をどうするか
デザイン:内装のテイストやカラーをどうするか
設備:キッチン・浴室・洗面台などをどのグレードにするか
造作やオプション:収納・カウンター・防音室などを追加するかどうか

お客様の希望内容がわからなければ、リノベーション会社も概算費用しか提示できません。

西村

お客様の現時点での要望を聞いてざっくりとした費用を伝えたり、仮プランで見積もりを出すのが限界です。

希望内容を含めた最終用の見積書を作成するには2〜3ヶ月必要であると理解した上で、計画を進めるようにしましょう。


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リノベーションの見積もりを依頼するまでにやっておくこと

スムーズにリノベーションを進めるためには、より希望に合った見積書を作成してもらう必要があります。

事前に整理しておけば、不要なやり直しやあいまいな見積もりを防ぎ、打ち合わせも順調に進みます

準備しておきたいのは次の2つです。

リノベーション会社のピックアップ
自分たちの叶えたい内容のリストアップ

順番にみてみましょう。

リノベーション会社のピックアップ

まずは候補となるリノベーション会社をいくつか選びましょう。

探し方とポイントは次の内容を参考にしてください。

・検索で幅広く調べる
 → インターネットで「リノベーション会社」と検索し、上位1〜5ページほどをチェックする

・気になる会社をリストアップ
 → ホームページやSNSを確認し、印象に残った会社をメモしておく

・特徴を比較する
 → 各社の「特徴」「サービス内容」「コンセプト」がわかるページを読み込み、共感できる会社を選ぶ

・事例ページは参考程度に
 → 希望のテイスト画像を見せれば多くの会社が似た提案をしてくれる

西村

会社選びでは、特徴やコンセプトをチェックすることが重要です!

関連:リノベーション会社の選び方について詳しく解説した記事

ノート
*安さだけをウリにする会社に注意会社を調べていくなかで、安さのみをウリにしているような会社には注意しましょう。工事費用があまりにも他社とかけ離れている場合、想定している工事が行われなかったり、手抜き工事を行っている可能性があります

リノベーションは設計・工事で5〜6ヶ月程度かかります。その後の暮らしにも大幅な影響が出るため、費用だけでなく、会社の雰囲気や特徴なども踏まえてピックアップしましょう。

自分たちの叶えたい内容のリストアップ

次に自分たちが叶えたい内容をリストアップしましょう。

リストアップが具体的であればあるほど、家族間でのすり合わせが十分であるほど、金額の大幅な上下を緩和できます

とくに、リノベーションの費用を大幅に左右するのは、次の6点です。

・平米数
・間取り
・壁・床の素材
・キッチン
・お風呂
・特注・造作

この中でも、キッチンやお風呂、特注造作は大幅に金額が変わるポイントです。

キッチンやお風呂はグレードによっては、300万円のものもあります。

そのため、先にある程度メーカーのサイトを見て金額を覚えておくのがおすすめです。

特注造作とは、空間や要望に合わせてオーダーメイドで職人によって作られる造り付けの家具や設備を指します。
検討している場合は、事例から画像を保存しておき、要望を伝えられるようにしておきましょう。

自分たちの要望などイメージがつかない場合は、パッケージ料金や定額制のリノベーション会社に依頼をするのも選択肢の1つです。

西村

定額制プランは金額が明朗で、どの程度のリノベーションができそうかイメージがつきやすく、費用が青天井にならないため安心感もあります。

リノベーションの見積もりを依頼する流れ

リノベーションの見積もりは、依頼してすぐに最終金額が出るわけではありません。

まず依頼の方法を選び、その後は打ち合わせを重ねてプランを固め、最終見積書が確定していきます

ここでは、依頼から最終決定までの一連の流れを見ていきましょう。

見積もりを依頼する

見積もりの依頼方法は主に以下の2つです。

・インターネットのフォームから依頼する
・個別相談や対面でヒアリングを受ける

どんな手順で進めればよいか迷ったら、まずは各社のお問い合わせフォームや電話窓口から連絡してみましょう

依頼すれば、事前に必要な情報や今後の流れを担当者が案内してくれます。

物件をこれから購入する方は、不動産会社に頼んで間取り図をコピーしておくとスムーズです。

見積もりの出し方は会社によって異なります。

・口頭で概算金額を伝える会社
・プランと一緒に見積書を提示する会社(提出まで1〜2週間が目安)

いずれの場合も、要望を具体的に伝えるほど、現実的な金額を把握しやすくなります。

西村

物件探しとリノベーションを同時に進めたい場合は、ワンストップリノベーションサービスを利用すると手間が減り、安心です
ワンストップで進める場合には、プランの打ち合わせ後、契約時に詳細な見積書をお出しする場合がほとんどです。

