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理想のハワイ風住宅へリノベーション!成功のポイントや流れを解説

「ハワイアンハウスに憧れがあるけど、我が家もできるかな?」
「ハワイ風のリノベーションってどうすればいいんだろう?」

などとお悩みではありませんか。

結論からお伝えすると、どんな住宅もリノベーションをすればハワイアンハウスに変身することができます。

ハワイアンハウスにするためのポイントは

  • 平屋にする
  • 空間を広くしてゆとりを持たせる
  • カバードポーチを設置する
  • 外壁を木材の横張りにする
  • 窓を替える
  • ハワイアンインテリアにする

などがあります。このポイントを抑えることでハワイアンハウスに近づけることができますよ。

実は、本場のハワイアンハウスは敷地が広くゆったりとした作りが多いので、敷地の確保が難しい日本では平屋やウッドデッキなどをそっくりとマネするのは難しい場合も多いです。

しかし、「うちは敷地の狭い2階建てだからできないわ……」「うちはマンションだから無理かも……」と諦める必要はありません。この記事でお話しするポイントを押さえることで、ハワイ風にリノベーションすることができます。

この記事では

◎ハワイ風リノベーションの施工のポイント
◎ハワイ風のリノベーションにはインテリアや小物も重要
◎理想のハワイアンハウスを叶えるコツ
◎ハワイ風のリノベーションを行う流れ
◎ハワイ風リノベーションを依頼する会社の選び方
◎ハワイ風リノベーションを成功させるコツ

について解説していきます。

ハワイ風にリノベーションしたいとお考えの方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。

目次

ハワイ風リノベーションの施工のポイント

築年数の経った日本家屋でも、リノベーションすることでハワイ風の住宅に生まれ変わることができることが分かったかと思います。ここではどのようにすればハワイ風にできるのか、リノベーションするポイントを解説していきますね。

ハワイアンハウスにするためのポイントは以下の5つです。

それぞれ解説していきますね。

1-1.平屋で簡素な作り

平屋で簡素な作りにするとハワイアンハウスになります。

ハワイアンハウスの代表例として「プランテーションハウス」があります。

プランテーションハウスのイメージとしては、上のイラストのような平屋の住宅のことを呼びます。

古い時代にハワイのサトウキビ農園で働く移民が住んでいた庶民的な家がプランテーションハウスで、この平屋で簡素な作りが古き良きハワイを象徴しているのです。

伝統的なハワイの建物であるプランテーションハウスをイメージすると、ハワイアンハウスに近づけることができます。しかし、最近ではこのプランテーションハウスの他にも、現代のハワイの生活をイメージした住宅のことをハワイアンハウスと呼ぶことも増えてきました。

ただし、2階建てやマンションに住まれている方は平屋にすることが難しい場合もあるでしょう。そういった場合は、後に紹介しますが、外観や間取り、内装の作り、インテリアでハワイアンハウスにすることは可能です。

1-2.空間を広くしてゆとりを持たせる

空間を広くしてゆとりを持たせるというのも、ハワイアンハウスにするポイントです。

ハワイのお家は1つ1つの部屋が広くゆったりとしています。部屋数は少なくても1部屋の大きさが広いとハワイのような雰囲気になります。

例えば、リノベーションする前はキッチンとリビングが分けられていた2DKを、ワンフロアの広い空間にしたとします。そうすると壁がなくなり開放感が出ますよね。

このように開放感がありゆとりのある空間があるとハワイアンハウスになります。

1-3.カバードポーチを設置する

上の写真のように玄関前にカバードポーチがあると一気にハワイアンな雰囲気を出すことができます。

【カバードポーチとは】
カバードポーチとは屋根のあるポーチやデッキのことです。一般的な日本の住宅は玄関前のスペースだけ屋根がかかっていることが多いですが、カバードポーチは玄関前に大きなウッドデッキが広がり、そのデッキの上を家の屋根がそのまま覆っているスタイルです。

カバードポーチを設置することで一気にハワイアンハウスに近づけることができますよ。

1-4.外壁は木材の横張り

外壁を木材の横張りにすることもハワイアンハウスになるポイントです。

最近のハワイアンハウスは外壁がこの木材の横張りではない住宅も多いので、必ずしなくてはならないというものではないですが、プランテーションハウスの名残りから、この外壁にするとハワイアンハウスのイメージに近づけることができます。