ノート
詳しく要望が決まってない方への注意点自分たちのやりたいことが明確になっていない場合、セミナーや個別相談などに出かけ、担当者に過去の事例の具体的な費用について聞き、いくつか事例費用を教えてもらいましょう

多くの場合、お施主様への配慮により正確な費用はサイトに上がっていません。そのため、担当者に直接の費用感を確認することが必要になります。

ここでおおまかに、何をすればどの程度の金額になるのかという費用感が少しずつわかってきます。全て決まっていなくてもいいので、自分の中で優先順位の高いものが、どの程度の費用感になるか担当者に聞いてみましょう。

依頼後の打ち合わせと見積もり修正

さらに詳しい見積書を希望する場合は、依頼後2〜3か月ほど打ち合わせを重ねてプランを固めていきます。

この過程で要望が変われば、その都度見積書も修正され、金額も変動します。

修正が生じるのは次のようなケースです。

・間取りを変更したとき
・設備や仕様をグレードアップしたとき
・追加の要望を盛り込んだとき

西村

当初の要望から大きく逸脱しないよう意識することが大切です。

予算オーバーを防ぐためにも、希望に優先順位をつけておきましょう。

最終見積もりの決定

リノベーション見積書のチェック例が記載された画像

すべてのプラン・仕様が固まった段階で、最終用の見積書が提示されます。

ここで確定した金額が契約金額の基準=支払計画の土台になるため、細部まで丁寧に確認しましょう。

見積書のチェックポイントはこちらです。

1. 見積書そのものが正式な書類かどうか
2. プランと金額が希望どおりになっているか
3.「工事一式」の中身を確認
4. 見積もり書に有効期限があるかどうか
5. 使う材料や設備が具体的に書かれているか
6. 諸経費の妥当性
7. 重複計上がないか
8. 数字の正確性

詳細は前述していますが、チェックリストを使って抜け漏れがないか必ず確認してください。

契約後に仕様変更や追加工事が発生する場合は、その都度見積書を作成 → 書面で合意の流れを徹底すれば、予算のブレを防げます。

西村

設計担当者には「大幅に金額が上がりそうな場合は事前に知らせてほしい」と伝えておくと安心です。

リノベーションの相見積もりはどう考えるべき?

日当たりのいいキッチン画像

リノベーションを検討する際、「複数社から相見積もりをとって比較したほうが安心」と考える方も多いでしょう。

ただし、各社それぞれで間取りやデザイン、設備も異なるため費用だけを比較するのはあまり意味がありません

相見積もりを考える場合は、次の点を意識しておきましょう。

・複数社を競わせる相見積もりは割高になりやすい
 →契約に至らない見積もり作成にも人件費がかかるため、結果的に契約案件に上乗せされることがある。

・費用より設計プランを比較
 →リノベーションは各社で特徴が異なるため、金額ではなく「要望がどこまで叶うか」を重視する。

・条件をそろえて依頼
 →面積や工事範囲を統一して依頼すると、公平に比較できる。

信頼できる会社かどうか確認する
 →担当者の誠実さも重要。施工実績も参考にしながら、口コミやSNSも含めて総合的に判断しましょう。

また、利用する際は以下のようなマナーを意識することも大切です。

プラン変更を何度も依頼しない
 →契約につながらない見積もりに何度も修正を求めるのは、相手に大きな負担となります。

他社の見積もりを使って値引き交渉をしない
 →安易な値引き交渉は信頼関係を損ねる原因になります。

契約が決まったら必ず他社へお断りの連絡を入れる
 →感謝の気持ちを添えて丁寧に伝えましょう。

西村

相見積もりは比較のために活用する手段」であって、業者を試す場ではありません


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リノベーションで、自分たちの理想を100%叶えるためには住まい手に寄り添う作り手の存在が不可欠。

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良い見積書・信頼できる会社を見極めるポイント

見積書をチェックする際に「これは信頼できるものなのか?」と迷う方も多いでしょう。

ここでは、良い見積書と悪い見積書の違いに加えて、信頼できる会社の見極め方をまとめました。

良い見積書の特徴

良い見積書には次のような共通点があります。

・摘要欄が詳細に記載されている
 →商品名、サイズ、仕様、補修費などが明記されている

・材料や設備が具体的に示されている
 →商品名、メーカー、型番、単価、数量がはっきりと書かれており、希望内容との相違が確認できる

・数量が正確である
 →塗装面積や配管の長さが実測に基づいて記載されている

・工事内容が明確
 →「一式」とだけ書かれず、どのような工事をするのか具体的に記載されている

悪い見積書の特徴

知識が少ないと、悪い見積もりの判断が難しいのが事実です。

以下のような見積書には注意しましょう。

・「工事一式」「材工」などのあいまいな表記が多い
・商品名や型番が書かれていない

・合計金額がざっくりで、内訳が不明確
・説明なく署名や押印を求められる

気になる点や、わからない箇所は詳しく説明してもらう必要があります。

西村

見積書の内容に迷ったら、住まいるダイヤルのような公的相談サービスに頼るのも安心です。

第三者の専門家に確認してもらうことで、納得してリノベーションを進められます

信頼できる会社を見極めるポイント

見積書の内容と同じくらい大切なのが、会社や担当者の信頼性です。

担当者との相性と提案力
 →疑問を丁寧に解消してくれるか、自分の要望を正しく理解してくれるか。契約を急かさない姿勢も大切

会社の専門性と実績
 →得意分野や施工事例を確認。SNSや口コミも参考にする。現地調査を丁寧に行う会社は信頼度が高い

アフターサービスと保証
 →工事後の点検や不具合対応、保証範囲が明確かを確認。下請け依頼時の責任範囲も要チェック

見積もりプロセスの透明性
 →作成期間や無料範囲を事前に提示しているか。他社見積もりを使った値引き交渉を避ける姿勢も重要

工事は長期にわたるため、安心して任せられる相手かどうかを見極めることが成功のカギになります。

リノベーションの見積もりに関するよくある3つの質問

リノベーションは費用も規模も大きいため、見積書をどう確認するかが成功のカギとなります。

ここでは、初心者の方が特に気になる「見積もりに関するよくある質問」を3つまとめました。

後悔しないリノベーションのために、ぜひチェックしてください。

①リノベーションの見積もりは無料ですか?

基本的に概算見積もりまでは無料で対応してくれる会社が多いです。

ただし、以下のようなケースは有料になる場合もあります。

・現地調査が必要な場合
・詳細なプランニングを依頼する場合
・耐震診断・雨漏り診断など専門調査を行う場合

依頼前に「どこまで無料か」を必ず確認しましょう。

②見積もりは何社に依頼すればいいですか?

比較検討のためには、2〜3社程度に依頼するのがおすすめです。

あまり多くの会社に依頼すると、比較が難しくなり時間がかかってしまいます

条件を揃えて依頼することで「おおよその費用感」を比較することは可能です。

西村

リノベーションは各社でプランや設計思想が異なるため、費用だけでなく「要望が反映されているか」や「提案力」も重視するようにしましょう。

③見積書をチェックするうえでとくに重要なポイントは?

初心者がまず確認すべきは次の3点です。

「一式」などあいまいな表記が多くないか
材料や設備の型番・単価・数量が具体的に記載されているか
合計金額に計算ミスや不自然な割引がないか

これらを押さえておくだけでも、トラブルを未然に防ぐ可能性が高まります

まとめ:リノベーションの見積もりは詳細までチェックし不明点は担当者に確認する

この記事のまとめ
  • リノベーションの見積書は後悔を防ぐカギ。項目ごとに丁寧にチェックすることが大切
  • 「工事一式」や不明確な諸経費に注意し、8つのチェックポイントでトラブルを防ぐ
  • 信頼できる会社や担当者を選び、安心してリノベーションを進める

この記事では、リノベーションの見積書をチェックするポイントと重要性について解説しました。

リノベーションは数百万円規模の大きな買い物です。

だからこそ、見積書を細かく確認して不安やトラブルを防ぐ必要があります。

とくにチェックすべきポイントは以下の8つです。

1. 見積書そのものが正式な書類かどうか
2. プランと金額が希望どおりになっているか
3.「工事一式」の中身を確認
4. 見積もり書に有効期限があるかどうか
5. 使う材料や設備が具体的に書かれているか
6. 諸経費の妥当性
7. 重複計上がないか
8. 数字の正確性

チェックリストを活用しながら、1つずつ確認していけば抜け漏れを防げます。

リノベーションを成功させる第一歩は、信頼できる会社をピックアップすることです。

ゼロリノベではリノベーションの実績が豊富にあり、物件の選定から間取りプランのご相談、施工までワンストップでのサポートが可能です。

西村

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この記事の制作体制
  • Go_Sato

    ゼロリノベの共同創業者。創業以来、延べ2.5万人に対してセミナーを実施。「大人を自由にする住まい」というコンセプトをサービスの軸に据え、住宅購入という人生で最も大きな投資をするこの瞬間、この重要な選択を通じて人々が自由を感じられる...

  • リノベーション・オブ・ザ・イヤーを受賞した設計・施工部門の責任者としてゼロリノベ建築を担う。

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