また、外壁の色に関しても決まりはありませんが、白や明るい色にして一色にするとハワイアンハウスを印象づけることができますよ。

1-5.窓を替える

窓を替えることもハワイアンハウスにするポイントです。上の写真のような太い窓枠で囲まれているシンプルな作りの窓がハワイアンハウスには多いです。

このように窓を替えるだけでハワイアンハウスに近づけることができます。どんな窓にするかは好みによりますので、インターネットで「ハワイアンハウス」などと検索して画像を見ながら好みのイメージを決めていくと良いでしょう。

ハワイ風の家づくりにはインテリアや小物も重要

ハワイアンハウスにするには、家のリノベーションだけでなくインテリアや小物による空間作りが非常に重要です。せっかくお家をハワイアンハウスにリノベーションしても、インテリアを間違うとハワイアンハウスの雰囲気にはなりません。それくらいインテリア選びは重要なのです。

ここでは、ハワイアンハウスにするためのインテリアや小物選びのポイントを解説していきますね。

2-1.キーカラーを取り入れる

ハワイアンハウスにするには鮮やかな色使いを意識すると良いでしょう。ハワイと言えば、青い海や豊かな自然を連想する方も多いです。

ハワイアンなインテリアにするには「青・緑・白・茶」をキーカラーにするのがおすすめ。特にメインカラーは白やブラウンなどシンプルな色でまとめると、ハワイアンテイストの小物が映えます。

さわやかなイメージにしたいなら白を基調にして青を指し色で入れるとマリンテイストになりますし、茶色をベースにすると大人なハワイを演出することができます。

ハワイと一言で言っても、明るい常夏の海もあれば、ブラウン系で落ち着いたハワイにもできるのでお好みのハワイテイストにすることができますよ。

2-2.ハワイアン家具にする

ハワイアン家具や植物を取り入れることで一気にハワイアンハウスにすることができます。

ハワイアン家具と言えば木目を活かしたものや、上の写真のようなラタン(藤)を取り入れるのがおすすめです。

藤で編まれた家具を置くことで、涼しげで落ち着いたリゾートホテルの雰囲気を醸し出してくれます。また木目を活かした家具は自然に近く、落ち着いてゆっくりできる空間を作ることができます。

2-3.観葉植物を置く

自然豊かなハワイの雰囲気を出すためには、観葉植物も欠かせないアイテムの1つです。特に、モンステラ・ヤシの木・パキラ・ココヤシ・ズワイクモなどの南国の観葉植物は、ハワイアンインテリアに合うのでより南国感を演出してくれるでしょう。

またハイビスカスやプルメリアなどのハワイを連想させる花を一緒に置くことで、より鮮やかになりますよ。

2-4.海岸をイメージさせる小物が◎

海岸をイメージさせるような小物やハワイらしいインテリアを置くことで、気軽にハワイの雰囲気を演出することができます。

例えば、次のようなものがあります。

【フラドールなどハワイの置物】

フラドールなどの置物は目に入っただけでハワイをすぐに感じることができます。また近くにハイビスカスなどを一緒に飾ることで華やかになり、見るだけで気分を高めてくれそうです。

【サーフボード】

サーフボードを置いたり壁に飾ることで海がイメージでき、さわやかな部屋にすることができます。また、オシャレ度を一気にアップしてくれるアイテムでもあります。

本物のサーフボードは安くても数万円以上するので高いイメージがありますが、インテリア用のサーフボードは3000円ほどからあるので、手に入れやすいですよね。サーファーズハウスのような、さわやかなハワイアンハウスにしたい方はサーフボードを置いてみると良いでしょう。

【ヒトデや貝殻、流木など】

ヒトデや貝殻はどこでも手に入れやすく価格も安価なので、取り入れやすいアイテムです。リビングだけでなく、トイレや洗面所、玄関などちょっとしたスペースに置けるのも嬉しいですね。

また最近人気の流木を取り入れるのもいいでしょう。そのまま置いてもいいですし、流木に観葉植物やライトを吊るして天井や壁から吊るすととってもオシャレになりますよ。

2-5.シーリングファンをつける

シーリングファンをつけるとハワイのリゾート感がアップします。

天井が高く開放感のある住宅が多いハワイでは、シーリングファンが室温のムラをなくして
れるという役割もあるのです。

このシーリングファンは日本の気候にもピッタリで、冷暖房の効率をアップし節電効果もあるのです。リゾート感を演出しながら、節電効果もあるので魅力的ですよね。

シーリングファンにもさまざまなデザインがありますが、ハワイアンインテリアには木製のシーリングファンがおすすめですよ。

理想のハワイアンハウスを叶えるコツ

ここまで、ハワイアンハウスにするためのポイントを解説してきました。ここでは、理想のハワイアンハウスを叶えるためのコツをお話ししていきます。

あなたの理想のハワイアンハウスにリノベーションするためには、次の2ステップが重要です。

それぞれ解説していきますね。

3-1.【ステップ1】理想のハワイアンハウスのイメージを集める

まずは、あなたが理想としているハワイアンハウスのイメージを集めます。

自分の作りたい家のイメージに合う画像をたくさん集めることで、リノベーション会社の担当の方に「こういうのが好きなんだな」と好みを伝えることができます。

画像の集め方としては、

  • Instagramやピンタレストなどの写真を参考にする
  • インターネットでリノベーション業者の事例を見る

という方法があります。

各サイトで、「ハワイアンハウス」「ハワイ風リノベーション」などと検索すると、さまざまなハワイ風のハウスやリノベーション事例が出てきます。その中で、自分がいいなと思ったものは保存していき、理想のハワイアンハウスのイメージを固めていきます。

特にリノベーション会社の事例はおすすめです。工事する前と後のビフォーアフターを見ることができたり、工事費用や築年数などの詳しい状況が分かったりするので参考にしやすいです。

このように、ハワイアンハウスの情報収集をして、気に入ったアイデアや写真をどんどん集めていきましょう。

3-2.【ステップ2】リノベーション会社の担当に伝える

理想のハワイアンハウスのイメージ集めができたら、リノベーションの担当の方にそのイメージ画像を見せて、理想のハワイアンハウスはどのようなものか伝えていきましょう。

画像を見せてイメージを伝えることで、担当者の方とイメージのすり合わせをすることができますし、「こういうのが好きなんだな。だったら、こういう感じはどうですか?」と新しいアイデアをもらえます。

画像などで理想のイメージをしっかりと伝えることで、より理想のハワイアンハウスを作り上げることができるのです。

リノベーション会社の選び方について詳しくはこちらの記事もご覧ください。

ハワイ風リノベーションを依頼する会社の選び方

ハワイアンハウスにリノベーションする場合、依頼する会社選びはとても重要です。ここではリノベーションを依頼する会社の選び方をお話ししていきますね。

それぞれ解説していきますね。

4-1.親身に寄り添って丁寧に対応してくれるか

まずはリノベーション会社が親身に話を聞いてくれて丁寧な対応をしてくれるかどうかを見てみましょう。

リノベーションするにあたって、お客様の希望する予算内でできるだけ理想の空間にリノベーションできるかどうかが大事になってきます。リノベーション会社は理想のプランを作るために、顧客に話をしっかり聞いて、細かい部分まで決めていく必要がありますよね。

もしプランをたてたり見積もりを出す時に、あまり話を聞いたり細かい説明がなかったり、見積もりが細かく記入されていないような会社だと辞めたほうがいいでしょう。

契約をする前の段階でも、丁寧に親切にしてもらえないと、いざリノベーションをお願いした時に細かく希望を聞いてくれなかったり、一度打ち合わせをしただけということになりかねません。

初めにお話を聞きに行ったときから、親切に丁寧に対応してくれる会社に依頼しましょう。

【会社選びの前に予算も考えておこう】
また、会社選びに行く際には、予算を伝えることも大事です。

予算の考え方としては住宅ローンの返済比率を「手取り年収」の20〜25%以内を目安に設定しましょう。

例えば、住宅ローンの「フラット35」は返済比率30%〜35%が借り入れ可能となっていますが、借りられるだけかりてしまうと、返済が大変になってしまいます。

住宅はあくまで住むための場所であり、返済額をぎりぎりまで上げてしまうと他のことにお金が使えなくなってしまいます。

ただし、年収や共働きかどうか、子どもの有無にもよるので、明確な予算を知りたい場合はファイナンシャルプランナー等のプロに相談することをおすすめします。

予算の考え方について詳しく知りたい方はこちらの記事もお読みになってくださいね。

4-2.アフターメンテナンスがあるか

アフターメンテナンスがあるかどうかを確認しましょう。

アフターケアのある業者だと、リノベーション後に何か不具合が生じたときに修理をしてくれますので安心ですよね。アフターケアの内容は業者によりさまざまですが、例えば以下のようなことがあります。

・塗装工事をして1年後に塗装が剥げてしまったので、剝げた部分をキレイにしてもらった
・リノベーション後、半年後に内壁にひびを発見したので、修理してもらった

このようにリノベーションして時間が経ったあとに、何らかの不具合が生じる可能性は十分にありますので、アフターサービスのある会社に依頼すると良いでしょう。アフターサービスのある会社かどうかは初めに会った時に確認するとスムーズに話を進めることができます。

4-3.物件探しから始める方はリノベ会社にする

物件探しから始める場合はリノベーション会社に依頼するとよいでしょう。
リノベーションをしてくれる会社は主に、不動産会社・リフォーム会社・工務店・ワンストップなどがあります。

リノベーションをする際、今住んでいる住居をリノベーションするのか、中古住宅を購入してリノベーションするのかに分かれますよね。もし、あなたが中古住宅を購入するための物件探しから始める場合は、ワンストップのリノベーション会社に依頼すると良いでしょう。

なぜなら、不動産会社は売買のプロですが、建物のプロではないからです。ワンストップリノベーションだとリノベーションをする前提で建物の状況をチェックしてくれるので、リノベーションに良い作りや丈夫な建物を選んでくれる傾向にあるからです。

物件を購入するところから始める場合は、ワンストップのリノベーション会社がおすすめです。

ハワイ風のリノベーションを成功させるコツ

ここではハワイ風のリノベーションを成功させるコツをお話ししていきます。

ハワイアンハウスへのリノベーションを成功させるコツは、日本の風土に合わせてアレンジすることです。

1章でハワイ風にリノベーションするポイントをお話ししましたが、ハワイのお家はハワイの気候や特徴に合わせて作られているため、日本の風土ですべてをマネするのは難しいです。

例えば、ハワイアンハウスの特徴として平屋でゆったりとした作りや、玄関前に広い屋根付きのカバードポーチがあります。これらは広大な土地のあるハワイならではの作りであり、日本でそれだけ広い土地を確保するのは都心部に行くほど難しくなります。

そのため、すべてをそっくりそのまま取り入れるのが難しい場合は、どれだけハワイのエッセンスを取り入れてアレンジできるかというのが大事です。

平屋でなく2階建てやマンションでも、ハワイアンハウスにすることは十分可能です。ここまでにお話ししたポイントや、日本住宅でのハワイアンハウスのリノベーション事例を参考にしながら、リノベーション会社の人と相談してアレンジしていきましょう。

まとめ

いかがでしたか?ハワイ風にリノベーションするコツがつかめたでしょうか。。

最後にこの記事をまとめますと、

◉ハワイ風リノベーションの施工のポイントは

  • 平屋で簡素なつくり
  • 空間を広くしてゆとりを持たせる
  • カバードポーチを設置する

◉ハワイの家づくりにはインテリアや小物も重要

  • キーカラーを取り入れる
  • ハワイアン家具にする
  • 観葉植物を置く
  • 海岸をイメージさせる小物

◉理想のハワイアンハウスを叶えるためには

  • 理想のハワイアンハウスの画像をたくさん集めてプランナーさんに伝える

◉ハワイ風のリノベーションを行う流れは

  1. 会社選び
  2. ヒアリング・現場調査
  3. プラン提案
  4. 見積もり
  5. 契約・工事の準備
  6. 工事
  7. 検査・引渡し

◉ハワイ風リノベーションを依頼する会社の選び方は

  • 親身に寄り添って丁寧に対応してくれるか
  • 実績があるか
  • アフターメンテナンスがあるか
  • 物件探しから始める方はリノベ会社へ

◉ハワイ風のリノベーションを成功させるコツは
日本の風土や気候に合わせてアレンジする

この記事をもとにあなたの理想のハワイ風リノベーションができることを願っています。

この記事の執筆
  • 大月知香

    ゼロリノベの編集者。大学時代にデンマークへの留学を通して、北欧の人々の住まいに対する美意識の高さに感化される。暮らしにおける「住」の重要性を伝えたいと住宅雑誌の編集を経験。より自分らしく、自由に生きられる選択肢の一つとしてリノ...

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